1: 2015/11/21(土) 17:23:28.05 ID:BBecTGjz0.net
凛「かよちぃぃぃ――んッ!!!」
真姫「バカ! 飛び出しちゃダメよ!」
凛「でもかよちんが! かよちんがぁぁ!!」シュバッ
真姫「ダメよ凛! 戻りなさい!!」
凛「うわぁぁぁぁ!!」シュババババ
車「ウォッ! アブネッ!」キキーッ
凛「かよちぃぃ――んッ!!」パシッ! シュバババ!
車「キヲツケロボォケェ!」ブーン
凛「か、かよちん・・・」
……グチャグチャ
凛「・・・」
凛「ぎやぁぁぁ――――ッッ!!」
真姫「バカ! 飛び出しちゃダメよ!」
凛「でもかよちんが! かよちんがぁぁ!!」シュバッ
真姫「ダメよ凛! 戻りなさい!!」
凛「うわぁぁぁぁ!!」シュババババ
車「ウォッ! アブネッ!」キキーッ
凛「かよちぃぃ――んッ!!」パシッ! シュバババ!
車「キヲツケロボォケェ!」ブーン
凛「か、かよちん・・・」
……グチャグチャ
凛「・・・」
凛「ぎやぁぁぁ――――ッッ!!」
5: 2015/11/21(土) 17:29:44.80 ID:BBecTGjz0.net
~ 同日・早朝 ~
花陽「ご、ごめんなさい遅れちゃいましたぁ・・・」ハァハァ
絵里「は、花陽を怒らないであげて? わ、私が・・・・」ゼイゼイ
海未「珍しいですね、花陽と絵里が朝練に遅刻だなんて・・・」
絵里「ごめんなさい、ちょっと寝坊しちゃって・・・」
花陽「花陽もちょっとあって・・・」
凛「かよちん大丈夫にゃ~~、はいお水」
花陽「んぐ」ゴクゴク
海未「ま、いいでしょう。花陽と絵里の準備ができたら始めますよ」
穂乃果「ぶぅ! 海未ちゃん穂乃果のときと対応違うくない?」
海未「日頃の行いです!」
穂乃果「ぶぅぶぅ!」
ことり「よしよしハノケチェン」
希「にこまき~~、ぼちぼち始めるんよ!」
にこ「はいはい、すぐ行くにこ」
真姫「かよちんと絵里って珍しい組み合わせね・・・」
花陽「ご、ごめんなさい遅れちゃいましたぁ・・・」ハァハァ
絵里「は、花陽を怒らないであげて? わ、私が・・・・」ゼイゼイ
海未「珍しいですね、花陽と絵里が朝練に遅刻だなんて・・・」
絵里「ごめんなさい、ちょっと寝坊しちゃって・・・」
花陽「花陽もちょっとあって・・・」
凛「かよちん大丈夫にゃ~~、はいお水」
花陽「んぐ」ゴクゴク
海未「ま、いいでしょう。花陽と絵里の準備ができたら始めますよ」
穂乃果「ぶぅ! 海未ちゃん穂乃果のときと対応違うくない?」
海未「日頃の行いです!」
穂乃果「ぶぅぶぅ!」
ことり「よしよしハノケチェン」
希「にこまき~~、ぼちぼち始めるんよ!」
にこ「はいはい、すぐ行くにこ」
真姫「かよちんと絵里って珍しい組み合わせね・・・」
7: 2015/11/21(土) 17:32:10.37 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~
海未「1・2・3・4! 5・6・7・8!」
花陽「ほッ! はッ!」ピシッ!ピシッ!
凛「おぉ! かよちんがキレッキレにゃ!」
真姫「調子いいじゃない。どうしたの?」
花陽「えへへ・・・実はちょっといいことがあってね・・・」
海未「そこ! 私語は慎みなさい!」
凛「にゃ~」
花陽「うふふッ! また後で話すね! ほッ! はッ!」ピシッ!ピシッ!
海未「1・2・3・4! 5・6・7・8!」
花陽「ほッ! はッ!」ピシッ!ピシッ!
凛「おぉ! かよちんがキレッキレにゃ!」
真姫「調子いいじゃない。どうしたの?」
花陽「えへへ・・・実はちょっといいことがあってね・・・」
海未「そこ! 私語は慎みなさい!」
凛「にゃ~」
花陽「うふふッ! また後で話すね! ほッ! はッ!」ピシッ!ピシッ!
8: 2015/11/21(土) 17:38:36.11 ID:BBecTGjz0.net
~~ 練習終了 ~~
海未「それじゃ、みんな学校に遅れないように!」ピシッ
穂乃果「あぁん! 待って海未ちゃん!」ワタワタ
ことり「ちゅんちゅん! まだまだ早いしゆっくり行こうよ海未チェン」
にこ「にこは今日日直だから先行くわね」
希「うん、ウチもすぐ行くんよ・・・どうしたんえりち?」
絵里「あぁ、朝の後始末というか・・・」
希「わぁ、カバンの中ぐちゃぐちゃやん。よっぽど急いでたんやね」
絵里「ええ・・・今日は寝坊しちゃった上に、ちょっとね」
凛「そんでそんで? かよちんはなにがあったのにゃ?」
花陽「うふふ、実はね・・・じゃ~ん!」
凛「!!! そ、それは!」
海未「それじゃ、みんな学校に遅れないように!」ピシッ
穂乃果「あぁん! 待って海未ちゃん!」ワタワタ
ことり「ちゅんちゅん! まだまだ早いしゆっくり行こうよ海未チェン」
にこ「にこは今日日直だから先行くわね」
希「うん、ウチもすぐ行くんよ・・・どうしたんえりち?」
絵里「あぁ、朝の後始末というか・・・」
希「わぁ、カバンの中ぐちゃぐちゃやん。よっぽど急いでたんやね」
絵里「ええ・・・今日は寝坊しちゃった上に、ちょっとね」
凛「そんでそんで? かよちんはなにがあったのにゃ?」
花陽「うふふ、実はね・・・じゃ~ん!」
凛「!!! そ、それは!」
9: 2015/11/21(土) 17:43:17.17 ID:BBecTGjz0.net
花陽「」ドヤッ
凛「いや、ドヤ顔されてもわからんにゃ~…いつものおにぎり用巾着にゃ」
花陽「ふっふっふ・・・今日は一味違うのです!」
凛「にゃにゃ?」
花陽「なんと! 『いつもアイドル活動頑張ってるご褒美に』って、お母さんが高級お米を仕入れて握ってくれたのです!」
花陽「めったに手に入らない希少米、その名も『銀龍米』のおにぎりなんです!」
凛「おぉ~~!!」
花陽「今朝はあまりの嬉しさにちょっと失神しちゃって・・・」
凛「そ、それほどのお米なのかにゃ?」
花陽「うん! なによりおにぎりの匠であるお母さんのおにぎりだよ! この上ないです!」
凛「かよちんが嬉しそうで凛も嬉しいにゃ~」
凛「いや、ドヤ顔されてもわからんにゃ~…いつものおにぎり用巾着にゃ」
花陽「ふっふっふ・・・今日は一味違うのです!」
凛「にゃにゃ?」
花陽「なんと! 『いつもアイドル活動頑張ってるご褒美に』って、お母さんが高級お米を仕入れて握ってくれたのです!」
花陽「めったに手に入らない希少米、その名も『銀龍米』のおにぎりなんです!」
凛「おぉ~~!!」
花陽「今朝はあまりの嬉しさにちょっと失神しちゃって・・・」
凛「そ、それほどのお米なのかにゃ?」
花陽「うん! なによりおにぎりの匠であるお母さんのおにぎりだよ! この上ないです!」
凛「かよちんが嬉しそうで凛も嬉しいにゃ~」
11: 2015/11/21(土) 17:48:31.75 ID:BBecTGjz0.net
花陽「今日のお昼の楽しみなんだぁ~~あぁ、想像しただけでよだれが・・・」スリスリ
凛「よかったねかよちん!」
花陽「はぁ・・・こうしてるだけで幸せです」
凛「幸せそうなかよちんをずって見てたいけど、そろそろ行くにゃ~もう残ってるの凛たちだけにゃ」
花陽「あ、そ、そうだね。それじゃ、花陽はちょっとおトイレ行ってくるから待っててくれる?」
凛「はいはい。荷物は凛が持っててあげるにゃ」
花陽「うん! ありがとう! それじゃお願いね! くれぐれもおにぎりは大事にしてね!」
凛「はいはい、いつものことにゃ」
花陽「絶対だよ! 約束だからね!」
凛「行ってらっしゃ~い」フリフリ
凛「・・・にゃ~」
真姫「アレ? 凛、かよちんは?」スタスタ
凛「おトイレいったにゃ~」
凛「よかったねかよちん!」
花陽「はぁ・・・こうしてるだけで幸せです」
凛「幸せそうなかよちんをずって見てたいけど、そろそろ行くにゃ~もう残ってるの凛たちだけにゃ」
花陽「あ、そ、そうだね。それじゃ、花陽はちょっとおトイレ行ってくるから待っててくれる?」
凛「はいはい。荷物は凛が持っててあげるにゃ」
花陽「うん! ありがとう! それじゃお願いね! くれぐれもおにぎりは大事にしてね!」
凛「はいはい、いつものことにゃ」
花陽「絶対だよ! 約束だからね!」
凛「行ってらっしゃ~い」フリフリ
凛「・・・にゃ~」
真姫「アレ? 凛、かよちんは?」スタスタ
凛「おトイレいったにゃ~」
13: 2015/11/21(土) 17:52:11.79 ID:BBecTGjz0.net
真姫「そう。戻ってきたら早く行きましょ。凛、あなた今日、当番だったでしょ?」
凛「あれ? そうだっけ?」
真姫「なんで私が覚えてるのに本人が忘れてるのよ・・・ほんとアンタって馬鹿ね」
凛「にゃ?」ムカッ
真姫「ほら、かよちんの荷物こっちに半分よこしなさいよ。重いでしょ?」
凛「真姫ちゃんには渡さないにゃ」プイッ
真姫「なによ! 人が親切で行ってあげてるのに!」
凛「おおきなお世話にゃ!」プイッ
真姫「もう! 意地張ってないでよこしなさいよ!」グイッ
凛「イヤにゃ!」プイッ
凛「あれ? そうだっけ?」
真姫「なんで私が覚えてるのに本人が忘れてるのよ・・・ほんとアンタって馬鹿ね」
凛「にゃ?」ムカッ
真姫「ほら、かよちんの荷物こっちに半分よこしなさいよ。重いでしょ?」
凛「真姫ちゃんには渡さないにゃ」プイッ
真姫「なによ! 人が親切で行ってあげてるのに!」
凛「おおきなお世話にゃ!」プイッ
真姫「もう! 意地張ってないでよこしなさいよ!」グイッ
凛「イヤにゃ!」プイッ
14: 2015/11/21(土) 17:57:00.13 ID:BBecTGjz0.net
真姫「よこしなさい!」グイッ
凛「いいにゃ!」プイッ
真姫「なによもぅ!」グイッグイッ
凛「いいにゃ!」プイップイッ
真姫「何怒ってるのよ! 馬鹿じゃないの!!」ガーッ!
凛「怒ってるのは真姫ちゃんにゃ~!!」ガーッ!
・・・ツルッ
凛「あっ」
・・・シュルルル
凛(しまった! かよちんのおにぎり巾着が!)
車「ドケドケジャマダジャマダァ」ブーン
・・・グチャ
凛「え゛!!」
凛「いいにゃ!」プイッ
真姫「なによもぅ!」グイッグイッ
凛「いいにゃ!」プイップイッ
真姫「何怒ってるのよ! 馬鹿じゃないの!!」ガーッ!
凛「怒ってるのは真姫ちゃんにゃ~!!」ガーッ!
・・・ツルッ
凛「あっ」
・・・シュルルル
凛(しまった! かよちんのおにぎり巾着が!)
車「ドケドケジャマダジャマダァ」ブーン
・・・グチャ
凛「え゛!!」
15: 2015/11/21(土) 17:59:48.66 ID:BBecTGjz0.net
車「ナンカフンダヨウナ・・・」ブーン
巾着袋「」ペッタンコ
凛「・・・か、か……」プルプル
凛「かよちぃぃぃ――んッ!!!」バッ
真姫「バカ! 飛び出しちゃダメよ!」
凛「でもかよちんが! かよちんがぁぁ!!」シュバッ
真姫「ダメよ凛! 戻りなさい!!」
凛「うわぁぁぁぁ!!」シュババババ
車「ウォッ! アブネッ!」キキーッ
凛「かよちぃぃ――んッ!!」パシッ! シュバババ!
車「キヲツケロボォケェ!」ブーン
凛「か、かよちん・・・」シュルシュル
おにぎり「」グ゙チャグチャ
凛「・・・」
凛「・・・ま、マジ…か」
巾着袋「」ペッタンコ
凛「・・・か、か……」プルプル
凛「かよちぃぃぃ――んッ!!!」バッ
真姫「バカ! 飛び出しちゃダメよ!」
凛「でもかよちんが! かよちんがぁぁ!!」シュバッ
真姫「ダメよ凛! 戻りなさい!!」
凛「うわぁぁぁぁ!!」シュババババ
車「ウォッ! アブネッ!」キキーッ
凛「かよちぃぃ――んッ!!」パシッ! シュバババ!
