27: 2015/10/21(水) 06:34:44.74 ID:JFimiEmT0.net
にこ「よし!これで終わりーっと」

絵里「悪いわね。片付けまで手伝ってもらって」

にこ「ふふん!今日だけは特別なんだから感謝しなさい!」

絵里「そうね。さすがにこ!」

にこ「それじゃあにこも帰るわね」

絵里「あ!ちょっと待ってて!美味しいチョコレートがあるから持ってくるわ」

にこ「まだ食べるんかい!」

28: 2015/10/21(水) 06:35:26.73 ID:JFimiEmT0.net
にこ「まったく絵里のやつ自分の誕生日なのに張り切っちゃって」

コンコン

にこ「ん?戻ってくるの早いわね」

亜里沙「失礼しまーす」

にこ「亜里沙ちゃん?」

亜里沙「にこさんこんばんわ!お姉ちゃんのために今日はありがとうございました」

にこ「い、いいのよ// 私も楽しかったし」

亜里沙「ところでみなさんはもうお帰りに?」

にこ「ああうん。私だけは片付けに残ったのよ。次のライブの打ち合わせもあったし」

亜里沙「ライブ…。にこさん!実はお願いがあるんですが…」

にこ「お願い?まあ、にこたちのファンでもある亜里沙ちゃんの頼みならきかないわけにはいかないわ。ファンサービスよ!」

亜里沙「ハラッセオ!さすがにこさん!」

29: 2015/10/21(水) 06:36:21.69 ID:JFimiEmT0.net
にこ「それで、お願いってなんなの?」

亜里沙「亜里沙にアイドルについて教えて欲しいんです」

にこ「ふむふむ、にこ向きの相談ね」

亜里沙「そして海未さんみたいなかっこいいヤマトナデシコになりたんです!」

にこ「全然にこ向きじゃないじゃない!?」

にこ(そもそも海未ってかっこいいの・・・?)

にこ(絵里も大概だけど海未も結構ポンコツなのよね・・・)

30: 2015/10/21(水) 06:37:05.25 ID:JFimiEmT0.net
亜里沙「どうすればいいんですか…?」

にこ「そもそも海未に直接聞いてみた方がいいんじゃない?」

亜里沙「そんな!海未さんに迷惑はかけらせません!」

にこ(それってにこには迷惑かけてもいいってこと!?)ガーン

にこ「アイドルの話はともかく、かっこよさなんて私にはわかんないわよ?」

にこ「自分で言うのもなんだけどこんなちんちくりんだし」

亜里沙「そんなことありません!にこさんもかっこいいです!」

亜里沙「お姉ちゃんもよくいってます。『にこはイケメン』って」

にこ「にこはラブリープリティーなキャラなのよ!?」

亜里沙「とにかく海未さんやにこさんみたいになりたいんです!」

にこ「わ、私みたいに…?」チョロロローン

亜里沙「ぜひ!」

31: 2015/10/21(水) 06:37:49.13 ID:JFimiEmT0.net
にこ「し、しょうがないわねー//」

にこ「かっこよさかどうかはわからないけどアイドルにとって大切なことは二つあるわ」

亜里沙「歌とダンスですか?」

にこ「違うわ。歌とダンスは大事だけどできてあたりまえのこと」

にこ「それより大事なことはずばり『キャラ』と『ファン』よ!」

亜里沙「キャラとファン?」

にこ「ええ、アイドルっていうのは偶像。つまり信仰の対象物って語源があるの」

亜里沙「グウゾウですか?」

にこ「にこも詳しい意味はわかんないけど、つまりは人々のお願いが向けられるもののことよ」

にこ「つまり歌や踊りだけではアイドル足りえないの」

亜里沙「それでキャラとファンが大事なんですね」

32: 2015/10/21(水) 06:38:53.04 ID:JFimiEmT0.net
にこ「そうね。まずキャラだけど…」

クルリ

にこ「にっこにっこにー♡あなたのハートににこにこにーの矢澤にこです♡」

にこ「こんな感じね」

亜里沙「おー!生にっこにっこにーですね!面白いです!」

にこ「お、おもしろ…」

にこ「と、とにかくこういうにこの可愛さとか希のスピリチュアルとか海未の生真面目とか穂乃果の元気とか絵里のポンコツとか個性をだすことが大事なのよ」

亜里沙「じゃあ私も個性を出します!」

にこ「十分個性的だけどね…」

亜里沙「次はファンですね!」

にこ「ええ、ファンを大事にっていうのは勿論ね。ファンがいなければアイドルじゃないもの」

にこ「応援してくれるファンのために精一杯の笑顔を届けることが大事だと思うわ」

にこ「勿論亜里沙ちゃんのためにもね」

亜里沙「でもそれじゃあ亜里沙はまだアイドルになれません…」

33: 2015/10/21(水) 06:39:37.99 ID:JFimiEmT0.net
にこ「…これはにこの持論だけど、自分自身が一番のファンでいるべきだと思うの」

亜里沙「自分自身がファンですか?」

にこ「そう。誰よりも自分を好きにならなきゃ輝けないのよ」

亜里沙「ムズカシいですね」

にこ「安心しなさい!来年うちの部に来ればビシビシしごいてあげるわ!」

亜里沙「本当ですか!嬉しいです!」

にこ「あったり前よ!ファンに嘘はつかないわ!」

絵里「あら?にこ留年するの?」

34: 2015/10/21(水) 06:40:06.82 ID:JFimiEmT0.net
にこ「そこまで成績悪くないわよ!って絵里遅かったわね」

絵里「ええ、昨日チョコレート全部食べちゃったのを思いだしたのよ!」ドヤ

にこ「…」

絵里「それより来年は卒業しちゃうから亜里沙と活動はできないのよね…」

にこ「あ…」

亜里沙「にこさんの嘘つき」プクー

にこ「ご、ごめん!来年は無理かもしれないけど埋め合わせは必ずするわ!」

亜里沙「本当ですか?」

にこ「勿論!ファンに嘘はつかないっていったでしょ」

亜里沙「じゃあまた亜里沙にいろいろ教えてくださいね」

にこ「ええ」

絵里「ところでにこ、だれがポンコツですって?」

にこ「な、なんのことかわからないニコー?」

オシオキヨ!

