1: 2015/10/28(水) 02:07:35.970 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「よしっ…倒した」
僧侶「お疲れさまです」
魔法使い「お疲れ」
僧・魔「戦士っ!」
戦士「あ、ああ…お疲れ。」
戦士「俺より、勇者に言うべきじゃないか?」
僧侶「お疲れさまです」
魔法使い「お疲れ」
勇者「ああ」
僧侶「それで、戦士さん」
魔法使い「ちょっ!ズルいぞ!戦士っ!」
勇者「(さて、落としたアイテムでも拾ってるか)」
僧侶「お疲れさまです」
魔法使い「お疲れ」
僧・魔「戦士っ!」
戦士「あ、ああ…お疲れ。」
戦士「俺より、勇者に言うべきじゃないか?」
僧侶「お疲れさまです」
魔法使い「お疲れ」
勇者「ああ」
僧侶「それで、戦士さん」
魔法使い「ちょっ!ズルいぞ!戦士っ!」
勇者「(さて、落としたアイテムでも拾ってるか)」
2: 2015/10/28(水) 02:09:48.601 ID:yHUH9HqZ0.net
魔法使い「ギャーギャー」
僧侶「キャーキャー」
戦士「お、お前ら…ちょっと落ち着けよ」アセアセ
勇者「(馬のフン…なんでこんな物持ってんだよ。魔物が)」
勇者「(あ~腰痛ぇ…)」
戦士「あ~もう、落ち着けって」
魔法使い「だって…」
僧侶「そうですね。落ち着くべきです」
魔法使い「お前が言うか!」ベシッ
僧侶「痛っ!」
勇者「(向こう楽しそうだなぁ~)」ボーッ
僧侶「キャーキャー」
戦士「お、お前ら…ちょっと落ち着けよ」アセアセ
勇者「(馬のフン…なんでこんな物持ってんだよ。魔物が)」
勇者「(あ~腰痛ぇ…)」
戦士「あ~もう、落ち着けって」
魔法使い「だって…」
僧侶「そうですね。落ち着くべきです」
魔法使い「お前が言うか!」ベシッ
僧侶「痛っ!」
勇者「(向こう楽しそうだなぁ~)」ボーッ
3: 2015/10/28(水) 02:12:49.008 ID:yHUH9HqZ0.net
戦士「そ、それより。先に進もう!」
戦士「なっ!勇者」
勇者「ん?ああ、そうだな」
勇者「行くぞ」
勇者「…」
魔法使い「戦士~疲れてない?私が魔法で楽させてあげようか~」
僧侶「わ、私が!回復魔法使います!」
戦士「そんな、無駄なことにMP使うなよ…」
魔法使い「そ、そうですか?」
僧侶「そ、そうですね~」
魔法使い「僧侶ってすぐに意見変えるねぇ~」
僧侶「そ、そんなことないですよ!」
勇者「(ん?魔物がいるぞ~大変だぁ~)」
勇者「おいっ…魔物」
戦士「なっ!勇者」
勇者「ん?ああ、そうだな」
勇者「行くぞ」
勇者「…」
魔法使い「戦士~疲れてない?私が魔法で楽させてあげようか~」
僧侶「わ、私が!回復魔法使います!」
戦士「そんな、無駄なことにMP使うなよ…」
魔法使い「そ、そうですか?」
僧侶「そ、そうですね~」
魔法使い「僧侶ってすぐに意見変えるねぇ~」
僧侶「そ、そんなことないですよ!」
勇者「(ん?魔物がいるぞ~大変だぁ~)」
勇者「おいっ…魔物」
4: 2015/10/28(水) 02:15:23.937 ID:yHUH9HqZ0.net
僧侶「ギャーギャー」
魔法使い「フギャーッ!」
戦士「おい…お前ら」
勇者「…」ハァ
勇者「かかってこい…魔物共」
勇者「はっ!」ジャキッ
戦士「だから、お前らケンカはやめろって」
勇者「(ん?弱点はそこか…)」
僧侶「ですが。魔法使いが先に」
魔法使い「フギャーッ!」
戦士「おい…お前ら」
勇者「…」ハァ
勇者「かかってこい…魔物共」
勇者「はっ!」ジャキッ
戦士「だから、お前らケンカはやめろって」
勇者「(ん?弱点はそこか…)」
僧侶「ですが。魔法使いが先に」
5: 2015/10/28(水) 02:17:38.846 ID:yHUH9HqZ0.net
魔法使い「何!?私に罪押し付けんの!?」
魔法使い「だいたいねぇ~」
戦士「だから、落ち着け!」
戦士「なあ、勇者からも…」
勇者「ん?」
戦士「わ、悪い…」
