396: 2010/10/05(火) 12:59:53.78 ID:tTi5K4580

ゲルト「ミーナ、話とは何だ?」

ミーナ「ええ。実は今日緊急で連絡が入って、マルセイユ大尉がこちらに来るそうよ」

ゲルト「マルセイユが?」

ミーナ「詳しいことはまだ聞いてないけど、しばらくはロマーニャにいるみたい」

ゲルト「そうか…」(嫌だな)

397: 2010/10/05(火) 13:07:39.97 ID:tTi5K4580
宮藤「リーネちゃん訊いた?またマルセイユさんがこっちに来るみたいだよ?」

リーネ「うん、今回は長期滞在らしいね」

エイラ「またあの人来るノカー」

マルセイユ「私の噂話とは嬉しいね、子猫ちゃんたち」

宮藤「マルセイユさん!?」

サーニャ「もう来てたの…?」

マルセイユ「ああ、思ったよりも早く着いてしまってな。ロマーニャ基地を見学中だ」

399: 2010/10/05(火) 13:16:58.51 ID:tTi5K4580
ゲルト「おい、起きろハルトマン!」

エーリカ「ん~…あと5時間………」

ゲルト「バカを言うな!それでもカールスラントの軍人か!」

マルセイユ「んっふふふふふ」

ゲルト「ゲッ」

マルセイユ「ゲッとはなんだ、ゲッとは」

エーリカ「あれ?ハンナ?なんでここに?」

マルセイユ「しばらくロマーニャでネウロイ殲滅の補助をすることになった。よろしく頼む」

エーリカ「へぇー」

ゲルト「現存のウィッチだけで十分なんだがな」

マルセイユ「相変わらずだな、バルクホルン。お前は堅すぎなんだ」

ゲルト「何だとっ!」

エーリカ「ちょっと、ストップストップ!二人とも落ち着いて」

401: 2010/10/05(火) 13:26:25.66 ID:tTi5K4580
マルセイユ「堅すぎだと言ってるんだ!」

ゲルト「軍人だから当たり前だろ!」

エーリカ「怪力同士で取っ組み合わないでよ!部屋が壊れる!」

ウーーウーー

ゲルト「警報!?」

エーリカ「ネウロイさん!」

マルセイユ「チッ。出撃するぞ!」

403: 2010/10/05(火) 13:34:28.41 ID:tTi5K4580
マルセイユ「触手型のネウロイ…だと…!?」

エーリカ「ハンナ!前、前!」

マルセイユ「え…?うわっ…きゃあ!」

エーリカ「ハンナが捕まった…」

マルセイユ「私が…この私がやられる訳ないっ…ううっ」

エーリカ「待っててハンナ!今助けに」

ゲルト「マルセイユーーーーーーーー!!!!」

ズドォォォォン

マルセイユ「!!」

エーリカ「トゥルーデ!」

404: 2010/10/05(火) 13:44:43.01 ID:tTi5K4580
マルセイユ「バルクホルン……」

ゲルト「間に合って良かった…」

マルセイユ「えっ?」

ゲルト「期限付きとは言え、お前もウィッチーズの一員だからな」

マルセイユ「あ、ああ」

ゲルト「私は仲間を助けるためなら何でもする。マルセイユ、お前も例外ではない」

マルセイユ「……///」

ゲルト「さて、基地に戻ったら歓迎会だな」ニコッ

マルセイユ「そ、そうか(やだ…なにこの気持ち)」キュン

ゲルト「どうした?お前が堅いと言うから笑ってみたんだが…やっぱ私には似合わなかったか…」

マルセイユ「い、いや、良い…笑顔……だったぞ…///」

407: 2010/10/05(火) 13:54:09.13 ID:tTi5K4580
宮藤「今日はマルセイユさんの歓迎会と言うことで、すき焼きにしてみました!」

坂本「3グループ4人で1つの鍋を囲んでくれ」



Aグループ
宮藤「お肉♪お肉♪」

ペリーヌ「ちょっと宮藤さん、お肉ばっかり取りすぎてよ?」

シャーリー「まぁいいじゃないか。おっとそこの肉もーらい!」

宮藤「あー!シャーリーさんずるーい!」

リーネ「芳佳ちゃん、春菊とってあげるね」

宮藤「ううん。いらない」

411: 2010/10/05(火) 14:01:38.04 ID:tTi5K4580
Bグループ
坂本「エイラ!その肉はまだ駄目だ!今はとりあえずマロニーちゃんだ!」

