1: 2011/11/27(日) 23:16:07.25 ID:N9x8bras0
さやか「恭介!」
恭介「やあ、さやか」
さやか「どうしたの!?何で立ってるの!?足は!?」
恭介「まあ落ち着いてよ。朝起きたらどういうわけか治ってたんだよ」
さやか「・・・ホントに、もうなんともないんだね?」
恭介「うん、この通り手も完璧さ」
さやか「・・・やったああ!やったよきょーすけー!!」
恭介「やあ、さやか」
さやか「どうしたの!?何で立ってるの!?足は!?」
恭介「まあ落ち着いてよ。朝起きたらどういうわけか治ってたんだよ」
さやか「・・・ホントに、もうなんともないんだね?」
恭介「うん、この通り手も完璧さ」
さやか「・・・やったああ!やったよきょーすけー!!」
2: 2011/11/27(日) 23:18:12.39 ID:N9x8bras0
仁美「まあ、上条さん治りましたの?」
さやか「うん!でももうしばらくは検査入院だってさ」
さやか「いきなり治ったんだから逆に心配だよね~」
まどか「よかったね、さやかちゃん」
さやか「ホントだよー」
さやか「うん!でももうしばらくは検査入院だってさ」
さやか「いきなり治ったんだから逆に心配だよね~」
まどか「よかったね、さやかちゃん」
さやか「ホントだよー」
3: 2011/11/27(日) 23:20:06.79 ID:N9x8bras0
さやか「まどか、このあとCDショップ寄っていい?」
まどか「いいけど、また上条くん?」
さやか「そう、完治祝いに奮発してDVDでも買ってあげようと思ってさ!」
まどか「そうだね、きっと喜ぶよ」
さやか「誰の指揮が好きなんだろう」
まどか「いいけど、また上条くん?」
さやか「そう、完治祝いに奮発してDVDでも買ってあげようと思ってさ!」
まどか「そうだね、きっと喜ぶよ」
さやか「誰の指揮が好きなんだろう」
4: 2011/11/27(日) 23:21:21.16 ID:N9x8bras0
(助けて!まどか!)
まどか「誰?誰なの?」トトト
さやか「うん、この人にしよう!」
さやか「まどかー」
さやか「・・・まどか?」
まどか「誰?誰なの?」トトト
さやか「うん、この人にしよう!」
さやか「まどかー」
さやか「・・・まどか?」
5: 2011/11/27(日) 23:23:25.11 ID:N9x8bras0
まどか「やめて!ほむらちゃん!」
さやか「まどか、こっち!」ブシュウウウゥゥ
まどか「さやかちゃん!」
ほむら「くっ・・・!」
さやか「何なんだよアイツー!」
まどか「あれ・・・?ここどこ?」
さやか「!」
さやか「何よコレ・・・」
さやか「まどか、こっち!」ブシュウウウゥゥ
まどか「さやかちゃん!」
ほむら「くっ・・・!」
さやか「何なんだよアイツー!」
まどか「あれ・・・?ここどこ?」
さやか「!」
さやか「何よコレ・・・」
6: 2011/11/27(日) 23:25:47.08 ID:N9x8bras0
「危ない所だったわね」バンッ!バンッ!
さやか「え?」
まどか「あなたは?」
マミ「私は巴マミ、見滝原の3年生よ」
マミ「それと・・・」チラッ
ほむら「わたしが用があるのはそこの2人よ」
マミ「飲み込みが悪いわね、見逃してあげるって言ってるの」
さやか「え?」
まどか「あなたは?」
マミ「私は巴マミ、見滝原の3年生よ」
マミ「それと・・・」チラッ
ほむら「わたしが用があるのはそこの2人よ」
マミ「飲み込みが悪いわね、見逃してあげるって言ってるの」
7: 2011/11/27(日) 23:27:46.32 ID:N9x8bras0
~薔薇園の魔女戦~
マミ「ティロ・フィナーレ」ズドンッ!
さやか「勝ったの?」
まどか「すごい・・・!」
さやか「やっぱりマミさんはかっこいいねー」
まどか「うん、憧れちゃう」
さやか(私も、マミさんと一緒に戦いたい!)
マミ「ティロ・フィナーレ」ズドンッ!