車「キヲツケロボォケェ!」ブーン
凛「か、かよちん・・・」シュルシュル
おにぎり「」グ゙チャグチャ
凛「・・・」
凛「・・・ま、マジ…か」
17: 2015/11/21(土) 18:02:35.96 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先生「はい、みんないい? 手を合わせて、いただきま~す!」
花陽(幼)「いただきまぁ~す」ハム
凛(幼)「かよちん! おいし~ね!」
花陽(幼)「うん!」
**君「うげぇ! オレのおにぎりうめぼしかよ!」
花陽(幼)「??」モグモグ
**君「オレうめぼしきらいなのに! こんなもんいらね!」ポイー
花陽(幼)「ッ!!!」
先生「はい、みんないい? 手を合わせて、いただきま~す!」
花陽(幼)「いただきまぁ~す」ハム
凛(幼)「かよちん! おいし~ね!」
花陽(幼)「うん!」
**君「うげぇ! オレのおにぎりうめぼしかよ!」
花陽(幼)「??」モグモグ
**君「オレうめぼしきらいなのに! こんなもんいらね!」ポイー
花陽(幼)「ッ!!!」
19: 2015/11/21(土) 18:07:37.38 ID:BBecTGjz0.net
**君「あ~あ、サンドイッチとかがよかったな~」
花陽(幼)「・・・**くん?」スッ
**君「??」
花陽(幼)「どうしておにぎりすてちゃったの?」
**君「は? なんだよ?」
花陽(幼)「どうしておにぎりすてちゃったのかな?」
**君「なんだよ! おまえにはかんけーないだろ!」
花陽(幼)「・・・・・・」
花陽(幼)「どうしておにぎりすてちゃったのかな?」
**君「・・・え、ちょ、ちょとまてよ・・・おい! くるな!」
花陽(幼)「にんげんの身体はお米がないと生きていけないんだよ?」
花陽(幼)「それをそまつにするってことは、**君のからだもそまつにしていいんだよね?」
**君「お、おい・・・よ、よせ・・・やめろ・・・やめろぉ!」
**君「だ、だれかたすけ・・・ひぃ! やめ・・・・ぎゃぁっぁあ――――ッ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
凛「ぎゃあぁぁっぁ――――――ッッ!!!」
花陽(幼)「・・・**くん?」スッ
**君「??」
花陽(幼)「どうしておにぎりすてちゃったの?」
**君「は? なんだよ?」
花陽(幼)「どうしておにぎりすてちゃったのかな?」
**君「なんだよ! おまえにはかんけーないだろ!」
花陽(幼)「・・・・・・」
花陽(幼)「どうしておにぎりすてちゃったのかな?」
**君「・・・え、ちょ、ちょとまてよ・・・おい! くるな!」
花陽(幼)「にんげんの身体はお米がないと生きていけないんだよ?」
花陽(幼)「それをそまつにするってことは、**君のからだもそまつにしていいんだよね?」
**君「お、おい・・・よ、よせ・・・やめろ・・・やめろぉ!」
**君「だ、だれかたすけ・・・ひぃ! やめ・・・・ぎゃぁっぁあ――――ッ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
凛「ぎゃあぁぁっぁ――――――ッッ!!!」
21: 2015/11/21(土) 18:11:15.23 ID:BBecTGjz0.net
真姫「凛! 凛! どうしたの凛! しっかりしなさい!」ユサユサ
凛「ま、まきちゃ・・・まきちゃ・・・り、凛・・・」ガタガタ
真姫「な、なによ・・・そ、そんな目で見ないで! わ、悪かったわよ! えぇ、私がふざけたせいでいいわよもぅ!」
凛「ち、ちが・・・」ウルウル
真姫「いいわよ。いくら? 弁償させてもらうわ。なんならお昼もごちそうしてあげるわよ・・・」
凛「・・・」
…スパァンッ!
真姫「痛ッ!!」
凛「最低だよ真姫ちゃん・・・お金で解決できないこともあるんだよ?」
真姫「」
凛「ま、まきちゃ・・・まきちゃ・・・り、凛・・・」ガタガタ
真姫「な、なによ・・・そ、そんな目で見ないで! わ、悪かったわよ! えぇ、私がふざけたせいでいいわよもぅ!」
凛「ち、ちが・・・」ウルウル
真姫「いいわよ。いくら? 弁償させてもらうわ。なんならお昼もごちそうしてあげるわよ・・・」
凛「・・・」
…スパァンッ!
真姫「痛ッ!!」
凛「最低だよ真姫ちゃん・・・お金で解決できないこともあるんだよ?」
真姫「」
22: 2015/11/21(土) 18:13:34.25 ID:BBecTGjz0.net
真姫「・・・」ジンジン
真姫「・・・」ウルッ
真姫「・・・ご、ごめ・・・」ウルウル
真姫「ごめ、ん、なさ……」ヒック
凛「これはねぇ・・・これは、このおにぎりは・・・・」
凛「かよちんのお母さんが! 特別なお米を仕入れて握ってくれた! かよちんの大事なおにぎりなんだよ!」
真姫「・・・」
真姫「なんでそんなもの振り回すのよ!」スパァン
凛「おっしゃる通り!」
真姫「・・・」ウルッ
真姫「・・・ご、ごめ・・・」ウルウル
真姫「ごめ、ん、なさ……」ヒック
凛「これはねぇ・・・これは、このおにぎりは・・・・」
凛「かよちんのお母さんが! 特別なお米を仕入れて握ってくれた! かよちんの大事なおにぎりなんだよ!」
真姫「・・・」
真姫「なんでそんなもの振り回すのよ!」スパァン
凛「おっしゃる通り!」
23: 2015/11/21(土) 18:17:42.33 ID:BBecTGjz0.net
真姫「ちょ、ちょっと・・・ちょっとそれどうするのよ?」
凛「や、やばいよやばいよ・・・完全に修復不能だよ・・・」
真姫「こ、これがもしかよちんにバレたら・・・・」
凛「・・・お、終わるよ。全てが・・・μ'sどころか、学校そのものがぜんぶ・・・」
真姫「どうするのよぉぉーー!!」
凛「どうしよぉ! どうしよぉぉぉーー!!」
真姫「謝りましょう! とにかくかよちんに謝りましょう凛!」
凛「謝って済むならこんなに取り乱してないよぉぉぉーー!!!」
花陽「どうしたの?」ヒョイ
真姫・凛「「ひぃぃッ!!」」ビクゥッ
凛「や、やばいよやばいよ・・・完全に修復不能だよ・・・」
真姫「こ、これがもしかよちんにバレたら・・・・」
凛「・・・お、終わるよ。全てが・・・μ'sどころか、学校そのものがぜんぶ・・・」
真姫「どうするのよぉぉーー!!」
凛「どうしよぉ! どうしよぉぉぉーー!!」
真姫「謝りましょう! とにかくかよちんに謝りましょう凛!」
凛「謝って済むならこんなに取り乱してないよぉぉぉーー!!!」
花陽「どうしたの?」ヒョイ
真姫・凛「「ひぃぃッ!!」」ビクゥッ
24: 2015/11/21(土) 18:20:39.52 ID:BBecTGjz0.net
花陽「?? なにかあったの?」
凛「なにもない、なにもないよ?」プルプル
花陽「?? 今後ろに何か隠した?」
真姫「隠してない、かくしてないわ・・・」プルプル
花陽「??? 二人とも変なの」
凛「へ、変じゃないよ! いつも通りだよ! ねぇ真姫ちゃん!」スリスリ
真姫「いつも通りよね~凛!」スリスリ
花陽(なんだかすごく仲がいい・・・)
凛「なにもない、なにもないよ?」プルプル
花陽「?? 今後ろに何か隠した?」
真姫「隠してない、かくしてないわ・・・」プルプル
花陽「??? 二人とも変なの」
凛「へ、変じゃないよ! いつも通りだよ! ねぇ真姫ちゃん!」スリスリ
真姫「いつも通りよね~凛!」スリスリ
花陽(なんだかすごく仲がいい・・・)
25: 2015/11/21(土) 18:23:42.43 ID:BBecTGjz0.net
花陽「ま、仲がいいならいいよね! 学校行こっか!」スッ
凛「そ、その手は?」
真姫「あらかよちん・・・せ、生命線長いのね・・・」
花陽「やだな凛ちゃん。凛ちゃんに預けた花陽のおにぎり、持っててくれてありがと」
凛「あ~~」
花陽「?? どうしたの? はッ! まさか、ひょっとして・・・」
凛・真姫「ッッ!!!」
花陽「り、凛ちゃんまさか! 食べちゃったノォッ!!??」
凛「いやそれはないよ」
真姫(かよちんってば天然・・・)
凛「そ、その手は?」
真姫「あらかよちん・・・せ、生命線長いのね・・・」
花陽「やだな凛ちゃん。凛ちゃんに預けた花陽のおにぎり、持っててくれてありがと」
凛「あ~~」
花陽「?? どうしたの? はッ! まさか、ひょっとして・・・」
凛・真姫「ッッ!!!」
花陽「り、凛ちゃんまさか! 食べちゃったノォッ!!??」
凛「いやそれはないよ」
真姫(かよちんってば天然・・・)
26: 2015/11/21(土) 18:27:55.00 ID:BBecTGjz0.net
花陽「む~、だったらどうして返してくれないの?」
凛「そ、それは・・・えっと・・・」チラッ
真姫「えっと・・・その・・・」
花陽「???」
真姫「!!」
真姫「か、かよちん! おにぎりは私と凛で預かってあげるわ!」
花陽「え! ど、どうして?」
真姫「かよちんのことだから、お昼まで我慢できないんじゃないかって・・・ね?」
凛「!! そ、そうそう! そうなんだ!」
花陽「え~~大丈夫・・・・じゃないかも」
真姫「でしょ!」
凛「そ、それは・・・えっと・・・」チラッ
真姫「えっと・・・その・・・」
花陽「???」
真姫「!!」
真姫「か、かよちん! おにぎりは私と凛で預かってあげるわ!」
花陽「え! ど、どうして?」
真姫「かよちんのことだから、お昼まで我慢できないんじゃないかって・・・ね?」
凛「!! そ、そうそう! そうなんだ!」
花陽「え~~大丈夫・・・・じゃないかも」
真姫「でしょ!」
27: 2015/11/21(土) 18:31:47.65 ID:BBecTGjz0.net
凛「お昼になるまで凛たちが持っててあげるよ~」
真姫「楽しみは後にとっておくほうがいいでしょ?」
花陽「うん・・・確かにそうなのかな・・・」
花陽「・・・うん! わかった! じゃ、おにぎりは二人に預けるね!」
凛「」親指グッ!
真姫「」ガッツポーズ
花陽「うふふ・・・でも、もし万が一なくしちゃったら、私二人のこと一生許さないからねッ!」
凛「・・・そ、そんなばかな」
真姫「・・・・ありえないわぁ」
花陽「それじゃ、早く行こ!」クルリ
真姫「楽しみは後にとっておくほうがいいでしょ?」
花陽「うん・・・確かにそうなのかな・・・」
花陽「・・・うん! わかった! じゃ、おにぎりは二人に預けるね!」
凛「」親指グッ!
真姫「」ガッツポーズ
花陽「うふふ・・・でも、もし万が一なくしちゃったら、私二人のこと一生許さないからねッ!」
凛「・・・そ、そんなばかな」
真姫「・・・・ありえないわぁ」
花陽「それじゃ、早く行こ!」クルリ
28: 2015/11/21(土) 18:34:35.96 ID:BBecTGjz0.net
花陽「♪~」
凛(どうするのどうするのどうするの真姫ちゃん!)
真姫(そんなこと言ったってしょうがないでしょ!)
凛(余命が半日伸びただけでなにも解決してないよ!)
真姫(半日伸びただけでも十分でしょ! なんとかするのよこれから!)
凛(なんとかって言ったってどうするの!)
真姫(なんとかはなんとかよぉ! 自分で考えなさいバカリン!)
凛(凛が考えたってどうにもならないよぉぉーー!!!)
真姫(じゃぁ賢い人にでも頼りなさ・・・はッ!!)
凛(どうするのどうするのどうするの真姫ちゃん!)
真姫(そんなこと言ったってしょうがないでしょ!)
凛(余命が半日伸びただけでなにも解決してないよ!)
真姫(半日伸びただけでも十分でしょ! なんとかするのよこれから!)
凛(なんとかって言ったってどうするの!)
真姫(なんとかはなんとかよぉ! 自分で考えなさいバカリン!)
凛(凛が考えたってどうにもならないよぉぉーー!!!)
真姫(じゃぁ賢い人にでも頼りなさ・・・はッ!!)
29: 2015/11/21(土) 18:39:33.92 ID:BBecTGjz0.net
花陽「コレックライッノ、オベントバッコニ! オニギリオニギリ♪」テクテク
凛(・・・ど、どうしたの真姫ちゃん)
真姫(・・・凛、これはもう、私達の手に終える問題じゃないわ)
凛(・・・うん)
真姫(気は進まないけど・・・頼るしかないようね・・・すぐ連絡を取って!)
凛(・・・うん! わかった! あの人だね!)
真姫(そうよ。この状況をなんとかできるのは、もうあの人しか浮かばないわ・・・)
~~~~~~~~~~~
~音の木坂学院~
希「どうしたん? 学校に着くなり校舎裏に呼び出して」
真姫「・・・来てくれてありがとう、希」
凛「・・・のんちゃん」
凛(・・・ど、どうしたの真姫ちゃん)
真姫(・・・凛、これはもう、私達の手に終える問題じゃないわ)
凛(・・・うん)
真姫(気は進まないけど・・・頼るしかないようね・・・すぐ連絡を取って!)
凛(・・・うん! わかった! あの人だね!)
