1: 2011/12/10(土) 20:28:36.71 ID:ajwfH2Hb0
一夏「うーん……迷った……」

一夏「こっちであってるはずなんだけど……ここ、どこぉ……」

一夏「……ん、あれってIS?」

一夏「起動! ……なんちゃって」

ぶぅん!

一夏「……え?」
IS<インフィニット・ストラトス>(1) (サンデーGXコミックス)
6: 2011/12/10(土) 20:31:56.42 ID:ajwfH2Hb0
山田「……さん、織斑一夏さん!」

一夏「は、はい!」

山田「自己紹介、あから始まって、次は一夏さんの番なんだけど……」

一夏「は、はい、すいません……」

一夏「え、えっと、織斑一夏です……以上です!」

ずこー!

一夏(な、なんですべった!?)

箒「……」

一夏(まさか、男しか動かせないはずのISを動かしちゃうなんて……我ながらなんてことをしてしまったんだろう……)

一夏(……しかも男しかいないIS学園に入学なんて……)

ごつんっ!

一夏「い、いたい!?」

14: 2011/12/10(土) 20:35:43.31 ID:ajwfH2Hb0
千冬「お前は自己紹介もまともに出来ないのか!?」

一夏「ち、千冬おにいちゃん?」

千冬「織斑先生と呼べ!」ごつんっ!

一夏「い、痛いってば!」

クラスメイト「おい、あいつってもしかして……」

クラスメイト「織斑千冬さんの妹?」

クラスメイト「言われて見れば少し似てるような……」

千冬「全員静かにしろ! 私はこのクラスの担任、織斑千冬だ! お前たちを1年で立派なISのりに育てるのが私の仕事だ!」

千冬「もちろん出来るな! 出来なくてもはいと返事しろ!」

クラス一同「はい!!!」

一夏(お、お兄ちゃん、むちゃくちゃな……)

21: 2011/12/10(土) 20:38:51.06 ID:ajwfH2Hb0
モブ「おい、あの子か?」

モブ「世界で唯一女でISを起動させたって言う……」

モブ「しかも織斑千冬さんの妹らしい」

モブ「可愛い、俺声かけてみようかな?」

一夏(なんだか、ライオンの群れの中に投げ込まれた気分だよ……)

一夏「……ん?」

箒「……ちょっといいか?」

31: 2011/12/10(土) 20:45:00.65 ID:ajwfH2Hb0
箒「……どういうつもりだ?」

一夏「え?」

箒「どういうつもりだと聞いている!」

一夏「あの、箒、主語って習ったことある?」

箒「馬鹿にしてるのか、お前は!?」

一夏「でも、箒、久しぶりだね。その後ろ髪、箒ってすぐにわかったよ」

箒「っ……!?///」

きーんこーんかーんこーん

一夏「あ、授業始まるね。私は先に行ってるから」

箒「……不意打ちは卑怯だろ……」

一夏「……? 何か言った?」

箒「な、なんでもない!」

43: 2011/12/10(土) 20:51:28.56 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……んー……これ、ほんとに日本語……?」勉強中

????「ちょっといいか?」

一夏「ん?」

????「きみ、世界で唯一ISを操れる女だからって、すこし調子に乗ってないか?」

一夏「……ねぇねぇ、この人誰?」

クラスメイト「ちょ、一夏ちゃん……」

セシリオ「この僕のことを知らない!? イギリスの代表候補生のこの僕を!!?」

一夏「……だいひょーこーほせー?」

セシリオ「……君は相当な馬鹿みたいだな。代表候補生と言うのは……」

一夏(それにしても、お兄ちゃんと久しぶりに会ったなぁ……まさか教師になってたなんて……ともかく、今日は職員室にお弁当を持ってかなきゃ……あれ、お弁当2つもあったっけ?)

セシリオ「……そんなわけで僕は……って、聞いてるか!?」

53: 2011/12/10(土) 20:56:44.17 ID:ajwfH2Hb0
一夏「ごめん、聞いてなかった」

セシリオ「君と言う人は……!」

きーんこーんかーんこーん

一夏「あ、授業始まっちゃった! 勉強終わってないのにー」

セシリオ「……」



千冬「今日はこのクラスのクラス代表を決める。クラス代表についての説明は渡した資料通りだ」

千冬「誰か推薦はいないか?」

クラスメイト「はいはい! 織斑さんがいいと思います!」

一夏「え?」

クラスメイト「俺も賛成です! やっぱり花があったほうが……」

セシリオ「僕は反対です!」ばんっ!

一夏(またでた……)

57: 2011/12/10(土) 21:02:00.96 ID:ajwfH2Hb0
セシリオ「クラス代表をこんなどこの馬の骨かもわからない女にやらせるなんて、僕は反対です!」

一夏「む……」

千冬「……なるほど、どこの馬の骨かもわからないか……」

一夏「……あ……」

千冬「織斑一夏!」

一夏「は、はい!」

千冬「今週末、クラス代表を決める試合を行う! 勝ったほうがクラス代表だ、以上!」

一夏「……あの、お兄ちゃん……もしかして怒ってる?」

千冬「お前はいいからうなづいていろ!」

一夏「は、はいぃ!」

箒(あいつ、大丈夫か?)

59: 2011/12/10(土) 21:05:30.63 ID:ajwfH2Hb0
放課後

一夏「ってことで、お願いします!」

箒「……いまさら剣道を習いたいって……せめてISの訓練をしろよ」

一夏「だってぇ……専用機が届くの、まだ先になるって……」

箒「……千冬さんも昔から変わってないな……」

一夏「うん、相変わらずシスコンだよ……」

箒「そういうお前は相変わらずブラコンだけどな」

一夏「ひどっ!!?」

箒「いいから竹刀を握れ。時間がないんだろ?」

一夏「う、うん、お願いします!」

箒「それじゃあ、本気でかかってこい!」

60: 2011/12/10(土) 21:10:10.46 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……はぁ……初日から汗だくで部屋に戻るなんて……箒は先に行っちゃうし」

一夏「まぁ、更衣室がひとつしかなかったのも悪いんだけど」

一夏「……いまさらだけど、覗かれてないよね……恥ずかしくなってきた……」

一夏「……考えるのはよそう……あ、この部屋だ」

一夏(……ルームメイトなんていないよね?)

