1: 2011/11/15(火) 21:57:16.29 ID:UVwLG+HY0
名瀬「やっほー、高貴くん。兄貴どこにいるかしらねーか?」
阿久根「真黒さんかい?多分、-13組の授業だと思うけど…。」
上無津呂「やあ、高貴くん。もしよかったら、近いうちに手合わせ願えないかい?」
阿久根「もちろん。いつでも受けてたつよ。」
球磨川『ねえ、高貴ちゃん。裸エプロンのことなんだけど…。』
阿久根「…球磨川さん、めだかさんならともかく。鰐塚さんたちに着せるのだけは勘弁してくださいよ。」
鰐塚「………。」
鰐塚「こ、こ……こう……阿久根殿。」
阿久根「ん?なんだい、鰐塚さん。」
阿久根「真黒さんかい?多分、-13組の授業だと思うけど…。」
上無津呂「やあ、高貴くん。もしよかったら、近いうちに手合わせ願えないかい?」
阿久根「もちろん。いつでも受けてたつよ。」
球磨川『ねえ、高貴ちゃん。裸エプロンのことなんだけど…。』
阿久根「…球磨川さん、めだかさんならともかく。鰐塚さんたちに着せるのだけは勘弁してくださいよ。」
鰐塚「………。」
鰐塚「こ、こ……こう……阿久根殿。」
阿久根「ん?なんだい、鰐塚さん。」
5: 2011/11/15(火) 22:03:03.51 ID:UVwLG+HY0
鰐塚「いえっ…、その…。阿久根殿は仲の良いご友人が多いでありますな。」
阿久根「そ、そうかい?─まぁ、まったくいないという自信はあるけれど。」
鰐塚「その、…さぞおモテになられるのでしょうな。」
阿久根「うーん、確かにプリンスだと持て囃された時期もあったけど。あれも反則王に肖ったものだし。」
鰐塚「しかし、それを知らない人は、阿久根殿の容姿や振る舞いを見てそう呼んでいるのでしょうし…」
阿久根「そ、そうかい?─まぁ、まったくいないという自信はあるけれど。」
鰐塚「その、…さぞおモテになられるのでしょうな。」
阿久根「うーん、確かにプリンスだと持て囃された時期もあったけど。あれも反則王に肖ったものだし。」
鰐塚「しかし、それを知らない人は、阿久根殿の容姿や振る舞いを見てそう呼んでいるのでしょうし…」
8: 2011/11/15(火) 22:07:48.02 ID:UVwLG+HY0
阿久根「…でも、いったいどうしたんだい?」
鰐塚「え?」
阿久根「いや、いきなりそんな事を聞くなんて。僕の中の君の人物像とは少し違うから。」
鰐塚「……阿久根殿の中では、私はどのように映っているのでありますか?」
阿久根「そうだね、なんといっても可愛い弟子だよ。」
鰐塚「……弟子。」
阿久根「?」
鰐塚「い、いえっ。…あの、私はここで…。」
阿久根「あ、ああ。またね、鰐塚さん。」
鰐塚「え?」
阿久根「いや、いきなりそんな事を聞くなんて。僕の中の君の人物像とは少し違うから。」
鰐塚「……阿久根殿の中では、私はどのように映っているのでありますか?」
阿久根「そうだね、なんといっても可愛い弟子だよ。」
鰐塚「……弟子。」
阿久根「?」
鰐塚「い、いえっ。…あの、私はここで…。」
阿久根「あ、ああ。またね、鰐塚さん。」
9: 2011/11/15(火) 22:11:55.21 ID:UVwLG+HY0
鰐塚「…やはり、現状では私はあの人にとって、弟子でしかないのだな。」
鰐塚「……彼に私のあの時の言葉は、どう響いたのだろうか。」
財部「あれ、ワニちゃん。どうしたの?」
鰐塚「…タカ。それに皆も。」
希望が丘「機械的に見て、元気がないようにお見受けしますが。」
鰐塚「…いや。心配するな…、大丈夫だ。」
与次郎「ダメだよ、ちゃんと話して!(そう、沈んだ心をエサにアイツがやってくる!)」
鰐塚「……それがだな。」
鰐塚「……彼に私のあの時の言葉は、どう響いたのだろうか。」
財部「あれ、ワニちゃん。どうしたの?」
鰐塚「…タカ。それに皆も。」
希望が丘「機械的に見て、元気がないようにお見受けしますが。」
鰐塚「…いや。心配するな…、大丈夫だ。」
与次郎「ダメだよ、ちゃんと話して!(そう、沈んだ心をエサにアイツがやってくる!)」
鰐塚「……それがだな。」