真姫(そうよ。この状況をなんとかできるのは、もうあの人しか浮かばないわ・・・)
~~~~~~~~~~~
~音の木坂学院~
希「どうしたん? 学校に着くなり校舎裏に呼び出して」
真姫「・・・来てくれてありがとう、希」
凛「・・・のんちゃん」
30: 2015/11/21(土) 18:45:00.30 ID:BBecTGjz0.net
希(な、なんや・・・この二人のただならぬ雰囲気は・・・)
凛「お願い、聞いて、のんちゃん・・・」キュッ
真姫「私達、もうこの罪を背負いきれない・・・」キュ
希「!!!」
凛「凛たち、どうしていいかわからなくて・・・」ポロポロ
真姫「誰にも相談できなくて・・・でも、希ならきっと」ウルウル
希「・・・そっか」
希「ウチを一番に頼ってくれたん? うれしいなぁ・・・」ムギュ
凛「のんちゃん・・・」
真姫「希・・・」
希「なんでも相談してくれていいんよ? ウチ、可愛い後輩のためならなんでもするから」
凛「ホント? ほんとにいいの?」
真姫「私達の罪を一緒に背負ってくれる?」
希「もちろんや! ウチに任せとき! 槍でも鉄砲でもどんとこい!」ムン
凛「じゃ、コレ」ッス
希「・・・これは?」
真姫「かよちんの今日のお昼の楽しみよ」
希「・・・」
希「」シュバッ!
真姫「逃げたわ凛!」
凛「ディフェーンスッ!!!」シュバババババ!!!
凛「お願い、聞いて、のんちゃん・・・」キュッ
真姫「私達、もうこの罪を背負いきれない・・・」キュ
希「!!!」
凛「凛たち、どうしていいかわからなくて・・・」ポロポロ
真姫「誰にも相談できなくて・・・でも、希ならきっと」ウルウル
希「・・・そっか」
希「ウチを一番に頼ってくれたん? うれしいなぁ・・・」ムギュ
凛「のんちゃん・・・」
真姫「希・・・」
希「なんでも相談してくれていいんよ? ウチ、可愛い後輩のためならなんでもするから」
凛「ホント? ほんとにいいの?」
真姫「私達の罪を一緒に背負ってくれる?」
希「もちろんや! ウチに任せとき! 槍でも鉄砲でもどんとこい!」ムン
凛「じゃ、コレ」ッス
希「・・・これは?」
真姫「かよちんの今日のお昼の楽しみよ」
希「・・・」
希「」シュバッ!
真姫「逃げたわ凛!」
凛「ディフェーンスッ!!!」シュバババババ!!!
31: 2015/11/21(土) 18:53:50.97 ID:BBecTGjz0.net
希「いやぁぁ!!! 通して凛ちゃん! わたしを巻き込まないでぇぇl!!!」シュババババババ
凛「可愛い後輩のためならなんでもするって言ったでしょっぉぉぉ!!!」シュババババババ
真姫(凄まじい反復横とび合戦!!)
凛「槍でも鉄砲でも大丈夫なんでしょぉぉぉ!!!」シュババババッバ
希「怒った花陽ちゃんはムリぃぃ! 無理だからぁぁぁl!!」シュババババッバ
真姫(二人ともテンパってキャラ忘れてる!!)
凛「ゲーット!」ガバッ!
希「ひぃぃ!!」
凛「の゛~~ん゛~~ぢゃ~~ん゛ だ~ず~げ~で~」ズリズリ
希「いややぁ! ウチは関係ない! 関係ないぃぃ!!」ズリズリ
凛「可愛い後輩のためならなんでもするって言ったでしょっぉぉぉ!!!」シュババババババ
真姫(凄まじい反復横とび合戦!!)
凛「槍でも鉄砲でも大丈夫なんでしょぉぉぉ!!!」シュババババッバ
希「怒った花陽ちゃんはムリぃぃ! 無理だからぁぁぁl!!」シュババババッバ
真姫(二人ともテンパってキャラ忘れてる!!)
凛「ゲーット!」ガバッ!
希「ひぃぃ!!」
凛「の゛~~ん゛~~ぢゃ~~ん゛ だ~ず~げ~で~」ズリズリ
希「いややぁ! ウチは関係ない! 関係ないぃぃ!!」ズリズリ
32: 2015/11/21(土) 19:00:18.95 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~~~~~
希「グスン…二人に騙されたんよ・・・」グスグス
凛「騙してないにゃ」
真姫「おねがいよ希・・・なんとかならない?」
希「なんとかって言ったって・・・謝るしかないやん」
凛「謝ったところでかよちんの怒りは収まらないの!」
真姫「で、でも・・・かよちん優しいし、誠意をこめれば・・・」
凛「・・・いや、甘い! 甘いよ!」
凛「前にもこんなことがあったんだ・・・クラスの男子がふざけておにぎりを粗末に扱ったことがあって・・・」
希「その時も花陽ちゃんは怒ったん?」
凛「そのときかよちんは・・・かよちんは・・・かよちんはクラスの男子を・・・・うッ!」シュバッ
真姫「凛! どこいくの!」
・・・ゥゥ! ゲロゲロゲロ!
希「トラウマがあるみたいやね・・・」
真姫「一体何があったのよ・・・」
希「グスン…二人に騙されたんよ・・・」グスグス
凛「騙してないにゃ」
真姫「おねがいよ希・・・なんとかならない?」
希「なんとかって言ったって・・・謝るしかないやん」
凛「謝ったところでかよちんの怒りは収まらないの!」
真姫「で、でも・・・かよちん優しいし、誠意をこめれば・・・」
凛「・・・いや、甘い! 甘いよ!」
凛「前にもこんなことがあったんだ・・・クラスの男子がふざけておにぎりを粗末に扱ったことがあって・・・」
希「その時も花陽ちゃんは怒ったん?」
凛「そのときかよちんは・・・かよちんは・・・かよちんはクラスの男子を・・・・うッ!」シュバッ
真姫「凛! どこいくの!」
・・・ゥゥ! ゲロゲロゲロ!
希「トラウマがあるみたいやね・・・」
真姫「一体何があったのよ・・・」
34: 2015/11/21(土) 19:05:12.49 ID:BBecTGjz0.net
凛「と、とにかく、うまくごまかさないと大変なことになるのは確かだよ」スタスタ
希「ごまかすったって・・・」
真姫「この有様よ?」
おにぎり「」グチャァ
凛・真姫「「・・・・・・」」
希「う~ん・・・」
希「おにぎりの方はどうしようもないけど、取りあえず巾着袋の方は、洗えばなんとか・・・」
真姫「凛!」
凛「よっしゃぁ! 任せて!」
シュババババババ……
………シュバババババ
凛「桶と洗剤と洗濯板借りてきた!」
真姫「ナイスよ凛!」
希「逆によぉ洗濯板あったなぁ!」
凛「うらぁッ! キレイになれ! キレイになるにゃぁぁ!!」ゴシゴシゴシゴシ!!
希「ちょ! 凛ちゃん! そんなに強くしたら!」
・・・ビリッ
凛・希「あ゛ッッ!!」
希「ごまかすったって・・・」
真姫「この有様よ?」
おにぎり「」グチャァ
凛・真姫「「・・・・・・」」
希「う~ん・・・」
希「おにぎりの方はどうしようもないけど、取りあえず巾着袋の方は、洗えばなんとか・・・」
真姫「凛!」
凛「よっしゃぁ! 任せて!」
シュババババババ……
………シュバババババ
凛「桶と洗剤と洗濯板借りてきた!」
真姫「ナイスよ凛!」
希「逆によぉ洗濯板あったなぁ!」
凛「うらぁッ! キレイになれ! キレイになるにゃぁぁ!!」ゴシゴシゴシゴシ!!
希「ちょ! 凛ちゃん! そんなに強くしたら!」
・・・ビリッ
凛・希「あ゛ッッ!!」
35: 2015/11/21(土) 19:09:29.45 ID:BBecTGjz0.net
凛「・・・」
希「・・・」
真姫「・・・」
巾着袋「」ボロボロ
凛「・・・」スッ
希「・・・」フルフル
真姫「・・・」フッ
凛「・・・」パクパク
希「・・・」ムギュ
真姫「・・・」ウフフッ
希「・・・」
真姫「・・・」
巾着袋「」ボロボロ
凛「・・・」スッ
希「・・・」フルフル
真姫「・・・」フッ
凛「・・・」パクパク
希「・・・」ムギュ
真姫「・・・」ウフフッ
36: 2015/11/21(土) 19:14:32.73 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~
ことり「ちゅんちゅ~ん! 朝からどうしたの? ことりにご用?」
真姫「・・・来てくれてありがとう、ことり」
凛「・・・ことりちゃん」
ことり(!! ただならぬ雰囲気!)
凛「お願い、聞いて、ことりちゃん・・・」キュッ
真姫「私達、もうこの罪を背負いきれない・・・」キュ
ことり「( ??? )」
凛「凛たち、どうしていいかわからなくて・・・」ポロポロ
真姫「誰にも相談できなくて・・・でも、ことりならきっと」ウルウル
ことり「・・・あわわわわ」
ことり「ど、どうしたの? なにがあったの? ことりに話してみて?」
凛「ことりちゃん・・・」
真姫「ことり・・・」
ことり「ことりにできることならなんでも言って? ことり、なんでもするから!」
凛「ホント? ほんとにいいの?」
真姫「私達の罪を一緒に背負ってくれる?」
ことり「もちろん! ことりに任せて! 伝説のメイドは伊達じゃないんだから!」ムン
ことり「ちゅんちゅ~ん! 朝からどうしたの? ことりにご用?」
真姫「・・・来てくれてありがとう、ことり」
凛「・・・ことりちゃん」
ことり(!! ただならぬ雰囲気!)
凛「お願い、聞いて、ことりちゃん・・・」キュッ
真姫「私達、もうこの罪を背負いきれない・・・」キュ
ことり「( ??? )」
凛「凛たち、どうしていいかわからなくて・・・」ポロポロ
真姫「誰にも相談できなくて・・・でも、ことりならきっと」ウルウル
ことり「・・・あわわわわ」
ことり「ど、どうしたの? なにがあったの? ことりに話してみて?」
凛「ことりちゃん・・・」
真姫「ことり・・・」
ことり「ことりにできることならなんでも言って? ことり、なんでもするから!」
凛「ホント? ほんとにいいの?」
真姫「私達の罪を一緒に背負ってくれる?」
ことり「もちろん! ことりに任せて! 伝説のメイドは伊達じゃないんだから!」ムン
37: 2015/11/21(土) 19:18:43.69 ID:BBecTGjz0.net
希「じゃ、コレ・・・」
ことり「の、希ちゃん!? なんで? こ、このボロボロの布切れは?」
凛「かくかくしかじかで~」
真姫「という訳なのよ」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・」スッ
希(目を閉じて祈ったぁぁーー!!!)
ことり「主よどうかお許し下さい・・・」
真姫「正気に戻ってことり! そんなキャラじゃないでしょ!」ユサユサ
凛「現実逃避してもどこにも逃げられないよ!」
ことし「ふぇぇ・・・ほのかちゃぁぁ~~ん」グスグス
ことり「の、希ちゃん!? なんで? こ、このボロボロの布切れは?」
凛「かくかくしかじかで~」
真姫「という訳なのよ」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・」スッ
希(目を閉じて祈ったぁぁーー!!!)