一夏「……」こんこんっ

一夏「はいりまーす」

箒「おう、わりぃな、今シャワー浴びてて……」

一夏「……あ、あぁ……/// え、えっと、ふ、腹筋、すごいね……あと、その下着の柄、可愛いよ……あ、あはは……///」

箒「……」

一夏「……きゃあああああああああ!!!!!」

62: 2011/12/10(土) 21:12:54.67 ID:ajwfH2Hb0
箒「あ、あの、織斑さん?」

一夏「自分の部屋だからって下着姿でうろちょろするのはいけないことだと思うんだ。わかる?」

箒「はい、おっしゃるとおりです」

一夏「というか、なんで同じへやなの!?」

箒「俺だってお前が同じ部屋なんて思わなかったんだよ!」

一夏「……あぁ、もう、着替えとかどうすればいいのー!?」

箒「……はぁ……」

64: 2011/12/10(土) 21:16:43.12 ID:ajwfH2Hb0
なんだかんだで週末

一夏「……これが私のIS?」

千冬「こいつは白式。私の「雪片」の後継の機体だ」

一夏「おにいちゃんの!?」

ごつんっ!

一夏「ひゃうっ!?」

千冬「織斑先生、もしくは千冬にぃと呼べ!」

一夏「あ、あの、織斑先生……箒もいるから、恥ずかしいんだけど……」

箒「す、すいません……」

千冬「………………さっさといけ」

一夏「う、うん!」

千冬(ああああああああー!)

70: 2011/12/10(土) 21:18:55.12 ID:ajwfH2Hb0
セシリオ「よくビビッて逃げ出さなかったね」

一夏「逃げたらおにいちゃんに拳骨食らうからね。それに、いつまで余裕で要られるかな?」

セシリオ「それはこっちのセリフさっ!」

一夏「!!?」

セシリオ「ブルーティアーズ!」

一夏「え、ちょ、ちょっと、待って! 武器、武器ないの!!?」

76: 2011/12/10(土) 21:25:04.53 ID:ajwfH2Hb0
一夏「よし、この変な刀で反撃を!」

セシリオ「なっ!?」

一夏「よし、これなら落とせる!」

セシリオ「……詰めが甘いよ」

一夏「これで、ぜんぶ!!!」

どかーん

一夏「とどめー!!!」

セシリオ「いつ、僕の武器が4つと言ったんだい?」じゃきんっ

一夏「えっ……ちょ、ちょっと、タイム、タイム!!!」

どかーん

セシリオ「女にしてはずいぶんがんばったんじゃないの? ……ん?」

一夏「え……第二形態・雪羅?」

セシリオ「そ、そんなっ! スターライトmkIIIが効いてない!!?」

77: 2011/12/10(土) 21:26:03.92 ID:ajwfH2Hb0
一夏「よし、このまま、今度こそとどめー!!!」

セシリオ「し、しまった……!」

ピーーーー!!!!

アナウンス「勝者・セシリオ・オルコット」

一夏「……え?」

セシリオ「……え……?」

80: 2011/12/10(土) 21:28:57.09 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……エネルギー切れ?」

千冬「そうだ、お前の使った雪羅はエネルギーを大きく消費する一撃必殺だ」

千冬「お前がセシリオを倒す前にエネルギー切れになってしまったというわけだ」

一夏「……そんなぁ……あんなにがんばったのにぃ……」

一夏「……あ、でも、別にクラス代表にならなくてもいっか」

千冬「……まぁ、あのお坊ちゃまも少しはお前のすごさがわかっただろう」

一夏「えへへ」




セシリオ「……織斑一夏……か……」

83: 2011/12/10(土) 21:35:30.24 ID:ajwfH2Hb0
翌週

一夏「え、お隣さんに転入生?」

箒「あぁ、朝から噂で持ちきりだぞ」

一夏「ふーん……」

?「お・り・む・ら・い・ち・かー!!!!」

ばこーん!

一夏「きゃあ!?」

箒「す、すごい効果音がしたがだいじょうぶか!?」

一夏「……ひゃう……」M字開脚

箒を含む廊下にいる男子(みえたっ!!!)

一夏「な、なに……?」

?「久しぶり、一夏!」

一夏「もしかして……鈴!?」

鈴「うん、一夏がIS学園に入学したって聞いて僕も無理やり転入したんだ!」

一夏「む、むりやりって……」

88: 2011/12/10(土) 21:39:08.98 ID:ajwfH2Hb0
箒「……で、だれそいつ?」

一夏「鈴って言うの。私のセカンド幼馴染」

鈴「ちょうどあんたと入れ替わりで一夏のクラスメイトになったの」

箒「……」

一夏「つまり箒はファースト幼馴染だよ」

箒「べ、別にうれしいとか思ってねーからな!」

一夏「?」

鈴「ところで、一夏! 聞いた話だけど、専用機をもらったんだって?」

一夏「うん、びゃくしk」

セシリオ「それについては僕が説明しよう!」

一夏「うわ、でた……」

94: 2011/12/10(土) 21:53:26.42 ID:ajwfH2Hb0
セシリオ「その時、一夏さんの機体はまるで空に向かって咲き誇った一輪の花のようにー」

鈴「……じゃあさ、やらない?」

一夏「え、や、やるって、模擬戦を?」

箒「い、いきなり何を言い出すんだ!?」

鈴「さっすが幼馴染! わかってるじゃん! いつやるの!?」

一夏「い、いや、その、当分はやめておきたいなぁーなんて……」

鈴「織斑一夏、中学2年生の夏休み」

一夏「わわわ、わかった! やるやるやる!!!!」

鈴「わかればよろしい!」えっへん

箒(続きが気になる……)

97: 2011/12/10(土) 21:57:17.55 ID:ajwfH2Hb0
一夏「あれが鈴の機体……甲龍……」

一夏(鈴のお子様体型とは真逆の威圧感ある機体……って、何か光って……)

一夏「び、ビーム!!?」

鈴「……あはは~、一夏、相変わらず予想通りに動くなぁー。いじめてて楽しい!」

箒(あいつ、見た目に似合わず真っ黒い性格だなぁ……)

千冬「……後で反省文を書かせるか」

山田「せ、先生!? (織斑先生から)変なオーラが!!!」

100: 2011/12/10(土) 22:00:23.03 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……グスッ、完敗した……」

箒「げ、元気出せよ! 行動パターン読まれてただけだろ?」

一夏「……昔からそうだよ。マリオカートでミドリコウラを当てられるし、どうぶつのもりでおとしあなにはひっかかるし……」

鈴「一夏が正直すぎるんだよー」

セシリオ「そんなところもまた、美しい!」

一夏「セシリオ、うざい」

105: 2011/12/10(土) 22:04:21.06 ID:ajwfH2Hb0
数日後

一夏「え、また転入生?」

山田「はい、今回はなんと……」

シャル「シャルロット・デュノアです……よろしくお願いします……」

クラスメイト「女!?」

クラスメイト「キター!!!」

一夏(女の子かぁ……友達になれればいいなぁ)

