622: 2009/07/31(金) 18:10:10.38 ID:QXZiQ0Q60
優希「タコスうまいじぇー」
咲「ねえ優希ちゃん」
優希「ん?」
咲「その『じぇ』ていうの気持ち悪いからやめてくれない?」
優希「……?」
咲「ね、原村さん」
和「そうですねー、ちょっと気持ち悪いですね」
優希「え……」
咲「ねえねえ原村さん、パンツはいてる?」
優希「タコスうまー」和「食べすぎですよ、優希」
加治木「モモはまだ来てないのか?」桃子「ここにいるっすよ、先輩」
深堀「今日も殴らせてもらうよ池田ァ!!」
透華「うふふ……龍門渕家は……破産しましたわ……」
和「ひゃ、ひゃ、ひゃ、ひゃ」店員「120cm……!?」
咲「ねえ優希ちゃん」
優希「ん?」
咲「その『じぇ』ていうの気持ち悪いからやめてくれない?」
優希「……?」
咲「ね、原村さん」
和「そうですねー、ちょっと気持ち悪いですね」
優希「え……」
前作
咲「麻雀なんか無くなってしまえばいいんだあああああ!!!」咲「ねえねえ原村さん、パンツはいてる?」
優希「タコスうまー」和「食べすぎですよ、優希」
加治木「モモはまだ来てないのか?」桃子「ここにいるっすよ、先輩」
深堀「今日も殴らせてもらうよ池田ァ!!」
透華「うふふ……龍門渕家は……破産しましたわ……」
和「ひゃ、ひゃ、ひゃ、ひゃ」店員「120cm……!?」
626: 2009/07/31(金) 18:33:10.48 ID:QXZiQ0Q60
咲「耳障りなんだよね~、その語尾」
和「そうですよ、やめてくれませんか?」
優希「え、そ、そんな……急に言われても無理だじぇ」
咲「あー!また言った~」
和「うーん、口で言っても分からないなら体で教えるしかありませんね……」
優希「か、からだで?」
和は掃除用具入れからモップを取り出した。
和「『じぇ』って言うたびに、このモップで殴ります」
優希「え、ええええええっ!?」
和「早速さっきのぶん」
和は優希の頭にモップの柄を振り下ろした。
優希「ぎゃーっ!!痛いじぇー!!」
和「また言いましたね!!」
さらにもう一撃。
和「そうですよ、やめてくれませんか?」
優希「え、そ、そんな……急に言われても無理だじぇ」
咲「あー!また言った~」
和「うーん、口で言っても分からないなら体で教えるしかありませんね……」
優希「か、からだで?」
和は掃除用具入れからモップを取り出した。
和「『じぇ』って言うたびに、このモップで殴ります」
優希「え、ええええええっ!?」
和「早速さっきのぶん」
和は優希の頭にモップの柄を振り下ろした。
優希「ぎゃーっ!!痛いじぇー!!」
和「また言いましたね!!」
さらにもう一撃。
629: 2009/07/31(金) 18:41:09.28 ID:QXZiQ0Q60
咲「和ちゃん、私にもやらせて~」
和「いいですよ」
和はモップを手渡した。
咲は優希が『じぇ』と言うのを目を輝かせて期待している。
優希「…………」
咲「なんか喋ってよ~、つまんないよ」
優希「…………」
和「優希……確かに変な口癖をやめなさい、とは言いましたよ。
でも、ずっと黙ってるだけじゃ根本的な解決にならないでしょう?
普段の会話の中で、口癖を抑えるために練習することが重要なんです」
咲「喋らないと殴るよ」
優希「で、でも何をしゃべればいいんだじぇ……」
ボカッという音を立てて優希の頭にモップが命中した。
優希「ぎゃーっ!!」
和「いいですよ」
和はモップを手渡した。
咲は優希が『じぇ』と言うのを目を輝かせて期待している。
優希「…………」
咲「なんか喋ってよ~、つまんないよ」
優希「…………」
和「優希……確かに変な口癖をやめなさい、とは言いましたよ。
でも、ずっと黙ってるだけじゃ根本的な解決にならないでしょう?