さやか「勝ったの?」
まどか「すごい・・・!」
さやか「やっぱりマミさんはかっこいいねー」
まどか「うん、憧れちゃう」
さやか(私も、マミさんと一緒に戦いたい!)
9: 2011/11/27(日) 23:30:04.29 ID:N9x8bras0
QB「よんだかい?さやか」
さやか「うん、QB、私と契約してよ」
QB「構わないけど、君は何を願うんだい?」
さやか「私もマミさんみたいに何かを守りたい」
さやか「その為の力が欲しい!」
QB「君の願いはエントロピーを凌駕したよ!」
さやか「うん、QB、私と契約してよ」
QB「構わないけど、君は何を願うんだい?」
さやか「私もマミさんみたいに何かを守りたい」
さやか「その為の力が欲しい!」
QB「君の願いはエントロピーを凌駕したよ!」
10: 2011/11/27(日) 23:32:13.50 ID:N9x8bras0
さやか「恭介!げんき?」
恭介「さやか、うん、何ともないってば」
さやか「よかったよかった!はい、お祝い」
恭介「うわあ!僕この人の指揮大好きなんだ、ありがとう!」
さやか「いやいや、どういたしまして」
恭介「さやか、うん、何ともないってば」
さやか「よかったよかった!はい、お祝い」
恭介「うわあ!僕この人の指揮大好きなんだ、ありがとう!」
さやか「いやいや、どういたしまして」
13: 2011/11/27(日) 23:34:59.75 ID:N9x8bras0
さやか「恭介もそろそろ退院できそうで何よりだよ」
さやか「ん?これって・・・グリーフシード?」
QB「孵化しかかってるみたいだね」
さやか(まだ一人で魔女退治は心配だな)
さやか「まどかに電話して・・・」ピポパ
まどか『もしもし?』
さやか「まどか!グリーフシードが孵化しそうなの!マミさんと一緒に病院に来て!」
まどか『わかったよ!』
さやか「ん?これって・・・グリーフシード?」
QB「孵化しかかってるみたいだね」
さやか(まだ一人で魔女退治は心配だな)
さやか「まどかに電話して・・・」ピポパ
まどか『もしもし?』
さやか「まどか!グリーフシードが孵化しそうなの!マミさんと一緒に病院に来て!」
まどか『わかったよ!』
15: 2011/11/27(日) 23:36:47.65 ID:N9x8bras0
マミ「ここね」
まどか「はい、たぶん」
マミ「私から離れないでね」シュン
恭介「ここはどこだろう?」
恭介「さっきまでは確かに病室にいたはずなのに」
恭介(もしかして、ここが・・・?)
まどか「はい、たぶん」
マミ「私から離れないでね」シュン
恭介「ここはどこだろう?」
恭介「さっきまでは確かに病室にいたはずなのに」
恭介(もしかして、ここが・・・?)
16: 2011/11/27(日) 23:38:35.27 ID:N9x8bras0
まどか「えぇ~!さやかちゃん契約したの!?」
さやか「えへへ、まあね」
マミ「まったく、もっとよく考えてからにすればいいものを」
まどか「私も、この戦いが終わったら契約しようかな」
マミ「後悔のない選択をしなさいね」
まどか「はーい」
さやか「えへへ、まあね」
マミ「まったく、もっとよく考えてからにすればいいものを」
まどか「私も、この戦いが終わったら契約しようかな」
マミ「後悔のない選択をしなさいね」
まどか「はーい」
17: 2011/11/27(日) 23:40:51.37 ID:N9x8bras0
ほむら「巴マミ、こいつは私が狩るわ」
マミ「二度と私の前に現れないでって行ったわよね?」シュルシュル
ほむら「くっ!こんなことをしている場合じゃないのよ」
マミ「行きましょう」
まどか(ほむらちゃん、ゴメンね)
マミ「二度と私の前に現れないでって行ったわよね?」シュルシュル
ほむら「くっ!こんなことをしている場合じゃないのよ」
マミ「行きましょう」
まどか(ほむらちゃん、ゴメンね)
18: 2011/11/27(日) 23:42:20.66 ID:N9x8bras0
QB「もうすぐ結界の最深部だ」
QB「・・・ん?」