ニゴッ!

35: 2015/10/21(水) 06:41:25.86 ID:JFimiEmT0.net
別の日

にこ「さーて今日はBIBIの会合ね」

真姫「にこちゃん今日は暴走しないでよね」

にこ「にこがいつ暴走したのよ!」

真姫「いつもでしょ」

にこ「そんなこと言って、にこに構って欲しいわけ?」

真姫「だ、だれが!だいたいにこちゃんが!」

にこ「あ、絵里の家ついたわよ」

真姫「ちょっと、最後まで聞きなさいよ!」

36: 2015/10/21(水) 06:42:08.69 ID:JFimiEmT0.net
絵里「そうね。にこの歌詞を採用しましょう」

にこ「さすが絵里!わかってるぅ!」

真姫「本当にこれをやるわけ?信じられない…」

にこ「いいじゃない!きっと楽しいわ!」

絵里「ふふ、じゃあ今日はこんなところかしら」

コンコン

絵里「はーい」

亜里沙「にこさんいますか?」

にこ「どうしたの?」

亜里沙「ちょっと亜里沙の部屋に来てください!」グイ

にこ「うわあ!ちょっと待ってえー!」

真姫「なんだったのかしら」

絵里「亜里沙ったら最近にこのことばっかりで妬けるわね」

44: 2015/10/25(日) 17:35:56.49 ID:1NjImzak0.net


にこ「で、どうしたの?」

亜里沙「…」

ドン

にこ「きゃっ」

亜里沙「にーこさん♪」カベドン

にこ「あ、亜里沙…ちゃん!?///」

亜里沙「この前約束したファンサービスお願いしますね?」ニッコリ

45: 2015/10/25(日) 17:37:09.10 ID:1NjImzak0.net
亜里沙(この前言われたことちゃんと勉強したんです!)

亜里沙(かっこよくなるにはカベドンがいいってTVでやってました)

亜里沙(あとはファンサービスが具体的になんなのか教えてもらっちゃおう!)




にこ「な、なにをして欲しいの…?」

亜里沙「なんでもいいんですか?」

にこ「な、なんでもは駄目だけど…」ウワメ

亜里沙「」キュン

亜里沙「ふふ、にこさんの大事なところを触らせてください」

にこ「だ、だめよ!//」

亜里沙「問答無用です!」

にこ「きゃあああ」







絵里「なんでにこが亜里沙にナデナデされてるのかしら・・・」コソ

真姫「イミワカンナイ」コソ

46: 2015/10/25(日) 17:39:01.41 ID:1NjImzak0.net
にこ「うぅ…」

亜里沙(えへへ。いつもと違うにこさんも可愛い)ナデナデ

にこ「も、もういいでしょ?」ウルウル

亜里沙「だーめ♡」

にこ「はずかしい・・・」ウツムキ









絵里「なんだか倒錯的でハラショーね」

真姫「にこちゃんの顔トマト色になってて可愛いわね」

47: 2015/10/25(日) 17:39:39.67 ID:1NjImzak0.net
亜里沙(恥ずかしいがってるにこさんも可愛いけど顔が良く見えないなあ…)

亜里沙(そうだ!TVでみたアレもやってみよう)

にこ「そ、そろそろやめて//」

亜里沙「にこさん」


アゴクイ


にこ「!?」

亜里沙「可愛い顔をもっとみせてください」

にこ「な、なななな////」








絵里「キャーーー!!(小声)」

真姫「盛り上がってきたわね」

48: 2015/10/25(日) 17:40:23.75 ID:1NjImzak0.net
にこ「あ、ああああ亜里沙ちゃん!?」

亜里沙「ふふ、やっぱり可愛い顔ですね」

にこ「か、かわいいって///」

亜里沙「もっと良く見せてください」カオチカヅキ

にこ「だ、駄目よ!そういうことは好きな人どうしじゃないと!」

亜里沙「亜里沙はにこさんが好きですよ?」

にこ「そういうことじゃなくて!」

亜里沙「それともにこさんは亜里沙のこと好きじゃないんですか?」

にこ「そ、それは…す、嫌いではないけど…」

亜里沙「じゃあ問題ないですよね♪」








絵里「亜里沙も大人になったのね。お姉ちゃんサビシイ」

真姫「ナイスアングルよ」パシャ

49: 2015/10/25(日) 17:41:06.59 ID:1NjImzak0.net
にこ「で、でも亜里沙ちゃんは海未の方が好きなんでしょ!」

亜里沙「!」

亜里沙(た、確かに亜里沙は海未さんが好き… でも)

