1: 2015/12/22(火) 12:58:40.86 ID:de+NzL4N0.net
※凛ママ(17)「無理だわー、絶対に無理だわー」
花陽ママ(17)「いや、もう二年生なんだからさ……」の続きです。
そして、凛ママ、花陽ママ、その他ママ達を喋らせますが、「凛ママこんなんじゃねぇだろ!くそが!」と思われるかもしれません。
それらを許せる方だけ、どうぞ。オナシャス※
4: 2015/12/22(火) 13:03:19.14 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「最上級生か」
花陽ママ「そうだねえ……」
凛ママ「会長たちも卒業するんだな」
花陽ママ「うん……合格したらしいよ、二人とも」
凛ママ「え?もう?」
花陽ママ「推薦だってさ」
凛ママ「へー……」
凛ママ「たぶん、私の人生じゃ、そんな言葉使う時はこないな」
花陽ママ「そうだねえ……」
凛ママ「会長たちも卒業するんだな」
花陽ママ「うん……合格したらしいよ、二人とも」
凛ママ「え?もう?」
花陽ママ「推薦だってさ」
凛ママ「へー……」
凛ママ「たぶん、私の人生じゃ、そんな言葉使う時はこないな」
6: 2015/12/22(火) 13:06:21.21 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「卒業したら、どうするつもりなの?」
凛ママ「進学はないな。もう勉強したくない」
花陽ママ「今も大してしてないじゃない……」
凛ママ「就職かなー……でもどうすっかなぁ……」
凛ママ「どこ行っても続かない自信がある」
花陽ママ「そんな自信は捨ててしまいなさい」
凛ママ「うーむ……」
凛ママ「ニートもだめだろうしな」
凛ママ「進学はないな。もう勉強したくない」
花陽ママ「今も大してしてないじゃない……」
凛ママ「就職かなー……でもどうすっかなぁ……」
凛ママ「どこ行っても続かない自信がある」
花陽ママ「そんな自信は捨ててしまいなさい」
凛ママ「うーむ……」
凛ママ「ニートもだめだろうしな」
8: 2015/12/22(火) 13:09:17.54 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「んー……」
花陽ママ「星空君は、なにするつもりか知ってるの?」
凛ママ「ん?んー、そういう事はあんまり……でも、就職するらしいぞ」
花陽ママ「へー。陸上、続けないのかな」
凛ママ「もっと大事なものが出来ちゃったから、とか言ってたけど……教えてくれなかったんだよな」
凛ママ「なんだ…………水泳とか?」
花陽ママ「……」
花陽ママ(……たぶん、この子の事なんだろうなぁ)
花陽ママ「星空君は、なにするつもりか知ってるの?」
凛ママ「ん?んー、そういう事はあんまり……でも、就職するらしいぞ」
花陽ママ「へー。陸上、続けないのかな」
凛ママ「もっと大事なものが出来ちゃったから、とか言ってたけど……教えてくれなかったんだよな」
凛ママ「なんだ…………水泳とか?」
花陽ママ「……」
花陽ママ(……たぶん、この子の事なんだろうなぁ)
11: 2015/12/22(火) 13:14:52.36 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「星空君のところに行けば?」
凛ママ「は?」
花陽ママ「だから、星空君のところに」
花陽ママ「いわゆる永久就職したら?」
凛ママ「…………………………」
凛ママ「……」バタンッ
花陽ママ「!?」
花陽ママ「き、気絶したーー!?」
チョットー!?
〜〜〜
凛ママ「ふう……」
花陽ママ「いやふう、じゃないよ」
凛ママ「だっていきなりあんな事言い出すから……」
凛ママ「は?」
花陽ママ「だから、星空君のところに」
花陽ママ「いわゆる永久就職したら?」
凛ママ「…………………………」
凛ママ「……」バタンッ
花陽ママ「!?」
花陽ママ「き、気絶したーー!?」
チョットー!?
〜〜〜
凛ママ「ふう……」
花陽ママ「いやふう、じゃないよ」
凛ママ「だっていきなりあんな事言い出すから……」
13: 2015/12/22(火) 13:17:51.52 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「だって、そんな…………永久就職、とか……」
花陽ママ「星空君も、そう思って、就職にしたのかもよ?」
凛ママ「え?」
花陽ママ「お金を、いち早く稼ぐために」
凛ママ「……!」
凛ママ「ば……ばかいってんじゃねーよ!」
凛ママ「そんな簡単に考えてるなんて、さすがに思わねーよ!」
花陽ママ「ならそのニヤケ顔はなんでしょうか」
凛ママ「はっ!?」
花陽ママ「星空君も、そう思って、就職にしたのかもよ?」
凛ママ「え?」
花陽ママ「お金を、いち早く稼ぐために」
凛ママ「……!」
凛ママ「ば……ばかいってんじゃねーよ!」
凛ママ「そんな簡単に考えてるなんて、さすがに思わねーよ!」
花陽ママ「ならそのニヤケ顔はなんでしょうか」
凛ママ「はっ!?」
15: 2015/12/22(火) 13:21:43.77 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「そりゃ、お前……そうなるだろ……」
花陽ママ「……変なところでピュアっピュアだねぇ……そんな調子じゃ、キスすらしてないんじゃないの?」
凛ママ「…………………………………………」
花陽ママ「え、なんで黙っちゃうの」
凛ママ(いえるかよっ!えOちも既にやってるなんて!!!)
花陽ママ「……もしかして、もう……?」
凛ママ「お……お、おう!キスはな!キスくらいはな!!それ以外は特に!?なにも!?」
花陽ママ「……変なところでピュアっピュアだねぇ……そんな調子じゃ、キスすらしてないんじゃないの?」
凛ママ「…………………………………………」
花陽ママ「え、なんで黙っちゃうの」
凛ママ(いえるかよっ!えOちも既にやってるなんて!!!)
花陽ママ「……もしかして、もう……?」
凛ママ「お……お、おう!キスはな!キスくらいはな!!それ以外は特に!?なにも!?」
16: 2015/12/22(火) 13:26:15.44 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……」
花陽ママ(なんかやったんだろうなぁ……)
凛ママ「は、ははははは……」
〜〜〜
花陽ママ「そういえば、もう少しでバレンタインデーだけど」
花陽ママ「もちろんあげるよね?」
凛ママ「お、おう。……そのつもり」
花陽ママ「市販ので済ませるの?」
凛ママ「……まあ、そうなるな。作れないし」
花陽ママ「作り方、教えてあげようか?」
凛ママ「え、マジで?」
花陽ママ「まじまじ。せっかくだからね」
凛ママ「……さんきゅ」
花陽ママ「うん……じゃあさ、バレンタインデーは来週の月曜日だから……前日の日曜日に、私の家に来てね」
凛ママ「おう、ありがとな」
花陽ママ「ふふ、星空君に、気づかれないように、ね?」
凛ママ「……うん」
花陽ママ(なんかやったんだろうなぁ……)
凛ママ「は、ははははは……」
〜〜〜
花陽ママ「そういえば、もう少しでバレンタインデーだけど」
花陽ママ「もちろんあげるよね?」
凛ママ「お、おう。……そのつもり」
花陽ママ「市販ので済ませるの?」
凛ママ「……まあ、そうなるな。作れないし」
花陽ママ「作り方、教えてあげようか?」
凛ママ「え、マジで?」
花陽ママ「まじまじ。せっかくだからね」
凛ママ「……さんきゅ」
花陽ママ「うん……じゃあさ、バレンタインデーは来週の月曜日だから……前日の日曜日に、私の家に来てね」
凛ママ「おう、ありがとな」
花陽ママ「ふふ、星空君に、気づかれないように、ね?」
凛ママ「……うん」
18: 2015/12/22(火) 13:33:30.68 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ(さて、じゃあ、帰りに材料買いに行こうかな……善は急げだね)
〜〜〜
花陽ママ「はぁっー、買いすぎちゃったかも……まあいっか。あの子、たぶんたくさん失敗するだろうし……」
花陽ママ「一生懸命にね」
花陽ママ「……それにしても、ホントここの道は人気はないし暗くて怖いなぁ……」
花陽ママ「早く帰ろ……」
モブ男「……ちょっと、お嬢ちゃーん」
花陽ママ(!?だ、だれ……)
モブ男B「お買い物かぁ、一人でー」
モブ男C「こんな暗いところでな〜一人は危ないよ〜?」
モブ男「だからさ〜……」
モブ男「教えてあげよっかぁ、一人でこんなところ、歩いてたら、どうなっちゃうか、うひひっ!」
花陽ママ「ひっ……!」
花陽ママ(……ぃ、いや……)
花陽ママ「……タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!!!」
〜〜〜
花陽パパ「……」オナカスイタナァ
タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!
花陽パパ「……!」イマノハ
花陽パパ「……」アッチダ
〜〜〜
花陽ママ「はぁっー、買いすぎちゃったかも……まあいっか。あの子、たぶんたくさん失敗するだろうし……」
花陽ママ「一生懸命にね」
花陽ママ「……それにしても、ホントここの道は人気はないし暗くて怖いなぁ……」
花陽ママ「早く帰ろ……」
モブ男「……ちょっと、お嬢ちゃーん」
花陽ママ(!?だ、だれ……)
モブ男B「お買い物かぁ、一人でー」
モブ男C「こんな暗いところでな〜一人は危ないよ〜?」
モブ男「だからさ〜……」
モブ男「教えてあげよっかぁ、一人でこんなところ、歩いてたら、どうなっちゃうか、うひひっ!」
花陽ママ「ひっ……!」
花陽ママ(……ぃ、いや……)
花陽ママ「……タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!!!」
〜〜〜
花陽パパ「……」オナカスイタナァ
タ゛レ゛カ゛タ゛ス゛ケ゛テ゛ェ~!!
花陽パパ「……!」イマノハ
花陽パパ「……」アッチダ
20: 2015/12/22(火) 13:39:35.99 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「離して!離してぇ!!」
モブ男「くひひ、おっOい大きいじゃん」モニュ
花陽ママ(いや、いやぁ、触らないでぇ……)
花陽ママ「やめて、ください……!」
モブ男B「っていうか、触がれたらまずいっしょ、人が来ないとはいえ」
モブ男B「はーい、ガムテープはりますね〜」
花陽ママ「んっー!?」
モブ男C「……おっー、白いパンツ……ピュアだねぇ」ピラッ
花陽ママ(いや、いやだいやだいやだ!だれか、誰か助けて、誰か助けて助けて助けて、……誰かぁ!!!)
モブ男「はっはっは、助けなんてくるかよぼっぅ!?」
モブ男C「は?」
花陽パパ「…………」ゴゴゴゴ
花陽ママ(……!)
モブ男「くひひ、おっOい大きいじゃん」モニュ
花陽ママ(いや、いやぁ、触らないでぇ……)
花陽ママ「やめて、ください……!」
モブ男B「っていうか、触がれたらまずいっしょ、人が来ないとはいえ」
モブ男B「はーい、ガムテープはりますね〜」
花陽ママ「んっー!?」
モブ男C「……おっー、白いパンツ……ピュアだねぇ」ピラッ
花陽ママ(いや、いやだいやだいやだ!だれか、誰か助けて、誰か助けて助けて助けて、……誰かぁ!!!)
モブ男「はっはっは、助けなんてくるかよぼっぅ!?」
モブ男C「は?」
花陽パパ「…………」ゴゴゴゴ
花陽ママ(……!)
23: 2015/12/22(火) 13:46:10.54 ID:de+NzL4N0.net
モブ男B「あんだぁテメェ……って、え」
モブ男C「あ、あ、あんたは……!!」
花陽ママ(え……どうしたんだろう、急に)
モブ男B「この地域で、その昔、喧嘩は負け知らずで、不良共の間じゃ、伝説の男なんて呼ばれてる……最強の男……」
モブ男B「『米好きの小泉』っ!!??」
花陽ママ(だ、ダサい!!致命的にダサいっ!!!)
花陽パパ「……」ユラッ
モブ男B「ひえっ……あ、あの、すんませんっした!も、もうしません!だ、だから見逃しぎゃふっ!?」バキィッ!!
モブ男C「か、勘弁ぐりゃ!?」バキィッ!!
花陽パパ「……」フンッ
花陽ママ(……強い、んだなぁ……)
モブ男C「あ、あ、あんたは……!!」
花陽ママ(え……どうしたんだろう、急に)
モブ男B「この地域で、その昔、喧嘩は負け知らずで、不良共の間じゃ、伝説の男なんて呼ばれてる……最強の男……」
モブ男B「『米好きの小泉』っ!!??」
花陽ママ(だ、ダサい!!致命的にダサいっ!!!)
花陽パパ「……」ユラッ
モブ男B「ひえっ……あ、あの、すんませんっした!も、もうしません!だ、だから見逃しぎゃふっ!?」バキィッ!!
モブ男C「か、勘弁ぐりゃ!?」バキィッ!!