マミ「どうしたの?QB」
QB「おかしいな、奥から魔法少女の気配がするよ」
さやか「転校生のお仲間かもね」
マミ「そうかしら」
QB「・・・ん?」
マミ「どうしたの?QB」
QB「おかしいな、奥から魔法少女の気配がするよ」
さやか「転校生のお仲間かもね」
マミ「そうかしら」
20: 2011/11/27(日) 23:44:49.33 ID:N9x8bras0
QB「ここだよ」
さやか「とう!さやかちゃんが1番のり!」
マミ「落ち着きなさい、美樹さん」
さやか「わかってます・・・って、えっ?恭介?」
恭介「さやか!?その格好は・・・まさかっ」
さやか「どうして恭介が、こんなところに・・・?」
恭介「うそだ・・・早すぎる・・・!!」
―――
――
―
さやか「とう!さやかちゃんが1番のり!」
マミ「落ち着きなさい、美樹さん」
さやか「わかってます・・・って、えっ?恭介?」
恭介「さやか!?その格好は・・・まさかっ」
さやか「どうして恭介が、こんなところに・・・?」
恭介「うそだ・・・早すぎる・・・!!」
―――
――
―
21: 2011/11/27(日) 23:48:31.10 ID:N9x8bras0
QB「信じられないよ、男である君に魔法少女の才能があるなんて」
恭介「魔法・・・少女・・・?」
QB「そうさ、君の願い事をひとつ、何でも叶えてあげるかわりに、魔女と戦ってもらう」
恭介「そんなものを信じろって?」
QB「現にぼくがこうやっているわけだし」
QB「そうだね、身近なところで例を挙げるなら・・・」
QB「美樹さやかがそうだったよ」
恭介「さやかが!?」
恭介「魔法・・・少女・・・?」
QB「そうさ、君の願い事をひとつ、何でも叶えてあげるかわりに、魔女と戦ってもらう」
恭介「そんなものを信じろって?」
QB「現にぼくがこうやっているわけだし」
QB「そうだね、身近なところで例を挙げるなら・・・」
QB「美樹さやかがそうだったよ」
恭介「さやかが!?」
22: 2011/11/27(日) 23:50:11.20 ID:N9x8bras0
QB「さやかは魔法少女になって、魔女に敗れて氏んだ」
恭介「そんな・・・どうして魔法少女なんかに・・・?」
QB「・・・」
QB「美樹さやかの願いは、上条恭介、君の腕を治すことだった」
恭介「!?」
恭介「そんな・・・どうして魔法少女なんかに・・・?」
QB「・・・」
QB「美樹さやかの願いは、上条恭介、君の腕を治すことだった」
恭介「!?」
23: 2011/11/27(日) 23:52:33.99 ID:N9x8bras0
恭介「そんなっ、それじゃあ僕がさやかを頃したようなものじゃないか!」
QB「それは違うんじゃないかな」
恭介「何も違わない!!」
恭介「・・・ねえ」
恭介「願いはなんだっていいのかい?」
QB「うん、何だって叶えてあげるよ」
恭介「・・・僕は――」
QB「それは違うんじゃないかな」
恭介「何も違わない!!」
恭介「・・・ねえ」
恭介「願いはなんだっていいのかい?」
QB「うん、何だって叶えてあげるよ」
恭介「・・・僕は――」
24: 2011/11/27(日) 23:54:17.18 ID:N9x8bras0
―
――
―――
恭介「・・・んっ」
恭介「また、ここか・・・」
恭介(さっきは魔法で手足を治したから、あのタイミングでさやかが魔法少女になったんだ)
恭介(だったらこのままで・・・)
――
―――
恭介「・・・んっ」
恭介「また、ここか・・・」
恭介(さっきは魔法で手足を治したから、あのタイミングでさやかが魔法少女になったんだ)
恭介(だったらこのままで・・・)
26: 2011/11/27(日) 23:56:02.87 ID:N9x8bras0
さやか「恭介ー」
恭介「やあ、さやか」
さやか「調子、どう?」
恭介「まあまあかな、でもリハビリが順調なんだ」
さやか「そう、よかった」
さやか「ハイ、コレ」
恭介「いつも悪いね」
さやか「ううん、気にしないで」
恭介「やあ、さやか」
さやか「調子、どう?」
