1: 2015/11/27(金) 00:16:30.17 ID:M3J/Ciaq0.net
先生「じゃあここ…高坂」
穂乃果「え、えーっと…」
海未(…この先生、たしか問題を解いてない生徒には理不尽に厳しいことで有名な人でしたね)
先生「…まさか解いてないのか?」
穂乃果「ま、まさかそんなっ!」
海未(この問題の難易度では、さすがに穂乃果には解けませんね…)カキカキ ポイッ
穂乃果「?」カサカサ
先生「じゃあ答えてみろ」
穂乃果「!…さ、3√2です」
先生「よろしい」
穂乃果「…海未ちゃん…!」
海未「…ふふっ」ニコッ
穂乃果「!」
穂乃果「ありがとう海未ちゃん、助けてくれて…」
海未「いえ、これくらいは」
穂乃果「…でも、いつも宿題見せて~って言っても見せてくれないのに…なんで今日は助けてくれたの?」
海未「私の大好きな穂乃果が、理不尽に怒られるのが嫌だったのかもしれません」
穂乃果「海未ちゃん…ありがとうっ!穂乃果も大好きだよ!」
海未「ふふっ、ありがとうございます」
穂乃果「え、えーっと…」
海未(…この先生、たしか問題を解いてない生徒には理不尽に厳しいことで有名な人でしたね)
先生「…まさか解いてないのか?」
穂乃果「ま、まさかそんなっ!」
海未(この問題の難易度では、さすがに穂乃果には解けませんね…)カキカキ ポイッ
穂乃果「?」カサカサ
先生「じゃあ答えてみろ」
穂乃果「!…さ、3√2です」
先生「よろしい」
穂乃果「…海未ちゃん…!」
海未「…ふふっ」ニコッ
穂乃果「!」
穂乃果「ありがとう海未ちゃん、助けてくれて…」
海未「いえ、これくらいは」
穂乃果「…でも、いつも宿題見せて~って言っても見せてくれないのに…なんで今日は助けてくれたの?」
海未「私の大好きな穂乃果が、理不尽に怒られるのが嫌だったのかもしれません」
穂乃果「海未ちゃん…ありがとうっ!穂乃果も大好きだよ!」
海未「ふふっ、ありがとうございます」
3: 2015/11/27(金) 00:18:49.66 ID:M3J/Ciaq0.net
海未(おや)
希「…う~ん、重いなぁ…」
海未(あんなに荷物を持って階段を…フラフラしていますし、危な…)
希「やっぱり少し絵里ちに手伝ってもらった方がよかったかも…」ヨロッ
希「え?あ…!」フラッ
ドシャアアッ
希「…あ、あれ?痛くない…」
海未「…希」
希「海未ちゃん…」
海未「大丈夫でしたか?」
希「あ…ありがとう…」
海未「まったく…いくら練習で鍛えているとはいえ、希も女の子なんです。頑張る希も私は好きですが、無理しないでください」
希「う、うん…」
海未「運ぶの、私も手伝います。どこまで持っていくのですか?」
希「…」
海未「希?」
希「…そ、その、海未ちゃん…」
海未「はい」
希「そ、そろそろ、離してもらってもいい…?」
海未「え?」
希「ずっと抱っこされっぱなしは…ちょっと…恥ずかしいかな…」
海未「…う、うわぁっ!す、すみません!」
希「え、ええんよ!大丈夫、ありがとな~…」
希(あー、恥ずかし…)パタパタ
希「…う~ん、重いなぁ…」
海未(あんなに荷物を持って階段を…フラフラしていますし、危な…)
希「やっぱり少し絵里ちに手伝ってもらった方がよかったかも…」ヨロッ
希「え?あ…!」フラッ
ドシャアアッ
希「…あ、あれ?痛くない…」
海未「…希」
希「海未ちゃん…」
海未「大丈夫でしたか?」
希「あ…ありがとう…」
海未「まったく…いくら練習で鍛えているとはいえ、希も女の子なんです。頑張る希も私は好きですが、無理しないでください」
希「う、うん…」
海未「運ぶの、私も手伝います。どこまで持っていくのですか?」
希「…」
海未「希?」
希「…そ、その、海未ちゃん…」
海未「はい」
希「そ、そろそろ、離してもらってもいい…?」
海未「え?」