ことり「主よどうかお許し下さい・・・」
真姫「正気に戻ってことり! そんなキャラじゃないでしょ!」ユサユサ
凛「現実逃避してもどこにも逃げられないよ!」
ことし「ふぇぇ・・・ほのかちゃぁぁ~~ん」グスグス
39: 2015/11/21(土) 19:26:02.73 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~~~
ことり「う~ん・・・乾かして似た色の糸で縫えばなんとかなるかも」
凛「マジで!?」
真姫「流石ことり! 頼りになるわ!」
ことり「で、でもお昼休みまでそんなに時間がないし・・・」
希「なにより、肝心のおにぎりの方は絶望的やしね・・・」
真姫「ねぇ凛・・・やっぱり素直に謝った方が・・・」
凛「甘い・・・甘いよ!」
ことり「花陽ちゃん、優しいし、許してくれるじゃないかな?」
真姫「そうよ。凛が言う前に怒ったのって、小学生くらいの時でしょ?」
希「今はもう大人になって、丸くなってるって・・・」
凛「・・・だとしても・・・いや、だとしようよ!」
真姫「なに?」
凛「みんな一回、かよちんが許してくれたとして考えてみてよ!」
ことり「う~ん・・・乾かして似た色の糸で縫えばなんとかなるかも」
凛「マジで!?」
真姫「流石ことり! 頼りになるわ!」
ことり「で、でもお昼休みまでそんなに時間がないし・・・」
希「なにより、肝心のおにぎりの方は絶望的やしね・・・」
真姫「ねぇ凛・・・やっぱり素直に謝った方が・・・」
凛「甘い・・・甘いよ!」
ことり「花陽ちゃん、優しいし、許してくれるじゃないかな?」
真姫「そうよ。凛が言う前に怒ったのって、小学生くらいの時でしょ?」
希「今はもう大人になって、丸くなってるって・・・」
凛「・・・だとしても・・・いや、だとしようよ!」
真姫「なに?」
凛「みんな一回、かよちんが許してくれたとして考えてみてよ!」
40: 2015/11/21(土) 19:34:00.16 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~~~~~~~
花陽「ううん? 全然怒ってないよ? 凛ちゃんと真姫ちゃんに怪我がなくてよかったよ」
花陽「ほんと、ほんとだよ? 怒ってないから・・・ぜんぜん・・・」ウルウル
花陽「ほ、ほら・・・おにぎりだって、コレ・・・まだ食べられるし・・・」
花陽「うん・・・おいしい・・・おいしいよ・・・ぜんぜん大丈夫」ジャリジャリ
花陽「ウッ…ヒック! おいしい・・・おいしいなぁ・・・ウゥ……おいしい」ジャリジャリ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
真姫・希・ことり「ぎゃぁぁぁ~~~~~~~!!!!」
凛「ねッ! ねッ! でしょッ! ねッ!」
希「そんなことさせるならウチ氏んだほうがマシや!」
ことり「ごめんね花陽ちゃ・・・ぅぅ・・・こ、ことりは・・・ことりは何もできない!」
真姫「ダメよ・・・絶対にダメ! そんなかよちん直視できない・・・」
凛「だからなんとしても! なんとかするしかないよ!」
ことり「なんとかって・・・」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
希「!! 予鈴!」
凛「ど、どうしよ! どうしよ!」
真姫「授業をサボりなんかしたら、ますますかよちんに疑われちゃうし・・・」
希「・・・」
希「・・・二人とも、よく聞いて? とにかく時間を稼ぐんや」
凛「のんちゃん・・・」
希「うちがお昼までに対策をねる・・・それまで、ウチを信じて、かよちんにバレんように頑張って?」
ことり「希ちゃん・・・」
凛「うん・・・うん!」
真姫「えぇ・・・わかった・・・頼んだわよ! 希!」
花陽「ううん? 全然怒ってないよ? 凛ちゃんと真姫ちゃんに怪我がなくてよかったよ」
花陽「ほんと、ほんとだよ? 怒ってないから・・・ぜんぜん・・・」ウルウル
花陽「ほ、ほら・・・おにぎりだって、コレ・・・まだ食べられるし・・・」
花陽「うん・・・おいしい・・・おいしいよ・・・ぜんぜん大丈夫」ジャリジャリ
花陽「ウッ…ヒック! おいしい・・・おいしいなぁ・・・ウゥ……おいしい」ジャリジャリ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
真姫・希・ことり「ぎゃぁぁぁ~~~~~~~!!!!」
凛「ねッ! ねッ! でしょッ! ねッ!」
希「そんなことさせるならウチ氏んだほうがマシや!」
ことり「ごめんね花陽ちゃ・・・ぅぅ・・・こ、ことりは・・・ことりは何もできない!」
真姫「ダメよ・・・絶対にダメ! そんなかよちん直視できない・・・」
凛「だからなんとしても! なんとかするしかないよ!」
ことり「なんとかって・・・」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
希「!! 予鈴!」
凛「ど、どうしよ! どうしよ!」
真姫「授業をサボりなんかしたら、ますますかよちんに疑われちゃうし・・・」
希「・・・」
希「・・・二人とも、よく聞いて? とにかく時間を稼ぐんや」
凛「のんちゃん・・・」
希「うちがお昼までに対策をねる・・・それまで、ウチを信じて、かよちんにバレんように頑張って?」
ことり「希ちゃん・・・」
凛「うん・・・うん!」
真姫「えぇ・・・わかった・・・頼んだわよ! 希!」
43: 2015/11/21(土) 20:41:03.87 ID:BBecTGjz0.net
~昼休み~
花陽「お昼ですぅ~~!!」
凛「来た・・・」
真姫「来てしまったのね・・・」
花陽「うふふッ! 銀龍米!銀龍米!」ワクワク
凛「ここまでよく隠し抜いたほうだよね・・・真姫ちゃん」
真姫「待ちなさい凛! 諦めるのはまだ早いわ! きっと希が・・・」
花陽「凛ちゃん! 真姫ちゃん! 花陽がまんしたよ! おにぎりちょ~だい!」
凛(ば、万事休すにゃ~~!!)
絵里「花陽いる~?」ヒョッコリ
真姫・凛「!!!!!」
花陽「お昼ですぅ~~!!」
凛「来た・・・」
真姫「来てしまったのね・・・」
花陽「うふふッ! 銀龍米!銀龍米!」ワクワク
凛「ここまでよく隠し抜いたほうだよね・・・真姫ちゃん」
真姫「待ちなさい凛! 諦めるのはまだ早いわ! きっと希が・・・」
花陽「凛ちゃん! 真姫ちゃん! 花陽がまんしたよ! おにぎりちょ~だい!」
凛(ば、万事休すにゃ~~!!)
絵里「花陽いる~?」ヒョッコリ
真姫・凛「!!!!!」
44: 2015/11/21(土) 20:45:06.85 ID:BBecTGjz0.net
花陽「あれ? 絵里ちゃん?」
絵里「ああ、花陽、ちょっといいかしら?」
花陽「うん・・・えっと、どうしたの?」
凛「・・・」
絵里「実は今朝、慌てて、お弁当二つ持ってきてしまったのよ」
真姫「!!」
花陽「えぇ! ひょっとして亜里沙ちゃんの?」
絵里「えぇ。花陽、お昼は食べたかしら? よかったら食べて欲しいんだけど・・・」
凛「え、絵里ちゃん・・・」
真姫「・・・な、なにこれ、奇跡?」
絵里「」チラ
絵里「(。・ ω<)」パチッ
凛・真姫「!!!」
凛(真姫ちゃん! あ、あれはまさか!)
真姫「差金! 希の差金なのね! そうなのね絵里!」
絵里「ああ、花陽、ちょっといいかしら?」
花陽「うん・・・えっと、どうしたの?」
凛「・・・」
絵里「実は今朝、慌てて、お弁当二つ持ってきてしまったのよ」
真姫「!!」
花陽「えぇ! ひょっとして亜里沙ちゃんの?」
絵里「えぇ。花陽、お昼は食べたかしら? よかったら食べて欲しいんだけど・・・」
凛「え、絵里ちゃん・・・」
真姫「・・・な、なにこれ、奇跡?」
絵里「」チラ
絵里「(。・ ω<)」パチッ
凛・真姫「!!!」
凛(真姫ちゃん! あ、あれはまさか!)
真姫「差金! 希の差金なのね! そうなのね絵里!」
45: 2015/11/21(土) 20:51:51.21 ID:BBecTGjz0.net
花陽「えっと・・・でも、花陽はお母さんのおにぎりが・・・希ちゃんとかは?」
絵里「希は食欲ないって言ってるのよ。夜には痛んじゃうし、あと頼めそうなのが花陽しかいなくて・・・」
花陽「う~ん・・・でも。でもぉ・・・」
絵里「あ! そうだったぁ~! 生徒会の仕事がわんさかあるんだった!」
絵里「花陽、お弁当渡すから・・・お願い、ついでに手伝ってくれない?」
花陽「えっと、でも・・・」
凛「それは大変だにゃ! かよちん手伝ってあげて!」
真姫「おにぎりはまた放課後の楽しみにとっておけばいいんじゃない!?」
花陽「え・・・えぇ~~、お昼のおにぎりを楽しみに頑張ってきたのに・・・」
絵里「ごめんなさいね! そのかわりお弁当はごうか焼肉カルビ弁当だから!」
花陽「行きます!」キリッ
絵里・凛・真姫「」イヨッシャ!
絵里「そう! それはありがとう! それじゃ、凛、真姫、花陽を借りていくわね!」
凛「どうぞどうぞ!」
真姫「しっかりねかよちん!」
花陽「うん! それじゃ、二人ともまたね!」
絵里「希は食欲ないって言ってるのよ。夜には痛んじゃうし、あと頼めそうなのが花陽しかいなくて・・・」
花陽「う~ん・・・でも。でもぉ・・・」
絵里「あ! そうだったぁ~! 生徒会の仕事がわんさかあるんだった!」
絵里「花陽、お弁当渡すから・・・お願い、ついでに手伝ってくれない?」
花陽「えっと、でも・・・」
凛「それは大変だにゃ! かよちん手伝ってあげて!」
真姫「おにぎりはまた放課後の楽しみにとっておけばいいんじゃない!?」
花陽「え・・・えぇ~~、お昼のおにぎりを楽しみに頑張ってきたのに・・・」
絵里「ごめんなさいね! そのかわりお弁当はごうか焼肉カルビ弁当だから!」
花陽「行きます!」キリッ
絵里・凛・真姫「」イヨッシャ!
絵里「そう! それはありがとう! それじゃ、凛、真姫、花陽を借りていくわね!」
凛「どうぞどうぞ!」
真姫「しっかりねかよちん!」
花陽「うん! それじゃ、二人ともまたね!」
47: 2015/11/21(土) 20:56:20.98 ID:BBecTGjz0.net
絵里「」チラ
絵里「」親指グッ
凛(ありがとう・・・ありがとう絵里ちゃん・・・)
真姫(もう二度とポンコツなんて呼ばないわ・・・)
凛「えっと、でも、凛たちどうしたら・・・」
・・・ライン!
真姫「!! の、希よ! 調理実習室に来てくれって!」
凛「ガッテン承知の助! 行くよ真姫ちゃん!」
真姫「ちょ・・・待って! 私達のお昼は? り、凛・・・もぉぉ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ー調理実習室ー
希「遅かったやん、二人とも・・・」
凛「ごめんなふぁい・・・」モグモグ
真姫「いそいでは来たんだけど・・・」モグモグ
希「なに自分らだけお弁当食べの!!」
凛「え? ま、まさか焼肉カルビ弁当って・・・」
希「ウチのや・・・」グゥゥ
真姫「希・・・そこまでして私たちのことを・・・」
絵里「」親指グッ
凛(ありがとう・・・ありがとう絵里ちゃん・・・)
真姫(もう二度とポンコツなんて呼ばないわ・・・)
凛「えっと、でも、凛たちどうしたら・・・」
・・・ライン!
真姫「!! の、希よ! 調理実習室に来てくれって!」
凛「ガッテン承知の助! 行くよ真姫ちゃん!」
真姫「ちょ・・・待って! 私達のお昼は? り、凛・・・もぉぉ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ー調理実習室ー
希「遅かったやん、二人とも・・・」
凛「ごめんなふぁい・・・」モグモグ
真姫「いそいでは来たんだけど・・・」モグモグ
希「なに自分らだけお弁当食べの!!」
凛「え? ま、まさか焼肉カルビ弁当って・・・」
希「ウチのや・・・」グゥゥ
真姫「希・・・そこまでして私たちのことを・・・」
50: 2015/11/21(土) 21:02:29.15 ID:BBecTGjz0.net
希「言うたやん? ウチは後輩のためならなんでもするよ・・・」グゥゥ
真姫「ごめんなさい・・・ごめんなさい希ぃ!」
凛「こんどラーメンおごらせて貰います!」
希「大盛りやで? ・・・さて、現状確認や」
希「現在、花陽ちゃんはえりちが引きつけてくれてる。お弁当はウチのを食べてもらった」
希「ウチかって楽しみにしてたのに・・・」
凛(凛たちだけ食べてきて根に持ってる・・・)
真姫(根に持ってるわね・・・)
希「ことりちゃん、巾着袋の修復率は?」
ことり「あと10分で縫い終わります!」シュバババババ
凛「ことりちゃんいたの!?」
真姫「心苦しい・・・心苦しいわみんな・・・」
真姫「ごめんなさい・・・ごめんなさい希ぃ!」
凛「こんどラーメンおごらせて貰います!」
希「大盛りやで? ・・・さて、現状確認や」
希「現在、花陽ちゃんはえりちが引きつけてくれてる。お弁当はウチのを食べてもらった」
希「ウチかって楽しみにしてたのに・・・」
凛(凛たちだけ食べてきて根に持ってる・・・)
真姫(根に持ってるわね・・・)
希「ことりちゃん、巾着袋の修復率は?」
ことり「あと10分で縫い終わります!」シュバババババ
凛「ことりちゃんいたの!?」
真姫「心苦しい・・・心苦しいわみんな・・・」
51: 2015/11/21(土) 21:06:39.53 ID:BBecTGjz0.net
希「さて、どうやらひとまず、巾着袋の方は大丈夫そうやね」
真姫「今更だけど・・・あれって、新しいのを買うわけにはいかなかったの?」
凛「それは無理だよ。あれはかよちんが中学校から大切に使ってる奴だもん」
凛「丈夫で長持ちするから、高校になっても使ってる子いっぱいいるよ?」
希「あ、やっぱりそうなん? 通りでみたことあるなぁと」
真姫「あれ? 希って転校してきたんじゃ」
希「クラスの子も何人か、同じの使ってるんよ」
ことり「ことりや穂乃果ちゃんも同じの持ってるよ?」シュバババババ
真姫「へぇ・・・そうなんだ・・・」
希「話はそれたけど、最大の問題はコレや・・・」
…グチャグチャ
凛「この、グチャグチャのおにぎりだね・・・」
真姫「見れば見るほど無残だわ・・・・」
凛「どうするの? 希ちゃん・・・」
希「これは正直、ウチの手にはおえん・・・」
凛・真姫!!
真姫「今更だけど・・・あれって、新しいのを買うわけにはいかなかったの?」
凛「それは無理だよ。あれはかよちんが中学校から大切に使ってる奴だもん」
凛「丈夫で長持ちするから、高校になっても使ってる子いっぱいいるよ?」
希「あ、やっぱりそうなん? 通りでみたことあるなぁと」
真姫「あれ? 希って転校してきたんじゃ」
希「クラスの子も何人か、同じの使ってるんよ」
ことり「ことりや穂乃果ちゃんも同じの持ってるよ?」シュバババババ
真姫「へぇ・・・そうなんだ・・・」
希「話はそれたけど、最大の問題はコレや・・・」
…グチャグチャ
凛「この、グチャグチャのおにぎりだね・・・」
真姫「見れば見るほど無残だわ・・・・」
凛「どうするの? 希ちゃん・・・」
希「これは正直、ウチの手にはおえん・・・」
凛・真姫!!
