1: 2015/12/24(木) 00:20:26.88 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「え?穂乃果?」

穂乃果「あはは、やっほー」トテトテ

にこ「あれ?あんたは海未やことりと家族ぐるみでクリスマスパーティーじゃなかったの?」

穂乃果「いやあ~…それが…海未ちゃんもことりちゃんも急に体調くずしちゃって、中止に…」

にこ「そうだったのね…えっと…残念だったわね…」

穂乃果「ううん、そうなっちゃったのはしょうがないよ~」

穂乃果「って、そういうにこちゃんも今日は家族でパーティーとかじゃなかったっけ?」

にこ「ああ、その予定だったんだけどね…」

2: 2015/12/24(木) 00:21:35.26 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「昨日買い物した時にクリスマスキャンペーンの抽選券もらってね?」

穂乃果「あ、そういえばそんなキャンペーンやってたね」

にこ「ガラガラまわしたら…あてちゃったのよ…」

穂乃果「えっ!?何をっ!?」

にこ「…これよ」


\カップル限定超豪華特典付き人気遊園地1dayパスポート 12/24のみ2名様まで有効/


穂乃果「おおっ!今日限定とはいえ、人気遊園地の1dayパスポートじゃんっ!!」

穂乃果「しかも超豪華特典付きっ!!」

にこ「………でも、カップル限定なのよ…」

穂乃果「あ、あはは………なるほど…」

3: 2015/12/24(木) 00:23:15.83 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「一応、"すごく仲のいいお友達同士でも可です。"って書いてあるのよ?」

穂乃果「えっ!?そうなのっ!?」

にこ「そうなのよ~だから、マ…お母さんが気をきかせて"せっかく当たったんだしお友達と行ってきなさい"って言ってくれてね」

穂乃果「あれ?こころちゃん達は?」

にこ「2名までって書いてあるでしょーが…さすがに、こころとここあ2人だけで出掛けさせるわけにもいかなし」

にこ「付き添いとして私やお母さんの分まで1dayパスポートを揃えようとすると、値段が高いうえに、一般パスポート買うための行列にまで並ばないといけないのよ?」

穂乃果「な、なるほど…」

にこ「だから一応μ'sのメンバーに声かけようとしたんだけど、みんなそれぞれ予定が………あ」

穂乃果「ほぇ?」

4: 2015/12/24(木) 00:24:23.88 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「その…穂乃果ってもしかして…」

穂乃果「っ!」

にこ「いや…でも当日に誘うなんて急すぎるわよね…そもそも、穂乃果とは…」

穂乃果「え、えっと穂乃果でいいならっ!!」

にこ「っ!?」

穂乃果「ほ、穂乃果でいいならその遊園地、一緒にいきたいんだけど、ど、どうかなっ!?」

にこ「えっ!?えっと…」

穂乃果「ほら、私も予定してたパーティーなくなっちゃたし、連れってってくれるとうれしいかな~?…なんて」アハハ

穂乃果「だ、だめかな?」キョト

5: 2015/12/24(木) 00:25:42.67 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「え、えっと…そ、そりゃあ、にこだってこの遊園地は気になってるし、チケットも無駄にならないから…だ、だめじゃないけど…その…」

穂乃果「それじゃあっ!」パァッ

にこ「んっと…その…」

にこ「ほ、穂乃果さえ良ければ、一緒に行ってくれますか?」


にこ(な、なんで敬語になってるのよっ!?///)


穂乃果「うん、もちろん!むしろこっちの方が、誘ってくれたのを感謝したいくらいだよっ!」

にこ「そ、そう…///」

穂乃果「うんっ!」

6: 2015/12/24(木) 00:28:33.16 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「ん、それじゃあ、えっと…穂乃果はこのまま行ける感じなの?」

