花陽「今日は凛ちゃんの佐渡土産の日本酒を飲んじゃいます！」

凛ちゃんは今中学校の先生をしています。
この前修学旅行の引率で佐渡島に行ったみたいで、そのお土産がこのお酒です♪

花陽「『北雪　超大辛口清酒』もう名前から私好みな感じがします！」

花陽「スーパーで半額のサンマのお刺身を買ってきたけど・・・、これじゃちょっと味気ないもんね。なめろうにでもしようかな・・・生姜はチューブがあるけど、ネギはあったかな・・・？」

冷蔵庫を開いてみると、芽の伸びた使いかけの長ネギさんが一本・・・。

花陽「伸びてるってことは・・・腐ってないってことだよね！よし、いけるいける！」

なめろう作っちゃいます♪

花陽「できました～♪」

お猪口には日本酒、小鉢にはサンマのなめろう、これぞ大人のひと時です！

花陽「さて、まずはお酒から・・・！」チビリ

花陽「これは・・・！超大辛口の名前の通り、かなり辛めです！舌にビリッとくるようなこの感覚・・・堪りません！ラベルにあったとおり、冷やしておいて正解でした！」

そしてすかさずなめろうさんを・・・。

花陽「これは我ながらベストチョイスですね！やっぱり辛口の冷酒と青魚って相性いいよね」チビリ

花陽「それにしても、魚を適当に刻んで、味噌と薬味を一緒に叩くだけでここまで美味しいおつまみになるなんて・・・。なめろうを考えた漁師さんは偉大ですね」

花陽「青魚の旨みを、辛口の冷酒で喉に流し込む・・・。あ、お猪口空いてました・・・」

居酒屋でこれをやっちゃうと少し気恥ずかしいけど、家のみなら何も気にすることはありませんよね。

花陽「それにしても、凛ちゃんには感謝だよね～。ようやく花陽の好みをわかってくれました！」

凛ちゃんはどっちかと言うと、甘いお酒が好きみたいです。
今回は試飲しながら選んでくれたみたいだけど、多分苦労しただろうなぁ・・・。

花陽「そう！日本酒を家で飲むなら、香りや味はいらないんです！この辛さこそ家のみの正義！」

あ、フルーティーなのとかもちゃんと好きですよ？
ただ、家だと合わせる料理に困っちゃうんですよね・・・。

花陽「水のように飲める辛口なら、お肉でもお魚でも何でも合うからいいんだよね～」チビリ

極端な話、白米と日本酒でも私は全然OKです！

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「思い出してみると、今日も大変だったなぁ・・・。課長、昨日と言ってることが全く違うんですよね」

昨日言われた通りにやったはずなのにどうして怒られちゃったんだろう？
偉い人の頭の中はよくわかりません。

花陽「転職した先輩が『上司って生き物はどの会社に行ってもクソ野朗だ！』って言ってたから、やっぱりそういうものなのかなぁ・・・？」

花陽「悪い人じゃないんです！悪い人じゃないんですけど・・・自分勝手？っていうか・・・ヒステリックな子供みたいな・いや、悪い人じゃないんですけど・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・

花陽「はあ・・・凛ちゃんに会いたいなぁ・・・。月末に会う約束してるけどまだ日があるし・・・あ、とりあえずお酒のお礼しとかなきゃ！」

LINEで「お酒ありがとう！とっても美味しかったよ♪」っと・・・

花陽「昔だったらすぐにでも電話してたけど、今はお互い社会人なんだもん！」

いつまでも凛ちゃんに頼るわけにはいきません！

花陽「・・・そろそろご飯もいい感じかな？よし！ご飯を食べて明日も頑張ります♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。


続くかも？

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日は学生時代のバイト先の板前さんお勧めのお酒を飲んじゃいます！」

昨日たまたまスーパーでお酒を物色してたら見つけちゃったんですよね♪
あの板前さんお勧めのお酒だから間違いないはずです！

花陽「『奥の松　特別純米』いやあ、緑の瓶がきれいです！」

花陽「今回はおつまみも板前さんのお勧めに合わせて、マグロの漬けにしました！出来栄えの方はどうでしょう・・・？」

昨日から仕込んでおいたけど、なかなかいい仕上がりみたい！
今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

目の前にはグラスと緑の四合瓶、そして深赤に輝くマグロ・・・。

花陽「・・・まずはやっぱりお酒からですよね」チビリ

花陽「これは・・・！思った以上にバランスの取れたお酒ですね！純米酒らしく香りも味もあるけど、図々しく主張してくる感じじゃない！」

そしてマグロですよ、マグロ！

花陽「う～ん！あの板前さんが勧めるだけあってこれは合います！家にいながらお店気分です♪」チビリ

花陽「まさかスーパーの半額マグロがこんなに美味しくなるなんて・・・。今までやらなかった自分に文句言ってやりたいです」

まさか半額のマグロが、冊のまま湯引きにして醤油とお酒２：１の漬け汁に数時間漬けただけで、ここまで美味しくなるなんて・・・。

花陽「スーパーのマグロによくある臭みも消えたし、これは純米酒がすすみますね・・・」チビリ

花陽「う～ん、それにしてもバランスの取れたお酒です。甘みも香りも特別良いわけではないですけど、このぐらいがちょうどいいかもしれません」チビチビ

花陽「バイトしてるときに同じ銘柄の上選は飲んだことあったけど、あれとは全然違うよね。あっちは辛口な感じだったし」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「そういえば、今日も課長はｲﾐﾜｶﾝﾅｲ!って感じでした！」

花陽「２時間も遅れて出社したと思ったら、なんか不機嫌なんですよ！？私たちにもなんか八つ当たりばっかりで・・・」

花陽「何で遅れてきた人にこっちが怒られなくちゃいけないんですか！文句言うんだったらせめて定時に来てほしいです・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・

花陽「はぁ・・・。昔はこんなに他人にイライラしたりしなかったんだけどなぁ・・・。いつからこうなっちゃったんだろう？」

花陽「誰でもいいから愚痴聞いてもらいたいけど・・・、みんなだってがんばってるんだもん！私ばかり弱音ばっか言ってちゃだめだよね！」

はぁ・・・、カレンダーの月末が遠い・・・。

花陽「・・・そろそろご飯もいい感じかな？気を取り直して、ご飯食べちゃいます♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日は真姫ちゃんが送ってくれたお酒を飲んじゃいます！」

『あなたにぴったりの名前のお酒を見つけたから、一本送るわね』
ってメールが来たときは、てっきり花陽浴かと思ったけど・・・まさかこのお酒が送られてくるなんて。

花陽「『凛　生原酒』もう、凛ちゃんが花陽にぴったりだなんて・・・真姫ちゃんったら///」

花陽「おつまみは・・・、確かキノコが余ってたよね？バター焼きにしましょう！」

適当に切ったキノコをバターと一緒にアルミホイルに包んで・・・、オーブントースターにGO！
今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

