1: 2015/12/19(土) 15:32:11.06 ID:/UNCVNho0.net
※凛ママ(16)「ふーん、音ノ木坂学院ねぇ……」花陽ママ(16)「入学しちゃったねぇ……」の続きですん。一応、凛、花陽出産までやるつもりです。
凛パパ、花陽パパはしゃべりません(ほのパパ使用)。
凛ママ、花陽ママ、その他ママ達を喋らせますが、「凛ママこんなんじゃねぇだろ!」となどなど思われるかもしれません。
それが許さる人はどうぞ。オナシャス※
5: 2015/12/19(土) 15:38:22.17 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「学年関係ねぇよ!なんで私が副会長やんなきゃいけないんだよ!」
花陽ママ「仕方ないじゃない、生徒会長が指名しちゃったんだから」
花陽ママ「生徒会長じゃあ、ないだけいいんじゃない?」
凛ママ「えー……」
花陽ママ「仕方ないじゃない、生徒会長が指名しちゃったんだから」
花陽ママ「生徒会長じゃあ、ないだけいいんじゃない?」
凛ママ「えー……」
6: 2015/12/19(土) 15:42:42.24 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「……次の生徒会長って誰なの?」
花陽ママ「高坂さんだよ」
凛ママ「あー、納得」
凛ママ「でも私が副会長ってのはまるで納得いかんぞ!」
凛ママ「今からでも変えてくれるように話してこようかな……いや言ってくる」
凛ママ「行ってくる!!」
花陽ママ「え、もうホームルーム始まるよ!」
凛ママ「しらーん!」
花陽ママ「高坂さんだよ」
凛ママ「あー、納得」
凛ママ「でも私が副会長ってのはまるで納得いかんぞ!」
凛ママ「今からでも変えてくれるように話してこようかな……いや言ってくる」
凛ママ「行ってくる!!」
花陽ママ「え、もうホームルーム始まるよ!」
凛ママ「しらーん!」
8: 2015/12/19(土) 15:54:58.17 ID:/UNCVNho0.net
ことりママ「言っちゃえば、他にぱっとした子がいなかったのよ」
凛ママ「そんな理由で選ぶなよ!」
真姫ママ「でもあなた、やれば出来そうな気もするけどね」
凛ママ「他にもいただろ……ほら、園田とかは!?適任じゃね!?」
ことりママ「そう思って、一度はお願いしたけど、断られちゃって」
凛ママ「そ、そうか……ならしかたな……」
凛ママ「……ん?」
凛ママ「断られた……って話に行ったって事だよな」
ことりママ「そうね」
凛ママ「私のところ来たか?」
ことりママ「行ってないわ」
ことりママ「勝手に決めたもの」
凛ママ「おぃいい!!」
凛ママ「そんな理由で選ぶなよ!」
真姫ママ「でもあなた、やれば出来そうな気もするけどね」
凛ママ「他にもいただろ……ほら、園田とかは!?適任じゃね!?」
ことりママ「そう思って、一度はお願いしたけど、断られちゃって」
凛ママ「そ、そうか……ならしかたな……」
凛ママ「……ん?」
凛ママ「断られた……って話に行ったって事だよな」
ことりママ「そうね」
凛ママ「私のところ来たか?」
ことりママ「行ってないわ」
ことりママ「勝手に決めたもの」
凛ママ「おぃいい!!」
9: 2015/12/19(土) 16:03:12.43 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「なあ、頼むよ今からでも変えてくれよ……」
ことりママ「んー、どうしようかしら……」
凛ママ「なんとかしろよ……本当に面倒くさい……代わりになんか、別の事お願いされてやるからさ、マジで頼むって……」
真姫ママ「別の事ね……」
真姫ママ「また何か着てもらおうかしら」
凛ママ「ひぇ……」
真姫ママ「冗談じゃないわよ」
凛ママ「なんだ冗談……じゃないのかよ!」
真姫ママ「ふふふ!ナース服なんてどう?」
ことりママ「んー、どうしようかしら……」
凛ママ「なんとかしろよ……本当に面倒くさい……代わりになんか、別の事お願いされてやるからさ、マジで頼むって……」
真姫ママ「別の事ね……」
真姫ママ「また何か着てもらおうかしら」
凛ママ「ひぇ……」
真姫ママ「冗談じゃないわよ」
凛ママ「なんだ冗談……じゃないのかよ!」
真姫ママ「ふふふ!ナース服なんてどう?」
10: 2015/12/19(土) 16:10:25.57 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「嫌だよ!」
ことりママ「じゃあ副会長やる?」
凛ママ「あ゛あ゛!?」
凛ママ「いや、理不尽じゃない?!」
ことりママ「世の中、理不尽じゃない事の方が少ないのよ……」
凛ママ「いや、だいぶ違うだろ、今回のは!」
凛ママ「あんたのせいだろーが!?」
ことりママ「んー……じゃあ、そんなに嫌なら、他に誰か、副会長になってくれる人を探してくれないかしら」
凛ママ「それでいいんだな?」
凛ママ「ちっ、絶対に副会長なんてやらないならな……」
凛ママ「覚えてろよーー!!」タッタッ
ヤベッ、チャイムナッテル!
ことりママ「……」
真姫ママ「……なんで、あの子を副会長に?」
ことりママ「……なんとなくよ」
真姫ママ「ふぅん……」
ことりママ「じゃあ副会長やる?」
凛ママ「あ゛あ゛!?」
凛ママ「いや、理不尽じゃない?!」
ことりママ「世の中、理不尽じゃない事の方が少ないのよ……」
凛ママ「いや、だいぶ違うだろ、今回のは!」
凛ママ「あんたのせいだろーが!?」
ことりママ「んー……じゃあ、そんなに嫌なら、他に誰か、副会長になってくれる人を探してくれないかしら」
凛ママ「それでいいんだな?」
凛ママ「ちっ、絶対に副会長なんてやらないならな……」
凛ママ「覚えてろよーー!!」タッタッ
ヤベッ、チャイムナッテル!
ことりママ「……」
真姫ママ「……なんで、あの子を副会長に?」
ことりママ「……なんとなくよ」
真姫ママ「ふぅん……」
11: 2015/12/19(土) 16:16:50.52 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「おい!お前副会長やってくれ!」
花陽ママ「やだ」
凛ママ「のぉぉおお!!」
花陽ママ「他に頼める人いないの?」
凛ママ「……いない」
花陽ママ「だから言ったじゃない……」
花陽ママ「友達、つくっておけば……」
凛ママ「う、うるさいっ!」
花陽ママ「やだ」
凛ママ「のぉぉおお!!」
花陽ママ「他に頼める人いないの?」
凛ママ「……いない」
花陽ママ「だから言ったじゃない……」
花陽ママ「友達、つくっておけば……」
凛ママ「う、うるさいっ!」
12: 2015/12/19(土) 16:31:01.20 ID:/UNCVNho0.net
~~~
ことりママ「……うん、似合ってる似合ってる」
真姫ママ「やっぱり私の目に狂いはなかったわね」
花陽ママ「写真撮らなきゃ」カシャカシャ
凛ママ「ぐぐぐぐっ……!!」
凛ママ「こ、これで本当に、取りやめるんだろうなぁ!?」
ことりママ「うんうん、本当よ」
凛ママ「おいっ!もっと真面目に答えろ!?こちとら恥ずかしさで氏にそうなんだよ!!」
花陽ママ「こっちむいてー」
凛ママ「うるせぇえええ!!」
ことりママ「……うん、似合ってる似合ってる」
真姫ママ「やっぱり私の目に狂いはなかったわね」
花陽ママ「写真撮らなきゃ」カシャカシャ
凛ママ「ぐぐぐぐっ……!!」
凛ママ「こ、これで本当に、取りやめるんだろうなぁ!?」
ことりママ「うんうん、本当よ」
凛ママ「おいっ!もっと真面目に答えろ!?こちとら恥ずかしさで氏にそうなんだよ!!」
花陽ママ「こっちむいてー」
凛ママ「うるせぇえええ!!」
14: 2015/12/19(土) 17:10:19.44 ID:/UNCVNho0.net
五月。
凛ママ「なんとか別の、なんか知らない一年生がやってくれる事になったか……」
花陽ママ「あはは、でも、やってみてもよかったんじゃない?」
凛ママ「嫌だよ、そんな事してて、遊ぶ時間とか減るのも嫌だし」
凛ママ「生徒会ってのは模範生がやるようなもんだろ」
花陽ママ「……確かに、模範になるような生徒ではないね」
凛ママ「だろ」
凛ママ「私はそういう感じで。さっ、帰ろう、ついでに途中でどっかよって行こうぜ」
花陽ママ「そうだね」
~~~
花陽ママ「そういえば、二年生には特別行事があって、他校と一緒に」
花陽ママ「山に行くんだって」
凛ママ「……山?なんで?」
花陽ママ「わかんない。理事長曰く、登山によってたくましい心が、なんとか」
凛ママ「それ本人が登山したいだけじゃねーの?」
花陽ママ「まあ、登山とは言ってもせいぜい1200mだってさ」
花陽ママ「……女子には辛いけど」
凛ママ「ふーん……いつ?」
花陽ママ「多分来月かな……」
凛ママ「まあ、授業じゃないなら、なんでもいーや」
凛ママ「遭難とかするなよ?」
花陽ママ「しないよ~、だってみんな決まったルートを固まって行くんだから」
凛ママ「それもそうか」
凛ママ「なんとか別の、なんか知らない一年生がやってくれる事になったか……」
花陽ママ「あはは、でも、やってみてもよかったんじゃない?」
凛ママ「嫌だよ、そんな事してて、遊ぶ時間とか減るのも嫌だし」
凛ママ「生徒会ってのは模範生がやるようなもんだろ」
花陽ママ「……確かに、模範になるような生徒ではないね」
凛ママ「だろ」
凛ママ「私はそういう感じで。さっ、帰ろう、ついでに途中でどっかよって行こうぜ」
花陽ママ「そうだね」
~~~
花陽ママ「そういえば、二年生には特別行事があって、他校と一緒に」
花陽ママ「山に行くんだって」
凛ママ「……山?なんで?」
花陽ママ「わかんない。理事長曰く、登山によってたくましい心が、なんとか」
凛ママ「それ本人が登山したいだけじゃねーの?」
花陽ママ「まあ、登山とは言ってもせいぜい1200mだってさ」
花陽ママ「……女子には辛いけど」
凛ママ「ふーん……いつ?」
花陽ママ「多分来月かな……」
凛ママ「まあ、授業じゃないなら、なんでもいーや」
凛ママ「遭難とかするなよ?」
花陽ママ「しないよ~、だってみんな決まったルートを固まって行くんだから」
凛ママ「それもそうか」
15: 2015/12/19(土) 17:16:25.05 ID:/UNCVNho0.net
~~~
『えー、では皆さん、怪我のないように、そしてふざける事なく、山を登りましょう』
ハーイ
花陽ママ「×○□高校が来てるね、男子校の」
凛ママ「並ぶと一個の学校の生徒達って感じだな」
モブ『うわあ、あの人かっこよくなーい?ちょっと話してきたら?』
モブ『いやいや、無理無理。あんた行きなさきよ』
凛ママ「燃えてるな、あいつら」
花陽ママ「普段、男子見ないからね……」
花陽ママ「運命の出会いを求めて、ちょっと気分が踊っちゃうのかもね」
凛ママ「なんだそりゃ……」
『えー、では皆さん、怪我のないように、そしてふざける事なく、山を登りましょう』
ハーイ
花陽ママ「×○□高校が来てるね、男子校の」
凛ママ「並ぶと一個の学校の生徒達って感じだな」
モブ『うわあ、あの人かっこよくなーい?ちょっと話してきたら?』
モブ『いやいや、無理無理。あんた行きなさきよ』
凛ママ「燃えてるな、あいつら」
花陽ママ「普段、男子見ないからね……」
花陽ママ「運命の出会いを求めて、ちょっと気分が踊っちゃうのかもね」
凛ママ「なんだそりゃ……」
16: 2015/12/19(土) 17:25:45.34 ID:/UNCVNho0.net
~~~
花陽ママ「うう、足元が安定しない……」
凛ママ「昨日は雨だったからなぁ、滑るな……」
凛ママ「滑るなよ?」
花陽ママ「滑んないよ!」
凛ママ「うおー、すっごい坂だな……」
花陽ママ「ここから滑り落ちたらひとたまりもないね……」
凛ママ「ていうか氏ぬよな」
花陽ママ「たぶん……」
~~~
???『……』
モブ男『うわ、やべぇやべぇ、超ヌルヌルして滑るわぁ……』
モブ男B『地味に辛いな……』
モブ男『ていうか、女子高と合同なのに、別々に道行くんじゃ、意味ないぜ……』
モブ男B『だよなぁ……ちょっと話せると思って期待したのにな……』
モブ男『うう……いやいいさ、俺たちには友情があるからな!』
モブ男『そうだろ!?星空!』
凛パパ(17)『……』コクッ
モブ男B『よっしゃー!いくぞ!どんどんな!』オラララ
凛パパ『……』マア、アワテルナヨ
ツルッ
凛パパ『……!』
ズザザザッーー!!
モブ男『!! お、おい、やばい!星空が落ちた!!』
モブ男B『は、はあ!?なんだと』
モブ男『急かしちまったから……!』
モブ男『おい、先生呼べ!このままじゃ、星空が!』
花陽ママ「うう、足元が安定しない……」
凛ママ「昨日は雨だったからなぁ、滑るな……」
凛ママ「滑るなよ?」
花陽ママ「滑んないよ!」
凛ママ「うおー、すっごい坂だな……」
花陽ママ「ここから滑り落ちたらひとたまりもないね……」
凛ママ「ていうか氏ぬよな」
花陽ママ「たぶん……」
~~~
???『……』
モブ男『うわ、やべぇやべぇ、超ヌルヌルして滑るわぁ……』
モブ男B『地味に辛いな……』
モブ男『ていうか、女子高と合同なのに、別々に道行くんじゃ、意味ないぜ……』
モブ男B『だよなぁ……ちょっと話せると思って期待したのにな……』
モブ男『うう……いやいいさ、俺たちには友情があるからな!』
モブ男『そうだろ!?星空!』
凛パパ(17)『……』コクッ
モブ男B『よっしゃー!いくぞ!どんどんな!』オラララ
凛パパ『……』マア、アワテルナヨ
ツルッ
凛パパ『……!』
ズザザザッーー!!