穂乃果「あ、うん!うちに連絡だけいれればすぐにでも行けるよっ!」

にこ「ああ…私もいれないとね」

にこ「それじゃ、お互い連絡入れたら一緒に行きましょうか?」

穂乃果「うん!」

にこ「っと、その前に…ひとつ確認しておきたいんだけど」

穂乃果「ん?なになに?」

にこ「実はね、この"カップル限定超豪華特典"ってやつで豪華ディナーも無料でついてくるみたいなんだけど…」

穂乃果「食べるっ!!」

にこ「………即決なのね」

穂乃果「だって、豪華ディナーだよっ!それが無料なんて、食べないともったいないよっ!!」

にこ「ふふっ…そうね」

にこ「それじゃあ、夕飯もいらないって伝えとくようにするわ」

穂乃果「うん!穂乃果もそう伝えとくねっ!」

にこ「ええ、お願い」

7: 2015/12/24(木) 00:30:26.92 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「よしっとじゃあさっそく…」ピッ

穂乃果「あっ、お母さん?うん、今日はにこちゃんとデートすることになったから晩御飯いらないからっ!」

にこ「なっ!?///」


にこ(で、デートって…///)

にこ(でもそうね…2人っきりで遊園地ってなるとデートってことになるのかしらね…)

にこ(しかもクリスマスイブに…)

にこ(…あれ?クリスマスイブにデートなんて…まるでこいびとみたいな…)

にこ(…///)カァッ


穂乃果「にこちゃん!」

にこ「はいぃっ!!」ビクッ

8: 2015/12/24(木) 00:31:16.60 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「え、えっと…穂乃果の方は電話終わったけど?」

にこ「へ?」

穂乃果「いや、にこちゃんはまだ電話してないみたいだけど、いいのかな?って」

にこ「っ!?」ハッ

にこ「そ、そうねっ!ちょっと考え事しちゃってたから!」

にこ「い、今すぐかけるからちょっと待っててちょうだい!」

穂乃果「う、うん」

にこ「あ、もしもし?マ…お母さん?うん、あのチケットなんだけど…」

10: 2015/12/24(木) 00:33:31.70 ID:s/YLmZLe0EVE.net
* * *

にこ「ふぅ…おまたせ」

穂乃果「ううん、大丈夫だよ~」

にこ「えっと、一応確認しとくけど、本当にこのまま向かっても大丈夫?」

穂乃果「うん!もともと軽くお買い物する感覚でブラブラしてたから、大丈夫だよ!」

穂乃果「あ…でも…チケット代払わないといけないなら、戻ってお母さんにお願いしないと…」

にこ「いやいやいやいや、もともと抽選でタダでもらったチケットだからお金はいいわよっ!!」

穂乃果「わぁ!ありがとう、にこちゃんっ!!」

にこ「だからいいっての…///」

11: 2015/12/24(木) 00:34:42.33 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「あっ…でも、デートなら…もっとおしゃれな服に着替えないと…」

にこ「なっ…///」

穂乃果「そうだよね…これがにこちゃんとの初デートになるんだし…」

にこ「あーーーーー///もう、女同士で出掛けるだけなんだから、服装なんて気にしなくてもいいわよっ!!」

穂乃果「え?でも…にこちゃん、なんか可愛い服着てるし…」

にこ「だあーーーー///穂乃果の服だってそこそこ可愛いわよっ!!///」

穂乃果「ほんとっ!?」パァッ

にこ「本当だから…ほらっ、さっさと行くわよ?」

穂乃果「うん!」

12: 2015/12/24(木) 00:36:02.00 ID:s/YLmZLe0EVE.net
* * *

--遊園地前・パスポート引換窓口--

にこ「一般窓口はすごい並んでるのに…このパスポートの交換だと全然並ばずに来れたわね…」

穂乃果「さすが"カップル限定超豪華特典"だねっ!!」

にこ「そうね…」

穂乃果「あ、前のカップルの人達が買い終わったみたいだよっ!!」

にこ「ん、それなら行きましょうか?」

穂乃果「うん!」

13: 2015/12/24(木) 00:37:44.09 ID:s/YLmZLe0EVE.net
係員「いらっしゃいませ~」

にこ「えっと…このパスポートなんですけど…」

係員「はい、たしかに」

係員「確認させてもらいますが…おふたりはカップルということでよろしいでしょうか?」

にこ「いや…友達で…」

穂乃果「はいっ!カップルですっ!!」

にこ「ちょっ!?あほのかっ!///」

係員「ふふふっ…そちらのお客様は照れ屋さんなんですね」

穂乃果「そうなんですよ~」

にこ「っ////」

14: 2015/12/24(木) 00:41:51.11 ID:s/YLmZLe0EVE.net
係員「それではカップルの証明の方をお願いします」

にこ「へ?」

係員「こちらの裏面の注意事項にも記載しているのですが…」

係員「当パスポートの引換の際にカップルの証明をしていただき、それを写真に収めさせてもらいます」

係員「その写真を貼ったパスポートが当園の"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"となりますので、首にぶらさげて園内を歩くようにしてください」