グラスには涼しげな冷酒、バター焼きからは温かな湯気・・・。

花陽「・・・まずはやっぱりお酒からですよね！真姫ちゃん、凛ちゃんいただきます♪」チビリ

花陽「これは・・・！すごく力強いお酒ですね！旨みや甘みと一緒にアルコール感がガツンときます！さすがは生原酒・・・」

さて、バター焼きにはちょっぴり醤油をたらして・・・。

花陽「・・・いける！これは合います！本当はビール向きのおつまみだけど、これだけ力強いお酒だとバター焼きにも負けません！」チビリ

温かなキノコとバターのコクを、旨みがある冷酒で流し込む・・・最高です！

花陽「複雑な味ですけど、後味が辛めで口に残らないから、これはお魚でも合いそうです・・・」チビリ

花陽「なんとなくですけど、東北地方の太平洋側って好みのお酒が多い気がしますね・・・」チビチビ

この凛ちゃんも、この前の奥の松も福島のお酒だもんね。
あとはあさ開とか七福神や日高見も結構美味しかった気が・・・。

花陽「数年前はどうなることかと思いましたが・・・。こうしてまた美味しいお酒が飲めることに感謝です♪」

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「そうそう！今日も課長はやっぱりおかしい人だったんですよ！」

花陽「普通、わざわざ会議資料の内容を手書きで書いて、他の仕事をしてる部下に打たせますか！？」

花陽「手書きする暇があるんだったら、最初から自分で打てばいいですよね？完全に二度手間です・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「そうだ、真姫ちゃんと凛ちゃんにお礼しなきゃ！」

LINEで二人に「お酒ありがとう！とっても美味しかったよ♪」っと・・・

花陽「・・・あれ？凛ちゃんは余計だったかな？」

でも凛ちゃんが美味しかったんだから、いいですよね？

花陽「そろそろご飯も食べごろかな・・・？うん、良い感じです！ご飯を食べて明日も頑張ります♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日は気分を変えて、洋酒を飲んじゃいます！」

いくら花陽がお米好きだからって、日本酒しか飲まないわけじゃないんですよ？

花陽「『I.W.ハーパー』アメリカのバーボンウイスキー、です！」

花陽「合わせるおつまみは、帰りにコンビニで買ってきたミックスナッツだよ♪」

完全に手抜きですけど、たまにはいいよね？
今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

薄暗い部屋・・・、床にロックグラスとナッツの小皿を置いて、ボトルを抱きしめながら窓辺に座ります。

花陽「なんとなくバーボンを飲む時は、こうしなきゃいけない気になるんですよね・・・」

バーボンのボトルを抱いて～♪って感じかな。
あれ？もしかして、花陽だけですか・・・？

花陽「・・・とりあえず、お酒です！お酒飲みましょう！」チビリ

花陽「う～ん！久しぶりに飲むとやっぱり強いです！この喉が焼けるような感覚、バーボン特有の鼻を抜ける甘い香り！一段飛ばしで大人の階段を上ったみたい！」

すかさずミックスナッツを・・・。

花陽「うん！これは合わないわけないよね！バーでも定番の組み合わせ・・・まさにゴールデンコンビ♪」チビリ

焼酎といいウォッカといい、やっぱり蒸留酒には乾き物が合うよね。
ちなみに、私が好きな飲み方は、ロックノーチェイサーです♪

花陽「・・・そういえば始めて飲んだウイスキーが、このハーパーだったんだよね」チビチビ

たしか、たまたま二十歳になったころに読んでた小説の主人公が飲んでるお酒がハーパーで、それに憧れて飲んでみたんでした・・・。

花陽「あの頃はお酒の飲み方も知らなくて盛大にむせた挙句、一杯でベロンベロンになっちゃいました・・・」

花陽「今ではこうして美味しく飲めるんだから、慣れってこわいよね」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・それはそうと！もう、今日も課長はひどかったんですよ！」

花陽「お昼過ぎに何も言わずに事務所を出て行ったと思ったら、定時を回っても帰ってこないんです！」

花陽「電話しても全然出ないし、何かあったのかと思ってみんなで探してみたら・・・社員食堂で熟睡してたんですよ！？仕事中なのに信じられないです・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「はぁ・・・。こうして薄暗い部屋でお酒を飲んでると、なんだか人肌恋しくなっちゃうな・・・」

花陽「私だって誰かに抱きしめてもらいたいよ・・・」

もう四捨五入して３０歳なのに、浮いた話のひとつもないし・・・。

花陽「こんなこと考えちゃうなんて、久々に強いお酒飲んで酔っ払っちゃったのかな・・・？よし、ご飯を食べてリフレッシュです♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日は高知に出張に行った部長に、頼み込んで買ってきてもらったお酒を飲んじゃいます！」

まさか本当に買ってきてくれるとは思いませんでした・・・部長いい人です！
ダメ元でも頼んでみるものだね！
強面の人だから話すのがちょっぴり怖かったのは・・・ナイショです♪

花陽「『土佐鶴　特別本醸造　超辛口』だいぶ前にも飲んだことあったけど、これ大好きなんだよね！」

普通の土佐鶴は全国のスーパーでも買える有名商品だけど・・・、この超辛口は高知限定なんです！
日本酒って言うと北のイメージが強いかもしれませんが・・・じつは高知は土佐鶴の他にも、酔鯨や司牡丹、
南（ことりちゃんじゃないですよ？）と全国区の有名な銘柄が集う、隠れた日本酒大国なんですよね。

花陽「おつまみは、魚屋さんで見つけた鱈白子です！しかもアメリカ産じゃなくて北海道産の初物！」

ちょっぴりお値段張ったけど、魚屋さんのおじさんが値引きしてくれたし・・・、これくらいの贅沢はいいよね？
白子は部長がお酒と一緒に買ってきてくれた柚子ポンを使って、白子ポン酢にしましょう！
お酒は常温でも美味しいけど、やっぱり白子に合わせて熱燗かな・・・？

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

テーブルの上には温かな２合徳利、そして一味と小ネギを散らした白子ポン酢・・・。

花陽「もう見ただけで最高だってわかります！さっそくお猪口にお酒をそそいで・・・っと」

ふわりと昇る湯気と、燗酒特有の芳しい香り・・・。

花陽「・・・それでは、いただきます♪」チビリ

花陽「・・・これです！やっぱり熱燗にして正解でした！暖めると豊かな香りと、穏やかな味わいがでていいですね・・・。それでいて辛口らしく、後味がキリッとしてるのが堪りません！」

そして、もうひとつのメイン、白子さんを一口・・・。

花陽「・・・ん～！口の中でとろけます！柚子の香りが爽やかでいいですね！それに軽く湯通ししてあるから、ほんのり温かいのがまた良い！そしてまたお酒を・・・」チビリ

白子の濃厚な味わいを洗い流す、味わい深くも淡い口当たりの辛口の熱燗・・・。

花陽「ああ・・・し・あ・わ・せ♪」

初めて白子を食べたときは、おっかなびっくりだったけど・・・今では毎年食べなきゃ気がすみません！
これからの季節は白子やあん肝と、酒飲みにはたまらない季節ですよね！

花陽「それにしても、最近寒くなってきたから、熱燗が染みるよね・・・」チビリ

このお酒は、冷やして飲むと味も香りも淡くて辛いお水みたいな感じなんだけど、温めると全然印象が変わるんだよね。
同じお酒でも、温度によって味わいや香りが変わるのも日本酒の魅力のひとつです♪

