579: ◆6osdZ663So 2013/07/07(日) 22:46:25.45 ID:CzGsh73Do



モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ




 ――


桃華「カースドウェポン計画?」


これは、まだ死神ユズに『人類の敵』と言う容疑すら掛かっておらず、

櫻井財閥にまだ巨大な権力があった頃の話。

屋敷の中で『強欲』の悪魔と野心に燃える男は、とある計画について話していた。


サクライP「武具にカースの核を埋め込む事で、」

サクライP「カースの力を武器として扱うことをできる。そう言った趣向の計画でございます。」

サクライP「発想のヒントはキングオブグリードが発生した際に、」

サクライP「その中心にあったとされる特殊な銃に関する映像記録です。」

サクライP「察するには、カースの核からエネルギーを引き出して、利用していたようで。」


桃華「ウフ、面白いですわね♪」

桃華「カースの核をそんな風に扱うなんて、よっぽど変わり者なんでしょう。」


サクライP「おそらくは、アンダーワールドの『テクノロジスト』の仕業でしょう。」

サクライP「もっとも彼らはまだ『カース』に関しての研究はあまり進めてはいないはず。」

サクライP「魔法銃を作り出した『テクノロジスト』は、彼らの中でも少し外れた部類かと思われます。」


桃華「変わり者の中の変わり者。と言ったところですわね♪」

桃華「そう言うお方、わたくし好きですわよ♪」







----------------------------------------




それは、なんでもないようなとある日のこと。


その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
 
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

 
それと同じ日に、宇宙から地球を侵略すべく異星人がやってきました。
地球を守るべくやってきた宇宙の平和を守る異星人もやってきました。

異世界から選ばれし戦士を求める使者がやってきました。
悪のカリスマが世界征服をたくらみました。
突然超能力に目覚めた人々が現れました。
未来から過去を変えるためにやってきた戦士がいました。
他にも隕石が降ってきたり、先祖から伝えられてきた業を目覚めさせた人がいたり。

それから、それから――
たくさんのヒーローと侵略者と、それに巻き込まれる人が現れました。

その日から、ヒーローと侵略者と、正義の味方と悪者と。
戦ったり、戦わなかったり、協力したり、足を引っ張ったり。

ヒーローと侵略者がたくさんいる世界が普通になりました。



「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。

・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
・一発ネタからシリアス長編までご自由にどうぞ。


・アイドルが宇宙人や人外の設定の場合もありますが、それは作者次第。





シリーズはここからご覧ください
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズ一覧
    




580: 2013/07/07(日) 22:47:48.08 ID:CzGsh73Do
桃華「それで、計画と言うからには、Pちゃまはその銃を再現しよう。となされてるのかしら?」

サクライP「いえ、銃だけに留まらず多くの兵器にその技術を流用できれば良いと考えてます。」

桃華「なるほど、聞くだけで面白そうな話ではありますわ。」

桃華「けれど、Pちゃま。精神を侵されずにカースの核を武器に加工するなんて本当にできるんですの?」


サクライP「・・・・・・件の『テクノロジスト』がどのような手段を使い、」

サクライP「カースの核による精神汚染を防いだのかはわかりません。」

サクライP「ですが、私達はカースの核に精神を侵されない者達がいることを知っています。」

サクライP「その一つが、カースの呪いの持つ属性そのものを司る存在。」


桃華「わたくし達、悪魔ですわね。」

桃華「当たり前の事過ぎて、言われるまで気づきませんでしたわ。」

桃華「確かに、わたくし達ならカースの核に精神を侵されず、核を扱う事ができますわね。」

桃華「もっとも、わたくしには武器製作に関する知識がありませんから、」

桃華「『カースドウェポン』の製作はできませんけれど。」

581: 2013/07/07(日) 22:49:39.77 ID:CzGsh73Do
桃華「『イルミナティ』に属する悪魔であれば、その手の技術に詳しい者がいそうですわ。」

桃華「けれど、彼女達に借りを作りたくありませんわね。わたくしとは反りが合いませんもの。」


サクライP「いえ、今回は彼らの手を借りずともよいのです。」

サクライP「財閥には、他にも心当たりがありましたから。」


サクライP「悪魔以外に」

サクライP「カースの呪いのエネルギーに精神を侵されることなく、核を加工することが出来るであろう。」

サクライP「ある種族の、武器職人にです。」


サクライP「そして既に、その者には話をつけております。」

サクライP「財閥の資産と研究施設を好きなだけ使ってよい。」

サクライP「その代わり、どんな形でもカースドウェポンを開発せよ。と」


桃華「手が早いですのね♪」


サクライP「カースドウェポンが完成すれば、」

サクライP「貴女様の『強欲』なる悲願に、また一歩近づくことになるかと。」


桃華「ウフフ、楽しみにしてますわ♪」



しかし、この計画は、

後の死神騒ぎで財閥が傾いた事によって、志半ばで頓挫してしまうことになる。

現在、財閥の所有していたカースドウェポンの研究施設は既に解体されてしまったそうだ。


そして、その研究の成果は闇に葬られる・・・・・・


と言う事には、どうやらならなかったらしい。

582: 2013/07/07(日) 22:51:23.46 ID:CzGsh73Do
――


「い、いや・・・・・・。」


その少女は絶体絶命の危機であった!