恭介「まあまあかな、でもリハビリが順調なんだ」
さやか「そう、よかった」
さやか「ハイ、コレ」
恭介「いつも悪いね」
さやか「ううん、気にしないで」
27: 2011/11/27(日) 23:57:58.68 ID:N9x8bras0
恭介「さやかも一緒に聴くかい?」
さやか「え?いいのかな・・・」
恭介「いいんだよ、僕がそうして欲しいんだ」
さやか「あ、じゃあ」
恭介(さやか・・・必ず、必ず守るから・・・)
さやか「え?いいのかな・・・」
恭介「いいんだよ、僕がそうして欲しいんだ」
さやか「あ、じゃあ」
恭介(さやか・・・必ず、必ず守るから・・・)
28: 2011/11/28(月) 00:00:37.40 ID:P2n9lbJ00
恭介「さやかが契約しないためにはどうすればいいんだろう」
恭介「QBに言っておく?」
恭介「うーん」
恭介「とにかく、最初と同じに振舞っていれば、もうしばらくで契約してしまうんだ・・・」
恭介「明日も来てくれるはず、その時にでも・・・」
恭介「・・・さやかを安心させてあげないと」
恭介「QBに言っておく?」
恭介「うーん」
恭介「とにかく、最初と同じに振舞っていれば、もうしばらくで契約してしまうんだ・・・」
恭介「明日も来てくれるはず、その時にでも・・・」
恭介「・・・さやかを安心させてあげないと」
29: 2011/11/28(月) 00:02:38.87 ID:P2n9lbJ00
さやか「恭介、喜んでたな~」
さやか「でもさ、やっぱり弾けないのに聴くのって、つらいんじゃないかな」
さやか「私も学校いけないのに友達の話されるの、つらいからなー」
さやか「・・・QBと契約すれば、恭介の腕、治るよね」
さやか「そしたらきっと、今よりもっと・・・」
さやか「でもさ、やっぱり弾けないのに聴くのって、つらいんじゃないかな」
さやか「私も学校いけないのに友達の話されるの、つらいからなー」
さやか「・・・QBと契約すれば、恭介の腕、治るよね」
さやか「そしたらきっと、今よりもっと・・・」
30: 2011/11/28(月) 00:04:38.90 ID:P2n9lbJ00
~翌日~
恭介「ふあぁ・・・ん?」
恭介「ど、どうして・・・?」
恭介「腕が・・・腕が、治ってる・・・」
QB『美樹さやかの願いは、上条恭介、君の腕を治すことだった』
恭介「まさかっ・・・!」
恭介「ふあぁ・・・ん?」
恭介「ど、どうして・・・?」
恭介「腕が・・・腕が、治ってる・・・」
QB『美樹さやかの願いは、上条恭介、君の腕を治すことだった』
恭介「まさかっ・・・!」
31: 2011/11/28(月) 00:07:06.66 ID:P2n9lbJ00
さやか「恭介ー!」
恭介「さやか!」ガタンガタタ
さやか「うわ!ちょっと、まだ歩けないんだから寝てなって!」
恭介「さやか!見てくれ、僕の腕が・・・!」
さやか「あっ!治ってる!やったじゃん!!」
恭介「・・・さやか・・・正直に答えてよ・・・」
恭介「QBと契約したの?」
恭介「さやか!」ガタンガタタ
さやか「うわ!ちょっと、まだ歩けないんだから寝てなって!」
恭介「さやか!見てくれ、僕の腕が・・・!」
さやか「あっ!治ってる!やったじゃん!!」
恭介「・・・さやか・・・正直に答えてよ・・・」
恭介「QBと契約したの?」
34: 2011/11/28(月) 00:10:10.53 ID:P2n9lbJ00
さやか「えっ、ちょ・・・なになに?」
恭介「さやか・・・?」
さやか「や、やだなー!恭介もそーいうキャラだったの?」
さやか「なんだよなんだよー。まどかといい恭介といい、みんな電波さんですか!?」
恭介「さやか・・・」
さやか「・・・うん、したよ。恭介の腕、治してもらったの」
恭介「・・・そうか」
恭介「・・・ごめん」
恭介「さやか・・・?」
さやか「や、やだなー!恭介もそーいうキャラだったの?」
さやか「なんだよなんだよー。まどかといい恭介といい、みんな電波さんですか!?」
恭介「さやか・・・」
さやか「・・・うん、したよ。恭介の腕、治してもらったの」