花陽「冷酒だとツンツンしてるお酒でも、燗付けるとデレたりするんだよね～」チビチビ

かの有名な日本酒ツンデレ論ってやつです。
冷酒に、冷と燗、そして燗冷まし、それぞれ違った顔が楽しめるんですよね。

花陽「う～ん、こうして考えると日本酒ってなんか真姫ちゃんみたいかも・・・」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そうそう！課長ったらもう最低だったんですよ！キライキライよやんなっちゃう！って感じです！」

花陽「今日もまたいきなり事務所を出て行って、定時になっても帰ってこなかったんです。今日は食堂にもいないし、心配してみんなで探してみたら・・・」

花陽「社用車で寝てたんです！しかも後部座席に隠れて！『だって、食堂で寝てると小泉、怒るだろ？』って・・・そりゃいくら私だって怒りますよ！？まったく、会社に何しに来てるんですか！」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「ちょっとぬるくなっちゃったけど、このくらいの温度も結構いいよね・・・」

熱燗でも燗冷ましでもない、人肌より少し温かいくらいのこの温度感・・・。
一人酒には、このくらいの温度が最適かもしれない・・・。

花陽「・・・寂しい気持ちも、私の弱いところも、全部優しく包み込んでくれるみたい・・・」チビリ

わたし一人しかいない静かな部屋、寂しくないと言えばそれは嘘になります。
一人酒は確かに寂しい、それは事実なんです・・・。
でも、このひと時は決して「孤独」なんかじゃありません。

花陽「あ・・・、飲みきっちゃった・・・。ちょっと名残惜しいけど、ご飯で〆にしましょう♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

>>78
一応ほぼ実話です・・・。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日は静岡のお酒を飲んじゃいます！」

日帰り出張で静岡まで行ったので、買ってきちゃいました♪
出先で美味しそうなお酒があると、ついつい買っちゃうんですよね。

花陽「『正雪　純米吟醸』良さそうなのがたくさんあったけど、結局これにしました！」

サクラエビで有名な、清水区由比で造られてるお酒らしいです。
だったらおつまみはもちろんサクラエビ！・・・にしたかったんだけど、禁漁期だったから冷凍しか売ってなくて・・・。

花陽「悩みました・・・非常に悩みました・・・。散々悩んで私が出した結論はこれです！」

花陽「同じく清水区名産『追分ようかん』です！これを今日のおつまみにします♪」

ギャンブルな組み合わせだけど・・・こういうのもおもしろいですよね？

花陽「そういえば、おばあちゃんが『お羊羹は少し暖めても美味しいんだよ』って言ってたっけ・・・」

外側の笹ごと一緒に切り分けてから、軽く電子レンジで暖めて・・・っと。

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

趣向を変えて、今日は湯飲みにお酒を入れてみました。

花陽「湯飲みとようかん・・・。これだけ見たら完全におやつだね」

あ、今回のお酒は常温でいただいてみます。

花陽「それでは、まずはお酒から・・・」チビリ

花陽「はぁ・・・。優しい・・・、これは癒される味ですね・・・。吟醸らしく果実系の香りもありますが、お上品な感じでそこまで強くはないですね。味のほうも旨みや甘みを感じるけど、香りに合わせてスーっと引いていく・・・」

さて、癒されたところで笹を外してようかんを一口・・・。

花陽「・・・なかなかいいじゃないですか！甘さ控えめな味わいが、お酒に合います！人肌程度に暖めたのもよかったです！今まで避けてたけど、なるほど和菓子との組み合わせもありですね・・・」チビリ

前に居酒屋でかりんとう饅頭をつまみに、日本酒を飲んでる人を見かけたけど・・・こういうことだったんですね！
和菓子の甘みを、辛い冷酒で流すのもアリかもしれません。
今度穂乃果ちゃんのとこで和菓子買ってきて試してみよっと♪

花陽「名は体を表すって言うけど正雪の名の通り、まさに淡く溶ける雪のような優しさです・・・」チビチビ

普段キレの強い辛口を飲んでるせいか、余計にこの味わいが優しく感じます・・・。

花陽「和菓子だけじゃなくて、和食ならどんな料理にも合いそうだけど・・・この味はやっぱりお魚かな？」

甘辛い煮つけとかいいかもしれないですね。
個人的な意見だけど・・・静岡のお酒って、お魚に合うのが多い気がするんですよね。
磯自慢や臥龍梅、初亀に花の舞・・・どれも海鮮系の居酒屋でよく見かけるもんね。
いまはもう無くなっちゃったけど、静ごころもお魚に合ういいお酒だったなぁ・・・。

花陽「目の前は駿河湾だし、酒蔵さんも意識して造ってるのかもしれないですね・・・」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そうそう、今日の出張なんですけど、車で行ったんですよ。・・・課長と二人で」

花陽「課長が『静岡は昔住んでたから、俺に任せろ！ついでに新東名走りたいしな！』って言うから運転任せたのに・・・いつまで経っても目的地に着かないんですよ！」

花陽「『昔と道が違うんだよ！』って、そんなの当たり前じゃないですか！課長の脳内地図はいったい何年前のものなんですか！？もう、危うく商談に遅れるところでした・・・。いや、課長を信じた私が悪いんだけど・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ!ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ!

花陽「・・・あれ？メール？」

登録してるアイドル情報サイトからのメールみたい。

花陽「なになに・・・新着ニュース『A-RISE ライブBD週間一位獲得』・・・注目動画『静岡県より港町のスクールアイドル 1stライブの模様』・・・」

A-RISEの一位は当たり前として、港町のスクールアイドル・・・興味深いです！

花陽「・・・ご飯食べたらゆっくり見てみようかな。そうと決まればご飯ご飯♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

AqoursのCD発売日でしたので・・・。

>>108 辛口の有名どころなら、くどき上手の黒ばくれんや越乃影虎超辛口なんかは水みたいで飲みやすいと思います。
甘めならそれこそ花陽浴の純米吟醸みたいなお酒がおすすめです。
お酒は個人の好みが強く出るのでなんとも言えませんが・・・

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日はビールの気分だったんだけど・・・つい買ってきちゃいました♪」

馴染みの酒屋さんの冷ケースから、この子が私を見てたんです！
お酒もアイドルグッズと一緒で、その時を逃すと二度と出会えないこともありますから・・・仕方ないよね？

花陽「『花陽浴　さけ武蔵　純米吟醸』いつ見てもこのラベルはなんだか気恥ずかしいね・・・」

花陽浴は華やかな香りと、バランスの良い甘みと酸味が特徴で、最近人気の埼玉県のお酒です。前に山田錦と八反錦は飲んだことあったけど、このさけ武蔵も似たような感じかな？
あ、山田錦とかさけ武蔵っていうのは、お酒を作るときに使うお米の品種のことなんです！
ちなみに、お酒に使うお米は食べるには適していないみたいです・・・ちょっぴり残念。