にこ「えっと…その方法を確認させてもらってもいいですか?」

係員「どうぞ~それではこちらの裏面に記載されている注意事項をご確認ください」

係員「また、お連れの方は、そちらの方に証明方法について記述した看板もあるので、よろしければご覧ください」

穂乃果「あ、じゃあ穂乃果は看板の方で確認するねっ!」

にこ「ええ、そうしてちょうだい」

16: 2015/12/24(木) 00:43:26.64 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「えっと…なになに…」チラッ


----------------------------------
■当パスポートでのカップルの証明について

係員が撮影させてもらいますので、
その係員の前でキスをしてください



にこ(きききききき、きすっ!?////)カァッ

17: 2015/12/24(木) 00:44:13.61 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ(いやいやいやいや、なんでパスポートの引き換えにキスしないといけないのよっ!!///)

にこ(お、落ち着いて…落ち着くのよ矢澤にこ…)

にこ(きっと落ち着いて読み返せば…何かしら別の方法も…)チラッ


----------------------------------
■当パスポートでのカップルの証明について

係員が撮影させてもらいますので、
その係員の前でキスをしてください


※キスをする箇所についてはどこでもOKです
----------------------------------

にこ(な、なんだ…どこでもいいのね…)ホッ

にこ(ん~…手の甲にキスあたりなら…まあいいかしらね…)

にこ(穂乃果の方も、看板で確認してるみたいだし、まあ大丈夫でしょ)

18: 2015/12/24(木) 00:44:52.36 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「え~っと…どれどれ~」チラッ

----------------------------------
■当パスポートでのカップルの証明について

係員が撮影させてもらいますので、
その係員の前でキスをしてください


穂乃果(きききききき、きすっ!?////)

19: 2015/12/24(木) 00:45:40.92 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果(ええっ!?キスしないとだめなのっ!?///)

穂乃果(いやいやいやいや看板にイラストまで描いて強調しなくても、キスくらいわかるけどっ!!///)

穂乃果(でもでも…ここでキスしないとパスポートはもらえないわけで…)

穂乃果(そうなると、豪華ディナーも食べれないってことだよね…)

穂乃果(うう~…もったいないよ~…)

穂乃果(でも…そのためには…にこちゃんとキス…)

穂乃果(…)チラッ

穂乃果(ん~…にこちゃんとなら…その…キスしてもいい…かな?)

穂乃果(うん、は、はじめてだけど…///お、女の子同士なら無効だよね!うん!)

21: 2015/12/24(木) 00:46:42.20 ID:s/YLmZLe0EVE.net
係員「ご確認いただけたでしょうか?」

にこ「あ、はい」

穂乃果「はっ、はいっ!///」

係員「それでは撮影の方に映らせていただきますね」

係員「では…どうぞ」

にこ「穂乃果、証明方法は確認したわよね?」

穂乃果「う、うん!まかせてっ!///」

にこ「それじゃ、お願いしていい?」

穂乃果「う、うん…///」

22: 2015/12/24(木) 00:47:14.88 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「えっと…目をつむっててくれた方がやりやすいかも…///」

にこ「へ?べ、べつにいいけど?」ツムリ

穂乃果「ん、ありがと///」


にこ(ん~…この感じだと、穂乃果はおでこにでもする気なのかしら?)