亜里沙「はい」

にこ「っ…。じゃあ離れなさい!」

ギュッ

にこ「!?」

亜里沙「たしかに亜里沙は海未さんが好きです。憧れています」

亜里沙「でも、今はあなたと。にこさんとこうしていたいって気持ちの方が大きいんです」

にこ「そ、それって」

亜里沙「はい。亜里沙はもうにこさんに夢中なんです」

亜里沙「だからもう少しだけ抱きしめていいですか?」





にこ「…///」コクリ










真姫「エンダアアアアアア(小声)」パシャパシャ

絵里「亜里沙…立派になって」ウルウル

61: 2015/10/30(金) 00:38:04.60 ID:CzhPc4LP0.net
亜里沙(にこさんの体あたたかい)ギュー

にこ「///」

亜里沙「いい匂いがします」クンクン

にこ「か、嗅がないでよぉ///」

亜里沙「む、お姉ちゃんと同じ匂いがします」ジー

にこ「ふぇ!?そんなわけ・・・」

亜里沙「まさかにこさんお姉ちゃんと?」

にこ「ちがっ」






真姫「どういうことなのエリー?」

絵里「にこの誕生日にお揃いのシャンプーあげたからね」ドヤ

62: 2015/10/30(金) 00:39:03.26 ID:CzhPc4LP0.net
亜里沙「へー。にこさんそういうことしちゃうんだ」

にこ「ご、誤解よ!別に絵里とはなんにもないわ!」

亜里沙「じゃあ証拠をみせてください」

にこ「証拠ってどうすれば・・・」

パッ

亜里沙「亜里沙からはもう何もしません。やましいことが無ければ行動で示してくださいね」

にこ「うぅ・・・」


ギュッ





真姫「にこちゃんから抱きしめにいったわ!!」

絵里「いっそ私と亜里沙とにこで・・・アリね」

63: 2015/10/30(金) 00:39:22.92 ID:CzhPc4LP0.net
にこ「こ、これでいいかしら?//」

亜里沙「えへへ、じゃなかった!駄目です。全然気持ちがこもってないです!」

にこ「うぅ…えい!」ギュー

亜里沙「はうぅ。いい感じです//」





絵里「むしろμ’s全員妹化計画を・・・」ブツブツ

真姫「キモチワルイ」

64: 2015/10/30(金) 00:40:03.99 ID:CzhPc4LP0.net
亜里沙(幸せー・・っは!そういえば結局これがファンサービスなのかしら?)

にこ「も、もういいでしょ//」

亜里沙「にこさんは・・・」

ピンポーン

にこ絵里「「うわぁ!!」」

65: 2015/10/30(金) 00:40:25.22 ID:CzhPc4LP0.net
おーいえりちー、にこっちー、まきちゃーん?差し入れ持ってきたよー」


絵里「の、のぞみ!?なんてタイミングで!」

真姫「そういえばリリホワの会議終わったからこっちに来るって連絡が来てたわ」

絵里「それを早く言ってよ!このままだと私達の秘密の花園が・・・」

真姫「それよりエリー、そんなに大声出すと・・・」

にこ「な、なななななんであんたら亜里沙ちゃんの部屋の前にいるのよ!?」

絵里「しまった!ばれたわ!」

真姫「むしろなんで今まで気づかないのよ・・・」

にこ「ま、まさか見てた・・・?」

えりまき「ナニモミテナイワヨ」

にこ「うわああああああああああああああああああああ」ダッシュ

亜里沙「あっ!にこさん!」

66: 2015/10/30(金) 00:40:59.57 ID:CzhPc4LP0.net
「うわっ!?にこっち?差し入れ持ってきたよ・・・ってなんで逃げるん!?」

「もういやあああああああああ」


絵里「くっ、折角のにこありが・・・」

真姫「なんでエリーが残念がってるのよ」

希「あっ、えりちに真姫ちゃん。いったい何があったん?」

絵里「にこがへたれただけよ」

希「イミワカンナイヤン」

真姫「トラナイデ!」


亜里沙「にこさん・・・」

67: 2015/10/30(金) 00:41:41.40 ID:CzhPc4LP0.net
次の日


にこ「うぅ、どうしよう。絶対ばれたわよね・・・・」

にこ「きっとメンバーに知られたら・・・」


穂乃果『え?にこちゃんファンの子に手を出したの!?サイテーだよ!』

ことり『うーん、ことりもちょっと幻滅かなー?』

海未『あなたは最低です!両頬を差出なさい!』

凛『え?ちょっと離れてください矢澤さん』

花陽『あれだけアイドルに真剣だったにこちゃんが・・・どうしてなの・・・?』ナミダメ

希『正直それはまずい』

真姫『グッジョブ』

絵里『これでにこも私の妹ね!ハラショー!』


にこ「絶対こうなるわ・・・」

68: 2015/10/30(金) 00:42:18.97 ID:CzhPc4LP0.net
にこ「凛に敬語使われたり、花陽に尊敬されなくなったら退部ものの辛さね・・・」

