ヴィーネ「みんな！　豆は持った！！」

タプリス「持ちましたけど」

ガヴ「何で大豆じゃなくて落花生なんだよ」

サターニャ「大豆だと、落ちたら食べられないけど、落花生だったら落ちても皮剥いて食べられるでしょ」

ラフィ「まぁ、そうですが」

ヴィーネ「ほら、鬼のポスターに豆投げて。鬼は外！　福は内！！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ガヴ「自分達が鬼みたいなもんじゃん。鬼は外福は内」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

タプリス「鬼は外福は内です！！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ラフィ「それ！　鬼は外福は内！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

サターニャ「痛！　ラフィエル！　ガヴリールっ！　私に豆当ってる！！！　痛っ！　痛い！！　」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ラフィ「すいません！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ガヴ「うん」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ヴィーネ「みんな、投げ終わったわね。投げた落花生を拾って、年の数だけ食べてね」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

タプリス「美味しいですね」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ラフィ「質素で美味しいです」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

サターニャ「一言多いのよ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ガヴ「不味くはないな」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

>>2
すいません。修正します。

ヴィーネ「みんな！　豆は持った！！」

タプリス「持ちましたけど」

ガヴ「何で大豆じゃなくて落花生なんだよ」

サターニャ「大豆だと、落ちたら食べられないけど、落花生だったら落ちても皮剥いて食べられるでしょ」

ラフィ「まぁ、そうですが」

ヴィーネ「ほら、鬼のポスターに豆投げて。鬼は外！　福は内！！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ガヴ「自分達が鬼みたいなもんじゃん。鬼は外福は内」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

タプリス「鬼は外福は内です！！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ラフィ「それ！　鬼は外福は内！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

サターニャ「痛！　ラフィエル！　ガヴリールっ！　私に豆当ってる！！！　痛っ！　痛い！！　」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ラフィ「すいません！」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ガヴ「うん」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

ヴィーネ「みんな、投げ終わったわね。投げた落花生を拾って、年の数だけ食べてね」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

タプリス「美味しいですね」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ラフィ「質素で美味しいです」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

サターニャ「一言多いのよ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ガヴ「不味くはないな」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

ラフィ「何て事がありましたね」

ガヴ「節分で落花生投げるって、この前調べたら北海道の習慣だったぞ」

タプリス「やはり、魔界って北海道なのでしょうか？」

ヴィーネ「違うわよ。ねぇ、サターニャ」

サターニャ「そうよ！　そうよ！！」

ガヴ「北海道の習慣といえば、体力測定の後に……」

ヴィーネ「ガヴ、焼肉の準備出来たわよ」

ガヴ「やっと焼肉食べれるな」

サターニャ「早く食べなさい。私が全部たべちゃうわよ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ガヴ「私のための焼肉だぞ。全部食べたら承知しないからな。……ん？」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ヴィーネ「どう？　美味しい？」

ガヴ「これ何の肉？」

ヴィーネ「羊よ」

ガヴ「羊！？　よく買えたな。どこに売ってたんだよ」

ヴィーネ「実家から送ってもらったのよ」

ガヴ「あと焼肉のタレがないな。元から肉に味が付いてるのか？」

サターニャ「そうよ！　美味しいでしょ！」

ガヴ「美味しいけど、違和感半端ない。牛タンとかカルビとか食べれると思ってたのに」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ヴィーネ「ごめんね。今度そういうのも食べさせてあげるから」