花陽パパ「……」フンッ
花陽ママ(……強い、んだなぁ……)
25: 2015/12/22(火) 13:57:27.31 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……」ダイジョウブ?
花陽ママ「は、はい、なんとか……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「あの……ありがとうございました」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「……?あの、どうし……」
花陽パパ「……」ダバッー
花陽ママ「ええっ!?ちょ、なんで泣いてるんですかー!?」
〜〜〜
『……今まで喧嘩ばっかりしてて』
『でも心を入れ替えて、真面目に勉強して、働こうと思った』
『困ってる人だって、助けようと思った』
『だけど』
『怖がられてばかりだった。今みたいに、不良から助ける事もあったけど、仲間だと思われて、逃げられて……喧嘩で出来た傷と、強面のせいで』
『悲しくなった。友達はいなかったし、一人で寂しかった。正直に言えばね』
『……でも、あんたは、違うんだね』
『ありがとうって、言ってくれるんだな』
『……聞いてもいいかい』
『……俺が怖いか?』
〜〜〜
花陽ママ「……いいえ」
花陽ママ「ちっとも怖くありません」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「だって、そんな、今感動で泣いてる人をこわいとは、まったく思いませんよ」
花陽パパ「……!」フキフキ
花陽ママ「は、はい、なんとか……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「あの……ありがとうございました」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「……?あの、どうし……」
花陽パパ「……」ダバッー
花陽ママ「ええっ!?ちょ、なんで泣いてるんですかー!?」
〜〜〜
『……今まで喧嘩ばっかりしてて』
『でも心を入れ替えて、真面目に勉強して、働こうと思った』
『困ってる人だって、助けようと思った』
『だけど』
『怖がられてばかりだった。今みたいに、不良から助ける事もあったけど、仲間だと思われて、逃げられて……喧嘩で出来た傷と、強面のせいで』
『悲しくなった。友達はいなかったし、一人で寂しかった。正直に言えばね』
『……でも、あんたは、違うんだね』
『ありがとうって、言ってくれるんだな』
『……聞いてもいいかい』
『……俺が怖いか?』
〜〜〜
花陽ママ「……いいえ」
花陽ママ「ちっとも怖くありません」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「だって、そんな、今感動で泣いてる人をこわいとは、まったく思いませんよ」
花陽パパ「……!」フキフキ
33: 2015/12/22(火) 14:37:34.48 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……本当に、ありがとうございました」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……不安にならなくても、大丈夫ですよ」
花陽ママ「――あなたは、優しい人です」クスッ
花陽パパ「……!」ドキッ
花陽ママ「……じゃあ、遅くなっちゃうと、お母さん心配しちゃうから、これで……」
花陽パパ「……!」マッテ
花陽ママ「……はい?」
花陽パパ「……」エット
花陽パパ「……」
『友達になってくれないか……?』
花陽ママ「……!」
花陽パパ「……」ヘンナコトイッテ,ゴメン
花陽パパ「……」
花陽ママ「……不安にならなくても、大丈夫ですよ」
花陽ママ「――あなたは、優しい人です」クスッ
花陽パパ「……!」ドキッ
花陽ママ「……じゃあ、遅くなっちゃうと、お母さん心配しちゃうから、これで……」
花陽パパ「……!」マッテ
花陽ママ「……はい?」
花陽パパ「……」エット
花陽パパ「……」
『友達になってくれないか……?』
花陽ママ「……!」
花陽パパ「……」ヘンナコトイッテ,ゴメン
36: 2015/12/22(火) 14:42:47.28 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……いいですよ」
花陽パパ「……!」
花陽パパ「……!」アリガトウ ギュッ
花陽ママ「あっ……」
花陽パパ「……!」スマン
花陽ママ「ううん、大丈夫です」
花陽ママ「……友達ですからね」
〜〜〜
花陽パパ「……」ブンブン
花陽ママ(あんなに手をふって……そんなに嬉しかったのかな)
花陽ママ(……本当に、いい人なんだなぁ)
花陽ママ(……)
花陽ママ「手……大きかったな」
花陽パパ「……!」
花陽パパ「……!」アリガトウ ギュッ
花陽ママ「あっ……」
花陽パパ「……!」スマン
花陽ママ「ううん、大丈夫です」
花陽ママ「……友達ですからね」
〜〜〜
花陽パパ「……」ブンブン
花陽ママ(あんなに手をふって……そんなに嬉しかったのかな)
花陽ママ(……本当に、いい人なんだなぁ)
花陽ママ(……)
花陽ママ「手……大きかったな」
40: 2015/12/22(火) 14:55:06.85 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……」
花陽パパ「……」タダイマ
花陽パパ祖母「おかえり……あら、なんだいその顔は」
花陽パパ「……?」
花陽パパ祖母「気の抜けた顔だねぇ、なんかいい事でもあったのかい?」
花陽パパ「……」
〜〜〜
花陽パパ祖母「一目惚れぇ!?あんたがぁ!?」
花陽パパ「……」ワルイカヨ
花陽パパ祖母「いや、全然。いい事じゃないか」
花陽パパ祖母「どんな子なのさ?」
花陽パパ「……」エットナ
〜〜〜
花陽ママ「さて、それじゃさっそく作ってみようか」
凛ママ「あいあいまむー」
花陽ママ「まず卵を割って」
凛ママ「え?チョコだろ?なんで?」
花陽ママ「チョコケーキにしようと思って」
凛ママ「へー……」
花陽パパ「……」タダイマ
花陽パパ祖母「おかえり……あら、なんだいその顔は」
花陽パパ「……?」
花陽パパ祖母「気の抜けた顔だねぇ、なんかいい事でもあったのかい?」
花陽パパ「……」
〜〜〜
花陽パパ祖母「一目惚れぇ!?あんたがぁ!?」
花陽パパ「……」ワルイカヨ
花陽パパ祖母「いや、全然。いい事じゃないか」
花陽パパ祖母「どんな子なのさ?」
花陽パパ「……」エットナ
〜〜〜
花陽ママ「さて、それじゃさっそく作ってみようか」
凛ママ「あいあいまむー」
花陽ママ「まず卵を割って」
凛ママ「え?チョコだろ?なんで?」
花陽ママ「チョコケーキにしようと思って」
凛ママ「へー……」
41: 2015/12/22(火) 15:03:19.53 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「卵われた?」
凛ママ「割れた」
花陽ママ「割れてるね、粉々に……」
凛ママ「力加減がわからない…」
花陽ママ「もっとね、あ、手貸して。……こうして」
凛ママ「ふんふん……」
〜〜〜
花陽ママ「まあいいかな……」
花陽ママ(たくさん買っててよかった……)
花陽ママ「じゃあ、卵黄と卵白をわけて……」
花陽ママ「別々にかき混ぜるよ」
凛ママ「かき混ぜるだけでいいのか?」
花陽ママ「……それが難しいんだよ」
凛ママ「割れた」
花陽ママ「割れてるね、粉々に……」
凛ママ「力加減がわからない…」
花陽ママ「もっとね、あ、手貸して。……こうして」
凛ママ「ふんふん……」
〜〜〜
花陽ママ「まあいいかな……」
花陽ママ(たくさん買っててよかった……)
花陽ママ「じゃあ、卵黄と卵白をわけて……」
花陽ママ「別々にかき混ぜるよ」
凛ママ「かき混ぜるだけでいいのか?」
花陽ママ「……それが難しいんだよ」
42: 2015/12/22(火) 15:06:46.64 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……まだか?!」カシャシャシャ
花陽ママ「全然まだ」カシャシャシャ
凛ママ「えええ……」カシャシャシャ
花陽ママ「卵白がメレンゲになるまで……そうだね」
花陽ママ「クリーム状になるまでかき混ぜて」カシャシャシャ
凛ママ「はあ!?これが!?」カシャシャシャ
花陽ママ「ケーキ作るのって大変なんだよ……」カシャシャシャ
花陽ママ「全然まだ」カシャシャシャ
凛ママ「えええ……」カシャシャシャ
花陽ママ「卵白がメレンゲになるまで……そうだね」
花陽ママ「クリーム状になるまでかき混ぜて」カシャシャシャ
凛ママ「はあ!?これが!?」カシャシャシャ
花陽ママ「ケーキ作るのって大変なんだよ……」カシャシャシャ
43: 2015/12/22(火) 15:12:17.51 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「あぁあぅああ腕いたいぃいいい……」
花陽ママ「よし、まあ、こんな感じになったら、私がかき混ぜてた卵黄を……」
〜〜〜
凛ママ「……できたー!」
花陽ママ「ふう……」
凛ママ「結構綺麗に出来たよな?」
花陽ママ「うん、初めてにしては上出来だよ」
花陽ママ「これなら、星空君も喜んでくれるよ」
凛ママ「そっかぁ……へへ」
花陽ママ「よし、まあ、こんな感じになったら、私がかき混ぜてた卵黄を……」
〜〜〜
凛ママ「……できたー!」
花陽ママ「ふう……」
凛ママ「結構綺麗に出来たよな?」
花陽ママ「うん、初めてにしては上出来だよ」
花陽ママ「これなら、星空君も喜んでくれるよ」
凛ママ「そっかぁ……へへ」
46: 2015/12/22(火) 15:31:42.39 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……じゃあ、これ」
花陽ママ「うん。明日、学校から帰ったら、渡してあげるといいね」
凛ママ「……うん」
〜〜〜
2月14日。
凛ママ「……」
凛ママ「……ふう〜……」
凛ママ「……」ピンポーン
凛パパ「……」ハイ
凛ママ「! あ、ああ、よう」
凛パパ「……」ヨウ
凛ママ「えと、その……いま大丈夫?」
凛パパ「……」ヒトリデヒマシテタトコロ
凛ママ「そ、そっか……上がっていいか?」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「お邪魔します……」
花陽ママ「うん。明日、学校から帰ったら、渡してあげるといいね」
凛ママ「……うん」
〜〜〜
2月14日。
凛ママ「……」
凛ママ「……ふう〜……」
凛ママ「……」ピンポーン
凛パパ「……」ハイ
凛ママ「! あ、ああ、よう」
凛パパ「……」ヨウ
凛ママ「えと、その……いま大丈夫?」
凛パパ「……」ヒトリデヒマシテタトコロ
凛ママ「そ、そっか……上がっていいか?」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「お邪魔します……」
51: 2015/12/22(火) 15:40:39.33 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……えと」
凛ママ「……これ、やる」
凛パパ「……?」
凛ママ「……チョコ」
凛ママ「チョコケーキ……ほら、今日はバレンタインデー……だろ?」
凛パパ「……!」
凛ママ「えと、だからその……食えよ!!」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「ひゃあ!?」
凛パパ「……」
凛ママ「うう〜……だから、急に抱きつくなぁ……!」
凛ママ「……これ、やる」
凛パパ「……?」
凛ママ「……チョコ」
凛ママ「チョコケーキ……ほら、今日はバレンタインデー……だろ?」
凛パパ「……!」
凛ママ「えと、だからその……食えよ!!」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「ひゃあ!?」
凛パパ「……」
凛ママ「うう〜……だから、急に抱きつくなぁ……!」
53: 2015/12/22(火) 15:46:14.61 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……お前に抱きつかれると、変な気分になっちゃうんだよ……」
凛パパ「……」イヤ?
凛ママ「……嫌じゃない」
凛ママ「むしろ好き……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……」
凛ママ「……いま、家、誰もいないんだよな?」
凛パパ「……」イヤ?