『うまそううまそう』
『ジョーチャン、ワシラトツキアッテクレヤー』
『フンガァアアアアア』

なんの前兆も無く、突如地面から現れた3体のカース!

『暴食』!『色欲』!『憤怒』!

抵抗する術のない少女はあっという間に囲まれてしまった!

「だ、だれか・・・・・・助けて!」


だが心配ご無用!


カミカゼ「待たせたな!」

この時代!

誰かがピンチとあれば、ヒーローは必ず駆けつけるからだっ!

現れたヒーローはアイドルヒーロー同盟の特攻戦士カミカゼだぁあ!!!

583: 2013/07/07(日) 22:52:38.40 ID:CzGsh73Do
『へへへ???』
『ナンヤナンヤ』

突然のヒーローの来襲に混乱するカース達!

カミカゼはその隙に素早く近づき

カミカゼ「オラァア!!」

『ヘヴンッ!!!!』

駆けつけ一発っ!!

カミカゼの容赦ない拳が炸裂っ!!まずは1体が爆散!!!

残り2体のカースは現れた存在が敵である事にやっと気づき、

その体から幾つもの太い触手を繰り出す!

だが、それは遅すぎたっ!

触手が向かった先には既にカミカゼの姿はなく、


カミカゼ「怪我はないか?」

「は、はい!その、あ、ありがとうございます!」

瞬く間にカース達の間を抜き去ったカミカゼは、

少女を抱きかかえ、救出していた!

584: 2013/07/07(日) 22:53:40.32 ID:CzGsh73Do
カミカゼは少し離れた安全な場所に少女を降ろし、逃げるように促す。

そして自身は、残るカース達と向き合った。

獲物を奪われたそいつらは何とも判別の付かない言葉で吼えている。


カミカゼ「さて、後はお前達を料理するだけだな。」

カミカゼ「あいにく今回は仕事じゃねーからよ。」

カミカゼ「テメェらザコ相手に、派手に戦う必要もねぇ。」

カミカゼ「一瞬で終わらせてやるっ!」


カミカゼがセリフを言い終わると同時に、カース達が襲い掛かる!!

そして!!

・・・・・・


カミカゼ「ふぅ・・・・・・これで終わり、だな。」


そう言って、赤色に輝くカースの核を握りつぶし砕く。

ああ、哀れカース。

彼らは見せ場も無ければ、必殺技を使われるまでもなく。

台詞通りに一瞬で終わってしまったのだった。

585: 2013/07/07(日) 22:55:27.60 ID:CzGsh73Do
カミカゼ(しかし、最近はカースも活発になりやがったな・・・・・・。)

カミカゼ(例の大量発生って言うのが関係してんのかね。)


そんな思考をしながら、カミカゼこと、向井拓海は変身を解き、

辺りの状況をきょろきょろと伺う。

以前、自分の攻撃に人を巻き込んでしまってから、

戦闘の終わりには、必ず戦いに巻き込まれた人間がいないか確認を行うようにしていた。


拓海(とは言っても・・・・・・同盟に入ってからは特に気をつけてるし、)

拓海(今回は周りに迷惑かかるような攻撃はしてな・・・・・・)

拓海(・・・・・・あ?)


居た。

戦場から少し離れた場所に、人が倒れていた。

嫌な汗が流れてくる。


拓海(嘘だろ・・・・・・もしかして、またやっちまったのか?)


すぐさま駆け寄る。

拓海「おい、アンタ!しっかりしろ!」

肇「う、うぅ・・・・・・おじい・・・ちゃん。」

その娘は一目見た限りでは、怪我はないように見えた。

586: 2013/07/07(日) 22:57:05.63 ID:CzGsh73Do
拓海「大丈夫か!?」

肇「お、お腹が・・・・・・。」

拓海「腹が痛むのかっ!?!」

肇「お腹がすいた・・・・・・。」

拓海「・・・・・・は?」


ぐー

辺りに間抜けな音が響く。


拓海「・・・・・・。」

拓海(ただの行き倒れかよっ!)