花陽「花陽浴って私的には、料理と合わせずに単品で飲みたいお酒なんですよね・・・」

華やかなだからこそ、単品でも十分な満足感が得られます。
でも、お酒だけってのも寂しいし・・・。
冷蔵庫の中には、お野菜と熟成中の塩豚、それからカマンベールチーズ・・・。

花陽「昨日に続いて冒険だけど、試してみる価値は・・・ありそうだね！」

カマンベールチーズに切り目を入れて、オーブントースターで焼いてみます！

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

目の前には冷ややかなグラスと、温かなチーズ・・・。

花陽「もうグラスに冷酒を入れても、汗をかかない季節になっちゃったんだね・・・」

なんだかちょっぴり寂しいです。

花陽「さてと、まずはお酒から・・・」チビリ

花陽「・・・な、なんですかこれ！？濃い！濃いですよ！原酒じゃ・・・ないよね？花陽浴らしい華やかな香りもさることながら、濃厚な甘みを感じます！酸味もあるんだけど、とにかく甘みが前面に出てるような感じですね！」

山田錦や八反錦はもっと飲みやすかったじゃないですか！同じ銘柄でも、使うお米でここまで差が出るとは思いませんでした・・・。
ちょっと予想外だったけど、これがチーズと合わせてどう出るか・・・恐る恐る一口・・・。

花陽「・・・えへへ、さすが私！これはなかなかいけるね！とろりと温かいチーズが、濃厚なお酒に合いますね！そりゃそうだよね、同じ醸造酒のワインと相性良いんだから、日本酒にも合うよね！」チビリ

意外に思う人もいるかもしれないけど、実は日本酒とチーズって結構相性良いんですよ？
甘口で薫り高いタイプとか、古酒なんかとは特に合うと思います♪

花陽「それにしても、この濃厚な甘み・・・日本酒っていうより熟成された果実酒みたいな感じかな？」チビチビ

辛口好きな私だけど、これはこれでデザートみたいで好きです♪
甘いものは別腹って感じでスルスルと飲めちゃうんだよね。
でも、こういう「飲めちゃう」お酒が、二日酔いを招くんですよね・・・。

花陽「この味だと案外、ロックでもいけるかもしれませんね・・・」チビリ

一時期日本酒のオンザロックって流行ったけど、あれは失敗だったと思うんだよね。
辛口の原酒だけじゃなくて、こういった甘めのお酒も推すべきだったんじゃないかな・・・？
最近は男の人でもフルーティーなお酒が好きな人は多いし、甘口があれば女性ファンも付いたと思うんだけど・・・。
特に私たちみたいな若者（・・・まだ若いですよね？）には、甘口の方が受けたんじゃないかな。

花陽「もし日本酒のロックがメジャーになったら、凛ちゃんがカッコつけて『凛はロックで飲むにゃ！』とか言い出しそうだね」

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「そういえば・・・今日の課長は珍しくまともでしたね」

花陽「珍しくちゃんと定時に出社して、珍しく真面目に仕事もこなして、それでいて珍しく苛立った様子もなく・・・」

半年に一回ぐらいこういうことがあるんだよね。
毎日こうだったらいいのに・・・。

花陽「・・・でも、私よりも早く仕事を終わらせたときのあの顔！『へへ、小泉、お前まだ終わらないのかよ？』とでも言いたそうな、あのドヤ顔ですよ！！滅多に仕事もしないくせに！うう、憎たらしい・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「なんだかスポットライトを浴びて、ステージに立っていたころが懐かしいな・・・」

私だって一応は一世を風靡したスクールアイドルの一人、それが今じゃ課長に振り回される安月給の会社員・・・。
あのころに戻りたくないと言ったら、・・・それは嘘になります。

花陽「・・・それでも、これが私たちの選んだ道・・・今の私は、今の私として頑張らなくちゃ！」

頑張れ花陽！負けるな花陽！
みんなも頑張ってるんだから、負けてられないよね！

花陽「うん！ご飯を食べて、明日も頑張ります♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

追々使うつもりでしたが、昨日>>108で飲みやすい日本酒とあったので・・・
正雪と若干被る部分もあるので少々異色なさけ武蔵にしましたが、花陽浴はフルーティでお酒が苦手な方でも飲みやすいと思います。
個人的には特に八反錦の純米吟醸が癖も無く、バランスもよくて飲みやすかったです。花陽浴の中では料理にも合わせやすいと思います。
「花陽」の名も入ってますし、もし居酒屋等で見かけたら、ぜひお試しください。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！




※本日のお酒には発売前のものが含まれており、若干の想像もまざります。
あらかじめご了承ください。

花陽「私、大事なことをすっかり忘れてました・・・」

今は十月、十月といえば世界的なビッグイベントがあったじゃないですか・・・！

花陽「ビールの祭典、オクトーバーフェストです！」

オクトーバーフェストは、ビールやそれに合わせたお料理をメインとした、ドイツで開かれる大きなお祭りです。
この時期は、日本でもそれを真似ていろんなイベントをやってたりするよね。

花陽「さすがにドイツまでは行けないけど・・・日本にだって美味しいビールはあるんです！お家で飲めばいいじゃないですか！」

と、いうわけで今日はビールを飲んじゃいます！

花陽「『一番絞り　とれたてホップ』大手ビール会社が毎年出してる期間限定品です」

あ、ちなみにこのビール、ことりちゃんお勧めの品なんです。
何年か前に『かよちゃん、美味しいビールを見つけたよ♪』って勧められてから、私も毎年買ってるんだよね。

花陽「おつまみは、ビールに合わせて塩豚を焼いてみましょう！」

塩豚は、豚バラ肉のブロックに塩をすり込んで数日寝かせて作りました。
酒に良し、おかずにも良し、保存も利いて作るのも簡単な優れものです♪
それを薄くスライスして、フライパンに並べて・・・っと。

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

テーブルにはビールの缶とグラス、焼い白髪ネギを乗せた塩豚・・・。
まずは缶を持って、プルタブに指をかけて・・・。

花陽「さて、本日のメインイベント・・・！」

プシュッ！

ああ、この音！いつ聞いても堪りません！
この音のために毎日働いてるおじ様たちがいるのにも納得です！

花陽「泡を立てすぎないようにグラスに注いで・・・っと。では、いただいきます♪」ゴクゴク

花陽「ぷはぁ！今年も美味しいですね！ホップの華やかな香りが爽快です！微かな甘みがあって苦味はあまり感じないから、ビールが苦手な人でも飲みやすそうな感じだね！」

さあ、今度は塩豚さんを・・・。

花陽「・・・やっぱり、最っ高の組み合わせです！ネギと塩と豚さんがビールと合わないわけないじゃないですか！これは酒が進みます・・・」ゴクゴク

花陽「そういえばこのビール、原料の影響なのか毎年少しずつ味が違うんだよね」ゴクゴク

基本の味わいは変わらないまま、香りや旨みの強さが変わってる感じがするんだよね・・・。
その年による違いを楽しむのもいいかもしれないですね♪

花陽「・・・あれ、飲みきっちゃいました・・・。やっぱり350mlなんてあっという間だね・・・」

こんなんじゃ、ほろよいにもなれないよ・・・。

・・・でも今日の私は、ぬかりありませんよ？
冷蔵庫を開けて・・・第２ラウンドです！

花陽「『御殿場高原ビール　ヴァイツェン』この前の静岡出張のときに一緒に買っておいたんだよね！」

しかも今時珍しい1Lボトル缶ですよ!
さっそくグラスに注いで・・・。

花陽「２本目、いただきます♪」ゴクリ

花陽「はぁ・・・この果実のような爽やかでありながら甘い香り！そして口に広がるまろやかな甘さ！さすがは白ビールです！これは大手のピルスナーじゃ味わえないんだよね・・・」