11: 2011/11/15(火) 22:15:56.48 ID:UVwLG+HY0
喜々津「なるほどにゃー。」
財部「つまり、ワニちゃんも下の名前で阿久根せんぱいを呼んでみたいんだ。
-つかラブラブなカンジで手を繋いでただろ-」
与次郎「でも、それなら呼べばいいんじゃない?阿久根せんぱいってそれで怒るほど小さい人でもないと思うよ。」
希望が丘「ウィ。私もそのように思います。」
鰐塚「し、しかしだな…、その、なんというか…。」
財部「-ようするに恥ずかしいんだろ-まあ、確かに抵抗あるよね。」
財部「つまり、ワニちゃんも下の名前で阿久根せんぱいを呼んでみたいんだ。
-つかラブラブなカンジで手を繋いでただろ-」
与次郎「でも、それなら呼べばいいんじゃない?阿久根せんぱいってそれで怒るほど小さい人でもないと思うよ。」
希望が丘「ウィ。私もそのように思います。」
鰐塚「し、しかしだな…、その、なんというか…。」
財部「-ようするに恥ずかしいんだろ-まあ、確かに抵抗あるよね。」
12: 2011/11/15(火) 22:20:21.43 ID:UVwLG+HY0
喜々津「それじゃ、いろんな人に相談してみればいいんじゃない?」
財部「いろんな人?」
喜々津「ほら、阿久根せんぱいを「高貴」って呼ぶ人たちに。」
希望が丘「機械的に考えて、2年女子で相当な数になりますね。」
喜々津「いや、何も全員に聞かなくてもいいんじゃ…。」
財部「とりあえず、名瀬せんぱいや上無津呂せんぱいには話を聞いたほうがいいと思う。」
与次郎「それじゃ、適当に分散して話を聞きにいってみよう?」
財部「いろんな人?」
喜々津「ほら、阿久根せんぱいを「高貴」って呼ぶ人たちに。」
希望が丘「機械的に考えて、2年女子で相当な数になりますね。」
喜々津「いや、何も全員に聞かなくてもいいんじゃ…。」
財部「とりあえず、名瀬せんぱいや上無津呂せんぱいには話を聞いたほうがいいと思う。」
与次郎「それじゃ、適当に分散して話を聞きにいってみよう?」
15: 2011/11/15(火) 22:25:18.94 ID:UVwLG+HY0
希望が丘水晶の場合
希望が丘「──というわけで、お話を聞かせてくれないでしょうかマドモワゼル上無津呂。」
上無津呂「高貴くんを下の名前で?高貴くんは別にそんなことでやいのやいの言う奴じゃないし、気にしなくても。」
希望が丘「ですから。彼女がそれが恥ずかしいようなのです。」
上無津呂「うーん、そうだね。3歳差ってのと、高貴くんが弟子にしちゃって、余計に呼びづらくなったかな。」
希望が丘「ウィ。何か、よい方法はないでしょうか?」
上無津呂「結局は、彼女自身の問題だからね。そうだなあ…、何かきっかけを作ってあげたら?」
希望が丘「…きっかけ。…メルシー、マドモアゼル。機械的にも大変参考になりました。」
希望が丘「──というわけで、お話を聞かせてくれないでしょうかマドモワゼル上無津呂。」
上無津呂「高貴くんを下の名前で?高貴くんは別にそんなことでやいのやいの言う奴じゃないし、気にしなくても。」
希望が丘「ですから。彼女がそれが恥ずかしいようなのです。」
上無津呂「うーん、そうだね。3歳差ってのと、高貴くんが弟子にしちゃって、余計に呼びづらくなったかな。」
希望が丘「ウィ。何か、よい方法はないでしょうか?」
上無津呂「結局は、彼女自身の問題だからね。そうだなあ…、何かきっかけを作ってあげたら?」
希望が丘「…きっかけ。…メルシー、マドモアゼル。機械的にも大変参考になりました。」
16: 2011/11/15(火) 22:30:01.37 ID:UVwLG+HY0
喜々津嬉々の場合
名瀬「なるほどね。高貴くんも存外、罪作りな男だぜ。」
喜々津「なにより、ワニちゃん自身がプロポーズしたので力使い果たしちゃったみたいで。」
名瀬「まあ、何にしろ。鰐塚が勇気を持つしかねーんじゃないの?」
喜々津「そうだにゃぁ…、でも口で言うほど簡単じゃ……。」
名瀬「ちっ。しゃーねーな。俺がちょっとお膳立てしてやるよ」
喜々津(頼んでもないのに!?もしかしていい人!?)