モブ男『!! お、おい、やばい!星空が落ちた!!』
モブ男B『は、はあ!?なんだと』
モブ男『急かしちまったから……!』
モブ男『おい、先生呼べ!このままじゃ、星空が!』
17: 2015/12/19(土) 17:27:38.82 ID:/UNCVNho0.net
※少し出かけるので再開は……7時くらいに?なります※
18: 2015/12/19(土) 17:27:39.02 ID:/UNCVNho0.net
※少し出かけるので再開は……7時くらいに?なります※
22: 2015/12/19(土) 19:16:26.26 ID:/UNCVNho0.net
ギャー!ホシゾラー!
凛ママ「星空ぁ?まだ昼間だってのに」
花陽ママ「でも、なんだか騒ぎが大きい気が……」
『大変、今日合同の男子校の生徒がこの坂道から落ちたって……』
花陽ママ「えっ……!?」
凛ママ「ここを……!?」
凛ママ「さすがにまずいだろ……どうなるんだ、これ」
花陽ママ「……中止だろうね、その男子生徒を救助しないと……」
凛ママ「ばっか、私達には何もできねーよ」
花陽ママ「わかってるよ…… 」
『……みんなー!一度戻れー!ゆっくり引き返すんだー!』
花陽ママ「……だってさ。……気をつけて戻ろう」
凛ママ「ああ……」
ブーン
凛ママ「――うひゃあ!?スズメバチっ、って、あ」ツルッ
花陽ママ「!!」
凛ママ「えっ」
凛ママ「う、うわああああああああ!?!?」
凛ママ「星空ぁ?まだ昼間だってのに」
花陽ママ「でも、なんだか騒ぎが大きい気が……」
『大変、今日合同の男子校の生徒がこの坂道から落ちたって……』
花陽ママ「えっ……!?」
凛ママ「ここを……!?」
凛ママ「さすがにまずいだろ……どうなるんだ、これ」
花陽ママ「……中止だろうね、その男子生徒を救助しないと……」
凛ママ「ばっか、私達には何もできねーよ」
花陽ママ「わかってるよ…… 」
『……みんなー!一度戻れー!ゆっくり引き返すんだー!』
花陽ママ「……だってさ。……気をつけて戻ろう」
凛ママ「ああ……」
ブーン
凛ママ「――うひゃあ!?スズメバチっ、って、あ」ツルッ
花陽ママ「!!」
凛ママ「えっ」
凛ママ「う、うわああああああああ!?!?」
23: 2015/12/19(土) 19:37:02.51 ID:/UNCVNho0.net
ズザザザザッーー!!!
花陽ママ「っっ!!!」
花陽ママ「先生ぇッ!!早く来てぇ!!!」
~~~
凛ママ「うわああああ!!??」
ズザザッ、ベキ、ジュザーー!!
凛ママ「うぐっ!?」
ドムッ
『……!??』
凛ママ「う、ううーん……いっででで……」
凛ママ「……ん?」
凛パパ「……」
凛ママ「うおわぁ!?びっくりしたぁ!?」
凛パパ「……」クラクラ
凛ママ(……そうか、こいつが下敷きになったから、『くそ痛い』で済んでんのか……)
凛ママ「……大丈夫か?」
凛パパ「……」コクッ
凛パパ「……」
凛ママ「え?私?私はな、あんたが居なかったらおっ氏んでたかもしれないけど……」
凛ママ「……もしかして、落ちた男子生徒って、あんたか?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「頑丈なんだな、あんなところから落ちて……大した傷がないとか」
凛パパ「……」
凛ママ「だーから、私は……え、足?」チラッ
グリンッ
凛ママ「……」
凛ママ「おっ、折れてるじゃん……気づかなかった……」
凛パパ「……」
凛ママ「アドレナリンが、は、なに?んな事いいから、わかんないし」
凛ママ「いててて……」
花陽ママ「っっ!!!」
花陽ママ「先生ぇッ!!早く来てぇ!!!」
~~~
凛ママ「うわああああ!!??」
ズザザッ、ベキ、ジュザーー!!
凛ママ「うぐっ!?」
ドムッ
『……!??』
凛ママ「う、ううーん……いっででで……」
凛ママ「……ん?」
凛パパ「……」
凛ママ「うおわぁ!?びっくりしたぁ!?」
凛パパ「……」クラクラ
凛ママ(……そうか、こいつが下敷きになったから、『くそ痛い』で済んでんのか……)
凛ママ「……大丈夫か?」
凛パパ「……」コクッ
凛パパ「……」
凛ママ「え?私?私はな、あんたが居なかったらおっ氏んでたかもしれないけど……」
凛ママ「……もしかして、落ちた男子生徒って、あんたか?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「頑丈なんだな、あんなところから落ちて……大した傷がないとか」
凛パパ「……」
凛ママ「だーから、私は……え、足?」チラッ
グリンッ
凛ママ「……」
凛ママ「おっ、折れてるじゃん……気づかなかった……」
凛パパ「……」
凛ママ「アドレナリンが、は、なに?んな事いいから、わかんないし」
凛ママ「いててて……」
24: 2015/12/19(土) 19:45:32.65 ID:/UNCVNho0.net
凛パパ「……」
凛パパ「……」ヌギッ
凛ママ「……ってはあ!?なんで急に脱ぎ出してんだよ!着れ!」
凛パパ「……」
凛ママ「い、いや、こっち来んな変態!」
凛パパ「……」キュッ
凛ママ「いっつ……」
凛パパ「……」ガマン
凛ママ「……ああ。固定してくれたのか……」
凛ママ「……ありがと」
凛パパ「……」ウン
~~~
凛ママ「……さて、どうする、今から」
凛ママ「こんなところ、いつ助けが来るかなんて、わからないぞ……」
凛パパ「……」
凛ママ「あ、なに? って、きゃっ!?」ヒョイッ
凛パパ「……」オヒメサマダッコー
凛ママ「いや、ちょ、なに……?」
凛パパ「……」
凛ママ「移動するのか……?迷わないか?」
凛パパ「……」
凛ママ「大丈夫って……本当かよ」
凛パパ「……」ヌギッ
凛ママ「……ってはあ!?なんで急に脱ぎ出してんだよ!着れ!」
凛パパ「……」
凛ママ「い、いや、こっち来んな変態!」
凛パパ「……」キュッ
凛ママ「いっつ……」
凛パパ「……」ガマン
凛ママ「……ああ。固定してくれたのか……」
凛ママ「……ありがと」
凛パパ「……」ウン
~~~
凛ママ「……さて、どうする、今から」
凛ママ「こんなところ、いつ助けが来るかなんて、わからないぞ……」
凛パパ「……」
凛ママ「あ、なに? って、きゃっ!?」ヒョイッ
凛パパ「……」オヒメサマダッコー
凛ママ「いや、ちょ、なに……?」
凛パパ「……」
凛ママ「移動するのか……?迷わないか?」
凛パパ「……」
凛ママ「大丈夫って……本当かよ」
25: 2015/12/19(土) 19:54:01.95 ID:/UNCVNho0.net
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ「うえっ、ぺっぺっ、口ん中にちっちゃい虫はいった……」
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ「……あんた、名前は?」
凛パパ「……」ホシゾラ
凛ママ「星空……?すごいな、そんな名字があるのか」
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛ママ(……考えてみると、すごいな、なんだこのシチュエーション)
凛ママ(崖から落ちて他校の男子に助けられてお姫様だっこされてるって……)
凛ママ「……」
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ(……指切れてるじゃねぇか)
凛ママ「ん」チュパ
凛パパ「……?」
凛ママ「あ」
凛ママ(いっけね、つい、いつものノリで……)
凛ママ「いや、ほら、指から血がな!?出てたんだよ!」
凛ママ「うえっ、ぺっぺっ、口ん中にちっちゃい虫はいった……」
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ「……あんた、名前は?」
凛パパ「……」ホシゾラ
凛ママ「星空……?すごいな、そんな名字があるのか」
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛ママ(……考えてみると、すごいな、なんだこのシチュエーション)
凛ママ(崖から落ちて他校の男子に助けられてお姫様だっこされてるって……)
凛ママ「……」
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ(……指切れてるじゃねぇか)
凛ママ「ん」チュパ
凛パパ「……?」
凛ママ「あ」
凛ママ(いっけね、つい、いつものノリで……)
凛ママ「いや、ほら、指から血がな!?出てたんだよ!」
27: 2015/12/19(土) 20:05:11.99 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「わかれボケぇ!!」
凛パパ「……」コクコク
凛ママ(ああもう、なんなんだよ……)
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……なあ」
凛ママ「あえて言うけど、言ってやるけど」
凛ママ「……迷ったな?」
凛パパ「……」ダラダラ
凛ママ「こんにゃろう!」
凛ママ「……もう」
ポッ、ポッ、ツン、ポツ、ポツ……
凛ママ「……ん?」
凛パパ「……」
凛ママ「雨が……」
凛パパ「……」
ザザッー……
凛ママ「や、やばいってこれ、どっか、どっかに雨宿り出来そうなとこ探せ……」
凛パパ「……」コクコク
凛ママ「うう、さみぃ……」ブルブル
ザザッー……
~~~
凛ママ「……!お、おい、あそこに洞穴みたいなのがあるぞ……」
凛ママ「行こう……」
凛パパ「……」ザッザッザッ……
凛ママ「はあ、はあ、はあ……」
凛ママ(……くそっ、やばいな、体の寒気が……)ブルブル
凛パパ「……」
凛パパ「……」コクコク
凛ママ(ああもう、なんなんだよ……)
凛パパ「……」ガサガサ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……なあ」
凛ママ「あえて言うけど、言ってやるけど」
凛ママ「……迷ったな?」
凛パパ「……」ダラダラ
凛ママ「こんにゃろう!」
凛ママ「……もう」
ポッ、ポッ、ツン、ポツ、ポツ……
凛ママ「……ん?」
凛パパ「……」
凛ママ「雨が……」
凛パパ「……」
ザザッー……
凛ママ「や、やばいってこれ、どっか、どっかに雨宿り出来そうなとこ探せ……」
凛パパ「……」コクコク
凛ママ「うう、さみぃ……」ブルブル
ザザッー……
~~~
凛ママ「……!お、おい、あそこに洞穴みたいなのがあるぞ……」
凛ママ「行こう……」
凛パパ「……」ザッザッザッ……
凛ママ「はあ、はあ、はあ……」
凛ママ(……くそっ、やばいな、体の寒気が……)ブルブル
凛パパ「……」
29: 2015/12/19(土) 20:18:42.88 ID:/UNCVNho0.net
※ご飯食べてくるのでちょっとだけ落ちます。
携帯電話は持ち込み禁止っていう考えでした。そうですね、まだ復旧してない……ですよね?※
携帯電話は持ち込み禁止っていう考えでした。そうですね、まだ復旧してない……ですよね?※
33: 2015/12/19(土) 21:06:11.88 ID:/UNCVNho0.net
~~~
凛ママ「……」ハアハア……
凛パパ「……」
凛ママ「……」バタンッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……」グッタリ
凛パパ「……」オロオロ
凛ママ「……」
凛パパ「……っ!」ギュッ ダキシメー
凛ママ「……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……」
凛ママ「……」ハアハア……
凛パパ「……」
凛ママ「……」バタンッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……」グッタリ
凛パパ「……」オロオロ
凛ママ「……」
凛パパ「……っ!」ギュッ ダキシメー
凛ママ「……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……」
34: 2015/12/19(土) 21:19:30.63 ID:/UNCVNho0.net
『酷く体が冷えていた』
『どうすれば、初めてあった彼女を助けられるかを考えた』
『でもその時、慌てていた』
『だから、抱きしめて、暖をとることくらいしか、思いつかなかった』
『体だけは丈夫だった自分は、大丈夫』
『だからせめて名前も知らないこの少女だけは、助けてあげたかった』
『助けがくる気配もなかった』
『来るまで、彼女を抱きしめていた』
『助けが来ると信じながら、抱きしめていた』
~~~
凛ママ(……)
凛ママ(……なんだ)
凛ママ(……誰だ……誰の温度だ)
凛ママ「……」パチッ
凛パパ「……」ギュゥッ
凛ママ「……っ!?なあ、ちょ、……!?」
凛パパ「……」ギュゥッ
凛ママ「お、おい、星空……」
凛パパ「……」ギュゥッ
凛ママ(……聞こえてるのか?)
凛ママ「……」
凛ママ(……でもこの暖かさは)
凛ママ「……」
凛ママ(安心するんだな……)
『どうすれば、初めてあった彼女を助けられるかを考えた』
『でもその時、慌てていた』
『だから、抱きしめて、暖をとることくらいしか、思いつかなかった』
『体だけは丈夫だった自分は、大丈夫』
『だからせめて名前も知らないこの少女だけは、助けてあげたかった』
『助けがくる気配もなかった』
『来るまで、彼女を抱きしめていた』
『助けが来ると信じながら、抱きしめていた』
~~~
凛ママ(……)
凛ママ(……なんだ)
凛ママ(……誰だ……誰の温度だ)
凛ママ「……」パチッ
凛パパ「……」ギュゥッ
凛ママ「……っ!?なあ、ちょ、……!?」
凛パパ「……」ギュゥッ
凛ママ「お、おい、星空……」
凛パパ「……」ギュゥッ
凛ママ(……聞こえてるのか?)
凛ママ「……」
凛ママ(……でもこの暖かさは)
凛ママ「……」
凛ママ(安心するんだな……)
36: 2015/12/19(土) 21:39:00.15 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「……」ギュッ
凛パパ「……」
~~~
『……おーい、いるかー!』
凛パパ「……!」
『返事をしろー!!』
凛パパ「……!……!」
『……! そこにいるのか?!』
『今行く、待っててくれ!』
~~~
モブ男「うおおおお星空ぁぁあ!良かったァ!!生きててぇ!!」ウワーン!
モブ男B「俺たち星空がマジで星空になっちまったかと心配で……」ウッウッ
凛ママ「……」スースー
モブ男「……ところで星空。その背中の子は?」
凛パパ「……」カクカクシカジカ
モブ男B「なるほど、その子もだったのか……」
花陽ママ「――あぁぁぁあぁああ!!」ビエーン
モブ男「うわっ、なんだ!?」
花陽ママ「よかったぁぁあ帰って来てくれてぇ……」ビエーンポロポロポロ……
凛ママ「……んっ」パチッ
花陽ママ「起きた……?」
凛パパ「……」
凛ママ(……あれ、私……)
『……でも、この暖かさは……安心するんだな』
凛ママ「……………………」サッー
凛パパ「……」
凛ママ「うわあああああぁぁぁあぁああ!?」バキッ
凛パパ「……!?」バキッ
凛パパ「……」
~~~
『……おーい、いるかー!』
凛パパ「……!」
『返事をしろー!!』
凛パパ「……!……!」
『……! そこにいるのか?!』
『今行く、待っててくれ!』
~~~
モブ男「うおおおお星空ぁぁあ!良かったァ!!生きててぇ!!」ウワーン!