にこ「はぁ・・・」

希「どうしたん?ため息何てついてにこっちらしくない」

にこ「の、希!?」

希「もしかして昨日のこと?ごめなー邪魔しちゃって」

にこ「絵里たちから聞いたの・・・?」

希「うん、そうはもう隅から隅まで」

にこ「」

希「にこっちも以外とウブなんやねー♪」

にこ「ち、違うのよアレは!その場の雰囲気とかでね?決して下心とかはないのよ!」

希「うんうん、わかってるわかってる。大人のキスにびくっりしちゃったんやろ?」

にこ「そうそう大人のきsって違うわ!そこまでしてないわよ!!」

希「ふーん、じゃあどこまでならしたん?」ニヤニヤ

にこ「はっ、しまった!」

希「えりち達はあれで口が堅いからね。なにをしたかは聞けなかったけど、大体想像はつくやん?」

にこ「さすが希ね・・・」

希「で、どっちとしたん?安定の真姫ちゃん?それとも最近いい中のえりち?どっちなん?」ニヤニヤ

にこ「なんで絵里と真姫がでてくるのよ!!私は亜里沙ちゃんとしか・・・ってなんでもないからああああああ」ダッシュ

希「へ!?亜里沙ちゃんと?ってにこっちまたどっかいっちゃった・・・」

69: 2015/10/30(金) 00:42:49.91 ID:CzhPc4LP0.net
にこ「ゼエ、ハア・・・」

にこ「逃げてきちゃったけど、希にはばれてなかったのよね・・・」

にこ「てことは絵里と真姫を口止めすればみんなのニコニー像は守られるわ」

にこ「アレはただの気の迷い、気の迷いなんだから・・・」

にこ「・・・亜里沙ちゃん」




「亜里沙ちゃんがどうかしたの?」

70: 2015/10/30(金) 00:43:20.34 ID:CzhPc4LP0.net
にこ「ひゃっ」

穂乃果「そんなにビックリされると穂乃果傷つくよ・・・」ションボリ

にこ「ご、ごめんね穂乃果、それよりどうしてこんなところに?」

穂乃果「こんなところって、ここは生徒会室だよ」

にこ「へ?ほんとうだ。無我夢中だったから気づかなかったわ」

穂乃果「ふふ、にこちゃんはおっちょこちょいだね」

にこ「穂乃果には言われたくないけどね、って海未とことりは?」

穂乃果「二人はもう部室にいったよ、穂乃果はさぼった仕事が残ってるの・・・」

にこ「はあ、なにやってんのよ」

穂乃果「折角だからにこちゃんも手伝ってよ!二人の方が楽しいし!」

にこ「まあ別にいいけど」

穂乃果「やった!!にこちゃん大好き!」

にこ「あんたも現金ね」

71: 2015/10/30(金) 00:45:50.59 ID:CzhPc4LP0.net
穂乃果「あ!そういえばにこちゃん最近亜里沙ちゃんと仲良しなんでしょ?」

にこ「ブフォッ」

穂乃果「うわぁ!ちょっとにこちゃん!」

にこ「ご、ごめん、それよりその話誰から聞いたの?」

穂乃果「雪穂から!雪穂も亜里沙ちゃんが嬉しそうに話してるのを聞いたんだって」

にこ(そっちのルートをすっかり忘れていたわ・・・)

にこ「ぐ、具体的に何を聞いたの?」

穂乃果「にこちゃんが亜里沙ちゃんを抱きしめたって」

にこ「」

穂乃果「うんうん、穂乃果もわかるよその気持ち」

にこ「ま、まさかあんたも亜里沙ちゃんを!?」

穂乃果「もちろん!」

にこ「え、うそでしょ・・・」

穂乃果「亜里沙ちゃんだけじゃない!みんなを抱きしめたい!大好きって伝えたいよ!」

にこ「へ?」

穂乃果「穂乃果も伝えるよ!伝えるったら伝える!手始めににこちゃん、ウェルカム!」バッ

にこ「は、はあ!?悪いけどにこはそんなにチョロくないわよ!」

穂乃果「あれ?亜里沙ちゃんにはすぐしてくれたって聞いたけど」

にこ「わ、わあああああ聞こえないいいいいい」

穂乃果「むぅ、じゃあこっちからいくからね?大好きだーーー!」ギュー

にこ「ニゴッ」

72: 2015/10/30(金) 00:46:28.92 ID:CzhPc4LP0.net
ガラガラ

海未「ほーーのーーかーー?」

穂乃果「う、海未、ちゃん?」

海未「大好きなのは結構ですが、勿論仕事は終わったんですよね?」

穂乃果「ちょ、ちょっと休憩してただけだよ!ほんとだよ!」

海未「ちょとという割には私達が抜けたあとと変わっていないようですが?」

穂乃果「あ、あははは」

海未「・・・お仕置きです!」

イヤアアアアヤメテエエエエ

アナタガイケナイノデスヨ!

ナンデニコマデ!?

レンタイセキニンデス!!

ウワアアアア

ニコオオオオ

73: 2015/10/30(金) 00:50:14.15 ID:CzhPc4LP0.net
帰り道


にこ「はあ、酷い目にあったわ」

穂乃果「でも、穂乃果はちょっと嬉しいな」

にこ「なにがよ?」

穂乃果「にこちゃんが亜里沙ちゃんを抱きしめたのって大好きだからでしょ?それが穂乃果にも伝わってきたから」

にこ「べ、別にそんなんじゃないわよ!!」

穂乃果「にこちゃんは素直じゃないなー。スキンシップは気持ちを伝えるのに一番いいんだよ!」

にこ「確かにあんたや凛はよくやってるわよね」

穂乃果「うんうん。それに穂乃果たちμ’sの頑張りがにこちゃんと亜里沙ちゃんの大好きを繋いだって考えるととっても嬉しいよ!」

にこ(確かに亜里沙ちゃんはずっと私達を応援してくれていた。なら、この気持ちは・・・)