勇者「気にするなよ。もう慣れたし」
戦士「俺、戦士なのにな」
勇者「まあ、俺は勇者でお前ら守るのが役目みたいなもんだから」
戦士「…」
魔法使い「だからねぇ…」
僧侶「なんですかぁ~」
魔法使い「だいたいねぇ~」
戦士「だから、落ち着け!」
戦士「なあ、勇者からも…」
勇者「ん?」
戦士「わ、悪い…」
勇者「気にするなよ。もう慣れたし」
戦士「俺、戦士なのにな」
勇者「まあ、俺は勇者でお前ら守るのが役目みたいなもんだから」
戦士「…」
魔法使い「だからねぇ…」
僧侶「なんですかぁ~」
6: 2015/10/28(水) 02:19:17.869 ID:yHUH9HqZ0.net
戦士「なあ、僧侶。勇者手当てしてやってくれ」
僧侶「わかりましたぁ~」フフンッ
魔法使い「グググッ…」
僧侶「回復魔法」
勇者「悪いな」
僧侶「いえいえ~」
戦士「すまんな」
僧侶「気にしないでくださぁ~い…」デレデレ
魔法使い「チッ…」
僧侶「わかりましたぁ~」フフンッ
魔法使い「グググッ…」
僧侶「回復魔法」
勇者「悪いな」
僧侶「いえいえ~」
戦士「すまんな」
僧侶「気にしないでくださぁ~い…」デレデレ
魔法使い「チッ…」
7: 2015/10/28(水) 02:23:15.875 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「(最近一人旅でも大丈夫なくらい強くなったな…)」
勇者「(こいつら、もう少しだけ戦闘に混ざってもらわないと困るんだけどな)」
勇者「(主に自分達が…)」
勇者「(ま、そうなっても…戦士もいるし大丈夫だろう)」
戦士「だから、ケンカするなら…二人のこと嫌いになるぞ!」
魔法使い「えっ!?」
僧侶「!!」
戦士「いいのか?」
魔法使い「…わかった。仲良くする」
僧侶「私も…」
戦士「うん。聞き分けよくて助かる」ナデナデ
僧侶「へへえ~」
魔法使い「…」///
勇者「(うん、二人は戦士にまかせれば問題ないな)」
勇者「(こいつら、もう少しだけ戦闘に混ざってもらわないと困るんだけどな)」
勇者「(主に自分達が…)」
勇者「(ま、そうなっても…戦士もいるし大丈夫だろう)」
戦士「だから、ケンカするなら…二人のこと嫌いになるぞ!」
魔法使い「えっ!?」
僧侶「!!」
戦士「いいのか?」
魔法使い「…わかった。仲良くする」
僧侶「私も…」
戦士「うん。聞き分けよくて助かる」ナデナデ
僧侶「へへえ~」
魔法使い「…」///
勇者「(うん、二人は戦士にまかせれば問題ないな)」
9: 2015/10/28(水) 02:25:51.309 ID:yHUH9HqZ0.net
戦士「さ、行くぞ」
魔法使い「はぁ~い」
僧侶「へへ~」
勇者「…」スタスタ
勇者「(疲れた…)」
―町―
戦士「俺、宿屋取ってくる」
魔法使い「私も~」
僧侶「私も~」
戦士「いや、そんなにいらんだろ…買い物とかもあるし」
勇者「いや、俺にまかせていいぞ」
戦士「いや、しかし…」
魔法使い「はぁ~い」
僧侶「へへ~」
勇者「…」スタスタ
勇者「(疲れた…)」
―町―
戦士「俺、宿屋取ってくる」
魔法使い「私も~」
僧侶「私も~」
戦士「いや、そんなにいらんだろ…買い物とかもあるし」
勇者「いや、俺にまかせていいぞ」
戦士「いや、しかし…」
11: 2015/10/28(水) 02:28:54.363 ID:yHUH9HqZ0.net
魔法使い「ほらほら~戦士。勇者もそう言ってるんだから~」
僧侶「そうですよ~」
戦士「しかし」
勇者「気にすんなって」ニコッ
勇者「二人の相手は。戦士にまかせる」
勇者「命令だ!さ、行け」
魔法使い「ほらほら、勇者の命令じゃしょうがないって~」
僧侶「そうですよ~命令じゃ仕方ないですよ~」
戦士「…」
戦士「わかった」
戦士「じゃあ、宿で待ってるから」
勇者「おう!」
勇者「…」スタスタ
僧侶「そうですよ~」
戦士「しかし」
勇者「気にすんなって」ニコッ
勇者「二人の相手は。戦士にまかせる」
