573: ◆f1paZe0QfUJl  2017/06/24(土) 00:45:23.11 ID:lgZ8tvNYo




前回はこちら


 【バトルフリートガールズ大運動会】~祭り、始まる~
《大本営》元帥執務室


<knock…knock…


元帥「入りたまえ」

提督「し、失礼します」

他所提督「お、来た来た」

オネエ提督「ヨッスー、玖珂ちゃん元気?」

メガネ提督「やっ、久しぶり。この間の事件※ぶりかな?」 ※子提督とコミュニケーションIF

提督「そ、そうだな」

霧島「(アレですか、金剛姉様からギガレベルで画像送ってきた……)」

元帥「(昔を思い出して少ししみじみしてしまったな、私は)」

元帥「ゴホン。今日お前らを呼んだのは他でもない、以前より話の進められていた観艦式……まあ、ぶっちゃけ提督と艦娘たちでやる大運動会だが、それに関わりがあるからだ」

提督「あ、あの、私、北方棲姫の顔を見たいので失礼しても――」

元帥「一応、他の連中とも話し合ったのだが、やはりこうした一大イベントはそれなりに派手にやるべきだろう、という結論に落ち着いた」(スルー

提督「あ、あのっ……!」

元帥「それで、他の提督連中からそれぞれ推薦してもらってな。観艦式に参加する提督の代表四人、お前たちに決まったからよろしくな」

提督「……カシコマリ」(ショボリ

霧島「(もう多少のことじゃ倒れなくなったからか、元帥も容赦なくなりましたね……)」

他所提督「(前なら白目剥いて倒れてたわな)」

オネエ提督「(玖珂ちゃん……強くなったわね)」

メガネ提督「(玖珂君の進化、友達として心から祝福するよ)」

元帥「で、お前たちの鎮守府に所属している艦娘たちにも選手として参加してもらうのだが、競技の詳細とプログラムについては霧島君」

霧島「ハイ! ここからは霧島が説明させていただきます。当日の進行を大雑把にまとめておきましたので、こちらの資料をご覧ください」

提督「(デッキと同じぐらいの厚みがあるのだが)」

他所提督「うっへえ……」

オネエ提督「あらら……これ、朝から深夜までぶっ通しでやる感じじゃない? お肌荒れちゃうわ、やだもー」

メガネ提督「うちの子たち、まだまだ成長期なのに背が伸びなかったら……いや、待てよ? そうしたらずっとちっちゃいまま……いや、しかし……!」

元帥「日取りの修正や艦娘たちが鎮守府を留守にする間の防衛などは、こちらでどうにかする。競技に出場する艦娘はお前たちの方で自由に決めていいから、その辺りだけはしっかり話し合うように……以上だ」