希「ずっと抱っこされっぱなしは…ちょっと…恥ずかしいかな…」
海未「…う、うわぁっ!す、すみません!」
希「え、ええんよ!大丈夫、ありがとな~…」
希(あー、恥ずかし…)パタパタ
4: 2015/11/27(金) 00:21:45.87 ID:M3J/Ciaq0.net
真姫「…うーん」
コンコン
真姫「…海未」
海未「失礼します。…お困りのようですね」
真姫「あ、海未…ちょっとね。今回の曲、なんか…あんまり、私たちらしくないんじゃないかなって」
海未「私たちらしく、ない…?」
真姫「ええ…」
海未「…ちょっと、聞かせてもらってもいいですか?」
真姫「…わかったわ」
コンコン
真姫「…海未」
海未「失礼します。…お困りのようですね」
真姫「あ、海未…ちょっとね。今回の曲、なんか…あんまり、私たちらしくないんじゃないかなって」
海未「私たちらしく、ない…?」
真姫「ええ…」
海未「…ちょっと、聞かせてもらってもいいですか?」
真姫「…わかったわ」
6: 2015/11/27(金) 00:22:26.07 ID:M3J/Ciaq0.net
~♪
真姫「…こんな感じよ」
海未「…素敵です」
真姫「本当に?お世辞はいらないわよ」
海未「お世辞などではありません。今回も、とても良い曲です。私も、良い歌詞が書けそうです」
真姫「そ、それはよかったわ…ただ」
海未「…たしかに、いつもとは少し毛色の違う曲ですが…でも、それもいいと思いませんか?」
真姫「…そう?」
海未「はい。意外性を狙ってみるのも、一つの手だ…と、にこが言っていました」
真姫「…でも」
海未「真姫の作る音は、とても素敵で、綺麗で……私、大好きなんです」
真姫「う゛ぇええ!?」カアァ
海未「大丈夫です。自信を持ってください」
真姫「あ…ありがとう…」
海未「いえ。それでは、お邪魔しました」
真姫(…だ、だいす…って…)
真姫「…こんな感じよ」
海未「…素敵です」
真姫「本当に?お世辞はいらないわよ」
海未「お世辞などではありません。今回も、とても良い曲です。私も、良い歌詞が書けそうです」
真姫「そ、それはよかったわ…ただ」
海未「…たしかに、いつもとは少し毛色の違う曲ですが…でも、それもいいと思いませんか?」
真姫「…そう?」
海未「はい。意外性を狙ってみるのも、一つの手だ…と、にこが言っていました」
真姫「…でも」
海未「真姫の作る音は、とても素敵で、綺麗で……私、大好きなんです」
真姫「う゛ぇええ!?」カアァ
海未「大丈夫です。自信を持ってください」
真姫「あ…ありがとう…」
海未「いえ。それでは、お邪魔しました」
真姫(…だ、だいす…って…)
9: 2015/11/27(金) 00:27:18.67 ID:M3J/Ciaq0.net
花陽「むむむむ…」
海未(おや)
花陽「…う~ん…」
海未(ベンチに座って、花陽が本とにらみ合っていますね…)
花陽「…」
海未(集中していて、私に気づいていないようです)
花陽「…でも凛ちゃんは…真姫ちゃんも…」
海未(…)チラッ
『和の極定食』
海未(…美味しそうです
海未(…なるほど。このお店の雰囲気では、一人では入りづらいですね…誰かを誘おうとしているけれど、魚やみかんがメインに使われているから、凛や真姫を誘えない…といったところでしょう)
海未(今朝は推理小説を読んだので頭が冴えわたっているようです)クスッ
海未「…花陽」トントン
花陽「ぴゃあ!」
海未「あ、すみません…驚かせてしまいましたか?」
花陽「海未ちゃん…ううん、大丈夫だよ」
海未「花陽、隣いいですか?」
花陽「う、うんっ」
海未「失礼します。…ところで、花陽」
花陽「?」
海未「…明日はせっかくの休みですし、どこか外食に行きたいんですが…」
花陽「!」
海未「穂乃果たちと出かけると洋食ばかりなので、和食を外で食べてみたいんです」