凛ママ「……嫌じゃない」
凛ママ「むしろ好き……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……」
凛ママ「……いま、家、誰もいないんだよな?」
57: 2015/12/22(火) 16:02:22.32 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「ん、じゃ、そろそろ帰るわ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……ちょっと、こっち」
凛パパ「……?」
凛ママ「んっ……」チュッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……」
凛ママ「……じゃあな」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……ちょっと、こっち」
凛パパ「……?」
凛ママ「んっ……」チュッ
凛パパ「……!」
凛ママ「……」
凛ママ「……じゃあな」
58: 2015/12/22(火) 16:11:46.38 ID:de+NzL4N0.net
〜〜〜三月
ことりママ「もう私達も卒業ね……」
真姫ママ「そうね……」
ことりママ「知ってる?あの子、彼氏出来たって」
真姫ママ「……うそーん」
ことりママ「っていうか、あの子たちが気を使ってめっきり会いにこなくなったのは分かるけど」
真姫ママ「暇よねぇ……」
ことりママ「もうすぐ卒業なのに……」
真姫ママ「はあ……」
凛ママ「なにため息ついてんだ?」
ことりママ「うわぁびっくりした!」
真姫ママ「どうしたのよ、急に」
凛ママ「いや」
凛ママ「もうすぐあんたらも卒業だからな」
凛ママ「柄にも無く祝いに来たよ」
凛ママ「お疲れさんでした」
ことりママ「……」
真姫ママ「……」
凛ママ「……?」
ことりママ(彼氏持ちの余裕か……)
ことりママ「もう私達も卒業ね……」
真姫ママ「そうね……」
ことりママ「知ってる?あの子、彼氏出来たって」
真姫ママ「……うそーん」
ことりママ「っていうか、あの子たちが気を使ってめっきり会いにこなくなったのは分かるけど」
真姫ママ「暇よねぇ……」
ことりママ「もうすぐ卒業なのに……」
真姫ママ「はあ……」
凛ママ「なにため息ついてんだ?」
ことりママ「うわぁびっくりした!」
真姫ママ「どうしたのよ、急に」
凛ママ「いや」
凛ママ「もうすぐあんたらも卒業だからな」
凛ママ「柄にも無く祝いに来たよ」
凛ママ「お疲れさんでした」
ことりママ「……」
真姫ママ「……」
凛ママ「……?」
ことりママ(彼氏持ちの余裕か……)
59: 2015/12/22(火) 16:16:50.44 ID:de+NzL4N0.net
〜〜〜四月。
凛ママ「会長達泣いてたな……」
花陽ママ「あんなに喜んでくれるとは思わなかったね」
凛ママ「二人でまたケーキ作ってみて、よかったな」
花陽ママ「泣きながら食べてたもんね」
凛ママ「ああ……そんで、これで私達も三年生だな」
花陽ママ「そうだねぇ……」
凛ママ「……やりたい事かぁ」
凛ママ「マジで、ないなぁ」
花陽ママ「進路ははっきりさせておこうよ」
凛ママ「んー、そうだけどさ」
凛ママ「会長達泣いてたな……」
花陽ママ「あんなに喜んでくれるとは思わなかったね」
凛ママ「二人でまたケーキ作ってみて、よかったな」
花陽ママ「泣きながら食べてたもんね」
凛ママ「ああ……そんで、これで私達も三年生だな」
花陽ママ「そうだねぇ……」
凛ママ「……やりたい事かぁ」
凛ママ「マジで、ないなぁ」
花陽ママ「進路ははっきりさせておこうよ」
凛ママ「んー、そうだけどさ」
60: 2015/12/22(火) 16:20:58.10 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……っていうかね」
花陽ママ「ん?」
凛ママ「お前、彼氏とか出来ないわけ?」
花陽ママ「えー、どうして?」
凛ママ「……いや、なんとなく」
凛ママ「……いや、この際はっきり聞いておこうか」
凛ママ「……最近、お前が謎の強面の男と一緒に歩いてたって話を聞いたんだよ」
花陽ママ「え?」
花陽ママ「ん?」
凛ママ「お前、彼氏とか出来ないわけ?」
花陽ママ「えー、どうして?」
凛ママ「……いや、なんとなく」
凛ママ「……いや、この際はっきり聞いておこうか」
凛ママ「……最近、お前が謎の強面の男と一緒に歩いてたって話を聞いたんだよ」
花陽ママ「え?」
61: 2015/12/22(火) 16:27:06.73 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「どうなんだ?」
花陽ママ「それ友達だよ」
凛ママ「友達ぃ?本当かぁ……?」
〜〜〜
花陽パパ「……!」
花陽ママ「ここのおはぎ、美味しいでしょ?」
花陽パパ「……!」コクッ
花陽ママ「あははっ」
〜〜〜
花陽ママ「友達なら、敬語じゃなくてタメ口でお願いって言われたからさ」
凛ママ「ふぅん……」
花陽ママ「……強面って思われるだろうけど、あの人、優しい人だよ」
花陽ママ「それ友達だよ」
凛ママ「友達ぃ?本当かぁ……?」
〜〜〜
花陽パパ「……!」
花陽ママ「ここのおはぎ、美味しいでしょ?」
花陽パパ「……!」コクッ
花陽ママ「あははっ」
〜〜〜
花陽ママ「友達なら、敬語じゃなくてタメ口でお願いって言われたからさ」
凛ママ「ふぅん……」
花陽ママ「……強面って思われるだろうけど、あの人、優しい人だよ」
65: 2015/12/22(火) 17:07:12.08 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「ふぅん……まあ、いっか」
〜〜〜
凛パパ「……」
花陽パパ「……」ヨッ
凛パパ「……!」センパイ
花陽パパ「……」ヒサシブリ
凛パパ「……」ソウデスネ
凛パパ「……」ナンノヨウデス?
花陽パパ「……」ソウダンガアッテ
凛パパ「……?」ソウダン?
〜〜〜
『好きな女が出来たんだ』
『へえ、そうなんですか?意外ですね』
『一言余計だ』
『すみません。それで?』
『まあ単刀直入に言えば』
『はい』
『口説き方を教えてくれ』
『…………』
『……どうした?』
『口説き方なんて知りませんよ……』
『……そ、そうか』
『……自分には、どうなってるかは分かりませんけど、とりあえず、今はそういう事を考えず、過ごしたらどうです?』
『……余計なこと、ね』
『……自分は、思い切りがつくような事があったら、告白しようって、決めてたんです』
『へえ?』
〜〜〜
凛パパ「……」
花陽パパ「……」ヨッ
凛パパ「……!」センパイ
花陽パパ「……」ヒサシブリ
凛パパ「……」ソウデスネ
凛パパ「……」ナンノヨウデス?
花陽パパ「……」ソウダンガアッテ
凛パパ「……?」ソウダン?
〜〜〜
『好きな女が出来たんだ』
『へえ、そうなんですか?意外ですね』
『一言余計だ』
『すみません。それで?』
『まあ単刀直入に言えば』
『はい』
『口説き方を教えてくれ』
『…………』
『……どうした?』
『口説き方なんて知りませんよ……』
『……そ、そうか』
『……自分には、どうなってるかは分かりませんけど、とりあえず、今はそういう事を考えず、過ごしたらどうです?』
『……余計なこと、ね』
『……自分は、思い切りがつくような事があったら、告白しようって、決めてたんです』
『へえ?』
66: 2015/12/22(火) 17:14:38.59 ID:de+NzL4N0.net
『まあ結果は、両想いだったんですけど』
『マジか』
『はい。……先輩も、そういう事を決めてたりすると、いいのでは?』
『……そうだな。参考にするよ』
『ならよかったです』
〜〜〜
7月。
花陽ママ「……ふぁ」
花陽ママ「……あ、そうだ」
花陽ママ「今日は小泉さんと映画館に行くんだった」
花陽ママ「……なんか小泉さん、昨日すごい震えてたなぁ、なんでだろ」
〜前日〜
花陽パパ「……」ア、アノ
花陽ママ「はい?」
花陽パパ「……!」エイガミニイカナイ?
花陽ママ「わあ、いいですね!行きましょう!」
花陽パパ「……!」コクッ
〜〜〜
花陽ママ「女の人を映画館に誘うって初めてだったのかな……?」
花陽ママ「あはは、それにしても、男女二人で映画館って、デートみたい」
花陽ママ「……」
花陽ママ「……デート?」
花陽ママ「……」
『マジか』
『はい。……先輩も、そういう事を決めてたりすると、いいのでは?』
『……そうだな。参考にするよ』
『ならよかったです』
〜〜〜
7月。
花陽ママ「……ふぁ」
花陽ママ「……あ、そうだ」
花陽ママ「今日は小泉さんと映画館に行くんだった」
花陽ママ「……なんか小泉さん、昨日すごい震えてたなぁ、なんでだろ」
〜前日〜
花陽パパ「……」ア、アノ
花陽ママ「はい?」
花陽パパ「……!」エイガミニイカナイ?
花陽ママ「わあ、いいですね!行きましょう!」
花陽パパ「……!」コクッ
〜〜〜
花陽ママ「女の人を映画館に誘うって初めてだったのかな……?」
花陽ママ「あはは、それにしても、男女二人で映画館って、デートみたい」
花陽ママ「……」
花陽ママ「……デート?」
花陽ママ「……」
67: 2015/12/22(火) 17:17:50.24 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ(……おもえば)
花陽ママ(今まで、結構二人だけで遊んでたなぁ……)
花陽ママ「って、べ、別にそんな……あくまで友達なんだから……変な事じゃないよ……ね?」
花陽ママ「今回の映画館だって……」
花陽ママ「……」
花陽ママ(……意識しだしたら急に恥ずかしくなってきちゃった……)
花陽ママ(今まで、結構二人だけで遊んでたなぁ……)
花陽ママ「って、べ、別にそんな……あくまで友達なんだから……変な事じゃないよ……ね?」
花陽ママ「今回の映画館だって……」
花陽ママ「……」
花陽ママ(……意識しだしたら急に恥ずかしくなってきちゃった……)
78: 2015/12/22(火) 18:32:54.89 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……」
花陽パパ「……!」ブンブンッ(※手)
花陽ママ「小泉さん、こんにちわ」
花陽パパ「……」ペコッ
花陽ママ「……それで、今日はなんの映画を……?」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……『恋人までの距離』?洋画なんだね」
花陽パパ「……」ウン
花陽ママ(恋愛映画かぁ)
花陽パパ「……!」ブンブンッ(※手)
花陽ママ「小泉さん、こんにちわ」
花陽パパ「……」ペコッ
花陽ママ「……それで、今日はなんの映画を……?」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……『恋人までの距離』?洋画なんだね」
花陽パパ「……」ウン
花陽ママ(恋愛映画かぁ)
79: 2015/12/22(火) 18:35:57.86 ID:de+NzL4N0.net
〜〜〜
花陽ママ「……面白かったね!」
花陽ママ(いやホント、なんだろう、すごいなぁ……14時間っていう時限の中で……)
花陽パパ「……」コクッ
花陽ママ「ご飯食べましょう、お腹すいちゃいましたし」
花陽パパ「……!」
花陽ママ(……別に、普通だよね、これくらい)
花陽ママ(友達、なんだから)
花陽ママ「……面白かったね!」
花陽ママ(いやホント、なんだろう、すごいなぁ……14時間っていう時限の中で……)
花陽パパ「……」コクッ
花陽ママ「ご飯食べましょう、お腹すいちゃいましたし」
花陽パパ「……!」
花陽ママ(……別に、普通だよね、これくらい)
花陽ママ(友達、なんだから)
81: 2015/12/22(火) 18:40:50.58 ID:de+NzL4N0.net
〜〜〜
花陽ママ(ご飯の味、なんか、わかんなかったな……)
花陽パパ「……」ドウスル?
花陽ママ「えっーと、そうだね」
花陽ママ「適当に、ぶらぶらしよ?」
花陽パパ「……」コクッ
〜〜〜
花陽ママ「……そういえば、小泉さんと出会ってから、もう半年以上経つんだよね」
花陽パパ「……」コクッ
花陽ママ「私が学生手帳落として、拾ってくれて……」
花陽ママ「というか、あの時、私の愚痴に巻き込んじゃった事が始まりでしたね。あはは」
花陽パパ「……」
花陽ママ(ご飯の味、なんか、わかんなかったな……)
花陽パパ「……」ドウスル?
花陽ママ「えっーと、そうだね」
花陽ママ「適当に、ぶらぶらしよ?」
花陽パパ「……」コクッ
〜〜〜
花陽ママ「……そういえば、小泉さんと出会ってから、もう半年以上経つんだよね」
花陽パパ「……」コクッ
花陽ママ「私が学生手帳落として、拾ってくれて……」
花陽ママ「というか、あの時、私の愚痴に巻き込んじゃった事が始まりでしたね。あはは」
花陽パパ「……」
83: 2015/12/22(火) 18:47:42.54 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「私なんかが、友達で、良かったの?」
花陽パパ「……!」コクッコクッ
花陽ママ「……そっか」
花陽ママ「だったら、これからも私達は『友達』です」
花陽ママ(……そうだよ。私達は、友達)
花陽パパ「……」シュン
花陽パパ「…………」ドキドキッ
花陽パパ「……」ヨシ
花陽パパ「……」アノッ
花陽パパ「……」
花陽ママ「私なんかが、友達で、良かったの?」
花陽パパ「……!」コクッコクッ
花陽ママ「……そっか」
花陽ママ「だったら、これからも私達は『友達』です」
花陽ママ(……そうだよ。私達は、友達)
花陽パパ「……」シュン
花陽パパ「…………」ドキドキッ
花陽パパ「……」ヨシ
花陽パパ「……」アノッ
84: 2015/12/22(火) 18:53:47.56 ID:de+NzL4N0.net
モブ男「邪魔しちゃ悪いが邪魔するぜ?」
花陽ママ「!? んんっ!?」ガシッ
花陽パパ「……!!」ヤメ
ガンッッ!!
花陽パパ「……ッ!」クラッ……ドシャ
花陽ママ「んっー!?んんー!!」
花陽ママ(こ、小泉さん……!!)
モブ男B「へ、へへ……し、氏んでねぇよな?」
モブ男C「さあな。いくら米好きの小泉でも、金属バットで本気で頭ぶん殴りゃ気絶はするだろうと思ったけど、安心したぜ」
モブ男C「流石に、人間だわ」
モブ男「さて……」
モブ男「たっっぷり、やり返させてもらうぜ、小泉さんよぉ……」
花陽パパ(………………)
花陽ママ(小泉さんっ……!!)