普段の会話の中で、口癖を抑えるために練習することが重要なんです」
咲「喋らないと殴るよ」
優希「で、でも何をしゃべればいいんだじぇ……」
ボカッという音を立てて優希の頭にモップが命中した。
優希「ぎゃーっ!!」
631: 2009/07/31(金) 18:47:32.74 ID:QXZiQ0Q60
和「私とお話ししましょう、優希。お昼ごはんは何を食べましたか?」
優希「うう、タコスだじぇ」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
和「おいしかったですか?」
優希「ううっ……おいしかったじぇ」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
和「タコス好きなんですね」
優希「…う…す、好きだ……じぇ」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
福路「55ぎゃあね…」
池田「どうしたんですかキャプテン」
福路「なんでもないわ」
優希「うう、タコスだじぇ」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
和「おいしかったですか?」
優希「ううっ……おいしかったじぇ」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
和「タコス好きなんですね」
優希「…う…す、好きだ……じぇ」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
福路「55ぎゃあね…」
池田「どうしたんですかキャプテン」
福路「なんでもないわ」
638: 2009/07/31(金) 19:19:41.07 ID:QXZiQ0Q60
咲「あはは、タンコブでボッコボコだよ、優希ちゃん」
和「それに血も垂れてきてますよ」
優希「ふ、二人とも酷いじぇ……」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
和「宮永さん宮永さん、そろそろ代わってください」
咲「え~あと1回だけ~」
優希「ううううう……」
ガチャ
京太郎「うぃーっす」
咲「あ、京ちゃん」
優希「助けてくれ、犬~!二人が酷いんだじぇー!!」
京太郎に縋りつこうとする優希の後頭部にモップの柄が叩きつけられた。
優希「ぎゃああああ!!!」
和「それに血も垂れてきてますよ」
優希「ふ、二人とも酷いじぇ……」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
和「宮永さん宮永さん、そろそろ代わってください」
咲「え~あと1回だけ~」
優希「ううううう……」
ガチャ
京太郎「うぃーっす」
咲「あ、京ちゃん」
優希「助けてくれ、犬~!二人が酷いんだじぇー!!」
京太郎に縋りつこうとする優希の後頭部にモップの柄が叩きつけられた。
優希「ぎゃああああ!!!」
640: 2009/07/31(金) 19:26:23.86 ID:QXZiQ0Q60
優希「犬ー!!助けて~!!!」
京太郎「…前から言いたかったんだけどさ、お前、人を犬呼ばわりするのやめろよな」
優希「えっ……」
京太郎「えっ、じゃねえよ。むかつくっつてんだよ!!」
京太郎は優希の腹を蹴り上げた。
優希「ぐはっ……」
無様にも床に転がる優希。
腹に打撃を受けたために呼吸がままならないようだ。
優希「かはっ……かはーっ」
咲「うわっ、気持ち悪ーい」
和「あまり調子に乗るからいけないんですよ、優希」
京太郎「そうだぞ。バカはバカらしく大人しくしてりゃいいんだよ」
京太郎「…前から言いたかったんだけどさ、お前、人を犬呼ばわりするのやめろよな」
優希「えっ……」
京太郎「えっ、じゃねえよ。むかつくっつてんだよ!!」
京太郎は優希の腹を蹴り上げた。
優希「ぐはっ……」
無様にも床に転がる優希。
腹に打撃を受けたために呼吸がままならないようだ。
優希「かはっ……かはーっ」
咲「うわっ、気持ち悪ーい」
和「あまり調子に乗るからいけないんですよ、優希」
京太郎「そうだぞ。バカはバカらしく大人しくしてりゃいいんだよ」