どうやら腹が減って、たまたま近くで倒れていただけらしい。

戦いに巻き込んだ訳ではないと分かり、少しだけ安心する拓海。


肇「ご、ごはん・・・・・・。」

拓海「っと、いけねぇ。安心してる場合じゃねぇな。」

拓海「しっかりしろ、すぐ何か食わせてやるから。近くのファミレスにでも入って・・・・・・」

肇「あの・・・・・・。」

拓海「どうした?」

肇「できれば、うどんがいいです。」

拓海「指定するのかよっ!?」

587: 2013/07/07(日) 22:58:29.29 ID:CzGsh73Do
――

肇「つるつる」

拓海「・・・・・・。」

肇「もぐもぐ」

拓海「・・・・・・。」

肇「ごっくん」

拓海「・・・・・・。」

肇「すみません、おかわりいいですか?」

拓海「おい、何杯目だ。それ。」


とりあえず拓海は、彼女を連れてたまたま近くにあったうどんチェーン店に入ったのだった。

席に着くなり、彼女はそれはもう凄い勢いでうどんを食べ始め、

気がつけば5杯目である。


拓海「そんなにうどん好きなのか?」

肇「いえ、普通ですけど。」

拓海「好きじゃねーのかよっ!」

肇「あ、でも器はいいどんぶり使ってますね。」

拓海「聞いてねえっ!」

588: 2013/07/07(日) 23:00:16.78 ID:CzGsh73Do
拓海「しっかし、まあずいぶんと腹減ってたんだな。」

肇「お恥ずかしながら・・・・・・慣れない土地に出てきたばかりで。」

よく見れば、この娘荷物が多い。

特に目を引くのが背中に背負う細長い袋だろう。

その数七つ、何か棒状の物を仕舞っているらしい。

頭に巻いたスカーフも相まって、彼女の格好は少々変わって見える。

拓海(おのぼりさんって奴なのかね。)

拓海「・・・・・・一応聞いておくけど、金は持ってるのかよ。」

肇「かね?」

拓海「おい、そこからなのか。そこからなのに5杯も食べたのか。」

肇「あっ、お金!お金ですね!大丈夫です。」

肇「たしかおじいちゃんに持たされたのが・・・・・・この辺りに。」

拓海「本当に大丈夫か?」

肇「・・・・・・。」

拓海「・・・・・・。」

肇「お、落としたみたいです。」

拓海「おいっ!」

肇「その・・・・・・すみません・・・・・・・。」

拓海「くっ・・・・・・だぁっ!もう!仕方ねーな。」

拓海「ここの御代は持ってやるから!だからそんな泣きそうな顔すんなっ!」

肇「えっ!そんな、悪いです。」

拓海「でも払えないんだろ、だったら甘えとけよ。」

肇「・・・・・・ありがとうございます!」

肇「ふふっ、あなたいい人ですね。」

拓海「うっせー」

589: 2013/07/07(日) 23:01:52.40 ID:CzGsh73Do
拓海「私は向井拓海だ。アンタ、名前は?」

肇「あ、自己紹介もまだでしたね。ごめんなさい。」


肇「藤原肇と言います。出身は鬼の里。」

肇「鬼匠・藤原一心の孫娘で、刀匠見習いをやってます。」

拓海「んあ?」

鬼、鬼と言ったかこの娘。


拓海「鬼って言うと、あの鬼か。」

肇「はい、あの鬼ですよ。」

事も無げに返答する娘。


拓海「・・・・・・とてもそうは見えねーな。」

能力に目覚めてから奇天烈な知り合いが増えた拓海。

私鬼なんです!などと言われても軽く流せる程度にはなってしまったが、

目の前の娘は、それなりに奇抜な格好こそしていても見た目は普通の人間の女の子に見える。

拓海のイメージする毛むくじゃらで筋肉質の、いかにも乱暴そうな鬼とは正反対だ。

590: 2013/07/07(日) 23:03:16.77 ID:CzGsh73Do
肇「では、これでどうでしょう?」

ハラリと、肇は頭に巻いていたスカーフを外す。

拓海「・・・・・・なるほどな。」

そこには小さな二本の角。

拓海(ちょっと可愛いな。)

拓海が納得したのを確認すると、肇はスカーフを巻きなおした。

肇「私のおじいちゃんが鬼で、おばあちゃんは人間。私はクォーターと言う事になりますね。」

肇「拓海さんはいい人そうなので教えましたけど、他のみなさんには内緒にしてください。」

拓海「ん、わかった。」


拓海「それで、その鬼の孫娘がどうして人里で行き倒れてたんだ?」

肇「この辺りには刀の材料を探しに来たんです。」

拓海「刀、ねえ。そう言えばさっき刀匠とか言ってたな。」

拓海「その背中に背負ってるのもやっぱり刀なのか?」

肇「見ますか?」

そう言って肇は背中にある七の袋の内、一つを取り出した。

赤地に色とりどりの花が描かれたその袋から出てきたのは、

やはり一本の刀であった。

拓海(そんな物をこんな場所で取り出していいのか。)