穂乃果「あ、じゃあ穂乃果はこっちだから!今日は手伝ってくれてありがとー!」ブンブン

にこ「はいはい、気を付けて帰るのよー!」



にこ「さて」

プルルルルル

『もしもし?』

にこ「もしもし絵里?一つお願いがーーーーーーー」

83: 2015/11/09(月) 22:05:26.62 ID:PZlMehvU0.net
~亜里沙ルーム~

亜里沙「それでね?にこさんがとっても可愛くてね?」

雪穂『はいはい、もうわかったよ』

亜里沙「むぅ、雪穂冷たい」

雪穂『人の惚気話聞かされてるこっちの身にもなってよね』

亜里沙「だってにこさんがー」

コンコン 

「亜里沙―?少しいいかしら?」

亜里沙「あ、お姉ちゃんだ!ごめん雪穂またかけるね」

ガチャ

絵里「あら、邪魔しちゃった?」

亜里沙「ううん、大丈夫よ。それよりどうしたの?」

絵里「たまには愛しのアリーチカを独り占めしたくてね」

亜里沙「お姉ちゃんふざけてるの?」ジトメ

絵里「半分本気なのに…。亜里沙、明日暇かしら?」

亜里沙「明日?予定はないけど…」

絵里「よし、じゃあデート決定ね!」

亜里沙「でーと?」

絵里「あなたの好きな人からデートのお誘いが来たのよ」

亜里沙「!」

絵里「明日の朝9時に駅前に来てほしいって」

亜里沙「ありがとうお姉ちゃん!!亜里沙今日はもう寝るね!」

絵里「おやすみ亜里沙」



絵里「…まかせたわよ、にこ」

84: 2015/11/09(月) 22:06:05.64 ID:PZlMehvU0.net
~駅前~

亜里沙「にーこさんとでーと♪にーこさんとでーと♪」

亜里沙「あ、あの着物の女の子可愛いです!ヤマトナデシコハラッセオ!」

亜里沙「それにしても、にこさんまだ来てないのかな?」

着物女子「あ、あの…//」

亜里沙「はい?亜里沙に何か御用ですか?」

にこ「わ、わたしよ…//」

亜里沙「に、にこさん!?どうしたんですかその恰好?」

にこ「や、やっぱり私がこういうのは変かしら…」

亜里沙「そんなことないです!とってもキュート過ぎて気づかなかったくらいです!」

にこ「そ、それはそれで失礼よ!!」

亜里沙「えへへ、とっても似合ってます」

にこ「なっ、あ、アリガトウ//」

亜里沙「でもなんで着物なんですか?」

にこ「だって、亜里沙ちゃんが好きそうだし…なんでもないわ//」

亜里沙「ほうほう亜里沙の為にですか…」

にこ「ち、違うわよ!今日は、その、お祭りでしょ?」

亜里沙「お祭り?」

にこ「そ、秋祭りなの」

85: 2015/11/09(月) 22:06:42.30 ID:PZlMehvU0.net
亜里沙「なるほど、それで着物だったんですね」

にこ「うん、だから決して深い意味はないのよ?」

亜里沙「むむ、そんなに否定しなくてもいいのに」

にこ「と、とにかく一緒にお祭りに行くわよ!//」

亜里沙「…」

にこ「ど、どうしたの?…もしかして嫌だった?」

亜里沙「違います。亜里沙は待っているのです」

にこ「何を?」

亜里沙「どうぞ」

にこ「何この手?」

亜里沙「手、握ってください」

にこ「は、はああああ!?//」

亜里沙「だってにこさんがエスコートしてくれるんですよね?」

にこ「だ、だからって何で手を繋ぐのよ!?それじゃあまるでデートじゃない!?」

亜里沙「え?デートじゃないんですか?お姉ちゃんはデートって言ってましたけど」

にこ「絵里のやつ~!なに変なこと吹き込んでるのよ!!」

亜里沙「なーんだ、デートじゃないんだ…」シュン

にこ「ちょ、そんなに落ち込まないでよ!?デ、デートじゃなくても二人っきりなんだし//」

亜里沙「じゃあせめて手を握ってもいいですよね?」

にこ「それとこれとは話が別というか…」

亜里沙「亜里沙と手を繋ぐのがそんなに嫌なんですか?」ウルウル

にこ「そ、そんなことないわよ!むしろっ、その…」

亜里沙「こんなお願いできるのにこさんだけなんですよ?」

にこ「しょ、しょうがないわねー//」

86: 2015/11/09(月) 22:07:06.82 ID:PZlMehvU0.net
亜里沙「えへへー、じゃあ早くお願いしますね?」

にこ「わ、私からするの!?恥ずかしいんだけど…//」

亜里沙「亜里沙を期待させた罰です!。してくれないと動きませんからね?」

にこ「うぅ…//」ギュッ

亜里沙「わあーい!」ギュー

にこ「これでいい?//」

亜里沙「はい!にこさんの手暖かいですね♪」

にこ「うるさーい!!//もう屋台出てるんだから早くいくわよ!!」グイ

亜里沙「引っ張りすぎですぅ!」

87: 2015/11/09(月) 22:07:37.25 ID:PZlMehvU0.net
にこ「亜里沙ちゃんはお祭りくるの初めてなの?」

亜里沙「うーん、日本に来てからはお姉ちゃんと一回だけ来たことがあります」

にこ「へえー、じゃあ大体わかるのかしら?」

亜里沙「はい!神輿をワッショイ!ですよね?」

にこ「…それは一般的女子校生の楽しみ方ではないわね」

亜里沙「え?違うんですか?」

にこ「普通は食べ歩いたり、屋台で遊んだり、花火見たり、そんなものよ」

亜里沙「ほうほう、なるほど。じゃあにこさんのオススメでお願いします」

にこ「任されたわ!」

88: 2015/11/09(月) 22:08:03.24 ID:PZlMehvU0.net
亜里沙「ハラッセオ!このたこ焼き美味しい!」

にこ「ふふん!毎年あのたこ焼き屋さんが一番おいしいのよ!」

亜里沙「さっすがにこさんです!」

にこ「そ、それほどでもあるわ//」

亜里沙「じゃあご褒美に、はいアーン」

にこ「ふぇ!?//ふふぉっ」

亜里沙「美味しいですか?」

にこ「ちょっ、亜里沙ちゃん!みんな見てふふぉっ」

亜里沙「もう一つどうぞ♪」

にこ「も、もう!やめっててば!」

亜里沙「次はにこさんの番ですよ?」

にこ「だ、だれがやるかー!//ふざけてると置いて行くからね!」

亜里沙「そんなー!待ってくださいよ!」

89: 2015/11/09(月) 22:08:43.05 ID:PZlMehvU0.net
亜里沙「次は射的ですか」

にこ「ええ、こう見えてもにこは射的得意なの」

亜里沙「へー!海未さんみたいでカッコいいです!」

にこ「ぐぬぬ、海未にはまけないんだからっ!」

亜里沙「にこさんがんばって!」

バーン

にこ「絶妙に倒れないわ…」ズーン

亜里沙「にこさんカッコ悪い」

にこ「」

亜里沙(落ち込んでる姿も可愛いです♪)