モブ男「馬鹿だよなぁ、昼間とはいえ、ここは一通りが少なくて有名なんだよなぁ……」
モブ男「車に乗せろ。兄貴のところに連れてくぞ」
モブ男B「ういうい」
モブ男C「この女は?」
モブ男「言わずもがな、だ」
花陽ママ「!? んんっ!?」ガシッ
花陽パパ「……!!」ヤメ
ガンッッ!!
花陽パパ「……ッ!」クラッ……ドシャ
花陽ママ「んっー!?んんー!!」
花陽ママ(こ、小泉さん……!!)
モブ男B「へ、へへ……し、氏んでねぇよな?」
モブ男C「さあな。いくら米好きの小泉でも、金属バットで本気で頭ぶん殴りゃ気絶はするだろうと思ったけど、安心したぜ」
モブ男C「流石に、人間だわ」
モブ男「さて……」
モブ男「たっっぷり、やり返させてもらうぜ、小泉さんよぉ……」
花陽パパ(………………)
花陽ママ(小泉さんっ……!!)
モブ男「馬鹿だよなぁ、昼間とはいえ、ここは一通りが少なくて有名なんだよなぁ……」
モブ男「車に乗せろ。兄貴のところに連れてくぞ」
モブ男B「ういうい」
モブ男C「この女は?」
モブ男「言わずもがな、だ」
93: 2015/12/22(火) 19:38:35.05 ID:de+NzL4N0.net
……………………
………………
……
花陽パパ「……」パチッ
モブ漢「お、やっと起きたかボケ」
花陽パパ「……」ココハ
モブ漢「わいらの隠れ家っちゅーか、まあ、そんなもんや」
モブ漢「まあ、そないなことはどーでもええんじゃ」
花陽パパ「……」
モブ漢「みてみぃ」
花陽ママ「……!……っ、……!」
花陽パパ「……!」
モブ男「へ、へへ、こいつがどうなってもいいのかよ、へへ」
モブ男B「ちょっとでも動いたら、こいつはただじゃおかねぇぞ!」
モブ漢「……ま、そんな感じや」
モブ漢「……ほれっ」カランカラン
花陽パパ「……」ナイフ?
モブ漢「それ、腹にぶっ刺せや」
………………
……
花陽パパ「……」パチッ
モブ漢「お、やっと起きたかボケ」
花陽パパ「……」ココハ
モブ漢「わいらの隠れ家っちゅーか、まあ、そんなもんや」
モブ漢「まあ、そないなことはどーでもええんじゃ」
花陽パパ「……」
モブ漢「みてみぃ」
花陽ママ「……!……っ、……!」
花陽パパ「……!」
モブ男「へ、へへ、こいつがどうなってもいいのかよ、へへ」
モブ男B「ちょっとでも動いたら、こいつはただじゃおかねぇぞ!」
モブ漢「……ま、そんな感じや」
モブ漢「……ほれっ」カランカラン
花陽パパ「……」ナイフ?
モブ漢「それ、腹にぶっ刺せや」
94: 2015/12/22(火) 19:44:17.62 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……」
モブ漢「そしたら、この女は開放してやるわ」
モブ漢「だが、それが出来ないならこの女を」
ドスッ
モブ漢「……あ?」
モブ男ABC「!?」
花陽ママ「………………え」
花陽パパ「……」
ツー……
花陽パパ「……」ゴフッ
カランッ
モブ漢「そしたら、この女は開放してやるわ」
モブ漢「だが、それが出来ないならこの女を」
ドスッ
モブ漢「……あ?」
モブ男ABC「!?」
花陽ママ「………………え」
花陽パパ「……」
ツー……
花陽パパ「……」ゴフッ
カランッ
101: 2015/12/22(火) 20:27:51.70 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「…………な」
花陽ママ「なにしてるんですかっ!!!?」
モブ漢「……は、ははは」
モブ漢「なんやなんや!随分物分かりがええやないか!」
モブ漢「約束通り……この女を……開放してやる……」
モブ漢「……わけねぇじゃろが!ボケ!」ガンッ
花陽ママ「きゃっ!?」ドシャ
花陽パパ「……!!」
モブ漢「……おんどれのせいで、わいはこの街一番……最強の座ではなく、常にナンバー2……」
モブ漢「つまらん……つまらなすぎる!」
モブ漢「……その上!おんどれは喧嘩をやめた!」
モブ漢「なぜや!なぜ最強であることを捨てた!?」
花陽パパ「……」
モブ漢「いまここで、わいはおんどれをぶちのめして……わいが最強の座につく!」
花陽パパ「……」ユラッ
花陽パパ「……」クイクイ
モブ漢「……!」ブチッ
モブ漢「なめんなやぁあぁああ!!」
ボグッ!!
花陽ママ「なにしてるんですかっ!!!?」
モブ漢「……は、ははは」
モブ漢「なんやなんや!随分物分かりがええやないか!」
モブ漢「約束通り……この女を……開放してやる……」
モブ漢「……わけねぇじゃろが!ボケ!」ガンッ
花陽ママ「きゃっ!?」ドシャ
花陽パパ「……!!」
モブ漢「……おんどれのせいで、わいはこの街一番……最強の座ではなく、常にナンバー2……」
モブ漢「つまらん……つまらなすぎる!」
モブ漢「……その上!おんどれは喧嘩をやめた!」
モブ漢「なぜや!なぜ最強であることを捨てた!?」
花陽パパ「……」
モブ漢「いまここで、わいはおんどれをぶちのめして……わいが最強の座につく!」
花陽パパ「……」ユラッ
花陽パパ「……」クイクイ
モブ漢「……!」ブチッ
モブ漢「なめんなやぁあぁああ!!」
ボグッ!!
102: 2015/12/22(火) 20:31:46.95 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……」
モブ漢「がはっ……!?」
花陽パパ「……」スウッ
モブ漢「こ、この……」
花陽パパ『囀るな』
モブ漢「……!!」ゾクッ
モブ漢「がはっ……!?」
花陽パパ「……」スウッ
モブ漢「こ、この……」
花陽パパ『囀るな』
モブ漢「……!!」ゾクッ
105: 2015/12/22(火) 20:46:15.94 ID:de+NzL4N0.net
バキッボコッベキ、バキィッ!!
モブ漢「がっ……!!」
花陽パパ「……」
モブ男「ひ、ひぃいいい!」
モブ男B「あ、てめ、逃げんじゃねー!」
モブ男C「あ、おい、置いてくなぁぁあ!」
モブ漢「ぉ、お前ら……!ま、まってくれ……」
花陽パパ「……」
モブ漢「うぐっ……」
花陽パパ「……」イケ
モブ漢「え……」
花陽パパ「……」モウイイ、イケ
モブ漢「…………」
モブ漢「ふざけるなよ……」
花陽パパ「……」
モブ漢「ここで逃げたら……ずっとてめーに適わねぇままだろうがぁぁあああああ!!!」
花陽パパ『……残念だ』
バキボコボコベキバキバキィボコガゴドコオラオラオラオラオラバキィッ!!
モブ漢「がっ……!!」
花陽パパ「……」
モブ男「ひ、ひぃいいい!」
モブ男B「あ、てめ、逃げんじゃねー!」
モブ男C「あ、おい、置いてくなぁぁあ!」
モブ漢「ぉ、お前ら……!ま、まってくれ……」
花陽パパ「……」
モブ漢「うぐっ……」
花陽パパ「……」イケ
モブ漢「え……」
花陽パパ「……」モウイイ、イケ
モブ漢「…………」
モブ漢「ふざけるなよ……」
花陽パパ「……」
モブ漢「ここで逃げたら……ずっとてめーに適わねぇままだろうがぁぁあああああ!!!」
花陽パパ『……残念だ』
バキボコボコベキバキバキィボコガゴドコオラオラオラオラオラバキィッ!!
107: 2015/12/22(火) 20:59:02.99 ID:de+NzL4N0.net
モブ漢「…………」ドサッ
花陽パパ「……ふぅ」
花陽ママ「こ、小泉さん……」
花陽パパ「……!」カフッ
花陽ママ「! 小泉さんっ!!」
花陽パパ「……」イマ、ハズスカラ
花陽ママ「そ、そんな事より……血が!」シュル
花陽パパ「……」ダイジョウブ
花陽ママ「大丈夫じゃありません!!」
花陽パパ「……!」
花陽パパ「……ふぅ」
花陽ママ「こ、小泉さん……」
花陽パパ「……!」カフッ
花陽ママ「! 小泉さんっ!!」
花陽パパ「……」イマ、ハズスカラ
花陽ママ「そ、そんな事より……血が!」シュル
花陽パパ「……」ダイジョウブ
花陽ママ「大丈夫じゃありません!!」
花陽パパ「……!」
109: 2015/12/22(火) 21:04:02.78 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「本当に何をしているんですか!?こんな、自分の体を粗末に扱って……」
花陽ママ「いくらあなたが強い体をもっていても、こんなの、氏んじゃいます!!」
花陽パパ「……」
花陽ママ「私なんて放っておけばよかったじゃないですか!なんで助けようとしたんですか!」
花陽ママ「そんな目にあってまで、なんで私なんかを……」
花陽パパ『好きだから』
花陽ママ「いくらあなたが強い体をもっていても、こんなの、氏んじゃいます!!」
花陽パパ「……」
花陽ママ「私なんて放っておけばよかったじゃないですか!なんで助けようとしたんですか!」
花陽ママ「そんな目にあってまで、なんで私なんかを……」
花陽パパ『好きだから』
112: 2015/12/22(火) 21:10:53.82 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「………………え」
花陽パパ『好きだから助けたかった』
花陽ママ「……え、そ、そん、な」
花陽パパ「……」ガクッ
花陽ママ「! 小泉さん!?小泉さんっ!?」
〜〜〜
ピーポーピーポー……
〜〜〜
花陽ママ「……」
お医者さん「……ふう」
花陽ママ「あ……」
お医者さん「……大丈夫です。傷は塞がりました……が、少々出血量が多かったです……後少し遅かったら、手遅れだったかもしれません」
花陽ママ「…………よ、よかった……」
お医者さん「……君は、彼の恋人かい?」
花陽ママ「えっ!?ち、違います違います!」
お医者さん「そうか。……まあ、とりあえず、目を覚ますのも、そんなに遅くないだろうから、安心して」
花陽ママ「……はい」
花陽パパ『好きだから助けたかった』
花陽ママ「……え、そ、そん、な」
花陽パパ「……」ガクッ
花陽ママ「! 小泉さん!?小泉さんっ!?」
〜〜〜
ピーポーピーポー……
〜〜〜
花陽ママ「……」
お医者さん「……ふう」
花陽ママ「あ……」
お医者さん「……大丈夫です。傷は塞がりました……が、少々出血量が多かったです……後少し遅かったら、手遅れだったかもしれません」
花陽ママ「…………よ、よかった……」
お医者さん「……君は、彼の恋人かい?」
花陽ママ「えっ!?ち、違います違います!」
お医者さん「そうか。……まあ、とりあえず、目を覚ますのも、そんなに遅くないだろうから、安心して」
花陽ママ「……はい」
113: 2015/12/22(火) 21:14:55.15 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……」
花陽パパ「……」スゥスゥ…
花陽パパ「……」パチッ
花陽ママ「……あ、起きました?」
花陽パパ「……!」コクッ
花陽ママ「よかった……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……」
花陽パパ「……」スゥスゥ…
花陽パパ「……」パチッ
花陽ママ「……あ、起きました?」
花陽パパ「……!」コクッ
花陽ママ「よかった……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……」
114: 2015/12/22(火) 21:18:19.49 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「……えっと」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……好きって、いうのは、その…」
花陽パパ「……!」
花陽ママ(……私も、とっくに気付いていたんだ……)
花陽パパ「……」
花陽ママ(……私も、この人の事が……好きだって事に)
花陽パパ「……」
花陽ママ「……好きって、いうのは、その…」
花陽パパ「……!」
花陽ママ(……私も、とっくに気付いていたんだ……)
花陽パパ「……」
花陽ママ(……私も、この人の事が……好きだって事に)
116: 2015/12/22(火) 21:25:40.99 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……」
花陽ママ「……私も、伝えますね」
花陽ママ「私は……あなたのことが、好きです」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「……」カアァッ
花陽ママ「……わ、私は、ちゃんと言いました……だから……あなたも、もう一度言ってくださいよ」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……私も、伝えますね」
花陽ママ「私は……あなたのことが、好きです」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「……」カアァッ
花陽ママ「……わ、私は、ちゃんと言いました……だから……あなたも、もう一度言ってくださいよ」
花陽パパ「……」
119: 2015/12/22(火) 21:33:36.08 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ『好きです』
花陽ママ「…………やっぱり、はっきり言われると、恥ずかしいね……」
花陽ママ「……でも」
花陽ママ「嬉しい……」
花陽パパ「……」オレモ
花陽ママ「えへへ……」
花陽ママ「…………やっぱり、はっきり言われると、恥ずかしいね……」
花陽ママ「……でも」
花陽ママ「嬉しい……」
花陽パパ「……」オレモ
花陽ママ「えへへ……」
126: 2015/12/22(火) 22:22:33.10 ID:de+NzL4N0.net
〜〜〜8月。
凛ママ「あーうー……」
花陽ママ「どうしていつまで経っても期限に間に合うように課題に手をつけないの……?」
凛ママ「わかんね……」
花陽ママ「とにかく早く終わらせないと、星空君と遊びに行けないよ?」
凛ママ「うん……」
凛ママ「……お前もだよな?」
花陽ママ「……小泉さんは私たちと違ってお仕事があるから」
凛ママ「ふーーん……」
凛ママ「あーうー……」
花陽ママ「どうしていつまで経っても期限に間に合うように課題に手をつけないの……?」
凛ママ「わかんね……」
花陽ママ「とにかく早く終わらせないと、星空君と遊びに行けないよ?」
凛ママ「うん……」
凛ママ「……お前もだよな?」
花陽ママ「……小泉さんは私たちと違ってお仕事があるから」
凛ママ「ふーーん……」
131: 2015/12/22(火) 22:50:13.95 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「あーー!終わったぁぁあ!!」
花陽ママ「ふう……」
凛ママ「いやー、たすかった。ありがとな」
花陽ママ「うん。……今からどうする?」
凛ママ「んー、どうすっか」
凛ママ「たまには何もしないでごろごろしてよーぜ」ベタベタ
花陽ママ「いいけど、あは、くすぐったいよ」キャッキャッ
花陽ママ「ふう……」
凛ママ「いやー、たすかった。ありがとな」
花陽ママ「うん。……今からどうする?」
凛ママ「んー、どうすっか」
凛ママ「たまには何もしないでごろごろしてよーぜ」ベタベタ
花陽ママ「いいけど、あは、くすぐったいよ」キャッキャッ
132: 2015/12/22(火) 22:53:07.79 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……というか、気づけばお互いに彼氏とか、出来てたな」
花陽ママ「だねぇ……二年前は、あなた、彼氏とかいらない、って言ってたのにね」
凛ママ「ははは……何があるかわかんないもんだ」
凛ママ「でもさ、仕方なくない?」
凛ママ「好きになっちまったもんはさ」
花陽ママ「だねぇ……二年前は、あなた、彼氏とかいらない、って言ってたのにね」
凛ママ「ははは……何があるかわかんないもんだ」
凛ママ「でもさ、仕方なくない?」
凛ママ「好きになっちまったもんはさ」
133: 2015/12/22(火) 22:57:07.83 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……キスとかしてさ」
凛ママ「デート行って、笑いあって…………たまにえOちして」
花陽ママ(えっ?)