にこ(まあ…おでこなら別に問題ないわね…)


穂乃果「そ、それじゃあ…いきます…///」

にこ「うん」

23: 2015/12/24(木) 00:48:11.17 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「…///」スッ

にこ「…」

スー

穂乃果「……///」

にこ「……」


チュッ



穂乃果「………///」カァッ

にこ「……………………?」


チューーーーー

パシャッ


穂乃果「…///」ポー

にこ「っ!?っ!?////////」

24: 2015/12/24(木) 00:49:06.68 ID:s/YLmZLe0EVE.net
係員「はい、OKです」


穂乃果「…///」プハッ

にこ「っ!?///」プハッ


係員「いやあ、お客様達の前にも数組写真をとりましたけど…」

係員「ここまで濃厚な写真は本日はじめてですよ~」

穂乃果「そ、そうなんですね…///」

にこ「…///」プルプル

係員「はい、ふたりのラブラブっぷりをみせていただきありがとうございました」

穂乃果「い、いえ…///」

にこ「…///」プルプル

係員「それでは、こちらの写真でパスポートを作成してくるので少々お待ちください」

穂乃果「は、はい…///」

にこ「…///」プルプル

25: 2015/12/24(木) 00:51:59.95 ID:s/YLmZLe0EVE.net
係員「おまたせしました~それではこちらがパスポートになります」

係員「首から下げるタイプになっているので、当園内では常に首からさげているようにしてくださいね」

穂乃果「は、はい…///」

にこ「…///」プルプル

係員「簡単に"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"の特典についてご説明させていただきますと…」

係員「各アトラクションには当パスポート専用の列がありまして、他のお客様よりも最優先でのご案内となり混雑を気にせずお楽しみいただけます」

係員「また園内各所にある飲食店は屋台での出店を含めて最低1品以上このパスポートで無料でいただけるメニューがあります」

係員「ただしそのメニュー以外に関しましては通常料金でのご提供となるためご了承ください」

係員「また、展望台最上階のレストランについてのみ時間の指定があり、特典の内容は豪華ディナーコースが無料でのご提供となります」

係員「みなさまからご好評いただいているレストランからの夜景も素敵なものとなっているので、お時間になりましたら是非ともご利用くださいませ」

穂乃果「わあっ!本当に超豪華特典だねっ!!」

にこ「…///」プルプル

係員「はい、ありがとうございます」

26: 2015/12/24(木) 00:53:14.11 ID:s/YLmZLe0EVE.net
係員「"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"の特典についての説明は以上になりますが、何かご質問は?」

穂乃果「あ、大丈夫ですっ!」

にこ「…///」プルプル

係員「そうですか、それでは…」

係員「一応こちらに"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"の特典についてまとめたパンフレットがあるので、お渡ししておきますね」

係員「それと他にも何か質問があれば園内のスタッフにお気軽にお尋ねくださいね?」

係員「それでは当園をごゆっくりとお楽しみくださいませ」

穂乃果「はいっ!それじゃ、いこ?にこちゃん!」

にこ「…///」プルプル

穂乃果「にこちゃ~ん…」アセアセ

にこ「っ!?」

穂乃果「い、行こう?」

にこ「え、ええ…」

係員「いってらっしゃいませ~」

28: 2015/12/24(木) 00:54:42.77 ID:s/YLmZLe0EVE.net
--遊園地・入場ゲート内--

穂乃果「わぁ~中にはいるとすごいね~さすが人気の遊園地だねっ!!」パァァ

にこ「…」

穂乃果「に、にこちゃ~ん」オロオロ

にこ「穂乃果…」

穂乃果「は、はいっ!」ビクッ

にこ「ちょっと端の方いくわよ?」

穂乃果「へ?う、うん…」

29: 2015/12/24(木) 00:56:28.35 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「え、えっと…端の方についたけど?」

にこ「……んでよ…」

穂乃果「ふぇ?」

にこ「ぬわぁんで、くちびるにキスしてきたのよっ!!ファーストキスだったのよっ!!///」

穂乃果「ほ、穂乃果だってはじめてだったんだよっ!!」

にこ「そ、そう…///」

穂乃果「うん…///」


ほのにこ「「………////」」


にこ「じゃなくてぇっ!!」クワッ

穂乃果「ふぇっ!?」ビクッ

30: 2015/12/24(木) 00:57:45.79 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「なんでキスならどこでもOKって書いてあるのに、くちびるにしてきたのかを聞きたいのっ!?」