亜里沙「あっ、次は亜里沙がやってみますね!」

90: 2015/11/09(月) 22:09:19.54 ID:PZlMehvU0.net
亜里沙「見ててください!あれをとってみせます!」

にこ「…どことなく海未に似てるわね。あの人形」

亜里沙「気のせいです」

にこ「ふーん、別にいいけどー」

亜里沙「いざ!」

バーン

コテン

にこ「見事に隣りのを打ち抜いたわね」

亜里沙「うーん、でもこっちも可愛いですよ?」

にこ「そうね…まるでにこみたいで可愛いわ」

亜里沙「ハラッセオ!にこさんを打ち抜きました!」

にこ「ちょっ!?語弊があるからやめてよ!//」

亜里沙「えへへ、今日から一緒に寝ようねにこちゃん?」

にこ「やめてええええ///」

100: 2015/11/21(土) 22:39:46.31 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「ふん♪ふふ~ん♪」

にこ「ずいぶんとごきげんね」

亜里沙「だって今日はにこちゃんと一緒にいられますから!」

にこ「だああああ//それはやめてっていってるでしょ///」

亜里沙「それに『将を射んと欲すればまず鹿を射よ』って言葉もあります!」

にこ「鹿じゃなくて馬よ。それだと馬鹿みたいじゃない…」

亜里沙「どっちでもいいんです!とにかくこれで将に一歩近づきました!」

にこ「一歩近づくって、海未人形の屋台はすぎちゃったわよ?」

亜里沙「あれ?もしかして気づいてないんですか?」

にこ「何によ」

亜里沙「えへへ、なんでもありません」

にこ「なんなのよまったく」

亜里沙「あ!次はアレなんてどうですか?」

101: 2015/11/21(土) 22:40:29.18 ID:UihcKksr0.net
にこ「りんご飴ね」

亜里沙「ふふ、実は亜里沙これ好きなんです」

にこ「亜里沙ちゃんはりんご飴知ってるの?」

亜里沙「欧米でもこのお菓子に似たものは多いんです」

にこ「へー、私はてっきり日本特有の物かと思っていたわ」

亜里沙「えっへん、ちなみにロシアにもクランベリーを砂糖で包んだ伝統的なお菓子があるんですよ」

にこ「どこの国でも考えることは一緒なのねー」

亜里沙「お手軽で美味しくて長持ちですから、とってもハラショーです♪」

102: 2015/11/21(土) 22:41:28.33 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「これ一つください」

にこ「一つでいいの?」

亜里沙「半分こしましょう!」

にこ「う、やっぱりそういうことなのね」

亜里沙「あ、もちろん拒否権はなしです!」

にこ「べ、別に嫌とはいってないでしょ//」

亜里沙「なーんだ、にこさんも半分こしたかったんですね」

にこ「したいとも言ってないわよ!」

亜里沙「はいどーぞ♪」

にこ「はむっ。…こんなんで誤魔化されないんだから」

亜里沙「聞こえませーん♪」

103: 2015/11/21(土) 22:42:01.16 ID:UihcKksr0.net
にこ「だいぶ食べ歩いたわね」

亜里沙「亜里沙もさすがにお腹いっぱいになっちゃいました…」

にこ「二人で分けたとはいえ、あれだけ食べたものね…。体重大丈夫かしら?」

亜里沙「亜里沙はどんなに太ったにこさんでもいいですよ」

にこ「そんなぶくぶく太らないわよ!」

亜里沙「あ、ちょっとあの辺に座っておしゃべりしましょうよ」

にこ「ぐぬぬ、この娘さっぱりペースが読めないわ…」

104: 2015/11/21(土) 22:43:44.40 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「このラムネも面白いですよね」カランカラン

にこ「ビー玉のこと?思えばなんでビー玉なんでしょうね」

亜里沙「お姉ちゃんはコルクまでリサイクルできてハラショーっていってました」

にこ「さすが絵里、変なとこを気にしてるわ」

亜里沙「お姉ちゃんは賢くて可愛いですから」

にこ「KKEってやつね」

亜里沙「最近はお姉ちゃんふざけてますけど、いつもはもっとかカッコいいんですよ!」

にこ「確かに絵里は頼りになるわよね。頼りになり過ぎて部長の私が空気だけど…」

亜里沙「わわ!にこさんも頼りになりますよ!」

にこ「そう…?巷では一年生4人組とか言われてるのよ私…」ズーン

105: 2015/11/21(土) 22:45:52.60 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「にこさんが一年生…」

にこ「ちょっと、途中でフォローやめないいでよ!?寂しいじゃない!」

亜里沙「ご、ごめんなさい。でもにこさんが一年生だったら来年も一緒じゃないですか」エヘヘ

にこ「亜里沙ちゃん…」

亜里沙「わかってます。にこさんが卒業してしまうことは、でもそんな未来もあったら素敵だなって」

にこ「そうね。あなたが音ノ木の制服を着てうちの部室の扉を叩く姿、見てみたかったかも」

亜里沙「あ!どうせならにこさんが同級生とか後輩の方がいいです!」

にこ「ぬわぁんでよ!!年上ニコニーの方がいいでしょうが!!」

亜里沙「まだ無垢なにこさんにあれこれ手取り足取り…ハラショ」

にこ「あれこれって何!?」

亜里沙「それで亜里沙のことをお姉さまって呼ばせてですね…」

にこ「呼ばんわ!」

106: 2015/11/21(土) 22:48:12.69 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「なんなら今呼んでもいいですよ?」