凛ママ「そんで、お互いに照れたりしてさ……もう、ずっと、あの感覚を味わっていたい」
花陽ママ(え、待って、今さらっと言ったけど……え?)
凛ママ「……高校卒業しても、楽しいことあるかな」
凛ママ「デート行って、笑いあって…………たまにえOちして」
花陽ママ(えっ?)
凛ママ「そんで、お互いに照れたりしてさ……もう、ずっと、あの感覚を味わっていたい」
花陽ママ(え、待って、今さらっと言ったけど……え?)
凛ママ「……高校卒業しても、楽しいことあるかな」
138: 2015/12/22(火) 23:08:47.14 ID:de+NzL4N0.net
花陽ママ「いやあの……」
凛ママ「ん?」
花陽ママ「………………えOちしたの?」
凛ママ「…………」
凛ママ「あ」
花陽ママ「…………」
凛ママ「……忘れろ」
花陽ママ「くえっ!?ちょ、首首!?」ギュッ~
凛ママ「おちろぉおおお!!」
花陽ママ「いやいやいやいやいや!?!?」
凛ママ「ん?」
花陽ママ「………………えOちしたの?」
凛ママ「…………」
凛ママ「あ」
花陽ママ「…………」
凛ママ「……忘れろ」
花陽ママ「くえっ!?ちょ、首首!?」ギュッ~
凛ママ「おちろぉおおお!!」
花陽ママ「いやいやいやいやいや!?!?」
140: 2015/12/22(火) 23:15:45.32 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「……」
花陽ママ「あ、あの…」
凛ママ「……うるさい」
花陽ママ「いやでも、それ私のお布団……くるまってないでさ、こっちおいでよ」
凛ママ「……いやだ」
花陽ママ「ほ、ほら、もう気にしてないから、ね?」
凛ママ「~~~っ!」カアァッ
凛ママ「うるせっー!なんか文句あんのかっー!?」ウガー!!
花陽ママ「な、ないけどさ……」
凛ママ「したっていいだろー!!??」
花陽ママ「開き直ったぁあ!!」
花陽ママ「あ、あの…」
凛ママ「……うるさい」
花陽ママ「いやでも、それ私のお布団……くるまってないでさ、こっちおいでよ」
凛ママ「……いやだ」
花陽ママ「ほ、ほら、もう気にしてないから、ね?」
凛ママ「~~~っ!」カアァッ
凛ママ「うるせっー!なんか文句あんのかっー!?」ウガー!!
花陽ママ「な、ないけどさ……」
凛ママ「したっていいだろー!!??」
花陽ママ「開き直ったぁあ!!」
141: 2015/12/22(火) 23:20:29.02 ID:de+NzL4N0.net
凛ママ「お前にも絶対その時が来るからなー!?絶対!」
花陽ママ「ちょっ……」
凛ママ「不思議な気分だからな!?あの、そう、空気が!」
凛ママ「流れに逆らえないからな!」
花陽ママ「……」
凛ママ「ほんとなんだからなー!?」
花陽ママ「ちょっ……」
凛ママ「不思議な気分だからな!?あの、そう、空気が!」
凛ママ「流れに逆らえないからな!」
花陽ママ「……」
凛ママ「ほんとなんだからなー!?」
144: 2015/12/22(火) 23:35:24.97 ID:de+NzL4N0.net
~~~
花陽ママ(なーんて、昨日は言ってたけど)
花陽ママ(さすがに、そんな……自分で言うのもなんだけど、私のほうがしっかりしてる自信はあるもん)
花陽パパ「……」オチャ
花陽ママ「ありがとう」
花陽ママ「そう言えば、もう20歳になったんだっけ?」
花陽パパ「……」ウン
花陽ママ「大人だねぇ……私はまだ高校生で、子供だけどね」
花陽パパ「……」
花陽ママ(……大人、か)
花陽ママ「……」
~~~
凛ママ『へ、へん!いいしー、別にー!』
凛ママ『まあつまり全て先のステージに行った私のほうが全体的に大人って事だしー!』
凛ママ『ぬはははは!!』
~~~
花陽ママ「……」イラッ
花陽ママ(……でも…………いきなり……えOちは…………)
花陽ママ「……」
花陽ママ「ねえ、小泉さん……」
花陽パパ「……?」
花陽ママ「……キスって、したことある……?」
花陽ママ(なーんて、昨日は言ってたけど)
花陽ママ(さすがに、そんな……自分で言うのもなんだけど、私のほうがしっかりしてる自信はあるもん)
花陽パパ「……」オチャ
花陽ママ「ありがとう」
花陽ママ「そう言えば、もう20歳になったんだっけ?」
花陽パパ「……」ウン
花陽ママ「大人だねぇ……私はまだ高校生で、子供だけどね」
花陽パパ「……」
花陽ママ(……大人、か)
花陽ママ「……」
~~~
凛ママ『へ、へん!いいしー、別にー!』
凛ママ『まあつまり全て先のステージに行った私のほうが全体的に大人って事だしー!』
凛ママ『ぬはははは!!』
~~~
花陽ママ「……」イラッ
花陽ママ(……でも…………いきなり……えOちは…………)
花陽ママ「……」
花陽ママ「ねえ、小泉さん……」
花陽パパ「……?」
花陽ママ「……キスって、したことある……?」
149: 2015/12/22(火) 23:39:18.30 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……」フルフル
花陽ママ「……そっか」
花陽ママ「……私も、なんだ」
花陽パパ「……」
花陽ママ(え、ええーい!ここは少し強引にでも!行くしかないよね!?)
花陽ママ「……し、しよ?キス……」
花陽ママ「……そっか」
花陽ママ「……私も、なんだ」
花陽パパ「……」
花陽ママ(え、ええーい!ここは少し強引にでも!行くしかないよね!?)
花陽ママ「……し、しよ?キス……」
152: 2015/12/22(火) 23:49:23.93 ID:de+NzL4N0.net
花陽パパ「……!」
花陽パパ「……」コ、コクンッ
花陽ママ「……」スッ
花陽パパ「……」
花陽ママ「……う」
花陽ママ「め、目を閉じていてください……」
花陽パパ「……」ギュッ
花陽ママ(う、ううう……は、恥ずかしい!)
花陽ママ(こ、こんな事、自分から、していけない……!)モジモジ
花陽ママ(で、でも……待たせちゃってる以上……いかなきゃ!)
花陽ママ「……ん、んっ……」ムチュ……
花陽パパ「……」コ、コクンッ
花陽ママ「……」スッ
花陽パパ「……」
花陽ママ「……う」
花陽ママ「め、目を閉じていてください……」
花陽パパ「……」ギュッ
花陽ママ(う、ううう……は、恥ずかしい!)
花陽ママ(こ、こんな事、自分から、していけない……!)モジモジ
花陽ママ(で、でも……待たせちゃってる以上……いかなきゃ!)
花陽ママ「……ん、んっ……」ムチュ……
154: 2015/12/23(水) 00:03:00.75 ID:x9BfY4kC0.net
花陽ママ「んっ、ん……」チュ……
花陽パパ「……」チュルリ
花陽ママ「はっは、はあ、はあ……」プハッ
花陽ママ(息するの忘れてた……)
花陽パパ「……!」
花陽パパ「……」ドギマギ
花陽ママ「……?どうし……!!!」
花陽ママ(ここここここ、ここれ、これって……!?!?)
花陽ママ「……そ、その……」
花陽パパ「…………」ゴメンゴメンゴメン
花陽ママ「い、いいんです、……そ、そうなっちゃったのは、仕方、ないコトです、よね、ははは……」
花陽ママ「…仕方ないです、から……」
花陽ママ「……私が」
花陽ママ「……な、なんとか、しましゅ……」
~~~~
花陽パパ「……」チュルリ
花陽ママ「はっは、はあ、はあ……」プハッ
花陽ママ(息するの忘れてた……)
花陽パパ「……!」
花陽パパ「……」ドギマギ
花陽ママ「……?どうし……!!!」
花陽ママ(ここここここ、ここれ、これって……!?!?)