恭介「・・・そうか」
恭介「・・・ごめん」
36: 2011/11/28(月) 00:11:54.14 ID:P2n9lbJ00
さやか「恭介・・・?」
恭介「ごめん、さやか・・・また、守れなかった」
恭介「助けてあげられなかった・・・」
さやか「きょうすけ?」
さやか「ごめん、さやか・・・ごめん・・・!!」
―――
――
―
恭介「ごめん、さやか・・・また、守れなかった」
恭介「助けてあげられなかった・・・」
さやか「きょうすけ?」
さやか「ごめん、さやか・・・ごめん・・・!!」
―――
――
―
37: 2011/11/28(月) 00:15:08.03 ID:P2n9lbJ00
QB「いいのかい?その願いが叶ったならば」
QB「君は神すらも匙を投げた迷路を繰り返すことになるんだよ」
恭介「かまわないよ。元はといえば僕のせいだから」
恭介「それでさやかが助かるなら」
QB「そうか・・・」
QB「だったら繰り返すといい」
QB「その迷路に終わりがあることを祈ってるよ」
―
――
―――
QB「君は神すらも匙を投げた迷路を繰り返すことになるんだよ」
恭介「かまわないよ。元はといえば僕のせいだから」
恭介「それでさやかが助かるなら」
QB「そうか・・・」
QB「だったら繰り返すといい」
QB「その迷路に終わりがあることを祈ってるよ」
―
――
―――
38: 2011/11/28(月) 00:16:42.89 ID:P2n9lbJ00
恭介「・・・っ!」ガバッ
恭介「・・・ダメだ」
恭介「さやかを助けるには、常にさやかの傍にいないと」
恭介「・・・今度こそ・・・今度こそ」
恭介「・・・ダメだ」
恭介「さやかを助けるには、常にさやかの傍にいないと」
恭介「・・・今度こそ・・・今度こそ」
39: 2011/11/28(月) 00:18:58.04 ID:P2n9lbJ00
さやか「恭介ー」
恭介「やあ、さやか、待ってたよ」
さやか「あれ?うそ!?どうして立ってるの!?」
恭介「今朝起きたら治っていてね」
さやか「じゃあもう退院できるの?」
恭介「うん、もう準備はできてるから行こうか」
さやか「うわー、どうしよー、お祝いの準備できてないよ!」
恭介「やあ、さやか、待ってたよ」
さやか「あれ?うそ!?どうして立ってるの!?」
恭介「今朝起きたら治っていてね」
さやか「じゃあもう退院できるの?」
恭介「うん、もう準備はできてるから行こうか」
さやか「うわー、どうしよー、お祝いの準備できてないよ!」
40: 2011/11/28(月) 00:20:58.52 ID:P2n9lbJ00
恭介「さやか、ちょっとだけ耳をふさいでいてくれるかい?」
さやか「ん?いいけど」ギュッ
看護師「あら?上条くん!?あなたまだ検査入院のはずじゃ」
恭介「ぼくはもう大丈夫ですから、お構いなく」
看護師「お構いなくってそういう問題じゃないのよ!」
恭介「それでは」
さやか「ん?いいけど」ギュッ
看護師「あら?上条くん!?あなたまだ検査入院のはずじゃ」
恭介「ぼくはもう大丈夫ですから、お構いなく」
看護師「お構いなくってそういう問題じゃないのよ!」
恭介「それでは」
41: 2011/11/28(月) 00:23:11.48 ID:P2n9lbJ00
恭介「ねえ、さやか」
さやか「なに?」
恭介「君の家に泊まりたいんだ、いいかな?」
さやか「ちょっちょっ、まって!なんで!」
恭介「いろいろ話したいことがあるんだ、ダメかな?」
さやか「う、ううん、だめじゃない・・・けど」
さやか「なに?」
恭介「君の家に泊まりたいんだ、いいかな?」
さやか「ちょっちょっ、まって!なんで!」
恭介「いろいろ話したいことがあるんだ、ダメかな?」
さやか「う、ううん、だめじゃない・・・けど」
44: 2011/11/28(月) 00:24:58.35 ID:P2n9lbJ00
さやか「おやすみ、きょうすけ」
恭介「おやすみ、さやか」
さやか(さすがに布団はべつだよね)ホッ
恭介(QBがいつくるか分からないから、寝ずの番かな?)