モブ男B「俺たち星空がマジで星空になっちまったかと心配で……」ウッウッ
凛ママ「……」スースー
モブ男「……ところで星空。その背中の子は?」
凛パパ「……」カクカクシカジカ
モブ男B「なるほど、その子もだったのか……」
花陽ママ「――あぁぁぁあぁああ!!」ビエーン
モブ男「うわっ、なんだ!?」
花陽ママ「よかったぁぁあ帰って来てくれてぇ……」ビエーンポロポロポロ……
凛ママ「……んっ」パチッ
花陽ママ「起きた……?」
凛パパ「……」
凛ママ(……あれ、私……)
『……でも、この暖かさは……安心するんだな』
凛ママ「……………………」サッー
凛パパ「……」
凛ママ「うわあああああぁぁぁあぁああ!?」バキッ
凛パパ「……!?」バキッ
43: 2015/12/19(土) 22:16:15.85 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「……」
凛パパ「……」ジンジン
凛ママ「……あの」
凛ママ「その……」
凛ママ「殴ってごめんな……?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……えと」
凛ママ「……ありがとな」
凛パパ「……」コクッ
花陽ママ(うわぁお、とってもレアな光景だよ……)
花陽ママ(生徒会長達に見せてあげたい……)
~~~
登山終了。帰宅中。
凛ママ「あてて……」
花陽ママ「じゃあ、また……学校で」
凛ママ「ああ……つっても、今からは病院だけどな」
花陽ママ「折れてるんだってね……大丈夫?」
凛ママ「なぁに、いたいけど、大丈夫だ」
花陽ママ「そっか……」
凛ママ「じゃな」
凛パパ「……」ジンジン
凛ママ「……あの」
凛ママ「その……」
凛ママ「殴ってごめんな……?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……えと」
凛ママ「……ありがとな」
凛パパ「……」コクッ
花陽ママ(うわぁお、とってもレアな光景だよ……)
花陽ママ(生徒会長達に見せてあげたい……)
~~~
登山終了。帰宅中。
凛ママ「あてて……」
花陽ママ「じゃあ、また……学校で」
凛ママ「ああ……つっても、今からは病院だけどな」
花陽ママ「折れてるんだってね……大丈夫?」
凛ママ「なぁに、いたいけど、大丈夫だ」
花陽ママ「そっか……」
凛ママ「じゃな」
44: 2015/12/19(土) 22:17:45.22 ID:/UNCVNho0.net
凛祖母「大丈夫?」
凛ママ「ああ、やっぱり骨折だけだったから、大したことないよ」
凛祖母「そう。でも安静にしてるのよ」
凛ママ「ああ……ちょっと、外の空気吸ってくる」
凛祖母「ええ。冷やしすぎないように」
~~~
凛ママ「ふう……」
凛ママ(……)
凛ママ(……星空、か)
凛ママ「……って、なんだよ、なんで今……関係ないだろ……」
凛ママ「……」
凛パパ「……」ガチャ
凛パパ「……」タダイマ
凛ママ「………………」
凛ママ「!?」
凛パパ「……!」
凛ママ「お前家隣かよォ!?」
凛ママ「ああ、やっぱり骨折だけだったから、大したことないよ」
凛祖母「そう。でも安静にしてるのよ」
凛ママ「ああ……ちょっと、外の空気吸ってくる」
凛祖母「ええ。冷やしすぎないように」
~~~
凛ママ「ふう……」
凛ママ(……)
凛ママ(……星空、か)
凛ママ「……って、なんだよ、なんで今……関係ないだろ……」
凛ママ「……」
凛パパ「……」ガチャ
凛パパ「……」タダイマ
凛ママ「………………」
凛ママ「!?」
凛パパ「……!」
凛ママ「お前家隣かよォ!?」
45: 2015/12/19(土) 22:25:49.74 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……あ」
凛ママ「そうだ、私、お前……星空に上着借りてたんだったな……」
凛ママ「明日でいいか?洗うからさ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……んー!あーもう!!」
凛ママ「じゃあな!!」バタンッ
凛パパ「……?」
~~~
凛ママ「……」ボフッ
凛ママ「なんなんだよ……」
凛パパ「……」
凛ママ「……あ」
凛ママ「そうだ、私、お前……星空に上着借りてたんだったな……」
凛ママ「明日でいいか?洗うからさ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……んー!あーもう!!」
凛ママ「じゃあな!!」バタンッ
凛パパ「……?」
~~~
凛ママ「……」ボフッ
凛ママ「なんなんだよ……」
55: 2015/12/19(土) 23:03:48.17 ID:/UNCVNho0.net
凛ママ「別に気になるとかそんなんじゃないし」
凛ママ「べっつに何にも思ってないし!」
凛ママ(誰に言ってるんだ私は……)
凛ママ(はあ……)
~ーー
花陽ママ「おはよう」
凛ママ「うーい、おはよう……」ヨイショッ
花陽ママ「松葉杖って大変?」
凛ママ「ちょっと歩きにくいわな、そりゃ」
花陽ママ「あ、鞄持っててあげる」
凛ママ「ああ、さんきゅ」
ガチャ
凛パパ「…」イッテキマス
凛ママ「!」
花陽ママ「あれ、あなた確か、登山の時の……」
凛ママ「行こうぜ」
花陽ママ「え?でも」
凛ママ「い い か ら」
花陽ママ「う、うん……」
凛ママ「べっつに何にも思ってないし!」
凛ママ(誰に言ってるんだ私は……)
凛ママ(はあ……)
~ーー
花陽ママ「おはよう」
凛ママ「うーい、おはよう……」ヨイショッ
花陽ママ「松葉杖って大変?」
凛ママ「ちょっと歩きにくいわな、そりゃ」
花陽ママ「あ、鞄持っててあげる」
凛ママ「ああ、さんきゅ」
ガチャ
凛パパ「…」イッテキマス
凛ママ「!」
花陽ママ「あれ、あなた確か、登山の時の……」
凛ママ「行こうぜ」
花陽ママ「え?でも」
凛ママ「い い か ら」
花陽ママ「う、うん……」
56: 2015/12/19(土) 23:10:59.62 ID:/UNCVNho0.net
ーーー
ことりママ「へえ、そんな事があったの」
花陽ママ「はい。でも、今朝あった時、何故か避けてた気がしたんです」
真姫ママ「それはもうアレよ」
真姫ママ「恋の始まりよ」
花陽ママ「ええっ!?」
ことりママ「あの子がそんな……って思うかもしれないけど、そんなあの子が好きになっちゃうような出来事が、あったのかもしれないわよ?」
花陽ママ「な、なんと」
ことりママ「恋ってそんなものなのよ……たぶんね」
花陽ママ「……そうなんですかね」
真姫ママ「まあ、違うかもしれないし、そうかもしれない……でももし、あの子が、あなたにそれを打ち明ける様な事があったときは」
真姫ママ「応援してあげなさい」
花陽ママ「……はい」
ことりママ「へえ、そんな事があったの」
花陽ママ「はい。でも、今朝あった時、何故か避けてた気がしたんです」
真姫ママ「それはもうアレよ」
真姫ママ「恋の始まりよ」
花陽ママ「ええっ!?」
ことりママ「あの子がそんな……って思うかもしれないけど、そんなあの子が好きになっちゃうような出来事が、あったのかもしれないわよ?」
花陽ママ「な、なんと」
ことりママ「恋ってそんなものなのよ……たぶんね」
花陽ママ「……そうなんですかね」
真姫ママ「まあ、違うかもしれないし、そうかもしれない……でももし、あの子が、あなたにそれを打ち明ける様な事があったときは」
真姫ママ「応援してあげなさい」
花陽ママ「……はい」
62: 2015/12/20(日) 07:15:09.75 ID:z9/1oOPh0.net
8月。
凛ママ「今年もきたぜ、夏が!」
凛ママ「どこへ行く?そう、海だ!」
凛ママ「ってわけで、行くぞ!」
花陽ママ「……いきなり朝っぱらから家に怒鳴りこんで来て」
花陽ママ「はっきり言ってとっても迷惑なんだけど……」
凛ママ「もう朝だし、起こしてやろうと思って」
花陽ママ「まだ五時じゃないの……」
花陽ママ「っていうか、なんで入ってこれたの……?」
凛ママ「事前に、もう先に合鍵もらってた」
花陽ママ「はあ……」
花陽ママ「もう少し寝かせて……」
凛ママ「えー」
花陽ママ「せめて7時にして……」
凛ママ「むー、わかったよ。じゃあ7時にもう1回くるわ」
花陽ママ「んー…」
凛ママ「今年もきたぜ、夏が!」
凛ママ「どこへ行く?そう、海だ!」
凛ママ「ってわけで、行くぞ!」
花陽ママ「……いきなり朝っぱらから家に怒鳴りこんで来て」
花陽ママ「はっきり言ってとっても迷惑なんだけど……」
凛ママ「もう朝だし、起こしてやろうと思って」
花陽ママ「まだ五時じゃないの……」
花陽ママ「っていうか、なんで入ってこれたの……?」
凛ママ「事前に、もう先に合鍵もらってた」
花陽ママ「はあ……」
花陽ママ「もう少し寝かせて……」
凛ママ「えー」
花陽ママ「せめて7時にして……」
凛ママ「むー、わかったよ。じゃあ7時にもう1回くるわ」
花陽ママ「んー…」
67: 2015/12/20(日) 09:27:19.69 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「うー寒い寒い。……ん?」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
68: 2015/12/20(日) 09:27:31.97 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「うー寒い寒い。……ん?」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
69: 2015/12/20(日) 09:28:33.78 ID:z9/1oOPh0.net
ママ「うー寒い寒い。……ん?」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
70: 2015/12/20(日) 09:28:41.39 ID:z9/1oOPh0.net
ママ「うー寒い寒い。……ん?」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
凛パパ「……」タッタッタ
凛ママ「早いな……なにしてんだ?」
凛ママ「……大会?なんの……陸上。へぇ、陸上部なのか」
凛ママ「いつあるんだ?」
凛パパ「……、…」
凛ママ「へえ、もうすぐじゃねーか」
凛パパ「……」。
凛ママ「……は?なんだよ、日付なんて聞いてないだろ」
凛パパ「……?」
凛ママ「自分でも分からないって……なんだよそれ」
凛パパ「……」
凛ママ「えっ……ん……そうだな。気が向いたら、行ってみてもいいぞ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「じゃ、頑張れよ」
71: 2015/12/20(日) 10:04:39.24 ID:z9/1oOPh0.net
※主です。どうにも変な事になったので、パソコンから書き込みますね※
73: 2015/12/20(日) 10:14:27.70 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「…」
凛ママ「おーい!起きろ!」ガシガシ
花陽ママ「ん、おはよう…もう行くの?」
凛ママ「ああ、そりゃな」
花陽ママ「元気だね…」
花陽ママ「ところで」
凛ママ「ん?」
花陽ママ「となりの星空君と、なに話してたの?」
凛ママ「えっ」
花陽ママ「大会、見に行くの?」
凛ママ「おまっ…」
花陽ママ「ふふふっ」
凛ママ「おーい!起きろ!」ガシガシ
花陽ママ「ん、おはよう…もう行くの?」
凛ママ「ああ、そりゃな」
花陽ママ「元気だね…」
花陽ママ「ところで」
凛ママ「ん?」
花陽ママ「となりの星空君と、なに話してたの?」
凛ママ「えっ」
花陽ママ「大会、見に行くの?」
凛ママ「おまっ…」
花陽ママ「ふふふっ」
74: 2015/12/20(日) 10:33:21.83 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「き、気が向いたらな…」
花陽ママ「ふふ、そっか…じゃあ、少し準備してから、出発しようか」
凛ママ「ああ」
~~~
凛ママ「ついたー!」
花陽ママ「ふう…ん?」
凛ママ「さっそく行こうぜ!」
花陽ママ「う、うん」
花陽ママ(あれは教えるべきなのかな…?)
ファイ、オーファイ、オー!
モブ男「あーーーつらいいいいいい」
モブ男B「砂浜ダッシュとかやるって言い出すとかアホかよあの顧問…」
凛パパ「……」ハアはあ
花陽ママ(あはは…)
花陽ママ「ふふ、そっか…じゃあ、少し準備してから、出発しようか」
凛ママ「ああ」
~~~
凛ママ「ついたー!」
花陽ママ「ふう…ん?」
凛ママ「さっそく行こうぜ!」
花陽ママ「う、うん」
花陽ママ(あれは教えるべきなのかな…?)
ファイ、オーファイ、オー!
モブ男「あーーーつらいいいいいい」
モブ男B「砂浜ダッシュとかやるって言い出すとかアホかよあの顧問…」
凛パパ「……」ハアはあ
花陽ママ(あはは…)
75: 2015/12/20(日) 10:39:45.02 ID:z9/1oOPh0.net
※出かけるので、しばらく落ちます。それと、今後の展開で、凛ママから告白するのか、凛パパから告白するのかど~しても迷ってるので、どちらかを書き込んでくれると。助かります。いってきます※
89: 2015/12/20(日) 16:20:43.55 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「おーい、何してんだ?」
花陽ママ「ううん、なんでもない」
凛ママ「んー。ビーチバレーやろうぜ」
花陽ママ「うん」
~~~
凛ママ「ふはー!もう腕あがんねー!」
花陽ママ「疲れたね……そろそろご飯にしよう。今日は、あそこで何か食べよ」
凛ママ「んー?どこ?」
花陽ママ「海の家」
凛ママ「そうだな……何にしようかな」
凛ママ「私あの具のない海の家特有のカレー結構好きなんだよな。カレーにするか」
花陽ママ「私はそうめん」
凛ママ「そうと決まりゃ、早く行こうぜ。混んだら面倒だし」
~~~
凛ママ「と思ったけどもう結構混んでるな……」
花陽ママ「どこか、2人だけでも座れる場所……」
凛ママ「んー……あ。あそこ、ちょうど二人分くらい、空いてる?」
花陽ママ「あ、本当だ。あそこにしよっか」
凛ママ「おう」
凛ママ「……なあ」
凛ママ「あそこにいるのは星空のようだが……?」
花陽ママ「……そ、そうだね」
凛ママ「なんでいるんだよ!」
花陽ママ「さ、さあ……」
花陽ママ「……でも、よくわかったね。あれが星空君って」
凛ママ「え゛」
花陽ママ「というか、星空君がいて、なにか問題があるの?」
凛ママ「い、いや、別に?」
花陽ママ「じゃあいいね。座らせてもらおうか」
凛ママ「ちょちょちょい待って!」
花陽ママ「ううん、なんでもない」
凛ママ「んー。ビーチバレーやろうぜ」
花陽ママ「うん」
~~~
凛ママ「ふはー!もう腕あがんねー!」
花陽ママ「疲れたね……そろそろご飯にしよう。今日は、あそこで何か食べよ」
凛ママ「んー?どこ?」
花陽ママ「海の家」
凛ママ「そうだな……何にしようかな」
凛ママ「私あの具のない海の家特有のカレー結構好きなんだよな。カレーにするか」
花陽ママ「私はそうめん」
凛ママ「そうと決まりゃ、早く行こうぜ。混んだら面倒だし」
~~~
凛ママ「と思ったけどもう結構混んでるな……」
花陽ママ「どこか、2人だけでも座れる場所……」
凛ママ「んー……あ。あそこ、ちょうど二人分くらい、空いてる?」
花陽ママ「あ、本当だ。あそこにしよっか」
凛ママ「おう」
凛ママ「……なあ」
凛ママ「あそこにいるのは星空のようだが……?」
花陽ママ「……そ、そうだね」
凛ママ「なんでいるんだよ!」
花陽ママ「さ、さあ……」
花陽ママ「……でも、よくわかったね。あれが星空君って」
凛ママ「え゛」
花陽ママ「というか、星空君がいて、なにか問題があるの?」
凛ママ「い、いや、別に?」
花陽ママ「じゃあいいね。座らせてもらおうか」
凛ママ「ちょちょちょい待って!」
90: 2015/12/20(日) 16:31:43.48 ID:z9/1oOPh0.net
花陽ママ「なに?」
凛ママ「いや、別に……」
花陽ママ「……」
~~~
凛パパ「……」モグモグ
凛ママ「……」モグモグ
モブ男「いやー偶然もあるもんっすねー」
モブ男B「ていうか完治早いね」モグモグ
凛ママ「あ、ああ……」
花陽ママ「……そういえば、皆さん、近々大会があるんですよね?」
凛ママ(!?)