644: 2009/07/31(金) 19:33:36.81 ID:QXZiQ0Q60
優希「ぐすっ…うううっ……」
和「ほら優希、口癖治す特訓しますよ!!」
優希「も、もういやだじぇ……」
ボカッ
今度は顔面に直撃した。
優希は鼻血を吹いて倒れた。
優希「ぎゃあああ!!」
ガチャ
久「やっ」
咲「あ、こんにちは部長」
久「ん……?なんかこの部屋くさくない?」
京太郎「ああ、優希が持ってるタコスの匂いですよ」
久「あ、そう……優希、これからタコスの持ち込み禁止ね」
優希「そ、そんなぁ~!」
和「ほら優希、口癖治す特訓しますよ!!」
優希「も、もういやだじぇ……」
ボカッ
今度は顔面に直撃した。
優希は鼻血を吹いて倒れた。
優希「ぎゃあああ!!」
ガチャ
久「やっ」
咲「あ、こんにちは部長」
久「ん……?なんかこの部屋くさくない?」
京太郎「ああ、優希が持ってるタコスの匂いですよ」
久「あ、そう……優希、これからタコスの持ち込み禁止ね」
優希「そ、そんなぁ~!」
646: 2009/07/31(金) 19:39:59.50 ID:QXZiQ0Q60
久「タコス捨てるわよ」
久は優希のカバンから大量のタコスを取り出し、
ゴミ箱に放り込んだ。
優希「ああああああ!!タコスがあああああああ!!!」
久「タコスくさいのよ。みんな迷惑なの。分かるでしょ?」
優希「だからって捨てることないじぇ!!」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
京太郎「きめえ叫び声あげてんじゃねえ!!」
ドスッ
優希「ぎいあああああああああああああああああ!!!!」
福路「すごい……100ぎゃあだわ……」
池田「キャプテン?」
久は優希のカバンから大量のタコスを取り出し、
ゴミ箱に放り込んだ。
優希「ああああああ!!タコスがあああああああ!!!」
久「タコスくさいのよ。みんな迷惑なの。分かるでしょ?」
優希「だからって捨てることないじぇ!!」
ボカッ
優希「ぎゃーっ!!」
京太郎「きめえ叫び声あげてんじゃねえ!!」
ドスッ
優希「ぎいあああああああああああああああああ!!!!」
福路「すごい……100ぎゃあだわ……」
池田「キャプテン?」
651: 2009/07/31(金) 19:47:33.49 ID:QXZiQ0Q60
翌日、部室。
咲「優希ちゃん来ないねー」
和「今日もボコボコにしてあげようと思ったんですけどね」
ガチャ
久「咲、和。大変よ」
京太郎「どうしたんですか?」
久「優希が部活を辞めちゃったの。さっき担任から退部届を渡されたわ」
咲「あ、そうなんですか。良かったじゃないですか」
久「良くないわよ、これじゃ人数が足りなくて試合に出られないでしょ?」
咲「あ、そっか」
久「みんなで優希のところに行くわよ」
和「はいっ」
京太郎「はい」
咲「優希ちゃん来ないねー」
和「今日もボコボコにしてあげようと思ったんですけどね」
ガチャ
久「咲、和。大変よ」
京太郎「どうしたんですか?」
久「優希が部活を辞めちゃったの。さっき担任から退部届を渡されたわ」
咲「あ、そうなんですか。良かったじゃないですか」
久「良くないわよ、これじゃ人数が足りなくて試合に出られないでしょ?」
咲「あ、そっか」
久「みんなで優希のところに行くわよ」
和「はいっ」
京太郎「はい」
652: 2009/07/31(金) 19:54:20.53 ID:QXZiQ0Q60
教室。
咲「優希ちゃん、いる?」
優希「ひっ……!」
京太郎「おい優希!!どうしていきなり部活を辞めたりしたんだ!!」
和「そうですよ!!試合に出られなくなったじゃないですか!!」
優希「だ、だって……みんなが、いじめるから……」
久「優希、これはいじめじゃないわ。教育よ」
優希「教育……?」
久「そう、教育。あなたの口癖は気持ち悪いし、人を犬って呼ぶのも良くないわ。
あと部室でタコスの悪臭を撒き散らすのもね。ついでに、先輩にタメ口使うのもおかしいわね。
つまりあなたは精神面で欠陥をいくつも抱えたゴミクズ人間なのよ。
それを真人間になれるように私たちが教育してあげてるってわけ。分かる?」
優希「でも……痛いのは……いや……だじぇ……」
咲「また言った!」
ボカッ
優希「ぎゃあっ!!」
咲「優希ちゃん、いる?」
優希「ひっ……!」
京太郎「おい優希!!どうしていきなり部活を辞めたりしたんだ!!」
和「そうですよ!!試合に出られなくなったじゃないですか!!」
優希「だ、だって……みんなが、いじめるから……」
久「優希、これはいじめじゃないわ。教育よ」
優希「教育……?」
久「そう、教育。あなたの口癖は気持ち悪いし、人を犬って呼ぶのも良くないわ。
あと部室でタコスの悪臭を撒き散らすのもね。ついでに、先輩にタメ口使うのもおかしいわね。
つまりあなたは精神面で欠陥をいくつも抱えたゴミクズ人間なのよ。
それを真人間になれるように私たちが教育してあげてるってわけ。分かる?」
優希「でも……痛いのは……いや……だじぇ……」
咲「また言った!」
ボカッ
優希「ぎゃあっ!!」
654: 2009/07/31(金) 20:03:35.81 ID:QXZiQ0Q60
久「さあ、部室に来なさい!教育を再開するわ!」
優希「ひいいいいいい!!!」
部室。
咲「ほら!!部長と会話して!!」
優希「うう…」
久「優希、好きな食べ物は?」
優希「タコスだじぇ……」
バキッドカッボコッ
3方向からパンチが飛んできた。
優希「ぎええええ!!!」
咲「『じぇ』って言うなってば!!」
久「先輩には敬語を使いなさい!!」
和「タコスのことは忘れなさい!!」
優希「ひいいいいいい!!!」
部室。
咲「ほら!!部長と会話して!!」
優希「うう…」
久「優希、好きな食べ物は?」
優希「タコスだじぇ……」
バキッドカッボコッ
3方向からパンチが飛んできた。
優希「ぎええええ!!!」
咲「『じぇ』って言うなってば!!」
久「先輩には敬語を使いなさい!!」
和「タコスのことは忘れなさい!!」
659: 2009/07/31(金) 20:13:46.90 ID:QXZiQ0Q60
京太郎「強くなれよ、優希……」
久「ほら、優希!好きな食べ物は!?」
優希「うううう……さくらんぼ…だじぇ……」
ドカッボコッ
優希「ひいいい!!」
久「もう1回!好きな食べ物は!?」
優希「さ、さくらんぼ……ですっ!!」
久「もう1回!」
優希「さくらんぼですっ!!」
久「ワンモア!!」
優希「さくらんぼですっ!!」
久「ふう、やっと治ったじぇ」
京太郎「よくやったじぇ、優希」
咲「あれ?」
久「ほら、優希!好きな食べ物は!?」
優希「うううう……さくらんぼ…だじぇ……」
ドカッボコッ
優希「ひいいい!!」
久「もう1回!好きな食べ物は!?」
優希「さ、さくらんぼ……ですっ!!」
久「もう1回!」
優希「さくらんぼですっ!!」
久「ワンモア!!」
優希「さくらんぼですっ!!」
久「ふう、やっと治ったじぇ」
京太郎「よくやったじぇ、優希」
咲「あれ?」
662: 2009/07/31(金) 20:19:18.01 ID:QXZiQ0Q60
和「みんな語尾に『じぇ』がついてるじぇ」
久「あ、あれ?なんか変だじぇ」
咲「なんだか無性にタコスを食べたくなってきたじぇ」
和「犬、タコス買ってくるじぇ」
京太郎「な、なんで俺が買いに行かなきゃいけないんだじぇ」
優希「なんか変なことになっちゃった……まあいっか」
こうして麻雀部室は、つねにタコスのにおいと
『じぇ』という口癖で満たされることになったのであった。
裂 -Saki- 第8話「タコス天使にかこまれちゃう」
完
久「あ、あれ?なんか変だじぇ」
咲「なんだか無性にタコスを食べたくなってきたじぇ」
和「犬、タコス買ってくるじぇ」
京太郎「な、なんで俺が買いに行かなきゃいけないんだじぇ」
優希「なんか変なことになっちゃった……まあいっか」
こうして麻雀部室は、つねにタコスのにおいと
『じぇ』という口癖で満たされることになったのであった。
裂 -Saki- 第8話「タコス天使にかこまれちゃう」
完
663: 2009/07/31(金) 20:22:36.35 ID:XJmIwR070
今度はタコスが皆をぶん殴るかと
664: 2009/07/31(金) 20:22:42.85 ID:TeIFJdr/0
タコス天使吹いたwwww
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