名瀬「なるほどね。高貴くんも存外、罪作りな男だぜ。」
喜々津「なにより、ワニちゃん自身がプロポーズしたので力使い果たしちゃったみたいで。」
名瀬「まあ、何にしろ。鰐塚が勇気を持つしかねーんじゃないの?」
喜々津「そうだにゃぁ…、でも口で言うほど簡単じゃ……。」
名瀬「ちっ。しゃーねーな。俺がちょっとお膳立てしてやるよ」
喜々津(頼んでもないのに!?もしかしていい人!?)
17: 2011/11/15(火) 22:35:23.96 ID:UVwLG+HY0
与次郎次葉の場合
与次郎「というわけで、沈んだ心を餌にするイビルガーネットが復活しないようにしないとだめなんです!」
めだか「─ふむ。それはこまったな。さしもの私もそのようなモノに勝てるかどうか。」
与次郎「でしょう?だからそのためにも、ワニちゃんを助けてあげてください!」
めだか「しかし、鰐塚候補生が高貴をな。…なかなかにやるではないか。この短期間でそこまで落とし込むとは。」
与次郎「あ、でもここにくるまでにも色々とあったみたいですよ?」
めだか「しかし、このプログラム中に一気に進展したのは確かだ。」
めだか「ふむ、…よしいいだろう。未来ある候補生の淡い想いを応援するのも私の役目だ!」
与次郎「というわけで、沈んだ心を餌にするイビルガーネットが復活しないようにしないとだめなんです!」
めだか「─ふむ。それはこまったな。さしもの私もそのようなモノに勝てるかどうか。」
与次郎「でしょう?だからそのためにも、ワニちゃんを助けてあげてください!」
めだか「しかし、鰐塚候補生が高貴をな。…なかなかにやるではないか。この短期間でそこまで落とし込むとは。」
与次郎「あ、でもここにくるまでにも色々とあったみたいですよ?」
めだか「しかし、このプログラム中に一気に進展したのは確かだ。」
めだか「ふむ、…よしいいだろう。未来ある候補生の淡い想いを応援するのも私の役目だ!」
18: 2011/11/15(火) 22:41:34.76 ID:UVwLG+HY0
財部依真の場合
球磨川『ふーん。』
球磨川『鰐塚ちゃんが、高貴ちゃんを好きだなんて、知らなかったなー。』
財部「-絶対知ってただろ、一回氏ね- どうにかしてワニちゃんを応援してあげたいんです。」
球磨川『…財部ちゃん。あれでいて高貴ちゃんはプライドが高いから。』
球磨川『無理に第三者が介入しても、彼がいい気分しないんじゃないかなあ。』
財部「…・…。」
球磨川『でも、友達思いの財部ちゃんに心を打たれたから、協力するよ。』
財部「あ、ありがとうございます!…あ、私まだ行かなくちゃいけないところがあるのでこれで!」
球磨川『ふーん。』
球磨川『鰐塚ちゃんが、高貴ちゃんを好きだなんて、知らなかったなー。』
財部「-絶対知ってただろ、一回氏ね- どうにかしてワニちゃんを応援してあげたいんです。」
球磨川『…財部ちゃん。あれでいて高貴ちゃんはプライドが高いから。』
球磨川『無理に第三者が介入しても、彼がいい気分しないんじゃないかなあ。』
財部「…・…。」
球磨川『でも、友達思いの財部ちゃんに心を打たれたから、協力するよ。』
財部「あ、ありがとうございます!…あ、私まだ行かなくちゃいけないところがあるのでこれで!」
20: 2011/11/15(火) 22:47:58.12 ID:UVwLG+HY0
財部「……というわけなんです。」
宗像「なるほどね。あの子も随分と大人になったものだよ。」
財部「ワニちゃんのお兄ちゃんなんですよね?…彼女の背中、教えあげてくれませんか?」
宗像「……確かに、恋…いや、処理は僕の妹だ。」
宗像「けれど、だからといって僕が彼女の恋の後押しをする理由はないよ?」
財部「で、でもっ…!」
宗像「あの子ももう中学二年生だ。そろそろ人を好きになっても不思議じゃないよ。」
