ことり(5)「でも、そんなことして氏んじゃったらかわいそう…」

ことり(5)「…」

ことり(5)「…でも気になるなぁ～」

ことり(5)「…ちょっとお水かけるだけなら大丈夫だよね」

蝶々「」ﾋﾗﾋﾗ

ことり(5)「…」

ことり(5)「」ﾋﾟｼｭｰｯ

蝶々「！」ﾋｭｯ！　　ﾊﾀ…

ことり「！あたった！」

蝶々「」ｸﾀ～

ことり(5)「…」

ことり(5)「動かない…氏んじゃったのかな？」

ことり(5)「…」

ことり(5)「…あ、あ～！大変！ことり、お花にお水あげるつもりが間違ってちょうちょさんにお水かけちゃって氏なせちゃったよぉ～！」

ことり(5)「ちょうちょさんごめんなさい…！ことりが責任もってお墓建ててあげるからねっ！」

ことり(5)「…これでよしと！」

ちょうちょのおはか　199Xねん○がつ×にち

親鳥「ことり～、マカロン焼けたわよ～！入っていらっしゃーい」

ことり(5)「は～い！」

ことり(5)「あのね、お母さん、ことり、お庭でちょうちょさんが氏んでたからお墓建ててあげたの…」

親鳥「あら、そうだったの…。ことりは優しいのね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ことり(5)「うんっ！」

ことり(5)(……♪)

もうこわい

～～～

数年後

学校

先生「今日は虫眼鏡を使って太陽光を集める実験をします」

先生「配った黒い紙を太陽光と虫眼鏡だけで燃やしてみましょう」

ことり(9)・生徒「「は～い」」

…ﾓｸﾓｸ

ことり(9)「あ！燃えた燃えた！煙が出てる～！」

ことり(9)「おもしろ～い！」

ことり(9)「…」

ことり(9)「他の物でも試してみたいな」

ことり(9)「他に黒いもので燃えやすいものってないかなぁ？」

ことり(9)「う～ん、黒いもの黒いもの…」

ことり(9)「…！アリさん！」

ことり(9)「これをアリさんにやったらどうなるんだろう？燃えちゃうのかな？」

ことり(9)「花壇の方にいるかな？」

ことり(9)「…いた！」

ことり(9)「上から抑えるように捕まえてっと」ﾋｮｲ

蟻「！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ことり(9)「こら！動いちゃいけません！」ﾍﾟｼｯ

