1: 2015/12/02(水) 01:53:41.38 ID:Ry3+6+FDd.net
ほのまきです。

2: 2015/12/02(水) 01:54:16.80 ID:Ry3+6+FDd.net
穂乃果「えーっと、真姫ちゃん。話って何かな?」

真姫「……穂乃果って好きな人とかいる?」

穂乃果「え?うーん……好きな人かぁ……今はいないかな~」アハハ

真姫「そう」

穂乃果「真姫ちゃんこそ好きな人とかいるの?」

真姫「私?……そうね、いるわ」

穂乃果「へぇー!誰々?」

真姫「……あまり言いたくないんだけど」

穂乃果「いいじゃ~ん♪教えてよぉ~♪」スリスリ

真姫「ヴェエエエ……」

真姫「……私の好きな人はあなたよ」カミノケクルクル

穂乃果「ふぇ?」

真姫「だから、私の好きな人は穂乃果なの!!///」

穂乃果「え、えええええ!?」

真姫(なーんて、懐かしい記憶もあったもんね)

真姫「はぁ……懐かしいけど嫌な思い出ね」

真姫「その後、穂乃果には振られてるわけだし」

真姫「高校を卒業して、まだあの子の事を想うなんて……女々しいわね私も」

真姫「……はぁ、カフェでコーヒー飲んでる場合じゃなかったわ」

真姫「帰ってレポートをまとめなきゃ……」

真姫「……の、前にもう一杯コーヒー飲んでからにしよ」

真姫「……コーヒー遅いわね」

真姫(というかもうここでレポート書いちゃえばいいんじゃないかしら)

真姫(そうよ、そうしましょ!)ゴソゴソ

「おまたせしましたー……わ、わわっ!?」

真姫(よーし!書くわよー!)

「わあああ!?」バシャーン

真姫「……」ビショビショ

「も、申し訳ありません!すぐ拭くものを!」

真姫「あー……いいわ。ちょうどもう帰るとこだし……」ガタッ

「本当にすいませ……あれ?」

穂乃果「真姫ちゃん?」

真姫「え?穂乃果?」

3: 2015/12/02(水) 01:54:55.02 ID:Ry3+6+FDd.net
穂乃果「いや~ごめんね!服はクリーニングして返すから……ね?」

真姫「別にいいわよ……それよりなんで喫茶店でアルバイトしてるのよ」

穂乃果「えーっと……お金が無いから?」

真姫「そうじゃなくて……穂むらで働いてればいいんじゃないの?」

穂乃果「うーん……それもそうかもしれないけど」

穂乃果「いつまでも穂むらにいるわけにもいかないしね?」アハハ

真姫「そういうもんなの?」

穂乃果「そう思っただけだよ?」

真姫「ふーん……それじゃあ穂むらから大学通ってるのよね?」

穂乃果「う、うん……」

真姫「それってあんまり意味無いんじゃない?」

穂乃果「うぐっ……」

真姫「まあ自分でやるって言うならいいんじゃない?」ヤレヤレ

穂乃果「むっ……」

真姫「私には関係ないし、ここで帰らせてもらうわ」

穂乃果「ま、待って!!」ガシッ!

真姫「ヴェエエエ!?」グイィ

真姫「な、なにすんのよ!!」

穂乃果「……真姫ちゃんにお願いがあるの!」

真姫「お願い?」

穂乃果「ま、真姫ちゃんの家にお泊りさせて欲しいなぁ~って」

真姫「……まあ、泊まるぐらいならいいわよ?」

真姫「……あのさ」

穂乃果「何?」

真姫「泊まるのよね?」

穂乃果「うん?そうだよ?」

真姫「それにしても持ってきた荷物が多くないかしら」

穂乃果「な、なんのことかなぁ~?」

真姫「あなた、住み着くつもりね」

穂乃果「ギクゥッ」

真姫「……」ジトー

穂乃果「……」アセダラダラ

真姫「……はぁ、好きにしなさい」

穂乃果「え?本当!?わーい♪」

真姫「だけど!」

穂乃果「は、はいぃ!!」ビクッ

真姫「家賃は払ってもらうからね!」

穂乃果「あ、はい……」

4: 2015/12/02(水) 01:55:22.51 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「はぁ、今日から穂乃果と同棲か……」