花陽ママ「……そ、その……」
花陽パパ「…………」ゴメンゴメンゴメン
花陽ママ「い、いいんです、……そ、そうなっちゃったのは、仕方、ないコトです、よね、ははは……」
花陽ママ「…仕方ないです、から……」
花陽ママ「……私が」
花陽ママ「……な、なんとか、しましゅ……」
~~~~
162: 2015/12/23(水) 00:23:03.20 ID:x9BfY4kC0.net
~9月~
凛ママ「……おい、ちょっと冷える。もう少し寄れ」
凛パパ「……」スッ
凛ママ「……うん、そこでいい」ギュッ
凛ママ「……後ろからな、抱きしめられるの、これ好きなんだ……安心してさ」
凛パパ「……」
凛ママ「特に何もしないで、こうしてるのも、けっこう好きなんだ……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……ふふ」ギュッ
凛ママ「あったかぇなぁ……お前は」
凛ママ「……おい、ちょっと冷える。もう少し寄れ」
凛パパ「……」スッ
凛ママ「……うん、そこでいい」ギュッ
凛ママ「……後ろからな、抱きしめられるの、これ好きなんだ……安心してさ」
凛パパ「……」
凛ママ「特に何もしないで、こうしてるのも、けっこう好きなんだ……」
凛パパ「……」ギュッ
凛ママ「……ふふ」ギュッ
凛ママ「あったかぇなぁ……お前は」
163: 2015/12/23(水) 00:26:07.08 ID:x9BfY4kC0.net
※今回はここまでで。今日は花陽ママ多めに書けたかな……?また明日、オナシャス。
170: 2015/12/23(水) 07:21:30.27 ID:x9BfY4kC0.net
~~9月
凛ママ「まいっかい思うけどさ」
花陽ママ「ん?」
凛ママ「なんで運動会って、こんなにみんな元気になるの」
花陽ママ「さあ……楽しいからだと思うけど」
凛ママ「普段運動なんかしないのに、走って競いあってるのみてなんで楽しくなるんだろうな」
花陽ママ「……闘争心?」
凛ママ「走ってる奴らは逃走心でいっぱいだな」
花陽ママ「え?」
凛ママ「聞き返すな!」
凛ママ「まいっかい思うけどさ」
花陽ママ「ん?」
凛ママ「なんで運動会って、こんなにみんな元気になるの」
花陽ママ「さあ……楽しいからだと思うけど」
凛ママ「普段運動なんかしないのに、走って競いあってるのみてなんで楽しくなるんだろうな」
花陽ママ「……闘争心?」
凛ママ「走ってる奴らは逃走心でいっぱいだな」
花陽ママ「え?」
凛ママ「聞き返すな!」
171: 2015/12/23(水) 07:29:51.26 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……今年は別々の色だな」
花陽ママ「同じクラスなのにね。変なの」
凛ママ「ああ……そういや、お前、なんの種目にでるんだ?」
花陽ママ「えっーとね、借り物競争と、ハードル走と……あと何故か学年対抗リレー」
凛ママ「へえ。私、借り物競争と障害物競走と学年対抗リレーだけど……おまえ、大丈夫か?」
花陽ママ「リレー?」
凛ママ「ああ、あれって、足が速い奴が選ばれるじゃん」
花陽ママ「そうなんだけどさ、でも、私はだいぶ、マシな足の遅さだからって理由で……」
凛ママ「…………つまり、妥協?」
花陽ママ「そだね」
花陽ママ「同じクラスなのにね。変なの」
凛ママ「ああ……そういや、お前、なんの種目にでるんだ?」
花陽ママ「えっーとね、借り物競争と、ハードル走と……あと何故か学年対抗リレー」
凛ママ「へえ。私、借り物競争と障害物競走と学年対抗リレーだけど……おまえ、大丈夫か?」
花陽ママ「リレー?」
凛ママ「ああ、あれって、足が速い奴が選ばれるじゃん」
花陽ママ「そうなんだけどさ、でも、私はだいぶ、マシな足の遅さだからって理由で……」
凛ママ「…………つまり、妥協?」
花陽ママ「そだね」
174: 2015/12/23(水) 07:48:53.79 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「ふーん……あ、そうだ」
凛ママ「なら走り方教えてもらったらどうだ?」
~~~
凛ママ「というわけでよろしく頼むぜ」
凛パパ「……」ウン
花陽ママ「よ、よろしくお願いします!」
凛ママ「おう、じゃ早速……って言いたいが……」
花陽パパ「……」チラッ、チラッ
凛ママ「あの木から隠れてるつもりでこっちを見てるのはなんなんだ?」
花陽ママ「……男の人に走り方教わるって伝えたらついて来ちゃって」
凛ママ「ふーん、でもさ、お前とあいつ、先輩後輩だったんだろ?だったらこっちきたらいいじゃん」
花陽ママ「……いや、そういう心配してるんじゃないらしくて」
花陽ママ「私が怪我でもしないか心配してるんだって」
凛ママ「あー」
凛ママ「なら走り方教えてもらったらどうだ?」
~~~
凛ママ「というわけでよろしく頼むぜ」
凛パパ「……」ウン
花陽ママ「よ、よろしくお願いします!」
凛ママ「おう、じゃ早速……って言いたいが……」
花陽パパ「……」チラッ、チラッ
凛ママ「あの木から隠れてるつもりでこっちを見てるのはなんなんだ?」
花陽ママ「……男の人に走り方教わるって伝えたらついて来ちゃって」
凛ママ「ふーん、でもさ、お前とあいつ、先輩後輩だったんだろ?だったらこっちきたらいいじゃん」
花陽ママ「……いや、そういう心配してるんじゃないらしくて」
花陽ママ「私が怪我でもしないか心配してるんだって」
凛ママ「あー」
175: 2015/12/23(水) 07:55:02.80 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「じゃ、怪我に注意しつつ、始めるとするか」
~~~
凛パパ「……」チガウ
凛パパ「……」アシヲオリタタムカンジ
花陽ママ「なるほど……」
凛ママ「けっこう形になってるじゃん」
花陽ママ「え、えへへ、そうかな……?」
花陽パパ「……」チラッ
凛ママ「あーもう、……おーい!お前!こっちこいって!」
花陽パパ「……!」
凛ママ「見守るんじゃなくって側でいつでも助けてやればー!?」
花陽パパ「……」
花陽パパ「……」ウン
~~~
凛パパ「……」チガウ
凛パパ「……」アシヲオリタタムカンジ
花陽ママ「なるほど……」
凛ママ「けっこう形になってるじゃん」
花陽ママ「え、えへへ、そうかな……?」
花陽パパ「……」チラッ
凛ママ「あーもう、……おーい!お前!こっちこいって!」
花陽パパ「……!」
凛ママ「見守るんじゃなくって側でいつでも助けてやればー!?」
花陽パパ「……」
花陽パパ「……」ウン
176: 2015/12/23(水) 08:16:41.53 ID:x9BfY4kC0.net
~~~運動会
凛ママ「今日は勝たせてもらうぜ」
花陽ママ「ふふ、まけないんだから」
『……では、最初の種目は、ハードル走です。出場者は、準備をしてください』
花陽ママ「……ようし、頑張らなきゃ」
花陽ママ「…」チラッ
花陽パパ「……!」ブンブンッ
花陽ママ「……」フリフリ
~~~
『では……いちについて……』
花陽ママ「……」ジャリッ
『よーい……』
バァンッ!!
ダッ!
『さあ、始まりました、音ノ木坂学院第×回運動会、ハードル走から……おっと、生徒会長高坂さん、さっそくつまずいてしまいました』
『頑張ってください』
凛ママ(……この、実況の棒読みはなんなんだろうな。変に癖になってジワジワ来る)
凛ママ「今日は勝たせてもらうぜ」
花陽ママ「ふふ、まけないんだから」
『……では、最初の種目は、ハードル走です。出場者は、準備をしてください』
花陽ママ「……ようし、頑張らなきゃ」
花陽ママ「…」チラッ
花陽パパ「……!」ブンブンッ
花陽ママ「……」フリフリ
~~~
『では……いちについて……』
花陽ママ「……」ジャリッ
『よーい……』
バァンッ!!
ダッ!
『さあ、始まりました、音ノ木坂学院第×回運動会、ハードル走から……おっと、生徒会長高坂さん、さっそくつまずいてしまいました』
『頑張ってください』
凛ママ(……この、実況の棒読みはなんなんだろうな。変に癖になってジワジワ来る)
178: 2015/12/23(水) 08:38:35.85 ID:x9BfY4kC0.net
花陽ママ「……」
花陽ママ(次は、私の番……)
花陽ママ(……)
バンッ!
花陽ママ「はっ……!」ダッ!
花陽ママ(うっわ、きっついなぁ、これ……)
花陽ママ「はひぃ……」
バインッバインッポヨンッ
花陽パパ「………………」モンモンモン
『胸には少し自信、あるんです……』
花陽パパ「……!……!」ガンガンガン
モブ女(あの人急に壁に頭打ちつけだした……)
花陽ママ(次は、私の番……)
花陽ママ(……)
バンッ!
花陽ママ「はっ……!」ダッ!
花陽ママ(うっわ、きっついなぁ、これ……)
花陽ママ「はひぃ……」
バインッバインッポヨンッ
花陽パパ「………………」モンモンモン
『胸には少し自信、あるんです……』
花陽パパ「……!……!」ガンガンガン
モブ女(あの人急に壁に頭打ちつけだした……)
182: 2015/12/23(水) 08:47:53.66 ID:x9BfY4kC0.net
花陽ママ「ふはぁ~……」
凛ママ「……お疲れ」
花陽ママ「結局最下位だったよ……」
ポヨンッ
凛ママ「…………」
凛ママ(……なんだ。この敗北感は……?)
凛ママ「……つ、次は障害物競走だな。見てろよ~?」
花陽ママ「うん……星空君は?」
凛ママ「いや、あいつは今日は仮模試だ……」
花陽ママ(あ、あからさまに寂しそうな顔になった)
凛ママ「……お疲れ」
花陽ママ「結局最下位だったよ……」
ポヨンッ
凛ママ「…………」
凛ママ(……なんだ。この敗北感は……?)
凛ママ「……つ、次は障害物競走だな。見てろよ~?」
花陽ママ「うん……星空君は?」
凛ママ「いや、あいつは今日は仮模試だ……」
花陽ママ(あ、あからさまに寂しそうな顔になった)
183: 2015/12/23(水) 09:02:37.16 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……」
『いちについて……よーい』
バァンッ!!
凛ママ「……ふっ」ダッ!
『網くぐりです。あみあみに引っかからないように腰を低くして、うまく進めるでしょうか』
『最初に網をかいくぐったのは……赤組だー
凛ママ(棒読みがだんだんウザく感じてきた)
『さあ、跳び箱です……』
『飛んでください』
凛ママ(だろうね!?もっと上手いこと言え?!)
……
……
『……最後は、バットを軸にしてぐるぐる周り、まっすぐ走ってください』
凛ママ(はあ……なんだろうな)
凛ママ(すっげー、アホらしくなってきたな……)グルグル
凛ママ(……あいつもいないし)ダッダ!
パッーン!
『一着は、赤組です……白組、赤組、白組。ほぼ五分五分といったところですね』
~
~~
~
凛ママ「……うーん、かったるい」
花陽ママ「まあまあ、次は、借り物競争だよ……いこ?」
凛ママ「んー……」
『いちについて……よーい』
バァンッ!!
凛ママ「……ふっ」ダッ!
『網くぐりです。あみあみに引っかからないように腰を低くして、うまく進めるでしょうか』
『最初に網をかいくぐったのは……赤組だー
凛ママ(棒読みがだんだんウザく感じてきた)
『さあ、跳び箱です……』
『飛んでください』
凛ママ(だろうね!?もっと上手いこと言え?!)
……
……
『……最後は、バットを軸にしてぐるぐる周り、まっすぐ走ってください』
凛ママ(はあ……なんだろうな)
凛ママ(すっげー、アホらしくなってきたな……)グルグル
凛ママ(……あいつもいないし)ダッダ!
パッーン!
『一着は、赤組です……白組、赤組、白組。ほぼ五分五分といったところですね』
~
~~
~
凛ママ「……うーん、かったるい」
花陽ママ「まあまあ、次は、借り物競争だよ……いこ?」
凛ママ「んー……」
184: 2015/12/23(水) 09:17:40.40 ID:x9BfY4kC0.net
花陽ママ「同じ列なんだね……」
凛ママ「ふふふ……」勝ったな
パッーン!
花陽ママ「……!」ダッ!
凛ママ「……!」ダッ!
花陽ママ「えーと……」ピラッ
『あなたの恋人(いなかったら家族でいいよ☆)』
花陽ママ「……!」チラッ
花陽パパ「……?」
花陽ママ「……」ダッ!
『……おっと、白組の走者の借り物は、人のようです』
『……お兄さんでしょうか。頼もしそうな方ですね』
花陽ママ「……あはっ」
花陽パパ「……」コクッ
凛ママ「ふふふ……」勝ったな
パッーン!
花陽ママ「……!」ダッ!
凛ママ「……!」ダッ!
花陽ママ「えーと……」ピラッ
『あなたの恋人(いなかったら家族でいいよ☆)』
花陽ママ「……!」チラッ
花陽パパ「……?」
花陽ママ「……」ダッ!
『……おっと、白組の走者の借り物は、人のようです』
『……お兄さんでしょうか。頼もしそうな方ですね』
花陽ママ「……あはっ」
花陽パパ「……」コクッ
185: 2015/12/23(水) 09:31:10.46 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……」ピラッ
凛ママ「…………!!!?」
凛ママ(ちょ、いや、これ……!?)
凛ママ(む、無理だろ、こんなの……選んだら公開処刑みてーなもんじゃねーか……!)
凛ママ(……ま、まあ……どうせ、あいつ、いないし、適当に親父にでも……)
凛ママ(に、でも……)
凛パパ「……」フリフリ
凛ママ(あ……)
凛ママ「…………!!!?」
凛ママ(ちょ、いや、これ……!?)
凛ママ(む、無理だろ、こんなの……選んだら公開処刑みてーなもんじゃねーか……!)
凛ママ(……ま、まあ……どうせ、あいつ、いないし、適当に親父にでも……)
凛ママ(に、でも……)
凛パパ「……」フリフリ
凛ママ(あ……)
187: 2015/12/23(水) 09:44:43.00 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ(……ははっ。おせーよ)
ダッダッダ……
~~~
花陽ママ「……お題、なんだった?」
凛ママ「……教えない」
花陽ママ「えー、なんで。いいじゃないの」
花陽ママ「私は……ほら」ピラッ
凛ママ「……ああ、だろうな」
凛ママ「でも私のは教えない。墓場までもっていく」
花陽ママ「えー……」
~~~
モブ女『あっれー、しまったなぁ……』
モブ女B『どうしたの?』
モブ女『いやさ、冗談で書いたお題で、「お婿さんにしたい人」っての、間違って本当にいれちゃってさ』
モブ女B『あらら』
~~~
凛ママ「……」
凛パパ「……」ケッキョク、ナンダッタノ?