宗像「そんなことより、君は優しいね。あの子のために僕に会いにくるなんて。」
宗像「ちょっと、抜けてるところもあるけど、これからも仲良くしてあげてくれないか。」
財部「は、はい。それはもちろんです!」
宗像「なるほどね。あの子も随分と大人になったものだよ。」
財部「ワニちゃんのお兄ちゃんなんですよね?…彼女の背中、教えあげてくれませんか?」
宗像「……確かに、恋…いや、処理は僕の妹だ。」
宗像「けれど、だからといって僕が彼女の恋の後押しをする理由はないよ?」
財部「で、でもっ…!」
宗像「あの子ももう中学二年生だ。そろそろ人を好きになっても不思議じゃないよ。」
宗像「そんなことより、君は優しいね。あの子のために僕に会いにくるなんて。」
宗像「ちょっと、抜けてるところもあるけど、これからも仲良くしてあげてくれないか。」
財部「は、はい。それはもちろんです!」
21: 2011/11/15(火) 22:52:46.77 ID:UVwLG+HY0
宗像「……ふう。」
高千穂「おーおー、可哀相に。妹が沈んでるんだから、助けてやれよ。」
宗像「…さっきも言ったように、僕は・・・…──」
高千穂「兄妹なんて、いつまで続くのかもわからねぇ、いつまで一緒にいられるのかもわからないんだぜ。」
宗像「……高千穂。」
高千穂「うらやましいぜ、助けてやれる妹がいるお前が。」
高千穂「俺からも頼む、宗像。」
宗像「……やれやれ。」
高千穂「おーおー、可哀相に。妹が沈んでるんだから、助けてやれよ。」
宗像「…さっきも言ったように、僕は・・・…──」
高千穂「兄妹なんて、いつまで続くのかもわからねぇ、いつまで一緒にいられるのかもわからないんだぜ。」
宗像「……高千穂。」
高千穂「うらやましいぜ、助けてやれる妹がいるお前が。」
高千穂「俺からも頼む、宗像。」
宗像「……やれやれ。」
24: 2011/11/15(火) 22:56:52.20 ID:UVwLG+HY0
めだか「というわけで、皆にあつまって貰ったのはほかでもない。」
めだか「鰐塚候補生の恋の後押しをするためだ!」
宗像「それなんだけど、黒神さん。」
めだか「どうかしたか、宗像三年生。」
宗像「僕はこの場にいるけど、あの子がただうじうじと悩むだけなら協力しないよ。」
名瀬「それは俺も賛成だね。まー、プランはもうできあがってんだけどなー。」
めだか「流石はお姉様。では、さっそく聞かせて頂けませんか?」
めだか「鰐塚候補生の恋の後押しをするためだ!」
宗像「それなんだけど、黒神さん。」
めだか「どうかしたか、宗像三年生。」
宗像「僕はこの場にいるけど、あの子がただうじうじと悩むだけなら協力しないよ。」
名瀬「それは俺も賛成だね。まー、プランはもうできあがってんだけどなー。」
めだか「流石はお姉様。では、さっそく聞かせて頂けませんか?」
26: 2011/11/15(火) 23:05:53.44 ID:UVwLG+HY0
名瀬夭歌の鰐塚処理応援プラン
手合わせという名目で高貴くんを柔道場に呼び出す
そこに宗像先輩登場。色々話して、途中から鰐塚の話に。
そして「君が妹にふさわしいのかためさせてもらう」と襲い掛かる。
宗像先輩には悪いけど、負けてもらって「妹を頼む。」と。
ここまですりゃー、高貴くんならだいたい察してくれんだようよ。
めだか「ふむ、高貴はたまにとんでもない勘違いをしますし。」
宗像「なにより、彼に気を使わせるのはどうなのかな?」
名瀬「いーんだよ、要は鰐塚が高貴くんに歩み寄れないなら、高貴くんに歩み寄ってもらうんだよ。」
手合わせという名目で高貴くんを柔道場に呼び出す
そこに宗像先輩登場。色々話して、途中から鰐塚の話に。
そして「君が妹にふさわしいのかためさせてもらう」と襲い掛かる。
宗像先輩には悪いけど、負けてもらって「妹を頼む。」と。
ここまですりゃー、高貴くんならだいたい察してくれんだようよ。