前はIPAとか苦めのビールが好きだったけど、近所のバーで白穂乃果ちゃん・・・じゃなくて白穂乃香を飲んでから、白ビールにはまっちゃったんだよね。
あ、白ビールっていうのは小麦を多く使ったビールのことなんですよ？
苦味はほとんど無くて、香りや甘みが強いから、お酒が苦手な女の子にもおススメです♪

花陽「この香りと味わい・・・日本酒にも通じるものがあるよね」ゴクゴク

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そういえば課長がガラケーからスマホに買い換えたんだけど・・・そしたらもう大変ですよ！」

花陽「メールは打てない、写真も取れない・・・電話をかけるどころか、かかってきた電話すら取れないんですよ！しかも、私が使い方を教えてあげても全然理解しようとしないで『俺の言うことを聞かない機械が悪い』とか言うんです！」

花陽「ついには『なんだよこいつ、イライラする！』って捨て台詞を吐いて電源切っちゃったんです！スマホなんて電源切ったらただの板じゃないですか！？まったく、何のための携帯電話なんですか・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴクゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「・・・こうしてビールも飲んだことだし、世間はオクトーバーフェストだけど私はもちろんアイドルをとりますよ！」

この連休は早い学校なら学園祭も開催されるもんね！
学園祭ではトークショーやミニライブあったりもするし、アイドル好きとしては見逃せません・・・！

花陽「明日働けば今週も終わり！そうすれば、楽しいひと時が待ってます！ご飯を食べて、頑張っていきましょう♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

×一番絞り→○一番搾り　でした、有名商品でミスるなんて情けないです・・・。
国内各地のオクトーバーフェストが盛り上がる連休前に前にビールのお話を・・・と思って今日はビールにしました。
いつだかうっちーも飲んでた、とれたてホップは今年は今月末発売です。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

土曜日の仕事後、この開放感は言葉では言い表せないものがあります。
明日はお休み、しかも今週は連休です♪
なら、飲むしかないよね？

花陽「『大信州　純米吟醸　超辛口』私が勉強不足なだけかもしれないけど、純米吟醸で超辛口って珍しいよね」

今まで飲んだことある中では、純米吟醸の超辛口って上喜元だけかもしれないです。
あ、この大信州はその名の通り、長野県のお酒です。
長野っていうと穂乃果ちゃんを思い出しちゃうんだけど・・・なんでだろう？

花陽「おつまみは二日前に漬けておいた塩イクラにします！」

お魚屋さんできれいな筋子が売ってたから作っちゃいました♪
筋子って結構簡単にほぐせるし、味をつけて馴染むのを待つだけの簡単美味しいおつまみです。
今回は4%ほどの甘塩に仕上げてみました！

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

目の前には日本酒の瓶と、お猪口が二つ・・・。
片方はお酒、もう片方にはイクラが入ってます。
冷やのお酒と、赤く輝くイクラ・・・。日本の秋の素敵な眺めです・・・。

花陽「それじゃ、まずはお酒を・・・」チビリ

花陽「・・・これ、美味しいですね！辛さはちょっぴり物足りないけど、純米らしい旨みとほんのり甘みがあります！『超』ではないかもしれないけど辛口としては十分だし、すっきりしながらも旨みのあるバランスのとれた味ですね・・・」

次はお箸でイクラをちょびっと摘んで・・・。

花陽「あぁ、しあわせです・・・。既製品のイクラと違って臭みもないし、適度な塩味がお酒に合います！どうしてこんなに魚卵とお酒って合うんだろう？・・・体に悪いってわかっていても、これはやめられないよね」チビリ

イクラっていうと醤油漬けがメジャーだけど、私はお酒と合わせるなら断然塩イクラ派です！
日数が経っても皮が硬くなりにくいし、口に残る旨みと塩味がお酒には最適なんだよね！

花陽「こんなふうに辛さと旨みのバランスのいいお酒なら、どんな料理にも合いそうだよね・・・」チビチビ

甘すぎたり辛すぎたり、あと味が淡すぎたり濃すぎたりしても、料理を選ぶお酒になっちゃうんだよね。
バランスの取れた辛さと旨み、それに加えてほのかに香る吟醸香・・・このくらいの味が辛口の食中酒としてはちょうどいいかもしれないね♪

花陽「初めて行く居酒屋で料理の味がわからない時なんかは、このお酒があると助かりそうです・・・」チビリ

花陽「特に創作系の居酒屋さんだと、全然味の予想ができない名前のメニューがあったりもするもんね。そんなときにこんなお酒があれば安心だね」チビチビ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そうそう！今日の課長ったら最低だったんですよ！」

・・・私、おこです！激おこです！

花陽「課長に『どうしても欲しい本があるから、ネット通販で会社に届くように注文してくれないか？』って頼まれたんですよ。まあ、それ自体は全然問題じゃないんです」

花陽「どうしてもほしい本があるのもわかるし、スマホもまともに使えない人だから、ネット通販のやり方がわからないのもわかります」

花陽「でも、その本が・・・その・・・えっと・・・ぇ、えOちな・・・本だったんですよぉ！ありえないです！不潔です！セクハラです！」

花陽「『届いたら小泉にも見せてやるから安心しろ』って・・・そういう問題じゃないんですよ！！なんでわけわかんない方向に気を使ってるんですか！？いくら私がアイドル好きだからって、さすがにそんな趣味はありませんよ！」

思い出したら、なんだかものすごくイライラしてきました！

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「はぁ・・・、せっかくの休み前なんだから、こんな不毛なことを考えるのはやめましょう！」

明日は学園祭で行われるアイドルのトークショーに行くんです！
考えるべきはそっちだよね♪

花陽「今週のラジオもまだ聞けてないし、ご飯食べたらちゃんと予習しとかないとね！今晩は忙しくなりそうです♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

本日の課長は朝採れの新鮮なネタを使用してみました。

あと、明日と明後日は書けないかもしれないです・・・。
時間があれば番外編的な短めのでも書きたいと思います。

気温差が激しい季節ですので皆様お体に気をつけて素敵な連休、そして素敵な酒飲みライフをお過ごしください。

※番外編です。
いつもより短いうえに、課長ネタはありません。
酔っ払いが書いています、誤字脱字にお気をつけください。



「いらっしゃいませー！お一人様ですか？」

花陽「・・・一人です」

「こちらのカウンターへどうぞ！カウンター３番、一名様入りまーす！」

休日のイベント帰り、せっかく外に出たんだから飲んで帰りたいよね？
イベントの後の楽しみといえば、飲みながらの振り返りですよね！
と、いうわけで今日は居酒屋です！

～～～～～～

「ご注文おきまりでしょーか？」

花陽「ええと・・・おでんの大根、牛筋、厚揚げをお願いします。あと・・・」

初めて入るお店だからおでんの味もわからないんだよね・・・。
関東風、関西風、あとは静岡おでんとか地方の特殊系があるけど・・・、やっぱりここは無難なお酒でいきましょう。