恭介(でも流石に寝てるさやかを起こすほどじゃないよ、な)
恭介「おやすみ、さやか」
さやか(さすがに布団はべつだよね)ホッ
恭介(QBがいつくるか分からないから、寝ずの番かな?)
恭介(でも流石に寝てるさやかを起こすほどじゃないよ、な)
45: 2011/11/28(月) 00:26:21.25 ID:P2n9lbJ00
中沢「上条、もういいのか?」
恭介「うん、心配かけたね」
恭介「この通り、バッチリさ!」
まどか「上条くん、治ったんだね」
さやか「うん」
仁美「・・・」
恭介「うん、心配かけたね」
恭介「この通り、バッチリさ!」
まどか「上条くん、治ったんだね」
さやか「うん」
仁美「・・・」
48: 2011/11/28(月) 00:30:23.72 ID:P2n9lbJ00
仁美「さやかさん、実は上条恭介さんをお慕いしておりましたの」
さやか「え?なにそれ、いやー恭介もスミにおけないな!」
仁美「さやかさんは、私の大切なお友達ですわ」
仁美「抜け駆けや横取りなんて、したくないんですの」スタスタ
さやか「・・・仁美・・・」
さやか「私は、どうなの・・・?」
さやか「私は、私は・・・」
さやか「・・・恭介」タッ
さやか「え?なにそれ、いやー恭介もスミにおけないな!」
仁美「さやかさんは、私の大切なお友達ですわ」
仁美「抜け駆けや横取りなんて、したくないんですの」スタスタ
さやか「・・・仁美・・・」
さやか「私は、どうなの・・・?」
さやか「私は、私は・・・」
さやか「・・・恭介」タッ
49: 2011/11/28(月) 00:33:34.99 ID:P2n9lbJ00
恭介「さやか、どこにいたんだい?」
さやか「恭介、笑わないで聞いて欲しいんだけどさ・・・」
恭介「なんだい?」
さやか「私、私ね、恭介のことが好き」
さやか「幼馴染としてじゃなくて、もちろん友達としてでもない」
さやか「1人の女の子として、私は恭介のことが好きなの!」
さやか「だから、だから・・・」
恭介「ありがとう、さやか」ギュッ
さやか「あ・・・」
恭介「僕も、さやかの事が好きだよ」
さやか「恭介、笑わないで聞いて欲しいんだけどさ・・・」
恭介「なんだい?」
さやか「私、私ね、恭介のことが好き」
さやか「幼馴染としてじゃなくて、もちろん友達としてでもない」
さやか「1人の女の子として、私は恭介のことが好きなの!」
さやか「だから、だから・・・」
恭介「ありがとう、さやか」ギュッ
さやか「あ・・・」
恭介「僕も、さやかの事が好きだよ」
50: 2011/11/28(月) 00:35:41.85 ID:P2n9lbJ00
仁美「・・・はあ」
仁美「やっぱり、こうなるんですのね」
仁美「・・・グスッ」
仁美「・・・お二人とも、幸せそうですわね」
仁美「これでよかったんですわ」
仁美「あそこは、上条さんの隣は、さやかさんこそふさわしいのです」
仁美「・・・強くなるんですわ、私」
仁美「やっぱり、こうなるんですのね」
仁美「・・・グスッ」
仁美「・・・お二人とも、幸せそうですわね」
仁美「これでよかったんですわ」
仁美「あそこは、上条さんの隣は、さやかさんこそふさわしいのです」
仁美「・・・強くなるんですわ、私」
51: 2011/11/28(月) 00:39:31.12 ID:P2n9lbJ00
QB「上条恭介、君が魔法少女だなんて驚きだね」
恭介「そうかい、言っておくけど、さやかとは契約させないからね」
QB「その心配はいらないよ。今の美樹さやかからは全く素質が感じられないからね」
恭介「・・・よかった」
恭介「それで、何のようだい?」
QB「ワルプルギスがそろそろ来るよ」
恭介「ワルプルギス?」
QB「大型の魔女さ。倒せれば見滝原は平和になるだろう」
QB「倒せれば、ね」