提督「は、はい、了解いたしました」

他所提督「さってー、誰を出すか考えねえとな。うちの連中はこういうの好きだし、燃えるぜ!」

オネエ提督「武蔵ちゃんとか普段、出撃する機会ないし喜びそうねー」

メガネ提督「僕のとこもみんな、こういうお祭り好きだから。ちょっと頑張っちゃおうかな」

提督「(演習とは違った形で競えるのは、艦娘にとってもいい気分転換になるかもしれないな。あまり熱くなって怪我でもされたら事だが、たまにはいい……かもしれない)」



※このお話は、個性的な艦娘たちと提督の鎮守府での日常をたんたんと描くだけのものです。
過度な期待はしないでください。

鎮守府での四方山話シリーズ



574: 2017/06/24(土) 00:46:18.06 ID:lgZ8tvNYo

元帥「――――ああ、ひとつ言い忘れていた」

提督ズ「「「「?」」」」

元帥「祭りごととはいえ勝負は勝負だ。お前たちの鎮守府に所属している艦娘の練度を見るいい機会だし……優勝逃したとこは『指導』するからな」

提督ズ「「「「――――!!!!????」」」」

元帥「安心しろ、それぞれ個別のメニューを考えるから」

元帥「(鋼太郎だと強制的に艦娘を転属させて、堂嶋は……さてどうするか)」(ウッキウキ

霧島「(歳とって丸くなったとか言ってますけど、根が軍人気質なんですよねこの方は……)」





提督「…………」

他所提督「悪ぃ、負けられなくなったわ」

オネエ提督「私も」

メガネ「だね。だからゴメンね、玖珂君。勝たせてもらうよ」

提督「な、なぜ私に宣言するのだ……」

提督ズ「「「だって、君(玖珂)(玖珂ちゃん)のとこなら艦娘増やされるぐらいで済むから心が痛まないし(もの)」」」

提督「」

590: 2017/07/16(日) 19:14:33.96 ID:hZfFmT0Go
《艦娘たちとコミュニケーション》神通編


《鎮守府》執務室
(マルフタマルマル)

提督「む……もうこんな時間か」

提督「文月君の改二改装の案、もう少し煮詰めておきたいのだが」

提督「……明日は休日だし、問題ないだろう」(カリカリカリカリ…

提督「…………」(超ノリノリ








(マルゴーマルマル)

<……きて、おきてください

提督「…………ぬ?」

神通「提督……お目覚めですか?」

提督「…………じ、神通君、なぜここに」

神通「そのご様子……また遅くまでお仕事されていたんですね」

提督「……イ、イイヤ?」(ダラダラ

神通「なんとなく目が覚めてお散歩してたら、外から明かりが見えて……少しでも休んでいただいてよかったです」(ジットリ…

神通「……提督、その、文月ちゃんの改装が実相されるということで喜んでおられるのはわかりますけど、根を詰めすぎるのはダメ、だと思います」

提督「す、すまない、つい……」

神通「あ、いえ、わかってくださるならいいんです。ただ、無理をして提督がお体を壊したら、北方棲姫ちゃんたちが心配しますし……わ、私だって――――」(ゴニョゴニョ

提督「ぐ……す、すまなかった」目そらし

神通「いえ、わかっていただけたのでしたら……。あ、あの、お茶、淹れますね?」(アセアセ

提督「う、うむ、お願いするよ」

神通「はい、ちょっとだけ待っててくださいね」

提督「……あ、あー、神通君?」

神通「?」

提督「その……め、迷惑でなければ、二度寝してしまわないよう茶飲み話の相手をして、もらえると。文月君の改二艤装のことで、い、意見を聞きたいところもある、から」

神通「……ハイ、喜んで」

神通「――――♪」




《鎮守府》廊下

川内「……早起きは三文の得っていうよね」←起きてた姉

那珂「提督、神通ちゃんの扱いだいぶ上手になったよね~……ふああ、ぁ……眠い。なんで那珂ちゃん、今日お休みなのに徹夜させられてるの?」←起こされて起きてた妹

川内「いやあ、最近誰も夜戦の相手してくれなくて夜、暇なんだ!」

那珂「川内ちゃんは夜さっさと寝ること覚えた方がいいと思う……くぅ……Zzzz」

591: 2017/07/16(日) 19:21:10.75 ID:hZfFmT0Go
《艦娘たちの改二改修(カッコカリ)》文月編


提督「あ、あー……文月君、ちょっといいかね」オイデオイデ

文月「あ~、司令官ー、文月にご用事なぁに?」パタパタ

提督「き、気をつけをしてくれないか」

文月「? はい!」ピシッ

提督「う、うむ、いい気をつけだ」

文月「えへへ~」

提督「(袖……腰回りは……膝丈……前回の健康診断から2cmも伸びたのか。早いな……子供の成長というのは)」ハカリハカリ…

文月「えへへ、くすぐったぁい」

提督「……うむ、協力感謝する」

文月「なんですか、なんですかぁ?」

提督「い、いや、なんでもない、少し気になっただけだよ、なんでもない」ソソクサ

文月「んぅ???」




漣「アハハ、むっちゃやる気じゃないですかヤダー♪」

神通「ふふ、改二実装候補のお報せが来てから提督、すごく張り切っておられますね」

金剛「親バカってやつデース」

蒼龍「(っていうか文月ちゃんの新しい艤装のデザイナー、もしかして提督なの?)」

大和「うふふ、さすが大和の提督、子煩悩なところも素敵……」


《この後、提督、大本営に改二改修の許可申請を出しまくった模様》

595: 2017/07/17(月) 00:34:25.93 ID:XCzkKEeRo
《艦娘たちとコミュニケーション》正規空母編


《鎮守府》執務室
(フタマルマルマル)