坂本「サーニャ!お前豆腐が好きなそうな顔してるな、いっぱい取ってやるぞ!」

坂本「エーリカ!お前は普段お菓子ばっか食べて栄養が偏ってるだろ!春菊食え春菊!」

エイラ「ま、マロニーちゃン…」(ナンカ食欲ナクスナー)

サーニャ(豆腐…べつにそこまで好きじゃないんだけど…)

エーリカ(春菊がどっさりと…)

414: 2010/10/05(火) 14:06:46.91 ID:tTi5K4580
Cグループ
ミーナ「そろそろこの辺のお肉いいんじゃないかしら?」

ルッキーニ「ミーナ、とってー」

ミーナ「あらあら。いいわよ、はい」

ゲルト「スキヤキか~うまそうだな」

マルセイユ「……」チラチラ

ゲルト「ん?どうしたマルセイユ」

マルセイユ「……///」プイッ

ゲルト「は?」

415: 2010/10/05(火) 14:14:32.49 ID:tTi5K4580
ゲルト「マルセイユ、何か取ってほしいものあるか?」

マルセイユ「そうだな…ではそこの春菊でも貰おう」

ゲルト「おうっ ほれ」

マルセイユ「…」

  ポワンポワンポワーン

マルセイユ『嫌』

ゲルト『えっ…食べないのか?』

マルセイユ『食べさせてくれなきゃ…嫌』

ゲルト『まったく…困ったさんだな。フフッいいぞ、食べさせてやる』

マルセイユ『べ、別にお前じゃなくても良いんだからな!勘違いするなよ!』

ゲルト『はいはい。ほら、あーん』

マルセイユ『あ、あ~ん…』

   ポワンポワンポワーン

マルセイユ「…ハッ 私は何を」

ゲルト「いいから早く食えよ」

417: 2010/10/05(火) 14:27:54.42 ID:tTi5K4580
浴場
ルッキーニ「おっふろ♪おっふろ♪」

シャーリー「ふふん。見ろ、この大きさ、形、ハリ!どう見ても私の方が上だ」

マルセイユ「何!?この私が負けるはずはない!もっとよく見ろ私の胸はこんなに…」

ガラッ

エーリカ「やっほー」

ゲルト「お、いたのかマルセイユ」

マルセイユ「///」プシュー

シャーリー「何で胸隠してんだ?さっきまで見せつけてたくせに」

ゲルト「何のことだ?」

ルッキーニ「シャーリーと胸の大きさで争ってたんだよ。もちろんシャーリーの勝ちだけどね~」

419: 2010/10/05(火) 14:41:52.73 ID:tTi5K4580
ゲルト「またお前らはそんなくだらない事を…」

マルセイユ「…」
   
   ポワンポワンポワーン

マルセイユ『うわぁぁぁぁん(泣)』

ゲルト『ど、どうしたマルセイユ!』

マルセイユ『あのね、シャーリーちゃんがね、私より自分の方が胸が大きいって言うの』

ゲルト『フフッ、ハハハ』

マルセイユ『な、なんで笑うのよ~!』ポカポカ

ゲルト『ごめんごめん。でもなマルセイユ、胸は大きさじゃない。形だ』

マルセイユ『か…た……ち?』

ゲルト『ああ。マルセイユは胸の形が世界一だ。それでいいじゃないか』

マルセイユ『そ、そかな…エヘへッ』

ゲルト『それに私はマルセイユの胸の方が好きだ。いや、お前が好きだ。ティナ」

マルセイユ『トゥルーデ…たん……』

421: 2010/10/05(火) 14:59:56.64 ID:tTi5K4580
深夜0時、マルセイユの部屋

ゲルト「ほぉーら、お姉ちゃんを捕まえてごらん♪」

マルセイユ「お姉ちゃん待ってよぉ~」

ゲルト「はははっ」

マルセイユ「ふふふっつかまえた!」

ゲルト「…」

マルセイユ「…」

 ふたりの唇が重なり合う。
 そしてふたりはきつく抱き締め合う。
 ふたりの吐息は、夜の闇に溶けてゆく…。



マルセイユ「という小説を無意識の内に書いてしまったんだが」

424: 2010/10/05(火) 15:14:47.01 ID:tTi5K4580
マルセイユ「眠れない……何だこの胸のときめきは」

マルセイユ「そうだ、トゥルーデたんの部屋に行こう!」



マルセイユ「あれ?ここはトゥルーデたんの部屋…なぜ私はこんな所に?」

マルセイユ「トゥルーデ…たん…?うげーペッペッ 気色悪い!」

マルセイユ「なぜ私はバルクホルンを『トゥルーデたん』なんて呼んでるんだ」