花陽「!!」
海未「どこかいいお店、知りませんか?…もしよければ、花陽も一緒に」
花陽「!!! え、えっとね…! この本に載ってたお店なんだけど…」
海未「ふむ…美味しそうですね! では、明日一緒に行きましょう」
花陽「う、うんっ…!」
海未「ふふっ」
海未(おや)
花陽「…う~ん…」
海未(ベンチに座って、花陽が本とにらみ合っていますね…)
花陽「…」
海未(集中していて、私に気づいていないようです)
花陽「…でも凛ちゃんは…真姫ちゃんも…」
海未(…)チラッ
『和の極定食』
海未(…美味しそうです
海未(…なるほど。このお店の雰囲気では、一人では入りづらいですね…誰かを誘おうとしているけれど、魚やみかんがメインに使われているから、凛や真姫を誘えない…といったところでしょう)
海未(今朝は推理小説を読んだので頭が冴えわたっているようです)クスッ
海未「…花陽」トントン
花陽「ぴゃあ!」
海未「あ、すみません…驚かせてしまいましたか?」
花陽「海未ちゃん…ううん、大丈夫だよ」
海未「花陽、隣いいですか?」
花陽「う、うんっ」
海未「失礼します。…ところで、花陽」
花陽「?」
海未「…明日はせっかくの休みですし、どこか外食に行きたいんですが…」
花陽「!」
海未「穂乃果たちと出かけると洋食ばかりなので、和食を外で食べてみたいんです」
花陽「!!」
海未「どこかいいお店、知りませんか?…もしよければ、花陽も一緒に」
花陽「!!! え、えっとね…! この本に載ってたお店なんだけど…」
海未「ふむ…美味しそうですね! では、明日一緒に行きましょう」
花陽「う、うんっ…!」
海未「ふふっ」
10: 2015/11/27(金) 00:30:40.62 ID:M3J/Ciaq0.net
花陽「はぁ~っ、美味しい…!」
海未「極、というだけあってとても美味しいですね…!」
花陽「うんっ! 海未ちゃん、一緒に来てくれてありがとね!」
海未「いえ、私の方こそ、誘っていただいてありがとうございました。…ん、これも美味しいです」
花陽「え?どれどれ?」
海未「これです」
花陽「もぐ…ほんとだ!美味しい~…」
海未「…ふふっ」
花陽「…? も、もしかして、花陽変なことして…」
海未「いえ。ただ私は、幸せそうにご飯を食べる花陽の顔が好きなので」
花陽「ふぇ…っ!?」
海未「あ、花陽。この後はどうしますか?」
花陽「え、あ…」
海未「…花陽?」
花陽「え!? あ、そ、そうだねっ…」
海未「極、というだけあってとても美味しいですね…!」
花陽「うんっ! 海未ちゃん、一緒に来てくれてありがとね!」
海未「いえ、私の方こそ、誘っていただいてありがとうございました。…ん、これも美味しいです」
花陽「え?どれどれ?」
海未「これです」
花陽「もぐ…ほんとだ!美味しい~…」
海未「…ふふっ」
花陽「…? も、もしかして、花陽変なことして…」
海未「いえ。ただ私は、幸せそうにご飯を食べる花陽の顔が好きなので」
花陽「ふぇ…っ!?」
海未「あ、花陽。この後はどうしますか?」
花陽「え、あ…」
海未「…花陽?」
花陽「え!? あ、そ、そうだねっ…」
12: 2015/11/27(金) 00:35:27.45 ID:M3J/Ciaq0.net
海未(花陽との休日…楽しかったですね)
凛「む~…」
海未(…おや。久しぶりに通りがかった公園ですが、見知った顔が)
凛「う~ん…」
海未「凛?」
凛「え? あ、海未ちゃん!」
海未「木を見上げて…どうかしたのですか?」
凛「あのね、あの猫ちゃんが…」
海未「…降りれなくなってしまったのですね」
凛「うん…でも、凛、猫アレルギーだから触れなくて…棒とか探したんだけど、いいのなくて…」
海未「…なるほど。ちょっと荷物持っていてくれますか?」
凛「うん…?」