山田「それじゃあ、仲良くしてあげてくださいね」

シャル(あの子が、織斑一夏……)

111: 2011/12/10(土) 22:14:04.59 ID:ajwfH2Hb0
箒「え、部屋替え!?」

千冬「当たり前だ、女と男がひとつの部屋で寝泊りするのは問題があるだろ」

箒「で、でも、いままでは……」

千冬「どうせお前は妹のタンスの上から2番目の引き出しを漁って喜んでいたんだろう!?」

箒「ち、違います! お風呂はすこし覗いたことはありますけど……」

一夏「……そこの2人、何話してるのかな? ……お兄ちゃんに関してはなんで私の下着の場所を知ってるのかな?」

千冬「い、いや、これは……」

箒「さ、さっきのは、その……」

シャル(お、怒った女の子って怖い……)

113: 2011/12/10(土) 22:15:50.72 ID:ajwfH2Hb0
一夏「ごめんね、バカ兄とバカ幼馴染が……」

シャル「う、ううん、面白い人たちだね」

一夏「シャルロットちゃん、お風呂はどうする?」

シャル「じゃあ、先にもらうね」

一夏「うん」

シャル(……騙して、ごめんね)

115: 2011/12/10(土) 22:19:07.71 ID:ajwfH2Hb0
数日後

山田「今日はまた転入生が……」

一夏(多くない!?)

???「……」

山田「ラウル・ボーデヴィッヒ君です」

ラウル「……」ざっざ……

山田「え、ら、ラウル君?」

一夏「?」

ラウル「!」

ばしっ!

一夏「きゃあっ!?」

ラウル「貴様が教官を!」

一夏「……いたい……」ぐすっ……

ラウル「……っ!?」

116: 2011/12/10(土) 22:21:30.60 ID:ajwfH2Hb0
クラスメイト「なにしてるんだよ!!?」

クラスメイト「一夏ちゃん、大丈夫?」

一夏「う、うん……」

ラウル「だ、騙されんぞ! 女の涙は偽りの涙だ!」

ざわざわ……

千冬「何の騒ぎだ」

一夏「あ、おにいちゃん……」ほっぺはれてる

ラウル「教官!」

千冬「……ラウル、命令だ。氏ね」

ラウル「!!?」

一夏(お兄ちゃんのシスコン魂が、どんどん解放されてる……)

119: 2011/12/10(土) 22:26:02.16 ID:ajwfH2Hb0
一夏「というわけで、ツーマンセルのトーナメントでぼこさないといけないことになっちゃった……」

シャル「む、むちゃくちゃだね……」

一夏「でも、シャルロットちゃんが特訓の手伝いをしてくれてよかったよ」

シャル「そ、そう?」

シャル(と、いうか、む、胸が当たって……///)

一夏「うん、やっぱり女の子同士のほうが……って、顔赤いよ?」

シャル「な、何でもない、それより今日はこの辺にしようか」

一夏「うん。じゃあ、更衣室まで競争しよっか?」

シャル「う、うん」

シャル(完全に僕が女の子って信じてるから、着替えのときも無防備なんだよね……一夏……いろいろつらい……)

122: 2011/12/10(土) 22:28:22.84 ID:ajwfH2Hb0
部屋

一夏「シャルロットちゃん、先に帰っちゃったけど、そんなにシャワーが浴びたかったのかな?」

一夏「そういえば、シャンプー切れてたんだった……」

一夏「シャルロットちゃん、入るよ」

こんこん

シャル「え……」

一夏「…………………………」

シャル「あ、ありがと……」

一夏「…………………………………………」ばたんっ

一夏「え、あれって……え、えぇ!?///」

125: 2011/12/10(土) 22:32:39.47 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……そ、それじゃあ、シャルロットちゃんって……///」

シャル「……騙しててごめん……胸もPADで……その……ごめん」

一夏「……………………///」

シャル「私……いや、僕はやっぱり国に帰るよ……よくて牢屋暮らしだろうけど……」

一夏「そ、そんなのダメだよ! ここにいて! そうすれば学園が守ってくれるから!」

一夏ちゃんIS学園の掟をシャルにお伝え中

シャル「そ、そんな決まりがあったなんて……よく覚えてたね」

一夏「えへへ」チラチラ……

126: 2011/12/10(土) 22:34:48.34 ID:ajwfH2Hb0
シャル「……そ、それはいいんだけど……む、胸が……///」

一夏「!!?///」

シャル「ご、ごめん!」

一夏「……シャルのえOち……」

シャル「……ごめん……って、シャル?」

一夏「あ、だってシャルロットちゃんって女の名前だし、本名は違うんだよね?」

シャル「そうだけど……」

一夏「だからシャルって呼ぼうかなって……だめかな?」

シャル「全然かまわないよ!」

シャル「……ありがとう……一夏……」

128: 2011/12/10(土) 22:37:32.64 ID:ajwfH2Hb0
トーナメント戦

シャル「一夏、あわせて!」

一夏「うん!」

ちゅどーん!

箒「っ……くそ、すごいコンビネーションだ……」

ラウル「足を引っ張るな!」

箒(くそ、くじ運がほしかった……)

一夏「とどめー!」

ラウル「しまっ……!」

どかーん!

セシリオ「さすが僕の一夏さん!」

鈴「あんたのじゃないよ」

130: 2011/12/10(土) 22:40:44.30 ID:ajwfH2Hb0
ラウル「負けるわけには……動け、動け動け動け動け動け動け動け動け!!!」

ぴきーん!

一夏「え……」

シャル「な……!?」

白衣姿の女の人「まさか……暴走!?」

箒「な、なんだと!? ……って今の誰だよ!?」

千冬「織斑! デュノア! 早く非難しろ! 危険だ!」

一夏「……あの怪物……お兄ちゃんの技を使ってる……」

シャル「……一夏、早く逃げ……一夏?」

一夏「許さない!」

133: 2011/12/10(土) 22:43:58.48 ID:ajwfH2Hb0
一夏「きゃあああっ!」

シャル「無茶だよ! もうエネルギーがないのに……」

一夏「でも……」

シャル「……わかった。私のISからエネルギーを送るよ。ただし雪羅1回分しかエネルギーがないから……絶対に」

一夏「……うん、助けるよ。彼を」

シャル「え……」

一夏「あの怪物から、お兄ちゃんを……そして、彼、ラウルを助ける」

一夏「来て、白式!!!」

シャル(わかった……強いんだ。彼女は……だから……)

一夏「いっけえええ!!!」

シャル「!!! 一夏、上!!!」

134: 2011/12/10(土) 22:46:03.62 ID:ajwfH2Hb0
一夏「し、しまっ……」

がきいいいん!!!