54: 2015/11/21(土) 21:09:59.46 ID:BBecTGjz0.net
凛「そ、そんな!」
真姫「だ、だったらどうしたらいいの?」
希「大丈夫や・・・うちには出来なくても、可能性のある人物に声をかけてるんよ」
凛「可能性のある人物・・・」
真姫「誰なの・・・それって、ここに来てるの?」
希「・・・うん、そろそろ出てきてもらおっか」
希「ことりちゃん・・・いい? 打ち合わせ通りに」スクッ
ことり「・・・うん、いいよ!」スチャッ
・・・セーノッ!
希・ことり「・・・にっこにぃ~~!!!」
にこ「このくだり必要あると思う!!??」ガラッ
凛・真姫「にこちゃん!!??」
真姫「だ、だったらどうしたらいいの?」
希「大丈夫や・・・うちには出来なくても、可能性のある人物に声をかけてるんよ」
凛「可能性のある人物・・・」
真姫「誰なの・・・それって、ここに来てるの?」
希「・・・うん、そろそろ出てきてもらおっか」
希「ことりちゃん・・・いい? 打ち合わせ通りに」スクッ
ことり「・・・うん、いいよ!」スチャッ
・・・セーノッ!
希・ことり「・・・にっこにぃ~~!!!」
にこ「このくだり必要あると思う!!??」ガラッ
凛・真姫「にこちゃん!!??」
55: 2015/11/21(土) 21:15:02.60 ID:BBecTGjz0.net
にこ「呼ばれて飛び出てスーパーアイドル! にこにこにこに~見参!!」シャキーン
凛「ちょっと希ちゃん! 諦めちゃったの!?」
真姫「最終兵器がにこちゃんって希! ちょっと引き出し少なくない!?」
希「しゃ~ないやん! ウチかて他に友達おらんねんもん仕方ないやん!」
にこ「ちょっとあんたら酷くない!!」
ことり「け、ケンカしてる場合じゃ・・・」オロオロ
にこ「なによ! 困ってるから来てくれって言うから来てあげたのに廊下で待たされるし!」
にこ「だいたいそのおにぎり花陽のなの? なんでそうなったのよ!?」
真姫「道で凛とふざけてたら・・・」
凛「飛んで行きました・・・」
にこ「そんなこったろうと思ったわよ!!」
凛「ちょっと希ちゃん! 諦めちゃったの!?」
真姫「最終兵器がにこちゃんって希! ちょっと引き出し少なくない!?」
希「しゃ~ないやん! ウチかて他に友達おらんねんもん仕方ないやん!」
にこ「ちょっとあんたら酷くない!!」
ことり「け、ケンカしてる場合じゃ・・・」オロオロ
にこ「なによ! 困ってるから来てくれって言うから来てあげたのに廊下で待たされるし!」
にこ「だいたいそのおにぎり花陽のなの? なんでそうなったのよ!?」
真姫「道で凛とふざけてたら・・・」
凛「飛んで行きました・・・」
にこ「そんなこったろうと思ったわよ!!」
56: 2015/11/21(土) 21:18:53.13 ID:BBecTGjz0.net
希「にこっち・・・親友として頼むんよ・・・なんとかして」
にこ「にこをドラえもんか何かかと思ってるのかしら・・・覆水盆に返らずよ」
ことり「お願い、にこちゃん・・・助けてあげて?」
にこ「嫌よ! だいたい! こんなの謝れば済むことじゃない!」
真姫「ねぇにこちゃん・・・考えてみて?」
にこ「なにをよ!」
凛「かよちんが許してくれたとして考えてみてよ・・・」
にこ「・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イメージ割愛
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にこ「はなよぉぉ~~~ッッ!!!」ガクッ!
にこ「ダメよ・・・花陽にそんなことさせられないわ・・・」
凛・真姫「」パーン
にこ「にこをドラえもんか何かかと思ってるのかしら・・・覆水盆に返らずよ」
ことり「お願い、にこちゃん・・・助けてあげて?」
にこ「嫌よ! だいたい! こんなの謝れば済むことじゃない!」
真姫「ねぇにこちゃん・・・考えてみて?」
にこ「なにをよ!」
凛「かよちんが許してくれたとして考えてみてよ・・・」
にこ「・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
イメージ割愛
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にこ「はなよぉぉ~~~ッッ!!!」ガクッ!
にこ「ダメよ・・・花陽にそんなことさせられないわ・・・」
凛・真姫「」パーン
58: 2015/11/21(土) 21:22:17.24 ID:BBecTGjz0.net
にこ「・・・とにかく、このぐちゃぐちゃのおにぎりを何とかするしかない訳ね・・・」
希「例えば、今から別のおにぎりを作ってごまかすとか・・・にこっちなら出来るとも思ったんやけど」
にこ「ダメよ。そんなのすぐにバレるわ」
凛「米ききについては、かよちんはプロ級だよ」
にこ「あの花陽に代用品は通用しない・・・でもごまかさなきゃいけない・・・とすれば」
にこ「・・・」
にこ「・・・」スッ
四人「!!!」
希「例えば、今から別のおにぎりを作ってごまかすとか・・・にこっちなら出来るとも思ったんやけど」
にこ「ダメよ。そんなのすぐにバレるわ」
凛「米ききについては、かよちんはプロ級だよ」
にこ「あの花陽に代用品は通用しない・・・でもごまかさなきゃいけない・・・とすれば」
にこ「・・・」
にこ「・・・」スッ
四人「!!!」
59: 2015/11/21(土) 21:25:39.11 ID:BBecTGjz0.net
にこ「・・・」グチャグチャ
希「にこっち! なにすんの!」
真姫「ダメよにこちゃん! こんなの食べられないわ!」
にこ「いいえ、食べられるわ。幸い、アルミホイルとラップに包まれてたから、汚れてない部分は多い」
にこ「生き残ってるお米とおかかだけを集めて・・・」ヨセヨセ
にこ「握り直して・・・」ニギニギ
にこ「元のとおりキレイに包装すれば・・・」ツツミツツミ
にこ「ほら見なさい! おにぎり一個分の復活よぉ!!」
凛・真姫・希・ことり「おぉぉぉ~~~!!!」
希「にこっち! なにすんの!」
真姫「ダメよにこちゃん! こんなの食べられないわ!」
にこ「いいえ、食べられるわ。幸い、アルミホイルとラップに包まれてたから、汚れてない部分は多い」
にこ「生き残ってるお米とおかかだけを集めて・・・」ヨセヨセ
にこ「握り直して・・・」ニギニギ
にこ「元のとおりキレイに包装すれば・・・」ツツミツツミ
にこ「ほら見なさい! おにぎり一個分の復活よぉ!!」
凛・真姫・希・ことり「おぉぉぉ~~~!!!」
61: 2015/11/21(土) 21:31:58.24 ID:BBecTGjz0.net
ことり「すごい! すごいよにこちゃん! 美味しそう!」
凛「これぞビンボーの知恵だね! すごい! たくましいよにこちゃん!」
希「さすがにこっちや! ウチは最初から信じてたで!」
真姫「感動したわ!! 伊達に貧困生活は送ってないわね!」
にこ「ちょっと今貧乏って言った!? 二人言ったわよね! ちょっと校舎裏来なさい!」
凛「で、でも・・・最初は三つもあったのに、残り二つはどうしたら・・・」
にこ「あ~~、美味しそうだから食べちゃったにゃ! とか言って謝れば、まだマシな展開で収まるんじゃない?」
凛・真姫「なるほどッ!!」
にこ「ウチは貧困じゃないわよ! 真姫ちゃん普段そう思ってんの!?」
凛「」
凛「これぞビンボーの知恵だね! すごい! たくましいよにこちゃん!」
希「さすがにこっちや! ウチは最初から信じてたで!」
真姫「感動したわ!! 伊達に貧困生活は送ってないわね!」
にこ「ちょっと今貧乏って言った!? 二人言ったわよね! ちょっと校舎裏来なさい!」
凛「で、でも・・・最初は三つもあったのに、残り二つはどうしたら・・・」
にこ「あ~~、美味しそうだから食べちゃったにゃ! とか言って謝れば、まだマシな展開で収まるんじゃない?」
凛・真姫「なるほどッ!!」
にこ「ウチは貧困じゃないわよ! 真姫ちゃん普段そう思ってんの!?」
凛「」
62: 2015/11/21(土) 21:38:13.97 ID:BBecTGjz0.net
真姫「ありがとうにこちゃん! 大好き!」ムギュ
凛「姉御って呼ばせてほしいにゃ!」ムギュ
にこ「しょ、しょ~がないわねぇ! ホントにこがいなきゃダメなんだから!」
凛「胴上げしよ胴上げ!!」ワッショーイ
にこ「ちょ、ちょっとやめなさいよぉ!」
希「にこっちを頼ったウチは正しかったんよ!」ワッショーイ
ことり「ありがとうにこちゃん! ありがとう!」ワッショーイ
真姫「にこちゃんにこちゃんにこちゃ~~ん!!」ワッショーイ
にこ「お、大げさねぇアンタたちぃ///」ピンピョーン
凛・真姫・希・ことり「に・こ・ちゃん!! に・こ・ちゃん!! に・こ・ちゃん!!」ワショーイ
・・・ツルッ
全員「あ゛」
にこ「ふぎゃぅ!!」グチャァッ
凛「姉御って呼ばせてほしいにゃ!」ムギュ
にこ「しょ、しょ~がないわねぇ! ホントにこがいなきゃダメなんだから!」
凛「胴上げしよ胴上げ!!」ワッショーイ
にこ「ちょ、ちょっとやめなさいよぉ!」
希「にこっちを頼ったウチは正しかったんよ!」ワッショーイ
ことり「ありがとうにこちゃん! ありがとう!」ワッショーイ
真姫「にこちゃんにこちゃんにこちゃ~~ん!!」ワッショーイ
にこ「お、大げさねぇアンタたちぃ///」ピンピョーン
凛・真姫・希・ことり「に・こ・ちゃん!! に・こ・ちゃん!! に・こ・ちゃん!!」ワショーイ
・・・ツルッ
全員「あ゛」
にこ「ふぎゃぅ!!」グチャァッ
63: 2015/11/21(土) 21:40:32.50 ID:BBecTGjz0.net
にこ「・・・」プルプル
凛「・・・あ、あ・・・」ワナワナ
真姫「・・・」
希「・・・」
ことり「・・・」
にこ「・・・」スッ
・・・グチャグチャ
凛・真姫・希・ことり・にこ「…ま、マジ…か」
凛「・・・あ、あ・・・」ワナワナ
真姫「・・・」
希「・・・」
ことり「・・・」
にこ「・・・」スッ
・・・グチャグチャ
凛・真姫・希・ことり・にこ「…ま、マジ…か」
64: 2015/11/21(土) 21:43:57.56 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~~~~
海未「・・・なんですか、急に私を呼び出して・・・って!」
凛「・・・」
真姫「・・・」
にこ「・・・」
海未「な・・・なぜ三人は半裸で包丁持って正座してるんです?」
ことり「もう、ことりにはどうにもできないのッ!」ウゥッ・・・
希「介錯してあげて・・・海未ちゃん・・・」
凛「・・・ハラキリッ!」シャキン
真姫「・・・ハラキリッ!」シャキン
にこ「・・・ハラキリッ!」シャキン
海未「待ちなさい! 訳を話しなさい訳を!!」
海未「・・・なんですか、急に私を呼び出して・・・って!」
凛「・・・」
真姫「・・・」
にこ「・・・」
海未「な・・・なぜ三人は半裸で包丁持って正座してるんです?」
ことり「もう、ことりにはどうにもできないのッ!」ウゥッ・・・
希「介錯してあげて・・・海未ちゃん・・・」
凛「・・・ハラキリッ!」シャキン
真姫「・・・ハラキリッ!」シャキン
にこ「・・・ハラキリッ!」シャキン
海未「待ちなさい! 訳を話しなさい訳を!!」
65: 2015/11/21(土) 21:46:39.01 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~~
凛「・・・んでもって凛が預かって~~」
真姫「凛が勝手に怒り出して~~」
にこ「ニコハカンケイナイニコ」
海未「ふむふむ」
凛「・・・んで、道路にペーイの」
真姫「車がギューンって来て、ぐしゃ~」
にこ「ニコハワルクナイニコ」
海未「…ふむふむ」
海未「…………」
海未「なにをやってるんですかぁぁぁぁぁ!!!」
凛・真姫「ご、ごめんなさいぃぃぃ!!!」
凛「・・・んでもって凛が預かって~~」
真姫「凛が勝手に怒り出して~~」
にこ「ニコハカンケイナイニコ」
海未「ふむふむ」
凛「・・・んで、道路にペーイの」
真姫「車がギューンって来て、ぐしゃ~」
にこ「ニコハワルクナイニコ」
海未「…ふむふむ」
海未「…………」
海未「なにをやってるんですかぁぁぁぁぁ!!!」
凛・真姫「ご、ごめんなさいぃぃぃ!!!」
66: 2015/11/21(土) 21:49:44.59 ID:BBecTGjz0.net
~~ 一方その頃 ~~
ー 生徒会室 ー
絵里「・・・花陽、今度はこっちの資料をホッチキスで閉じて」
花陽「は~い」
・・・パチン、パチン、パチン
絵里「・・・」
花陽「・・・」
・・・パチン、パチン、パチン
絵里「・・・えっと、今朝はごめんなさいね?」
花陽「・・・あ、うん・・・大丈夫」
・・・パチン、パチン、パチン
・・・パチン、パチン、パチン
絵里「・・・」
花陽「・・・」
絵里(・・・気まずいわぁ)
花陽(・・・気まずい)
ー 生徒会室 ー
絵里「・・・花陽、今度はこっちの資料をホッチキスで閉じて」
花陽「は~い」
・・・パチン、パチン、パチン
絵里「・・・」
花陽「・・・」
・・・パチン、パチン、パチン
絵里「・・・えっと、今朝はごめんなさいね?」
花陽「・・・あ、うん・・・大丈夫」
・・・パチン、パチン、パチン
・・・パチン、パチン、パチン
絵里「・・・」
花陽「・・・」
絵里(・・・気まずいわぁ)
花陽(・・・気まずい)
67: 2015/11/21(土) 21:53:26.65 ID:BBecTGjz0.net
~ 再び料理実習室~
海未「本当にあなたたちは! いつも道路で遊ぶなとあれほど・・・」ガミガミ
海未「預かり物を振り回すなんて・・・だいたいガミ!」ガミガミ
海未「そもそもガミ! 普段から凛はガミ! 真姫もガミガミ! ガミガミったらガミッ!」ガミガミ
……ガミガミガミガミガミガミガミ
凛(真姫ちゃ~ん)
真姫(ん~~?)