海未「…はっ、ふっ…」
凛「海未ちゃんすごい…! 木登りできたんだ!」
海未「…昔、誰かさんに鍛えられたものですから」クスッ
凛「む~…」
海未(…おや。久しぶりに通りがかった公園ですが、見知った顔が)
凛「う~ん…」
海未「凛?」
凛「え? あ、海未ちゃん!」
海未「木を見上げて…どうかしたのですか?」
凛「あのね、あの猫ちゃんが…」
海未「…降りれなくなってしまったのですね」
凛「うん…でも、凛、猫アレルギーだから触れなくて…棒とか探したんだけど、いいのなくて…」
海未「…なるほど。ちょっと荷物持っていてくれますか?」
凛「うん…?」
海未「…はっ、ふっ…」
凛「海未ちゃんすごい…! 木登りできたんだ!」
海未「…昔、誰かさんに鍛えられたものですから」クスッ
15: 2015/11/27(金) 00:39:51.03 ID:M3J/Ciaq0.net
海未「さ、こっちですよ~…怖くないですよ~」
猫「ニャー」
海未「よしよし…怖かったですね。もう大丈夫です」ニコッ
凛「あ…」ドキッ
海未「よ…っと」スタッ
猫「ニャー」ピューッ
凛「あ、いっちゃった」
海未「もう登ってはいけませんよー」
凛「…ありがと、海未ちゃん」
海未「いえ。これくらいは」
凛「…さ、さっきの海未ちゃん…」
海未「?」
凛「す、すごくかっこよかったし、かわいくて…と、とにかく、すごかった!」
海未「…ふふっ、ありがとうございます。私も、凛の猫を助けようとずっと試行錯誤していた、優しいところ…好きですよ」
凛「!」カアァ
海未「また困った時は呼んでください」
凛「…そ、それじゃあ凛行くね!」
海未「ええ、また学校で」
凛「ば、ばいばいっ!」ダッ
海未「…?」
猫「ニャー」
海未「よしよし…怖かったですね。もう大丈夫です」ニコッ
凛「あ…」ドキッ
海未「よ…っと」スタッ
猫「ニャー」ピューッ
凛「あ、いっちゃった」
海未「もう登ってはいけませんよー」
凛「…ありがと、海未ちゃん」
海未「いえ。これくらいは」
凛「…さ、さっきの海未ちゃん…」
海未「?」
凛「す、すごくかっこよかったし、かわいくて…と、とにかく、すごかった!」
海未「…ふふっ、ありがとうございます。私も、凛の猫を助けようとずっと試行錯誤していた、優しいところ…好きですよ」
凛「!」カアァ
海未「また困った時は呼んでください」
凛「…そ、それじゃあ凛行くね!」
海未「ええ、また学校で」
凛「ば、ばいばいっ!」ダッ
海未「…?」
16: 2015/11/27(金) 00:41:40.09 ID:M3J/Ciaq0.net
海未(ふう。久しぶりに木登りなんてしましたね)
海未(あの頃は怯えてばかりで、穂乃果やことりにくっついてばかりでしたが…もう違います)
海未(今までの私とは違う…! …なんて。ふふっ、こんなことを考えるのも、今朝見た番組の影響ですかね)
「…めてください、ちょっと…!」
海未(…おや?)
絵里「やめてくださいってば…」
男1「そんなこと言わないで俺たちと遊ぼうよぉ」
男2「そうだよ。そんな髪の色してさ、遊んでんでしょ?」
絵里「違います!この髪は…っ」
海未「絵里?」
絵里「う、海未…?」
男1「おっ、お友達?こっちの子もかわいいねぇ」
海未「絵里から離れて下さい」
男2「おお、かっこいいねぇ」
海未「早く離れなさい」
男1「…ちょっと生意気だなぁ?」
海未「…なんですか」
男1「その眼…気に入らないんだよねぇ」
海未「だからなんです?私も、あなたたちのことが気に入りませんね」
海未(あの頃は怯えてばかりで、穂乃果やことりにくっついてばかりでしたが…もう違います)
海未(今までの私とは違う…! …なんて。ふふっ、こんなことを考えるのも、今朝見た番組の影響ですかね)
「…めてください、ちょっと…!」
海未(…おや?)