箒「お前らばかりにいい格好をさせるかよ!」ぎり……ぎり……

一夏「箒!!!!」

箒「いいから、はやくいけっ!!!」

一夏「……うん」



ラウル「……ここは……」

ラウル「……そうか……だから、教官は……」

ラウル「……私は……」

136: 2011/12/10(土) 22:48:25.86 ID:ajwfH2Hb0
夜、大浴場

一夏「ひっろーい!!! でもあの後お兄ちゃんにグラウンドを走るように言われてずっと走ってたから足が痛いよ……」

一夏「……それより覗きなんていないよね……」

一夏「……」きょろきょろ……

がらがらがら……

一夏「~~~っ!!?」たらいブーメラン!

シャル「いたっ!!?」

一夏「え、しゃ、シャル!? って、前隠してー!!!/////」

137: 2011/12/10(土) 22:51:13.24 ID:ajwfH2Hb0
自室

シャル「ご、ごめん、どうしても話したいことがあって……」

一夏「……」むすっ

シャル「あ、あの……」

一夏「で、お風呂に入ってきたの?」

シャル「……ごめんなさい」

一夏「で、なに?」

シャル「……もう、自分を偽るのはやめようと思うんだ」

一夏「……え?」

シャル「でも、国へ帰るってことじゃない……その決心をつけられたのは、一夏のお陰だから……ありがとうって言いたかったんだ」

一夏「……うん」

138: 2011/12/10(土) 22:53:39.70 ID:ajwfH2Hb0
翌朝

山田「と、言うわけで、シャルロット・デュノアさんは実は、男でしたと……」

シャル「シャルル・デュノアです、よろしくお願いします」

クラスメイト「ちょっとまてえええええ!!!」

クラスメイト「おまえ、一夏ちゃんと一緒に着替えたり、体密着させたりしてただろ!!!!」

シャル「そ、それは……」

がしゃあああん!!!

一夏(こ、今度は何!!?)

ラウル「織斑一夏!!!」

一夏「ひっ!!?」

141: 2011/12/10(土) 22:55:51.81 ID:ajwfH2Hb0
ラウル「……!」ちゅっ

一夏「……っ!!?///」

ラウル「……お前は俺の嫁にする! 決定事項だ、異論は認めん!!!」

クラス全体「ええええええ!!!?」




千冬「ラウル、シャルル、お前たちは今からグラウンド1万周だ!」

シャル(むちゃくちゃだ!)

146: 2011/12/10(土) 22:58:26.55 ID:ajwfH2Hb0
翌朝

一夏「……ん、寝苦しい……」もぞっ

さわさわっ

一夏「ひゃっ!?/// な、なに……?」ばさっ

ラウル「すぅ……すぅ……」裸

一夏「…………………………きゃあああああああああ!!!!!」


千冬「で、何をした?」

ラウル「い、いえ、だから裸で布団の中にもぐって……」

千冬「それで、なぜ妹が泣いている!? 説明をしろ!!!」

ラウル「い、いえ、起きたらすでに泣いていて……」

一夏「ぐす……あんまりだよぉ……」しくしく……

151: 2011/12/10(土) 23:01:36.38 ID:ajwfH2Hb0
旅館

一夏「りょっこう~りょっこう~♪」

セシリオ「ごきげんですね」

一夏「だって、久しぶりの旅行だもん!」

鈴「オイル、塗ってあげようか?」

一夏「う、ううん、遠慮しておくよ……」

シャル「でも、海かぁ……楽しみだなぁ」

箒「そういえば、なんであいつ、新幹線の中で正座してるんだ?」

千冬「あいつは馬鹿なことをした。それだけだ」

ラウル(は、はずかしい……)

159: 2011/12/10(土) 23:06:03.01 ID:ajwfH2Hb0
一夏「あ、あまりスタイルに自信ないんだけど、ど、どうかな?」みずぎー

シャル「うん、似合ってるよ、一夏」

一夏「シャルに言われると安心できるなぁ」

箒「なんか最近シャルルと仲良すぎないか?」

一夏「うん、乙女心がわかってるんだもん。たまにわかってないけど」

セシリオ「この僕は乙女心がわかっていないと?」

一夏「そ、それは……」

鈴「隙ありぃ!」水着の結び目はずし

一夏「え……?///」ぽろりっ

男子全員「あ……」

一夏「きゃあああああ!!!」

クラスメイト「た、大変です、ラウル君が鼻血を吹いて倒れました!!!」

きゃーきゃーわーわー!

千冬「ふむ、いい動画が取れた。永久保存だな」

山田「先生、そろそろ捕まりますよ?」

160: 2011/12/10(土) 23:09:30.68 ID:ajwfH2Hb0
岩場

箒「ま、まったく……」

?「弟君、こんなところで一人で何してるのかな?」

箒「そ、その声は!!?」

束「束君さんじょー!」

箒「兄さん! こんなところで何を……」

束「いやー、いっちゃんの水着を盗撮してちーくんに売ろうかと」

箒「……いくらで?」

束「1枚10万でも買うよ、あの人」

箒「……」

束「冗談はおいておいて。力、ほしくない?」

箒「え……?」

164: 2011/12/10(土) 23:14:09.32 ID:ajwfH2Hb0
一夏「た、束さん!?」

束「いっちゃん、おひさしぶりー!」

一夏「ど、どうしてここに!?」

束「実は箒君にプレゼントを贈ろうと思ってね。それで、今渡したんだけど……」

千冬「おい、一夏! 今すぐに……って、束!!?」

束「あ、ちーくん。今回はいっちゃんの水着にお着替えシーン、ポ口リシーン、排尿シーン、海水浴後のシャワーシーン、さらに温泉ではしゃいでるシーンを撮ってきたけど、いくらで買う?」

千冬「とりあえず、全部買える値段で」

一夏「いい加減通報しますよ2人とも!!」

千冬「……話がそれてしまったな。すぐに来い。ISが暴走しているらしい」

一夏「その前に、その鼻血を止めて。お兄ちゃん……」

165: 2011/12/10(土) 23:16:40.03 ID:ajwfH2Hb0
千冬「銀の福音と言う機体が暴走をしている。箒、一夏。お前たちで止めて来い」

箒「……で、千冬さん、なんで横になってるの?」

一夏「血液不足……」

箒「?」

箒(ともかく、一夏にいいところを見せるチャンスだ……)

