悟空「なにい！？そいつはつええんか？」

界王「とてつもなく強いぞお。お主でも勝てるかどうか…」

悟空「オラワクワクしてきたぞ！界王様ァ！そのゾーマっちゅうんはどこにいんだ？」

界王「ここから南西に向かってずーっとずーっと先じゃ」

悟空「よーし！さぐってみっか」

悟空「う～ん………ちょっと遠いから時間かかっぞ」

悟空「……！！！！見つけた！」

悟空「ちょっくら行ってくる界王様｣ｼｭﾝ

界王「まったくせっかちなやつじゃわい」

アリアハン

悟空「うおわああああああ！｣ﾄﾞｽｰﾝ

悟空「イチチチチ…ってあれ？ゾーマっちゅうやつの気が感じられねえぞ」

悟空「どういうことだ…？」

悟空「とりあえず腹減ったなあ！どっか飯食えるとこねえかな」

悟空「腹減ったなあ…どっか飯食えるとこ…ねえ…の…か…｣ﾊﾞﾀﾝ

神父「おや？大変！人が倒れています」

神父「大丈夫ですか！？」

悟空「め…し…腹減ったぞ……」

神父「このままでは餓氏してしまう。教会に運びます」

悟空「……はっ！」

神父「やっと目を覚ましましたか」

悟空「アンタ誰だあ？」

神父「私はこの教会の神父をしております」

悟空「神父さんかあ！んでオラどうしてこんなとこにいんだ？」

神父「道端で倒れていたのを発見したので私がここに…」

悟空「そうだったんかあ！あんがとな！」

神父「いえ。それよりもお腹は大丈夫なんですか？」

悟空「ん？お腹？あっ！｣ｸﾞｸﾞｩ

悟空「思い出したら腹減ってきちまった。へへへ」

悟空「すまねえけどさ。なんか食わしてくんねーかな？」

悟空「うめえ！｣ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

神父「…………」

悟空「ごちそうさんでした！」

神父「ああ…一ヶ月分の食料が…」

悟空「わりい神父さん。オラいっぺえ食わねえと力でなくてよお！」

神父「はははははははははは…ははは…」

悟空「ところでよお神父さん。大魔王ゾーマって知ってっか？」

神父「大魔王ゾーマ？いえ。聞いたこともないですね」

悟空「そっかあ。そりゃ残念だ…」

神父「その大魔王ゾーマがどうかなさったんですか？」

悟空「界王様って人にわりいやつが暴れてるって聞いてよ。倒してほしいって言われたんだ」

悟空「多分この星にいると思うんだけどなあ」

神父「悪い奴といえば…先日アリアハンの勇者が魔王バラモスを討伐しに旅立ったと聞いています」

神父「もしや大魔王ゾーマとなにか関係があるのでは？」

悟空「そのバラモスちゅうんは強いんか？」

神父「はいそりゃもう…わ」

悟空「そっか！ありがとな神父さん！いっちょオラ行ってくる！｣ﾋﾞｭｰﾝ

神父「行ってしまった…」

ムオル

悟空「うわあああああああ！｣ｽﾞﾄﾞｰﾝ

悟空「イチチチチ…よそ見してたら落ちちまった」

男「ああああああ！？ポカパマズさんのカブトがあああああああ」

悟空「わりい壊しちまった」

男「ひどいです！ひどいです！直してください！うわああああああん！」

悟空「そんなに怒らなくてもいいじゃねえか！わりかったよお…」

男｢ｺﾛｽ…」

悟空「ういいい！？」

男｢ｺﾛｽｺﾛｽｺﾛｽｺﾛｽ…」

悟空「やべえにげっぞ｣ｼｭｰﾝ

男「あ！こらまてええええ！」

悟空「ふう…危なかったぞ…」

悟空「ん？あそこにでっけえ塔があっぞ」

悟空「いっちょ行ってみっか｣ﾊﾞﾋﾞｭｰﾝ

カンダタ「うっへっへっへ。きんのかんむりいただきだぜえ」

子分「やりましたねお頭！これで当分食っていけそうです！」

カンダタ「だな！腹一杯食えるぞ！」

悟空「飯がどうかしたんか？｣ｼｭﾀ

カンダタ「誰だお前は！」

悟空「オッス！オラ悟空！おめえらこんなとこでなにやってんだ？」

カンダタ「きさまには関係ないことだ。やれ！子分たち！」

子分「うおおおおおおお」

悟空「うおっとっと…いきなりなにすんだよう！｣ｼｭﾝ

カンダタ「躱された！？いや、まぐれだ。子分ども手加減なしでやれ！」

子分「へい！おかしら！」

悟空「あぶねえなあ。ナイフふりまわしてんじゃねえぞ」

子分「おらおらおらあああああ」

悟空「いよっと！おっと！あぶねえ！」

カンダタ「ちっ！クソ！おまえらなにしてやがる！」

子分「お、おかしらあ！こいつ攻撃が当たりません！」

悟空「おっと！よそ見してっとあぶねえぞ｣ﾄﾞｽｯ

子分「うっ…｣ﾊﾞﾀﾝ

カンダタ「ひいいい！？？」

悟空「おめえもやるか？」

カンダタ「まいった！きんのかんむりを返すから許してくれよ！な！な！」

悟空「きんのかんむり？オラそんなの知らねえぞ？」

カンダタ「え？きんのかんむり取り返しに来たんじゃないの？」

悟空「ああ…それよりさあ。オラ腹減って氏にそうだぞ。飯食わしてくんねえか？」

カンダタ「え？あ、飯？」

悟空「おう。腹が減ってイライラして物ぶっ壊しそうなんだ。こんなふうになあ｣ﾄﾞｺﾞﾝ

カンダタ「ひいい！！？ご飯なら食べさせますから許してください！」

悟空「お？いいんか？サンキュー！」

悟空「うめえ！｣ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾎﾞﾘﾎﾞﾘ

カンダタ「よく食べますね…」

悟空「ああ！オラ飯食わねえと力でなくてよお！」

カンダタ「そ、そうですか…」

子分「おかしら。2カ月分の食料が…」

カンダタ「ははは…ははははは…」

悟空「あ！そうだおめえよ！バラモスって知ってっか？」

カンダタ「あ、はい…聞いたことがあります！凶悪な魔王だとかそんなふうに」

悟空「どこにいっかわかるか？」

カンダタ「バラモスは城を根城にしてると聞いたことがあります」

悟空「城かあ！サンキュー！｣ﾊﾞﾌﾞｰﾝ

カンダタ「行ってしまった…」

悟空「城…城…この星のやつは気が探りにくくてかなわねえな」

悟空「手当たり次第城に行ってみっか…」

悟空「おっ！デカイ気みっけたぞ！」

バラモスの城

悟空「うへえ～おっかねえとこだなあ」

うごくせきぞう×10「…………」

悟空「オッス！オラ悟空！」

うごくせきぞう×10「………」

悟空「なんだおめえら！返事しろよ！」

うごくせきぞう×10「………｣ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾝ

悟空「よっと！またいきなりおそわれるんかよお！」

うごくせきぞう×10「…………｡｣ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾝ

悟空「仕方ねえ…やるしかねえか。だありゃああああああ！うおりゃああああああ！｣ﾄﾞｺﾞﾝ

うごくせきぞうAB「ぐおおおおおお｣ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

悟空「あっ…いっけねえ…粉々に砕けちまったぞ…

ベジータ「ギャリック砲！」

ゾーマ「うぎゃあああああああ」



完

かめはめはー！



世界は平和になった

ゾーマなんて、初代ピッコロ大魔程度だろ