凛(海未ちゃんに怒られるのって、こんなに心地よかったけ)
真姫(ウフフ・・・そ~~ね~~)
海未「ガミガミガミガミガミガミ!!」
海未「本当にあなたたちは! いつも道路で遊ぶなとあれほど・・・」ガミガミ
海未「預かり物を振り回すなんて・・・だいたいガミ!」ガミガミ
海未「そもそもガミ! 普段から凛はガミ! 真姫もガミガミ! ガミガミったらガミッ!」ガミガミ
……ガミガミガミガミガミガミガミ
凛(真姫ちゃ~ん)
真姫(ん~~?)
凛(海未ちゃんに怒られるのって、こんなに心地よかったけ)
真姫(ウフフ・・・そ~~ね~~)
海未「ガミガミガミガミガミガミ!!」
68: 2015/11/21(土) 21:58:17.06 ID:BBecTGjz0.net
希「海未ちゃん、そろそろ・・・」
海未「…ふぅ、まだ叱り足りないところですが、叱ってどうこうなる問題でもありませんしね」
凛「だったら叱らないでっていつもなら言い返すけど・・・」
真姫「お願い海未・・・もっと叱って・・・生ぬるい罰に浸っていたいの・・・」
海未「だいたい、どうして素直に謝らないんですか? 花陽なら許してくれるでしょうに」
凛「だったら海未ちゃん・・・考えてみてよ」
海未「何をですか?」
真姫「かよちんが私たちを許すとして・・・どうなるか」
海未「それは・・・う~ん・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~
イメージ割愛
~~~~~~~~~~~~~~~
海未「はなよぉぉ~~~ッッ!!!」ガクゥッ!!
海未「そんなの・・・そんなの酷すぎるじゃないですか! ぅぅッ!」ガクガク
凛「ね~~」
真姫「でしょ~~」
海未「…ふぅ、まだ叱り足りないところですが、叱ってどうこうなる問題でもありませんしね」
凛「だったら叱らないでっていつもなら言い返すけど・・・」
真姫「お願い海未・・・もっと叱って・・・生ぬるい罰に浸っていたいの・・・」
海未「だいたい、どうして素直に謝らないんですか? 花陽なら許してくれるでしょうに」
凛「だったら海未ちゃん・・・考えてみてよ」
海未「何をですか?」
真姫「かよちんが私たちを許すとして・・・どうなるか」
海未「それは・・・う~ん・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~
イメージ割愛
~~~~~~~~~~~~~~~
海未「はなよぉぉ~~~ッッ!!!」ガクゥッ!!
海未「そんなの・・・そんなの酷すぎるじゃないですか! ぅぅッ!」ガクガク
凛「ね~~」
真姫「でしょ~~」
69: 2015/11/21(土) 22:00:30.42 ID:BBecTGjz0.net
海未「これはなんとかしなければいけませんね・・・」
ことり「でもおにぎりはぜんぶ・・・にこちゃんのお尻で・・・」
にこ「全部じゃないわよ! 最後の希望の一個だけよ!」
希「その最後の希望も絶たれた・・・もう打つ手はないんよ・・・」
凛「かよちん・・・」
真姫「凛・・・もう、諦めましょ?」キュッ
???「話は聞かせてもらったよ!!」
りんまきことのぞにこうみ『!!!!』
ことり「でもおにぎりはぜんぶ・・・にこちゃんのお尻で・・・」
にこ「全部じゃないわよ! 最後の希望の一個だけよ!」
希「その最後の希望も絶たれた・・・もう打つ手はないんよ・・・」
凛「かよちん・・・」
真姫「凛・・・もう、諦めましょ?」キュッ
???「話は聞かせてもらったよ!!」
りんまきことのぞにこうみ『!!!!』
70: 2015/11/21(土) 22:07:28.31 ID:BBecTGjz0.net
海未「あ、あなたは・・・」
ことり「そんな・・・どうしてここに・・・」
???『全くもぅ・・・みんなでコソコソなにかしてると思えば・・・』バッ
にこ「・・・っく! 希! どうするの!」
希「・・・アカン! あの子だけは・・・いや、でも!」
???『水臭いよみんな! どうして私を最初に読んでくれなかったの?』スチャ
穂乃果「このμ'sのリーダー! 高坂穂乃果を!!」
凛(だって呼んだらもっと話がこじれそうで・・・・)
真姫(とかいったら怒るってなんかやらかすのよね・・・)
穂乃果「あとのことは全て! この穂乃果に任せてよ!」ドンッ
凛「えぇぇ・・・」
真姫「まぁ、これ以上どうしようもないんだけど・・・」
ことり「そんな・・・どうしてここに・・・」
???『全くもぅ・・・みんなでコソコソなにかしてると思えば・・・』バッ
にこ「・・・っく! 希! どうするの!」
希「・・・アカン! あの子だけは・・・いや、でも!」
???『水臭いよみんな! どうして私を最初に読んでくれなかったの?』スチャ
穂乃果「このμ'sのリーダー! 高坂穂乃果を!!」
凛(だって呼んだらもっと話がこじれそうで・・・・)
真姫(とかいったら怒るってなんかやらかすのよね・・・)
穂乃果「あとのことは全て! この穂乃果に任せてよ!」ドンッ
凛「えぇぇ・・・」
真姫「まぁ、これ以上どうしようもないんだけど・・・」
71: 2015/11/21(土) 22:10:52.37 ID:BBecTGjz0.net
~ 一方、生徒会室 ~
絵里「花陽、コピーとってくれる?」
花陽「は~い」
…ピーッ…ガーガー
絵里「・・・」
花陽「・・・」
…ピーッ…ガーガー…ブォォン
絵里「・・・」
花陽「・・・」
絵里「・・・今日はいいお天気ね」
花陽「・・・え、う、うん・・そうだね」
…ピーッ…ガーガー
絵里「・・・」
花陽「・・・」
絵里(・・・気まずいわぁ)
花陽(・・・気まずい)
絵里「花陽、コピーとってくれる?」
花陽「は~い」
…ピーッ…ガーガー
絵里「・・・」
花陽「・・・」
…ピーッ…ガーガー…ブォォン
絵里「・・・」
花陽「・・・」
絵里「・・・今日はいいお天気ね」
花陽「・・・え、う、うん・・そうだね」
…ピーッ…ガーガー
絵里「・・・」
花陽「・・・」
絵里(・・・気まずいわぁ)
花陽(・・・気まずい)
73: 2015/11/21(土) 22:19:04.38 ID:BBecTGjz0.net
~ 再び料理実習室 ~
海未「そうは行っても穂乃果、どうするつもりなんですか?」
ことり「そうだよハノケチェン…もうどうしようもないよ」
穂乃果「任せてみんな! 大丈夫! 穂乃果に作戦ありだよ!」
にこ「アンタの作戦っていつも行き当たりばったりなのよね・・・」
希「不安や・・・」
穂乃果「あっれ~? 助けて欲しくないのかな?」
凛「自信がすげぇにゃ……」
真姫「どっから来るのかし……はッ!!」
凛「!!!」ビクゥッ!!
海未「どうしました真姫!」
真姫「う、海未・・・よく考えてみて? ほ、穂乃果といえば……」
穂乃果「そう、穂乃果だよ・・・いつも何か失敗しちゃったり、やりすぎちゃったり……」
穂乃果「その度に、海未ちゃんに、絵里ちゃんに、ママに雪歩に怒られないように!」
穂乃果「謝り! ごまかし! うやむやに流し続けているのは、この穂乃果だよ!」
穂乃果「失敗からの許してもらいかたを誰よりも知るのは! この穂乃果なんだよ!!」
海未「威張れることじゃありません!」
穂乃果「えぇ~~~」
海未「そうは行っても穂乃果、どうするつもりなんですか?」
ことり「そうだよハノケチェン…もうどうしようもないよ」
穂乃果「任せてみんな! 大丈夫! 穂乃果に作戦ありだよ!」
にこ「アンタの作戦っていつも行き当たりばったりなのよね・・・」
希「不安や・・・」
穂乃果「あっれ~? 助けて欲しくないのかな?」
凛「自信がすげぇにゃ……」
真姫「どっから来るのかし……はッ!!」
凛「!!!」ビクゥッ!!
海未「どうしました真姫!」
真姫「う、海未・・・よく考えてみて? ほ、穂乃果といえば……」
穂乃果「そう、穂乃果だよ・・・いつも何か失敗しちゃったり、やりすぎちゃったり……」
穂乃果「その度に、海未ちゃんに、絵里ちゃんに、ママに雪歩に怒られないように!」
穂乃果「謝り! ごまかし! うやむやに流し続けているのは、この穂乃果だよ!」
穂乃果「失敗からの許してもらいかたを誰よりも知るのは! この穂乃果なんだよ!!」
海未「威張れることじゃありません!」
穂乃果「えぇ~~~」
74: 2015/11/21(土) 22:25:44.46 ID:BBecTGjz0.net
希「でも穂乃果ちゃん、具体的にはどうするの?」
穂乃果「うん、まずはね~~、凛ちゃん! にこちゃん!」
凛「は、はひ!」
にこ「何にこ?」
穂乃果「花陽ちゃんって、今、欲しいものとかあるのかな?」
凛「え、え~っと・・・取りあえずおにぎりだと思いますにゃ」
にこ「あとは・・・A-RISE関係のグッズでもあれば喜ぶと思うわ」
穂乃果「今日中に用意できる?」
希「・・・そ、そうか! 花陽ちゃんのご機嫌をとるわけやね!」
穂乃果「そう! 先にプレゼントをしておいて怒りにワンクッションを置くテクニックだよ!」
凛「そ、そうは行っても・・・あのおにぎりに匹敵するものなんて・・・」
にこ「今日中・・・せめて二三日あればオークションでなにか・・・」
真姫「・・・もしもしパパ? お願い! 助けて欲しいの!」
凛(おっとぉ!! ここで金持ちパワー発動ですにゃぁ!)
真姫「六本木の料亭でおにぎりパーティの予約が取れたわ! A-RISEを招いて!」
にこ「マジで!?」
凛「金持ちってすげぇ・・・」
穂乃果「うん、まずはね~~、凛ちゃん! にこちゃん!」
凛「は、はひ!」
にこ「何にこ?」
穂乃果「花陽ちゃんって、今、欲しいものとかあるのかな?」
凛「え、え~っと・・・取りあえずおにぎりだと思いますにゃ」
にこ「あとは・・・A-RISE関係のグッズでもあれば喜ぶと思うわ」
穂乃果「今日中に用意できる?」
希「・・・そ、そうか! 花陽ちゃんのご機嫌をとるわけやね!」
穂乃果「そう! 先にプレゼントをしておいて怒りにワンクッションを置くテクニックだよ!」
凛「そ、そうは行っても・・・あのおにぎりに匹敵するものなんて・・・」
にこ「今日中・・・せめて二三日あればオークションでなにか・・・」
真姫「・・・もしもしパパ? お願い! 助けて欲しいの!」
凛(おっとぉ!! ここで金持ちパワー発動ですにゃぁ!)