一夏(早く写真を回収して処分しなきゃ……)

168: 2011/12/10(土) 23:19:52.00 ID:ajwfH2Hb0
空中

一夏「は、はやい……これが第4世代型IS……」

箒「見つけた! 一撃で決めるぞ!」

一夏「ちょっと待って! 今、戦闘を始めたら、下にいる船が……」

箒「なに!? ……おそらく違法行為を働いていたんだろう……なら……」

一夏「そんな、いくら悪人だからって、見捨てるなんて……いつもの箒らしくないよ!」

箒「お前がやらないなら俺がやる!!!」

一夏「っ……箒! ……まずい、攻撃が船に!」

170: 2011/12/10(土) 23:22:56.83 ID:ajwfH2Hb0
箒「くらえええええええ!!!」

一夏「っ……何とか全部叩き落せた……でも、もう、エネルギーが……」

箒「一夏! 何ボーっとしてる!!! 前だっ!」

一夏「え……」

ちゅどーん!!!

箒「え……」

一夏「ぐあっ……!」

一夏(白式が……待機モードに……これじゃ……)

箒「一夏っ!!!」

一夏「……」ばしゃんっ

箒「一夏、一夏ああ!!!!」

174: 2011/12/10(土) 23:26:12.41 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……」

千冬「……」

セシリオ「先生、一夏さんは……?」

千冬「今夜が山だそうだ……」

鈴「そんな……」

千冬「お前たちは次に先頭に出てもらう。それまで部屋で待機していろ」

シャル「そんな、一夏がこんな状態なのに!」

千冬「……わかっている」

ラウル「……皆、教官だってつらいんだ……一度、戻ろう……」

セシリオ「……箒さん、どういうことですか?」

箒「っ……」びくっ

セシリオ「白式がエネルギー切れになった理由は、考え無しに放った紅椿の攻撃が原因なんじゃないんですか?」

175: 2011/12/10(土) 23:28:22.72 ID:ajwfH2Hb0
箒「……っ」

千冬「……よせ」

セシリオ「しかし!」

千冬「よせ!!! これ以上ここで話すな!!!」

鈴「……セシリオ、行こう」

セシリオ「……っ……」

ラウル「……箒、お前にはまだ、やるべきことが残っているんじゃないのか?」

箒「え……?」

ラウル「……」ざっざっざ……

箒「俺の、やるべきこと……」

176: 2011/12/10(土) 23:29:27.25 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……ここは……あったかい……懐かしい、場所……」

?「はじめまして。一夏」

一夏「君は……だれ……?」

?「……」

一夏「私は……」

177: 2011/12/10(土) 23:31:31.92 ID:ajwfH2Hb0
山田「織斑先生!」

千冬「何だ、騒々しい」

山田「篠ノ之さんが、一人で銀の福音と戦いに!」

千冬「なに!!? あのばかが……他の専用機持ちを援護に向かわせろ!」

山田「そ、それが、他の皆も、いなくて……」

千冬「っ……モニタールームへ急ぐぞ!」

山田「は、はい!」

179: 2011/12/10(土) 23:34:04.54 ID:ajwfH2Hb0
箒「っ……昼間よりも強くなっている!?」

箒(ダメだ、俺一人じゃ……)

がしゃんっ

箒「しまっ……」

ばしゅんっ!

箒「!!?」

セシリオ「狙い撃ちなら任せてください」

箒「セシリオ!!?」

ばこっ!!!

鈴「箒、今のうちに離れて!!!」

箒「鈴!?」

シャル「こっちだよ!!!」

ラウル「逃げ出さずにここへ来たことをほめてやる。今度は協力するぞ、奴を倒すために」

箒「皆……」

180: 2011/12/10(土) 23:35:44.30 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……どこかで、音が聞こえる。私の、嫌いな音……」

?「一夏は、なんでその音が嫌いなの?」

一夏「私は、誰にも傷ついてほしくないから……誰も、失いたくないから」

?「ならば、答えは決まっているだろう?」

?「そうだね」

一夏「うん……」

一夏・?「行こう」

182: 2011/12/10(土) 23:38:18.87 ID:ajwfH2Hb0
箒「ぐあっ!!!」

ラウル「くそっ……」

セシリオ「おそらく、奴も1対多数を得意とするタイプ、このままじゃ……」

シャル「……っ……」

鈴「ま、だ……まだ……」

ラウル「! 箒、前だ!!!」

箒「っ……!」

箒(……一夏、ごめん)

一夏「いっけえええええ!!!」ばしゅっ!!!

全員「!!?」

箒「……いち、か……?」

一夏「……皆、お待たせ!」

185: 2011/12/10(土) 23:40:26.62 ID:ajwfH2Hb0
箒「一夏、俺は……」

一夏「……よかった……」

箒「え……」

一夏「やっといつもの箒になってくれたね。私は……ううん」

一夏「今は、目の前にある敵を倒そう」

箒「……あぁ!」

ぴかー!

一夏「こ、これは!?」

箒「……エネルギーの回復?」



束「それが紅椿の真の力。やっちゃえ、二人とも」



一夏箒「いっけええええええええ!!!!!」

187: 2011/12/10(土) 23:43:35.07 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……すごかったね、紅椿」

箒「お前の白式もな」

一夏「えへへ、この子はやれば出来る子だもん」

箒「そっか……」

一夏「ねぇ、箒」

箒「ん?」

一夏「……誕生日プレゼント」

箒「ゴム……?」

一夏「髪、戦いの最中で解けちゃってたみたいだし……私のお古だけど……」

箒「ありがと……大事にするよ」

一夏「うん、やっぱり箒はその髪型が一番だよ」

箒「……ところで、さっき言ってたのの、続きって……」

一夏「え、そ、それはその……」

190: 2011/12/10(土) 23:46:34.86 ID:ajwfH2Hb0
一夏「……言わなきゃ、ダメ?」

箒「……言ってほしい」

一夏「……わかったよ、ちょっと恥ずかしいけど……私はね。いつもの箒が一番……」

ばしゃあーん!!!