提督「――――ふぅ……ひと段落といったところか」

提督「(少し時間がかかった……先に秘書艦の子を帰しておいてよかった)」

提督「さすがに腹が空いた、鳳翔君の店に――――」


<knock…knock…


瑞鶴「提督さーん♪」

提督「ず、瑞鶴君?」

瑞鶴「えっへっへ、そろそろお仕事終わる頃でしょって待ってたんだ」

提督「わ、私になにか用かね?」

瑞鶴「正規空母組でご飯食べにいこって話になってね。せっかくだから、提督さんもどうかな!」




加賀「よくやったわ、瑞鶴」

大鳳「提督も晩ご飯まだだったんですね!」

蒼龍「提督、やっほー」

赤城「て、提督、お仕事の後にわざわざすみません」

提督「(ほ、本当に正規空母の艦娘が全員……)」

提督「スー……ハー……そ、それで、コノメンバーでなにを食べにいく、のかね?」

瑞鶴「それは――――ここよ!」ガイドブック

596: 2017/07/17(月) 00:35:39.20 ID:XCzkKEeRo
(ガッツリ系ラーメン屋)

<ラシャラッセェェェェェェツ!!

店員「マッタセシマシタァァァ!! ヤサイマシマシメンマシマシカタメ3ツ、フツウ1ツ、ヤサシマシフツウ2ツオマタセシャッシター!!」

瑞鶴「ひゃー、待ってました!」

加賀「さすがに気分が高揚します」

大鳳「鎮守府のお外でご飯なんて滅多にしませんしね!」

瑞鶴「ハフッハフッ!」

加賀「グワッ、グワッ!」

大鳳「バクバクッ!」

瑞鶴「ん~、この罪悪感がたまらないのよねー! ……そういえば、普通盛りは提督として、野菜増し普通って誰が頼んだの?」

赤城「ちゅるちゅる……」(髪オサエ

蒼龍「つるつる……」(オチョボ口

瑞鶴「……赤城さん、蒼龍さん?」

赤城「な、なに、瑞鶴?」

瑞鶴「まさか二人とも、提督さんが一緒だから普段の量、食べるの恥ずかしいなんて考えてます?」

蒼龍「ア、アハッ、最近また服がきつくなってきた……みたいな?」(ドタプンッ

瑞鶴「嘘だッッ!!!」

瑞鶴「二人とも空母魂を思い出してくださいよ! そんな食べっぷり、飛龍の大好きな多聞丸さんに申し訳ないと思わないんですか!?」

赤城「た、多聞丸さんの食べっぷり? いえ、しらない子ですね」

蒼龍「あの子が持ってるから私もっていうのはダメって、文月ちゃんと弥生ちゃんに教えてるから」

瑞鶴「すみませーん!! この二人に替え玉マシマシ、野菜おかわりお願いしまーす!!」

赤蒼「「!!??」」




提督「モソ…モソ…」

大鳳「あ、あの、提督……苦しいならなにか貰いましょうか?」

提督「……煮卵を。あと、できれば極太のチャーシューと野菜を」蒼白

大鳳「…………本当に苦しいんですね」

提督「――――」(コクコクッ

602: 2017/07/20(木) 01:49:08.48 ID:cwuxEC9go
《結婚式カッコカリ》

(大本営)