凛ママ「聞くなーー!!!!」
ダッダッダ……
~~~
花陽ママ「……お題、なんだった?」
凛ママ「……教えない」
花陽ママ「えー、なんで。いいじゃないの」
花陽ママ「私は……ほら」ピラッ
凛ママ「……ああ、だろうな」
凛ママ「でも私のは教えない。墓場までもっていく」
花陽ママ「えー……」
~~~
モブ女『あっれー、しまったなぁ……』
モブ女B『どうしたの?』
モブ女『いやさ、冗談で書いたお題で、「お婿さんにしたい人」っての、間違って本当にいれちゃってさ』
モブ女B『あらら』
~~~
凛ママ「……」
凛パパ「……」ケッキョク、ナンダッタノ?
凛ママ「聞くなーー!!!!」
190: 2015/12/23(水) 10:24:45.92 ID:x9BfY4kC0.net
~ひるやすみ~
凛ママ「…っていうか、来てくれたんだな」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「……来てるなら、来てるって早く言えよ」
凛パパ「……」ゴメン
凛ママ「……おせーんだよ、来るの」ポフッ
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛ママ「……罰だ、罰、ちょっとこっちこい」
~トイレ~
凛ママ「……んっ」チュルリ
凛パパ「……」チュッ
凛ママ「……ここなら、いま、誰も来ないから……」
~~~
凛ママ『……びくびくさせてんじゃねぇよ』
凛ママ『……ダメだダメだ、これはよ、罰なんだから……』
凛ママ『そんなにいいか、私の手……』
凛ママ『……ほら、いいぞ、好きにしても』
凛ママ『……はっ、あっ、ぐ、ひぁっ、……!』
凛ママ『………………あ、お前…中……』
~~~~~
~~~
~~
~
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ(……えOちしたあとの、この空気はいつまで経ってもなれないな……)
凛ママ「あー、えと……もうすぐひるやすみ終わるから、戻ろうぜ」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「…っていうか、来てくれたんだな」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「……来てるなら、来てるって早く言えよ」
凛パパ「……」ゴメン
凛ママ「……おせーんだよ、来るの」ポフッ
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛ママ「……罰だ、罰、ちょっとこっちこい」
~トイレ~
凛ママ「……んっ」チュルリ
凛パパ「……」チュッ
凛ママ「……ここなら、いま、誰も来ないから……」
~~~
凛ママ『……びくびくさせてんじゃねぇよ』
凛ママ『……ダメだダメだ、これはよ、罰なんだから……』
凛ママ『そんなにいいか、私の手……』
凛ママ『……ほら、いいぞ、好きにしても』
凛ママ『……はっ、あっ、ぐ、ひぁっ、……!』
凛ママ『………………あ、お前…中……』
~~~~~
~~~
~~
~
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ(……えOちしたあとの、この空気はいつまで経ってもなれないな……)
凛ママ「あー、えと……もうすぐひるやすみ終わるから、戻ろうぜ」
凛パパ「……」コクッ
194: 2015/12/23(水) 10:39:50.38 ID:x9BfY4kC0.net
花陽ママ「おかえり……どこ行ってたの?」
凛ママ「……ん。まあいいじゃん」
凛ママ「それより、もうひるやすみ終わるだろ?準備でもしてようぜ」
花陽ママ「うん」
『さあ、最後は学年対抗リレーです』
『逆転出来るチャンスはこれが最後です……現時点では、赤組がリードしています』
凛ママ「おーし、やるぞー」
花陽ママ「……」
~~~
凛ママ「あっちゃー、私のところ、がっつり差ついてドべじゃねーか……こりゃ無理だな」
凛ママ「……てか、なんでお前、アンカーなの?」
花陽ママ「わかんない……」
凛ママ「……ほら、きたぞ」
花陽ママ「う、うん」
『ご、ごめん……』
花陽ママ「ううん……」パシッ
花陽ママ「はっは、はっはっは……」タッタッタッタ……
花陽ママ(だめだ、早い……!追いつけない……)
凛ママ「よし」パシッ
凛ママ「……」ダッ!!
タッタッタッタ……
凛パパ「……!」フフッ
花陽ママ(……な、なんで、アンカーだけ二週も……なんだろ……)ハアハア……
凛ママ「お先……無理すんな」タッタッタッタ
花陽ママ(……)ハアハア…
花陽ママ(……あっ!)コケッ
ドシャッ
花陽ママ(う、転んじゃった……恥ずかしい…………)
凛ママ「……ん。まあいいじゃん」
凛ママ「それより、もうひるやすみ終わるだろ?準備でもしてようぜ」
花陽ママ「うん」
『さあ、最後は学年対抗リレーです』
『逆転出来るチャンスはこれが最後です……現時点では、赤組がリードしています』
凛ママ「おーし、やるぞー」
花陽ママ「……」
~~~
凛ママ「あっちゃー、私のところ、がっつり差ついてドべじゃねーか……こりゃ無理だな」
凛ママ「……てか、なんでお前、アンカーなの?」
花陽ママ「わかんない……」
凛ママ「……ほら、きたぞ」
花陽ママ「う、うん」
『ご、ごめん……』
花陽ママ「ううん……」パシッ
花陽ママ「はっは、はっはっは……」タッタッタッタ……
花陽ママ(だめだ、早い……!追いつけない……)
凛ママ「よし」パシッ
凛ママ「……」ダッ!!
タッタッタッタ……
凛パパ「……!」フフッ
花陽ママ(……な、なんで、アンカーだけ二週も……なんだろ……)ハアハア……
凛ママ「お先……無理すんな」タッタッタッタ
花陽ママ(……)ハアハア…
花陽ママ(……あっ!)コケッ
ドシャッ
花陽ママ(う、転んじゃった……恥ずかしい…………)
195: 2015/12/23(水) 10:47:02.86 ID:x9BfY4kC0.net
ざゎ・・ざゎ・・・
花陽ママ(うう……)
ザッ
花陽ママ(……え?)
凛ママ「ほれ、早く立て」
花陽ママ「え……ちょ、なんで……」
凛ママ「ん?ああ……もう私とお前以外、ゴールしちゃったからさ」
花陽ママ(……さっき、一人は抜いてたくせに……)
花陽ママ「……ありがとう」
凛ママ「……さっさと行こうぜ」
ワーパチパチパチパチ……
『……これは、音ノ木坂学院の、歴史に残る気がしますよ』
『赤組が白組と手を取り合う、運動会では見られない光景ですね』
~~~
凛ママ「はー!終わったなぁ~疲れた」
花陽ママ「引き分けだったねぇ~」
花陽ママ(うう……)
ザッ
花陽ママ(……え?)
凛ママ「ほれ、早く立て」
花陽ママ「え……ちょ、なんで……」
凛ママ「ん?ああ……もう私とお前以外、ゴールしちゃったからさ」
花陽ママ(……さっき、一人は抜いてたくせに……)
花陽ママ「……ありがとう」
凛ママ「……さっさと行こうぜ」
ワーパチパチパチパチ……
『……これは、音ノ木坂学院の、歴史に残る気がしますよ』
『赤組が白組と手を取り合う、運動会では見られない光景ですね』
~~~
凛ママ「はー!終わったなぁ~疲れた」
花陽ママ「引き分けだったねぇ~」
200: 2015/12/23(水) 11:47:05.45 ID:x9BfY4kC0.net
~11月~
凛ママ「ふう……」
花陽ママ「……どうだった?」
凛ママ「何もしたい事がないなら、大学に行ってみたらどうだって、先生焦ってたよ」
花陽ママ「そっか……でも、本当にどうするの?」
凛ママ「大学に行く気はない……適当に働くさ」
花陽ママ「……そっか」
凛ママ「もうすぐ卒業かぁ……」
凛ママ「ふう……」
花陽ママ「……どうだった?」
凛ママ「何もしたい事がないなら、大学に行ってみたらどうだって、先生焦ってたよ」
花陽ママ「そっか……でも、本当にどうするの?」
凛ママ「大学に行く気はない……適当に働くさ」
花陽ママ「……そっか」
凛ママ「もうすぐ卒業かぁ……」
205: 2015/12/23(水) 12:55:11.78 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……お前は、どうするんだ?」
花陽ママ「……私は、大学に行くよ」
凛ママ「ふぅん……」
花陽ママ「……あなた、卒業したあとは、家にいるの?」
凛ママ「え?」
花陽ママ「……一人暮らししてもいいし、それとも、星空君と同棲始めるとかさ」
凛ママ「どっ……」
花陽ママ「したくないの?」
凛ママ「えっ、いや、まあそりゃ……」
凛ママ「……できるなら」
花陽ママ「……私は、大学に行くよ」
凛ママ「ふぅん……」
花陽ママ「……あなた、卒業したあとは、家にいるの?」
凛ママ「え?」
花陽ママ「……一人暮らししてもいいし、それとも、星空君と同棲始めるとかさ」
凛ママ「どっ……」
花陽ママ「したくないの?」
凛ママ「えっ、いや、まあそりゃ……」
凛ママ「……できるなら」
211: 2015/12/23(水) 13:55:28.13 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……でも、あいつはどう思ってるだろうな」
花陽ママ「さあ。それはわからないけれど……でも、そうしたいなら、あなたから言うのがいいと思うよ」
凛ママ「……で、でも」モジモジ
花陽ママ(……本当、女の子っぽくなっちゃったなぁ)
凛ママ(なんか失礼な事考えてないかコイツ)
花陽ママ「さあ。それはわからないけれど……でも、そうしたいなら、あなたから言うのがいいと思うよ」
凛ママ「……で、でも」モジモジ
花陽ママ(……本当、女の子っぽくなっちゃったなぁ)
凛ママ(なんか失礼な事考えてないかコイツ)
213: 2015/12/23(水) 14:13:05.27 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……まあ、卒業してから考えるよ」
花陽ママ「……うん」
~~~
12月
凛ママ「もうすぐ、クリスマスだな……」
花陽ママ「だねぇ……今年はどうするの?」
凛ママ「……適当にぶらぶらして……当日、あいつの家も、私の家、誰もいないらしいから……」
凛ママ「……あいつと、二人かな」
花陽ママ(あっ)
凛ママ「………………なにか?」
花陽ママ「う、ううん、なんでも……」
花陽ママ「……うん」
~~~
12月
凛ママ「もうすぐ、クリスマスだな……」
花陽ママ「だねぇ……今年はどうするの?」
凛ママ「……適当にぶらぶらして……当日、あいつの家も、私の家、誰もいないらしいから……」
凛ママ「……あいつと、二人かな」
花陽ママ(あっ)
凛ママ「………………なにか?」
花陽ママ「う、ううん、なんでも……」
216: 2015/12/23(水) 14:51:46.71 ID:x9BfY4kC0.net
花陽ママ「……私は、どうしようかな」
花陽ママ(……やっぱり、二人でどこかに行きたいよね)
ピンポーン
花陽ママ「……ん?」
花陽ママ「……はい」ガチャ
花陽ママ「あ」
花陽パパ「……」
花陽ママ「小泉さん……どうしたの?」
花陽パパ「……、……」
花陽ママ「……えっ、クリスマス……ですか?」
花陽ママ「……ええ、私も、誘おうと思ってたんです」
~~~
花陽ママ(……やっぱり、二人でどこかに行きたいよね)
ピンポーン
花陽ママ「……ん?」
花陽ママ「……はい」ガチャ
花陽ママ「あ」
花陽パパ「……」
花陽ママ「小泉さん……どうしたの?」
花陽パパ「……、……」
花陽ママ「……えっ、クリスマス……ですか?」
花陽ママ「……ええ、私も、誘おうと思ってたんです」
~~~
219: 2015/12/23(水) 15:07:50.46 ID:x9BfY4kC0.net
花陽パパ祖母『……なんだい、あんた、まだえOちもしとらんのかね』
花陽パパ『……』
花陽パパ祖母『興味はないのかね?』
花陽パパ『…………』アルケド
花陽パパ祖母『だったら、あんたから誘わなきゃ……女の子だって待ってるはずさ』
花陽パパ『……』
花陽パパ祖母『ばあちゃん、じいちゃんと旅行行くから、家空けておくから。……好きに使え』
花陽パパ『……!』
花陽パパ祖母『……本当にオマエは体はごつい、顔は怖い、喧嘩は強いとあるのに、変なところで純粋だねぇ……』
~~~
花陽パパ「……」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「じゃ、六時に、●駅で……」
花陽パパ「……」コクッ
花陽パパ『……』
花陽パパ祖母『興味はないのかね?』
花陽パパ『…………』アルケド
花陽パパ祖母『だったら、あんたから誘わなきゃ……女の子だって待ってるはずさ』
花陽パパ『……』
花陽パパ祖母『ばあちゃん、じいちゃんと旅行行くから、家空けておくから。……好きに使え』
花陽パパ『……!』
花陽パパ祖母『……本当にオマエは体はごつい、顔は怖い、喧嘩は強いとあるのに、変なところで純粋だねぇ……』
~~~
花陽パパ「……」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「じゃ、六時に、●駅で……」
花陽パパ「……」コクッ
221: 2015/12/23(水) 15:15:43.18 ID:x9BfY4kC0.net
~~~12月24日・凛ママサイド
深夜11時
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「あー……」
凛ママ「ピザ美味かったよな!ありがとな!連れてってくれて!」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
深夜11時
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「あー……」
凛ママ「ピザ美味かったよな!ありがとな!連れてってくれて!」
凛パパ「……」コクッ
凛ママ「……」
凛パパ「……」
222: 2015/12/23(水) 15:26:05.12 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……えーと」
凛ママ「……あ、そうだ!ありがとな!手袋くれて!」
凛ママ「嬉しかったぜ?!」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ(まずい!去年の事があるから黙ったら一気に気まずくなる!!)