花陽「『まんさくの花　特別純米』をお願いします」

「かしこまりましたー！まんさくはいりまーす！」

花陽「ふう・・・」

初めて入る居酒屋さんだと料理にお酒に苦労します。
日曜日って休みの居酒屋さん多いんだよね・・・。連休だから希望を持って馴染みのお店まで行ってみたけど、やっぱり休みでした・・・。

「お待たせしました！こちらまんさくでーす！おでんすぐにお持ちしまーす！」

花陽「あ、どうも」

そんな中、日曜でも営業してるこういうお店は貴重です。

「すみません！こちら大根、牛筋、厚揚げになります！ごゆっくりどーぞ！」

お酒におでん、役者は出揃いましたね・・・。
それでは一人振り返り会の始まりです！
あ、その前に・・・。

花陽「いただきます・・・！」

挨拶って、大事ですよね・・・？

花陽「それではますはお酒から・・・」チビリ

花陽「うん！やっぱり、これを選んで正解だね！口に含むと感じられる柔らかな甘みが、変に主張することなくスーっと引いていく・・・。どんな料理にも合うお酒ですね・・・」

お次はおでんを・・・。

花陽「美味しいです・・・。最近はコンビニおでんも美味しくなってるけど、それとはまた違った味わいだよね・・・。出汁は・・・鶏がら系かな？」

野毛あたりのおでん専門店と比べると、やっぱり劣るけど・・・私はこういう居酒屋おでんも結構好きです。
やっぱり、お酒に合わせて味付けしてあるのかな？

花陽「それにしても、今日のトークショーはなかなか良いものでした・・・」チビリ

今日は学園祭で行われたアイドルのトークショーに行ってきました。
やっぱり生で見るアイドルは良いものです・・・。

花陽「内容もさることながら、司会の学生さんが良いキャラしてたのも大きいよね。緊張しながらも一生懸命やってる感じが好感持てました」

トークショーは主役以上に司会が大きな意味を持つと思います。
司会が悪ければゲストのよさも全然引き出せないし・・・。
その点、彼は良い感じでしたね。

花陽「それにしても、前から思ってはいたけど実物を見るとほんと凛ちゃんに似てました・・・」チビリ

子役時代からのファンだったけど、ずっと凛ちゃんに似てると思ってたんだよね。

花陽「声も雰囲気もすごく凛ちゃんに似てたし・・・。あ、胸は・・・うん」

・・・胸に関してはノーコメントで。

花陽「トークショーに行って、帰りに居酒屋でお酒を飲む・・・」チビチビ

とても幸せな休日です。

花陽「ほんとこの時期は、連日行われる学園祭に感謝ですね・・・」チビリ

花陽「あ・・・なくなっちゃいました・・・。・・・すみませーん、おでんとお酒のおかわりお願いしまーす！」

こうして、私の休日は過ぎていくのでした・・・。

かなりいい加減な文章で申し訳ありません。
急造の番外編ってことで、勘弁していただけると幸いです。

りっぴー可愛かったです。
あと>>212黒龍羨ましいです。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「はあ・・・疲れました・・・」

どうして連休明けってこうも疲れるんだろう？
いつもと同じ時間に同じ仕事をしてるはずなのに、感覚が全然違うよね。

花陽「こういう日は、優しいお酒にしましょう！」

日曜日にたまたま立ち寄った酒屋さんで買ってきちゃいました！
その後居酒屋さんに忘れてきて、急いで取りに戻ったんだよね。一人で外で飲むとこういうことがあるから怖いです。

花陽「『賀茂鶴　純米吟醸　にごり』雨後の月や酔心が有名な、広島県のお酒だね」

賀茂鶴っていうと、総理大臣さんが某大統領さんとの会食で振舞った銘柄としても有名だよね。
あれは大吟醸だったっけ？

花陽「おつまみは悩んだけど・・・真鯛のバター焼きにします！」

お魚屋さんで買ってきた真鯛の切り身を、バターでシンプルに焼き上げます。
塩焼きや煮つけよりもこっちのほうがにごり酒には合うと思うんだけど・・・どうかな？
熱したフライパンにバターを入れて・・・っと。

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

まずは濁りを全体にいきわたらせるようにしてから、栓を開けてゆっくりとお猪口に注ぎます。

花陽「これは火入れしてあるから安心だけど、生きてるやつだと時々大変なことになるんだよね・・・」

火入れをしていない生のにごり酒は、運が悪いととんでもないことになったりもします。
前に開けた時に噴き出しちゃって、体中日本酒まみれになったこともあったっけ・・・。

花陽「それでは、いただきます・・・」チビリ

花陽「はぁ・・・にごり酒らしいまったりとした甘さが癒されます・・・。純米吟醸だからか、香りや後味は爽やかな感じなのもいいですね！これは冷やでも美味しいかもしれないです・・・」

続いて鯛を一口・・・。

花陽「・・・上品な鯛にバターは合うよね！仕上げにちょっぴり醤油で香り付けしたのも良かったです！ハーブを入れようか迷ったけど、やっぱり日本酒にはハーブより醤油の香りだね！」チビリ

ちなみに皮目にはムニエルみたいに薄く小麦粉を付けて焼いてみました。
バターを使うときはこうすると、皮がパリッと焼けて美味しいです♪
小麦粉を使わないなら、先にオリーブオイルで強めに皮を焼いてから、バターを絡めるのがいいと思います。

花陽「そういえば、何年か前にもらい物で飲んだどぶろくがすごく美味しかったんですよね・・・名前が思い出せないけど・・・」チビチビ

どぶろくはにごり酒と違って、お米や麹などの濁りを全く濾してないものを指すらしいです。
馴染みの居酒屋さんの店長が『にごりは一度濾してるから清酒だけど、どぶは別物なんだ』って言ってましたね。
どぶろくはにごり酒以上に濃厚なお米由来の甘さと旨みが感じられる・・・そう！砂糖を使わず酒粕だけで作った甘酒のような感じです！

花陽「私的にはにごり酒は飲み物、どぶろくは食べ物って感じですね・・・」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そうそう、今日はちょっとショックなことがあったんですよ・・・」

給湯室の前を通りかかったら、たまたま違う課のパートさんの話が聞こえちゃったんですよね・・・。

花陽「『○○課の課長と小泉さんって、なんだか親子みたいじゃない？』って・・・、どこからどう見たらそうなるんですか！？仕事だってほとんど自分で覚えたんです！私はあんな人に育てられた覚えはありませんよ！・・・それに、うちのお父さんはもっと真面目です！！」

