666: ◆I2ss/4dt7o 2013/07/08(月) 17:13:37.11 ID:C27M88pyO



モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ




 白菊ほたるは困っていた。

GDFの兵器による街の壊滅で、どうしてこんな事が普通に起こるんだと恐怖を感じたり……

そのあと森になって「またナチュルスターか」「破壊された街を治そうとして森にしたんだな」とかの風評被害で落ち込んだり……

今回の憤怒の街の件で行こうとするも乃々と巴、はてはイヴさんにまで「危険だから今はやめた方がいいですよ~?いくら、精霊の加護があっても三人共まだ未熟だから呑まれちゃいますよ?」と止められ、自分の無力感を味わってる事もあるが……

今回は関係ない。

ではなぜか?

それは…………

ほたる「えっと…美玲ちゃん。出てきてください……」

隅で隠れている眼帯をつけたフードの女の子に私は声をかけていた。

美玲「む、……無理っ!!う、…ウチにはハードルが高いというか……ううっ……」

ほたる「すみません……私じゃダメでしたよね……」

美玲「ちっ……違うっ!」

………っと、こんな空間が広げられていた。







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それは、なんでもないようなとある日のこと。


その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
 
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。

 
それと同じ日に、宇宙から地球を侵略すべく異星人がやってきました。
地球を守るべくやってきた宇宙の平和を守る異星人もやってきました。

異世界から選ばれし戦士を求める使者がやってきました。
悪のカリスマが世界征服をたくらみました。
突然超能力に目覚めた人々が現れました。
未来から過去を変えるためにやってきた戦士がいました。
他にも隕石が降ってきたり、先祖から伝えられてきた業を目覚めさせた人がいたり。

それから、それから――
たくさんのヒーローと侵略者と、それに巻き込まれる人が現れました。

その日から、ヒーローと侵略者と、正義の味方と悪者と。
戦ったり、戦わなかったり、協力したり、足を引っ張ったり。

ヒーローと侵略者がたくさんいる世界が普通になりました。



「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。

・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
・一発ネタからシリアス長編までご自由にどうぞ。


・アイドルが宇宙人や人外の設定の場合もありますが、それは作者次第。





シリーズはここからご覧ください
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズ一覧
    




667: 2013/07/08(月) 17:14:28.93 ID:C27M88pyO
ここはプロダクションのとある一室。

そこに、ほたると美玲は二人っきりになっていた。

人見知りの美玲にとってはやっぱりハードルが高く、隠れてしまい、ほたるはそれに対してどうすればいいのかオドオドしていた。

なんで、こんなことになっているのかというと……

668: 2013/07/08(月) 17:15:43.82 ID:C27M88pyO
遡ること一時間前。

ほたるはテレビの前で泣きそうな顔でニュースを見て、自分の無力さを実感していたときだった。

彼女の母親代りの恩人、柊志乃がいつものように、ワインを飲みながら何処かに電話していた。

そして、電話を切ると突然

志乃「ほたるちゃん。おでかけしましょ?」

と、誘ってきたのだ。

志乃さんから誘ってくるなんて、珍しいな。と思いながら、気持ちを少し切り替え、彼女は志乃について行った。

……出かける時もワイングラスとワインを持ってきている志乃は相変わらずだが……

669: 2013/07/08(月) 17:16:37.54 ID:C27M88pyO
そして、「プロダクション」についた志乃は、ほたるを連れ一人の女性に会いにきたのだ。

周子「いらっしゃい。志乃さん」

周子「この子が志乃さんの義娘さん?」

志乃「ふふ、こんにちは。周子さん」

志乃「ええ、紹介するわ。私の義娘のほたるよ。ほたるちゃん。この人は私の友達の周子さんよ」

ほたる「は、はじめまして!白菊ほたるです!し、志乃さんがお世話になってます!!」ペコリッ

慌てて、オドオドしながらも礼儀正しく挨拶するほたるに周子はおかしそうにクスリと笑う。

周子「始めまして、ほたるちゃん。そうかしこまらなくていいから」

志乃「それで、周子さん。あなたのお子さんはどこにいるのかしら?」

周子「ええ。こっちにいるよ。ついて来て」

そう言って、案内されたのがこの部屋である。

入って来た時、美玲は知らない二人を見て、慌てて周子の後ろに隠れながらコソコソと顔を出して、自己紹介をした。

詳しくは聞かされてないがどうやら彼女はカウンセリングみたいのをしてるらしい。

そしたら、突然、志乃さんが「じゃあ、私達は二人でお酒飲んでくるから、二人でお留守番しといて」と言うと、慌てるほたると美玲をよそに二人はそのまま部屋を出て行ったのであった。

670: 2013/07/08(月) 17:18:10.57 ID:C27M88pyO
そして、今にいたる。


ほたる「(えっと…、どうすればいいんだろう?……私と同い年くらいだよね?…)」

どう話題を切り出せばいいか、ほたるが困っていると、美玲が恐る恐る口を開いた。

美玲「……なあ、さっきのシューコと一緒にいた人……オマエの親か?」

ほたる「は、はいっ!え、えっと……志乃さんの事?」

ほたる「……志乃さんは本当のお母さんじゃないです。……詳しくは言えないけど、私両親を早くに亡くして、他の人達に色々言われて居場所がなくなってたのを志乃さんに拾われたんです…」

疫病神と呼ばれてたとか、氏のうと思ってた事は伏せて、簡単に彼女に説明した。

どこか少し悲しげな印象を感じる。

それを聞いた美玲はジーッとほたるを見つめていた。

その様子にちょっと困ったようにオドオドしてると

美玲「…ほたるもシノと会うまでひとりぼっちだったのか?……ウチもシューコに会うまで周りにのけものにされてた……」

そう言われて、ほたるは思った。
この子も私と一緒なんだ…っと。

ほたる「そうなんだ…。美玲ちゃんは周子さんの事好きなの?」

美玲「……」コクッ

この日、似たもの同士の二人は、お互いの育ての親の事を話して、仲良くなっていたそうだ。

671: 2013/07/08(月) 17:19:26.31 ID:C27M88pyO

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志乃「周子さん。今日はありがとうね」

周子「こちらこそ。美玲もまだまだ人に慣れてないからコレを気に友達を作ってもらうのもいいかもしれないしね」

保護者二人は別の部屋で軽くお酒を飲んでいた。

どうやら、今回ほたると美玲を合わせたのは、ほたるの気分転換と美玲の人に慣れさせる為のようだ。

672: 2013/07/08(月) 17:20:34.55 ID:C27M88pyO

周子「それにしてもカースの活動がやけに活発すぎると思うけど、志乃さんはどう思う?」

お猪口に入った日本酒を一口味わうように飲みながら、未だによくわからない友人に聞いてみた。

志乃「何か大きい事が起こるのは確実じゃないかしら?憤怒の街も多分準備だと思うわ」

クイッとワインを飲みながら志乃は笑う。

志乃「けどね……周子さん。世の中って上手く回ってるのよ?何か大きい野望も小さな野望も世界にとって都合が悪ければそれは最終的には潰されちゃうの。世界って本当によくできてるわ。だから、焦らない。ほたるちゃんも焦って自滅しちゃいそうだし、こんな大変な時期こそ身体も心も落ち着かせるのが一番なのよ」

何処か懐かしむように、不適に微笑み、彼女はワインを流し込む。

周子「……志乃さんって本当に何者なの?人間の割には達観しすぎてるというか、なんというか……」

志乃「うふふ、女には秘密はつきものよ。秘密が多ければ多いほど美しくなれるの」

未だに謎が多すぎる友人をいぶしかむように見つめる周子に対し、彼女は優しく微笑む。

673: 2013/07/08(月) 17:21:27.81 ID:C27M88pyO






志乃「それより私は周子さんが京都の娘さんに迫られてることについてきになっちゃうわね」

不意打ちの一打が放たれた。






674: 2013/07/08(月) 17:22:50.28 ID:C27M88pyO
周子「!!!!ゲホッ!ゴホッ!!……し、志乃さん!?」

志乃「うふふ。今度、京都に遊びにいってみようかしら?周子さんの話すれば喜んでくれそうね」

周子「それだけは本当にやめて!」

プロダクションは今日も賑やかである。

675: 2013/07/08(月) 17:23:49.82 ID:C27M88pyO


そのあと、志乃さんが本当に京都へ行ったかどうかはまた別の話。

終わり

676: 2013/07/08(月) 17:25:06.87 ID:C27M88pyO
以上です。

ほたると美玲を合わせてみたかったんです……

自分で書いてて志乃さんの正体がわからなくなってきた。

677: 2013/07/08(月) 18:03:48.18 ID:aDfWK28b0
乙です
夕美ちゃんの仕業なのにまたナチュルスターに濡れ衣がw
マジ志乃さん謎の女…




【次回に続く・・・】



: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part3