絵里「やめてくださいってば…」
男1「そんなこと言わないで俺たちと遊ぼうよぉ」
男2「そうだよ。そんな髪の色してさ、遊んでんでしょ?」
絵里「違います!この髪は…っ」
海未「絵里?」
絵里「う、海未…?」
男1「おっ、お友達?こっちの子もかわいいねぇ」
海未「絵里から離れて下さい」
男2「おお、かっこいいねぇ」
海未「早く離れなさい」
男1「…ちょっと生意気だなぁ?」
海未「…なんですか」
男1「その眼…気に入らないんだよねぇ」
海未「だからなんです?私も、あなたたちのことが気に入りませんね」
21: 2015/11/27(金) 00:46:51.40 ID:M3J/Ciaq0.net
男1「てめぇ…」
海未「フルスロットルで行きます」
男1「女だからってなぁ!」ブンッ
絵里「海未!」
海未「…」スッ
男1「よ、よけられた…?」
海未「…動きに無駄が…ッ!」ダダダッ
男1「っ!?」
海未「ありすぎですッ!」
男1「うげぇっ…」ドサッ
絵里「と、跳び蹴り…」
海未(決まった…)ドヤ
絵里「う、海未…あなた…」
海未「男性二人くらいでしたら、武道の稽古で捌いたことがありますから」ニコッ
絵里「!」キュンッ
男2「おい、あんま調子に乗ってると…」グイッ
海未「はぁっ!」グッ
男2「おわあああっ!」ドシャッ
絵里「綺麗な背負い投げ…」
海未「さ、行きましょう」パンパン
絵里「え、ええ…」
海未「フルスロットルで行きます」
男1「女だからってなぁ!」ブンッ
絵里「海未!」
海未「…」スッ
男1「よ、よけられた…?」
海未「…動きに無駄が…ッ!」ダダダッ
男1「っ!?」
海未「ありすぎですッ!」
男1「うげぇっ…」ドサッ
絵里「と、跳び蹴り…」
海未(決まった…)ドヤ
絵里「う、海未…あなた…」
海未「男性二人くらいでしたら、武道の稽古で捌いたことがありますから」ニコッ
絵里「!」キュンッ
男2「おい、あんま調子に乗ってると…」グイッ
海未「はぁっ!」グッ
男2「おわあああっ!」ドシャッ
絵里「綺麗な背負い投げ…」
海未「さ、行きましょう」パンパン
絵里「え、ええ…」
24: 2015/11/27(金) 00:47:41.65 ID:M3J/Ciaq0.net
絵里「…ありがとう」
海未「いえ。…私も、ドキドキしました」
絵里「わ、私もよ…海未、かっこよかった…」
海未「いえ、そんな…ただ、私の大好きな絵里が困っているのを、見過ごせなかっただけです」ニコッ
絵里「う、うみ…ほんとうに、かっこよかった…」ポッ
海未「…絵里?」ズイッ
絵里「ひゃっ…」
海未「?」
絵里「そ、そうだわ!私、お夕飯の当番なの!またねっ!ありがとう!」ダッ
海未「え、ええ…」
海未(…凛だけでなく、絵里にもあんな去られ方を…私、もしかして…)
海未(避けられている…!?)ガーン
海未「いえ。…私も、ドキドキしました」
絵里「わ、私もよ…海未、かっこよかった…」
海未「いえ、そんな…ただ、私の大好きな絵里が困っているのを、見過ごせなかっただけです」ニコッ
絵里「う、うみ…ほんとうに、かっこよかった…」ポッ
海未「…絵里?」ズイッ
絵里「ひゃっ…」
海未「?」
絵里「そ、そうだわ!私、お夕飯の当番なの!またねっ!ありがとう!」ダッ
海未「え、ええ…」
海未(…凛だけでなく、絵里にもあんな去られ方を…私、もしかして…)
海未(避けられている…!?)ガーン
26: 2015/11/27(金) 00:52:41.22 ID:M3J/Ciaq0.net
海未(…どういうことでしょうか…私、何かしましたかね…)
にこ「…あれ?海未じゃない」
海未「おや、にこ」
にこ「こんなとこで会うなんて奇遇ね。買い物?」
海未「あ、いえ。出かけた帰りで、たまたま通りかかっただけです」
にこ「そっか」
海未「…にこ」
にこ「?」
海未「少し、時間ありますか?」
にこ「あるけど…どうしたの?」
海未「…ちょっと、相談が…」
にこ「避けられてる?」