と思ったが、周囲に気にしてる人間は特に居ないようなので軽くスルー。

591: 2013/07/07(日) 23:05:54.26 ID:CzGsh73Do
鮮やかな真紅の鞘に、輝く龍模様の金細工。

鍔にも同じく龍が模られ、柄の頭には宝石まで備付けられております。

ただただ見た目に豪華だとわかるその一品。


肇「日本一の刀匠であるおじいちゃんの渾身の傑作。」

肇「『鬼神の七振り』のうち一本。」

肇「日本一、キレる刀。」

肇「その名を『戟王丸』と言います。」


拓海「ほう」

と、感嘆の声を出したものの、実はそれほど感心した訳ではなかった。

刀の事はよくわからないが、何事もやはり肝心なのは見た目より中身だろう。


しかし、そう思いながらも、その刀の姿に何処か引っ掛かるところがあった。

取り付けられた真っ赤に輝く宝石。

つい最近どこかで見たような。


拓海「・・・・・・それ、カースか。」

肇「拓海さんはよくご存知ですね。」

肇「如何にもです。これはカースの核ですよ。」

鬼の少女は肯定する。

592: 2013/07/07(日) 23:08:19.58 ID:CzGsh73Do
拓海「なんでまた、刀にそんなのくっついてるんだ。」

肇「おじいちゃんの作る刀は普通の刀じゃありません。」

肇「摩訶不思議な神秘を帯びた刀。言うなれば妖刀です。」

肇「おじいちゃんが鬼匠と呼ばれる所以でもありますね。」

肇「おじいちゃんの手で取り付けられたカースの核は、刀に特別な力を付与します。」

拓海「ぶっ飛んでるな、爺さん。」

嘘か真か、刀にカースの核を取り付ける事で刀に神秘が宿るらしい。


肇「この『戟王丸』は『憤怒』のカースの核を取り付けてあります。」

肇「だから、日本一キレる刀なんです。」

拓海「駄洒落かよ!茶目っ気あるな、爺さん!」


そこでふと思い出す。

拓海「『鬼神の七振り』って言ったな。全部で七本。」

拓海「カースの核も7種類・・・・・。」

拓海「って事は、肇の後ろにあるそれ全部か?」

肇「そうですよ。」

肇「『日本一、淫らな刀』『日本一、横暴な刀』『日本一、嫉妬深い刀』」

肇「『日本一、自堕落な刀』『日本一、大食らいな刀』『日本一、欲張りな刀』」

肇「それが、私の背負ってる残りの六本です。」

拓海「碌なの無いな・・・・・・。」

593: 2013/07/07(日) 23:10:53.97 ID:CzGsh73Do
拓海「しかし、どんな形にしてもカースの核を持ち歩いてるなんて普通じゃねーな。」

カースの核は例え浄化されていても、放置していれば周囲の負のエネルギーを集め、

新たに呪いの異形を生み出す、存在するだけで危険なものだ。


拓海「しかもそんなのを七つだ。危なくねーのかよ。」

肇「危ないですよ。」

拓海「危ないのかよっ!普通に!」

別に加工してあるから安全と言う事もないらしい。


肇「ふふっ、心配してくれてありがとうございます。」

肇「けど私は1/4は鬼です。鬼の血を引いてるので、負のエネルギーの扱い方の心得はありますから。」

肇「カースの核もある程度は安全に扱えます。」

拓海「そうなのかもしれねーけどよ・・・・・・。」


続けて肇は語る。

肇「それに、『そこにあるだけで危険』と言うのは、元より刃その物も同じなんですよ。」 

肇「刀は心の鏡。それが危険であるかどうかはその柄を持つ者次第。」

肇「澄み切った心をもって正面から向き合えば、それは正しい力となります。」

拓海「カースの核も同じだって言うのか?」

594: 2013/07/07(日) 23:12:34.15 ID:CzGsh73Do
肇「カースの核が集める力も、正しく心の力の一面です。」

肇「抑圧された心。負の感情。目を背けたくなる人の嫌な部分。」

肇「でもおじいちゃんは『それは必ずしも悪しき物になるわけではない。』って言ってました。」

肇「昔は『悪』だと断じられた、鬼だからこその考え方なのかもしれませんが。」


肇「きちんと向き合えば、負の感情も正しき力となる。」

肇「『鬼神の七振り』はおじいちゃんのそう言う思いが篭った刀なんです。」

拓海「なんつーか、すげえ爺さんだな。」

拓海(そんな風には考えた事もなかったが、言われてみれば分からなくもないかもな。)