ゲルト「うーん…zzz」

マルセイユ「あ♪トゥルーデたん///」

426: 2010/10/05(火) 15:26:10.98 ID:tTi5K4580
マルセイユ「って私は何で頬を染めているんだ!」

ゲルト「zzz」

マルセイユ「うわぁ…/// 寝顔かわいい…」

マルセイユ「っ! かわいい訳ないだろ!憎たらしい寝顔だな!フンッ」

ゲルト「むにゃ」

マルセイユ「いやぁあぁぁぁかわいぃぃぃぃぃぃ!むにゃだって!!」

マルセイユ「っ! むにゃ、だとぉ?だらしないな!」

ゲルト「zzz」

マルセイユ「…ちょっとだけ、ちょっとだけ……キス、してみようかな」

チュッ

マルセイユ「しちゃった///」

マルセイユ「って、うげぇ!何で私はバルクホルンにキスなんか!!」



エーリカ(ううーん…なんかうるさい……)

427: 2010/10/05(火) 15:37:11.84 ID:tTi5K4580
マルセイユ「…気分悪くなった。もう帰ろう」

マルセイユ「~♪」

マルセイユ「~♪ハッ 私はなぜ鼻歌なんか…」

マルセイユ「……胸のモヤモヤも少しだけどスッキリしてる」

マルセイユ「???何故だ…?」

マルセイユ「あれ?そもそも私はなぜバルクホルンの部屋に行ったんだっけ?」



マルセイユ「ん?あそこにいるのは…」

428: 2010/10/05(火) 15:42:49.59 ID:tTi5K4580
坂本「烈風斬!!」

マルセイユ「少佐?ってもう朝になってたのか…」



マルセイユ「坂本少佐」

坂本「おお、マルセイユか。早いな」

マルセイユ「少佐こそ」(私は起きっぱなしだったが)

マルセイユ(少佐なら、何か分かるかも知れない…)

坂本「どうした?」

マルセイユ「少しいいですか」

坂本「?構わんが」

429: 2010/10/05(火) 15:53:50.20 ID:tTi5K4580
坂本「…ふむ。それは、恋じゃないか?」

マルセイユ「な゛っ」

坂本「違うのか?」

マルセイユ「あ、当たり前だ!何故私がバルクホルンに恋しなければならないんだ!!」

坂本「部屋に侵入してキスまでしたんだろ?恋以外に説明がつくまい」

マルセイユ「それと私がバルクホルンに恋してることとは結びつかない!」

坂本(いや結びつくだろ…)

マルセイユ「とにかく私は恋などしていない!私はアフリカの星だ!そうだ誇り高きアフリカの星なんだぞ!
       バルクホルンに恋なんてしない!絶対しない!しないもん!うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

坂本(こいつ大丈夫か)

431: 2010/10/05(火) 16:01:53.57 ID:tTi5K4580
誰かを好きになるなんて、思ってもみなかった

誰かに恋をするなんて、私には無縁のことだと思ってた

ましてその相手は

ゲルトルート・バルクホルン

少し前までは大嫌いだった女

堅物で、いつも軍規軍規とうるさい女

でも

いざと言うときは頼りになる、優しいお姉さんのような女

私の大好きな女

眠れない夜、私は決まってこう呟く



「トゥルーデたんとちゅっちゅしたいよぉ…」

>>1へ戻る

432: 2010/10/05(火) 16:06:58.84 ID:tdgOcgitO
何ィ

433: 2010/10/05(火) 16:08:25.91 ID:qq8oT+hoO
OMO

434: 2010/10/05(火) 16:12:58.21 ID:tTi5K4580
マルセイユ「トゥルーデたんとちゅっちゅしたいよぉ…」エピソード0はこんなんで一応終わりです。

保守ありがとうございました!
シャーゲルのSS読ませてもらったけど、やっぱ上手いね。
なんか自分のSS読み返したらメチャクチャだし、話の筋は通ってないしで
恥ずかしくなったorz

435: 2010/10/05(火) 16:16:58.93 ID:AYgn3IaZO
>>434
おいィ!まだ読み足りないぞ
まぁよく書いてくれた乙

: マルセイユ「トゥルーデたんとちゅっちゅしたいよぉ…」