にこ「何で亜里沙ちゃんのことお姉さまって呼ばなきゃいけないのよ」

亜里沙「えっと…ファンサービスってことで」

にこ「思い出したようにファンサービスって言ったわね」

亜里沙「いいじゃないですか、さあどうぞ!」

にこ「いやよ」

亜里沙「カベドンしますよ」

にこ「人前ではやめなさいよ!!」

亜里沙「じゃあ呼んでくれますよね?」ニッコリ

にこ「うぅ///」

107: 2015/11/21(土) 22:50:01.82 ID:UihcKksr0.net
にこ「あ、亜里沙おね…ま//」

亜里沙「聞こえません、もう一度!」

にこ「亜里沙おねえさま//」

亜里沙「心を込めて、ワンモアです!」

にこ「亜里沙お姉さま!!」

亜里沙「ハラショー!ベリーグッドです!」

にこ「ぜえぜえ…、こ、これで気は済んだ?」

108: 2015/11/21(土) 22:52:12.75 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「はい♪」

スマホ『亜里沙お姉さま!!』

にこ「ぎゃぁあああああああああ、何してんのぉおおおおおお!?」

亜里沙「この音声と、先ほどとったにこちゃん人形を合わせれば…」

にこちゃん人形『亜里沙お姉さま!!』

亜里沙「ハラショ…」

にこ「ハラショ…じゃないっつうの!!消しなさいってば!」

亜里沙「えへへー」

にこちゃん人形『亜里沙お姉さま!!ハラショ』

にこ「音声追加するんじゃないわよ!!」

亜里沙「にこちゃん可愛いです♪」

にこ「か、かわ!?///」

109: 2015/11/21(土) 22:55:28.06 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「そういえばこのお祭りって雪穂たちのお店ではなにかやっていないんですか?」

にこ「かわいい…えへへ//」

亜里沙「にこさん?」

にこ「は!な、なにかしら?」

亜里沙「ですから穂むらでは何かやってるんですか?」

にこ「穂むらで?…そうだったわ!」スマホ

亜里沙「どうしたんですか?」

にこ「やばっ、そろそろ時間だわ。亜里沙ちゃんちょっとついてきて!」グイ

亜里沙「へ、にこさんどこへ行くんですか?」

にこ「いいからついてきて!」

110: 2015/11/21(土) 22:57:42.43 ID:UihcKksr0.net
~穂むら前~

にこ「ぎりぎり間に合ったわね!」

亜里沙「はあはあ、さすがにこさん体力あります…」

穂乃果「おっそーい!にこちゃん早くこっちで準備してー!」

絵里「やっと来たわね。連絡しても通じないから心配したのよ」

ことり「にこちゃん着替え手伝うからこっちきてー!」

にこ「ごめんごめん!亜里沙ちゃん、悪いけど少し待っててね」

亜里沙「は、はあ」

海未「亜里沙、あなたはこちらにきてください」

亜里沙「海未さんまで…、いったい何をするんですか?」

海未「ふふ、ちょっとしたサプライズですよ」

111: 2015/11/21(土) 23:02:56.26 ID:UihcKksr0.net
穂乃果『あーあー、ただいまマイクのテスト中』

凛『あーあー、こっちもOKだにゃ』

海未「こちらも準備終わりました」

花陽「こっちも大丈夫だよ!」

真姫「そろそろ始められそうね」

希「いやーたまにはにこっちもいいこと考えるね」

にこ「たまには余計よ」

絵里「まあまあ、じゃあ始めましょうか」

ことり「それじゃあ穂乃果ちゃんお願い!」

穂乃果「おっけー!」

112: 2015/11/21(土) 23:07:35.79 ID:UihcKksr0.net
穂乃果『おーい!お祭りを楽しんでるみなさーん!』

穂乃果『ただいまよりμ'sの特別ライブを行っちゃいたいと思います!』

穂乃果『いつも応援してくれるみんなのために精一杯歌うから聞いてねー!』

穂乃果「よし!」

にこ「じゃあいつものアレいきますか」

穂乃果「うん!ミューーーーーズ!」

みんな「ミュージックーーースターーーート!!!」

113: 2015/11/21(土) 23:09:23.73 ID:UihcKksr0.net
絵里『Ah!「もしも」はー♪』


亜里沙「わあ…!まさかμ'sのライブを見れるなんて!」

雪穂「さすが絵里さん歌上手だね」

亜里沙「あ、雪穂!」

雪穂「やっほー亜里沙」

亜里沙「雪穂もライブ見に来たの?」

雪穂「見に来るっていうかうちの目の前だし…、まあお姉ちゃんたちの応援はするけどさ」

亜里沙「雪穂も素直じゃないね!あ!うみさあああああん」ブンブン

雪穂「いつの間にか鉢巻とペンライト持ってるし…」

亜里沙「ねえ見た雪穂!?海未さん今こっちに投げキッスしたよね?ね?」グイグイ

雪穂「わかったよ!わかったから揺らさないで!!」

114: 2015/11/21(土) 23:12:52.74 ID:UihcKksr0.net
絵里『残念だけどそろそろ最後の曲にしたいと思います』

穂乃果『ええ~~!?』

海未『なんで穂乃果が驚いてるんですか』

穂乃果『だってこれから温まってきたのに…』

ことり『今日はお祭りがメインだから仕方ないよ穂乃果ちゃん』

希『じゃあ最後の曲の前に、本日の企画をした部長から一言!』

にこ『ええ!?ご、ごほん。ほ、本日はお日柄もよく…』

真姫『ちょっとそんな社交辞令いらないってば』

にこ『そ、そうね…。にっこにっこにー☆みんなのアイドルニコニーです☆』

亜里沙「あ、にこさーん!!」ブンブン

雪穂「いつの間にかピンクのペンライトになってる!?」

にこ『今日はいつも応援してくれるファンのみんなのために私達に何ができるか一生懸命考えました!』

にこ『いろいろ考えたけど、結局私達にできることはやっぱり歌うことだけでした!』

にこ『頼りない先輩かもしれない、期待に応えられないかもしれない』

にこ『でもこの歌に、今日までのすべての想いを乗せて伝えたいと思います』

亜里沙「にこさん…」

にこ『私の、私達の精一杯のファンサービスを受け取ってください!』

にこ『それでは次の曲ーーーーーー「愛してるばんさーい!」』

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115: 2015/11/21(土) 23:16:30.60 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「すごいライブでした!!」