穂乃果「ええっ!?そ、そうだったのっ!?」

にこ「え?」

穂乃果「え?」

にこ「いや、あんた看板に書いてある方法確認したんでしょ?」

穂乃果「う、うん…係員さんの前でキスしてくださいって言葉と、男の人と女の人がくちびる同士でキスしてるイラストの看板を…」

にこ「へ?」

穂乃果「え?」

にこ「それだけ?」

穂乃果「う、うん…だからくちびるにしないと…豪華ディナーが食べれなくなっちゃうって思って…」

にこ「え…じゃ、じゃあ"キスをする箇所についてはどこでもOKです"っていう文章は…」

穂乃果「えっと…見た覚えがないです…」

にこ「そ、そう…」

穂乃果「うん…」

にこ「はぁ~~~~~~~~」

穂乃果「に、にこちゃん?」

31: 2015/12/24(木) 00:59:02.91 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「わかったわよ…」

穂乃果「え、えっと…」

にこ「この遊園地に入るにはキスをするしかなかった」

にこ「女同士なんだからファーストキスの件は無効…これでいきましょ?」

穂乃果「う、うん」

にこ「はあ~…そう考えると、誘っちゃって悪かったわね…」

穂乃果「え?」

にこ「穂乃果の言葉に甘えてカップル向けのパスポートで入場しようとしたばかりに、にこなんかとキスする事態になっちゃって…」

にこ「悪かったね…こんなことになるなら、誘わない方が…」

穂乃果「そ、そんなこと言わないでよっ!!」

にこ「ほ、穂乃果?」

32: 2015/12/24(木) 00:59:57.41 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「にこちゃんに誘われてうれしかったんだからっ!」

穂乃果「それににこちゃんとならキスしてもいいって思ったんだから、そんなこといわないでよっ!!」

にこ「ふぇ?///」

穂乃果「いくら私だからって本当に嫌ならキスしないよっ!」

穂乃果「ちょっと考えて、それでにこちゃんとならキスしていいって思ったからしたんだよっ!!」

にこ「ちょ、ちょっとっ!?///」

穂乃果「そ、それに実際にこちゃんとキスしてみたら、結構いいかんじだったんだからっ!!」

にこ「そ、そう…////」カァッ

穂乃果「っ!?////」カァッ

穂乃果「う、うん…/////」モジモジ


ほのにこ「「………////」」

33: 2015/12/24(木) 01:01:03.81 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「こ、こほん…あ~~~な、なんかのどかわいちゃったわね~///」

穂乃果「ほぇ?」

にこ「ほ、ほらっ!せっかく、1dayパスポートでタダで飲み物ももらえるんだし!」

にこ「せっかくだからどこかで飲み物をもらって休憩しましょ?」

穂乃果「う、うんっ!」

にこ「たしか、このパスを店員にみせればいいのよね?」ジー

穂乃果「そうそう!このパスを…」ジー


ほのにこ「「………////」」カァッ


にこ「れ、冷静に考えると…///このパスの恩恵を受けるには、この穂乃果とのキス写真を店員に見せないといけないのよね…///」

穂乃果「う、うん…そうだね…///」

34: 2015/12/24(木) 01:01:54.72 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「ああっ!もうっ!!"無料になる代わりに恥ずかしい思いをしないといけないっ!"そういうルールだってわりきりましょっ!?」

にこ「いいわねっ!?」

穂乃果「いや…さすがにそれはムチャな気が…」

にこ「ムチャでもなんでもっ!そうでも思い込まないとやってられないでしょーがっ!///」

穂乃果「た、たしかに…///」

にこ「でしょっ!だからそういう方向でいくわよっ!」

穂乃果「う、うんっ!」

にこ「よし、そうと決まればいきましょ?」

穂乃果「あっ!まって、にこちゃんっ!」スッ

35: 2015/12/24(木) 01:02:37.38 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「………えっと、一応聞くけど…」