めだか「ふむ、高貴はたまにとんでもない勘違いをしますし。」
宗像「なにより、彼に気を使わせるのはどうなのかな?」
名瀬「いーんだよ、要は鰐塚が高貴くんに歩み寄れないなら、高貴くんに歩み寄ってもらうんだよ。」
28: 2011/11/15(火) 23:12:27.48 ID:UVwLG+HY0
めだか「しかし、柔道場はどうやってかりるおつもりで?」
名瀬「そのへんはぬかりねーよ。ちゃんと話は通しておいたからよー。」
高千穂「手回しのはやい奴だぜ、まったく!」
宗像「……まあ、それでいくなら構わないんだけど。」
宗像「誰が阿久根君を呼び出すのかな。」
めだか「呼び出すのは口実にすぎぬからな、私でも構わんだろうよ。」
宗像「わかったよ。それじゃ、僕は準備してくる…」
めだか「くれぐれも派手な暗器を持ち出すでないぞ。」
名瀬「そのへんはぬかりねーよ。ちゃんと話は通しておいたからよー。」
高千穂「手回しのはやい奴だぜ、まったく!」
宗像「……まあ、それでいくなら構わないんだけど。」
宗像「誰が阿久根君を呼び出すのかな。」
めだか「呼び出すのは口実にすぎぬからな、私でも構わんだろうよ。」
宗像「わかったよ。それじゃ、僕は準備してくる…」
めだか「くれぐれも派手な暗器を持ち出すでないぞ。」
30: 2011/11/15(火) 23:16:55.11 ID:UVwLG+HY0
阿久根「……めだかさんが汗を掻きたいから付き合えっていうからきてみたけど。」
阿久根「あのめだかさんが遅れるだなんて。可笑しい…。」
阿久根「そもそも、汗をかくならわざわざ俺なんかじゃなくてもいいんだろうし…。」
宗像「随分と独り言がおおいね、阿久根くん。」
阿久根「……!?む、宗像先輩!?どうしてここに…?」
宗像「ふらりと立ち寄ったら君の声が聞えたから、気になってね。」
阿久根「…そう、ですか。」
宗像「来ないようだね、黒神さんは。…よかったら、すこし話さないかい?」
阿久根「は、はあ・・・。かまいませんが。」
阿久根「あのめだかさんが遅れるだなんて。可笑しい…。」
阿久根「そもそも、汗をかくならわざわざ俺なんかじゃなくてもいいんだろうし…。」
宗像「随分と独り言がおおいね、阿久根くん。」
阿久根「……!?む、宗像先輩!?どうしてここに…?」
宗像「ふらりと立ち寄ったら君の声が聞えたから、気になってね。」
阿久根「…そう、ですか。」
宗像「来ないようだね、黒神さんは。…よかったら、すこし話さないかい?」
阿久根「は、はあ・・・。かまいませんが。」
31: 2011/11/15(火) 23:20:19.69 ID:UVwLG+HY0
宗像「…なるほどね、君も苦労していたんだ。」
阿久根「そりゃぁ、めだかさんや球磨川さんには驚かされっぱなしですから。」
宗像「…驚くか、驚くといえば…。僕も驚いたよ。」
宗像「家出した妹が、いつのまにか君を好きになっていた時には。」
阿久根「ははは………え?」
宗像「いってなかったかな。鰐塚処理の本名は宗像恋。僕の実の妹だよ。」
阿久根「…そ、そういえば似ていらっしゃいますね…。」
阿久根「そりゃぁ、めだかさんや球磨川さんには驚かされっぱなしですから。」
宗像「…驚くか、驚くといえば…。僕も驚いたよ。」
宗像「家出した妹が、いつのまにか君を好きになっていた時には。」
阿久根「ははは………え?」
宗像「いってなかったかな。鰐塚処理の本名は宗像恋。僕の実の妹だよ。」
阿久根「…そ、そういえば似ていらっしゃいますね…。」
34: 2011/11/15(火) 23:27:25.27 ID:UVwLG+HY0
宗像「どうしてあの子が君を好きになったのか、…まあ、思い当たる節ばかりだけれど。」
宗像「君に、あの子を幸せにできるのか試させてもらうよ阿久根君!」
阿久根(なっ…!宗像先輩、…頃す気は感じられないけど…本気だ!)