言いながら拓海は自分の過去を振り返る。

力に目覚める前の事、後の事。自分の事や友達の事。


拓海「・・・・・・どんな力も使う奴次第ってことか。」

肇「ええ。この子達にもよい使い手が見つかるといいんですが。」

拓海「ああん?使い手だ?」

595: 2013/07/07(日) 23:13:47.66 ID:CzGsh73Do
肇「おじいちゃんが言うには、刀には真に持つべき者が居るそうです。」

肇「『鬼神の七振り』は人間のために作った刀。持つべきは人間だろう。とも」

肇「私が人の街に出てきたのは、おじいちゃんの思いを汲んで、」

肇「この子達を正しく使ってくれる人を探すためでもあるんです。」

拓海「・・・・・・さっき材料を探しに来たって言ったのは?」

肇「それはまた別件ですね。」

拓海「その正しい使い手って言うのが、見つかったらどうするんだよ。」


肇「無論、刀を預けます。」


肇の目は真剣そのものであった。


拓海(んーっ、放っておいていいのか。これは・・・・・・)

596: 2013/07/07(日) 23:14:52.93 ID:CzGsh73Do
向井拓海は悪と戦い、人々を守るヒーローである。

彼女には守るべき者を守らなければならない。と言う責任感がある。


だから目の前の、鬼の少女の目的を聞いて悩んだ。

カースの呪いを使った刀。それを見知らぬ誰かに渡すつもりであるらしい。

それは一歩間違えれば、惨事を引き起こしかねない事であろう。


しかし少女には悪事を為すつもりはない。

正しく扱えば、負の感情も力になる。

故に、正しく扱える人間を探しているのだと。


止めるべきか判断に困り、出した結論は。


拓海(・・・・・・今はいいか。)


保留であった。

拓海(いざとなったら、その時にアタシがケジメつけさせてやりゃあいい)