セシリオ「箒さん! 抜け駆けは許しませんよ!」

鈴「一夏は僕のものだぞ!」

シャル「一夏、脅されたんだよね!?」

ラウル「一夏は俺の嫁だ! 手出しはさせん!!!」

箒「ああああああ!!! お前ら空気読め!!!」だきっ

一夏「え……///」

箒「にげるぞー!!!」

192: 2011/12/10(土) 23:49:44.01 ID:ajwfH2Hb0
千冬「……それで、今回の事件はお前が原因なんじゃないのか?」

束「さぁ、どうでしょう?」

千冬「……それと……」

束「それと?」

千冬「この写真! 顔が全く写っておらんだろう! これじゃあ私のコレクションにふさわしくない!!!」

束「盗撮だし、無茶言わないでよー」


一夏「ふふ……」

箒「な、何だよ、こんなときに急に笑って……」

一夏「ううん、まだ、言えてなかったなって……ただいま、皆」

箒「……あぁ、おかえり」

終わり

194: 2011/12/10(土) 23:50:33.42 ID:ajwfH2Hb0
思いつきで書いた。反省はしていない
のほほんさんを出さなかったことを後悔はしている

195: 2011/12/10(土) 23:50:46.23 ID:GXz/sEeDO
終わりかよ
日常パートはよ

196: 2011/12/10(土) 23:53:28.53 ID:vpVE40nAP
で、本当のSSはこれからだよな?な?

225: 2011/12/11(日) 00:55:35.54 ID:jVZWLNQlO
<親友と弟>
一夏「おじゃましまーす!」

弾「おぉ!一夏!久しぶりーどう?元気してた?」

一夏「毎日訓練で忙しいけどねー。最近ようやく慣れてきたよ」テヘヘ

弾「しっかし羨ましいなー、毎日がホストクラブみたいなモンでしょ?IS学園って」

一夏「そんなことないよ。むしろいつも大変で…」

弾「あ、そーだ!蘭丸!おーい、こっち来な!」

一夏「え、蘭くんいるの?」

蘭「んだよ、姉貴…こっちは勉強ちゅ…い、一夏さん!?」

228: 2011/12/11(日) 00:59:56.84 ID:jVZWLNQlO
一夏「えへへ、蘭くん久しぶり」

蘭「は、はい!お久しぶりです!」

蘭(姉貴!どうして教えてくれなかったんだよ!)コソコソ

弾(教えたら詰まらないじゃん?)コソコソ

蘭(性悪女)ボソ

弾「なんだとー!?一夏、実は蘭のやつ、こないだのISの新聞記事読みながら…」

蘭「わー!やめろ!馬鹿!一夏さん?なんでもないんです、なんでもないんですよ!!!」

一夏(仲良いなぁ)ホッコリ



<親友と弟>おわり

231: 2011/12/11(日) 01:03:57.85 ID:jVZWLNQlO
<擬似百合>
一夏「絵のモデル…ですか?」

教師「そう、我が美術部の出典作品のね」

一夏「わぁ!私憧れてたんです!」キラキラ

教師「そうか、引き受けてくれるか、デュノア君はどうかな?」

シャル(一夏とモデル…性質上、ヌードはないだろうし…もしかしたら一夏と一緒にいられるかも!)

シャル「ハイ!喜んで引き受けさせてもらいます!」

232: 2011/12/11(日) 01:08:14.18 ID:jVZWLNQlO
シャル「のはずが…」

美術部員「」カキカキ

シャル「なんで僕は女装してるのかな!?」
(両手を繋いで百合ップルを想像してください)

教師「男子校なのに、そこに咲き乱れる百合の花!そのアンバランスさとインモラルな空気が…!」

一夏「えへへ、出会った頃とかちょっと思い出しちゃうね!」キャイキャイ

シャル(まぁ、一夏の笑顔をこんな間近で見れるんだからいいか…)


<擬似百合>おわり

236: 2011/12/11(日) 01:12:26.15 ID:jVZWLNQlO
<水着>
一夏「大変な事に気付いた…」

一夏「今度の修学旅行用の水着、私買ってない!」

一夏「どうしよう…弾には『男に選んでもらえ』なんて言われちゃったし…」

一夏「私一人のセンスじゃ…でも…」

一夏「しょうがない!一人で買いに行くしか!」

後日・デパート
一夏「うん、これとか可愛くていいかも!」シャッ

237: 2011/12/11(日) 01:17:37.71 ID:jVZWLNQlO
(更衣室オープン)
一夏「これなら、露出度も高すぎず低すぎずだし……あ」

箒・セシ・シャル・ラウル「」

一夏「…………皆、何しに?」

箒「いや、水着買いに…」
一夏「奇遇だね…僕も…それじゃあ…」シャッ(更衣室閉)

セシ「一夏さん!水着のコーディネートなら是非この僕に!」

シャル「味音痴は黙ってて!ねえ、一夏!僕と一緒に水着選ばない?」

ラウル「嫁の水着選びは夫に任せておけ」

一夏「みんなうるさーい!!!」


箒(可愛かった可愛かった可愛かった…////)


<水着>おわり

238: 2011/12/11(日) 01:21:58.12 ID:jVZWLNQlO

箒「今日の訓練…なんか騒がしいな。何があるんだ?」

セシ「ふん、そんなことも知らないんですか?箒くん…」

セシ「今日は一夏さんが初めてスーツでIS訓練に参加される日!つまり!」

クラスメート「一夏ちゃんのタイツ(っぽい)姿が拝める」

セシ「唱和ありがとう、皆さん」

箒「な!セシリオ!貴様、一夏をそんな目で!」

クラスメートA「お!女子更衣室の扉が開いたぞ!」

240: 2011/12/11(日) 01:28:18.01 ID:jVZWLNQlO
一同「おおおおお!!!」ザワザワ

箒(見るな!見ちゃいかん!いやしかしいずれは見ることになるんだし…だったら今見ても)

ギャアアアアアア!!!グオオオオ!!!