勇者「命令だ!さ、行け」
魔法使い「ほらほら、勇者の命令じゃしょうがないって~」
僧侶「そうですよ~命令じゃ仕方ないですよ~」
戦士「…」
戦士「わかった」
戦士「じゃあ、宿で待ってるから」
勇者「おう!」
勇者「…」スタスタ
12: 2015/10/28(水) 02:32:50.200 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「(さてと、買い忘れはないな…)」
勇者「(ん?)」
少女「や、やめてください…」
チンピラ「いいだろ…さっさとさ」
少女「いやあ~」
勇者「おい、なにしてんだ?」
チンピラ「ああ?」
勇者「その子から手を離せ…」
チンピラ「んだぁ?変な格好しやがって!」
勇者「別に変じゃない…ただの布の服だ…」バキッ
チンピラ「ぐはっ!!?」
勇者「ったく…ここは治安が悪いのか?」
少女「あ、あの…」
勇者「ん?ああ、ケガはないか?」
少女「あの、助けていただいて…ありがとうございます」
勇者「(ん?)」
少女「や、やめてください…」
チンピラ「いいだろ…さっさとさ」
少女「いやあ~」
勇者「おい、なにしてんだ?」
チンピラ「ああ?」
勇者「その子から手を離せ…」
チンピラ「んだぁ?変な格好しやがって!」
勇者「別に変じゃない…ただの布の服だ…」バキッ
チンピラ「ぐはっ!!?」
勇者「ったく…ここは治安が悪いのか?」
少女「あ、あの…」
勇者「ん?ああ、ケガはないか?」
少女「あの、助けていただいて…ありがとうございます」
14: 2015/10/28(水) 02:35:56.357 ID:yHUH9HqZ0.net
少女「あの、できれば…お礼を」
勇者「いや、別にそんな…」
少女「いえ、そんなことを言わず…」
勇者「では、少しだけ…」
少女家
少女「これ、お茶です…」
勇者「これは、どうも…」
勇者「…」ゴクッ
勇者「ふぅ…」
少女「あの…」
勇者「ん?」
少女「いえ…」
勇者「…?」
勇者「…」バタッ
少女「…」ニヤッ
勇者「いや、別にそんな…」
少女「いえ、そんなことを言わず…」
勇者「では、少しだけ…」
少女家
少女「これ、お茶です…」
勇者「これは、どうも…」
勇者「…」ゴクッ
勇者「ふぅ…」
少女「あの…」
勇者「ん?」
少女「いえ…」
勇者「…?」
勇者「…」バタッ
少女「…」ニヤッ
16: 2015/10/28(水) 02:38:46.487 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「…」
少女「久しぶりの…ご馳走だな。あのチンピラより旨そうだ」
少女「では、いただきま~す…」
勇者「そういうわけね」
少女「なっ!?」
勇者「お前。魔物か?」
少女「チッ!薬が効いてないだと?」
勇者「悪いな。こういうの慣れてるから」
少女「だったらこのまま喰い頃してやる!!」
勇者「…」サッ
勇者「…」ザシュッ
少女「ぐあはぁ!?」
勇者「…はあ」
少女「久しぶりの…ご馳走だな。あのチンピラより旨そうだ」
少女「では、いただきま~す…」
勇者「そういうわけね」
少女「なっ!?」
勇者「お前。魔物か?」
少女「チッ!薬が効いてないだと?」
勇者「悪いな。こういうの慣れてるから」
少女「だったらこのまま喰い頃してやる!!」
勇者「…」サッ
勇者「…」ザシュッ
少女「ぐあはぁ!?」
勇者「…はあ」
18: 2015/10/28(水) 02:42:05.618 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「埋めとくか…」
―宿屋―
勇者「…悪いな。遅くなって」
戦士「大丈夫か!心配してたんだぞ」
魔法使い「戦士ぃ~」
僧侶「戦士さぁ~ん」
戦士「どうしたんだ?」
勇者「いや、ちょっと野暮用でな?」
戦士「そ、そうか…」
勇者「(はぁ、今日は疲れた…)」
勇者「悪い、俺もう寝るわ」
勇者「俺の部屋は?」
戦士「この部屋の右隣だ」
勇者「サンキュ…」ガチャッ