ガヴ「頼むぞ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ガヴ「なんて事があった」

ラフィ「北海道ですね」

サターニャ「どうして！？」

ラフィ「羊のお肉って北海道でよく食べられるんですよ。ジンギスカンって言うんです」

ヴィーネ「今まで普通に食べてきたから知らなかったわ。」

ガヴ「あと、細かい事だけどさ、初詣の屋台で……」

サターニャ「アメリカンドックなのに砂糖味がないの！？　いったいどういう事よ！！」

ガヴ「……」

ガヴ「って事があったな」

ラフィ「北海道決定ですね」

サターニャ「だから違うって言ってるでしょ！」

ガヴ「方言の時も思ったけど、やっぱ魔界って北海道だろ」

ヴィーネ「んー。一体どういう事なんだろね？　ま、それは置いておいて、七夕しましょう」

ガヴ「7月にしないからラッキーと思ってたら、今日やるのかよ」

タプリス「イベント好きの月乃瀬先輩が七夕やらないと思ってたらそう言いう事だったんですか」

ラフィ「まぁ、一年に二回七夕が出来るなんてラッキーと思いますか」

ガヴ「めんどくさい。私は行かない」

ヴィーネ「そんな事言わずに来てよ」

ガヴ「嫌」

ヴィーネ「いいじゃないー！　ね、お願い！」

ガヴ「結構です」

ヴィーネ「……」ﾌﾟｸｯ

ヴィーネ「ラフィー　ガヴを七夕に誘いたいんだけど、手伝ってくれる？」

ラフィ「うわぁ！　面白そうですね。分かりました！」

ヴィーネ「よし！」

ラフィ「……」ｼﾞﾛ

ヴィーネ「……」ｼﾞﾛ

ガヴ「！！」

ヴィーネ「それ拘束ー！」

ガヴ「あーーっ」

ヴィーネの家

ガヴ「ほら、短冊かけ終わったぞ。もういいだろ」

サターニャ「どんな願い掛けたのよ？」

ガヴ「『一生ダラダラしていたい』だ。サターニャはどうなんだよ」

サターニャ「もちろんっ！　『大悪魔になりたい』よ！　ヴィネットは？」

ヴィーネ「『ずっとみんなと友達でいられますように』よ」

サターニャ「悪魔らしくなくて、ヴィネットらしいわね」

ヴィーネ「別にいいでしょ！！　タプちゃんはなんて書いたの？」

タプリス「はい！　『天真先輩が昔みたいに戻ってくれますように』ですっ！」

ガヴ「絶対に叶わないな」

タプリス「そんな！？」

ラフィ「まあまあ、そんなに落ち込まないで下さい」

タプリス「白羽先輩……。ありがとうございます」

ガヴ「ラフィエルは何て書いたんだ？」

ラフィ「『早く後輩悪魔の名前が知りたい』です」

ガヴ「後輩悪魔？」

サターニャ「誰？　ヴィネット知ってる？」

ヴィーネ「知らないわ」

タプリス「……」

ラフィ「冗談ですよ。本当は『おもしろきこともなき世をおもしろく』です」

サターニャ「何それ？」

ガヴ「幕末の志士、高杉晋介の言葉だよ。知らないのか？」

ラフィ「ガヴちゃん、高杉晋介は銀魂の登場人物で、『おもしろきこともなき世をおもしろく』を言ったのは高杉晋作ですよ」

ガヴ「///！！！」

サターニャ「えぇ？　ガヴリール、間違えたの？　あんなどや顔で、自慢げに、言ったのに間違えてたのぉ？」

ガヴ「……///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ヴィーネ「サターニャ、やめなさい。ガヴが恥ずかしがってるでしょ」

タプリス「そうですよ、胡桃沢先輩！！」

ガヴ「どや顔なんてしてないだろ！！」

サターニャ「してたわよ！！」

タプリス「胡桃沢先輩、やめて下さいっ！　間違えたものはしょんないではないですか！！！」

ヴィーネ「え？」

サターニャ「え？」

ラフィ「どうしたんですか、ヴィーネさん、サターニャさん？」

ガヴ「///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

タプリス「？」

注）しょんないは静岡弁で仕方がないという意味。

完

短いですが、終りです。
ちなみにこの話は
【ガヴドロ】ガヴ「魔界って北海道なの？」 
の続きです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。

乙です