花陽「しかも『おバカな親と世話焼きの娘って感じで、見てて癒されるよね～』とか・・・、そりゃ部外者はいいですよね・・・。うちの課はそんなハートフルじゃないんですよ・・・、課長の気まぐれに毎日私のハートはフルボッコなんです・・・」

花陽「パートさんにそんなふうに思われてたなんて・・・正直ショックです・・・。そもそも、あの課長が親だったりしたらノイローゼになりますよ！実家に帰ったら課長がいるとか・・・考えただけでも寒気がします・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。
それもこれも、全部課長のせいです！

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「・・・ぬるくなっちゃったけど、こっちほうが更に味が優しくなっていいですね・・・」チビリ

課長と違ってこのお酒は優しいなぁ・・・。

花陽「このお酒みたいに優しい方といつか出会いたいです・・・」チビチビ

μ'sのみんなはまだ独身だけど、同級生ではもう結婚して子供までいる子も結構いるし・・・。
小泉花陽、２５歳独身。今年はもう短いから無理かもですが、どうにか来年こそは・・・！

花陽「いつか訪れる（と思いたい）出会いに備えて、ご飯を食べて今週も頑張ります♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日は焼酎を飲んでみようと思います！」

たまには日本酒以外のお酒もいいよね。
普段、蒸留酒はウイスキーしか飲まないんだけど、酒屋のおじさんにお勧めされて買っちゃいました。
我ながら流されやすい性格だよね・・・。

花陽「『島美人　原酒　35度』鹿児島県長島の芋焼酎です！」

普通の２５度のやつも売ってたけど、こっちのほうがお勧めらしいです。
おじさんが『普通の島美人がただの美人なら、これは超美人なんだ。そうだな・・・嬢ちゃんみてえな酒だな！』って言ってました。
・・・もう、おじさんったらお世辞が上手いんだから・・・///

花陽「おつまみは特売の秋鮭を使って、さんが焼きにしちゃいます♪」

さんが焼きはなめろうをこんがりと焼いて作る漁師料理です。
今日はサンマのときと違ってネギと生姜に大葉やミョウガ・・・ちゃんと薬味も揃えてきました。
細かく刻んだ鮭にお味噌と薬味を合わせて・・・さあ、気合入れて滑らかになるまで叩いちゃいますよ！

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

テーブルにはおじさんの勧め通りロックの焼酎と、ネギとゴマを散らしたさんが焼き・・・。

花陽「まずはお酒から・・・。それでは、いただきます・・・」チビリ

花陽「・・・くぅ！さすがは原酒の焼酎！濃いですね！まるでウイスキーのようなアルコール感と、芋焼酎特有の甘い芋の香り・・・。割とドライな感じで、後味も悪くないね！なるほど、焼酎もなかなか・・・」チビリ

さて、お次はさんが焼きを・・・。

花陽「・・・これは合いますね！強めに叩いたから、ちょっぴり練り物っぽくなってるのがまた焼酎と合います！焼き油を胡麻油にしたのも、香ばしさが出て良い感じ！鮭でさんが焼きを作ったのは初めてだったけど、これは来年からは定番入りだね・・・」チビリ

ちゃんちゃん焼きや石狩鍋・・・鮭とお味噌って相性良いんだよね。
お手軽にお味噌とバターでホイル焼きにしても美味しいよね♪

花陽「あまり飲んだことなかったけど、芋焼酎も結構美味しいね・・・」チビチビ

鹿児島のコンビニに行くと、日本酒や洋酒が置いてるスペースが少なくて、ほとんどが芋焼酎らしいですね。

花陽「お酒にも地方性があっていいと思うけど、日本酒が売ってないのは困っちゃうかも・・・」チビリ

向こうは酒屋さんでも、やっぱり芋焼酎がメインなのかな？
もしそうなら、鹿児島の日本酒好きは大変だよね・・・。

花陽「今度鹿児島出身の人に会ったら聞いてみよっと」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そういえば、今朝ついに会社に届いちゃったんですよ・・・この間のえOちな本」

花陽「それが届いてから、もう課長大喜びで・・・ついには事務所で開封して読み始めちゃったんです！仕事中ですよ！？さすがに信じられないです！」

花陽「『こいつは堪らねぇな・・・ちょっと待ってろ、読んだら小泉にも見せてやるから！』って・・・、だからなんでそんな方向に気をつかってるんですか！？完全にセクハラですよ！私が訴えたら、課長確実に負けちゃいますよ！？」

花陽「しかも、気付いたら社長まで一緒に読み始めちゃうし・・・。もうやだこの会社・・・」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「この焼酎、お湯や水で割っても美味しいかもしれないですね・・・」チビリ

原酒だから割っても美味しくいただけると思います。

花陽「これをきっかけに米焼酎や麦焼酎も試してみようかな」

花陽「それはおいおい試すとして、今はご飯食べましょう！ご飯は活力！ご飯を食べて、明日もがんばっていきましょう♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

ちなみに今日後輩が一人辞表を出しました・・・。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「うう・・・、やっぱりこの時期になると、結構寒いですね・・・」

こんな時は燗酒にしましょう！
ちょうど燗によさそうなお酒があるんだよね・・・。

花陽「『くどき上手　ばくれん』十四代や出羽桜が有名な、山形県のお酒だね」

このお酒、日本酒度＋20の超辛口なんです！
今回はぬる燗で飲んじゃいます。

花陽「おつまみは季節を先取りして、牡蠣バターにします♪」

冷蔵庫にアスパラとベーコンが入ってたから、これも牡蠣と一緒に焼いちゃいましょう！
ベーコンは短冊、アスパラは固い表面を剥いてから乱切りにして・・・っと。

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

目の前には、ふわふわと湯気をたてるお酒と牡蠣バター・・・。

花陽「一足先に冬の味覚を満喫だね♪それでは、まずはお酒から・・・」チビリ

花陽「・・・うん！やっぱり燗に合うお酒だね！淡麗な辛口ながら暖めると感じられる、ふわりと香る吟醸香とほのかな旨み、そして抜群のキレ！冷えた体に染みますね・・・」

最近は居酒屋さんでも見かけることが多いお酒だけど、結構冷酒で出してるお店が多いんだよね・・・。

花陽「私的には、冷やか燗向きのお酒なんだけどなぁ・・・」チビリ

前に飲んだ土佐鶴もそうだけど、超辛口のお酒は冷酒だとあまり味を感じないんだよね。まあ、そこがいいって人もいるだろうけど・・・。
おっといけない、牡蠣も食べないとね・・・！

花陽「・・・これがお酒に合わないわけありません！牡蠣も美味しいけど、牡蠣とベーコンの味を吸ったアスパラもいいですね！燗酒と牡蠣・・・これぞ日本の冬！」チビリ

やっぱり、辛口のお酒は魚介類との相性がいいですね。
甘いお酒と合わせると、魚のにおいが気になっちゃったりするけど、それを辛口なら上手く流してくれるんだよね。

花陽「牡蠣といえば、今年もノロウイルスの季節かぁ・・・」

牡蠣とノロウイルス、もはや日本の冬とは切っても切れない関係になっちゃったよね・・・。
しっかりと気をつけないといけないよね！美味しく楽しく冬をすごしたいもん！

花陽「たしか完全に氏滅させるには、中心温度90度での90秒以上の加熱、だったかな・・・？」

でもそんなことしたら身が縮みすぎちゃうし・・・。

花陽「やっぱり牡蠣はプリっとした食感があってこそだもんね！味と安全、天秤にかけるのは難しいです・・・」チビリ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そうそう、今日もまた課長が行方不明になって帰ってこなかったんですよ・・・」