提督「か、海軍式ウェディングプラン……でありますか」

元帥「お前も知っての通り、深海棲艦の出現でただでさえ先の大戦で減っていた男が、下手すれば絶滅危惧種ってとこまでやられたからな。現在はまあ、ぼちぼち増えてきたとこだが……まだまだ産めや増やせだ」

元帥「艦娘といい仲になる若い提督も多いことだし、だったら軍を挙げて祝福してやれば次代の担い手誕生も『創り』やすかろうと」

提督「…………」ジリジリ

元帥「……」

霧島「諦めてください、この部屋に入った時点でもう運命は確定しています」

提督「くっ、ぐ……ぅ」

元帥「で、だ。今日ここにお前を呼んだのは他でもない――」



(鎮守府)

提督「…………そ、そういうわけで、次の休みにウェディングプランのサンプル写真の撮影に、きょ、協力することに、なってしまった」(ガクガク

漣「え、えーと、ちなみにそのサンプルというのはー?」

提督「その、実際の披露宴の進行を、私と……あ、相手役の艦娘で演じて、その様子を撮影してもらう、らしい」

「「「――――!!!!???」」」

提督「きゅ、急な話のため、相手役の都合がつかなければ大本営の方で用意してくださるとのことだ。だから、あの、君たちに迷惑は……!」アセアセ

漣「はい! じゃあ、ここは公平にくじ引きでいきたいと思いまーす。ほれ、希望者はここに整列~」


<ワレモワレモオスナオスナ・・・
<クマクマニャー……ェ、オレモ? キ、キソー


提督「」


(艦娘、くじ引き中・・・)


大和「…………シャアッッッ!!!」(ガッツポーズ

提督「」


漣「」ハイライトOFF

神通「」ハイライトOFF

金剛「」ハイライトOFF

蒼龍「」ハイライトOFF




赤城「……み、みなさん、ダメージが凄いですね」

大井「フン、こんな面倒くさいの外れてよかったですよ」

曙「」(氏んだ目

603: 2017/07/20(木) 01:49:53.67 ID:cwuxEC9go
《大本営》教会


提督(礼服)「……大本営にこんな場所がある、とは」

元帥「宗教は自由だからな。どう考えてもロクなことにならん教義なんかは、さすがに省くが」

霧島「よくお似合いですよ、提督。金剛姉様もお喜びになります」激写

霧島「――――その相手が金剛姉様なら、ですけどね」(ハイライトOFF

提督「霧島君!?」

元帥「霧島君、気持ちはわかるが今日はあくまでパンフレットのための撮影だ、抑えたまえ」

霧島「…………」

604: 2017/07/20(木) 01:50:21.82 ID:cwuxEC9go


大和(ウェディングドレス)「……提督、大和のドレス姿いかがでしょうか?」

提督「――――」

大和「あ、あの、そんな風に固まられると、さすがに大和も傷つくのですが!?」

提督「――――ハッ!? す、すまない、少し、お、驚いてしまった」

大和「もう、提督ひどいです……!」(プンスカ

元帥「えー、ゴホン。それではそろそろ撮影を始めたいと思うのだが……」

霧島「せっかく披露宴の予行練習ですので、よかれと思ってエキストラも用意いたしました!」

提督「エ、エキストラ?」

大和「まあ、本格的ですね♪」

提督「い、いったい誰が――――」




提督父「…………グスッ」

提督母「あ、あなた、これは練習だから落ち着いて、ね?」(オロオロ

家令「 0(:3 )~ ('、3_ヽ)_ 」

お手伝いA「し、氏んでる!? 坊ちゃまの晴れ姿が尊すぎて、POW対抗ロールに失敗したんだ!」

お手伝いB「心臓マッサージ!」(グッ…グッ…!!