真姫「六本木の料亭でおにぎりパーティの予約が取れたわ! A-RISEを招いて!」
にこ「マジで!?」
凛「金持ちってすげぇ・・・」
75: 2015/11/21(土) 22:31:02.84 ID:BBecTGjz0.net
穂乃果「よし! プレゼント作戦はOKだね!」
にこ「十分すぎるわよ! なにその花陽専用のパーティ!」
穂乃果「パーティ……うん! いいアイディアだよ真姫ちゃん! にこちゃん!」
真姫「え、なに?」
穂乃果「部室を飾り付けてパーティにしようよ! 花陽ちゃんごめんねパーティ! ケーキとかおいてさ!」
希「で、でも今からケーキなんて・・・」
穂乃果「ことりちゃん!」パチン
ことり「はいッ!」シュババババババ
…チーン
ことり「出来ました!」
希「ウソぉ!」
凛「さすが伝説のメイドにゃぁ・・・」
真姫「でも、これでパーティのメインは整ったわね!」
にこ「あとはこの料理実習室のお米とかもらって、みんなでおにぎりでも作れば・・・」
海未「えぇ、なんとか形になりそうですね・・・」
にこ「十分すぎるわよ! なにその花陽専用のパーティ!」
穂乃果「パーティ……うん! いいアイディアだよ真姫ちゃん! にこちゃん!」
真姫「え、なに?」
穂乃果「部室を飾り付けてパーティにしようよ! 花陽ちゃんごめんねパーティ! ケーキとかおいてさ!」
希「で、でも今からケーキなんて・・・」
穂乃果「ことりちゃん!」パチン
ことり「はいッ!」シュババババババ
…チーン
ことり「出来ました!」
希「ウソぉ!」
凛「さすが伝説のメイドにゃぁ・・・」
真姫「でも、これでパーティのメインは整ったわね!」
にこ「あとはこの料理実習室のお米とかもらって、みんなでおにぎりでも作れば・・・」
海未「えぇ、なんとか形になりそうですね・・・」
76: 2015/11/21(土) 22:35:54.81 ID:BBecTGjz0.net
希「すごいやん穂乃果ちゃん!」
にこ「正直侮ってたわ! ごめんなさい!」
ことり「ことりは最初から穂乃果ちゃんを信じてたよ?」
海未「これで普段から気をつけてくれれば、さらにいいんですが・・・」
凛「うわぁぁ・・・穂乃果ちゃん・・・みんな、ありがとう・・・」
真姫「この恩は一生忘れないわ・・・」
穂乃果「コラコラ! まだ安心するのは早いよ!」
穂乃果「それじゃ! みんな! 午後の授業が終わったらすぐ部室の飾りつけを開始ね!」
希「花陽ちゃんはもう一回えりちに引きつけてもらうんよ!」
海未「では、昼休みも残り少ないことですし・・・ご飯だけ仕込んで一時解散!」
にこ「また放課後会いましょう! 凛! 真姫ちゃん! それまで気づかれちゃダメよ!」
凛「うん! 任せて!」
真姫「ありがとう! 本当にありがとう! みんな!」
にこ「正直侮ってたわ! ごめんなさい!」
ことり「ことりは最初から穂乃果ちゃんを信じてたよ?」
海未「これで普段から気をつけてくれれば、さらにいいんですが・・・」
凛「うわぁぁ・・・穂乃果ちゃん・・・みんな、ありがとう・・・」
真姫「この恩は一生忘れないわ・・・」
穂乃果「コラコラ! まだ安心するのは早いよ!」
穂乃果「それじゃ! みんな! 午後の授業が終わったらすぐ部室の飾りつけを開始ね!」
希「花陽ちゃんはもう一回えりちに引きつけてもらうんよ!」
海未「では、昼休みも残り少ないことですし・・・ご飯だけ仕込んで一時解散!」
にこ「また放課後会いましょう! 凛! 真姫ちゃん! それまで気づかれちゃダメよ!」
凛「うん! 任せて!」
真姫「ありがとう! 本当にありがとう! みんな!」
77: 2015/11/21(土) 22:42:11.78 ID:BBecTGjz0.net
~~~~~~~~
ー 放課後 ー
絵里「ごめんなさいね花陽、放課後まで手伝わせちゃって・・・」
花陽「ううん、全然大丈夫……でも…」
絵里「??」
花陽「はぁ……おにぎり……早くおにぎり食べたいです・・・」グゥゥ
絵里「おにぎりかぁ……」グゥゥ
花陽「・・・ウフフ、絵里ちゃんもお腹減ってるの?」
絵里「こ、これは・・・ちょっと、今日はお昼も食べそこねちゃって・・・」
花陽「え? そうだったの?ごめんなさい! そうだよね! 花陽がお弁当食べてるあいだもずっとお仕事してたもんね!」
絵里(お弁当、教室に忘れたまんまなのに、花陽の監視しといてだもんなぁ・・・)
花陽「えっと、良かったらちょっとだけ! 一口だけなら、花陽のおにぎり食べる?」
絵里「いえ、いいのよ。実は、今日は、私もおにぎ……」
花陽「???」
絵里「なんで部室がパーティ仕様?」
花陽「『花陽ちゃんごめんねパーティ会場?』って、なんでわたし?」
ー 放課後 ー
絵里「ごめんなさいね花陽、放課後まで手伝わせちゃって・・・」
花陽「ううん、全然大丈夫……でも…」
絵里「??」
花陽「はぁ……おにぎり……早くおにぎり食べたいです・・・」グゥゥ
絵里「おにぎりかぁ……」グゥゥ
花陽「・・・ウフフ、絵里ちゃんもお腹減ってるの?」
絵里「こ、これは・・・ちょっと、今日はお昼も食べそこねちゃって・・・」
花陽「え? そうだったの?ごめんなさい! そうだよね! 花陽がお弁当食べてるあいだもずっとお仕事してたもんね!」
絵里(お弁当、教室に忘れたまんまなのに、花陽の監視しといてだもんなぁ・・・)
花陽「えっと、良かったらちょっとだけ! 一口だけなら、花陽のおにぎり食べる?」
絵里「いえ、いいのよ。実は、今日は、私もおにぎ……」
花陽「???」
絵里「なんで部室がパーティ仕様?」
花陽「『花陽ちゃんごめんねパーティ会場?』って、なんでわたし?」
78: 2015/11/21(土) 22:46:35.11 ID:BBecTGjz0.net
絵里「と、取りあえず入ってみる?」
花陽「そ、そうだね! うん!」
花陽「えっと・・・お邪魔しま~す」ガチャ
花陽「!!!」
凛「」ドゲザー
真姫「」ドゲザー
花陽「り、凛ちゃん真姫ちゃん! なにしてるノォ!!」
凛「かよちん! ごめんなさい!」
真姫「私たちはかよちんに隠していることがあります!」
花陽「え? え?」
凛「じ、実は・・・今朝かよちんから預かったおにぎり・・・凛たちは・・・」
真姫「私たちは・・・」
凛・真姫「・・・・・・」
凛・真姫『ふざけている内に道路へ投げ飛ばし交通事故に遭わせてしまいましたぁ!』
花陽「えぇぇぇ!!!!」
花陽「そ、そうだね! うん!」
花陽「えっと・・・お邪魔しま~す」ガチャ
花陽「!!!」
凛「」ドゲザー
真姫「」ドゲザー
花陽「り、凛ちゃん真姫ちゃん! なにしてるノォ!!」
凛「かよちん! ごめんなさい!」
真姫「私たちはかよちんに隠していることがあります!」
花陽「え? え?」
凛「じ、実は・・・今朝かよちんから預かったおにぎり・・・凛たちは・・・」
真姫「私たちは・・・」
凛・真姫「・・・・・・」
凛・真姫『ふざけている内に道路へ投げ飛ばし交通事故に遭わせてしまいましたぁ!』
花陽「えぇぇぇ!!!!」
79: 2015/11/21(土) 22:51:35.03 ID:BBecTGjz0.net
真姫(これでいいのね・・・凛)
凛(うん・・・真姫ちゃん・・・これでいいのにゃぁ・・・)
真姫(食べちゃった、みたいな嘘もつける・・・でも)
凛(でもかよちんは、凛たちに嘘をつかれる方がきっと嫌だよ!)
真姫(そして、その嘘は私たち三人にとっての大きな重荷になる!)
凛(かよちんに嘘をつき続けるくらいなら、残酷でも真実を言う!)
真姫(かよちんが泥まみれのおにぎりを食べるのなら、私も食べるわ!)
凛(凛だって食べるよ! お腹いっぱい食べるよ! さぁ! かよちん食べよう!)
凛・真姫((三人で、泥だらけのおにぎりをッッ!!))
花陽「……」
花陽「……」
花陽「……ま、ジ…か」
凛(あ、まだリアクションの段階だったにゃ)
真姫(思わず食べ始めるところだったわ・・・)
凛(うん・・・真姫ちゃん・・・これでいいのにゃぁ・・・)
真姫(食べちゃった、みたいな嘘もつける・・・でも)
凛(でもかよちんは、凛たちに嘘をつかれる方がきっと嫌だよ!)
真姫(そして、その嘘は私たち三人にとっての大きな重荷になる!)
凛(かよちんに嘘をつき続けるくらいなら、残酷でも真実を言う!)
真姫(かよちんが泥まみれのおにぎりを食べるのなら、私も食べるわ!)
凛(凛だって食べるよ! お腹いっぱい食べるよ! さぁ! かよちん食べよう!)
凛・真姫((三人で、泥だらけのおにぎりをッッ!!))
花陽「……」
花陽「……」
花陽「……ま、ジ…か」
凛(あ、まだリアクションの段階だったにゃ)
真姫(思わず食べ始めるところだったわ・・・)
81: 2015/11/21(土) 22:56:27.69 ID:BBecTGjz0.net
花陽「・・・え? え? う、ウソ・・・ウソだよね・・・」
凛「本当です」
花陽「は、花陽の・・・花陽の、おにぎりは・・・」
真姫「見せられる状態じゃないわ・・・でも!」
にこ「花陽! 真姫ちゃんがA-RISEとのお食事会を組んでくれたわ!」シュタッ!
希「みんなでごめんなさいパーティも用意してん! 見てみて!」シュタッ!
ことり「花陽ちゃん! ことりケーキ焼いたの!」シュタッ!
穂乃果「みんなで飾り付けたんだよ!」シュタッ!
海未「おかげで今日の部活は中止ですよ。やれやれです・・・」シュタッ!
花陽「みんな・・・」
凛「本当です」
花陽「は、花陽の・・・花陽の、おにぎりは・・・」
真姫「見せられる状態じゃないわ・・・でも!」
にこ「花陽! 真姫ちゃんがA-RISEとのお食事会を組んでくれたわ!」シュタッ!
希「みんなでごめんなさいパーティも用意してん! 見てみて!」シュタッ!
ことり「花陽ちゃん! ことりケーキ焼いたの!」シュタッ!
穂乃果「みんなで飾り付けたんだよ!」シュタッ!
海未「おかげで今日の部活は中止ですよ。やれやれです・・・」シュタッ!