宗像「あまりこういう事は気が進まないけど、妹の恋は応援してやるのは兄として正しい形だ!」
阿久根(…相変わらず、どこから武器をとりだしてるのやら…、それに武器の扱いが格段にうまくなってる…だけど!)
阿久根「暗器を抱えた貴方になら、まだ勝機はある!」 ガバッ
宗像(急所はねらっていないとはいえ、武器を持つ男につかみかかってくるだと…)
宗像(それにこの技は…)
阿久根「どんな武器をもってるかは知りませんが、俺を相手取るからには爆弾はもっていないでしょう!」
阿久根「だったら、迷い無くこの技をだせる、貴方の武器を貴方の重みで破壊させてもらいますよ」
宗像( 背 負 い 投 げ …!)
宗像「君に、あの子を幸せにできるのか試させてもらうよ阿久根君!」
阿久根(なっ…!宗像先輩、…頃す気は感じられないけど…本気だ!)
宗像「あまりこういう事は気が進まないけど、妹の恋は応援してやるのは兄として正しい形だ!」
阿久根(…相変わらず、どこから武器をとりだしてるのやら…、それに武器の扱いが格段にうまくなってる…だけど!)
阿久根「暗器を抱えた貴方になら、まだ勝機はある!」 ガバッ
宗像(急所はねらっていないとはいえ、武器を持つ男につかみかかってくるだと…)
宗像(それにこの技は…)
阿久根「どんな武器をもってるかは知りませんが、俺を相手取るからには爆弾はもっていないでしょう!」
阿久根「だったら、迷い無くこの技をだせる、貴方の武器を貴方の重みで破壊させてもらいますよ」
宗像( 背 負 い 投 げ …!)
37: 2011/11/15(火) 23:32:07.93 ID:UVwLG+HY0
宗像「ぐふっ…・・・」
阿久根「はぁ…、まいったな。めだかさんとの手合わせがあるのに。」
宗像「……悪かったね、阿久根くん。」
阿久根「あ、いえ。…大丈夫ですか?」
宗像「平気だよ、…それより。妹のことなんだけど。」
阿久根「……鰐塚さんですか?」
宗像「あの子は、心から君を慕っているみたいだから、…よろしくたのむよ。」
阿久根(──おかしいと思ったら…こういうことか。)
阿久根(皆がここまでするなんて、どうやら俺は彼女に辛い思いをさせてしまったようだ)
阿久根「…もちろんですよ、宗像先輩。」
阿久根「はぁ…、まいったな。めだかさんとの手合わせがあるのに。」
宗像「……悪かったね、阿久根くん。」
阿久根「あ、いえ。…大丈夫ですか?」
宗像「平気だよ、…それより。妹のことなんだけど。」
阿久根「……鰐塚さんですか?」
宗像「あの子は、心から君を慕っているみたいだから、…よろしくたのむよ。」
阿久根(──おかしいと思ったら…こういうことか。)
阿久根(皆がここまでするなんて、どうやら俺は彼女に辛い思いをさせてしまったようだ)
阿久根「…もちろんですよ、宗像先輩。」
39: 2011/11/15(火) 23:38:58.81 ID:UVwLG+HY0
阿久根「…となると。めだかさんもココにはこないだろうな。だったら彼を保健室に…」
鰐塚「あれ、阿久根殿。それに兄上…、どうしてここに?」
阿久根・宗像「っ!?」
鰐塚「おかしいでありますな、球磨川せんぱいに呼ばれたのでありますが。」
阿久根「…そうか、あの人も絡んでいるのか。」
宗像(こんなの、プランにはなかったぞ…、彼らしいといえばらしいのかもしれないけれど。)
鰐塚「…見た感じ、兄上が阿久根殿に負けたのでありますな?」
鰐塚「いやー兄上を打ち負かすとは、流石は阿久根殿!」
鰐塚「あれ、阿久根殿。それに兄上…、どうしてここに?」
阿久根・宗像「っ!?」
鰐塚「おかしいでありますな、球磨川せんぱいに呼ばれたのでありますが。」
阿久根「…そうか、あの人も絡んでいるのか。」
宗像(こんなの、プランにはなかったぞ…、彼らしいといえばらしいのかもしれないけれど。)
鰐塚「…見た感じ、兄上が阿久根殿に負けたのでありますな?」
鰐塚「いやー兄上を打ち負かすとは、流石は阿久根殿!」