絵里「あ、亜里沙そんなに慌てなくても」

亜里沙「お姉ちゃんはかっこよかったし、海未さんは素敵だったし、…にこさんも」

絵里「ふふ、やっぱりにこのこと気になる?」

亜里沙「うん、今日のライブって」

絵里「にこ、あなたのお願いのために一生懸命考えてくれたのよ。亜里沙の笑顔のために、何ができるだろうって」

亜里沙「やっぱりにこさんが…」

絵里「後は本人に聞いてみたらって…あら?」

亜里沙「どうしたの?」

絵里「にこ…どこにいったのかしら?」

116: 2015/11/21(土) 23:20:05.32 ID:UihcKksr0.net
にこ「はあ…」

にこ「これでファンサービスは終わり」

にこ「明日からはいつものニコニーに戻らないと」

にこ「ばいばい亜里沙ちゃん…」















亜里沙「なんでそんなこというんですか!!」

117: 2015/11/21(土) 23:22:17.99 ID:UihcKksr0.net
にこ「あ、亜里沙ちゃん!?なんでここが!?」

亜里沙「にこさんの格好目立ちますから」

にこ「…着替えるの忘れてたわ」

亜里沙「そんなことより、なんで…、なんでバイバイなんていうんですか?」

にこ「ごめんね、にこはアイドル、亜里沙ちゃんはファン、この線引きは絶対なのよ」

亜里沙「でも、さっきまであんなに…!」

にこ「今日は特別よ特別、いつも応援してくれる亜里沙ちゃんのために少しだけずるしちゃったの」

亜里沙「あ、亜里沙はにこさんのこと…」

にこ「ストップ!いい?私はアイドルで亜里沙ちゃんのことなんてなんとも……なん、とも…思って、ない、んだから…」

亜里沙「にこさん…」

にこ「…とにかく、今までのことは忘れなさい」

亜里沙「嫌です!!」

118: 2015/11/21(土) 23:23:49.25 ID:UihcKksr0.net
にこ「…亜里沙ちゃん、あなたは来年アイドルになりたいのよね?」

亜里沙「はい」

にこ「なら、あなたもアイドルとしても心意気を忘れては駄目よ」

亜里沙「…どういうことですか」

にこ「ファンはなくてはならいなものって話はしたわね?」

亜里沙「アイドルにとって大事なものの一つですよね」

にこ「そう、でもあくまでファンはファンとして扱わなきゃいけない。それを超えては駄目なの」

亜里沙「どうしてもですか…?」

にこ「どうしてもよ」

亜里沙「…わかりました」

にこ「…ようやくわかってくれたのね」











グイ

チュッ




にこ「…!?」

亜里沙「これが私の答えです」

119: 2015/11/21(土) 23:31:49.66 ID:UihcKksr0.net
にこ「あ、あああああ、ああり、あああ亜里沙ちゃん!?」

亜里沙「えへへ、甘酸っぱい味がします。リンゴ飴のせいでしょうか//」

にこ「い、いま…にこの口にき、キキキキキキスしたわよね!?/////」

亜里沙「はい//」

にこ「な、なにしてんのよ!?さっきわかりましたっていったじゃない!?」

亜里沙「勿論にこさんのお話は理解しましたよ?」

にこ「ならなんで…」

亜里沙「亜里沙決めました、にこさんのファンやめます!」

にこ「…え?」

120: 2015/11/21(土) 23:32:21.84 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「にこさんのお話はアイドルとファンは仲良くし過ぎちゃ駄目ってことですよね?」

にこ「そうだけど…」

亜里沙「ならファンじゃなければオッケーですね!」

にこ「そ、そんな論理通る訳ないでしょう!?」

亜里沙「駄目なんですか?」

にこ「駄目というか…そもそもアイドルは恋愛禁止だし…」

亜里沙「恋愛?なんで恋愛なんですか?」

にこ「え…?だって今、キ、キスしたじゃない//」

亜里沙「キスしただけです!まだにこさんから告白されていません!つまりノープロブレムです!」

にこ「超強引な理論ね!?」

121: 2015/11/21(土) 23:34:16.52 ID:UihcKksr0.net
亜里沙「恋愛ではないから問題なしっとこれで文句ないですよね?」

にこ「…ちょっと頭痛くなってきたわ」

亜里沙「大丈夫ですか?」オデココツン

にこ「ひゃぁっ//」

亜里沙「ちょっと熱があるかもしれませんね」

にこ「い、いい加減にしなさいってば//」

亜里沙「ふふ、降参ですか?」

にこ「…もうどうにでもなれって感じね」

亜里沙「じゃあ今後も…よろしくお願いしますね?」

にこ「はあ…とんだファンサービスになったわね」

亜里沙「もうファンサービスじゃありませんよ♪」

にこ「そうね、…今後はアイドル武者修行よ」ゴゴゴゴゴ

亜里沙「あ、あれ?にこさん??これから二人のイチャイチャタイムなんじゃ…」

にこ「まずはそのロシアンたらしから強制してあげるわ!!」

亜里沙「うわああああん!にこさんのばかああああ」





絵里「ふふ、ハッピーエンドね♪」


おわり

122: 2015/11/22(日) 04:08:09.75 ID:WPYsGV23a.net
おつ!
初にこあり最高でした

引用元: 亜里沙「にーこさん♪」カベドン にこ「あ、亜里沙…ちゃん!?///」亜里沙「この前約束したファンサービスお願いしますね?」ニッコリ