1: 2015/11/10(火) 17:26:06.57 ID:LpotJCeD0.net
千歌「なんで?あんなに仲良かったのに!」

果南「さあねえ…私、そういうのはよくわかんないからなあ…」

曜「私も噂は聞いたんだけど…なんか『男なんてバカバカしくなった』らしいよ。」

千歌「ふーん…そういうもんなのかなあ?」

果南「そういうもんじゃないの?」


千歌「…まあいいや!それよりさ、明日もう一回梨子ちゃんに声かけてみようよ!」

果南「あんたまだ言ってるの?転校してきたばっかりなんだからあんまり迷惑かけたらダメだよ?」

曜「う~ん。大人しそうな子だったし、スクールアイドルとかは向いてないんじゃない?」

千歌「だって音ノ木だよ?あのμ'sだよ!?」

果南「別にその子が千歌の好きな…えっと…みゅーず、だっけ?なわけじゃないでしょうに。」

千歌「もー!何言ってるの!二人もやるんだよ!スクールアイドル!」

曜「えっ!?」

果南「はあ!?何言ってるの?」 ワイワイ


??「―――クス。本当、カワイイ子――」

5: 2015/11/10(火) 17:32:49.98 ID:LpotJCeD0.net
果南「どうもありがとうございました!」

果南「――今ので今日のお客さんは最後か。それじゃ片付けして……っと、あれ?」


「あっ…」ビクッ


果南「こんにちは!えっと…はじめまして、だよね?」

「あ…はい。す、すみません!その…なんですか?それ…」

果南「え?…ああこれ?うちスキューバやってるの。やったことある?ダイビング。」

「…いえ。」


果南「楽しいよ~、海の中ってキラキラしててさ、浜辺で泳いでるだけじゃ見られない景色がいっぱいで―ってこんな事言ったら曜に怒られちゃうか!」

「…よう?」

果南「ああ、ごめんごめん。曜っていうのは私と同じ学校の2年生で――」

7: 2015/11/10(火) 17:36:36.57 ID:LpotJCeD0.net
「――へえ~!そうなんですかぁ!」

果南「そうそう!それでその千歌っていうのがさ…」

「…千歌ちゃん。ですか。」

果南「うん。妹みたいな子で…あ、ごめん、そろそろ片付けなきゃ。」

「あ、ごめんなさい!私ったらお仕事の途中なのに長話を…」

果南「いいよいいよ!すっごく楽しかったし!あれ、そういえば名前―」

「私!手伝います!」ダッ



果南「え!?ちょっと! ――あ、それ重いから!」

9: 2015/11/10(火) 17:41:35.65 ID:LpotJCeD0.net
「――はぁ…はぁ…すごいですね…女の子なのにこんなに重いものを…」

果南「あはは!まあ小さい頃からやってるからね!ほら、おかげでこんなに筋肉がついちゃった!」

「わぁ………あの……触ってもいいですか?」

果南「え?あ、うん……いい、けど…」

「やったぁ♪それじゃ、失礼しますね?」


果南「う、うん。なんか緊張するね……  って、ひゃんっ!」

果南「やっ、あんっ!ちょっ!どこさわっ……んっ!」

「くすくす、ここ、弱いんですね♪」


果南「あっ!やっ!……ちょ、この―――いい加減に―」



ガシ



果南「 え ? 」

10: 2015/11/10(火) 17:47:01.31 ID:LpotJCeD0.net
「…♪」クリクリ

果南「やぁんっ!そ、それ以上は…!」

果南(嘘!?なんで!?こんな華奢な子なのに振りほどけない!)