恭介「そうかい、言っておくけど、さやかとは契約させないからね」
QB「その心配はいらないよ。今の美樹さやかからは全く素質が感じられないからね」
恭介「・・・よかった」
恭介「それで、何のようだい?」
QB「ワルプルギスがそろそろ来るよ」
恭介「ワルプルギス?」
QB「大型の魔女さ。倒せれば見滝原は平和になるだろう」
QB「倒せれば、ね」
52: 2011/11/28(月) 00:42:16.93 ID:P2n9lbJ00
マミ「それじゃあ作戦会議を始めましょうか」
ほむら「納得いかないけど、そうするしかないわね。時間が無いわ」
マミ「あなたの能力はなにかしら?」
恭介「僕の能力は――」
ほむら「時間干渉、でしょう?あなたは私と同じにおいがするわ」
恭介「・・・たぶん」
ほむら「納得いかないけど、そうするしかないわね。時間が無いわ」
マミ「あなたの能力はなにかしら?」
恭介「僕の能力は――」
ほむら「時間干渉、でしょう?あなたは私と同じにおいがするわ」
恭介「・・・たぶん」
53: 2011/11/28(月) 00:44:10.84 ID:P2n9lbJ00
さやか「すごい台風だね。こういうのスーパーセルって言うんだよね」
恭介「うん、そうだね」
さやか「さすがに体育館が壊れたりはしないよねー」アハハ
恭介「・・・」スク
さやか「ん?恭介」
恭介「ちょっと、トイレ行ってくるよ」
恭介「うん、そうだね」
さやか「さすがに体育館が壊れたりはしないよねー」アハハ
恭介「・・・」スク
さやか「ん?恭介」
恭介「ちょっと、トイレ行ってくるよ」
54: 2011/11/28(月) 00:46:47.61 ID:P2n9lbJ00
恭介「ごめん、遅かったかい?」
マミ「いいえ、ちょうどいい頃よ」
ほむら「・・・来るわよ」
ワル「アハハハハハハハハハハハハハハ」
恭介「あれが、ワルプルギス・・・!」
マミ「大きいわね・・・」
ほむら「・・・行くわよ」
恭介「ああ!」マミ「ええ!」
マミ「いいえ、ちょうどいい頃よ」
ほむら「・・・来るわよ」
ワル「アハハハハハハハハハハハハハハ」
恭介「あれが、ワルプルギス・・・!」
マミ「大きいわね・・・」
ほむら「・・・行くわよ」
恭介「ああ!」マミ「ええ!」
55: 2011/11/28(月) 00:48:41.65 ID:P2n9lbJ00
さやか「遅いよ、遅すぎるよ恭介」
さやか「・・・どこに行ったの?」
さやか「あ、空が・・・晴れてく」
さやか「・・・・・・・・・恭介」ダダッ
さやか「・・・どこに行ったの?」
さやか「あ、空が・・・晴れてく」
さやか「・・・・・・・・・恭介」ダダッ
57: 2011/11/28(月) 00:50:11.66 ID:P2n9lbJ00
ほむら「うっ・・・巴マミ、大丈夫?」
マミ「ええ、なんとか・・・」
ほむら「上条恭介?」
マミ「上条くん?」
ほむら「まさか・・・」
マミ「まだ早いわ、探しましょう」
マミ「ええ、なんとか・・・」
ほむら「上条恭介?」
マミ「上条くん?」
ほむら「まさか・・・」
マミ「まだ早いわ、探しましょう」
58: 2011/11/28(月) 00:52:57.06 ID:P2n9lbJ00
さやか「あ、恭介!!」タッ
さやか「恭介?恭介!?」
さやか「なんでこんなところにいるのよ!?」
さやか「トイレに行ったんじゃなかったの・・・?」
ほむら「あそこよ!」
マミ「美樹さん!」
さやか「マミさん!ほむら!」
さやか「どうしよう、なんで?恭介がぁ・・・」
ほむら「落ち着きなさい、マミがすぐに治すわ」
さやか「恭介?恭介!?」
さやか「なんでこんなところにいるのよ!?」
さやか「トイレに行ったんじゃなかったの・・・?」
ほむら「あそこよ!」
マミ「美樹さん!」
さやか「マミさん!ほむら!」