597: 2013/07/07(日) 23:16:07.59 ID:CzGsh73Do
――

肇「今日はごちそうさまでした。」

拓海「おう、いいって事よ。」


肇が6杯目のうどんを食べ終わり、

7杯目のおかわりの許可を求めてきたので、却下して店から出てきた。

聞けばここまで来るのに何日も彷徨ってたそうで、腹が減ってるのはわかるが、

流石にそれ以上食べられると、安いうどんであっても財布に手痛いダメージを残しそうだ。

さる事情で給料少ないし。


肇「このお礼はいずれ必ず!」

拓海「おう」

拓海「それより肇はこれからどうするんだ?金ないんだろ?」

肇「しばらくはこの辺りを拠点にして、働けるところを探そうと思います。」

拓海「当てはあんのか?」

肇「いえ、特には。」

拓海「ノープランか・・・・・・」

598: 2013/07/07(日) 23:17:20.16 ID:CzGsh73Do
拓海「仕方ねーな、ここで会ったのも何かの縁だろ。」

拓海「アタシも知り合いに当たってやるよ。働き口なら幾つかあるだろ。」

肇「えっ、いえ・・・・・・でもそこまでお世話になるのも。」

拓海「今更、遠慮してんじゃねーよ。」

拓海「ここまで来たら、知らん振りするのも返って目覚めが悪いってもんだろ。」

肇「拓海さん・・・・・・嬉しいです。ありがとうございます。」

拓海「いいってことよ。大船に乗ったつもりで任せときなっ!」

肇「ふふっ、本当に心強いです。」

拓海「そうと決まれば連絡先教え・・・・・・っと。」

拓海「鬼の里から出てきたんだよな、流石に携帯電話とか持ってねーか。」


肇「あっ、持ってますよ。スマホ。」

拓海「持ってるのかよ!!」

鬼の娘と言えども現代っ子と言うことか。

まあ、行倒れていたのを見ると全く使いこなせてはいないようで。

599: 2013/07/07(日) 23:18:42.30 ID:CzGsh73Do
肇「家族が持たせてくれたんですよ。あると便利だからって。」

肇「ふふっ、心配性ですよね。」

拓海「心配なのはわかるけどな。行倒れてたし。」

肇「まあ鬼の里とは連絡できないんですけどね。圏外ですから。」

拓海「あー・・・・・・そうなんだろうな。」

妙に納得する拓海。

言いながらお互い連絡先を交換する。


拓海「って事は、普段は家族に連絡とかはしてねーのか。」

肇「いえ、手紙で連絡はとりあってますよ。」

拓海「手紙か、なるほど。古風だな。」

肇「例えば、鳥に手紙を持たせて、鬼のおまじないを掛けて里まで飛ばすことが多いですね。」

拓海「鳥ねえ。」


鳥。と聞いてふと、空を見上げる。


拓海「・・・・・・」

拓海「おい」


拓海「なんだ、アレ。」



『クレエエエエエエエエエッ!!!』


拓海の見上げる先。

そのカースは翼を広げ、空を飛んでいた。

600: 2013/07/07(日) 23:20:43.05 ID:CzGsh73Do
街の中に突如現れた、空の怪物。


『クレエエエエエェェェェェエえええええ!!』


その姿に周囲の人々は慌てて逃げ始める。


拓海「あんなの始めてみるぞ。」


腕のような器官、足のような器官。触手のような器官。口のような器官。

そんな部位を持つカース達とは山ほど戦ってきたが。

翼のような器官を持ち、あまつさえ、それを広げて空を飛ぶカースなどはじめてみる。


肇「カラスみたいですね。」


なるほど、肇の言うとおり。

真っ黒な体、真っ黒な翼、獲物を探すようにギラギラと黄金に輝く目。

そのカースは巨大なカラスのようであった。

601: 2013/07/07(日) 23:21:46.54 ID:CzGsh73Do
カースは空中から獲物を見定めると、

地上に急降下し、地面に接触するかと思えば、

その勢いのまま角度を大きく曲げて大空に飛び上がる。

それを何度も繰り替えして、

まるで餌を啄ばむかのように地上の人間に脅威を与えていた。


『クレッ!クレッ!!クレッ!!』


下品な鳥の鳴き声は、よく聞けばそれは物乞いの様に何かを欲する声。


拓海「属性は『強欲』か、あの目玉みてーに見えるところが核ってわけだな。」


拓海(この短い間に『暴食』『色欲』『憤怒』、そして『強欲』・・・・・・)

拓海(人の休日に随分と豪勢なことだな、おい)

拓海(近くでカース達のパーティーでもあるのかよ。)


それは近頃世間を騒がせるカースの大量発生の影響か。

あるいは『憤怒の街』の気にあてられた者達の邪念が、作り出してしまったものなのか。

もしくは別の何かの企みか。

602: 2013/07/07(日) 23:22:59.88 ID:CzGsh73Do
拓海「いずれにせよ、やる事はいつもと変わらねえ。」

ヒーローとしてカースをぶちのめす。

だが、


拓海(アタシにあんな高い位置の敵と戦えるのか・・・・・・。)


今回の敵は鳥型のカース。

先ほど地上に降下する時の姿を思い返せば、

上下の機動力に、俊敏さも持ち合わせているようだ。

おそらくは空中戦を得意とするのであろう。

対してカミカゼが得意とするのは地上での肉弾戦。とにかく相性の悪い相手だ。


拓海(バイクで助走をつけてから飛び上がってのキック・・・・・・いや、とどかねえ。)

もっとも高度と威力を両立できるだろう先制の一撃。

しかしそれでも奴の滞空する位置には届きそうにはない。


拓海(降りてくる瞬間を狙って攻撃するのはどうだ・・・・・・?)

地上に向けて奴が体当たりをしてくる瞬間を狙って、迎撃する。

これを狙うならば、攻撃に高度が必要ではなくなる。

だが、この場合問題になるのは敵の機動力の高さ。

まともにパンチを狙いに行くのでは、接近する前に上下に退避されるのがオチだろう。

603: 2013/07/07(日) 23:24:26.85 ID:CzGsh73Do
拓海(なら手は一つしかねえか。)


カミカゼの必殺技の一つ「ギガフラッシュ」

現在、彼女の持つ攻撃の中で唯一の飛道具。

奴の攻撃に合わせて近づき、向かってきたところに放てば、

その一撃で殲滅できるだけの威力もある。

ただし、チャンスは一回。

かわされればそれでお終いだ。


ギ口リと、カースの目が拓海達の方を向く。

次はこちらに狙いを定めたようだ。

どうやらあれこれ考えてる暇はもう無いらしい。


『クレっ!!クレエエエエエエエエえええええッ!!』

空飛ぶカースがこちらに向かって急降下をはじめる。

拓海は、横に居る肇に下がってろと言おうとして、


肇「拓海さん、下がっていてください。」


先を越された。

肇が一歩前に出る。

604: 2013/07/07(日) 23:26:00.07 ID:CzGsh73Do
拓海「おい、肇!まさかお前、アイツを」


拓海は、何か言おうとして


次の瞬間、彼女は炎に包まれた。


拓海「あつっ!?」

拓海「いや、ちげえ・・・・・・。」

急に発生した辺りの熱気に、まるで自分が燃やされるかの様な錯覚に陥る。


拓海が気づくと、肇は一本の刀を鞘から抜いていた。


そう、熱源の正体は、鞘から抜かれたばかりのその刀であった。

刀の名前は『戟王丸』。

外に晒された刀身は、燃え盛る様に紅蓮に煌き、

今にも周囲の全てを壊さんと、熱の篭った威圧感を放っている。

605: 2013/07/07(日) 23:27:26.50 ID:CzGsh73Do
肇「この熱と光は、戟王丸が溜め込んでいた『怒り』の作り出したイメージです。」


辺りは熱気に包まれ、上空からカースが迫ってきているにも関わらず、

肇は先ほど拓海と話していた時と変わらぬ穏やかな口調のまま言葉を紡ぐ。


肇「お願いです、力を貸してください。」


そう言って、彼女は戟王丸を構えた。


拓海(この位置から?!)