42: 2011/11/15(火) 23:44:18.66 ID:UVwLG+HY0
阿久根(……やれやれ、ここまできたら仕方ないな。)
阿久根(何より、彼女自身が選んだとはいえ、僕が示した道で妙な距離感が生まれたんだし)
阿久根「何をしているんだい、処理ちゃん。修行だよ。球磨川さんには僕が呼ぶように頼んだんだ。」
鰐塚「そ、そうだったのですか。しかし……む?」
阿久根「彼には準備体操に付き合ってもらったのさ。快く引き受けてくれたよ」
鰐塚「あ、あの!阿久根殿…いまなんと……?」
阿久根「修行を始めるよ、処理ちゃん。」
鰐塚「…は、はいっ!こ、…高貴殿!」
阿久根(何より、彼女自身が選んだとはいえ、僕が示した道で妙な距離感が生まれたんだし)
阿久根「何をしているんだい、処理ちゃん。修行だよ。球磨川さんには僕が呼ぶように頼んだんだ。」
鰐塚「そ、そうだったのですか。しかし……む?」
阿久根「彼には準備体操に付き合ってもらったのさ。快く引き受けてくれたよ」
鰐塚「あ、あの!阿久根殿…いまなんと……?」
阿久根「修行を始めるよ、処理ちゃん。」
鰐塚「…は、はいっ!こ、…高貴殿!」
44: 2011/11/15(火) 23:49:24.34 ID:UVwLG+HY0
宗像「…それじゃ、僕はジャマにならないように…」
阿久根「あ、宗像先輩!」
宗像「平気だよ、阿久根君。これくらいなら、1人でも…。」
阿久根「そうですか…。あ、あの…ひとついいですか?」
宗像「…なんだい。」
阿久根「丁度彼女もいることですし…その…」
阿久根「妹さんを僕に───」
阿久根「あ、宗像先輩!」
宗像「平気だよ、阿久根君。これくらいなら、1人でも…。」
阿久根「そうですか…。あ、あの…ひとついいですか?」
宗像「…なんだい。」
阿久根「丁度彼女もいることですし…その…」
阿久根「妹さんを僕に───」
46: 2011/11/15(火) 23:54:17.67 ID:UVwLG+HY0
翌日
喜々津「いやー、よかったにゃぁ。」
与次郎「本当。まさかのプロポーズだもん。いいなぁ、(私の王子様はまだ囚われているし…)」
鰐塚「か、からかうな…!」
希望が丘「モナミ。元気になってよかったです。」
鰐塚「しかし、まだ問題はあるんだ。」
喜々津「ありゃ。まだあるの?」
鰐塚「…私は阿久根恋になるのか、それとも阿久根処理か?」
財部「-惚気てんじゃねーぞキャラ女- どっちでもいいんじゃない?」
喜々津「いやー、よかったにゃぁ。」
与次郎「本当。まさかのプロポーズだもん。いいなぁ、(私の王子様はまだ囚われているし…)」
鰐塚「か、からかうな…!」
希望が丘「モナミ。元気になってよかったです。」
鰐塚「しかし、まだ問題はあるんだ。」
喜々津「ありゃ。まだあるの?」
鰐塚「…私は阿久根恋になるのか、それとも阿久根処理か?」
財部「-惚気てんじゃねーぞキャラ女- どっちでもいいんじゃない?」
48: 2011/11/16(水) 00:00:24.93 ID:cDxSk8PF0
赤「本当にプロポーズしちゃったなんて…」
阿久根「まあ、後悔はしていないよ。あの時彼女がお嫁さんを選んでいてもこうするつもりだったし。」
阿久根「何にせよ、僕はあの子を幸せにするまでだよ。」
赤「……何人の女の子が泣くことになるのかしらね。」
阿久根「そんなに泣かないんじゃないかな、実際には」
赤「……私は…(ボソッ」
阿久根「赤さん?」
赤「え、あ…なんでもないわ。ほら、治療終わったわよ、高貴くんv」
阿久根「ありがとう、赤さん。やっぱり赤さんは優しいね。それじゃ!」
赤「…貴方は酷い人ね。」
阿久根「まあ、後悔はしていないよ。あの時彼女がお嫁さんを選んでいてもこうするつもりだったし。」
阿久根「何にせよ、僕はあの子を幸せにするまでだよ。」
赤「……何人の女の子が泣くことになるのかしらね。」
阿久根「そんなに泣かないんじゃないかな、実際には」