お手伝いC「ADS持ってきます!」



元帥(神父)「えー、とりあえず、誓いの言葉の場面からか。汝――――」

大和「誓います」

元帥「ん、じゃあ鋼太郎の番だ」

提督「つ、続けるのかね、この状況で……」

霧島「――――」(激写







大和(練度100)「――――というわけで、とっっっっっっても素敵な結婚式でした♪」

提督「(どういうことだ……大和君のリンク上限が……勝手に、解放されて、いるような?)」

漣「…………」(ペラ…ペラ…

神通「…………」(ペラ…ペラ…

金剛「…………」(ペラ…ペラ…

蒼龍「…………」(ペラ…ペラ…


<ア、コノプランイインジャナイ
<ワタシハ神前式ノホウガ・・・


提督「……き、君たちはさっきからなにを、よ、読んでいるのかね?」

漣「いえー、海軍式の結婚式、他にももう何種類かプランがあるなーって……ね?」(ニッコリ

提督「――――!!?」


《この後、全プランの撮影が行われた》

628: 2017/08/01(火) 01:12:20.93 ID:g7BL0S0/o
《文月に改二が実装されました》

(夜)
《鎮守府》提督宅


文月「いただきまぁ~す!」

提督「う、うむ、熱いので気をつけてな」

文月「えへへ~、大丈夫ですよぉ。司令官のカレー、文月好き~♪」

提督「市販のルーを使ったものなのだが……。お、おかわりはたくさんあるからな」

文月「はぁ~い!」パクモグ

提督「(蒼龍君は休暇をとって飛龍君と旅行へ。弥生君は神通君たちと遠征で、久しぶりにお泊りをすることになったのだが……)」

提督「ちょうどいいタイミングだったのかもな」

文月「んう?」

提督「ふ、文月君、頬にカレーがついている」(フキフキ

文月「……えへ~♪」

提督「な、なぜ嬉しそうなのだ……」

文月「なんでもないですよぉ~」


(文月、食事中・・・)


文月「ふはぁ~、お腹いっぱい~」(ポンポン

提督「風呂が沸いたら入りたまえ、着替えは洗濯機の上に用意してある。歯磨きは上がってからでいいのでな」

文月「はぁ~い。……ねえねえ司令官~」

提督「? な、なんだね」

文月「えっとねえ……お風呂、いっしょに入ってほしいなぁ」

提督「」

文月「……ダメぇ?」



629: 2017/08/01(火) 01:13:10.92 ID:g7BL0S0/o



シャコシャコシャコ…

提督「……磨き残しはないようだな。では、口をゆすいで」(シアゲハテイートクー

文月「ふぁい……司令官、おやすみぃ~」

提督「あ、ああ、おやすみ」

提督「…………文月君」

文月「ふみぃ?」

提督「……あ、明日の朝食はフレンチトーストとパンケーキ、どちらがいい?」

文月「んっとねー……フレンチトーストォ……」(フラフラ

提督「そうか、腕によりをかけて作るとしよう」

文月「えへ~……やったぁ――――」(ポテン…





文月「くぅー……すぴぃ……」

提督「――――寝た、か」

提督「喜んでくれるといいのだが……」(ガサゴソ

提督「(改二の申請がここまで早く通るとはな。漣君の改二もこのぐらい早く実装されればいいのだが)」

提督「(まさかデザインまで採用されるとは思わなかったので、急激に後悔しているが……喜んでくれると、嬉しい)」(ソッ…




(朝)

文月「んー…………ふぁ、あぁ~」(目コシコシ

文月「――――あれぇ?」

630: 2017/08/01(火) 01:13:45.60 ID:g7BL0S0/o



提督「(あまり小さな子に甘い物を食べさせ過ぎない方がいいのだろうか……。しかし、私のフレンチトーストを文月君は美味しいと……しかし……)」(ジュウウゥゥ…



<パタパタパタポタ…!!


提督「む? 起きたのか、文月君――――」

文月(改二)「司令官、司令官、司令官~!!」(ダキッー!