「 ―― …田流 古武術 ―」

果南(え?なに?よく聞こえ―  「んっ!!」

「…柔よく剛を制す…強く手折ろうとすれば百合は枯れてしまう…」


果南「あっ!ふっ!あ、あなた何言って…やっ!!」

「…この倉庫、いいですね…気に入りました。」

果南「…ふぇ?」

「私…この町に来たばかりで…何もわからないんです…」

果南「あ…んっ…」


「いろいろおしえてくださいね? 果 南 先 輩 ? 」

―――――――――

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―――

13: 2015/11/10(火) 17:59:11.57 ID:LpotJCeD0.net
――

――――――

―――――――――

曜「あれ、どしたの?こんなとこで。」

「シーッ!」

千歌「おーい!どこー!」


曜「ああ、千歌ちゃんから逃げてるんだ?」

「…」フルフル

曜「うん、大丈夫!……おーい!千歌ちゃーん!あっちにに行ったよー!」

千歌「――ありがとー!」



曜「…ふふ、これでもう平気だよ。」

「…あ、ありがとうございます…」

曜「いいよいいよ。これくらい。」



「…ほ、本当に平気かなあ…?」キョロキョロ

曜「あははっ、まだここにいていいよ。どうせ今日は自主練だから私一人だし――」

14: 2015/11/10(火) 18:06:39.80 ID:LpotJCeD0.net
曜「――っ!ふうっ!」ザバァッ

「すごいすごい!イルカみたいです!」

曜「もう、さっきから褒め過ぎだってば!私は泳ぐのが好きなだけで――」

「そんなことないです!」ズイッ

曜「っ!」

「私、泳げないから…渡辺さんみたいに泳げたらってプールの授業があるたびに思ってて…」

曜「あ、えと…う、うん…と、とりあえず近いから…ね?」

「あっ、ご、ごめんなさい///」

曜「う、うん///」

「…」

曜「…え、えっと…そ、そのさ、『渡辺さん』って呼び方じゃなくてさ、曜、でいいよ!」

「え?」

曜「ほら!こんな廃校寸前の学校で出会ったのもだだっ広い大海原ですれ違った船同士みたいな奇跡…みたいな?」

「ふふっ…それじゃあ…曜、ちゃん?」

曜「あっ、う、うん…///」

15: 2015/11/10(火) 18:12:18.67 ID:LpotJCeD0.net
「曜ちゃん♪曜ちゃん♪ふふっ♪」

曜「え、えっと…なんか、恥ずかしい、かも…///」

「あ、ごめんなさい…なんだか急に仲良くなったような気がしちゃって…馴れ馴れしかった、かな…」

曜「!ちがうの!いいのいいの!もう私たちは友達だよ!」

「本当?」

曜「うん!」

「えへへ…お友達…曜ちゃんと…お友達…♪」

「…あっ、そうだ!それじゃあ、お友達になったついでにひとつだけお願いしてもいいかな?」

16: 2015/11/10(火) 18:16:23.14 ID:LpotJCeD0.net
曜「――…うん!もちろんいいよ!あ…でも水着が…」

「…曜ちゃんの」

曜「え?」

「曜ちゃんの水着、着たいな…?」

曜「え、えっと~…それは流石にまずいって!ほら!部室に置きっぱなしだし!」

「…いいよ?」

曜「ピッチピチだし!黒いし!」

「…曜ちゃん?」

曜「うんうん!そうだよ!やめとこう?泳ぎを教えるのはまた今度ってことで――」



「お ね が あ い ♪」




曜「はうっ!!」

「――着たいな、曜ちゃんの、着てる、ピチピチの水着…」


曜「…あ、うん…/// じゃ、じゃあ更衣室に行こうか///」

19: 2015/11/10(火) 18:24:22.83 ID:LpotJCeD0.net
「すごい…全身曜ちゃんに締め付けられてるみたい…///」

曜「も、もう…変なこと言わないでよ///」

「ほんとだよ?ほら…胸も…こんなところだって…」


クチュ


曜「あ…/// わ、わかった!わかったから!」

「曜ちゃんの体も…ギュウギュウに締め付けられてて苦しそう…」

曜「わ…私は慣れてるから…んっ…!」



「私が…楽にしてあげるね?」

曜「え…?あ…ん…/// 」

「ほら…力抜いて?」

曜「うん…ね、ねえ……泳ぎの練習は?」

「するよ…これはね…とってもかわいい曜ちゃんが女の子に溺れないようにする練習…」

曜「ふぁ…やっ…」

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―――

21: 2015/11/10(火) 18:40:06.52 ID:LpotJCeD0.net
―――

――――――

―――――――――

ルビィ「…」ジーッ

花丸「ルビイちゃん?どうしたズラ?」

ルビィ「…あれ、あの人がつけてるマスコット…」

花丸「変なマスコットズラね。…赤い宇宙人?いちご?」