蟻「」ｸﾀｰ

ことり(9)「大人しくなりました！」

ことり(9)「それでは、足をつまんで動けなくして…」

ことり(9)「ソーラービーム！」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

…ﾓｸﾓｸ

ことり(9)「…あ！燃えたぁ！」

蟻「！！？！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ！

ことり(9)「すごく暴れてる～！やっぱり熱いんだ～」

ことり(9)「あはははは！」

うわあああああああ

サイことり

蟻「」ｸﾞｯﾀﾘ…

ことり(9)「動かない…氏んじゃったのかなぁ？」

ことり(9)「…！焦げ臭い！？」

ことり(9)「！なるほど！アリさん燃やしちゃったんだもんね！

ことり(9)「お肉焦がしちゃったら焦げ臭いのとおんなじだね！」

ことり（9）「ことり、虫眼鏡でアリさん焦がしちゃったんだ～」

ことり（9)「あははは！」

ことり（9）「面白～い」

無邪気な狂気

アリのおはか　200X年7月○日

ことり(9)「これでよしっと～。ナンマイダーナンマイダー」

～～～～～

放課後　帰り道

穂乃果(10)「でね、穂乃果はこう言ってやったんだよ」

ことり(10)「へ～そうなんだ～」

海未(10)「おや、あれは確かクラスメートの…」



クソガキ１「なぁ、クソガキ２」

クソガキ２「ん？」

クソガキ１「ここに石がある」ｽｯ

クソガキ２「…それがどうした？」

クソガキ１「こいつをだな…」

ﾎﾟｲ
道路に石を投げ入れるクソガキ１

クソガキ２「何やってんだお前？」

クソガキ１「…まぁ見てろ」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ

クソガキ１「来たぞ！」

石の上を通る車
ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ、ﾊﾞｷｯ！


クソガキ１「ははｗ割れた割れたｗｗ」

クソガキ２「ぎゃはははｗｗさすがだなｗお前ｗｗ」



海未(10)「や、野蛮です！これだから男子は…」

穂乃果(10)「もぉ～、男子ったらあんなことして喜んでる！ね！ことりちゃん！」

ことり(10)「あ、うん！そうだね！」

ことり(10)「…」

別の日　帰り道

ことり（今日は海未ちゃんは剣道のお稽古で、穂乃果ちゃんは日直の仕事で居残り。帰りはことり一人かぁ…）

ことり（退屈だなぁ…）


クソガキ１『ははｗ割れた割れたｗｗ』
クソガキ２『ぎゃはははｗｗさすがだなｗお前ｗ』


ことり（…！！）

～～～

ことり（…学校のゴミ捨て場で拾ってきた空き缶…）ｽｯ

ことり（これを車が踏みつぶしたら…どうなるだろう）

ことり「…」

ことり「…あ～！手が滑って～」ﾎﾟｲ

空き缶を道路に投げ入れることり

ことり(どうしよう…！本当に入れちゃった)ｿﾜｿﾜ

ことり（…仕方ないよね、「手が滑って」いれちゃったんだもん♪）

ことり「車なかなか来ないな～」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛﾛﾛ

ことり「あ、来た！」

ことり「…」ｿﾜｿﾜ

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ、ﾊﾞﾁｯ！！ﾊﾟｶｰｰｰﾝ！

ことり「…ぷっ！ｗｗくふすすすすｗｗ」


モブ女１「うわっ！びっくりした！

モブ女２「も～、何の音ぉ！？」

モブ女３「また男子が馬鹿なことやってんじゃない？こぉ～ら～！！」


ことり（まずい！）
ｽﾀｺﾗｻｯｻ…

～～

ことり「…なんてことがあったんだけど」

ことり「みんなも小さいころって、こういう経験あるよね？」

μ’ｓ「」

ことり（みんなにことりのちょい悪な一面を暴露しちゃいました♪）ｷｬｰ

ことり（こんなお茶目さんなことりの一面を知って、みんなどう反応するかなぁ）ﾎﾜﾝﾎﾜﾝ

穂乃果『ことりちゃん、意外とやってるねぇ…』

海未『ことり…意外とお馬鹿だったんですねぇ…』

凛『凛はお茶目なことりちゃんも好きにゃ～』

花陽『ピュアとちょい悪の共存…尊敬します！』

真姫『…まぁその年頃の子供としては、好奇心旺盛な健全な子供、って感じでいいんじゃないの？』

にこ『ギャップ萌えを狙うなんて…さすがね…』

絵里『まぁ…褒められたことじゃないわね…。（…実は石投げるの私もやったことあるのよね）』

希『ま、これくらいの方が人間味があって面白いやん♪』




ことり（えへへ///）


ことり（さて、実際のみんなの反応はどうでしょう？）

穂乃果「う、嘘だよね…？いつも優しいことりちゃんがそんなことしてたなんて…」

海未「…ことり…私はあなたを軽蔑します…。あなたがこんなにも最低な人間だったとは…」

凛「うわぁ…虫も殺せないような顔して…ちょっとさすがに引くにゃー…」

花陽「ことりちゃん…優しい先輩だと思ってたのに…」ｸﾞｽ

真姫「典型的なサイコパスね。精神科の受診をおすすめするわ」

絵里「ことり…恐ろしい子」

希「さすがのウチも、ちょっと擁護できへんなぁ…。」

にこ「人間性を疑うわね。そんなやつにアイドルなんてやる資格はないわ」



ことり「」


おわり

えぇこれで終わるのか……おつ

乙 めっちゃ面白かった

いやもっとサイコなことやる前に終わってよかった

蟻の巣に水入れたりするよね