海未「はい…今日は花陽と出かけたのですが、最後は逃げるように帰って行きました……凛と絵里にも会ったのですが、どちらも同じように…」
にこ「う~ん…」
海未「何か、心当たりとかありませんか…?」
にこ「にこには特に、思い当たるフシはないけど…」
海未「…そうですか」
にこ「…あれ?海未じゃない」
海未「おや、にこ」
にこ「こんなとこで会うなんて奇遇ね。買い物?」
海未「あ、いえ。出かけた帰りで、たまたま通りかかっただけです」
にこ「そっか」
海未「…にこ」
にこ「?」
海未「少し、時間ありますか?」
にこ「あるけど…どうしたの?」
海未「…ちょっと、相談が…」
にこ「避けられてる?」
海未「はい…今日は花陽と出かけたのですが、最後は逃げるように帰って行きました……凛と絵里にも会ったのですが、どちらも同じように…」
にこ「う~ん…」
海未「何か、心当たりとかありませんか…?」
にこ「にこには特に、思い当たるフシはないけど…」
海未「…そうですか」
29: 2015/11/27(金) 01:00:38.35 ID:M3J/Ciaq0.net
にこ「きっと気のせいよ。μ`sのメンバーには、誰かを避けるなんてことする人はいない。そうでしょ?」
海未「にこ…」
にこ「もしいたら、私が部長として叱ったげるわ。だから、大丈夫よ」
海未「…にこは、優しいですね」
にこ「そんなことないわよ」
海未「…私、にこに憧れているんです」
にこ「へ?」
海未「…いつも可愛く、アイドルとして在ろうとする姿勢。見た目こそ少し幼いですが、年長者として、部長として、みんなをしっかり見ていてくれていますし…」
にこ「褒めても何も出ないわよ?」
海未「ふふ、私の素直な気持ちを伝えているだけです。少し不器用で素直じゃなくて、でもとても優しい…私は、そんなにこが好きなんです」
にこ「ぶっ…」
海未「…これからも、私の憧れのアイドルであり続けて下さい」ニコッ
にこ「…」
海未「…にこ?」
にこ「あんたが避けられてる理由、少しわかったわ…」
海未「えっ!?本当ですか!?お、教えてください!」
にこ「無理」
海未「なっ!なぜなのです!?」
にこ「私、これから帰ってご飯作らなきゃだから」
海未「わっ、私も手伝いますから!教えてください!」
にこ「ダメなもんはダメっ!」
海未「にこ…」
にこ「もしいたら、私が部長として叱ったげるわ。だから、大丈夫よ」
海未「…にこは、優しいですね」
にこ「そんなことないわよ」
海未「…私、にこに憧れているんです」
にこ「へ?」
海未「…いつも可愛く、アイドルとして在ろうとする姿勢。見た目こそ少し幼いですが、年長者として、部長として、みんなをしっかり見ていてくれていますし…」
にこ「褒めても何も出ないわよ?」
海未「ふふ、私の素直な気持ちを伝えているだけです。少し不器用で素直じゃなくて、でもとても優しい…私は、そんなにこが好きなんです」
にこ「ぶっ…」
海未「…これからも、私の憧れのアイドルであり続けて下さい」ニコッ
にこ「…」
海未「…にこ?」
にこ「あんたが避けられてる理由、少しわかったわ…」
海未「えっ!?本当ですか!?お、教えてください!」
にこ「無理」
海未「なっ!なぜなのです!?」
にこ「私、これから帰ってご飯作らなきゃだから」
海未「わっ、私も手伝いますから!教えてください!」
にこ「ダメなもんはダメっ!」
31: 2015/11/27(金) 01:08:19.20 ID:M3J/Ciaq0.net
海未「…というわけなんです」
ことり「…」
海未「ことり?」
ことり「…うふふっ、海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「それはきっと、海未ちゃんが眩しすぎるんだと思うよっ」
海未「眩しい…ですか?」
ことり「うんっ。…海未ちゃんって、気持ちをそのまま伝えてくれるでしょ?」
海未「…そうかもしれませんね」
ことり「それが、ちょっと恥ずかしいんだよ」
海未「恥ずかしい…?」
ことり「うんっ。海未ちゃん、とっても可愛いし、男の子にも負けないくらいかっこいいから」