箒「な、なにがあった!?セシリオも!」

一同「」ピクピク

セシリオ「目が…目がァ…」ピクピク

千冬「ほう、貴様は無事だったか…まぁいい。今のうちに言っておく。
今後この授業中、織斑をやらしい目で見たり前屈みになった奴は…」



千冬「容赦なく『斬り落とす』」

一夏(なにをだろ?)キョトン

おわり

249: 2011/12/11(日) 01:40:25.97 ID:jVZWLNQlO
<洗濯>
一夏「よかったよー部屋には洗濯機があって…」

一夏「よく見る寮みたいにまとめて洗う、とかだったらどうしようかと思った…」

一夏「さてと!今日は天気がいいし!ベランダで干すかな!」

一夏「フンフンフーン♪」

一夏「よし、ちょっとお買い物に行こうかな!」

251: 2011/12/11(日) 01:46:10.41 ID:jVZWLNQlO
A「一夏ちゃんは出掛けた模様。どうやら行き先はデパートのようだ、どうぞ」

B『了解、デパートなら1時間以上帰って来ないな。
ゆっくり楽しめそうだ…
観測ポイントで待つ。どうぞ』

A「了解した、フヒヒヒ」

観測ポイント
A「お、ピンクのブラ…いいねぇ可愛いねぇ」

B「一夏ちゃん、マジ天使。
でもピンクの下着とかやらしすぎるだろ」

A「バカ、そのアンバランスさがだな…
あの純真無垢な一夏ちゃんだから映えるんだよ」

??「そーだろー、俺の妹は純真無垢で天使だろ」

AB「「え」」


<洗濯>おわり

254: 2011/12/11(日) 01:50:31.33 ID:jVZWLNQlO
<盗撮>
一夏『海、楽しみだなー♪去年行けなかったし…泳ぐぞー!』

束「まぶしいなぁ、いーちゃん…太陽よりも何よりもまぶしいよいーちゃん♪」

一夏『よせて…あげる…よし!』

束「おっOいないのを気にするいーちゃん可愛い。
家に飾りたいね…」

束「あ、そうだ…ちーくんのために写真撮っとこう!
動画はあげないよ?僕だけの宝物だし♪」

255: 2011/12/11(日) 01:54:46.76 ID:jVZWLNQlO
一夏『去年と同じくらい…大きくなるのかなぁ』ペタペタ

束「いただきました!
小さい胸を気にするいーちゃんいただきました!!!」ムハムハ

束「どうしよう!賢者タイムが訪れる気配がないよ!
ティッシュが切れそうだよ!

一夏『』ブルッ

束「ん?」

一夏『トイレ///』

束「※解読不能の雄叫び」

<盗撮>おわり

257: 2011/12/11(日) 01:58:47.10 ID:jVZWLNQlO
<ブラコン>
一夏「千冬に…じゃなかった、織斑先生!はい、お弁当です」

千冬「む、スマンな。織斑」ナデナデ

一夏「えへへ」ポヤー

千冬(幸せだ…)

セシ「織斑先生が羨ましいです…」

箒「そういうな、実質、織斑先生は一夏のたった一人の身内なのだ」

シャル「そりゃ、仲良くなるよねぇ」

259: 2011/12/11(日) 02:04:18.41 ID:jVZWLNQlO
ラウル「確かに、ドイツにいた頃にも教官は一夏のことをよく話されていたな」

箒「お互いを大切に思い合う…実に美しいじゃないか。
素晴らしいと思うぞ」

鈴「だぁからって仲が良すぎるんだよなー!」

セシ「そう!その通り!アレはまるで一夏さんな新妻のようです!」

シャル「新妻って…そんな…」

千冬「」ナデナデ

一夏「」エヘヘ

千冬「」チラッ

一同「?」

千冬「」フフン※勝ち誇った笑み

一同「!!!?!!?」


<ブラコン>あらため<シスコン>おわり

260: 2011/12/11(日) 02:09:05.89 ID:jVZWLNQlO
<天然>
一夏「もー!ラウルのバカー!!!」

ラウル「なんだ、全裸で侵入するのはやめたではないか!」

一夏「そもそも、女の子の部屋に侵入して…
しかも一緒に寝るのがおかしいんだよ!」

ラウル「な!?夫婦では当たり前だと俺の副官から」
一夏「そもそも夫婦じゃないもん!」

………

一夏「ってことがあってね」

千冬(ほう)
千冬「ラウル頃す」

一夏「千冬兄、逆逆」

264: 2011/12/11(日) 02:16:21.50 ID:jVZWLNQlO
千冬「おっと…まぁ、冗談はさておき、どうする?
部屋の警備を強化するか?」

一夏「強化?」

千冬「そうだ、例えば部屋中にクレイモア地雷を敷き詰めたり、ワイヤートラップをだな」

一夏「却下」

千冬「では、ラウルを就寝時には拘束するとか…」

一夏「んー……」

千冬「どうした?」

一夏「でも、ラウルっていい匂いするんだよね、香水とかじゃないやつ。
あと朝陽にあたる銀髪とか凄く綺麗で…
それとか、こう抱きまくらみたいに抱きしめると『ん』て小動物みたいにすりよってきたり…」


千冬(奴の両手両足の1、2本は粉砕しとくかな)



<天然>おわり

276: 2011/12/11(日) 02:29:06.30 ID:jVZWLNQlO
<風邪>
シャル「一夏が風邪!?」

箒「そのようだ。
先程、織斑先生が救急車を呼ぼうとしていたのを山田先生に止められていたのを見かけた」

シャル「で、一夏は大丈夫なの?」

箒「熱が高いだけらしい。今は絶対安静だな」

シャル「そう…なんだ…」
シャル(と、言うことは)

セシ(一夏さんの寝巻姿チェックも出来ますし)

ラウル(看病すれば)

鈴(好感度アップは確実!)

278: 2011/12/11(日) 02:36:04.94 ID:jVZWLNQlO
一同(あとはコイツらをどうやって出し抜くか!)

箒「では、俺は席に戻る」

セシ「あれ?看病には?」
箒「一夏の性格を考えると行かないほうがいいかと思ってな」

鈴(よし!)

シャル(ライバルは一人減った!)

放課後
千冬「ふん、馬鹿共が一網打尽だ。さぁ、反省房だ」

シャル「そんな…」

ラウル「ぬかったか」

シャル・鈴「「無実です!!!」」

一時間後
一夏「ごめんね、箒…おかゆなんて作って貰っちゃって」ゲホゴホ

箒「気にするな、幼なじみのよしみだ。ほら、あーん」

一夏「あーん♪」

箒(計画通り!)

<風邪>おわり

281: 2011/12/11(日) 02:40:38.27 ID:jVZWLNQlO
<あのひ>
一夏(うぅ、調子悪い…)

箒「大丈夫か?一夏?まさか今回は本当に病気とか」

一夏「うぅん、大丈夫だよ。心配ありがとね」

一夏(うぅ…言いたいけど言えない…しんどい)

シャル「今日の訓練は…むりそうだね…理由はどうする?」

一夏「え!?えーと…」

ラウル「腹痛でいいだろう、腹部を抑えてるし」

シャル「それでいい?一夏?」

一夏「う、うん。よろしく!」

一夏(よかったーたすかったよ…)

283: 2011/12/11(日) 02:46:40.87 ID:jVZWLNQlO
一夏「で、結局は保健室でお世話になっちゃってる私…」

一夏「そっか、男の子ってわからないんだよなー…」

一夏「わ、もう放課後!?大分体調もよくなったし、帰らないと!」

セシ「一夏さん!」

一夏「わ!?セシリオ!?」

セシ「お体の方は大丈夫ですか?もう立ち歩いても?」

一夏「う…うん、おかげさまで…」

箒ラウルシャル鈴「一夏!!?」

一夏「ひゃい!?」ビクン

箒「もう体調はいいのか?」

ラウル「大事をとって寝た方がいい」

鈴「さ、保健室に戻るぞ」

シャル「大丈夫、一夏が眠った後もそばにいるから」

一夏(うわぁぁぁん!!!)