―宿屋―
勇者「…悪いな。遅くなって」
戦士「大丈夫か!心配してたんだぞ」
魔法使い「戦士ぃ~」
僧侶「戦士さぁ~ん」
戦士「どうしたんだ?」
勇者「いや、ちょっと野暮用でな?」
戦士「そ、そうか…」
勇者「(はぁ、今日は疲れた…)」
勇者「悪い、俺もう寝るわ」
勇者「俺の部屋は?」
戦士「この部屋の右隣だ」
勇者「サンキュ…」ガチャッ
19: 2015/10/28(水) 02:44:58.102 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「…」zzz
―次の日―
勇者「…」
勇者「もう、朝か…」
勇者「んん~」
勇者「起きるか…」
勇者「…」ガチャッ
勇者「朝飯っと…」
戦士「少し離れてくれ…」
僧侶「そ、そんなこと言わずに」
魔法使い「はい、あ~ん」
勇者「…」
戦士「あ、勇者!おはよう!」
勇者「お、おお…おはよう」
勇者「朝から大変だな」ハハハ
―次の日―
勇者「…」
勇者「もう、朝か…」
勇者「んん~」
勇者「起きるか…」
勇者「…」ガチャッ
勇者「朝飯っと…」
戦士「少し離れてくれ…」
僧侶「そ、そんなこと言わずに」
魔法使い「はい、あ~ん」
勇者「…」
戦士「あ、勇者!おはよう!」
勇者「お、おお…おはよう」
勇者「朝から大変だな」ハハハ
20: 2015/10/28(水) 02:46:14.898 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「俺の飯はどこだ?」
戦士「ああ、今。用意されると思うぞ」
魔法使い「戦士~」
僧侶「戦士さん!」
戦士「わかったから!」
勇者「ん…サンキュ」
勇者「…」スタスタ
勇者「…」
戦士「ああ、今。用意されると思うぞ」
魔法使い「戦士~」
僧侶「戦士さん!」
戦士「わかったから!」
勇者「ん…サンキュ」
勇者「…」スタスタ
勇者「…」
22: 2015/10/28(水) 02:48:33.876 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「…」
宿長「…」スッ
勇者「あ、ども…」
勇者「いただきます」
勇者「…」モグモグ
勇者「…」ジーッ
戦士「わかったから。ほら」パクッ
魔法使い「わぁ~嬉しい」
僧侶「ず、ずるいです!」
魔法使い「これくらいはしなきゃね」フフン
僧侶「…グググ」
宿長「…」スッ
勇者「あ、ども…」
勇者「いただきます」
勇者「…」モグモグ
勇者「…」ジーッ
戦士「わかったから。ほら」パクッ
魔法使い「わぁ~嬉しい」
僧侶「ず、ずるいです!」
魔法使い「これくらいはしなきゃね」フフン
僧侶「…グググ」
24: 2015/10/28(水) 02:52:14.053 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「(今日はどこまで行けるかな…魔王城ってどこら辺だっけ?)」
勇者「(あと少しってのは確かだったよなぁ~)」
勇者「まあ、今日中にたどりつきたいな…」
戦士「さて、そろそろ出るか」
魔法使い「はーい」
僧侶「はーい」
勇者「(僧侶と魔法使い。仲良いな…絶対)」
勇者「(あと少しってのは確かだったよなぁ~)」
勇者「まあ、今日中にたどりつきたいな…」
戦士「さて、そろそろ出るか」
魔法使い「はーい」
僧侶「はーい」
勇者「(僧侶と魔法使い。仲良いな…絶対)」
25: 2015/10/28(水) 02:55:02.075 ID:yHUH9HqZ0.net
―魔王城―
勇者「あっつう間だったな…」
戦士「ああ」
魔法使い「なんか、私達全然戦ってない気が」
僧侶「あ、私もです」
勇者「(そりゃ、基本的に俺と戦士が戦ってるからな)」
勇者「ささっと、姫を取り返しに行こう…」
戦士「あ、ああ…姫様」
魔法使い「私達の最終目標だからね」
僧侶「そうです!」
勇者「(いや、二人の最終目標は戦士と付き合うことだろ)」
勇者「さて、行くかな」