海未「はぁ…よく、わかりませんが」
ことり「とにかくっ、海未ちゃんが素敵だから、みんなちょっとドキドキしちゃうんだよっ」
海未「そうですか…その、ことり」
ことり「?」
海未「…あ、あなたは、私のこと、どう思いますか…?」
ことり「えっ!?」
ことり「…」
海未「ことり?」
ことり「…うふふっ、海未ちゃん」
海未「はい?」
ことり「それはきっと、海未ちゃんが眩しすぎるんだと思うよっ」
海未「眩しい…ですか?」
ことり「うんっ。…海未ちゃんって、気持ちをそのまま伝えてくれるでしょ?」
海未「…そうかもしれませんね」
ことり「それが、ちょっと恥ずかしいんだよ」
海未「恥ずかしい…?」
ことり「うんっ。海未ちゃん、とっても可愛いし、男の子にも負けないくらいかっこいいから」
海未「はぁ…よく、わかりませんが」
ことり「とにかくっ、海未ちゃんが素敵だから、みんなちょっとドキドキしちゃうんだよっ」
海未「そうですか…その、ことり」
ことり「?」
海未「…あ、あなたは、私のこと、どう思いますか…?」
ことり「えっ!?」
32: 2015/11/27(金) 01:10:54.23 ID:M3J/Ciaq0.net
海未「…」
ことり(そ、そんな上目遣いでことりを見ないでぇ~っ…)
海未「…あの…」
ことり「すっ…」
海未「?」
ことり「す、好きだよ…海未ちゃんはとっても素敵で、かっこよくて、かわいくて、ことりの憧れで…大好き…だよ…」
海未「…ありがとうございます、ことり」
ことり「う、ううん…」
海未「…私も、いつも優しく、私たちを支えてくれている…可愛くて素敵なことりが、大好きですよ」
ことり「ふぇ…」カアァ
海未「…ことり、話を聞いてくれてありがとうございました!おかげで気が楽になりました」
ことり「うっ、うん…」
海未「それでは、そろそろことりもお夕飯の時間でしょうし…失礼します。また、学校で」
ことり「ま、またね…」
ことり(そ、そんな上目遣いでことりを見ないでぇ~っ…)
海未「…あの…」
ことり「すっ…」
海未「?」
ことり「す、好きだよ…海未ちゃんはとっても素敵で、かっこよくて、かわいくて、ことりの憧れで…大好き…だよ…」
海未「…ありがとうございます、ことり」
ことり「う、ううん…」
海未「…私も、いつも優しく、私たちを支えてくれている…可愛くて素敵なことりが、大好きですよ」
ことり「ふぇ…」カアァ
海未「…ことり、話を聞いてくれてありがとうございました!おかげで気が楽になりました」
ことり「うっ、うん…」
海未「それでは、そろそろことりもお夕飯の時間でしょうし…失礼します。また、学校で」
ことり「ま、またね…」
33: 2015/11/27(金) 01:19:21.55 ID:M3J/Ciaq0.net
次の日 放課後
海未「遅れてすみませ…? ど、どうしたんですか? 私の顔に何か…」
絵里「…海未」
海未「はい…?」
絵里「海未は、誰が好きなのっ!?」
海未「は、はぁ…?」
にこ「…海未、ちょっと」
海未「はい?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にこ「…だから、あんたが散々皆に好き好きって言うから、勘違いされてる…というわけよ」コソコソ
海未「…な、なぁっ!?わ、わわ、私はただ、μ`sの仲間として、友達として好き、と言っただけで…その…」
海未「深い意味はありませんっ!」
絵里「…な、なんだ…そうだったのね」
花陽「び、びっくりしました…」
希「も~、海未ちゃんってばぁ…」
真姫「…わ、私は分かってたわよ!」
凛「り、凛もわかってたにゃ!」
ことり「…うふふっ♡ 海未ちゃんはそういう人だもんねっ」
穂乃果「みんな何の話してるんだろ?」
にこ「あんたは知らなくていいのよ」
穂乃果「そっかぁ」
海未「遅れてすみませ…? ど、どうしたんですか? 私の顔に何か…」
絵里「…海未」
海未「はい…?」
絵里「海未は、誰が好きなのっ!?」
海未「は、はぁ…?」
にこ「…海未、ちょっと」
海未「はい?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
にこ「…だから、あんたが散々皆に好き好きって言うから、勘違いされてる…というわけよ」コソコソ
海未「…な、なぁっ!?わ、わわ、私はただ、μ`sの仲間として、友達として好き、と言っただけで…その…」
海未「深い意味はありませんっ!」
絵里「…な、なんだ…そうだったのね」
花陽「び、びっくりしました…」
希「も~、海未ちゃんってばぁ…」
真姫「…わ、私は分かってたわよ!」
凛「り、凛もわかってたにゃ!」
ことり「…うふふっ♡ 海未ちゃんはそういう人だもんねっ」
穂乃果「みんな何の話してるんだろ?」
にこ「あんたは知らなくていいのよ」
穂乃果「そっかぁ」
34: 2015/11/27(金) 01:26:10.63 ID:M3J/Ciaq0.net
絵里「ねえ、海未~、ちょっとー」
海未「はい?」
希「海未ちゃ~ん、ちょっと助けてぇ~」
海未「あ、はい…ですが、今絵里に…」
希「え~?でも、海未ちゃんは仕事してるうちが好きなんやろ~?」
海未「そ、それはそうですが…」
絵里「ちょっと海未?困ってる私は放っておけないんじゃなかったの?」
海未「で、ですが…」
真姫「海未、ちょっと作曲で…」
海未「は、はいぃ…」
凛「海未ちゃん!ちょっと宿題で聞きたいことが~」
海未「ちょ、ちょっと待ってください…」
花陽「海未ちゃん、大変だね…おにぎり作ってきたんだけど、食べる?」
海未「あ、ありがとうございます…いただきます」
絵里「ちょっ、花陽!ずるいわよ!」
真姫「そうよ!」
凛「そーにゃそーにゃ!」
ことり「みんな~、ちょっとどいてね~♡ 今からことり、海未ちゃんの衣装のサイズ合わせしないといけないから~」
穂乃果「海未ちゃん、大変そうだねぇ…」
にこ「まあ、仕方ないわよね」
穂乃果「仕方ない?」
にこ「浮気者の末路というか…」
穂乃果「浮気者!? 海未ちゃん浮気してたの!?」
にこ「…うーん、ちょっと違うけど」
海未「も、もう…皆でいったい、なんなのですかぁっ!」
海未「はい?」
希「海未ちゃ~ん、ちょっと助けてぇ~」
海未「あ、はい…ですが、今絵里に…」
希「え~?でも、海未ちゃんは仕事してるうちが好きなんやろ~?」
海未「そ、それはそうですが…」
絵里「ちょっと海未?困ってる私は放っておけないんじゃなかったの?」
海未「で、ですが…」
真姫「海未、ちょっと作曲で…」
海未「は、はいぃ…」
凛「海未ちゃん!ちょっと宿題で聞きたいことが~」
海未「ちょ、ちょっと待ってください…」
花陽「海未ちゃん、大変だね…おにぎり作ってきたんだけど、食べる?」
海未「あ、ありがとうございます…いただきます」
絵里「ちょっ、花陽!ずるいわよ!」
真姫「そうよ!」
凛「そーにゃそーにゃ!」
ことり「みんな~、ちょっとどいてね~♡ 今からことり、海未ちゃんの衣装のサイズ合わせしないといけないから~」
穂乃果「海未ちゃん、大変そうだねぇ…」
にこ「まあ、仕方ないわよね」
穂乃果「仕方ない?」
にこ「浮気者の末路というか…」
穂乃果「浮気者!? 海未ちゃん浮気してたの!?」
にこ「…うーん、ちょっと違うけど」
海未「も、もう…皆でいったい、なんなのですかぁっ!」
35: 2015/11/27(金) 01:26:34.36 ID:M3J/Ciaq0.net
おわり
36: 2015/11/27(金) 01:28:11.04 ID:2MLOv86mp.net
乙よ
37: 2015/11/27(金) 01:38:00.84 ID:gnXXQH30p.net
おつおつ
引用元: 海未「深い意味はありませんっ!」
コメント
コメント一覧 (1)
栞子「愛さんもです」
esusokuhou
がしました
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