穂乃果「うん」

にこ「なんで手を差し出したの?」

穂乃果「いや、手をつなごうと思って?」

にこ「ぬぁわんでよっ!」

穂乃果「ほ、ほら!カップル向けのパスポートつけてるしっ!」

穂乃果「手をつないでた方がカップルとして自然なんじゃないかな~って」

にこ「…」

穂乃果「ど、どうかな?」

にこ「…まあ一理あるかもしれないわね…」

穂乃果「だからさ、ね?」

にこ「…わかったよ」スッ

穂乃果「っ!」パァァ

穂乃果「ありがと、にこちゃん♪」ギュッ

にこ「はいはい」ギュッ

36: 2015/12/24(木) 01:03:08.73 ID:s/YLmZLe0EVE.net
--遊園地・フードコートエリア--

店員「いらっしゃいませ~」

にこ「すいません、このパスで飲み物が欲しいんですけど…」スッ

店員「…///」

にこ「あの…」

店員「はっ!しょ、少々お待ちくださいっ!」

店員「ただいまお作りしますので、この番号札をもってお席でお待ちくださいませ!」

にこ「はい」

穂乃果「どんな飲み物がくるんだろうね~」

にこ「この際、飲めればなんでもいいわ…いまのやりとりでものどかわいたし…」

穂乃果「あはは…」

37: 2015/12/24(木) 01:03:48.91 ID:s/YLmZLe0EVE.net
* * *

店員「おまたせしました~"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"特典の特製ドリンクになりま~す」


穂乃果「こ、これは…///」

にこ「確かに何でもいいとはいったけど…///」

にこ「なんでことりのメイド喫茶にいった時に出されたカップルジュースの豪華版みたいなのが出てくるのよっ!!///」

穂乃果「しかもこれ…ストローの距離がだいぶ近いよね…」

にこ「…そうね」


ほのにこ「「………////」」


にこ「だあーーー"無料になる代わりに恥ずかしい思いをしないといけないっ!"」

穂乃果「っ!?」

にこ「…………飲むわよ///」

穂乃果「うん///」

38: 2015/12/24(木) 01:04:34.02 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「じゃあ、まず私がストロー咥えるわね」パクッ