モブ男「うん、あるけど……それが?」
花陽ママ「いえ、見に行こうかなっーって言ってたんですよ」
花陽ママ「この子が」
凛ママ「はあ!?」
モブ男「へえ、そうなんだ……」チラッ
モブ男「星空とか見所だと思うよ。こいつ、こう見えて部長なんだよ」
花陽ママ「そうだったんですか!」
花陽ママ「だって」
凛ママ「なんでいちいち私に振るんだ……」
凛パパ「……」モグモグ
凛ママ「いや、別に……」
花陽ママ「……」
~~~
凛パパ「……」モグモグ
凛ママ「……」モグモグ
モブ男「いやー偶然もあるもんっすねー」
モブ男B「ていうか完治早いね」モグモグ
凛ママ「あ、ああ……」
花陽ママ「……そういえば、皆さん、近々大会があるんですよね?」
凛ママ(!?)
モブ男「うん、あるけど……それが?」
花陽ママ「いえ、見に行こうかなっーって言ってたんですよ」
花陽ママ「この子が」
凛ママ「はあ!?」
モブ男「へえ、そうなんだ……」チラッ
モブ男「星空とか見所だと思うよ。こいつ、こう見えて部長なんだよ」
花陽ママ「そうだったんですか!」
花陽ママ「だって」
凛ママ「なんでいちいち私に振るんだ……」
凛パパ「……」モグモグ
93: 2015/12/20(日) 17:15:16.03 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「……」
凛ママ(食べた気がしねぇ……)
凛ママ「……うがー!!」
凛ママ「おいっ、競争だ!あの岩までな!!」
花陽ママ「えっ、急になにさ」
凛ママ「スタートぉ!!」バシャッーン
花陽ママ「わわわっ、まって~!」バシャン
凛ママ「ハア、ハア、ハア……」バシャバシャ
凛ママ(なんなんだ、本当に……)
凛ママ(私はそんなんじゃねぇだろ……)
凛ママ「ぷはっ!」
凛ママ「……なんだ、あいつ、まだあんなところか」
凛ママ「ははは……」
ピキッ
凛ママ「ん?」
凛ママ「いっつ……!?」
凛ママ(やべぇ、足つった……!)
凛ママ(食べた気がしねぇ……)
凛ママ「……うがー!!」
凛ママ「おいっ、競争だ!あの岩までな!!」
花陽ママ「えっ、急になにさ」
凛ママ「スタートぉ!!」バシャッーン
花陽ママ「わわわっ、まって~!」バシャン
凛ママ「ハア、ハア、ハア……」バシャバシャ
凛ママ(なんなんだ、本当に……)
凛ママ(私はそんなんじゃねぇだろ……)
凛ママ「ぷはっ!」
凛ママ「……なんだ、あいつ、まだあんなところか」
凛ママ「ははは……」
ピキッ
凛ママ「ん?」
凛ママ「いっつ……!?」
凛ママ(やべぇ、足つった……!)
94: 2015/12/20(日) 17:24:18.71 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ(くそ、こんなところで……!?)
凛ママ(おちつけ、片足だけなら、まだなんとか……)
ピキッ
凛ママ「………………」
凛ママ(りょ、両足つったあ!!やばい、本当にやばい!)
凛ママ「うあ、し、沈む……がふっ」バシャバシャ
花陽ママ「……あれって……はしゃいでるんじゃ……ないよね?」
~~~
モブ男「ははは……ん?」
モブ男B「どうした」
モブ男「いや、あれ……あれ?!あの子、なんか……溺れそうになってね?」
モブ男「え……マジじゃねぇか、しかもさっきの!」
モブ男「ちっ、ちょっと助け……」
ビュンッ
モブ男「え」
~~~
凛ママ「あぷっ、んご、くそっ……」バシャバシャ
凛ママ(……みっともねぇ)
凛ママ(こんな……こんな事……)
凛ママ「……く、そ……」チャプン……
花陽ママ「!! た、助けなきゃ……」
バシャシャシャシャッ!!!
花陽ママ「え」
モブ男「は、はええええ!?」
モブ男B「あいつ、あんなに泳ぎ早かったかぁ!?」
モブ男「星空ァ!!!いけぇえーー!!」
凛パパ「……!」バシャシャシャシャ
凛ママ(おちつけ、片足だけなら、まだなんとか……)
ピキッ
凛ママ「………………」
凛ママ(りょ、両足つったあ!!やばい、本当にやばい!)
凛ママ「うあ、し、沈む……がふっ」バシャバシャ
花陽ママ「……あれって……はしゃいでるんじゃ……ないよね?」
~~~
モブ男「ははは……ん?」
モブ男B「どうした」
モブ男「いや、あれ……あれ?!あの子、なんか……溺れそうになってね?」
モブ男「え……マジじゃねぇか、しかもさっきの!」
モブ男「ちっ、ちょっと助け……」
ビュンッ
モブ男「え」
~~~
凛ママ「あぷっ、んご、くそっ……」バシャバシャ
凛ママ(……みっともねぇ)
凛ママ(こんな……こんな事……)
凛ママ「……く、そ……」チャプン……
花陽ママ「!! た、助けなきゃ……」
バシャシャシャシャッ!!!
花陽ママ「え」
モブ男「は、はええええ!?」
モブ男B「あいつ、あんなに泳ぎ早かったかぁ!?」
モブ男「星空ァ!!!いけぇえーー!!」
凛パパ「……!」バシャシャシャシャ
95: 2015/12/20(日) 17:30:18.45 ID:z9/1oOPh0.net
水中~
凛ママ(水、大量に飲んじまった……)
凛ママ(……ああ)
凛ママ(氏ぬかもな……)
凛ママ(……なんか、私も)
凛ママ(恋とか、してんのかなとか思ってたけど……)
凛ママ(どうでもよくなっちまった……)
凛ママ「かフッ……」コポッ……
~~~
凛パパ(……!)
凛パパ(! ……、……!!)
ガシッ
凛パパ(……)
コポポポッ……
バシャッン!!
凛パパ「……!」ブハッー
凛ママ「……」グッタリ
花陽ママ「ああ、あ、ありがとう!星空君!」
凛パパ「……」フルフル
花陽ママ「え……まだ安心は出来ない……そうだよね」
花陽ママ「早く、浜辺に!」
凛ママ(水、大量に飲んじまった……)
凛ママ(……ああ)
凛ママ(氏ぬかもな……)
凛ママ(……なんか、私も)
凛ママ(恋とか、してんのかなとか思ってたけど……)
凛ママ(どうでもよくなっちまった……)
凛ママ「かフッ……」コポッ……
~~~
凛パパ(……!)
凛パパ(! ……、……!!)
ガシッ
凛パパ(……)
コポポポッ……
バシャッン!!
凛パパ「……!」ブハッー
凛ママ「……」グッタリ
花陽ママ「ああ、あ、ありがとう!星空君!」
凛パパ「……」フルフル
花陽ママ「え……まだ安心は出来ない……そうだよね」
花陽ママ「早く、浜辺に!」
96: 2015/12/20(日) 17:44:44.51 ID:z9/1oOPh0.net
ザワ……ザワ……
花陽ママ「あああ……」
凛ママ「……」グッタリ
モブ男「こ、こういう時は、どうすりゃいいんだ……」
モブ男B「じ、人口呼吸とか?」
凛パパ「……」
花陽ママ「あの……お願いします」
凛パパ「……?」ジブン?
モブ男「そうだな……お前がやれ」
凛パパ「……」
凛ママ(……)
凛パパ「……」スッ……
凛ママ「……」
凛パパ「………………」ドキッ
凛ママ「うっ」
凛パパ「!」
花陽ママ「!」
凛ママ「……ん」パチッ
凛パパ「……」目の前
凛ママ「……」
凛ママ「う、うわぁあぁあぁあぁあぁあ!!??」バキィッ!!
凛パパ「!?!?」バキィッ!!
花陽ママ「あああ……」
凛ママ「……」グッタリ
モブ男「こ、こういう時は、どうすりゃいいんだ……」
モブ男B「じ、人口呼吸とか?」
凛パパ「……」
花陽ママ「あの……お願いします」
凛パパ「……?」ジブン?
モブ男「そうだな……お前がやれ」
凛パパ「……」
凛ママ(……)
凛パパ「……」スッ……
凛ママ「……」
凛パパ「………………」ドキッ
凛ママ「うっ」
凛パパ「!」
花陽ママ「!」
凛ママ「……ん」パチッ
凛パパ「……」目の前
凛ママ「……」
凛ママ「う、うわぁあぁあぁあぁあぁあ!!??」バキィッ!!
凛パパ「!?!?」バキィッ!!