花陽「いつかみたいにどこかで寝てるのかと思って探してみたんだけど、食堂にも車にもいなかったんだよね・・・。何度も電話したら出てくれて、ようやく居場所がわかったんだけど・・・」

花陽「その居場所が家だったんですよ！勤務時間中に仕事放り出して、部下に一言も無く自主退社するサラリーマンなんて聞いたことないですよ！」

花陽「しかも『もう定時だろ？お前も適当に帰れよ～』って・・・、課長が放棄した仕事のせいで、こっちは帰りたくても帰れないんです！いったいどの口でそんなことが言えるんですか！？」

思い出したらなんだかイライラしてきました・・・。

花陽「もう！こういう時こそお酒ですよね！課長のことなんて忘れましょう！」ゴクゴク

ああ、荒んだ心にお酒が染みる・・・。

花陽「・・・今年の天気って、よくわかんない感じだよね」チビリ

この時期に燗酒を飲んでると、つくづくそう感じます。
今年は８月なのにすごく寒かったり、１週間以上雨があがらなかったりとかしたもんね。

花陽「１０月なのに台風が２つもできてるみたいだし・・・お米に影響が無ければいいんですが・・・」チビチビ

朝晩の気温差も激しいし、風邪をひく人も多そうです・・・。

花陽「会社員たるもの、そう簡単にダウンはできません！ご飯食べて体力つけて、明日も頑張りましょう♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。

課長ネタのストックが次で終わりなので、明日書くので最後にします。

ガチャッ

花陽「ただいま～。って言ってもだれもいないんですけどね」

仕事が終わり午後８時、ようやく安らぎの我が家に帰宅です♪

花陽「ご飯が炊けるまでには・・・、まだ時間がありますね。なら、やることはひとつ！」

もちろん、仕事終わりの一杯です！

花陽「今日はとっておきのお酒を飲んじゃおうと思います！」

酒屋のおじさんに頼んだら、一本取り置きしておいてくれたんだよね。
おじさんに感謝です！

花陽「『花陽浴　純米吟醸　八反錦　おりがらみ』おりがらみですよ、おりがらみ！」

おりがらみっていうのは、造ったお酒を布で軽く濾したものを指すらしいです。
にごり酒やどぶろくほどじゃないけど、お米や麹の滓（おり）がちょっぴり残ってるんですよね。

花陽「おつまみはマグロの頬肉のステーキです！」

花陽浴は甘めのお酒だから、おつまみは悩んだんだけど・・・帰りに立ち寄ったスーパーで頬肉を見つけて即決しました！
お肉やチーズもいいけど、やっぱり日本酒に合わせるならお魚だよね。
ちょっぴり手抜きだけど、味付けは焼肉のタレを使います！

今日も楽しい晩酌になりそうです♪

花陽「準備できました～♪」

グラスには薄く濁ったお酒、お皿にはまるでお肉みたいに見えるマグロ・・・。

花陽「まずはお酒から、いただきます・・・」チビリ

花陽「・・・うん！やっぱり花陽浴は美味しいです！このフルーティーな香りと上品な甘み、いいですね！」チビリ

前に飲んださけ武蔵と違って、とてもバランスの良いお上品な味です

花陽「甘みや旨みを感じさせながらも、キレが良いからほとんど後味が残らない・・・絶妙な引き際ですね！生のおりがらみらしく、微発泡なのも爽やかでいいです！」チビリ

さてさて、お次は頬肉を・・・。

花陽「・・・思ったとおり！これ、結構合いますよ！魚なんだけど魚じゃない、かといって肉でもない・・・そんな味です！焼肉のタレで濃い目に仕上げたのも、甘いお酒に合いますね・・・」チビリ

頬肉は強めに焼いてもあまり硬くならないんですよね。うっかり焼きすぎちゃっても美味しいのも魅力のひとつです！
静岡や宮城みたいな産地では普通に売ってるらしいけど、これは首都圏にもほしい味だね・・・。

花陽「最近スパークリング日本酒も増えてきてるけど、私はこのくらいの自然な炭酸感がいいですね・・・」チビリ

スパークリング日本酒にも炭酸ガスを足すタイプと、酵母を殺さずに瓶内で二次発酵させて自然に作るタイプあるんだよね。
やっぱり人工的なのはどうも舌に馴染まないです・・・。

花陽「炭酸が強すぎるとお酒自体の味が掴めなくて、何を飲んでるんだかわからなくなっちゃうんですよね。それに、スパークリング日本酒として売ってるのは二次発酵のやつでも度数が低いのが多いし、なんとなく飲んでる感じがしません・・・」チビチビ

ピーピーピー！

花陽「あ、ご飯炊けたみたい！お酒の残りも・・・、蒸らし時間にちょうどよさそうだね♪」

部屋中に充満したご飯の匂い、美味しいおつまみ、美味しいお酒・・・。

花陽「これが、今日という日を生き抜いたごほうびです・・・」

花陽「・・・そういえば！今日の課長は珍しくカッコよかったんですよ！」

花陽「大きな取引が決まりそうだったんだけど、ちょっぴりリスキーな相手だったんだよね。無難にこなすか、もう一歩踏み込むかで悩んでたんです」

花陽「そしたら課長が『責任を取るのが俺の仕事だ。お前がやりたいなら、とりあえずやってみろ』って言ったんです！あの課長がですよ！？正直、耳を疑いました・・・」

課長にもあんな上司らしいことが言えるなんて・・・意外です。

花陽「やりたいからやってみる、前もそんな簡単なことから、いろんなことが始まったんだよね・・・」

なんとなく、壁に掛けたコルクボードを見上げてみました。
そこには講堂でのライブの写真とラストライブの集合写真、それから私の二十歳の誕生日に初めて９人でお酒を飲んだときの写真・・・。
少し色あせちゃってるけど、今でもとても輝いている、私とみんなの大切な思い出・・・。

花陽「今はいろいろつらいことや、不安や悩みもあるけど・・・」

またいつかみんなで集合写真を撮るときには、やっぱりあの時みたいに・・・。

花陽「『いまが最高！』そう言える私でありたいです・・・」

・・・そう思いながら飲んだお酒は、なんだか今までより美味しく感じました。

花陽「・・・さあ、これから忙しくなります！ご飯を食べて、頑張っていきましょう♪」

こうして私の秋の夜長は過ぎていくのでした・・・。


おわり

これで終わりになります。

お目汚し失礼しました。
こんな文章を読んでくださってありがとうございます。

ネタがたまったら、またどこかで書きたいと思います

終わってしまった…
寂しい…
続き書いてくれるならそれを日本酒飲みながら楽しみに待ってます

お疲れ様です。
これ読みながらチビリチビリするのも楽しかったですよ。