その構えは、まるで今立つ地面から、はるか空の敵を切り落とせるかのような姿勢で。

そして、

肇「やああっ!!」


刀が振りぬかれる。


その瞬間、戟王丸に篭っていた怒りのエネルギーは開放され、

紅蓮色の斬撃が空間を真っ二つにしながら、怒号のように真っ直ぐと

空中の敵に向かい、駆け登る。

606: 2013/07/07(日) 23:27:57.01 ID:CzGsh73Do
 

スパァン


と、軽快な音がが一度だけ響き、

それっきり辺りは静寂に包まれた。


降下中であった強欲のカースは音が響くと共に、その場で静止していたが、

数瞬の間の後、

その身体は左右に半分に割れ、

そのまま、空中で崩れ去った。


後には、ジリジリとした熱気だけが残り、

肇が戟王丸を鞘に収めると、その熱気も立ち消える。


肇「拓海さん、終わりましたよ。」

少女は穏やかに言った。

607: 2013/07/07(日) 23:29:04.89 ID:CzGsh73Do
拓海の感情は

ずばり開いた口が塞がらないと言うそれだった。


なるほど、この刀を作ったやつは

伊達や酔狂でカースの核を刀に取り付けようと思ったわけではないらしい。


『日本一、キレる刀』と言う、うたい文句。

それも今聞けば納得するところである。


拓海「て言うか、」

拓海「刀からビーム出すのかよ。」


色々言いたいことはあったが、とりあえずはそこを突っ込んだ。

608: 2013/07/07(日) 23:30:28.23 ID:CzGsh73Do

肇は鞘に納めた戟王丸を掲げる。


肇「こうしてる間にも戟王丸は、周囲から怒りの感情エネルギーを吸い取ってます。」


『憤怒』のカースの核を埋め込まれた戟王丸は、

常に周囲から『怒りの感情』を吸い取り、その内に溜め込む性質を持つ。


肇「溜めこんだ怒りを刀に乗せて振るう事で、怒りに志向性を持たせ、」

肇「怒りのエネルギーを特定の対象に放ち、ぶつけることができる。」

肇「それが日本一、キレる刀『戟王丸』の性質です。」


それが刀から、ビームが出た理屈らしい。


肇「ちなみに戟王丸の鞘には怒りを鎮める浄化の作用があります。」

呪いの刀に対して、鞘が浄化の力を持つ。

浄化の力を持つ鞘があるからこそ、カースの呪いを暴走させずに扱うことができる。

それが藤原一心の作り上げた『鬼神の七振り』の仕組みであった。

拓海(だから鞘から抜かれた瞬間に、威圧感放ってやがったのか。)


肇「鞘の浄化作用より、刀が怒りを溜め込む方が早いので、」

肇「時々こうして発散してあげないとダメなんですけどね。」

拓海「今のは刀のストレス発散ってことか?」

肇「最近は『憤怒』が活発みたいなので、戟王丸もストレス貯めこみやすくて。」

拓海「思春期かよ。」

609: 2013/07/07(日) 23:31:48.95 ID:CzGsh73Do
そんな会話をしていると、空から何かが落ちてきた。


拓海「ん?」

拓海「なんだこれ」


果たして落ちてきたものは

拓海「がま口の財布だな。」

拓海「空から落ちてきたって事は・・・・・・あのカースが持ってやがったのか。」


『強欲』のカースは金品や宝石を集める性質がある。

先ほどのカースの、カラスの様に地上に降りてきて何かを啄ばむような動作。

アレは地上に落ちている金品を集めていたのだろう。


拓海(あんなデカイなりして、やってた事は意外としょぼいな・・・・・・。)

拓海(けど、あんなタイプのカースが出てくるとはな。)

拓海(カースも進化してやがるのか?)


肇「あっ。そのお財布、私のです。」

拓海「あん?じゃあ、落としたって言ってたのこれか。」


肇が落とした財布をカースが拾っていたらしい。

人の世を侵す、呪いもたまには役に立つことがあるようだ。

610: 2013/07/07(日) 23:33:06.63 ID:CzGsh73Do
――

そうして、しばらく会話した後

彼女達はいずれまた会う事を約束して別れたのであった。


肇「拓海さん、本当に心が綺麗な人だったな。」


落とした財布を取り戻したので、肇はうどんの代金を払おうとしたが、

結局、拓海はそれを受け取らなかった。

曰く、一度おごると言ったのだから、それを撤回する様なかっこ悪いことはできないとのことで。


肇「拓海さんみたいな人なら、おじいちゃんの刀を正しく使ってくれると思ったんだけど。」

ちなみにその提案も断られた。

曰く、器じゃねーよ、とのことで。

肇としてはそんな事はないと思うのだが。


肇「いつかこの子達を受け取ってくれる人も、心が綺麗な人ならいいな。」

そんな思いを胸に、鬼の孫娘は今日も人の里を行く。


肇「あ、そうだ、新しい刀の材料も探さないと。」

肇「『日本一、罪深い刀』を作るために必要な『原罪の核』」

肇「そんなの見つかるのかなあ・・・・・・」


彼女が次に出会うのは、果たしてどんな人だろうか。


おしまい。

611: 2013/07/07(日) 23:33:48.37 ID:CzGsh73Do
藤原肇(16歳)