97: 2015/12/20(日) 17:54:11.65 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「ごめん、マジごめん……」
凛パパ「……」ジンジンヒリヒリ
凛ママ「……また助けてくれたんだよな?」
凛パパ「…」
凛ママ「……なあ、訊いてもいいか」
凛ママ「……なんで助けてくれたんだ?」
凛パパ「…………」ワカラナイ
凛ママ「……そうか」
凛パパ「…」デモ
凛ママ「ん?」
凛パパ「………………」
『たぶん、君だったから、だと思う』
凛ママ「……はっ」
凛ママ「なんだよ、それ、わけわかんねー……」
凛ママ「……お前は優しいからよ。多分、誰にでも、そう思えちまうんだよ」
凛ママ「……ばーか」
凛ママ(……ああ)
凛ママ(……私……たぶん今……すげぇにやけてる)
凛(……はあ、バカみてーだな……私……私は……)
凛(ちょっと、助けられただけ、なのに……)
凛ママ(星空の事……好きだ)
凛パパ「……」ジンジンヒリヒリ
凛ママ「……また助けてくれたんだよな?」
凛パパ「…」
凛ママ「……なあ、訊いてもいいか」
凛ママ「……なんで助けてくれたんだ?」
凛パパ「…………」ワカラナイ
凛ママ「……そうか」
凛パパ「…」デモ
凛ママ「ん?」
凛パパ「………………」
『たぶん、君だったから、だと思う』
凛ママ「……はっ」
凛ママ「なんだよ、それ、わけわかんねー……」
凛ママ「……お前は優しいからよ。多分、誰にでも、そう思えちまうんだよ」
凛ママ「……ばーか」
凛ママ(……ああ)
凛ママ(……私……たぶん今……すげぇにやけてる)
凛(……はあ、バカみてーだな……私……私は……)
凛(ちょっと、助けられただけ、なのに……)
凛ママ(星空の事……好きだ)
100: 2015/12/20(日) 18:03:22.30 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「……あのさ」
凛パパ「……?」
凛ママ「……」
凛ママ「……大会、頑張れよ」
凛ママ「見に行くから」
凛パパ「……」コクッ
~~~
花陽ママ「いっぱい遊んだねぇ、ハプニングはあったけど」
凛ママ「そうだな……」
花陽ママ「……ところでさ」
花陽ママ「実際、星空君のこと、どう思ってるの?」
凛ママ「ふあっ!?な、なんだよ急に!」
花陽ママ「ううん……だって、さっきからさ」
花陽ママ「すっごい、女の子の顔になってるよ」
凛ママ「なんだよ、普段私は女の顔じゃねーみたいな言い方」
花陽ママ「ふふふ」
凛ママ「べつに、なにも……」
花陽ママ「知らないだろうけど、さっき浜辺でさ、二人で話してる時」
花陽ママ「あなたは、口に出した気はなかったかもしれないけど」
花陽ママ「星空の事好きだって、聞こえてたよ?」
凛ママ「えっ!?うそ、やだ、本当に!?」
花陽ママ「……………………」
凛ママ「あ」
花陽ママ「う、嘘だけど……その……」
凛ママ「こ、殺せー!!いっそ頃してくれー!!!」
凛パパ「……?」
凛ママ「……」
凛ママ「……大会、頑張れよ」
凛ママ「見に行くから」
凛パパ「……」コクッ
~~~
花陽ママ「いっぱい遊んだねぇ、ハプニングはあったけど」
凛ママ「そうだな……」
花陽ママ「……ところでさ」
花陽ママ「実際、星空君のこと、どう思ってるの?」
凛ママ「ふあっ!?な、なんだよ急に!」
花陽ママ「ううん……だって、さっきからさ」
花陽ママ「すっごい、女の子の顔になってるよ」
凛ママ「なんだよ、普段私は女の顔じゃねーみたいな言い方」
花陽ママ「ふふふ」
凛ママ「べつに、なにも……」
花陽ママ「知らないだろうけど、さっき浜辺でさ、二人で話してる時」
花陽ママ「あなたは、口に出した気はなかったかもしれないけど」
花陽ママ「星空の事好きだって、聞こえてたよ?」
凛ママ「えっ!?うそ、やだ、本当に!?」
花陽ママ「……………………」
凛ママ「あ」
花陽ママ「う、嘘だけど……その……」
凛ママ「こ、殺せー!!いっそ頃してくれー!!!」
113: 2015/12/20(日) 20:02:15.10 ID:z9/1oOPh0.net
花陽ママ「あはは……」
凛ママ「うあうあうう…………」カアァッ
花陽ママ「でも、いいと思うよ」
花陽ママ「好きなら、好きで」
凛ママ「……でも」
凛ママ「へんだろ、私みたいなのが……」
花陽ママ「女の子は恋するもんなのだ」
凛ママ「恋するもんなのか……」
花陽ママ「うん。で、どうするの」
凛ママ「なにが?」
花陽ママ「いや、星空君」
花陽ママ「告白とかするの?」
凛ママ「どきゅぁぃあぁあ!!」
花陽ママ「!?」
凛ママ「いや、そんな……告白とか……」
凛ママ「かゆっ!背中かゆっ!!」
凛ママ「うあうあうう…………」カアァッ
花陽ママ「でも、いいと思うよ」
花陽ママ「好きなら、好きで」
凛ママ「……でも」
凛ママ「へんだろ、私みたいなのが……」
花陽ママ「女の子は恋するもんなのだ」
凛ママ「恋するもんなのか……」
花陽ママ「うん。で、どうするの」
凛ママ「なにが?」
花陽ママ「いや、星空君」
花陽ママ「告白とかするの?」
凛ママ「どきゅぁぃあぁあ!!」
花陽ママ「!?」
凛ママ「いや、そんな……告白とか……」
凛ママ「かゆっ!背中かゆっ!!」
114: 2015/12/20(日) 20:05:26.84 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「むずがゆい……」
花陽ママ「じゃあしないの?」
凛ママ「……………………」
凛ママ「……そんなの、わかんねぇよ……」
花陽ママ「……」
凛ママ「こんな事、初めてなんだし……」
花陽ママ「……だろうね」
凛ママ「……好きってなんなんだ」
花陽ママ「……私にはわかんない」
凛ママ「それは、あなたが今一番知ってるんじゃない?」
花陽ママ「じゃあしないの?」
凛ママ「……………………」
凛ママ「……そんなの、わかんねぇよ……」
花陽ママ「……」
凛ママ「こんな事、初めてなんだし……」
花陽ママ「……だろうね」
凛ママ「……好きってなんなんだ」
花陽ママ「……私にはわかんない」
凛ママ「それは、あなたが今一番知ってるんじゃない?」
116: 2015/12/20(日) 20:19:56.25 ID:z9/1oOPh0.net
花陽ママ「……とりあえず、次会えるのは、例の大会の時でしょう?」
花陽ママ「行くんでしょ?」
凛ママ「……行く」
花陽ママ「ん。じゃあ、その時に」
花陽ママ「想いを伝えるのもいいんじゃない?」
凛ママ「えっ……」
花陽ママ「誰かに先を越される前に、伝えるのがいいと思うよ?」
凛ママ「で、でも……」
凛ママ「大会って5日後だぞ……?」
花陽ママ「うん」
凛ママ「って、っていうか、あいつと会って、まだそんなに経ってないぞ……?」
花陽ママ「一目惚れってあるでしょ?」
凛ママ「一目惚れじゃねーし!」
花陽ママ「じゃあどんな理由で好きになったの?」
凛ママ「ふえっ!?」
花陽ママ「行くんでしょ?」
凛ママ「……行く」
花陽ママ「ん。じゃあ、その時に」
花陽ママ「想いを伝えるのもいいんじゃない?」
凛ママ「えっ……」
花陽ママ「誰かに先を越される前に、伝えるのがいいと思うよ?」
凛ママ「で、でも……」
凛ママ「大会って5日後だぞ……?」
花陽ママ「うん」
凛ママ「って、っていうか、あいつと会って、まだそんなに経ってないぞ……?」
花陽ママ「一目惚れってあるでしょ?」
凛ママ「一目惚れじゃねーし!」
花陽ママ「じゃあどんな理由で好きになったの?」
凛ママ「ふえっ!?」
117: 2015/12/20(日) 20:54:46.64 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「ど、どんなって……」
花陽ママ「あるでしょ?」
凛ママ「……」
凛ママ「うるさいっ!うるさいうるさい!聞くなぁ!!」
花陽ママ「あなたのほうがうるさいよ……」
凛ママ「……だって」
凛ママ「そんなの答えられるわけ無いだろ……」
花陽ママ「……ふふ」
凛ママ「なんだよ……」
花陽ママ「ううん、なんでもない」
花陽ママ「あるでしょ?」
凛ママ「……」
凛ママ「うるさいっ!うるさいうるさい!聞くなぁ!!」
花陽ママ「あなたのほうがうるさいよ……」
凛ママ「……だって」
凛ママ「そんなの答えられるわけ無いだろ……」
花陽ママ「……ふふ」
凛ママ「なんだよ……」
花陽ママ「ううん、なんでもない」
118: 2015/12/20(日) 21:33:30.67 ID:z9/1oOPh0.net
花陽ママ「でも、頑張ってね」
凛ママ「なにを……」
花陽ママ「星空君の事、諸々」
凛ママ「……う、うん」
花陽ママ「星空君と知り合って、五ヶ月……ファイトだよ」
凛ママ「……」
~5日後~
凛ママ「……来てしまった」
ワーワーワー
凛ママ(……あいつ、どこにいるんだ)
凛ママ(えーと、えーと……)
キャー!ホシゾラクーン!
凛ママ(ん?)
~~~
モブ女「星空くーん!かっこいいー!」
モブ女B「今日も頑張ってねー!」
凛ママ(なんだなんだ、あいつ、結構人気なのか)
凛ママ(ちょうどいいや、あの群れについて行けばあいつのところに行けるな)
凛ママ「ちょっとすみませんねー」
モブ女「は?なによあんた。邪魔しないでくれる?」
モブ女B「星空君になにかようかしら?」
凛ママ(……)
凛ママ(こっわ)
凛ママ「なにを……」
花陽ママ「星空君の事、諸々」
凛ママ「……う、うん」
花陽ママ「星空君と知り合って、五ヶ月……ファイトだよ」
凛ママ「……」
~5日後~
凛ママ「……来てしまった」
ワーワーワー
凛ママ(……あいつ、どこにいるんだ)
凛ママ(えーと、えーと……)
キャー!ホシゾラクーン!
凛ママ(ん?)
~~~
モブ女「星空くーん!かっこいいー!」
モブ女B「今日も頑張ってねー!」
凛ママ(なんだなんだ、あいつ、結構人気なのか)
凛ママ(ちょうどいいや、あの群れについて行けばあいつのところに行けるな)
凛ママ「ちょっとすみませんねー」
モブ女「は?なによあんた。邪魔しないでくれる?」
モブ女B「星空君になにかようかしら?」
凛ママ(……)
凛ママ(こっわ)
121: 2015/12/20(日) 21:47:07.88 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「……あ」
凛ママ(いた。ユニフォーム姿だ)
凛パパ「……」グッグッ
凛ママ(柔軟してる)
モブ男「よーし星空、今日は頑張れ。お前なら、余裕のはずだ」
モブ男B「俺の分もな!」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ(……)
モブ女「……星空くーん!これうけとってー!」
モブ女B「私のもー!」
凛パパ「……」コクッ
モブ男「はは、モテモテだな星空」
凛ママ「……」
凛ママ(いた。ユニフォーム姿だ)
凛パパ「……」グッグッ
凛ママ(柔軟してる)
モブ男「よーし星空、今日は頑張れ。お前なら、余裕のはずだ」
モブ男B「俺の分もな!」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ(……)
モブ女「……星空くーん!これうけとってー!」
モブ女B「私のもー!」
凛パパ「……」コクッ
モブ男「はは、モテモテだな星空」
凛ママ「……」
123: 2015/12/20(日) 21:50:44.39 ID:z9/1oOPh0.net
モブ男「……!」
モブ男「星空、あそこ」
凛パパ「……?」
モブ男「来てくれてるぞ、本当に」
凛パパ「……!」
凛ママ(……あ)
凛ママ(こっち見た)
モブ女「きゃー!星空君が私を見たわ!」
モブ女B「私よ!」
モブ女C「いえ私よ!」
凛ママ(私だよバーカ)
モブ男「星空、あそこ」
凛パパ「……?」
モブ男「来てくれてるぞ、本当に」
凛パパ「……!」
凛ママ(……あ)
凛ママ(こっち見た)
モブ女「きゃー!星空君が私を見たわ!」
モブ女B「私よ!」
モブ女C「いえ私よ!」
凛ママ(私だよバーカ)
126: 2015/12/20(日) 21:59:50.81 ID:z9/1oOPh0.net
『……では、第一走者は、スタート地点についてください』
凛ママ(……あいつは短距離か)
『SET UP……GO!!』
凛ママ(なぜそこだけ英語!?)
凛ママ「って――」
凛パパ「…………」タッタッタッタッ!!
凛ママ「はやいっ……」
モブ男「よし!一回戦は楽勝だな!」
※陸上って一回戦とかって言う感じ何ですか?わかりません※
モブ男B「次もたのむぜ!」
モブ女共「きゃー!星空くーん!」
凛ママ(……あいつは短距離か)
『SET UP……GO!!』
凛ママ(なぜそこだけ英語!?)
凛ママ「って――」
凛パパ「…………」タッタッタッタッ!!
凛ママ「はやいっ……」
モブ男「よし!一回戦は楽勝だな!」
※陸上って一回戦とかって言う感じ何ですか?わかりません※
モブ男B「次もたのむぜ!」
モブ女共「きゃー!星空くーん!」
128: 2015/12/20(日) 22:12:43.35 ID:z9/1oOPh0.net
~~~
『……準決勝です。走者は準備をしてください』
『……準決勝です。走者は準備をしてください』
129: 2015/12/20(日) 22:24:26.12 ID:z9/1oOPh0.net
凛パパ「……」タッタッタッタッ
モブ男「はっはっはっ……くっ」タッタッタッタッ
凛ママ(あの男子もなかなか早いな……)
凛パパ「……」
凛ママ「でも、やっぱり」
『1着、星空くん』
凛ママ「ははっ」
凛パパ「……」タッタッ……
凛パパ「……」ガクッ
凛ママ「!」
モブ男「星空!?大丈夫か!」
モブ男B「……やっぱり、無理してたか」
凛ママ(無理?なにがあったんだよ……?)
モブ男「お前、まだ足いてぇんだろ?」
凛パパ「……」
モブ男B「ひねってるのに……痛み止めが切れてきたっぽいな」
凛パパ「……」
凛ママ「……星空」
モブ男「はっはっはっ……くっ」タッタッタッタッ
凛ママ(あの男子もなかなか早いな……)
凛パパ「……」
凛ママ「でも、やっぱり」
『1着、星空くん』
凛ママ「ははっ」
凛パパ「……」タッタッ……
凛パパ「……」ガクッ
凛ママ「!」
モブ男「星空!?大丈夫か!」
モブ男B「……やっぱり、無理してたか」
凛ママ(無理?なにがあったんだよ……?)
モブ男「お前、まだ足いてぇんだろ?」
凛パパ「……」
モブ男B「ひねってるのに……痛み止めが切れてきたっぽいな」
凛パパ「……」
凛ママ「……星空」
130: 2015/12/20(日) 22:35:40.06 ID:z9/1oOPh0.net
凛パパ「……」ダイジョウブ
モブ男「本当か?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ(……こういう時)
凛ママ(何か、してやれないのか……私は)
凛ママ(好きな奴が苦しんでるのに)
凛ママ(……)
~~~
『……では、決勝戦です。走者は、準備をしてください』
凛パパ「……」
『SET UP』
凛ママ「……」
『GO』
ダッ!
凛パパ「……」タッタッタッ……
凛ママ(……!明らかにさっきより遅い!)
モブ男「くそ、やっぱり無茶があったか……」
モブ女「星空くーん!頑張れー!」
凛パパ「……、……」タッタッタッ……
モブ男「くへっ、優勝は俺のもんだ……!」タッタッタッタッ
凛パパ「……」ハア、ハア……
凛ママ「…………っ!!」
凛ママ「負けんじゃねぇぞォォおおお!!星空ぁぁあぁぁああ!!!!!」
凛パパ「……!」ハッ
モブ男「本当か?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ(……こういう時)
凛ママ(何か、してやれないのか……私は)
凛ママ(好きな奴が苦しんでるのに)
凛ママ(……)
~~~
『……では、決勝戦です。走者は、準備をしてください』
凛パパ「……」
『SET UP』
凛ママ「……」
『GO』
ダッ!
凛パパ「……」タッタッタッ……
凛ママ(……!明らかにさっきより遅い!)
モブ男「くそ、やっぱり無茶があったか……」
モブ女「星空くーん!頑張れー!」
凛パパ「……、……」タッタッタッ……
モブ男「くへっ、優勝は俺のもんだ……!」タッタッタッタッ
凛パパ「……」ハア、ハア……
凛ママ「…………っ!!」
凛ママ「負けんじゃねぇぞォォおおお!!星空ぁぁあぁぁああ!!!!!」
凛パパ「……!」ハッ
131: 2015/12/20(日) 22:46:07.00 ID:z9/1oOPh0.net
凛パパ「……!」タッタッタッタッタッタッタッタッ!!
モブ男「な、なに!?」
モブ女「きゃー!星空くーんすごいー!」
凛パパ「…………!!」タッタッタッタッタッタッタッタッ!
凛ママ「いけぇえええ!!」
~~~
モブ男「うおお!星空ぁ、すごかったなぁ、最後の追い上げ」
モブ男B「優勝だもんなぁ、とりあえず、これでおまえは県下最強の短距離選手だ」
凛パパ「……」キョロキョロ
~~~
凛ママ「……はあ」
凛ママ「会える気分じゃない……」
凛ママ「あいつが一番になった時ありえんくらい喜んじまった……」
凛ママ「はっずかし……ん?」
モブ女「え、とね……星空くん」
凛パパ「……」
モブ女「わ、私と付き合ってください!」
凛ママ(な、なにぃぃいい!?)
モブ男「な、なに!?」
モブ女「きゃー!星空くーんすごいー!」
凛パパ「…………!!」タッタッタッタッタッタッタッタッ!
凛ママ「いけぇえええ!!」
~~~
モブ男「うおお!星空ぁ、すごかったなぁ、最後の追い上げ」
モブ男B「優勝だもんなぁ、とりあえず、これでおまえは県下最強の短距離選手だ」
凛パパ「……」キョロキョロ
~~~
凛ママ「……はあ」
凛ママ「会える気分じゃない……」
凛ママ「あいつが一番になった時ありえんくらい喜んじまった……」
凛ママ「はっずかし……ん?」
モブ女「え、とね……星空くん」
凛パパ「……」
モブ女「わ、私と付き合ってください!」
凛ママ(な、なにぃぃいい!?)