真姫「……よくもまあ振った人間と一緒にいられるわね」

真姫「とりあえず、レポートを書かなくちゃ」ゴソゴソ

真姫「……」グチャァ

真姫「忘れてた……ノートも全滅……バックもぐちゃぐちゃ……」

真姫「新しいノートあったかしら……復元できるかしら……」

コンッコンッ

穂乃果「真姫ちゃーん、ご飯作ったけど食べる?」

真姫「え?穂乃果が作ったの?」

穂乃果「そうだよ♪ねぇねぇ!食べて見てよぉ~」

真姫「わかったわ。すぐ行くから」

真姫(……大丈夫かしら、胃腸薬あったかしら)

穂乃果「じゃーん♪ご馳走だよー♪」

真姫「……カレーね」

穂乃果「あ!なんか不満そうだなぁ……」ブー

真姫「こんなの煮込めば誰だってできるじゃない」ヤレヤレ

穂乃果「ふふ~ん、本当にそんなこと言えるかなー?」

真姫「何よ……何がどう違うっていうのよ……」パクッ

真姫「……うまい」

穂乃果「ふふ~ん♪おまんじゅうしか作れないわけじゃないんだよ~♪」

真姫「誰も言ってないわよ……」

穂乃果「そっか♪」

真姫「うん、うまいわ」モグモグ

穂乃果「よかったぁ~♪じゃあ穂乃果もいただきまーす♪」

5: 2015/12/02(水) 01:56:26.25 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「よし、大分復元はできたかしら……」

真姫「……」カキカキ

真姫(

真姫(一度は振られたのよ?普通は一緒にいるなんておかしくないかしら)

真姫(あの子は私の事を友達だと見ている……)

真姫(だから私の想いを断った)

真姫「あの子は何がしたいのよもう……」

穂乃果「真姫ちゃん、起きてる~?」コンコンッ

真姫「ん?どうしたのよ穂乃果」

穂乃果「お風呂沸いたよ?」


真姫「ふぅ~……」

真姫「やっぱりお風呂は生き返る感じがするわね」

真姫「今日は色々あって疲れたし丁度いいわぁ……」チャプ

真姫「さて、そろそろ体を洗って出ようかしら」

穂乃果「真姫ちゃーん湯加減はどう?」

真姫「ん?穂乃果?」

真姫「ええ、丁度いい感じよ」

穂乃果「そっか~♪」

穂乃果「じゃあお邪魔しまーす♪」ガララッ

真姫「ヴェエエエエエ!?」バシャァ!!

6: 2015/12/02(水) 01:57:09.06 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「……」

穂乃果「あ、あはは……やっぱ嫌だった?」

真姫「……べ、別に嫌じゃないわよ……」ブクブク

穂乃果「そっかそっか~♪それより~……」ニヤリ

穂乃果「えーい!」ガバッ!

真姫「きゃあああああっ!?」ビクゥ!!

穂乃果「おお……流石に成長してるね……」モミモミ

真姫「ちょ!や、やめなさ……っん!」ビクッ

穂乃果「でも、穂乃果の方がちょっと大きいかなー」エッヘン

真姫「いい加減に離しなさい!」

穂乃果「わわっ、ご、ごめんね」

真姫「はぁ……私は出るからゆっくり入ってなさい」

穂乃果「うん♪そうさせてもらうね」


真姫「……」

真姫(好きだった人の裸体……)

真姫(なんでこんなにドキドキしてるわけ?)

