126: 2013/05/20(月) 20:49:09.96 ID:iIUwse5Xo

127: 2013/05/20(月) 20:49:39.14 ID:iIUwse5Xo
日菜子「むふ……むふふ♪」

モバP「ん、誰かと思えば日菜子ちゃん」

日菜子「むふ……? ありすちゃんのプロデューサーさんですか」

モバP「また妄想してるのか?」

日菜子「はい、楽しいですよぉ? むふふ」

モバP「ふむ。最近少し気になってることがあるんだよな」

日菜子「気になることですか?」

モバP「いやさ……俺とありすって結構仲良くなったじゃないか?」

日菜子「そうですねぇ。出会ったころのありすちゃんに比べて、随分変わりましたねぇ」

モバP「そうなんだよ。だからさ、今出会ったころみたいに」

モバP「苗字で呼んだり、ちょっと冷たくしたらどうなるかなぁって」

日菜子「むふ……いいですね、ちょっと妄想してみましょうか」

日菜子「日菜子が思うにですね……こうなると思います」

128: 2013/05/20(月) 20:50:11.60 ID:iIUwse5Xo
ありす『Pさん、おはようございます』

モバP『ああ、おはよう橘さん』

ありす『…………えっ?』

モバP『どうした?』

ありす『あの……今私のこと苗字で……』

モバP『それがどうしたんだよ?』

ありす『なんで名前で呼んでくれないんですか……?』

モバP『そんなの俺の勝手だろ? ほら、早く仕事行ってきなって』

ありす『あ……じゃ、じゃあ一緒に……』

モバP『俺も忙しいんだよ。一人で行ってくれ』

ありす『あ……は……はい……』


―――――――――――――――――――――


モバP「いくらなんでも冷たくしすぎじゃない? 俺が酷いやつにしか見えない」

日菜子「それくらいのほうが後で良い展開になるかなぁって」

129: 2013/05/20(月) 20:50:38.88 ID:iIUwse5Xo
ありす『私……何かPさんの気に障るようなことしちゃったのかな……』

ありす『うぅ……ぐすっ……』

ありす『ううん……きっとお仕事頑張ったら褒めてくれるから……』

ありす『お仕事頑張らないと……』

ありす『このままなんていや……』


―――――――――――――――――――――


日菜子「みたいな感じになると思うんですよぉ」

モバP「いやぁ、ありすはいい子だな」

日菜子「むふ……ところがプロデューサーさんは酷い人で」

日菜子「こんな健気なありすちゃんに、まだ冷たく当たるんです」

モバP「やめてくれよ、妄想と解ってても結構傷つく」

130: 2013/05/20(月) 20:51:08.65 ID:iIUwse5Xo
ありす『ただいま戻りました』

モバP『あーお帰り橘さん』

ありす『あ、あのPさん、私お仕事頑張りましたよ?』

モバP『で?』

ありす『だ、だから……私のこと名前で……』

モバP『仕事頑張るのは当たり前だろ?』

ありす『あ……あぅ……うぅ……』


―――――――――――――――――――――


日菜子「ああ、なんて酷い人」

モバP「妄想だからな? 俺、こんな人じゃないから」

日菜子「ありすちゃんの心は大きく傷ついてついに……むふ」

モバP「なんだよ」

131: 2013/05/20(月) 20:51:45.48 ID:iIUwse5Xo
ありす『Pさん酷いです……』

ありす『私とずっと一緒にいてくれるって言ったのに……』

ありす『あれは嘘だったんですか……? ねえ……Pさん……』

ありす『私Pさんがいないともう……生きていけないんですよ……?』

ありす『どうして……? どうしてですか……? なんで……?』

ありす『なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで』


―――――――――――――――――――――


日菜子「むふ……むふふ……」

モバP「なあ、日菜子ちゃん」

日菜子「はい、なんですかぁ?」

モバP「最近なんか変な漫画とか読んだ?」

日菜子「むふ……漫画じゃありませんが……」

日菜子「妄想のバリエーションが増えるかと思って、最近これを聞いたんですよ」

モバP「『ヤンデレなアイドルに愛されて夜も眠れないCD』……こんなのあるのか」

日菜子「むふふ、良かったらお貸ししましょうか?」

モバP「遠慮しとく」

132: 2013/05/20(月) 20:52:14.84 ID:iIUwse5Xo
モバP「まあ今のは妄想だし、ありすがそんな風になるなんてないだろ」

日菜子「解りませんよぉ?」

日菜子「ありすちゃんが何気に言ってる台詞に……その片鱗がみえなくもないです、むふ」

モバP「怖いこと言うなよ」

日菜子「むふ……まあちょっと過激に妄想しちゃいましたけど」

日菜子「日菜子も実際どうなるか気になりますねぇ」

日菜子「試しに呼んでみてはどうですか?」

モバP「む……まあすぐネタばらしすれば、大丈夫……かな?」

日菜子「丁度ありすちゃん、来たみたいですよ」

133: 2013/05/20(月) 20:52:42.44 ID:iIUwse5Xo
ありす「Pさんおはようございます。それと日菜子さんも」

日菜子「おはようありすちゃん」

モバP「おはよう……橘」

ありす「…………えっ?」

モバP「どうした?」

ありす「あ、あの……今私のこと苗字で……」

モバP「それがどうしたんだよ?」

ありす「なんで名前で呼んでくれないんですか……?」


日菜子(ここまでは日菜子の妄想と同じですねぇ……むふふ)

134: 2013/05/20(月) 20:53:15.88 ID:iIUwse5Xo
モバP「そんなの俺の勝手だろ? ほら、早く仕事行ってきなって」

ありす「……解りました」

ありす「Pさんがそんな意地悪するのでしたら、私ももうプロデューサーのこと名前で呼んであげません」

モバP「えっ?」

ありす「それじゃあお仕事行ってきますね、プロデューサー」

モバP「ちょ、ちょっとまったありすっ!」

ガチャ、バタン

モバP「……やっぱり怒っちゃったよ」

日菜子「ネタばらしする間も無かったですねぇ……」

日菜子「日菜子のせいですよね……ごめんなさい」

モバP「ああ、まあ俺も気になってたし……やったのは俺なんだから」

モバP「日菜子ちゃんが気にすることはないよ」

モバP「帰ってきたら、謝らないとなあ……」

135: 2013/05/20(月) 20:54:05.73 ID:iIUwse5Xo




ありす「ただいま戻りました」

モバP「お、お帰りありす」

ありす「ただいまです、プロデューサー」

モバP「なあ俺が悪かったよ。ごめんな、ちょっとした悪戯だったんだよ……」

ありす「……つーん」

モバP「もうしないからさ、許してくれよ……頼む」

ありす「もうあんなことしませんか?」

モバP「しない、絶対しない」

ありす「じゃあ、許してあげます……今回だけですよ?」

モバP「ありがとうありす……!」

ありす「結構傷ついたんですからね……?」

ありす「Pさんのこと信頼してるから……だから名前で呼ばれるのが嬉しいんです」

ありす「だから……こんなこと絶対しちゃ嫌です……」

モバP「ああ、約束する」



第十一話 完

136: 2013/05/20(月) 20:55:53.50 ID:iIUwse5Xo
ありすちゃん病むのが似合うよね、うん
でもこのスレはいちゃいちゃするスレだから

137: 2013/05/20(月) 21:12:40.88 ID:dJgTXcvuo
ありすちゃんはかわいいですね

引用元: モバP「ありすといちゃいちゃしたい」