職業:鬼の刀鍛冶見習い
属性:おじいちゃんっ子
能力:精神統一によって負の感情をある程度コントロールできる。

七本の刀を背負って人里までやってきた鬼の孫娘。
頭から2本の小さい角が生えてるが、普段は頭にスカーフを巻いて隠している。
鬼の血のおかげで僅かながら、多少の神通力は使える。
その背に背負う七本の刀は、彼女のおじいちゃんである鬼、藤原一心の作った怪作『鬼神の七振り』
これらの刀を相応しい人間に渡すために、おじいちゃんから預かってきたとのこと。
会話のたびに「おじいちゃん」の名前が何度も出てくるほどのおじいちゃんっ子。
おじいちゃんの作る刀は日本一だと信じている。
よくうどんが好きだと勘違いされるが、それほどでもないらしい。


藤原一心(???歳)

職業:鬼の刀鍛冶、鬼匠
属性:頑固爺
能力:妖刀、魔刀の製作。

藤原肇のおじいちゃんで、刀鍛冶をやってる鬼。
妖刀、魔刀の製作者として、ある界隈では有名だとか。
とある財閥の協力おかげで、カースの核を組み込んだ刀『鬼神の七振り』の製作に成功する。
『鬼神の七振り』は、本来財閥の手に渡るはずであったが、財閥が傾いてしまったために、
彼の作った刀が回収されることはなくなった。
しかし「人の為に作った刀は、人の世に渡るべき。」だと考え、孫にそれらを渡して旅に出す。
「目に入れても痛くないほど可愛い孫ほど旅させろ」派。
「やるからには完璧を目指す」と言う信念のもとに、今も「日本一、罪深い刀」の製作を目論んでいるようだ。

612: 2013/07/07(日) 23:36:22.51 ID:CzGsh73Do
『鬼神の七振り』

刀匠・藤原一心の作り上げた七本の妖刀。
「呪い」の力をもって、「呪い」を討つための刀。別名、カースドブレード。
負のエネルギーの扱いに長けた鬼の手であるからこそ、作ることの出来た妖具。
七本の刀それぞれに七つの属性のカースの核が埋め込まれており、属性に応じた特有の性質を持つ。

『憤怒』 刀名「戟王丸」 日本一、キレる刀
『色欲』 刀名「???」 日本一、淫らな刀
『傲慢』 刀名「???」 日本一、横暴な刀
『嫉妬』 刀名「???」 日本一、嫉妬深い刀
『怠惰』 刀名「???」 日本一、自堕落な刀
『暴食』 刀名「???」 日本一、大食らいな刀
『強欲』 刀名「???」 日本一、欲張りな刀

いずれの刀も使用する度に、あるいはカースを切る度に負のエネルギーが溜まり、
放って置けばいずれ所有者の精神を侵す危険な刀だが、
専用の鞘に収めておくことで、刀に溜め込まれた負のエネルギーは浄化される。
浄化の力を持つ鞘のおかげで、使い手は刀の持つカースの力を暴走させずにコントロールできると言う仕組み。


『戟王丸』

『鬼神の七振り』の1本で、日本一、キレる刀。
鞘や柄は真紅に染められ、龍を模った金細工が飾られている。
柄の頭には『憤怒』のカースの核が取り付けられており、
鞘に収まってる間も周囲の怒りの感情から力を吸収する。
一度鞘から抜かれれば、集めていた怒りを一気に開放し、怒りのままに敵を一刀両断にする。
抜き身のまま置いておくと、周囲から莫大な負のエネルギーを集めるために
使用後は必ず鞘に収めなければならない。
鞘に収めた状態でも週に一度は溜まった怒りを開放する必要がある。
これを怠ると怒りの感情を制御できなくなるので注意すること。

613: 2013/07/07(日) 23:37:35.73 ID:CzGsh73Do
無駄に長くなちゃッたけど
要は呪いの刀系の設定作りたかったんです、
反省はしてません

614: 2013/07/07(日) 23:39:22.22 ID:Z8lDXpr0O
乙ー


刀はビームがでるものでしょ?(真顔




【次回に続く・・・】



: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3