132: 2015/12/20(日) 22:48:57.84 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ(……)ギリギリギリ……
モブ女「私じゃ……だめかな?」
凛ママ(だ、だめだ!!)
凛ママ(いや私が言うことじゃないけど……)
凛パパ「……」
モブ女「……返事、くれない、かな?」
モブ女「私じゃ……だめかな?」
凛ママ(だ、だめだ!!)
凛ママ(いや私が言うことじゃないけど……)
凛パパ「……」
モブ女「……返事、くれない、かな?」
135: 2015/12/20(日) 22:52:49.07 ID:z9/1oOPh0.net
凛パパ「……」
『ごめん』
モブ女「……」
凛ママ(……)ホッ
『好きな人いるんだ』
凛ママ「――」
モブ女「……そっか」
モブ女「…じゃあ、これからも……陸上、頑張ってね」
~~~
凛ママ「……」
凛ママ(……)
凛ママ(あいつ……好きな奴いたんだ……)
『ごめん』
モブ女「……」
凛ママ(……)ホッ
『好きな人いるんだ』
凛ママ「――」
モブ女「……そっか」
モブ女「…じゃあ、これからも……陸上、頑張ってね」
~~~
凛ママ「……」
凛ママ(……)
凛ママ(あいつ……好きな奴いたんだ……)
136: 2015/12/20(日) 22:59:48.04 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ(……)トボトボ
凛ママ(……)ポロッ
凛ママ「え、ちょ……なんで泣くんだよ、ここで……」
凛ママ(……うっ)
凛パパ「……」ミツケタ
凛ママ「うひょあ!?って星空!?」
凛パパ「……」ナンデナイテル
凛ママ「な、泣いてねーよ!別に泣いてなんか……」ポロポロッ
凛ママ(……)ポロッ
凛ママ「え、ちょ……なんで泣くんだよ、ここで……」
凛ママ(……うっ)
凛パパ「……」ミツケタ
凛ママ「うひょあ!?って星空!?」
凛パパ「……」ナンデナイテル
凛ママ「な、泣いてねーよ!別に泣いてなんか……」ポロポロッ
137: 2015/12/20(日) 23:04:07.74 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「だって……だって、おま、お前に……」
凛ママ「好きな奴いるって……知ってから……」
凛ママ「勝手に涙がでで来るんだよボケぇ!!」
凛ママ「ううううっ……」ポロポロッ
凛パパ「……!」
凛ママ「…………わ、私はっっ!!」
凛ママ「好きな奴いるって……知ってから……」
凛ママ「勝手に涙がでで来るんだよボケぇ!!」
凛ママ「ううううっ……」ポロポロッ
凛パパ「……!」
凛ママ「…………わ、私はっっ!!」
138: 2015/12/20(日) 23:09:47.69 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「お前の事、好きなんだよぉ!!」
凛パパ「……!!」
凛ママ「だから泣いちゃうのもわかるだろーが!ばか!」
凛ママ「わかれよ……」グスッ
凛ママ「……じゃあな」トボトボ
凛パパ「……!」マッテ
凛ママ「……なんだよ、何かようかよ……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「ふあっ!?」
凛パパ『僕は、君が好きなんだ』
凛ママ「――――」
凛パパ「……!!」
凛ママ「だから泣いちゃうのもわかるだろーが!ばか!」
凛ママ「わかれよ……」グスッ
凛ママ「……じゃあな」トボトボ
凛パパ「……!」マッテ
凛ママ「……なんだよ、何かようかよ……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「ふあっ!?」
凛パパ『僕は、君が好きなんだ』
凛ママ「――――」
144: 2015/12/20(日) 23:14:53.56 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「……え」
凛パパ「……」ダメカナ
凛ママ「え、いや、その、だめ、じゃ、ってか……え」
凛パパ「……」スキ
凛ママ「ば、ばか、何度も言うな……」
凛パパ「……」ヘンジ、クダサイ
凛ママ「へ、へんじ……そ、そんなの、さっきのでいったような、もんじゃん……」
凛パパ「……」
凛ママ「……ううっ」カアァッ
凛パパ「……」ダメカナ
凛ママ「え、いや、その、だめ、じゃ、ってか……え」
凛パパ「……」スキ
凛ママ「ば、ばか、何度も言うな……」
凛パパ「……」ヘンジ、クダサイ
凛ママ「へ、へんじ……そ、そんなの、さっきのでいったような、もんじゃん……」
凛パパ「……」
凛ママ「……ううっ」カアァッ
149: 2015/12/20(日) 23:18:49.05 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「……す、好きだ」
凛ママ「私と……付き合って……くれ」
凛パパ「……!」ギュッ
凛ママ「ひゃぁ!?だ、抱きしめるなー!」
凛パパ「……」
凛ママ「…………」ギュッ
凛ママ「私と……付き合って……くれ」
凛パパ「……!」ギュッ
凛ママ「ひゃぁ!?だ、抱きしめるなー!」
凛パパ「……」
凛ママ「…………」ギュッ
152: 2015/12/20(日) 23:22:02.41 ID:z9/1oOPh0.net
凛ママ「……こうしてみると、お前結構でかいんだな……」
凛パパ「……」180アルヨ
凛ママ「ははっ、でかいな……私157だから差がすごいや……」
凛ママ「……」
凛ママ「……そういう、カップルってのも、いいよな?」
凛パパ「……」コクッ
凛パパ「……」180アルヨ
凛ママ「ははっ、でかいな……私157だから差がすごいや……」
凛ママ「……」
凛ママ「……そういう、カップルってのも、いいよな?」
凛パパ「……」コクッ
154: 2015/12/20(日) 23:25:59.00 ID:z9/1oOPh0.net
凛パパ「……」肩ポンッ
凛ママ「あ……」
凛パパ「……」ドキドキ
凛ママ「……」ドキドキドキドキ
凛ママ「……背伸び、しなきゃな」
凛パパ「……」ダイジョウブ
凛ママ「…………そっか」
凛ママ「……んっ」チュ
この日。
私は、初めて恋人が出来て。
初めて、キスをした。
凛ママ「あ……」
凛パパ「……」ドキドキ
凛ママ「……」ドキドキドキドキ
凛ママ「……背伸び、しなきゃな」
凛パパ「……」ダイジョウブ
凛ママ「…………そっか」
凛ママ「……んっ」チュ
この日。
私は、初めて恋人が出来て。
初めて、キスをした。
158: 2015/12/20(日) 23:35:37.18 ID:z9/1oOPh0.net
~~~
9月。
凛ママ「……」ポケッ〜
花陽ママ「おは……よう?どうしたのボッーとして」
凛ママ「うへへへ」
花陽ママ「!?」
〜〜〜
花陽ママ「へー!じゃあもう付き合ってるんだ!」
凛ママ「こういう時、家が隣だっていうのは、かなり嬉しいもんだな……いつでも会えるから」
凛ママ「朝も一緒に登校できる」
花陽ママ「急に素直になるね……」
凛ママ「なんか吹っ切れちゃって」
凛ママ「私も大人の階段を登っちゃったのだよ」
花陽ママ「えっ、えOちしたの?」
凛ママ「ししし、してねーよ!ばか!」
花陽ママ「だ、だよね、びびびびっくりした……」
凛ママ「自分で言っておいて恥ずかしがってるんじゃねーよ……」
9月。
凛ママ「……」ポケッ〜
花陽ママ「おは……よう?どうしたのボッーとして」
凛ママ「うへへへ」
花陽ママ「!?」
〜〜〜
花陽ママ「へー!じゃあもう付き合ってるんだ!」
凛ママ「こういう時、家が隣だっていうのは、かなり嬉しいもんだな……いつでも会えるから」
凛ママ「朝も一緒に登校できる」
花陽ママ「急に素直になるね……」
凛ママ「なんか吹っ切れちゃって」
凛ママ「私も大人の階段を登っちゃったのだよ」
花陽ママ「えっ、えOちしたの?」
凛ママ「ししし、してねーよ!ばか!」
花陽ママ「だ、だよね、びびびびっくりした……」
凛ママ「自分で言っておいて恥ずかしがってるんじゃねーよ……」
161: 2015/12/20(日) 23:43:39.26 ID:z9/1oOPh0.net
〜〜〜放課後
凛ママ「じゃ、私先に行くな」
花陽ママ「うん。ばいばい」
凛ママ「わるいな」
花陽ママ「いいんだよ」
〜〜〜
凛パパ「……!」
凛ママ「悪いな、待たせたか……?」
凛パパ「……」フルフル
凛ママ「そっか?……ま、とりあえず行こう」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「…」
凛ママ「……ん」スッ
凛パパ「……」
凛ママ「……握ってよ、手」
凛パパ「……!」ギュッ
凛ママ「…えへへ」ギュッー
凛パパ「……」ニコッ
凛ママ「じゃ、私先に行くな」
花陽ママ「うん。ばいばい」
凛ママ「わるいな」
花陽ママ「いいんだよ」
〜〜〜
凛パパ「……!」
凛ママ「悪いな、待たせたか……?」
凛パパ「……」フルフル
凛ママ「そっか?……ま、とりあえず行こう」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「…」
凛ママ「……ん」スッ
凛パパ「……」
凛ママ「……握ってよ、手」
凛パパ「……!」ギュッ
凛ママ「…えへへ」ギュッー
凛パパ「……」ニコッ
162: 2015/12/20(日) 23:47:54.27 ID:z9/1oOPh0.net
※今回はここまでで。そうですね、明日は花陽ママに少し重点をおいてみます。そして、それと含めて、このスレは明日で一旦終わらせて、第三部?的な新しいスレ建てます。凛ママ(18)編?です。またその時にオナシャス。寝ます。
あえて言いたい。凛ママかわい((ry※
あえて言いたい。凛ママかわい((ry※
175: 2015/12/21(月) 13:25:29.33 ID:C7BK9FlM0.net
花陽ママ「……いろいろ、頑張ってるんだなぁ……」カサッ
花陽ママ「……私も、頑張ってくるよ」ピラッ
つ『アイドルオーディション』
花陽ママ「……」
〜〜〜
花陽ママ(……ちいさいころからアイドルが好きだった)
花陽ママ(憧れて、なりたくて)
花陽ママ(でもだめで)
花陽ママ(……これが最後にしよう)
花陽ママ(……頑張ろう)
〜〜〜
凛ママ「……そういえば、お前さ」
凛パパ「……?」
凛ママ「県大会優勝ってことは、次全国じゃないの?」
凛パパ「……」うん
花陽ママ「……私も、頑張ってくるよ」ピラッ
つ『アイドルオーディション』
花陽ママ「……」
〜〜〜
花陽ママ(……ちいさいころからアイドルが好きだった)
花陽ママ(憧れて、なりたくて)
花陽ママ(でもだめで)
花陽ママ(……これが最後にしよう)
花陽ママ(……頑張ろう)
〜〜〜
凛ママ「……そういえば、お前さ」
凛パパ「……?」
凛ママ「県大会優勝ってことは、次全国じゃないの?」
凛パパ「……」うん
176: 2015/12/21(月) 13:29:28.65 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「おお、すげぇ……頑張れよ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「絶対応援、行くから」
凛パパ「…」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……いや、なんかさ」
凛ママ「本当にお前と恋人同士なんだな、って思ってな……」
凛パパ「……」
凛ママ「……へへ」
凛ママ「ちょっと腰低くしろ」
凛パパ「……?」スッ
凛ママ「高いわ、もうちょい……いやいいや」セノビー
凛ママ「ん……」チュッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……ははっ」
凛ママ「ほんと、大好きだぜ?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「絶対応援、行くから」
凛パパ「…」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「……いや、なんかさ」
凛ママ「本当にお前と恋人同士なんだな、って思ってな……」
凛パパ「……」
凛ママ「……へへ」
凛ママ「ちょっと腰低くしろ」
凛パパ「……?」スッ
凛ママ「高いわ、もうちょい……いやいいや」セノビー
凛ママ「ん……」チュッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……ははっ」
凛ママ「ほんと、大好きだぜ?」
177: 2015/12/21(月) 13:31:57.48 ID:C7BK9FlM0.net
凛パパ「……」
凛ママ「……じゃ、また明日」
〜〜〜
花陽ママ「……」
花陽ママ「ふう……」
花陽ママ「明日、か……怖いなぁ……」
花陽ママ「……いや、怖がる事なんてない」
花陽ママ「何も……ないはず」
花陽ママ「……そうだよ、ね?」
凛ママ「……じゃ、また明日」
〜〜〜
花陽ママ「……」
花陽ママ「ふう……」
花陽ママ「明日、か……怖いなぁ……」
花陽ママ「……いや、怖がる事なんてない」
花陽ママ「何も……ないはず」
花陽ママ「……そうだよ、ね?」
179: 2015/12/21(月) 13:40:02.25 ID:C7BK9FlM0.net
花陽ママ(……ちょっと、外の空気に当たろう……)
〜〜〜
花陽ママ「……ふう」
凛ママ「……あれ、なにしてんだ?」
花陽ママ「あ、おかえり……星空君は?」
凛ママ「ああ、アイツ、練習に戻った。休みかと思ったけど、わざわざ抜け出してたらしい」
花陽ママ「そうだったんだ」
凛ママ「……それで?どうしたんだ。そんな暗い顔して」
花陽ママ「え……」
凛ママ「なんかあったか」
花陽ママ「……」
〜〜〜
花陽ママ「……ふう」
凛ママ「……あれ、なにしてんだ?」
花陽ママ「あ、おかえり……星空君は?」
凛ママ「ああ、アイツ、練習に戻った。休みかと思ったけど、わざわざ抜け出してたらしい」
花陽ママ「そうだったんだ」
凛ママ「……それで?どうしたんだ。そんな暗い顔して」
花陽ママ「え……」
凛ママ「なんかあったか」
花陽ママ「……」
181: 2015/12/21(月) 14:25:53.86 ID:C7BK9FlM0.net
花陽ママ「……あのね」
〜〜〜
凛ママ「ふーん……なるほど」
花陽ママ「うん……」
凛ママ「まっ、大丈夫じゃねぇの?」
凛ママ「お前可愛いと思うし、歌も上手いし」
花陽ママ「……それでも」
花陽ママ「一番って、わけじゃない」
凛ママ「そんなの、みんなそう思って……」
花陽ママ「思ってないようじゃ、だめなの……」
凛ママ「……ふぅん。じゃあ簡単な事じゃねーか」
凛ママ「自信をつけろ。これでいいだろ?」
花陽ママ「……でも」
凛ママ「大丈夫、お前ならいけるさ」
凛ママ「おまえなら、アイドル、なれると思うぞ?」
〜〜〜
凛ママ「ふーん……なるほど」
花陽ママ「うん……」
凛ママ「まっ、大丈夫じゃねぇの?」
凛ママ「お前可愛いと思うし、歌も上手いし」
花陽ママ「……それでも」
花陽ママ「一番って、わけじゃない」
凛ママ「そんなの、みんなそう思って……」
花陽ママ「思ってないようじゃ、だめなの……」
凛ママ「……ふぅん。じゃあ簡単な事じゃねーか」
凛ママ「自信をつけろ。これでいいだろ?」
花陽ママ「……でも」
凛ママ「大丈夫、お前ならいけるさ」
凛ママ「おまえなら、アイドル、なれると思うぞ?」
182: 2015/12/21(月) 14:32:43.77 ID:C7BK9FlM0.net
花陽ママ「……その単純さ、羨ましいや」
凛ママ「あ?馬鹿にしてる?」
花陽ママ「ううん、全然。褒めてるんだよ」
凛ママ「そうか……」
花陽ママ「……私は、確かに臆病だよ」
花陽ママ「でもね、これだけは自信を持って言えるの」
花陽ママ「アイドルへの想いは、誰にも負けないって」
凛ママ「あ?馬鹿にしてる?」
花陽ママ「ううん、全然。褒めてるんだよ」
凛ママ「そうか……」
花陽ママ「……私は、確かに臆病だよ」
花陽ママ「でもね、これだけは自信を持って言えるの」
花陽ママ「アイドルへの想いは、誰にも負けないって」
183: 2015/12/21(月) 14:37:37.81 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……そっか」
凛ママ「それだけ言えるなら、大丈夫だな」
花陽ママ「……ふふふ」
凛ママ「……じゃあ、今日は早く寝ろよ」
花陽ママ「うん……おやすみ」
凛ママ「ん」
凛ママ「それだけ言えるなら、大丈夫だな」
花陽ママ「……ふふふ」
凛ママ「……じゃあ、今日は早く寝ろよ」
花陽ママ「うん……おやすみ」
凛ママ「ん」
185: 2015/12/21(月) 15:21:20.08 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……」
凛ママ(……大丈夫かな、あいつ)
〜〜〜
『……ということですので、落選とさせていただきます』
花陽ママ「……」
花陽ママ()
凛ママ(……大丈夫かな、あいつ)
〜〜〜
『……ということですので、落選とさせていただきます』
花陽ママ「……」
花陽ママ()
186: 2015/12/21(月) 15:36:54.45 ID:C7BK9FlM0.net
花陽ママ(……やっぱり、……か)
花陽ママ(ははっ……そうだよね……やっぱり私なんかじゃ)
『……ちょっと、いいかい?』
『……はい?なんでしょうか』
『……彼女。確かに、今回選ばれた子達よりは劣るけど……光るものがある……』
『……また、来てくれると、いいんだがな』
『……そうですね』
〜〜〜
花陽ママ「……」トボトボ
花陽ママ(……あの子に、なんて言おう……)
ドンッ
花陽ママ「きゃっ、すみません……」
???「…」コチラコソ
花陽ママ「あ……」
???「……」ナニカ?