ルビィ「あれはね、あのμ'sの高坂穂乃果さんがつけてたのとお揃いのマスコットなんだよ?」

ルビィ「沼津にも、お姉ちゃんに内緒で行った浜松にも売ってなかったのにどうして…」

花丸「あっ…ルビィちゃんあの人こっちに来るよ?」


「こんにちは♪」 ニコッ


ルビィ「こ、こんにちは…」

花丸「こんにちは。」

「ねえ、あなた達…アイドルに興味があるの?」

22: 2015/11/10(火) 18:45:32.24 ID:LpotJCeD0.net
ルビィ「はい!大好きです!」

花丸「オラは別に…」


「…私のうちにね。ねこちゃんもあるの。」

ルビィ「!」

「アルパカさんも、うさぎさんも…お化けもあるのよ。」

ルビィ「レアアイテムのお化けマスコットまで!?…ひょ、ひょっとして東京の方…?」

「ええ」ニコッ

ルビィ「やっぱり!それにその制服…よく見たら、お、音ノ木坂学院の…!」

「そうよ…・まあ、元、だけどね♪」


ルビィ「キャアアアアアアッ!」

花丸「ル、ルビィちゃん!?」

ルビィ「どうしよう!東京の人だよ!しかも音ノ木坂学院の人だよ!」

「…」 クスッ


「――ねえ、私ね…こっちに来たばっかりでお友達がいないの。もしよければ…私の家でいろんなグッズや写真を見せてあげるから仲良くしてくれないかな?」

24: 2015/11/10(火) 18:47:38.61 ID:LpotJCeD0.net
ルビィ「はい!い、いいんですか?」

花丸「ちょ、ルビィちゃん!」

「あなたも一緒に、どうかしら?…あなたには素質がありそうだし、ね…?」

花丸「…え?」




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―――







ルビィ「……お姉さまぁ///」

花丸「…ズラァ///」


「ふふっ、二人とも今日のことは誰にも言ってはダメよ?」

27: 2015/11/10(火) 18:55:57.57 ID:LpotJCeD0.net
―――

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「ふふ、できないんですかぁ?名家の娘、だなんて言っても大したことないんですね?」

ダイヤ「な!で、できますわよ!馬鹿にしないで!」

「そうですか、それじゃ…おいで、ルビィちゃん。」

ダイヤ「えっ…ルビィ…?なんで…」

ルビィ「ごめんね、お姉ちゃん…」

29: 2015/11/10(火) 18:58:58.41 ID:LpotJCeD0.net
―――

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ヨハネ「ヨ、ヨハネは堕天使だからいいの!群れるのは嫌いなの!」

「そっか、運が良くなるスピリチュアルな方法を教えてあげようかと思ったんだけど…」

ヨハネ「ほ、本当?」ガバッ

「うん♪…あ、でも秘密の方法だから…この辺で誰にも見られない場所ってある?」

ヨハネ「あ、あそこ!あの神社の裏なら誰もこないわ!」

「ふーん…行こっか♪」










善子「―――…堕天しちゃった…///」

31: 2015/11/10(火) 19:01:12.02 ID:LpotJCeD0.net
―――

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鞠莉「ワーオ!レOビアンね?いいわよ!オッケー!」

「そ、そんな…私はそんなんじゃ…」

鞠莉「気にしない気にしない!楽しみましょう?」

「えっ…やっ…!」












鞠莉「――…エキサイティーン///」

「金髪の相手は慣れてるんですよ。」

33: 2015/11/10(火) 19:05:21.43 ID:LpotJCeD0.net
―――

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ブロロロロ

千歌「ふう…今日も練習つっかれたねえ~!」

「うん。でもすっごく楽しかったね。」

千歌「みんなとaquoursとして活動できるのも梨子ちゃんのおかげだよ!本当にありがと!」

梨子「そんな…私は別に…」

千歌「ううん!梨子ちゃんと出会えて本当によかった!わた、しね…」

梨子「眠いの?」

千歌「うん…少し…」

梨子「寝てもいいよ。起こしてあげるから。」

千歌「うん……」コックリコックリ

梨子「…」








「―― ベ ッ ド の 上 で ね ♪」


おしまい

34: 2015/11/10(火) 19:05:46.85 ID:hBnIJjY4a.net
相手に応じて仮面ライダーみたいにフォームチェンジでもしてんのかよwwwww

引用元: 千歌「えっ?モブ子ちゃん彼氏と別れちゃったの?」