赤「……私は…(ボソッ」
阿久根「赤さん?」
赤「え、あ…なんでもないわ。ほら、治療終わったわよ、高貴くんv」
阿久根「ありがとう、赤さん。やっぱり赤さんは優しいね。それじゃ!」
赤「…貴方は酷い人ね。」
49: 2011/11/16(水) 00:04:49.50 ID:cDxSk8PF0
高千穂「よかったなあ、宗像。」
宗像「そうだね、これであの子はもっと強くなれるんだと思うよ。」
高千穂「ま、これからも可愛がってやれよ、お兄ちゃん。」
宗像「……ああ。」
宗像「高千穂。」
高千穂「ん?」
宗像「ありがとう、お前の言葉がなければこうはならなかった。」
宗像「そうだね、これであの子はもっと強くなれるんだと思うよ。」
高千穂「ま、これからも可愛がってやれよ、お兄ちゃん。」
宗像「……ああ。」
宗像「高千穂。」
高千穂「ん?」
宗像「ありがとう、お前の言葉がなければこうはならなかった。」
51: 2011/11/16(水) 00:07:52.53 ID:cDxSk8PF0
阿久根「さ、処理ちゃん。今日も厳しくいくよ。」
鰐塚「はい!高貴殿。今日もよろしくお願いします!」
阿久根「終わったら夕食をごちそうするよ、何がいい?」
鰐塚「そうでありますな…、今決めるとそれに気をとられてしまうので、終わってからきめます。」
阿久根「うん、感心だ。それじゃ、始めるぞ!」
鰐塚「はいっ!」
fin
鰐塚「はい!高貴殿。今日もよろしくお願いします!」
阿久根「終わったら夕食をごちそうするよ、何がいい?」
鰐塚「そうでありますな…、今決めるとそれに気をとられてしまうので、終わってからきめます。」
阿久根「うん、感心だ。それじゃ、始めるぞ!」
鰐塚「はいっ!」
fin
52: 2011/11/16(水) 00:09:02.39 ID:igeENSQP0
乙乙
54: 2011/11/16(水) 00:12:57.95 ID:cDxSk8PF0
鶴喰「ほら、やっぱりSQの方がいいだろう!」
鶴喰「WJとは一線を画すクオリティ!これはWJにはまねできないと思うんだよねー。」
鶴喰「今にあの漫画もこの漫画もSQにいらっしゃるから!」
善吉(うるさくて呼んでられねぇ…)
鶴喰「それにしても、本当にのってたんだー、ToLoveるダークネス。」
鶴喰「知らなかったなー!本当に、全然知らなかったー!」
鶴喰「ところで君は大河ドラマは何が好き?私思うのよ、最近のはキャストが視聴者に媚び過ぎだよ。」
鶴喰「男は黙って 独眼竜政宗!」
善吉(いるよなあ、とりあえず政宗と葵徳川三代推せばいいと思ってる奴)
というわけで、終わりです。
SS自体初めてだから、読みづらいところあると思うけれども
最後まで付き合ってくれたひと、マジでありがとう。thx。
それではツギハの願いが世界を救うと信じて!
鶴喰「WJとは一線を画すクオリティ!これはWJにはまねできないと思うんだよねー。」
鶴喰「今にあの漫画もこの漫画もSQにいらっしゃるから!」
善吉(うるさくて呼んでられねぇ…)
鶴喰「それにしても、本当にのってたんだー、ToLoveるダークネス。」
鶴喰「知らなかったなー!本当に、全然知らなかったー!」
鶴喰「ところで君は大河ドラマは何が好き?私思うのよ、最近のはキャストが視聴者に媚び過ぎだよ。」
鶴喰「男は黙って 独眼竜政宗!」
善吉(いるよなあ、とりあえず政宗と葵徳川三代推せばいいと思ってる奴)
というわけで、終わりです。
SS自体初めてだから、読みづらいところあると思うけれども
最後まで付き合ってくれたひと、マジでありがとう。thx。
それではツギハの願いが世界を救うと信じて!
55: 2011/11/16(水) 00:15:36.82 ID:6iHqvMs60
かなり面白かった!乙!
引用元: 鰐塚「こ、…高貴殿」
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