花陽ママ「あ、いえ……スタッフさんにしては、若いなぁって思っただけです……」
???「……」コクッ
花陽ママ「……19歳なんですか。……すごいですね、その年齢で……」
花陽ママ「…………やっぱり、年相応って、あるんですかね……私、16歳……と言っても、来週、17歳になるんですけど……」
花陽ママ「年の割に、無駄に童顔で……」
花陽ママ(…………私、何言ってるんだろう)
花陽ママ(……幼い方がアイドルに向いてるじゃない……支離滅裂ね……)
花陽ママ(……この人も、いい迷惑だよね……)
花陽ママ「……お仕事の途中ですよね?……邪魔してすみませんでした……失礼します」トボトボ
花陽パパ(19)「……」
花陽ママ(ははっ……そうだよね……やっぱり私なんかじゃ)
『……ちょっと、いいかい?』
『……はい?なんでしょうか』
『……彼女。確かに、今回選ばれた子達よりは劣るけど……光るものがある……』
『……また、来てくれると、いいんだがな』
『……そうですね』
〜〜〜
花陽ママ「……」トボトボ
花陽ママ(……あの子に、なんて言おう……)
ドンッ
花陽ママ「きゃっ、すみません……」
???「…」コチラコソ
花陽ママ「あ……」
???「……」ナニカ?
花陽ママ「あ、いえ……スタッフさんにしては、若いなぁって思っただけです……」
???「……」コクッ
花陽ママ「……19歳なんですか。……すごいですね、その年齢で……」
花陽ママ「…………やっぱり、年相応って、あるんですかね……私、16歳……と言っても、来週、17歳になるんですけど……」
花陽ママ「年の割に、無駄に童顔で……」
花陽ママ(…………私、何言ってるんだろう)
花陽ママ(……幼い方がアイドルに向いてるじゃない……支離滅裂ね……)
花陽ママ(……この人も、いい迷惑だよね……)
花陽ママ「……お仕事の途中ですよね?……邪魔してすみませんでした……失礼します」トボトボ
花陽パパ(19)「……」
188: 2015/12/21(月) 15:42:31.32 ID:C7BK9FlM0.net
花陽パパ「……」
花陽パパ「……!」
チョン
花陽パパ「……?」スッ
《学生手帳》
花陽パパ「……」イナイ
花陽パパ「……」トドケナキャ
『おーい、小泉!なにしてんだ、早く来てくれー!』
花陽パパ「……!」ハイ
花陽パパ「……!」
チョン
花陽パパ「……?」スッ
《学生手帳》
花陽パパ「……」イナイ
花陽パパ「……」トドケナキャ
『おーい、小泉!なにしてんだ、早く来てくれー!』
花陽パパ「……!」ハイ
189: 2015/12/21(月) 15:54:33.87 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……あ」
凛ママ「おかえり」
花陽ママ「……!」
花陽ママ「待ってたの……?」
凛ママ「ちょっとな」
凛ママ「どうだった?」
花陽ママ「…………」ギュッ
凛ママ「え?……どうした……」
花陽ママ「……」グスッ
凛ママ「……」
凛ママ(……そっか)
花陽ママ「うぇええ……」グスッ
凛ママ「……ま、よく頑張ったんじゃないか?」
花陽ママ「……っ」ポロポロッ
凛ママ「……さみぃだろ?中はいろう」
凛ママ「おかえり」
花陽ママ「……!」
花陽ママ「待ってたの……?」
凛ママ「ちょっとな」
凛ママ「どうだった?」
花陽ママ「…………」ギュッ
凛ママ「え?……どうした……」
花陽ママ「……」グスッ
凛ママ「……」
凛ママ(……そっか)
花陽ママ「うぇええ……」グスッ
凛ママ「……ま、よく頑張ったんじゃないか?」
花陽ママ「……っ」ポロポロッ
凛ママ「……さみぃだろ?中はいろう」
196: 2015/12/21(月) 20:03:40.59 ID:C7BK9FlM0.net
花陽ママ「……あれ?」
凛ママ「ん?どした」
花陽ママ「生徒手帳がない……」
凛ママ「落としたのか?」
花陽ママ「そうかも……会場かなぁ……?」
凛ママ「明日行ってみるといいな」
凛ママ「ん?どした」
花陽ママ「生徒手帳がない……」
凛ママ「落としたのか?」
花陽ママ「そうかも……会場かなぁ……?」
凛ママ「明日行ってみるといいな」
198: 2015/12/21(月) 20:52:42.46 ID:C7BK9FlM0.net
〜会場〜
花陽ママ「……」
花陽ママ「落し物管理のブースにもなかったかぁ……」
花陽ママ「どこにあるんだろ……困ったなぁ」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「……あ、あなたは……昨日の」
花陽パパ「……」スッ
花陽ママ「あ、それ……」
花陽パパ「……」オトシテタヨ
花陽ママ「あ、ありがとう、ございます……」
花陽パパ「……」イエイエ
『小泉ー!なにしてんだー!はやくこーい!』
花陽ママ「あ、すみません、止めちゃって……本当にありがとうございました」
花陽パパ「……」ソレデハ
花陽ママ「はい。さよなら」
〜〜〜
『これが出会いだった。』
〜〜〜
凛ママ「おー、見つかったか。よかったな」
花陽ママ「うん」
凛ママ「そいつも親切だな。わざわざ持ってたなんて」
花陽ママ「そうだねぇ、まあ、もしかしたらまた来るかも、って思ってくれてたのかな」
凛ママ「かもな」
花陽ママ「……」
花陽ママ「落し物管理のブースにもなかったかぁ……」
花陽ママ「どこにあるんだろ……困ったなぁ」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「……あ、あなたは……昨日の」
花陽パパ「……」スッ
花陽ママ「あ、それ……」
花陽パパ「……」オトシテタヨ
花陽ママ「あ、ありがとう、ございます……」
花陽パパ「……」イエイエ
『小泉ー!なにしてんだー!はやくこーい!』
花陽ママ「あ、すみません、止めちゃって……本当にありがとうございました」
花陽パパ「……」ソレデハ
花陽ママ「はい。さよなら」
〜〜〜
『これが出会いだった。』
〜〜〜
凛ママ「おー、見つかったか。よかったな」
花陽ママ「うん」
凛ママ「そいつも親切だな。わざわざ持ってたなんて」
花陽ママ「そうだねぇ、まあ、もしかしたらまた来るかも、って思ってくれてたのかな」
凛ママ「かもな」
201: 2015/12/21(月) 21:13:54.52 ID:C7BK9FlM0.net
〜12月〜
凛ママ「さて」
凛ママ「もう星空と付き合って三ヶ月なんだ」
凛ママ「クリスマスはあいつと過ごそうと思ってるんだか」
花陽ママ「うん」
凛ママ「妙に小っ恥ずかしくて誘えない……」
花陽ママ「ええ……と、さ」
花陽ママ「私に言われても困るんだけど……」
凛ママ「さて」
凛ママ「もう星空と付き合って三ヶ月なんだ」
凛ママ「クリスマスはあいつと過ごそうと思ってるんだか」
花陽ママ「うん」
凛ママ「妙に小っ恥ずかしくて誘えない……」
花陽ママ「ええ……と、さ」
花陽ママ「私に言われても困るんだけど……」
203: 2015/12/21(月) 21:37:06.27 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……今まで、全然考えたこと、なかったからさ」
凛ママ「クリスマスを、異性と過ごす、なんて……」
花陽ママ「……」
凛ママ「どうしたらいいか、わかんねぇんだ……」
花陽ママ(……乙女になっちゃって)
凛ママ「……変に、思われないよな?」
花陽ママ「……大丈夫だよ」
花陽ママ「星空君も、あなたと過ごしたいって思ってるよ、きっと」
凛ママ「そ、そうかな……」
凛ママ「クリスマスを、異性と過ごす、なんて……」
花陽ママ「……」
凛ママ「どうしたらいいか、わかんねぇんだ……」
花陽ママ(……乙女になっちゃって)
凛ママ「……変に、思われないよな?」
花陽ママ「……大丈夫だよ」
花陽ママ「星空君も、あなたと過ごしたいって思ってるよ、きっと」
凛ママ「そ、そうかな……」
205: 2015/12/21(月) 21:45:15.68 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「じゃ、じゃあ、誘ってくる……」
花陽ママ「うん、頑張って」
凛ママ「おう……」
〜〜〜
ピンポーン
凛パパ「……」ガチャ
凛ママ「よ、よお。……いま暇か?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……あの、さ」
凛ママ「……わたし達って恋人同士じゃん?」
凛ママ「それで、その……もうすぐ、クリスマス……じゃん?」
凛パパ「……!」
凛ママ「えっと、えっと……」
凛パパ「……」イコウカ
凛ママ「……え」
凛パパ「……」クリスマス、フタリデ
凛ママ「……うん!」
花陽ママ「うん、頑張って」
凛ママ「おう……」
〜〜〜
ピンポーン
凛パパ「……」ガチャ
凛ママ「よ、よお。……いま暇か?」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……あの、さ」
凛ママ「……わたし達って恋人同士じゃん?」
凛ママ「それで、その……もうすぐ、クリスマス……じゃん?」
凛パパ「……!」
凛ママ「えっと、えっと……」
凛パパ「……」イコウカ
凛ママ「……え」
凛パパ「……」クリスマス、フタリデ
凛ママ「……うん!」
207: 2015/12/21(月) 21:55:33.55 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ(……クリスマスで、2人、かあ)
凛ママ「……どこ行くかな」
凛ママ(……自分でも、不思議だな)
凛ママ(こんな……ワクワク……?)
凛ママ(いや、違うな……)
凛ママ「ドキドキしてるんだ……」
〜〜〜
12月25日。
凛ママ「……あ、来たか」
凛パパ「……」マタセタ?
凛ママ「うんにゃ、全然」
凛ママ「……行こう」ギュッ
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……どこ行くかな」
凛ママ(……自分でも、不思議だな)
凛ママ(こんな……ワクワク……?)
凛ママ(いや、違うな……)
凛ママ「ドキドキしてるんだ……」
〜〜〜
12月25日。
凛ママ「……あ、来たか」
凛パパ「……」マタセタ?