さやか「どうしよう、なんで?恭介がぁ・・・」
ほむら「落ち着きなさい、マミがすぐに治すわ」
59: 2011/11/28(月) 00:55:13.46 ID:P2n9lbJ00
マミ「・・・」シュウウウゥゥ
さやか「大丈夫だよね、恭介、大丈夫だよね!?」
マミ「傷はふさがったわ・・・」
マミ「意識が戻るかは、賭けね」
さやか「そんな・・・」
ほむら「信じなさい!あなたが誰よりも、上条恭介を信じるのよ!!」
さやか「ほむら・・・」
さやか「大丈夫だよね、恭介、大丈夫だよね!?」
マミ「傷はふさがったわ・・・」
マミ「意識が戻るかは、賭けね」
さやか「そんな・・・」
ほむら「信じなさい!あなたが誰よりも、上条恭介を信じるのよ!!」
さやか「ほむら・・・」
60: 2011/11/28(月) 00:57:05.92 ID:P2n9lbJ00
さやか「恭介、おねがい・・・行かないで」
さやか「どこにも行かないで、私の傍にいてよ・・・」
さやか「きょうすけぇ・・・」
恭介「・・・うっ」
まみほむ「!」
さやか「きょうすけえ!!」ガバッ
恭介「うわっ」
さやか「どこにも行かないで、私の傍にいてよ・・・」
さやか「きょうすけぇ・・・」
恭介「・・・うっ」
まみほむ「!」
さやか「きょうすけえ!!」ガバッ
恭介「うわっ」
61: 2011/11/28(月) 00:59:52.20 ID:P2n9lbJ00
さやか「恭介、よかった、よかったよぉ・・・」
恭介「さやか・・・ごめんね、心配かけて」
さやか「ううん、いいの。また戻って来てくれたんだもん」
恭介「嬉しいよ、さやかを守れたことが・・・」
恭介「なによりも、さやか一緒にいられることが」
さやか「うん、うん!」
恭介「さやか・・・」スッ
さやか「ん・・・」チュッ
恭介「さやか・・・ごめんね、心配かけて」
さやか「ううん、いいの。また戻って来てくれたんだもん」
恭介「嬉しいよ、さやかを守れたことが・・・」
恭介「なによりも、さやか一緒にいられることが」
さやか「うん、うん!」
恭介「さやか・・・」スッ
さやか「ん・・・」チュッ
63: 2011/11/28(月) 01:03:23.69 ID:P2n9lbJ00
―――
――
―
QB「うん、何だって叶えてあげられるよ」
恭介「・・・僕はバカだ」
恭介「失って初めて、どれだけ大切だったかに気がついた」
恭介「仁美じゃなかった、さやかだったんだよ」
恭介「僕はさやかを救いたい」
恭介「さやかを氏なせたりはしない!」
恭介「さやかを取り戻したい!!」
恭介「それが僕の願い」
恭介「だって、さやかこそが僕の・・・」
恭介「僕の、大切な人だから」
~ふぁん~
――
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QB「うん、何だって叶えてあげられるよ」
恭介「・・・僕はバカだ」
恭介「失って初めて、どれだけ大切だったかに気がついた」
恭介「仁美じゃなかった、さやかだったんだよ」
恭介「僕はさやかを救いたい」
恭介「さやかを氏なせたりはしない!」
恭介「さやかを取り戻したい!!」
恭介「それが僕の願い」
恭介「だって、さやかこそが僕の・・・」
恭介「僕の、大切な人だから」
~ふぁん~
65: 2011/11/28(月) 01:06:18.94 ID:P2n9lbJ00
やっぱシリアスは向いてないなぁ~
今度からはおとなしく闇鍋させたりまったりやらせとくよ
今度からはおとなしく闇鍋させたりまったりやらせとくよ
67: 2011/11/28(月) 01:09:02.56 ID:kATc/AcU0
乙ー
引用元: 恭介「僕の大切な人」
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