真姫「もう、なんなのよ……」

真姫「……私も触っとけばよかった」

真姫「ん?今日は穂乃果はここで寝ていくのよね?」

真姫「いい事考えたわ」

7: 2015/12/02(水) 01:57:36.83 ID:Ry3+6+FDd.net
穂乃果「……さて、大学の課題はこれでOK!」

穂乃果「ふわぁ~……せっかく真姫ちゃんが用意してくれたんだしもう寝ようかなぁ」

穂乃果「おやすみなさ~い……Zzz」スヤァ

真姫「……」ガチャッ

真姫「寝てるわよね」

真姫「……相変わらず可愛い寝顔ね」プニッ

真姫「もう少し早くこういう事したかったんだけどね」プニプニッ

穂乃果「ふにゅう……」ゴロン

真姫「……ことりとか海未は羨ましいわね。こういう姿をいつでも見れたんだもん」

真姫「ん?」

穂乃果「すやぁ……」ムネチラッ

真姫「……」ムラッ

真姫「……いいのよね?」

真姫「そうよ、その為に来たのよ?」

真姫「それにこれは不可抗力であって私のせいじゃないもん」

真姫「よし」

真姫「触るわ」ソッー

穂乃果「ねぇ……何してるの真姫ちゃん」ジトー

真姫「ヴェエエ……」

真姫「まさか起きてたなんて……」ガクッ

穂乃果「あのね?一応こういうことはしちゃいけないと穂乃果は思うんだ」

穂乃果「女の子同士だからって寝てる時にいたずらするのはダメだよ?」

真姫「……なら、今はいいの?」

穂乃果「え?」

真姫「いたずらするのは今ならいいわけ?」

穂乃果「というかいたずらされたくないんだけどなぁ……」アハハ…

真姫「どうなのよ」

穂乃果「う、うーん……いい……のかな?」

真姫「そう、なら……」ドンッ

穂乃果「わ、わわっ!?な、なにするの!?」

真姫「今からいたずらするから」ガバッ

穂乃果「ちょっ!待った!!待って!!」

真姫「大丈夫よ。天井の染みを数えてる間に終わるわ……」

穂乃果「いやー!真姫ちゃーん!落ち着いてよぉ!!」

プルルップルルルッ!!

8: 2015/12/02(水) 01:58:03.23 ID:Ry3+6+FDd.net
穂乃果「!!」

真姫「携帯?」

穂乃果「も、もしもし?う、海未ちゃん!」

真姫「……」ピクッ

穂乃果「う、うん。大丈夫だよ!ちゃんと課題は終わらせたよ」

穂乃果「本当だよぉ!もーいつまで心配性なんだから~♪」

真姫「……」

穂乃果「それに今日は真姫ちゃんの家にお泊りしてるから大丈夫だよ?」

穂乃果「いつも心配してくれてありがとね♪」

真姫「……」イラッ

穂乃果「じゃあね♪」プツッ

穂乃果「えーっと、今海未ちゃんから電話があったんだけど……」

真姫「そう、私部屋に戻るわね」スッ

穂乃果「あ、うん……」

ガチャッバタン

真姫「……まあそうよね」

真姫「わかってたわよ」

真姫「あの幼馴染組は当分離れること無いわよね……」

真姫「馬鹿みたい……こんなことで……くっ、ひくっ……」グスッ

真姫「もう寝る……」

真姫(私が負けることはわかっていた……)

真姫(あの頃からずっと穂乃果の傍にいる海未には……)

真姫「……くやしい」ボフッ

真姫「……すやぁ……穂乃果ぁ……ぐぅ」Zzz

ガチャッ

10: 2015/12/02(水) 01:58:27.67 ID:Ry3+6+FDd.net
チュンチュンッ

真姫「ふわぁ、いい目覚めとは言えないわね」

真姫「さて、朝食を作って大学に行かないと……医者の娘も大変よ」

ムニッ

真姫「」

真姫(何かしら、とても柔らかく身近で触ったことがある感触が手の中にあるわね)