凛ママ「うんにゃ、全然」
凛ママ「……行こう」ギュッ
凛パパ「……」ギュッ
209: 2015/12/21(月) 22:01:08.31 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「やっぱり、クリスマスの夜と言えば、これだよな」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「イルミネーション……」
凛ママ「綺麗だな……」
凛パパ「……」
凛ママ「ん?なんだ?」
凛パパ「……」キミノホウガ
凛ママ「ふぁっ……はっはっは!ベベベベタな事言ってんじゃねーよ!は、ははははは!」
凛ママ(ふぁあぁあぁああああ!?!?)///
〜〜〜
凛ママ(恐ろしい……恐ろしいぞクリスマス……)
凛パパ「……」ウン
凛ママ「イルミネーション……」
凛ママ「綺麗だな……」
凛パパ「……」
凛ママ「ん?なんだ?」
凛パパ「……」キミノホウガ
凛ママ「ふぁっ……はっはっは!ベベベベタな事言ってんじゃねーよ!は、ははははは!」
凛ママ(ふぁあぁあぁああああ!?!?)///
〜〜〜
凛ママ(恐ろしい……恐ろしいぞクリスマス……)
212: 2015/12/21(月) 22:17:59.47 ID:C7BK9FlM0.net
凛パパ「……」ミテ
凛ママ「うん?……」
凛パパ「……」サンタ
凛ママ「おー、本当だ。……大変だな」
凛パパ「……」アレ、ニイサン
凛ママ「えっ」
〜〜〜
カラオケ
凛パパ「……〜♪」
凛ママ「歌うまいなぁ……Mr.Children好きだなぁ」
凛ママ「よーし、私も……」
凛ママ「……〜♪」
凛パパ「……♪」ウットリ
〜〜〜
凛ママ「……うーん、結構遊んだなー」
凛パパ「……」タノシカッタ
凛パパ「……!」ソウダ
凛ママ「ん?なんだ?」
凛パパ「……」プレゼント
凛ママ「え……いいのか?」
凛パパ「……」モチロン
凛ママ「……!」
凛ママ「うん?……」
凛パパ「……」サンタ
凛ママ「おー、本当だ。……大変だな」
凛パパ「……」アレ、ニイサン
凛ママ「えっ」
〜〜〜
カラオケ
凛パパ「……〜♪」
凛ママ「歌うまいなぁ……Mr.Children好きだなぁ」
凛ママ「よーし、私も……」
凛ママ「……〜♪」
凛パパ「……♪」ウットリ
〜〜〜
凛ママ「……うーん、結構遊んだなー」
凛パパ「……」タノシカッタ
凛パパ「……!」ソウダ
凛ママ「ん?なんだ?」
凛パパ「……」プレゼント
凛ママ「え……いいのか?」
凛パパ「……」モチロン
凛ママ「……!」
213: 2015/12/21(月) 22:25:00.79 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……マフラー!」
凛パパ「……」ドウカナ
凛ママ「いや、ホント……」
凛ママ「嬉しい……!」
凛ママ「……ありがとう」
凛パパ「……」ドウイタシマシテ
凛ママ「……あ、でも、私何にも用意してなかった……ごめん」
凛パパ「……」イインダヨ
凛ママ「そうか……?」
凛パパ「……」キミガイレバイイ
凛ママ「…………」
凛ママ「もう……」ポフッ
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ(……いいのかな)
凛ママ(こんなに……幸せで)
凛パパ「……」ドウカナ
凛ママ「いや、ホント……」
凛ママ「嬉しい……!」
凛ママ「……ありがとう」
凛パパ「……」ドウイタシマシテ
凛ママ「……あ、でも、私何にも用意してなかった……ごめん」
凛パパ「……」イインダヨ
凛ママ「そうか……?」
凛パパ「……」キミガイレバイイ
凛ママ「…………」
凛ママ「もう……」ポフッ
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ(……いいのかな)
凛ママ(こんなに……幸せで)
214: 2015/12/21(月) 22:32:30.48 ID:C7BK9FlM0.net
〜〜〜
凛ママ「……今日は、楽しかったよ」
凛ママ「すっごく……」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「ははっ……」
凛ママ「じゃ、ありがとな……おやすみ」
ガヂャ
凛ママ「……ん?」
ガヂャガヂャ
凛ママ「……あれ、あかない。なんで?」
凛ママ「……」ピンポーン
シーン……
凛パパ「……?」コレ
凛ママ「あれぇ……?なんだ、この紙……」ピラッ
凛祖母『お父さんと泊りがけで出かけてきます』
凛ママ「……」
凛ママ「なんじゃそりゃ……」
凛ママ「……今日は、楽しかったよ」
凛ママ「すっごく……」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「ははっ……」
凛ママ「じゃ、ありがとな……おやすみ」
ガヂャ
凛ママ「……ん?」
ガヂャガヂャ
凛ママ「……あれ、あかない。なんで?」
凛ママ「……」ピンポーン
シーン……
凛パパ「……?」コレ
凛ママ「あれぇ……?なんだ、この紙……」ピラッ
凛祖母『お父さんと泊りがけで出かけてきます』
凛ママ「……」
凛ママ「なんじゃそりゃ……」
216: 2015/12/21(月) 22:38:10.80 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「どうするかな……」
凛パパ「……」ウチ、クル?
凛ママ「あ、本当に?じゃ、そうす……はっ」
凛ママ(こ、これは……いや、って事は……)
凛ママ(……い、いや、両親もいるだろうし、な!はははっ!まさかね!)
〜〜〜
凛パパ「……」アレ?ナンダコレ……
凛パパ祖母『明後日まで仕事で帰らない。ごめんね……ご飯はチンしてね』
凛パパ「……」
凛ママ(…………………………)
凛パパ「……」ウチ、クル?
凛ママ「あ、本当に?じゃ、そうす……はっ」
凛ママ(こ、これは……いや、って事は……)
凛ママ(……い、いや、両親もいるだろうし、な!はははっ!まさかね!)
〜〜〜
凛パパ「……」アレ?ナンダコレ……
凛パパ祖母『明後日まで仕事で帰らない。ごめんね……ご飯はチンしてね』
凛パパ「……」
凛ママ(…………………………)
218: 2015/12/21(月) 22:43:20.60 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ(うわあぁあああああ!?!?)
凛ママ(クリスマスのよるに、ふ、二人きり、二人きり……!?)
凛ママ(あぁあぅああ、だめだ、変な事ばっかり考えちゃう……)
凛パパ「……」ドキドキ
凛ママ「……」
凛ママ(…………)
凛ママ「……風呂、借りてもいいか?」
凛ママ(クリスマスのよるに、ふ、二人きり、二人きり……!?)
凛ママ(あぁあぅああ、だめだ、変な事ばっかり考えちゃう……)
凛パパ「……」ドキドキ
凛ママ「……」
凛ママ(…………)
凛ママ「……風呂、借りてもいいか?」
219: 2015/12/21(月) 22:45:25.62 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ(ああああああああああああ)
凛ママ「ああああああああああああ!?!?」シャカシャカシャカ
凛ママ「ああああああああああああ!??」ゴシゴシゴシ
凛ママ「ふぁあああああああああああああ!??!」
凛ママ「ああああああああああああ!?!?」シャカシャカシャカ
凛ママ「ああああああああああああ!??」ゴシゴシゴシ
凛ママ「ふぁあああああああああああああ!??!」
221: 2015/12/21(月) 22:53:38.84 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……」ポタ……ポタ……
凛ママ「…………」
凛ママ(……たぶん)
凛ママ(求められたら……)
凛ママ(断れないんだろうな……私)
〜〜〜
凛パパ「……」シャー
凛パパ「……」ゴシゴシゴシ
凛パパ「……」シャカシャカシャカ
〜〜〜
凛ママ「……あいつのパジャマ借りたけど……でかいや」
凛ママ「……」スンスン
凛ママ(……あいつの臭い……っ!!)
凛ママ「〜〜〜っ!!」ジタバタ
凛ママ「何してんだ私は……っ!」
凛ママ「…………」
凛ママ(……たぶん)
凛ママ(求められたら……)
凛ママ(断れないんだろうな……私)
〜〜〜
凛パパ「……」シャー
凛パパ「……」ゴシゴシゴシ
凛パパ「……」シャカシャカシャカ
〜〜〜
凛ママ「……あいつのパジャマ借りたけど……でかいや」
凛ママ「……」スンスン
凛ママ(……あいつの臭い……っ!!)
凛ママ「〜〜〜っ!!」ジタバタ
凛ママ「何してんだ私は……っ!」
225: 2015/12/21(月) 22:57:49.88 ID:C7BK9FlM0.net
凛パパ「……」
凛ママ「おっ、おお!?あ、上がったか……」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「…」
凛パパ「…」
凛ママ(き、気まずい!)
凛ママ「……」
凛ママ(こ、こういう時、どんな事言えば……)
凛ママ「おっ、おお!?あ、上がったか……」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「…」
凛パパ「…」
凛ママ(き、気まずい!)
凛ママ「……」
凛ママ(こ、こういう時、どんな事言えば……)
226: 2015/12/21(月) 23:00:59.37 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ(〜〜ッ!!も、もういい、言っちまえ!!)
凛ママ「…………な、なあ」
凛パパ「……」
凛ママ「お前さ……私と…………その……」
凛ママ「………………え……えOちな事、したい、か……?」
凛ママ「…………な、なあ」
凛パパ「……」
凛ママ「お前さ……私と…………その……」
凛ママ「………………え……えOちな事、したい、か……?」
232: 2015/12/21(月) 23:06:57.91 ID:C7BK9FlM0.net
凛パパ「………………!」
凛ママ「や、やっぱり忘れろ!今のぜんぶ、わすれ……ひゃっ!?」ポフンッ
凛パパ「……」オシタオシー
凛ママ「あ……」
凛パパ「……」キス
凛ママ「あ……んっ」チュッ
チュ、チュル、チュリルリ……
凛ママ「ぷはっ……」ハア…ハア……
凛パパ「……」ハア……ハア……
凛ママ「……えっと」
凛ママ「…………したい、って事……か?」
凛パパ「………………」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「や、やっぱり忘れろ!今のぜんぶ、わすれ……ひゃっ!?」ポフンッ
凛パパ「……」オシタオシー
凛ママ「あ……」
凛パパ「……」キス
凛ママ「あ……んっ」チュッ
チュ、チュル、チュリルリ……
凛ママ「ぷはっ……」ハア…ハア……
凛パパ「……」ハア……ハア……
凛ママ「……えっと」
凛ママ「…………したい、って事……か?」
凛パパ「………………」
凛パパ「……」コクッ
234: 2015/12/21(月) 23:15:30.90 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「…………そう、か……」
凛パパ「……」
凛ママ「…………」
凛ママ「いいよ…………」
凛パパ「……!」
凛ママ「……で、でも……」
凛ママ「…………優しく、しろよ…?」
〜〜〜
凛ママ『い、いった、ぃ……んんっ!』
〜〜〜
凛ママ『あ、あ、あああ……』
〜〜〜
凛ママ『……ハッ、ハッ…………キス、して……』クチュ
〜〜〜〜〜
〜〜〜
〜〜
〜
……。
チュンチュン…
凛ママ「……ん」パチッ
凛ママ「あれ……なんで私、裸……あっ」
凛パパ「……」zzzz
凛ママ「…………」
凛ママ(う、うぁぁあぁああぁあぅあ?!?)
凛パパ「……」
凛ママ「…………」
凛ママ「いいよ…………」
凛パパ「……!」
凛ママ「……で、でも……」
凛ママ「…………優しく、しろよ…?」
〜〜〜
凛ママ『い、いった、ぃ……んんっ!』
〜〜〜
凛ママ『あ、あ、あああ……』
〜〜〜
凛ママ『……ハッ、ハッ…………キス、して……』クチュ
〜〜〜〜〜
〜〜〜
〜〜
〜
……。
チュンチュン…
凛ママ「……ん」パチッ
凛ママ「あれ……なんで私、裸……あっ」
凛パパ「……」zzzz
凛ママ「…………」
凛ママ(う、うぁぁあぁああぁあぅあ?!?)
235: 2015/12/21(月) 23:19:10.66 ID:C7BK9FlM0.net
凛パパ「……」パチッ
凛パパ「……」ムクリッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……う、ううぅううう!」
凛パパ「……」ダイジョウブ?
凛ママ「ぎゃー!おま、そんなもんぶらさげてこっちくんなーー!!!」バキィッ!!
凛パパ「!?」バキィッ!!
凛パパ「……」ムクリッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……う、ううぅううう!」
凛パパ「……」ダイジョウブ?
凛ママ「ぎゃー!おま、そんなもんぶらさげてこっちくんなーー!!!」バキィッ!!
凛パパ「!?」バキィッ!!
237: 2015/12/21(月) 23:23:07.97 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「たくっ……」
凛ママ(……っていうか)
凛ママ(……本当に……そう言うことしちゃったんだな……)
凛ママ(……すっげぇ変な味したな……何がとは言わないけど)
凛パパ「……」ジンジン
凛ママ「……殴ってごめん」
凛ママ「……でも、昨日、私も痛い思いしたんだから……お相子な」
凛パパ「……」
凛ママ「……………………いやまあ、確かに…………その後……気持ちよかったけど………………」
凛ママ(……っていうか)
凛ママ(……本当に……そう言うことしちゃったんだな……)
凛ママ(……すっげぇ変な味したな……何がとは言わないけど)
凛パパ「……」ジンジン
凛ママ「……殴ってごめん」
凛ママ「……でも、昨日、私も痛い思いしたんだから……お相子な」
凛パパ「……」
凛ママ「……………………いやまあ、確かに…………その後……気持ちよかったけど………………」
238: 2015/12/21(月) 23:27:16.09 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「うるせえ!もう!それとこれとは話は別なんだよ!!」
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛ママ「……まあ」
凛ママ「またしても……いいけどさ…………」
凛ママ「……たまにな!?いつもじゃないぞ!?!?そこはわかれよ!?!!」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「はあ……」
凛ママ「…………とりあえず、着替えよう」
凛パパ「…」ソウダネ
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛ママ「……まあ」
凛ママ「またしても……いいけどさ…………」
凛ママ「……たまにな!?いつもじゃないぞ!?!?そこはわかれよ!?!!」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「はあ……」
凛ママ「…………とりあえず、着替えよう」
凛パパ「…」ソウダネ
240: 2015/12/21(月) 23:35:13.11 ID:C7BK9FlM0.net
凛ママ「……」
凛パパ「……」トントントン
凛ママ「お前……料理出来たのか」
凛パパ「……」カンタンナモノダケ
凛ママ「……立派な朝飯じゃん。すごいじゃん」
〜〜〜
凛パパ「……」イタダキマス
凛ママ「……うん、美味い」
凛ママ「この味噌汁とか、好きな味だな」
凛パパ「……」ヨカッタ
凛ママ「ああ」
凛ママ「……今日だけじゃなくて、毎日、こうやってお前と朝飯食えたら、いいんだけどな」
凛パパ「……」ソレッテ
凛ママ「え……?」
凛ママ「…………っ!ち、ちが、そ、そういう意味じゃない!」
凛ママ「ちがーーーう!!!ちょ、ニヤニヤすんな!照れるんじゃねぇ!」
凛ママ「あ、もう、この、うるさいばかぁあぁぁあぁああ!!」
おしまい
凛ママ(18)編に続く
凛パパ「……」トントントン
凛ママ「お前……料理出来たのか」
凛パパ「……」カンタンナモノダケ
凛ママ「……立派な朝飯じゃん。すごいじゃん」
〜〜〜
凛パパ「……」イタダキマス
凛ママ「……うん、美味い」
凛ママ「この味噌汁とか、好きな味だな」
凛パパ「……」ヨカッタ
凛ママ「ああ」
凛ママ「……今日だけじゃなくて、毎日、こうやってお前と朝飯食えたら、いいんだけどな」
凛パパ「……」ソレッテ
凛ママ「え……?」
凛ママ「…………っ!ち、ちが、そ、そういう意味じゃない!」
凛ママ「ちがーーーう!!!ちょ、ニヤニヤすんな!照れるんじゃねぇ!」
凛ママ「あ、もう、この、うるさいばかぁあぁぁあぁああ!!」
おしまい
凛ママ(18)編に続く
241: 2015/12/21(月) 23:36:17.71 ID:P3qSZ4Hs0.net
ありがとう!最高だよ
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