<あのひ>おわり

285: 2011/12/11(日) 02:54:10.42 ID:jVZWLNQlO
<幼なじみ>
鈴「そもそもファースト、セカンドという呼び方が気に入らない!
やり直しを要求する!」

箒「おいおい、今更何を言ってるんだ鈴…
いや、『2番目』」ニタァ

鈴「ムカッ、だからその『2番目』ってのやめろ!」

箒「事実だろうが」

一夏「2人とも、なにやってるの?」

鈴「一夏!箒のヤツがカクカクシカジカ」

一夏「箒!その2番目?って呼び方が嫌だって鈴が言ってるんだったら、やめないとダメだよ!」

箒「ぐぬぬ…」

289: 2011/12/11(日) 03:00:48.59 ID:jVZWLNQlO
箒「くっ…!卑怯だぞ!」

鈴(やーいやーい!)

一夏「2人とも…私のとても大切な幼なじみで、大好きで…
いなくなったとき、すっごく寂しくて…
だからそんな2人がこんなことで喧嘩してるなんてイヤだよ」※涙目

鈴・箒「一夏…」

鈴「ごめんな」

箒「あぁ」

鈴「一夏と離れ離れになった辛さを知る者同士」アクシュ

箒「仲良くなれない道理はないからな」アクシュ

一夏「2人とも…」

千冬「そうかな、離れ離れになった辛さは分からんだろうよ。
特に愛する妹と何年間も離れて暮らす兄の苦しみはな…!!!」

3人「…」


<幼なじみ>おわり

290: 2011/12/11(日) 03:06:54.98 ID:jVZWLNQlO
<着替え>
夕方
一夏「ふぁー、今日もよく頑張ったなー。
シャルとの訓練は勉強になるよ」

一夏「そういえば…一時期シャルもここ(女子更衣室)使ってたんだよね…」

一夏「一人で使うには広すぎるよ…」

ブゥン

一夏「やだ!停電!?どうしよ!真っ暗だよー!」アワワ

一夏「早く出なくちゃ」

一夏「えーと、これと…!」カバンガサゴソ

???『マダワスレモノ…』

一夏「!!!?」※声にならない悲鳴

297: 2011/12/11(日) 03:22:09.79 ID:jVZWLNQlO
<ラブレター>
一夏「ん?なんだろ、コレ?」

箒「どうした?一夏」

一夏「いや、下駄箱になにか入っててさ…」ヒョイ

シャル「手紙…?」

一夏「読んでみようかな」
読み終わり
一夏「これ…ラブレターだった…」

セシ「な」

シャル「ん」

箒「だ」

鈴「と」

千冬「!!!?!」

301: 2011/12/11(日) 03:27:59.86 ID:jVZWLNQlO
一夏「どうしよう!こんなの初めてもらっちゃったよ!」

箒(そりゃ、そうだろうな)

千冬(俺が全て処分してたし…)

ラウル(ラブレターとはなんだ)

シャル「それで、一夏はどうするつもり?」

一夏「えーと…とりあえず明日会いたいらしいから会ってみようかな…
知り合いの人からだし…」

鈴「ふぅーん、そう会うんだ…」

千冬「ウゾダウゾダドンドコドーン!!」

ラウル「ああっ!教官が面白い悲鳴あげながら疾走した!」

303: 2011/12/11(日) 03:33:47.67 ID:jVZWLNQlO
セシ「そうですね、相手の気持ちに向き合う…一夏さんのそんな姿勢は素晴らしいと思います」

鈴「おーい、セシリオ、冷や汗すげーぞー」

箒(一夏…)

一夏(どうしよう…)

翌日・放課後
千冬「各員揃ったな」

一同「ハッ」

千冬「我々の任務は一夏の追跡、そして相手の抹しょ…確認だ!
もう目標は動き始めている、行くぞ!」

一同「ハッ!」(大丈夫かな、この人…)

305: 2011/12/11(日) 03:39:41.44 ID:jVZWLNQlO
同時刻・校舎裏
モブ「織斑さん、俺、君が好きだ!」

千冬(よし、殺そう!)ガタッ

シャル(落ち着いて下さい!先生!)

一夏「ごめんなさい」

一同(お)ホッ

一夏「私、好きな人いるから!!!」

千冬「ハイサーイ!!!」バターン

ラウル「あぁっ、教官が白目剥いて倒れた!!!」

箒「マジ…かよ…」

鈴「一夏…」

モブ「そうか、ごめん…来てくれてありがとう!」ダッ

308: 2011/12/11(日) 03:45:10.25 ID:jVZWLNQlO
一夏「ふぅ…で、そこで隠れてる人達出て来なよ」

一同「」スゴスゴ

一夏「趣味悪いよ、人の話盗み聞きだなんて」

シャル「ごめん…でも、あのさ一夏!さっきのことなんだけれど!」

一夏「さっき?」

鈴「ほら、好きな人がいるとか、言ってただろ?」

一夏「あぁ、その事か」ポム

箒「本当…なのか?」

309: 2011/12/11(日) 03:50:03.17 ID:jVZWLNQlO
一夏「あぁ、あれ嘘」

一同「は!?」

一夏「昨日弾に傷つかない異性の振り方聞いたらそれが一番だって言われてねー」

鈴(あんの馬鹿反田ー!)

箒「では、好きな人と言うのは…」

一夏「いないよー、今はそれどころじゃないしね…
って皆どうしたの?ホッとしたような顔して」

シャル「ううん!何でもないよ!さ、一夏!ご飯食べにいこ!」

一夏「?うん」

ワイワイガヤガヤ

千冬「ウゾダウゾダウゾダ…」


<ラブレター>おわり

311: 2011/12/11(日) 03:51:49.20 ID:jVZWLNQlO
ごめん、2日連続のSSはしんどすぎた
もう無理、寝させてください…
お題頂いたのに申し訳ないっす

また機会があったら書きたいな

313: 2011/12/11(日) 03:52:23.35 ID:r+OR4xb+0
>>311
おっつ

315: 2011/12/11(日) 03:53:47.03 ID:vLlKWFpc0

ゆっくり休みなさい

: 一夏(♀)「私がIS学園に入学!?」