真姫「って、なんで穂乃果が隣で寝てるの!?」

穂乃果「すや~すや~」Zzz

真姫「あれ?昨日そんなことしてないわよね?」

真姫「穂乃果は服着てるし……私も着てる……」

真姫「……やれやれ、寂しかったの?」

真姫「あなたは何も変わらないのね……羨ましいわ」

真姫「ふふっ、可愛い寝顔しちゃって」プニッ

穂乃果「ん~……」Zzz

真姫「起きないわね。もう少し……」プニプニプニ

真姫「って、穂乃果で遊んでる場合じゃないわ!早く朝食作っていかないと!」

穂乃果「んっ……ふわぁ~」

穂乃果「良く寝た~……あれ?なんで穂乃果こんなフカフカのベットにいたんだっけ?」

穂乃果「久しぶりにこんないいベットの上で寝たから良く寝れたなー」フカフカー

穂乃果「あ、思い出した!」

穂乃果「真姫ちゃんが寂しそうな顔をしたから隣で寝たんだった」

穂乃果「……流石にいつまでもいるって訳にも行かないよね」

穂乃果「今日ちょっと海未ちゃんに相談してみようかなぁ」ヨイショ

穂乃果「さて、では朝食を作ってこようかなー!」

穂乃果「と、そういえば真姫ちゃんはどこだろ?」キョロキョロ

ガチャッ。

穂乃果「……あ、リビングの机にメモ書き?」

『朝食は作っておいたからそれ食べなさいby真姫』

穂乃果「わぁ~♪真姫ちゃんの手作りご飯だー♪」

穂乃果「いっただっきまーす♪」

11: 2015/12/02(水) 01:58:53.59 ID:Ry3+6+FDd.net
~大学~

真姫(講義って本当に暇よね……)ペンクルクル

真姫(ここら辺は自分で勉強したとこだし聞いててもつまらないわね)フワァー

ブブブッ!

真姫(ん?メール?誰かしら?それも2通……まず1通目ね)ピッ

穂乃果『朝ごはんおいしかったよ~♪玄関閉めといたからね♪』

真姫(……ということは鍵が開いてないと)

真姫(あれ?それって色々とまずい気がするわ……)ウーン

真姫(次、花陽)ピッ

花陽『今日もし暇だったらお茶しないかな?凛ちゃんもいるんだけど……どう?』

真姫(相変わらず花陽は凛といるのね)

真姫(OKっと……久しぶりねあの子達と会うのも)

真姫(……そっかー朝ごはんおいしかったのね……うふふ//)フフッ

<ニシキノーナニワラッテルンダー

真姫「あ、すいません……///」

真姫「はぁ、余分にレポート出さないといけなくなっちゃったわ……」

真姫「っと、花陽たちはここかしら?」オモッタヨリチカイ

花陽「あ、真姫ちゃんこっちだよー」テマネキ

凛「いたいたー!お久しぶりにゃー!」

真姫「凛、あなた少し髪伸ばしたのね」

凛「えへへ///どうどう?似合ってる?」

真姫「ええ、可愛くなってるわよ」

凛「にゃー///ありがとー!真姫ちゃーん!///」

真姫「みんな大分姿が変わっちゃったわね」

花陽「そういう真姫ちゃんも前よりずっと大人っぽくなったね」

真姫「前から大人よ!!」

12: 2015/12/02(水) 01:59:37.50 ID:Ry3+6+FDd.net
凛「そういえば皆今何してるのかにゃー?」

花陽「そうだねぇ……たまにことりちゃんとは連絡したりしてるんだけど」

真姫「あら?珍しい人の名前が出たわね。ことり元気にしてるかしら」

花陽「やっぱり向こうは大変みたい……でも元気だって」ニコッ

凛「外国かー……凛にはちょっと無理かにゃー」エイゴワカンニャイ

真姫「まあ、ことりならうまくやってるでしょ?心配する事無いわよ」

~外国~

ことり「くしゅっ!……風邪かなぁ……?」


花陽「うん♪あと、にこちゃんはアイドルになって忙しいみたいで全然あってないんだ」

凛「この前テレビでにこちゃんが映ってたの見たにゃ」

花陽「え?な、なんで教えてくれなかったのぉ!?」

凛「いやぁ、見てると思ってたし……」

真姫「それで?どういう番組なのよ?」

凛「普通に歌って踊ってー後インタビュー受けてたりとかー」

真姫「ふぅーん」

花陽「うぅ……いつも見てるのになんでその日に限って見てないんだろう……」

~アイドル事務所~

にこ「はーくしょっ!……誰よにこの噂する奴……」

13: 2015/12/02(水) 02:00:13.90 ID:Ry3+6+FDd.net
花陽「そういえば穂乃果ちゃんは元気なのかなぁ」

凛「一番連絡取ってない気がするニャ!」

真姫「ああ、安心して良いわ」

りんぱな「?」

真姫「全然元気よ。あの頃と何も変わってないわよあの子」

花陽「え?なんでそんなに詳しいの?」

凛「ま、まさか……」

真姫(や、やば……穂乃果と住んでるのバレたかしら……)

凛「最近穂乃果ちゃんと会ったの!?」ガバッ!

真姫(まあそうなるわよね)

花陽「そっかぁ、元気でよかった」ニッコリ

真姫「そうよ。あの子が変わることなんてあるのかしら」

凛「そうだよね~、にこちゃんもあんまり変わんないし♪」

花陽「あう……それはあんまり言わないほうがいいと思うよ……」ニコチヤンオコル

凛「別ににこちゃんがいないからセーフにゃ」

真姫「じゃあ、伝えといてあげるわ」ポチポチ

凛「わ、わわ!?ご、ごめんなさーい!だから携帯しまってー!」

真姫「あら、もうこんな時間……そうね、穂乃果に会いたいのならここに行くと良いわ」スッ

凛「にゃ?ここって……喫茶店?」

花陽「最近新しく出たコスプレ喫茶だね」

真姫(あ、そうだったんだ)

花陽「そういえば穂乃果ちゃんはどんな服装だったの?」

真姫「ただのメイド服よ」

花陽「穂乃果ちゃんのメイド服かぁ~……ことりちゃんのお手伝いしたときぐらいだよね?」

凛「懐かしいにゃー!海未ちゃんもメイド服だったよね?」

真姫「そうね、確かに懐かしいわね」クスクス

真姫「じゃあ私そろそろ帰るわね」ヨイショ

花陽「そっか、じゃあ花陽達も帰ろうか」

凛「そうだね、じゃあね真姫ちゃん!また会おうねー」

14: 2015/12/02(水) 02:00:41.92 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「……ようやくついたわね我が家に」

真姫「っと言っても鍵は穂乃果が持ってるから開かないんだけどね」ガチャッ

真姫「……開いた」

ドタバタッ!!

真姫「ちょっと!本当に閉めて行ったんでしょうね!!」ダッ!

穂乃果「あ、おかえりー」

真姫「……帰ってるならメールぐらいよこしなさいよ」

穂乃果「あ、あはは……ご、ごめんね」


穂乃果「じゃーん♪今日はハンバーグだよー♪」

真姫「あら、しっかり形になってるわね」

穂乃果「むぅー!しっかり作れるよぉ!そういうこと言うなら食べなくていいもーん!」」

真姫「冗談よ。それより味はどうかしらね」フフン

穂乃果「むぅ……」

真姫「モグモグ……あ、うまい」

穂乃果「ふふ~ん♪でしょでしょ~♪」

真姫「うっ、べ、別に普通よ!これぐらい誰でもできるわよ!///」モグモグ

穂乃果「その割にはおいしく食べてくれてるね♪」エヘヘ

15: 2015/12/02(水) 02:01:50.18 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「そういえば今日、花陽と凛に会ったわ」