勇者「あっつう間だったな…」
戦士「ああ」
魔法使い「なんか、私達全然戦ってない気が」
僧侶「あ、私もです」
勇者「(そりゃ、基本的に俺と戦士が戦ってるからな)」
勇者「ささっと、姫を取り返しに行こう…」
戦士「あ、ああ…姫様」
魔法使い「私達の最終目標だからね」
僧侶「そうです!」
勇者「(いや、二人の最終目標は戦士と付き合うことだろ)」
勇者「さて、行くかな」
27: 2015/10/28(水) 02:58:53.787 ID:yHUH9HqZ0.net
魔王「おいっす~」
勇者「…」
戦士「…」
魔法使い「…」
僧侶「おいっす~」
魔王「ノリいいねぇ~ボクと付き合わない~」
僧侶「遠慮します」ニコッ
魔王「笑顔が怖いねぇ~」
勇者「お前が…魔王か」
魔王「そうだっち~」
勇者「なんか、想像と違う…」
戦士「ああ、まったくだ」
勇者「何あいつ、姫さらったからどんな奴かと思えば」
勇者「ただのチャラ男じゃん」
魔王「ん?姫を取り返しに来たの~」
勇者「…」
戦士「…」
魔法使い「…」
僧侶「おいっす~」
魔王「ノリいいねぇ~ボクと付き合わない~」
僧侶「遠慮します」ニコッ
魔王「笑顔が怖いねぇ~」
勇者「お前が…魔王か」
魔王「そうだっち~」
勇者「なんか、想像と違う…」
戦士「ああ、まったくだ」
勇者「何あいつ、姫さらったからどんな奴かと思えば」
勇者「ただのチャラ男じゃん」
魔王「ん?姫を取り返しに来たの~」
28: 2015/10/28(水) 03:01:28.603 ID:yHUH9HqZ0.net
魔王「いいよ~返す~」
魔王「だって、あの姫様構ってくれないんだもん~ボクちんに~」
魔王「だから、もう返すよ~」
魔王「それに、ボクれから静かに暮らしていきたいと思ってたし~」
魔王「だから、もう悪さもしないから許してちょん」
勇者「…まあ、嘘はついてないみたいだし…」
魔王「あれ?疑わないの~」
勇者「これまで旅してきたからな…嘘を見抜ける力ぐらいは…」
勇者「(いろいろあったからな…)」
魔王「そっか~理解が早くて助かるよ~」
勇者「それで、姫はどこだ?」
魔王「あの、部屋~」
勇者「そうか…」スタスタ
魔王「だって、あの姫様構ってくれないんだもん~ボクちんに~」
魔王「だから、もう返すよ~」
魔王「それに、ボクれから静かに暮らしていきたいと思ってたし~」
魔王「だから、もう悪さもしないから許してちょん」
勇者「…まあ、嘘はついてないみたいだし…」
魔王「あれ?疑わないの~」
勇者「これまで旅してきたからな…嘘を見抜ける力ぐらいは…」
勇者「(いろいろあったからな…)」
魔王「そっか~理解が早くて助かるよ~」
勇者「それで、姫はどこだ?」
魔王「あの、部屋~」
勇者「そうか…」スタスタ
29: 2015/10/28(水) 03:05:52.872 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「(一応用心しておくか…)」ガチャッ
姫「…」
勇者「姫様?」
姫「勇者さま?」
勇者「ええっと…た、助けに来ました」
姫「ああ、助けにこられたのですか…」
勇者「は、はい…」
姫「それは、助かります」
姫「それでは、帰りましょうか」
勇者「…は、はい」
勇者「(思ってたより元気だな…)」
勇者「姫様。連れてきた」
姫様「ありがとうございます…」
姫「…」
勇者「姫様?」
姫「勇者さま?」
勇者「ええっと…た、助けに来ました」
姫「ああ、助けにこられたのですか…」
勇者「は、はい…」
姫「それは、助かります」
姫「それでは、帰りましょうか」
勇者「…は、はい」
勇者「(思ってたより元気だな…)」
勇者「姫様。連れてきた」
姫様「ありがとうございます…」
31: 2015/10/28(水) 03:08:38.778 ID:yHUH9HqZ0.net
姫様「皆さん…私はやっと帰れます…」
勇者「(礼儀は正しい?)」
姫様「それでは、帰りましょうか」
勇者「移動魔法…」シュンッ