提督「ぬおお!? 文月君、厨房で調理している時に飛びつくのは……!!」

文月「えっとね、えっとね、ありがとぉ~! 改二の艤装、司令官が作ってくれたんだよね~?」(ギュウゥゥ…

提督「…………ナ、ナンノコトダネ?」

文月「ム~ッ、ウソつきはドロボウの始まりだよ~、司令官~!」

提督「ぐ……も、もっと華やかな方がいいのかとは思ったが、そのぐらいのものになってしまったよ」

文月「えへへ、いいですよぉ~」(グリグリ

提督「ぬ、ぬう……」




提督「……それから文月君が離れてくれないのだが」

漣「アッソー、ソレハ大変デスネー」

提督「さ、漣君……」

朧「文月ちゃんの方が改二が早くて拗ねてるだけだから」

漣「べ、べつに拗ねてねーし!」

曙「あっ、なんかイラッとしたわ」

潮「(普段の曙ちゃんみたいな言い方だもんね……)」


文月「えへへ、司令官、司令官~」(ベターッ

提督「な、なんだね?」

文月「――これからは文月が司令官のこと守っちゃうからね~!」

提督「…………そういうのは、もう少し大きくなってから……だな」(ナデナデ




弥生「…………」(ハイライトOFF

蒼龍「だ、大丈夫、弥生ちゃんの改二申請も提督、ちゃんとしてくれてるから!」

神通「ほっぽちゃんも改二欲しいって言ってたましたけど、こういうのは順番がありますから……え、ね?」

弥生「別に……怒って、ないです」(ムッスッー!

蒼龍「(じ、神通さん~、どうしよ~!? 弥生ちゃんが完全にへそ曲げちゃってるー!)」

神通「(えっと、ええっと、こういう時はどうしたら……)」(育児書開く



川内「だからさぁ……」

那珂「ケホッ、コホッ……ゴメン、那珂ちゃん時報の収録で喉やられちゃっでてツッコめない……」

638: 2017/08/01(火) 20:55:39.99 ID:g7BL0S0/o
(後日談)


弥生「司令官の特製カレー……美味しい、です」

提督「ふ、二日目のカレーはコクが出ると聞くな。食中毒の危険があるので、きちんと冷蔵庫で保管しなければならないが」

弥生「おかわり……いい、ですか?」

提督「……ああ、少し待っていたまえ」


(弥生、食事中・・・)


弥生「ごちそうさま、でした」

提督「(まさか三杯も食べるとは……)」

弥生「……すこし、苦しいです」ウプ

提督「い、言わんことではない」(背中サスサス

弥生「文月ちゃんはおかわり、四回したって、言ってました」(ムーッ

提督「そ、そんなところで張り合う必要はないよ……」

弥生「……お風呂いっしょに入りたい、です」

提督「ひ、一人で入ったよ、文月君は」

弥生「文月ちゃんは改二、になりました」

提督「ぬうう……」


ワシャワシャワシャ…

弥生「~♪」

提督「後で歯を磨こうな」

弥生「ん」(コクコク




《鎮守府》艦娘用宿舎


文月「む~……」(ブスーッ

蒼龍「あ、あはは、そんなにむくれないの」

文月「文月も司令官のお家、お泊りしたかったのに……」

蒼龍「き、昨日文月ちゃんはお泊りしたから、ね?」

文月「……文月だけ改二になったから、弥生ちゃん怒っちゃったのかなあ」

蒼龍「弥生ちゃんにダメー、って言われちゃったもんねー……」(ナデナデ

文月「明日ちゃんと謝るね~……」(グスン

蒼龍「うん! 弥生ちゃんもきっと許してくれるから、笑顔笑顔!」

文月「……えへへ~」(ニパー

蒼龍「あ~、もうかわいいな~! 今日は一緒のお布団で寝ようねー、文月ちゃん!」

文月「蒼龍ちゃん~、くるしいよぉ~♪」(キャッキャ

639: 2017/08/01(火) 21:50:23.57 ID:1ojpoum9o
あぁ^~

640: 2017/08/01(火) 22:45:28.85 ID:zc0qfcrGo
こころがぴょんぴょんするんじゃ~


次回はこちら


引用元: 鎮守府の四方山話