穂乃果「いいなぁ~穂乃果も会いたいなぁ~……」

真姫「まあ近いうちに会えると思うわよ」

穂乃果「?」

穂乃果「あ、そういえば絵里ちゃんが今度μ'sメンバーで集まろうって言ってたよ?」

真姫「ああ、メール着てたわね。でも、ことりは来れるのかしら」

穂乃果「うん、その日に帰って来るみたいだよ」

真姫「あら?じゃあ皆揃うのかしら?」

穂乃果「どうだろう……にこちゃん忙しいみたいだし」

真姫「まあ、心配しなくてもいいわよ。どうせ、にこちゃんも来るわよ」

穂乃果「うん♪楽しみだなぁ~」

真姫「変わった皆が見れるのはこういうときだけよね」

穂乃果「うんうん♪どうなってるのかな~皆」

~居酒屋~

凛「わーい♪みんなお久しぶりにゃー!」ワーイ

花陽「お、お久しぶりですぅ~///」テレ

絵里「あら、ようやく来たわね」

ことり「わぁ~♪花陽ちゃん!凛ちゃん久しぶりぃ~!」

海未「予定の時間より大分遅れてますよ?まあ、無事だったならよかったです」

希「では、皆にこっちからお言葉ありまーす」ニコニコッ

にこ「は、はあ!?あんたらが幹事じゃないの!?」

希「ほらほら早くぅ~」

にこ「うぐぅ……で、ではグラスをお持ちください……」

真姫「なんで敬語なのよ……」

にこ「いいのよ!ノリよノリ!!久しぶりに会ったという事で色々と話したい事は山ほどあると思うわ」

にこ「だけど、今はグラスを持って乾杯をするのが先よぉー!!かんぱーい!!」

8人「かんぱーい!!」

16: 2015/12/02(水) 02:02:18.82 ID:Ry3+6+FDd.net
ガヤガヤッ!!キャッキャッ!!

真姫「……はぁ、絵里達は飲めるけど私達は飲めないんだけど……」

花陽「ま、まぁまぁ。ウーロン茶もおいしいよ?」コクコクッ

凛「そう?凛は希ちゃんから貰ったジュースの方が……」

真姫「……待ちなさい。ちょっと凛、それ貸して」

凛「このジュースかにゃ?」

真姫「……これアルコールね」ギロリッ

希「……ギクゥ」

真姫「未成年にお酒を飲ませるのはダメなのわかってるわよね」ゴゴゴッ

希「大変申し訳ありませんでした」ドゲザ

凛「ま、まだちょっとしか飲んでないから大丈夫だよ」アセアセ

海未「ちょっとでもダメです!飲ませることもいけないことなんですから」

絵里「少しは反省しなさい?希」

希「うぅっ……ほんまにごめんなぁ……」

にこ「こら、せっかくの集まりなんだししんみりさせないでよ」

穂乃果「そ~だよぉ~あへへ~//」フラフラ

ことり「あ、あわわっ穂乃果ちゃん大丈夫!?」

海未「飲みましたね穂乃果……はぁ」

真姫「穂乃果、お酒弱いのね……」

海未「では、穂乃果を介抱するんで私はここで」

ことり「え?もう帰るの海未ちゃん?」

海未「穂乃果をこのままにしておくわけにもいかないでしょう?」

絵里「大丈夫よ、そこで寝かせてあげればいいんじゃない?」

海未「風邪を引いてしまいますよ……」

希「そうやなぁ、風邪引いちゃったらかわいそうやし送ってあげてな?」

海未「はい」

真姫「待って」

海未「?」

真姫「私が送るわ」

海未「え?」

真姫「私、今穂乃果と同棲してるから同じ方向だし」

7人「え?」

17: 2015/12/02(水) 02:02:56.06 ID:Ry3+6+FDd.net
花陽「え?ええ?ど、同棲!?」

凛「あー……だから穂乃果ちゃんの事詳しいんだね」ナルホド

ことり「うわ~♪楽しそうでいいなぁー♪」

海未「真姫、穂乃果は迷惑かけてませんか?」

真姫「そうね、強いて言うなら毎日が賑やかってことね」

希「さっすが穂乃果ちゃんやね♪」

絵里「そうね、穂乃果の成せる技かしら?」フフッ

にこ「ま、あんたらが不自由してないならいいんじゃない?」ゴクゴク

ことり「じゃあ真姫ちゃん。気をつけてね?」

海未「待ってください。私も途中まで行きます」


真姫「……重い」

海未「いくら穂乃果と言えども大人の女性ですからね」

真姫「代わってくれてもいいのよ?」

海未「……いえ、あなたが運んであげてください」

真姫「なんでよ」

海未「なんとなくですよ。そのほうがいいと思いますよ?」

真姫「何よそれ……とりあえず重いんだけど……」

海未「あともう少しなんですよね?頑張りましょう♪」

真姫「……なんでそんなにニコニコしてんのよ……イミワカンナイ」

海未「フフッ、よかったですね穂乃果」ニコッ

真姫「はぁ……穂乃果は寝てるでしょ……もう」ヨイショ

穂乃果「……///」

18: 2015/12/02(水) 02:03:23.98 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「ふう……ようやくついた」

海未「大きいマンションですね……」

真姫「そう?普通じゃない?」

海未「すいません。あなたの常識と私達の常識を当てはめないでください」オカネ

真姫「まあいいわ。どうする?お茶ぐらい出すけど」

海未「いえ、私はここで戻ります」

真姫「そう……わかったわ。送ってくれてありがと」

海未「はい、また……会いましょう」

海未「真姫」

真姫「……何?」

海未「頑張ってくださいね」

真姫「……ありがと」


真姫「ほら!ついたわよ、穂乃果」

穂乃果「ぐぅ~……」Zzz

真姫「まだ寝てるし……もう!」

真姫「とりあえず穂乃果を部屋に寝かせてっと」ヨイショ

真姫「……本当に起きないわね」ホッペグイー

穂乃果「むぐぐっ……」

真姫「これでも起きないか……」

真姫「まぁいいわ。おやすみなさい」バタン

穂乃果「……痛い」

19: 2015/12/02(水) 02:04:03.41 ID:Ry3+6+FDd.net
穂乃果「いたた……あんなに引っ張ることないじゃん」イッター

穂乃果「でも、どうしよう……な、なんか出るに出れないよ」

穂乃果「お、おはよう!!……な、なんか違うよね?」

穂乃果「は、運んでくれてありがとう!……これも違うような」

穂乃果「う、う~ん……」

真姫「何一人でブツブツ言ってるのよ……キモチワルイ」

穂乃果「うわぁああ!?」ガタンッドスンッ

穂乃果「いったー!!お尻打ったー!!」ウワーン

真姫「はぁ……本当にもう」ヤレヤレ

真姫「ほら、手貸して」

穂乃果「え?あ、うん」

真姫「お尻打った?大丈夫なの?」

穂乃果「だ、大丈夫……」

真姫「そ、ならいいわ」

穂乃果「でも、痛かったんだよぉ」

真姫「はいはい、わかったから」

真姫「お水、置いとくわよ」

穂乃果「え?あ、痛っ!」ズキッ

真姫「飲みすぎよ……ほら、頭痛薬も置いとくから飲みなさいよ」

穂乃果「あ、はーい……」


真姫「さて、穂乃果に薬を飲ませたことだし私も休もうかしら」

真姫「はぁ……なんで私、あんな人好きになっちゃったのかしら……」

ガタンッ!!

真姫「!?」

真姫「……」

真姫「いるの?穂乃果?」

穂乃果「……い、いないよー」

真姫「……あ、あっそう」

真姫「さっきの聞いてた?」

穂乃果「き、聞いてないよー」

真姫「そう」

真姫「ならいいわ」

穂乃果「よくないよ!!」バンッ!

真姫「ビクゥッ!?」

20: 2015/12/02(水) 02:04:45.30 ID:Ry3+6+FDd.net
穂乃果「真姫ちゃんは……まだ、穂乃果の事好き……なの?」

真姫「……そうね、私はまだあなたの事が好き」

穂乃果「……え、えへへっそっか」

真姫「でも、無理なんでしょ?」

穂乃果「……あの頃はね」

穂乃果「本当はね、あの頃好きって言ってくれて嬉しかったの」

穂乃果「あの8人の中から私を選んでくれたことが凄い嬉しかったの」

真姫「じゃあなんで……」

穂乃果「悪いのは穂乃果なんだ」

真姫「え?」

穂乃果「穂乃果だと真姫ちゃんと合わないと思ったんだ……」

穂乃果「ほら?お金持ちだし、綺麗だしスタイルは絵里ちゃんの次だし」

真姫「そこ関係ないんじゃない?」

穂乃果「と、とにかく!真姫ちゃんにはもっといい人がいると思ったんだよ?」

真姫「……あっそう」

真姫「穂乃果……今の私の気分を教えてあげましょうか?」

穂乃果「え?」

真姫「私はそんなくだらない理由で振られたことに今猛烈に怒りを感じてるわ」

穂乃果「ご、ごめんなさい……」シュン

真姫「それで」

穂乃果「え?」

真姫「それでどうなのよ!」

穂乃果「な、何が?」

真姫「そ、その……//へ、返事は!///」

穂乃果「は、はい!」

真姫「え?いい……の?」

穂乃果「え?何が?」

真姫「……あのさ、一応私の気持ちがわかってんなら答えるべきだと思うのよね」イラッ

穂乃果「えーっと……真姫ちゃんは本当に穂乃果でいいの?」

真姫「だからそう言ってるじゃない」

穂乃果「すっごく迷惑掛けるよ?」

真姫「もう既に無理やりの同棲で迷惑掛かってるんだけど……」

穂乃果「うぐっ……」

21: 2015/12/02(水) 02:05:35.23 ID:Ry3+6+FDd.net
真姫「どういう理由があったとしても、私はあなたの事が好きなの」

真姫「あなたがいたから今の私がいるの」

真姫「あなたが私に手を差し出してくれたから……」

穂乃果「……そっか」

真姫「私はあなたを愛してます。穂乃果、付き合ってください」

穂乃果「真姫ちゃん……うん、うん!」

穂乃果「これからも穂乃果をよろしくね?」

真姫「ええ、よろしくね穂乃果」

34: 2015/12/02(水) 18:06:40.09 ID:YI26VNbj0.net
凛「へぇ~そんなことがあったんだね」

花陽「穂乃果ちゃんと……おめでとう!真姫ちゃん!」ニッコリ

真姫「うん、ありがと」

凛「あれ?なんか嬉しくなさそうだにゃ?」

花陽「え?な、なんかあったの?」

真姫「……ええ、ちょっと聞いてもらえるかしら」

りんぱな「?」

91: 2015/12/02(水) 20:55:40.26 ID:YI26VNbj0.net
真姫「あの子ったら服とか脱いだら脱ぎっぱなしだしお皿も自分で洗わないのよ!?」

真姫「それにたまに私の部屋で寝てることもあるし布団も蹴っ飛ばして寝てるし!」

真姫「もう!大きな子供を預かっちゃったみたいなものよ!!」

凛「……あーうん、調子よさそうでよかったにゃ」

花陽「……そうか、凛ちゃんと同棲すれば……」ブツブツ

真姫「はぁ?なんで調子良さそうなのよ!逆に疲れて調子悪いわよ!」プリプリッ

花陽「あ、あはは……」

真姫「まったく……ん?噂すれば穂乃果から電話ね……」

真姫「もしもし?……はぁ!?寝坊したぁ!?」

真姫「昨日あれほど起きるよう言ったでしょ!!もう!」ガミガミガミ

花陽「あはは……真姫ちゃんが海未ちゃんみたいになってる……」

凛「でも真姫ちゃん、すっごい嬉しそうにゃー!」

真姫「今日のご飯抜き!!」


おわり

22: 2015/12/02(水) 02:16:08.57 ID:rDILa0qm0.net

なにがとは言わないが色々哀れである

引用元: 真姫「……穂乃果って好きな人とかいる?」穂乃果「え?」