―王室―
勇者「…」
戦士「…」
姫「…」
僧侶「…」
魔法使い「…」
戦士「行くのは時間掛かったが…帰るのは早いもんだな…」
僧侶「そんなものですよ」
魔法使い「まったくね」
姫「お父様」
王「やっと帰ってきてくれたか…娘よ!」
勇者「(礼儀は正しい?)」
姫様「それでは、帰りましょうか」
勇者「移動魔法…」シュンッ
―王室―
勇者「…」
戦士「…」
姫「…」
僧侶「…」
魔法使い「…」
戦士「行くのは時間掛かったが…帰るのは早いもんだな…」
僧侶「そんなものですよ」
魔法使い「まったくね」
姫「お父様」
王「やっと帰ってきてくれたか…娘よ!」
32: 2015/10/28(水) 03:11:09.623 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「(さてと、俺も親に顔でも見せてくるかな…)」
戦士「しかしな…」
僧侶「でも~やっぱり記念にね」
魔法使い「そうそう、みんなでご飯をねぇ~」
戦士「はぁ…わかったよ」
魔法使い「よしっ!」
僧侶「では、行きましょう!」グイグイ
戦士「おいおい、勇者は?」
僧侶「…あ、あとで呼びますから」
魔法使い「そ、そうよ」
勇者「いや、俺パスする」
戦士「しかしな…」
僧侶「でも~やっぱり記念にね」
魔法使い「そうそう、みんなでご飯をねぇ~」
戦士「はぁ…わかったよ」
魔法使い「よしっ!」
僧侶「では、行きましょう!」グイグイ
戦士「おいおい、勇者は?」
僧侶「…あ、あとで呼びますから」
魔法使い「そ、そうよ」
勇者「いや、俺パスする」
33: 2015/10/28(水) 03:14:14.144 ID:yHUH9HqZ0.net
僧侶「そ、そうですか」
魔法使い「まあ、しょうがないよね…それじゃ」
戦士「なんか用事でもあるのか?」
勇者「いや、特にないけど」
戦士「だったら行くべきだろ」
魔法使う「む、無理強いは良くないって!」
僧侶「そうそう」
勇者「まあ、その前に王様から話しがあるけどな」
魔法使い「え、そうなの?」
戦士「そうなのか?」
僧侶「話ってなんでしょうね」
勇者「さぁ?」
魔法使い「まあ、しょうがないよね…それじゃ」
戦士「なんか用事でもあるのか?」
勇者「いや、特にないけど」
戦士「だったら行くべきだろ」
魔法使う「む、無理強いは良くないって!」
僧侶「そうそう」
勇者「まあ、その前に王様から話しがあるけどな」
魔法使い「え、そうなの?」
戦士「そうなのか?」
僧侶「話ってなんでしょうね」
勇者「さぁ?」
34: 2015/10/28(水) 03:17:21.777 ID:yHUH9HqZ0.net
王「皆の者よく我が娘を無事取り返してくれた…感謝する」
王「それで、皆の者に一つなんでも願いをかなえようと思ってな」
戦士「願いですか…」
王「ああ」
戦士「(ここは、一番頑張った勇者が願いをかなえるべきだな!)」
魔法使い「はーい。じゃあ、ここの飲食店で無料でなんでも食べ放題にして!」
王様「わかった」
戦士「おい!」
魔法使い「何?」
戦士「いや、ここは勇者が!」
勇者「ん?いや、いいよ。俺は」
戦士「はぁ!?」
戦士「いいのか?」
王「それで、皆の者に一つなんでも願いをかなえようと思ってな」
戦士「願いですか…」
王「ああ」
戦士「(ここは、一番頑張った勇者が願いをかなえるべきだな!)」
魔法使い「はーい。じゃあ、ここの飲食店で無料でなんでも食べ放題にして!」
王様「わかった」
戦士「おい!」
魔法使い「何?」
戦士「いや、ここは勇者が!」
勇者「ん?いや、いいよ。俺は」
戦士「はぁ!?」
戦士「いいのか?」
35: 2015/10/28(水) 03:19:25.806 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「まあ、俺も特に願いがないからなぁ~」
戦士「お前…無欲な奴だな…」
勇者「そんなことねぇよ」
勇者「(まあ、一番欲しい物は自分でやらなきゃ意味ないし)」