凛ママ「……あ、そうだ!ありがとな!手袋くれて!」
凛ママ「嬉しかったぜ?!」
凛パパ「……」ウン
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ(まずい!去年の事があるから黙ったら一気に気まずくなる!!)
223: 2015/12/23(水) 15:38:56.52 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「……あの、さ」
凛パパ「……?」
凛ママ「………………」
凛ママ「今日はさ…………えOち…………す、する?」
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「なんか言えよ!!」
凛パパ「……?」
凛ママ「………………」
凛ママ「今日はさ…………えOち…………す、する?」
凛パパ「……」
凛ママ「……」
凛パパ「……」
凛ママ「なんか言えよ!!」
226: 2015/12/23(水) 15:43:33.77 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「おめー、毎回毎回思うけどちったぁそっちから誘えやぁぁあ!!」
凛ママ「私がビXチみたいじゃあねぇええかぁぁあぁ!!!」クビシメー
凛パパ「……!……!!」ギブギブギブギブ
凛ママ「どんな思いで私が『えOちしよ?』って聞いてんのかわかってんのかぁあぁあ!?!?」
凛ママ「ああああああああ!?!?」ギリギリ
凛パパ「……!」シヌシヌシヌシヌ!
凛ママ「落ちろぉおおおお!!」
凛パパ「! …」ガクッ
凛ママ「私がビXチみたいじゃあねぇええかぁぁあぁ!!!」クビシメー
凛パパ「……!……!!」ギブギブギブギブ
凛ママ「どんな思いで私が『えOちしよ?』って聞いてんのかわかってんのかぁあぁあ!?!?」
凛ママ「ああああああああ!?!?」ギリギリ
凛パパ「……!」シヌシヌシヌシヌ!
凛ママ「落ちろぉおおおお!!」
凛パパ「! …」ガクッ
229: 2015/12/23(水) 16:01:24.06 ID:x9BfY4kC0.net
凛ママ「あ」
凛パパ「……」チーン
凛ママ「……」
凛ママ「……おーい、生きてるかー?」
凛パパ「……」
凛ママ「……うーむ。しまったな」
凛パパ「…………」
凛ママ「……」ジー
凛パパ「……」
凛ママ「………………ふへっ」ニヘッ
~~~
凛ママ『……気絶しててもこうなるのか』
凛ママ『……気絶してても感じるのか』
凛ママ『……うっ……気絶してても……ぺっぺっ……』
~~~~~
~~~
~~
~
凛パパ「……」パチッ
凛パパ「……?」グッタリ
凛パパ「……!」
凛ママ「……zzz」スヤスヤ
凛パパ「……」
凛パパ『……メリークリスマス』
凛パパ「……zzz」スヤスヤ
~~~
凛パパ「……」チーン
凛ママ「……」
凛ママ「……おーい、生きてるかー?」
凛パパ「……」
凛ママ「……うーむ。しまったな」
凛パパ「…………」
凛ママ「……」ジー
凛パパ「……」
凛ママ「………………ふへっ」ニヘッ
~~~
凛ママ『……気絶しててもこうなるのか』
凛ママ『……気絶してても感じるのか』
凛ママ『……うっ……気絶してても……ぺっぺっ……』
~~~~~
~~~
~~
~
凛パパ「……」パチッ
凛パパ「……?」グッタリ
凛パパ「……!」
凛ママ「……zzz」スヤスヤ
凛パパ「……」
凛パパ『……メリークリスマス』
凛パパ「……zzz」スヤスヤ
~~~
231: 2015/12/23(水) 16:21:31.91 ID:x9BfY4kC0.net
12月24日
夜六時
花陽ママ「……あ、小泉さん」
花陽パパ「……」マッタ?
花陽ママ「いえ、私も今来たところです」
花陽パパ「……」
花陽ママ「さっ、行きましょう」
~~~
花陽ママ「……わあ……綺麗……」
花陽パパ「……!」コクッ
花陽ママ「このイルミネーション、見てみたかったんだぁ……」
花陽パパ「……」ヨカッタ
花陽ママ「……あ」
花陽パパ「……?」
花陽ママ「手を貸してください……って、うわ、すごく冷たくなってる……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……ちゃんと手袋してないと、だめですよ?」ギュッ
花陽ママ「……手、大きいね」
花陽パパ「……」テレリコ
夜六時
花陽ママ「……あ、小泉さん」
花陽パパ「……」マッタ?
花陽ママ「いえ、私も今来たところです」
花陽パパ「……」
花陽ママ「さっ、行きましょう」
~~~
花陽ママ「……わあ……綺麗……」
花陽パパ「……!」コクッ
花陽ママ「このイルミネーション、見てみたかったんだぁ……」
花陽パパ「……」ヨカッタ
花陽ママ「……あ」
花陽パパ「……?」
花陽ママ「手を貸してください……って、うわ、すごく冷たくなってる……」
花陽パパ「……」
花陽ママ「……ちゃんと手袋してないと、だめですよ?」ギュッ
花陽ママ「……手、大きいね」
花陽パパ「……」テレリコ
232: 2015/12/23(水) 16:32:29.87 ID:x9BfY4kC0.net
~9時頃~
花陽パパ「……」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「え……お家、ですか?」
花陽ママ「……!……い、いいですよ」
花陽パパ「……!」
~~~
花陽ママ「……」
花陽パパ「……」
花陽ママ(……クリスマスの夜に……家に誘われて……誰もいない……二人きり…………!)
花陽ママ(……)
花陽パパ(……)
花陽パパ「……」
花陽パパ「……!」
花陽ママ「え……お家、ですか?」
花陽ママ「……!……い、いいですよ」
花陽パパ「……!」
~~~
花陽ママ「……」
花陽パパ「……」
花陽ママ(……クリスマスの夜に……家に誘われて……誰もいない……二人きり…………!)
花陽ママ(……)
花陽パパ(……)
237: 2015/12/23(水) 17:00:23.87 ID:x9BfY4kC0.net
花陽パパ「……」ポンッ
花陽ママ「ふぁい!?」
花陽パパ「……」ドキドキッ
花陽パパ「……」
花陽ママ「……あ」ポフッ
花陽パパ「……」オシタオシー
花陽ママ「……その、えっと」
花陽ママ「……や、やさしく……してください、ね?」
~~~
花陽ママ『んくっ……!い、いたいっ……!』
花陽ママ『んっんん……!だ、大丈夫……らいじょうぶれす……』ハアハア……
花陽ママ『や、やだ、こんな、犬みたいな……あっ、んっ!』
~~
~
花陽ママ「はあ……はあ……」グッタリ
花陽パパ「……」ハアハア……
花陽ママ「……初めてが、あなたでよかった……です」
花陽パパ「……」テレリコ
花陽ママ「……これからも、よろしく、お願いしますね……」スヤァ……
花陽パパ「……」
花陽ママ「……zzz」スヤスヤ
花陽パパ「……」ゴロン
花陽パパ「……zzz」
~~~
花陽ママ「…………………………」
花陽ママ「ふぁぁあぁあぁあ!?!?」
花陽ママ(え……えOちしちゃった……)
花陽ママ(うわぁぁあぁ……恥ずかしい……)
花陽ママ(気持ちが痛いほどわかったよぉぉお……)
花陽ママ「ふぁい!?」
花陽パパ「……」ドキドキッ
花陽パパ「……」
花陽ママ「……あ」ポフッ
花陽パパ「……」オシタオシー
花陽ママ「……その、えっと」
花陽ママ「……や、やさしく……してください、ね?」
~~~
花陽ママ『んくっ……!い、いたいっ……!』
花陽ママ『んっんん……!だ、大丈夫……らいじょうぶれす……』ハアハア……
花陽ママ『や、やだ、こんな、犬みたいな……あっ、んっ!』
~~
~
花陽ママ「はあ……はあ……」グッタリ
花陽パパ「……」ハアハア……
花陽ママ「……初めてが、あなたでよかった……です」
花陽パパ「……」テレリコ
花陽ママ「……これからも、よろしく、お願いしますね……」スヤァ……
花陽パパ「……」
花陽ママ「……zzz」スヤスヤ
花陽パパ「……」ゴロン
花陽パパ「……zzz」
~~~
花陽ママ「…………………………」
花陽ママ「ふぁぁあぁあぁあ!?!?」
花陽ママ(え……えOちしちゃった……)
花陽ママ(うわぁぁあぁ……恥ずかしい……)
花陽ママ(気持ちが痛いほどわかったよぉぉお……)
245: 2015/12/23(水) 18:49:58.83 ID:x9BfY4kC0.net
一月
凛ママ「あけおめ」
花陽ママ「あけましておめでとうございます」
凛ママ「とうとう今年で学生じゃなくなるのか……」
凛ママ「長かったな」
花陽ママ「長かったね」
凛ママ「来年もよろしくな……まあ、来年からは、会う回数、減るかもだけど」
花陽ママ「家近いんだし、いつでも会えるよ」
凛ママ「そうだな……」
凛ママ「……大人になるのかぁ」
花陽ママ「……」
凛ママ「高校3年間、楽しかった」
凛ママ「……本当に」
花陽ママ「……うん」
凛ママ「……センチメンタルになっちまったな。……さ、初詣……っ!」
凛ママ「う、んん……!?」クラッ
花陽ママ「? ……どうしたの?」
凛ママ「い、いや……なんか気持ち悪い……」
花陽ママ「え、大丈夫……?吐きそう?」
凛ママ「ちょっと吐きそう……」
花陽ママ「わわわっ、トイレ行こっ!」
~~~
凛ママ「ふう……」
花陽ママ「うーん、どうしたんだろうね……今日はもう家で休んでたら?」
凛ママ「……そうさせてもらう」
凛ママ「ごめんな……」
花陽ママ「ううん、いいんだよ」
凛ママ「あけおめ」
花陽ママ「あけましておめでとうございます」
凛ママ「とうとう今年で学生じゃなくなるのか……」
凛ママ「長かったな」
花陽ママ「長かったね」
凛ママ「来年もよろしくな……まあ、来年からは、会う回数、減るかもだけど」
花陽ママ「家近いんだし、いつでも会えるよ」
凛ママ「そうだな……」
凛ママ「……大人になるのかぁ」
花陽ママ「……」
凛ママ「高校3年間、楽しかった」
凛ママ「……本当に」
花陽ママ「……うん」
凛ママ「……センチメンタルになっちまったな。……さ、初詣……っ!」
凛ママ「う、んん……!?」クラッ
花陽ママ「? ……どうしたの?」
凛ママ「い、いや……なんか気持ち悪い……」
花陽ママ「え、大丈夫……?吐きそう?」
凛ママ「ちょっと吐きそう……」
花陽ママ「わわわっ、トイレ行こっ!」
~~~
凛ママ「ふう……」
花陽ママ「うーん、どうしたんだろうね……今日はもう家で休んでたら?」
凛ママ「……そうさせてもらう」
凛ママ「ごめんな……」
花陽ママ「ううん、いいんだよ」
249: 2015/12/23(水) 18:53:39.46 ID:x9BfY4kC0.net
ドラッグストア
凛ママ(…………)
凛ママ「……まさか、な」
~~~
凛ママ「…………………………」
凛ママ「お、おおお……なんてこったい……」
凛ママ「まさかとは思ったけど……」
~~~
凛ママ「…………」ピンポーン
凛パパ「……?」ドウシタノ
凛ママ「やべぇよ」
凛ママ「妊娠した」
続く。
凛ママ(…………)
凛ママ「……まさか、な」
~~~
凛ママ「…………………………」
凛ママ「お、おおお……なんてこったい……」
凛ママ「まさかとは思ったけど……」
~~~
凛ママ「…………」ピンポーン
凛パパ「……?」ドウシタノ
凛ママ「やべぇよ」
凛ママ「妊娠した」
続く。
254: 2015/12/23(水) 18:57:43.73 ID:x9BfY4kC0.net
※ってかあれですね。毎回毎回長すぎですね。ごめんなさい。あとあれですね。この凛ママと花陽ママその他諸々って言ってしまえばラブライブ!要素のないオリキャラですね。※
次から長くなりすぎないように気をつけます。
次スレはその内早めに建てます。なんかもうさーせんでした。
次から長くなりすぎないように気をつけます。
次スレはその内早めに建てます。なんかもうさーせんでした。
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります