894: ◆cFFmUxF1p6 2013/07/08(月) 02:04:08.09 ID:hGKc5q9+o

895: 2013/07/08(月) 02:04:36.14 ID:hGKc5q9+o
日菜子「むふふ~♪」

日菜子P「お、おい日菜子……流石に事務所なのにくっつきすぎだ」

日菜子「いいじゃないですかぁ~、日菜子今までずっと待ってたんですよ?」

日菜子「これくらい許してもらっても罰はあたらないと思います、むふふっ♪」



ありす「なんか日菜子さんたち、急に仲良くなったというか……前にもまして一緒にいますね……」

ナターリア「そ~だネ~、ヒナコ凄い嬉しそうダヨ」

ありす「もしかしてプロデューサーと進展したのかな……?」

ナターリア「おー、ヒナコはプロデューサーのこと好きなんだネ」

896: 2013/07/08(月) 02:05:04.23 ID:hGKc5q9+o
日菜子「むふ? おやぁ、見られちゃってますね、むふふ」

日菜子P「さ、流石に誰かが見てる時はどいてくれると……」

日菜子「仕方ないですねぇ……日菜子の王子様はシャイなんですから」

日菜子P「いや、済まないな……ひと目があるとどうも気になって」

日菜子「それって二人っきりなら、もーっとすごい事してもいいってことですかぁ? むふ、むふふ~」

日菜子P「待て待て、そういうことじゃない」

日菜子「日菜子は、もうプロデューサーさんと幸せに暮らすところまで妄想済みですから」

日菜子「早く現実になってほしいものです……むふ」

ナターリア「二人は結婚するんだナー」

日菜子P「うえっ!? いや、まだそういうことは早いだろっ」

897: 2013/07/08(月) 02:05:32.62 ID:hGKc5q9+o
日菜子「むふふ……確かにゆくゆくはそうしたいところですが」

日菜子「日菜子はまだ15歳ですから……結婚するには待たないとですねぇ」

日菜子「むふ……でも、それくらいなら王子様が気づかずに、待っていたのと比べるとマシですけどね、むふふ」

日菜子P「うっ……そ、それは悪かったから」

ナターリア「そうなんダ。ブラジルだと結婚できるから知らなかったヨ~」

日菜子「むふ……?」

ありす「……えっ?」

日菜子「……その話もっと詳しく知りたいですねぇ」

ありす「ナターリアさん、よければどういうことか説明を」

ナターリア「わ、わかったヨ……だからそんなに詰め寄ってこないでもいいヨ……」

898: 2013/07/08(月) 02:06:05.29 ID:hGKc5q9+o
ナターリア「……というコト」

日菜子「むふむふ……つまり」

ありす「女性が妊娠している場合だと、未成年でも結婚が可能だと……」

ナターリア「そだネー」

日菜子P(世界は広いな……)

日菜子「むふ……まあ日菜子は来年には出来るようになるからいいですけど……」

日菜子「赤ちゃんは……早くにほしいかなぁ……ね、プロデューサーさん?」

日菜子P「えっ……? えーっと……ま、まあほら、物事には順序ってものが……」

ありす「…………」

899: 2013/07/08(月) 02:06:32.98 ID:hGKc5q9+o
ありす(Pさんとの赤ちゃんが出来たら、結婚できるんだ……)

ありす(でもそれにはブラジルに行かなきゃいけない……)

ありす(アイドルだって止めたくないし、Pさんもそんなの嫌だろうし……)

ありす(でも……やっぱり4年は……長いですよぉ……)

ありす(待ってくれるって言ってくれたし……Pさんのこと信じてないわけじゃないけど……)

ありす(Pさんとの赤ちゃん……出来たら嬉しい)


日菜子「ありすちゃーん?」

ありす「あ、えと……?」

ナターリア「ボーッとしてたヨ?」

ありす「すみません……ちょっと考え事を」

900: 2013/07/08(月) 02:06:59.85 ID:hGKc5q9+o
日菜子「むふ、聞いておいてあれですけど、日菜子もそこまでするつもりはありませんし」

日菜子「ありすちゃんも、あんまり変に考えこまないほうがいいですよぉ?」

ありす「そ、そうですね」

日菜子P(ていうかあいつありすちゃんに慕われすぎだろ……)

日菜子P(まだ小学生なのに……ただ懐いてるだけだと思ってたんだがなぁ)