戦士「…」
魔法使い「ほら!そろそろ。行こうよ!」
僧侶「なんだか、祭りみたいにやるみたいですよ!」
戦士「あ、今行く…」
戦士「お前…無欲な奴だな…」
勇者「そんなことねぇよ」
勇者「(まあ、一番欲しい物は自分でやらなきゃ意味ないし)」
戦士「…」
魔法使い「ほら!そろそろ。行こうよ!」
僧侶「なんだか、祭りみたいにやるみたいですよ!」
戦士「あ、今行く…」
37: 2015/10/28(水) 03:21:37.951 ID:yHUH9HqZ0.net
戦士「お前も出ろよ」
勇者「まあ、気が向いたら」
戦士「絶対に来いよ!お前が頑張ったんだお前が一番楽しむべきなんだ!」
勇者「何言ってんだよ、お前も頑張っただろ」
戦士「一番はお前だ」
勇者「俺は戦いくらいしか役に立ってないと思うが」
戦士「それが一番の功績だろう!」
勇者「そういうもんか…」
戦士「ああ、そういうものだ」
勇者「まあ、気が向いたら」
戦士「絶対に来いよ!お前が頑張ったんだお前が一番楽しむべきなんだ!」
勇者「何言ってんだよ、お前も頑張っただろ」
戦士「一番はお前だ」
勇者「俺は戦いくらいしか役に立ってないと思うが」
戦士「それが一番の功績だろう!」
勇者「そういうもんか…」
戦士「ああ、そういうものだ」
39: 2015/10/28(水) 03:24:12.290 ID:yHUH9HqZ0.net
―祭り―
ワイワイガヤガヤ
戦士「…」
魔法使い「戦士~なんでそんなに辛気臭い顔してんの~」
僧侶「そうですよ~せっかくだから楽しみましょうよー」
戦士「ん?ああ、そうだな」
勇者「…」スタスタ
戦士「勇者!」
勇者「ん?ああ、いたいた」
勇者「ここで、飲もうと思ってな」
勇者「せっかくの仲間なんだしな」
戦士「ああ、ほら」
勇者「おお、サンキュ」
勇者「…」ゴクゴクッ
勇者「ふはぁ~」
ワイワイガヤガヤ
戦士「…」
魔法使い「戦士~なんでそんなに辛気臭い顔してんの~」
僧侶「そうですよ~せっかくだから楽しみましょうよー」
戦士「ん?ああ、そうだな」
勇者「…」スタスタ
戦士「勇者!」
勇者「ん?ああ、いたいた」
勇者「ここで、飲もうと思ってな」
勇者「せっかくの仲間なんだしな」
戦士「ああ、ほら」
勇者「おお、サンキュ」
勇者「…」ゴクゴクッ
勇者「ふはぁ~」
40: 2015/10/28(水) 03:26:57.890 ID:yHUH9HqZ0.net
戦士「やめてくれ」
魔法使い「そんなこと言わずに~」
僧侶「そうですよ~夜はまだまだこれからですしぃ~」
戦士「僧侶が酔って若干キャラが…」
僧侶「ほらぁ」
勇者「(さて、そろそろ退出するかなぁー)」スタスタ
勇者「(戦士…頑張れ…)」タッタッタ
勇者「ふう」
勇者「…ん?」
姫「…」
勇者「そんなところにいたのか…」
姫「あら、勇者…」
勇者「まさか、お前みたいなおてんばが連れ去られるとは…」
姫「うるさいわね」
魔法使い「そんなこと言わずに~」
僧侶「そうですよ~夜はまだまだこれからですしぃ~」
戦士「僧侶が酔って若干キャラが…」
僧侶「ほらぁ」
勇者「(さて、そろそろ退出するかなぁー)」スタスタ
勇者「(戦士…頑張れ…)」タッタッタ
勇者「ふう」
勇者「…ん?」
姫「…」
勇者「そんなところにいたのか…」
姫「あら、勇者…」
勇者「まさか、お前みたいなおてんばが連れ去られるとは…」
姫「うるさいわね」
43: 2015/10/28(水) 03:30:18.361 ID:yHUH9HqZ0.net
姫「アンタ…私だから助けてくれたの?」
勇者「ん?いや、誰でも助けてたんじゃね?」
姫「そう」
勇者「まあ、お前だから本気で心配して本気で助けようと思ったけど」
姫「…」
勇者「どうした?」
姫「なんでもないわ」
勇者「そうか…風当たり良いな…」
姫「そうね…」
勇者「なあ、姫…」
姫「何?」
勇者「俺と…結婚してくれ…」
姫「…はい」
勇者「ん?いや、誰でも助けてたんじゃね?」
姫「そう」