花陽「みんな・・・」
83: 2015/11/21(土) 23:02:59.13 ID:BBecTGjz0.net
花陽「……」
凛・真姫「……」
花陽「……二人とも」
凛・真姫「「は、はいぃ!!」」
花陽「……怪我はなかったの?」
凛「……ないです」
真姫「無事よ……」
花陽「そっか、だったら、よかったよ」
花陽「おにぎりはまた握ってもらえるけど、二人に何かあったら、取り返しがつかないもんね!」ニコッ
凛「かよちん……」
真姫「かよちん……」
花陽「うん! 二人が無事で良かったよ……でも」ウルウル
花陽「でも……お母さん……申し訳ないな……お米、せっかく苦労して……」
凛「」ズキッ
花陽「朝弱いのに早起きして……土鍋でお米炊いてくれて……手を真っ赤にしながら握ってくれて」
真姫「」ズキッ
花陽「お米、さんたち、も……おいしく食べてあげられなくて……かわいそうで……」
凛・真姫「……」
花陽「……二人とも」
凛・真姫「「は、はいぃ!!」」
花陽「……怪我はなかったの?」
凛「……ないです」
真姫「無事よ……」
花陽「そっか、だったら、よかったよ」
花陽「おにぎりはまた握ってもらえるけど、二人に何かあったら、取り返しがつかないもんね!」ニコッ
凛「かよちん……」
真姫「かよちん……」
花陽「うん! 二人が無事で良かったよ……でも」ウルウル
花陽「でも……お母さん……申し訳ないな……お米、せっかく苦労して……」
凛「」ズキッ
花陽「朝弱いのに早起きして……土鍋でお米炊いてくれて……手を真っ赤にしながら握ってくれて」
真姫「」ズキッ
花陽「お米、さんたち、も……おいしく食べてあげられなくて……かわいそうで……」
84: 2015/11/21(土) 23:08:48.20 ID:BBecTGjz0.net
花陽「うッ……うぅぅ……うわぁぁぁ!!!」
凛「ごめんよかよちぃぃ~~ん!!」
真姫「ぶって! お願い私たちをぶってぇ!」
花陽「そんなことしないよぉっぉ!! ぅぅ、で、でもせめて……せめて氏に顔だけでも……」
希「やめといた方がええよ……花陽ちゃん」
にこ「おにぎりの形はしていないし・・・内蔵も飛び出したままよ」
花陽「な、ない・・・ぞう?」
ことり「……うん……おかかだったよ?」
花陽「おか……か?」ピタリ
凛「かよちん?」
真姫「どうしたの?」
花陽「……花陽のじゃないです」
穂乃果「……え?」
花陽「花陽のおにぎりにはおかかは入ってないです! お米の味を楽しむために銀シャリのハズです!!」
7人『!!!!!!』
凛「ごめんよかよちぃぃ~~ん!!」
真姫「ぶって! お願い私たちをぶってぇ!」
花陽「そんなことしないよぉっぉ!! ぅぅ、で、でもせめて……せめて氏に顔だけでも……」
希「やめといた方がええよ……花陽ちゃん」
にこ「おにぎりの形はしていないし・・・内蔵も飛び出したままよ」
花陽「な、ない・・・ぞう?」
ことり「……うん……おかかだったよ?」
花陽「おか……か?」ピタリ
凛「かよちん?」
真姫「どうしたの?」
花陽「……花陽のじゃないです」
穂乃果「……え?」
花陽「花陽のおにぎりにはおかかは入ってないです! お米の味を楽しむために銀シャリのハズです!!」
7人『!!!!!!』
86: 2015/11/21(土) 23:11:53.93 ID:BBecTGjz0.net
希「な、なんやて! 確かにおかかが入ってたはず!」
にこ「えぇ! 間違いないわ! にこは一度握り直したのよ!」
海未「いったいどういうことですか!」
穂乃果「こ、これは……スピリチュアルだね!」
ことり「ハノケチェンいろいろちがーう!」
凛「どういうことにゃ!!」
真姫「じゃぁあのおにぎりはなんだったの!!」
花陽「は、花陽のおにぎりはどこに・・・」
絵里「ねぇ・・・何騒いでるの?」ガチャ
にこ「えぇ! 間違いないわ! にこは一度握り直したのよ!」
海未「いったいどういうことですか!」
穂乃果「こ、これは……スピリチュアルだね!」
ことり「ハノケチェンいろいろちがーう!」
凛「どういうことにゃ!!」
真姫「じゃぁあのおにぎりはなんだったの!!」
花陽「は、花陽のおにぎりはどこに・・・」
絵里「ねぇ・・・何騒いでるの?」ガチャ
87: 2015/11/21(土) 23:17:03.00 ID:BBecTGjz0.net
花陽「え、絵里ちゃ・・・」
絵里「花陽! どうしたの! 泣きはらして・・・お、お腹すいてるの!?」
凛「絵里ちゃんそうじゃなくて……」
絵里「ま、待ってて! 私今日お昼食べてないから! 私の分食べていいわ!」
真姫「エリー……違うの、これは……」
絵里「お弁当といってもおにぎりだけど……花陽、好きよね?」スチャ
8人『!!!!!!!』
ことり「そ、そのお弁当袋は!! 花陽ちゃんと同じの!!」
絵里「え、えぇ……丈夫だし、亜里沙のとお揃いで使ってて……」
希「中身おにぎりって! ま、まさか!!」
絵里「た、大したものじゃないわよ……冷ご飯で握ってきた適当な…・」ゴロン
絵里「って、アレ? これ、私の握ったおにぎりじゃない。大きッ!」
花陽「……ぁ、ぁぁ……ぁぁぁぁ……」クンクン
花陽「花陽のおにぎりですぅぅぅ!!!!!」
凛・真姫「なぁぁぁにぃぃぃぃ!!!!!!」
絵里「花陽! どうしたの! 泣きはらして・・・お、お腹すいてるの!?」
凛「絵里ちゃんそうじゃなくて……」
絵里「ま、待ってて! 私今日お昼食べてないから! 私の分食べていいわ!」
真姫「エリー……違うの、これは……」
絵里「お弁当といってもおにぎりだけど……花陽、好きよね?」スチャ
8人『!!!!!!!』
ことり「そ、そのお弁当袋は!! 花陽ちゃんと同じの!!」
絵里「え、えぇ……丈夫だし、亜里沙のとお揃いで使ってて……」
希「中身おにぎりって! ま、まさか!!」
絵里「た、大したものじゃないわよ……冷ご飯で握ってきた適当な…・」ゴロン
絵里「って、アレ? これ、私の握ったおにぎりじゃない。大きッ!」
花陽「……ぁ、ぁぁ……ぁぁぁぁ……」クンクン
花陽「花陽のおにぎりですぅぅぅ!!!!!」
凛・真姫「なぁぁぁにぃぃぃぃ!!!!!!」
88: 2015/11/21(土) 23:22:00.12 ID:BBecTGjz0.net
花陽「お、お……おにぎりさ~ん!」ムギュ
絵里「え? え? 何? なになに?」
凛「なんでもいいにゃ! 愛してるにゃぁ絵里ちゅぁぁん!!」
真姫「キスして! お願いキスして絵里ぃぃっぃ!!!」ムギュウ
絵里「ちょっとホントになんなのよ! どうしたの!」
穂乃果「どうしてはこっちだよ! どうして花陽ちゃんのおにぎりが絵里ちゃんのところに!」
希「奇跡やぁ! スピリチュアルやぁ!」
にこ「なにがどうなってるのよぉ!」
ことり「よかったね! よかったね花陽ちゃん!」
海未「絵里! なにか心当たりはないんですか!?」
絵里「そ、そんなこと言っても、なにがなんだか……」
花陽「……はッ! まさかあの時……」
絵里「え? え? 何? なになに?」
凛「なんでもいいにゃ! 愛してるにゃぁ絵里ちゅぁぁん!!」
真姫「キスして! お願いキスして絵里ぃぃっぃ!!!」ムギュウ
絵里「ちょっとホントになんなのよ! どうしたの!」
穂乃果「どうしてはこっちだよ! どうして花陽ちゃんのおにぎりが絵里ちゃんのところに!」
希「奇跡やぁ! スピリチュアルやぁ!」
にこ「なにがどうなってるのよぉ!」
ことり「よかったね! よかったね花陽ちゃん!」
海未「絵里! なにか心当たりはないんですか!?」
絵里「そ、そんなこと言っても、なにがなんだか……」
花陽「……はッ! まさかあの時……」
90: 2015/11/21(土) 23:28:49.77 ID:BBecTGjz0.net
~ 回想 ~
― 早朝・とある見通しの悪い角 ー
絵里「あぁん! エリチカのバカバカ! 寝坊しちゃうなんてサイテー!」ダダダダダ
花陽「はぁん! おにぎりの感動で失神してたら遅刻ギリギリですぅ!」ダダダダダ
……ゴチンッ!
絵里「きゃぁ!」ドタ
花陽「ぴぎゃぁ!」ドタ
……バサバサバサ
絵里「え…は、花陽? ごめんなさい!」
花陽「え、絵里ちゃん? ご、ごめんなさい! 大丈夫!?」
絵里「えぇ、花陽もケガない? あぁ・・・荷物がぐちゃぐちゃね」ヒョイヒョイ
花陽「は、花陽は大丈夫です! わ、私のも散らばっちゃってる」ヒョイヒョイ
絵里(ああ、お弁当まで…)ッス
花陽(ああ、おにぎりさんごめんなさい…)ッス
絵里「だいじょうぶ? 花陽」
花陽「うん! 早く行こう! みんな怒ってるかも!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
花陽「あの時!!」
希「そんなことがあったんかぁぁぃぃ!!」
にこ「言いなさいよ! それほどの出来事トモダチなら話しなさいよ!!」
絵里「え? だって……え? えぇぇ!!」
― 早朝・とある見通しの悪い角 ー
絵里「あぁん! エリチカのバカバカ! 寝坊しちゃうなんてサイテー!」ダダダダダ
花陽「はぁん! おにぎりの感動で失神してたら遅刻ギリギリですぅ!」ダダダダダ
……ゴチンッ!
絵里「きゃぁ!」ドタ
花陽「ぴぎゃぁ!」ドタ
……バサバサバサ
絵里「え…は、花陽? ごめんなさい!」
花陽「え、絵里ちゃん? ご、ごめんなさい! 大丈夫!?」
絵里「えぇ、花陽もケガない? あぁ・・・荷物がぐちゃぐちゃね」ヒョイヒョイ
花陽「は、花陽は大丈夫です! わ、私のも散らばっちゃってる」ヒョイヒョイ
絵里(ああ、お弁当まで…)ッス
花陽(ああ、おにぎりさんごめんなさい…)ッス
絵里「だいじょうぶ? 花陽」
花陽「うん! 早く行こう! みんな怒ってるかも!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
花陽「あの時!!」
希「そんなことがあったんかぁぁぃぃ!!」
にこ「言いなさいよ! それほどの出来事トモダチなら話しなさいよ!!」
絵里「え? だって……え? えぇぇ!!」
91: 2015/11/21(土) 23:33:57.73 ID:BBecTGjz0.net
穂乃果「もぉぉ!!! みんな! 取りあえず絵里ちゃんを胴上げだよ!!」
凛「エリチカばんざ~い!!」ワッショーイ
真姫「ハラショー! ハラショーよ!」ワッショーイ
ことり「絵里ちゃんかっこぃぃ!!」ワッショーイ
希「やるときはやる子と信じてたんよ!」ワッショーイ
にこ「ホントにもう! にこより目立つのは今日だけなんだから!」ワッショーイ
絵里「きゃぁぁ!! なんで! なんでぇ!? 誰か説明してぇ!」ピョーン
海未「ちょっと…あまりはしゃぎ過ぎたら……」
……ツルッ
7人『あッ……』
絵里「ひぎゃぶッ!」ドシーン
凛「エリチカばんざ~い!!」ワッショーイ
真姫「ハラショー! ハラショーよ!」ワッショーイ
ことり「絵里ちゃんかっこぃぃ!!」ワッショーイ
希「やるときはやる子と信じてたんよ!」ワッショーイ
にこ「ホントにもう! にこより目立つのは今日だけなんだから!」ワッショーイ
絵里「きゃぁぁ!! なんで! なんでぇ!? 誰か説明してぇ!」ピョーン
海未「ちょっと…あまりはしゃぎ過ぎたら……」
……ツルッ
7人『あッ……』
絵里「ひぎゃぶッ!」ドシーン
92: 2015/11/21(土) 23:37:33.58 ID:BBecTGjz0.net
一同『………』
凛「・・・」
真姫「・・・」
花陽「・・・」
凛「かよちん、おにぎりは?」
花陽「もちろん花陽が持ってるよ?」
真姫「さすがかよちんね!」
穂乃果「なんだほっとしたぁ……」
にこ「ヒヤヒヤさせないでよねもぅ……」
希「ホンマに今のは寿命が縮んだんよ……」
ことり「ちゅんちゅん、ふざけすぎちゃダメだね!」
海未「だから言ってるのに……本当にもう……」
絵里「あの、痛い……痛いんですけど……誰か……」
凛「・・・」
真姫「・・・」
花陽「・・・」
凛「かよちん、おにぎりは?」
花陽「もちろん花陽が持ってるよ?」
真姫「さすがかよちんね!」
穂乃果「なんだほっとしたぁ……」
にこ「ヒヤヒヤさせないでよねもぅ……」
希「ホンマに今のは寿命が縮んだんよ……」
ことり「ちゅんちゅん、ふざけすぎちゃダメだね!」
海未「だから言ってるのに……本当にもう……」
絵里「あの、痛い……痛いんですけど……誰か……」
93: 2015/11/21(土) 23:42:00.82 ID:BBecTGjz0.net
~ 数日後 ~
……チーン
『絵里ちゃんのおにぎりの墓』
花陽「……」
凛「……」ナムナム
真姫「……嫌な事件だったわね」
絵里「いや、だからね? 残り物のの冷ご飯を適当に握ったやつだからそんなに……」
花陽「ううん、いいの……もういいの、絵里ちゃん……」
絵里「なんなのよもぉ……」チカァ
にこ「花陽、凛、真姫ちゃん、絵里……行くわよ」
花陽「うん、にこちゃん……」
凛「行こう、かよちん!」ギュッ
花陽「うん、凛ちゃん……真姫ちゃんも!」ギュッ
真姫「えぇ!」ギュッ
にこ「もうみんな待ってるんだから、早くしなさい!」
凛・真姫・花陽「「「は~~い!!」」」
……チーン
『絵里ちゃんのおにぎりの墓』
花陽「……」
凛「……」ナムナム
真姫「……嫌な事件だったわね」
絵里「いや、だからね? 残り物のの冷ご飯を適当に握ったやつだからそんなに……」
花陽「ううん、いいの……もういいの、絵里ちゃん……」
絵里「なんなのよもぉ……」チカァ
にこ「花陽、凛、真姫ちゃん、絵里……行くわよ」
花陽「うん、にこちゃん……」
凛「行こう、かよちん!」ギュッ
花陽「うん、凛ちゃん……真姫ちゃんも!」ギュッ
真姫「えぇ!」ギュッ
にこ「もうみんな待ってるんだから、早くしなさい!」
凛・真姫・花陽「「「は~~い!!」」」
94: 2015/11/21(土) 23:48:56.40 ID:BBecTGjz0.net
― 六本木の料亭 ー
穂乃果「あぁ! 希ちゃんが穂乃果のカルビ取ったァ!」
希「早いもの勝ちやで穂乃果ちゃん!」モグモグ
あんじゅ「何故六本木の料亭で? なぜμ'sと? なぜおにぎりパーティ?」
英玲奈「まぁ、いいんじゃないか? ツバサも楽しんでるようだし」
ツバサ「穂乃果さん! カルビならこっちに・・・半分こしましょ?」ハァハァ
ことり「穂乃果ちゃ~ん、こっちおいで? チチチチ」
海未「そこ! 大人しくしていなさい!!」
にこ「チビ達にも持って帰るにこ」ヒョイヒョイ
絵里「包んでもらえるから! タッパーはやめなさいにこ!」
真姫「かよちん、お腹いっぱい食べてね?」
花陽「もう幸せでお腹いっぱいすぅ……」
凛「よかったね! かよちん!」
終わる
穂乃果「あぁ! 希ちゃんが穂乃果のカルビ取ったァ!」
希「早いもの勝ちやで穂乃果ちゃん!」モグモグ
あんじゅ「何故六本木の料亭で? なぜμ'sと? なぜおにぎりパーティ?」
英玲奈「まぁ、いいんじゃないか? ツバサも楽しんでるようだし」
ツバサ「穂乃果さん! カルビならこっちに・・・半分こしましょ?」ハァハァ
ことり「穂乃果ちゃ~ん、こっちおいで? チチチチ」
海未「そこ! 大人しくしていなさい!!」
にこ「チビ達にも持って帰るにこ」ヒョイヒョイ
絵里「包んでもらえるから! タッパーはやめなさいにこ!」
真姫「かよちん、お腹いっぱい食べてね?」
花陽「もう幸せでお腹いっぱいすぅ……」
凛「よかったね! かよちん!」
終わる
97: 2015/11/22(日) 00:09:30.24 ID:VQnXnSzNd.net
面白かった
乙です
乙です
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります