>>31
おけ！

千砂都「それですみれちゃんがどうしたの？」

可可「なにかあったわけではありませんが、ここ最近忙しくてあまり一緒にいられないことが多いです」

かのん「なんか付き合って一年くらいたったカップルみたいだね」

可可「！？」

可可「か・の・ん〜！！」

かのん「ご、ごめんってもう余計なこと言わないから」

千砂都「それで？」

可可「だから少し一緒に過ごしたいのですがどう言えばいいかと…」ﾑｽｯ

かのん　千砂都「…」ｷｭﾝ

千砂都「なんだかすごく可愛いね、可可ちゃん」ｺｿｺｿ

かのん「うん。いつもすみれちゃんにツンツンしてるから余計に」ｺｿｺｿ

かのん「直接言うのが恥ずかしいなら遠回りに言ってみるのはどう？」

可可「例えばどんなです？」

かのん「そうだなぁ。いつも可可ちゃんが言ってる感じで今度暇なら遊んでやってもいいです！みたいな」

可可「ククいつもいつも恥ずかしがって偉そうに言ってしまいますがたまには普通に気持ちを伝えたいです」ｶｱｧ

かのん　千砂都（か、可愛い！）ｷｭﾝ

千砂都「なら縦読みしたら意味が伝わるとか暗号的なものとかは？」

かのん「それを何気なく私たちが伝えればすみれちゃんにも理解できるしね」

可可「暗号ですか…なら」ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ

ピコン

可可「送りました//」ｶｱｧ

かのん「なんて送ったの？」

可可「….」ｽｯ

『5201314』

可可「これなら意味は伝わらないはずです」

千砂都「えぇっと」ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ

千砂都「一生愛してますだって」

可可「！？どうしてわかるのですか？！」

千砂都「えっ？調べたら普通に出てくるけど？」

可可「ま、まずいですクク血迷ってとんでもないことを送ってしまったです！」

かのん「だ、大丈夫だよ！メッセージ取り消し機能があるから！」

『5201314』既読

かのん「あ、既読ついちゃった⭐︎」

可可「終わりましたー！！」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ピコン
すみれ「ん？」

恋「どうしました？すみれさん」

すみれ「いや、可可からわけのわからないLINEがきたんだけど」

メイ「可可先輩から？どんなだ？」

『5201314』

恋「数字？」

メイ「四季わかるか？」

四季「さぁ。でも調べればいい」ﾀﾌﾟﾀﾌﾟ

四季「出てきた」

すみれ「どれどれ」

『5201314』中国語であなたを愛していますという意味

すみれ「…」

メイ「…」

四季「…」

恋「…まぁ！」

すみれ「どうしたのったらどうしたのよ！！」

すみれ「あの可可が！こんなの送ってくるなんて！！」

メイ「推しが推しに告白…！しかも私の目の前で」

すみれ「なに感動してるのよ！」

すみれ「本当にどうしたのよ！あの子がこんなの送るなんて！きっと誰かと間違えたのね！」

四季「それは可能性が低いのでは…」

すみれ「なんでよ！」

四季「可可先輩の性格から考えるに恐らくこれは普段素直になれずなおかつこの意味を知らない人に送るはず。もし他のLiella！メンバーならこんなLINEはしてこないし意味がわかる中国の誰かというのも考えづらい。すみれ先輩へのメッセージで間違いないはず」

メイ「四季の言う通りだぜ！」

すみれ「でもなんで急に？」

恋「さぁ？」

恋「本人に聞いてみるのが一番では？」

すみれ「さっ流石にそんなこと…」

メイ「でも明日以降になるのもなんだか気まずくないか？」

すみれ「…たしかに。」

すみれ「じゃあ、今から電話で聞いてみるわ」ｽｯ

メイ　四季（ここで！？）

メイ（むしろいいか！）

プルプルプル　プルプルプル　プルプルプル　ガチァ

プルプル

可可「わっ！すみれから電話がかかってきました！」

かのん「チャンスだよ！可可ちゃん！電話なら気持ちを伝えれるはずだよ！」

可可「しかし、お店の迷惑に…」

かのん「大丈夫！今お客さんいないから！ほら！早く出てあげて！」

可可「は、はい！」

可可「も、もしもし。すみれ？」

すみれ『もしもし。急にごめんなさい』

可可「いえ。大丈夫です。」

可可「……」

すみれ『……』

すみれ　可可　「『あの！』」

すみれ　可可　「『！！』」

すみれ『ご、ごめんなさい。可可からどうぞ』

可可「いえ、電話をかけてきたのはすみれですのですみれに譲ります」

すみれ『そ、そう。ありがと。そのさっきのLINEあれは私に向けてでよかった？』

可可「はい。」

すみれ『そ、そっか。』

可可「意味は知っているのですか？」

すみれ『ええ。』

可可「そ…でしたか」

可可「迷惑でしたか？」

すみれ『はぁ！？そんなわけないでしょ』

可可「それにしては元気がないようでしたので」

すみれ『いや、信じられないというか。あの可可が』

可可「なっ！ククのことなんだと思っているのですか？！」

すみれ『ふふっごめんなさい』

すみれ『ねぇ可可』

可可「なんです？」

すみれ『さっきのLINE 意味言ってくれない？』

可可「な！なんでです！意味は知っていると言ってたではありませんか！」

すみれ『可可の口から聞きたいの。お願い』

可可「くぅ〜ー//」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

可可「あなたを一生愛しています//」ｶｱｧ

可可「これで満足ですか！//」ｶｱｧ

すみれ『ええ。ありがと』

すみれ『ねぇ可可』

可可「今度は何です？」

すみれ『今夜可可の家に行ってもいい？』

可可「な！？」

すみれ『可可に会いたいの。だめ？』

可可「だめ…じゃないです…」

すみれ『あ、ありがとう！じゃあまた後でね』

可可「はい」

ピコン

可可「…ふぅ」ﾊｯ

かのん「…」ﾆﾔﾆﾔ

千砂都「…」ﾆﾀﾆﾀ

可可「…2人の存在を忘れて話に夢中になってしまったククに非がありますがその顔はやめてください」

かのん「ごめんごめん笑　でもよかったね。気持ちを伝えられて！」

可可「はいです。かのんたちのおかけです」

千砂都「それじゃあ、早めに帰ったほうがいいんじゃない？すみれちゃんくるんでしょ？」

可可「そうですね。それでは失礼します」

かのん「じゃあねー可可ちゃん。夜はご近所迷惑にならないようにねー」ﾆﾔﾆﾔ

千砂都「ほどほどにねー」ﾆﾔﾆﾔ

可可「そ！そういうのではありませっん！！」

すみれ「…」ﾆﾔﾆﾔ

メイ「すみれ先輩。顔ニヤけてるぞ」

すみれ「！べっ別ににやけてないわよ！」

四季「すごく締まりのない顔してた」

すみれ「うっうるさいわね！あんただってメイに可愛いって言われたらだらしない顔になってるわよ」

四季「！？」

恋「まぁまぁすみれさん。よかったですね。可可さんのお気持ちをきけて」

すみれ「えぇ。ありがとう。それじゃあ私そろそろかえるわね」

恋「はい。ではまた明日」

メイ　四季「お疲れ様でした」

夜

ピンポーン

ガチャ

可可「来たですか」

すみれ「言ったでしょ。来るって」

可可「とりあえず上がってください」

すみれ「ありがと。お邪魔します」

可可「…」

すみれ「…」

可可「すみれ」

すみれ「ん？」

可可「…ン」

すみれ（可可が自分からハグを求めてくるなんて！すご可愛い）ｷｭﾝ

すみれ「…」ｷﾞｭ

可可「ンフフ」ｽﾘｽﾘ

すみれ（可愛すぎる…！）

すみれ（もう無理！）ﾌﾟﾁﾝ

すみれ「可可！！」ｶﾞﾊﾞｯ

可可「わっ！」ﾎﾞﾌｯ

可可「なっなんですか♡」

すみれ「いい？」

可可「なにがいいかわかりませんがすみれの好きにするといいです」ｷｭ

すみれ（目を瞑って…可愛い…）

すみれ「じゃあお言葉に甘えて…」

チュッ

すみれ「…」

可可「…」

可可（すみれとキスしてしまいました。でももっともっとしたいです…）

可可「…すみれぇ♡もっとしてほしいです♡」

すみれ「…」ﾌﾟﾁﾝ

すみれ「クゥクゥ♡クゥクゥ♡…んっチュッ…ハァ…んちゅ♡…ぷはっ…」

可可「すみれぇ♡んっ…ぷは…んっ//チュ…んっ！はっ！ハァ…//」

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翌朝

すみれ「…」ｽﾔｽﾔ

可可「…まったく。昨日は好き勝手してくれましたね。これくらいは許してほしいです」

チュッ

可可「ふふっ。これですみれはククのものです♡」

可可「…すみれ。我爱你❤」

おしまい

最後まで書いてくれてありがとう！！
凄く良かった