勇者「まあ、お前だから本気で心配して本気で助けようと思ったけど」
姫「…」
勇者「どうした?」
姫「なんでもないわ」
勇者「そうか…風当たり良いな…」
姫「そうね…」
勇者「なあ、姫…」
姫「何?」
勇者「俺と…結婚してくれ…」
姫「…はい」
45: 2015/10/28(水) 03:33:05.513 ID:yHUH9HqZ0.net
―5年後―
勇者「ふわぁ~」
姫「アンタ…何してるの?」
勇者「え?暇だから…休憩?」
姫「ちゃんとしなさい!」
勇者「はい!」
勇者「さて、警備の続きでもしようかな~」
勇者「ん?戦士~」
戦士「お、勇者だな」
勇者「お前ら仲良しなのね」
魔法使い「そうでしょ~」
僧侶「そうなの~」
勇者「ふわぁ~」
姫「アンタ…何してるの?」
勇者「え?暇だから…休憩?」
姫「ちゃんとしなさい!」
勇者「はい!」
勇者「さて、警備の続きでもしようかな~」
勇者「ん?戦士~」
戦士「お、勇者だな」
勇者「お前ら仲良しなのね」
魔法使い「そうでしょ~」
僧侶「そうなの~」
47: 2015/10/28(水) 03:35:24.532 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「二人は大変だよな」
魔法使い「私が正妻」
僧侶「私よ!!」
勇者「まだ、ケンカするのね…」
戦士「つーか、俺も俺で大変なのよ?」
勇者「わかってるって…まあ、あんなことになったらな」
戦士「ああ、俺は責任は取るからな…」
勇者「真面目な奴だねぇ…」
戦士「二人は絶対に幸せにする!」
勇者「かっけぇなお前…」
魔法使い「私が正妻」
僧侶「私よ!!」
勇者「まだ、ケンカするのね…」
戦士「つーか、俺も俺で大変なのよ?」
勇者「わかってるって…まあ、あんなことになったらな」
戦士「ああ、俺は責任は取るからな…」
勇者「真面目な奴だねぇ…」
戦士「二人は絶対に幸せにする!」
勇者「かっけぇなお前…」
49: 2015/10/28(水) 03:38:09.727 ID:yHUH9HqZ0.net
魔法使い「私!」
僧侶「私!」
戦士「いい加減にしろ」
魔法使い「すみません…」
僧侶「ごめんなさい…」
戦士「二人ともしっかり…愛してるから…」
魔法使い「(逆レ○プしかおかげだ…)」
僧侶「(フフフ…)」
戦士「さ、帰るか」
戦士「またな、勇者」
勇者「おう」
僧侶「私!」
戦士「いい加減にしろ」
魔法使い「すみません…」
僧侶「ごめんなさい…」
戦士「二人ともしっかり…愛してるから…」
魔法使い「(逆レ○プしかおかげだ…)」
僧侶「(フフフ…)」
戦士「さ、帰るか」
戦士「またな、勇者」
勇者「おう」
51: 2015/10/28(水) 03:40:58.960 ID:yHUH9HqZ0.net
勇者「ただいま」
姫「待ってた…おかえり」
勇者「お、おお…」
姫「フフ…今日もお疲れ様」
勇者「おお」
姫「明日も頑張ってね」
姫「私も頑張るからさ」
姫「二人で」
勇者「ああ、わかってるって」
勇者「(まあ、こういうのも…いいもんだな)」
終わり
姫「待ってた…おかえり」
勇者「お、おお…」
姫「フフ…今日もお疲れ様」
勇者「おお」
姫「明日も頑張ってね」
姫「私も頑張るからさ」
姫「二人で」
勇者「ああ、わかってるって」
勇者「(まあ、こういうのも…いいもんだな)」
終わり
52: 2015/10/28(水) 03:41:22.337 ID:ZWlakvWL0.net
姫様なのになにふつうの家庭持ってんだよ!
54: 2015/10/28(水) 03:46:47.102 ID:pSHV4PthE.net
乙
もうちょい起伏が欲しかった
もうちょい起伏が欲しかった
55: 2015/10/28(水) 04:02:04.793 ID:+pzi2ncya.net
結局これといって大きな何かは起こらなかったな
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