ありす「Pさんは待ってくれるって言ってくれたし……」

ありす「うん……もうこのことは忘れちゃおう」

ありす「あ、私そろそろお仕事ありますのでこれで」

ナターリア「またネー」

901: 2013/07/08(月) 02:07:27.46 ID:hGKc5q9+o
ありす「でもブラジルかぁ……」

モバP「うん? 何か言ったか?」

ありす「あ、いえ……別に」

モバP「ブラジルとか聞こえたけど……もしかして行きたかったりするのか?」

ありす「……あ、その」

ありす「Pさん、もしブラジルに暮らすとしたらどうしますか?」

モバP「へ? ブラジルに?」

モバP「うーん……やっぱり住み慣れた日本を離れるのは抵抗があるなぁ」

ありす「そうですよね……」

902: 2013/07/08(月) 02:07:54.78 ID:hGKc5q9+o
モバP「ああでも、ありすが一緒にいたら別にいいかもな」

ありす「え?」

モバP「ぶっちゃけて言えば、俺の中でのほとんどを占めてるのがありすだからな」

モバP「ありすと一緒にいれば、大抵のところでも暮らしていけるかも、ははは」

ありす「そう、ですか……えへへ」

モバP「でもそれがどうかしたか?」

ありす「いえいえ、なんでもありません」

モバP「変なありすだな」

903: 2013/07/08(月) 02:08:22.79 ID:hGKc5q9+o




ありす(Pさんはああ言ったけど、やっぱり突然言われたら迷惑だよね……)

ありす(でも、4年も待つのは……)

ありす(そ、それに私だってそういうことに興味あるし……Pさんとの赤ちゃん作るの……)

ナターリア「アリスー?」

ありす「あれ、ナターリアさん? どうしたんですか?」

ナターリア「サイキンなんだか悩んでることが多い気がしたノ」

ナターリア「もしかして前に話したこと気にしてるのかナ?」

ありす「あ、えっとそれは……」

904: 2013/07/08(月) 02:09:01.81 ID:hGKc5q9+o
ナターリア「あんまり早いうちから結婚するのは感心しないヨ」

ありす「え?」

ナターリア「ブラジルだって、出来るってだけで一般的じゃないんダナ」

ナターリア「若いうちから赤ちゃん作ったら、きっと大変ダヨ」

ありす「そう、ですよね……」

ナターリア「それに、結婚出来るようになるまでは愛を確かめる時間だと思ったらイイヨ♪」

ありす「愛を確かめる、ですか……」

ナターリア「ナターリアだって、まだ結婚出来ないけど、ダーリンとは結婚するつもりなんダ」

ナターリア「だから今はたーくさんイチャイチャしてるんダヨネー」

ありす「……私、いつもしてる気がします」

ナターリア「アレ、ソウナノ?」

ありす「周りからよく言われますので……」

905: 2013/07/08(月) 02:09:35.80 ID:hGKc5q9+o
ナターリア「ふたりでイチャイチャしてたら、結婚出来るまでアッという間ダヨ」

ありす「そうかもしれませんが……」

ナターリア「それでも心配ならアレを貰えばいいネ」

ありす「アレ?」

ナターリア「指輪ダヨ、結婚を約束する指輪があれば安心だネ」

ありす「こ、婚約指輪ですか……」

ありす「確かに欲しいかも……Pさんくれたらいいなぁ」

ナターリア「ナターリアは、指輪の代わりに指切りだったけどネー♪」

ありす「……ともかくありがとうございました」

ありす「ちゃんと待ってみることにします。そう約束しましたし」

906: 2013/07/08(月) 02:10:05.69 ID:hGKc5q9+o
ありす「Pさーん」

モバP「うおっとっ……!」

ありす「えへへ……」

モバP「どうしたんだ、そんなにくっついてきて?」

ありす「確認です」

モバP「確認?」

ありす「だって……4年もあるんですから」

ありす「こうやって時々は、私がPさんのこと大好きだよって確認させないと」

ありす「Pさんが何処かに行っちゃったら嫌ですから」

モバP「そんなことないけどなぁ、信用されてないのかな?」

ありす「えへへ……ようは口実みたいなものですけど、ね……」



第六十六話 完

907: 2013/07/08(月) 02:11:55.76 ID:hGKc5q9+o
>>747のネタでした
ナターリアも台詞見ると結婚する気満々ですね

908: 2013/07/08(月) 02:17:33.08 ID:JZmJDWQco
乙!

909: 2013/07/08(月) 03:09:54.08 ID:XYT/HW6Qo
乙ー
4年もイチャイチャしながら待ったら恋を通り越して熟年夫婦の域に達してそうww

引用元: モバP「ありすといちゃいちゃしたい」