穂乃果「うん」

にこ「…」クイックイッ

穂乃果「じゃあ、穂乃果も~」

コツン

にこ「………」ジトー

穂乃果「わざとじゃないよっ!?普通に咥えようとしただけだって!」

穂乃果「それでも鼻がぶつかっちゃったんだよ~」

にこ「…」プハッ

にこ「それなら…にこが咥える時にちょっと顔を右に傾けるから、あんたも右に傾けて咥えなさい」

穂乃果「うん、わかった!」

にこ「それじゃ…」パクッ

穂乃果「うん…」パクッ


ほのにこ「「………////」」


ほのにこ((そ、想像以上に近い…////))ズズッ

39: 2015/12/24(木) 01:05:09.72 ID:s/YLmZLe0EVE.net
--遊園地・ジェットコースター--

にこ「まず何乗りたい?」

穂乃果「ジェットコースターっ!!」

にこ「…いや、あんたしょっぱなからジェットコースターって…」

穂乃果「え~…だめ?」

にこ「いや、別にいいけど…」

穂乃果「それなら行こうっ!!」

にこ「はいはい…」

40: 2015/12/24(木) 01:05:50.85 ID:s/YLmZLe0EVE.net
* * *

穂乃果「ふぃ~たのしかったね~」

にこ「そうね~パスのおかげで並ばずに乗れたし」

穂乃果「でも…にこちゃん最初の登るところ…すっごく怖そうにしてた気がするけど…」ニヒヒッ

にこ「…それを言ったらあんただって…頂上の直前あたり、小さな声でにこの名前を連呼してたでしょ?」

穂乃果「ええっ!?聞こえてたのっ!?」アセアセ

にこ「えっ!?本当に言ってたのっ!?」

穂乃果「あ…////」カァッ

にこ「ふふんっ穂乃果もそういうところで怖がりなのね~」ニヤニヤ

穂乃果「つ、つぎののりもの行こうっ!つぎっ!!///」

にこ「はいはい…」ニヤニヤ

41: 2015/12/24(木) 01:06:22.04 ID:s/YLmZLe0EVE.net
--遊園地・コーヒーカップ--

にこ「コーヒーカップね…」

穂乃果「なんでそんなリアクションなのっ!?」ガーン

にこ「いやだって…コーヒーカップでしょ?」

穂乃果「むぅ…コーヒーカップだって楽しいんだからっ!ほら、行くよっ!にこちゃん!」グイグイ

にこ「だぁ~わかったから引っ張るじゃないわよっ!!」

42: 2015/12/24(木) 01:06:56.86 ID:s/YLmZLe0EVE.net
* * *

穂乃果「そーれそーれっ!!」グルグルッ

にこ「へぇ~結構はやく回転するのね、これ」グルグルッ

穂乃果「そうだよ~海未ちゃんと乗ると、こんなに回すと怒られるんだけどね…」グルグルッ

にこ「まあそうでしょうね…」グルグルッ

穂乃果「でもにこちゃんは一緒になって回してくれるから楽しいよっ!」グルグルッ

にこ「…まあ以外と楽しいわね」グルグルッ

穂乃果「でしょっ!?よ~~しペースあっぷだよっ!!」グルグルッグルグルッ

にこ「ふふっまかせなさいっ!!」グルグルッグルグルッ

穂乃果「まだまだ~~っ!」グルグルッグルグルッ

にこ「っ!!」グルグルッグルグルッ

43: 2015/12/24(木) 01:07:46.91 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「お゛お゛お゛かなりスピーーーードあがってきたーーーー」グルグルッグルグルッ

にこ「…」グルグルッ

穂乃果「まだまだいくよ~~~~~~」グルグルッグルグルッ

にこ「…」ポテッ

穂乃果「に、にこちゃんっ!?///」グルグルッグルッ

穂乃果「きゅ、急に穂乃果によりかかってきてどうしたのっ!?///」グルグルッ

にこ「もう…がまん…できないの…」

穂乃果「ふぇ?///そ、そんな…////こんな…コーヒーカップでなんて…////」グルッ

にこ「すぴーど…ですぎて…まっすぐ…すわってられな…」ピトッ

穂乃果「ふぇ…///」

にこ「…もとの体勢に…もどれ…ないわ…」

穂乃果「あはは…さすがに…スピード出しすぎちゃったね…」

44: 2015/12/24(木) 01:08:23.16 ID:s/YLmZLe0EVE.net
--遊園地・レストランゾーン--

にこ「まさか…コーヒーカップでこんなに体力使うとは思わなかったわ…」ゲッソリ

穂乃果「あはは…でも楽しかったでしょっ?!」

にこ「ん、まあそうね」

穂乃果「私もにこちゃんとコーヒーカップのれて楽しかったよっ!!」

にこ「ふふっ…それなら良かったわ」ニッコリ

穂乃果「…///」ポー

にこ「ん?どうしたの?穂乃果?」

穂乃果「ふぇ?///な、なんでもないよっ!?」

にこ「そう?」

45: 2015/12/24(木) 01:09:12.86 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「なんかボーっとしてたように見えたから…」

穂乃果「だ、大丈夫だって!ただ、ちょっとお腹すいてきたな~って…」

にこ「あ~そうね…」

にこ「それなら、今歩いてるのがちょうどレストランゾーンだし、お昼にしましょうか?」

穂乃果「おおっ!いいねっ!!」

にこ「お昼時だからなんかどこも混んでる感じだけど…」

穂乃果「あ~…そうだね…」

にこ「でもまあ、このパスでしか座れない専用の席とか用意してるお店があるみたいだし」

にこ「そこに行ってみましょ?それなら並ばずに食べれるかも」

穂乃果「おおっ!さすがにこちゃん!!」

にこ「ふふんっ、まかせなさいっ!!」

にこ「えっとお店は~…うん、むこうの方みたいねっ!!行きましょ?」

穂乃果「うんっ!」

63: 2015/12/24(木) 23:06:29.40 ID:s/YLmZLe0EVE.net
--遊園地・レストラン--

にこ「いやね…あのパス専用の席だからさ…カップル向けとは覚悟はしてたわよ?」

穂乃果「…///」

にこ「でもね…///」

穂乃果「うん…///」

にこ「なんで二人座れるギリギリなスペースなうえ、両サイドとも内側に傾いてるのよ…///」ピトッ

穂乃果「ふ、ふつうに座るだけでぴったりくっついちゃうね…///」ピトッ

にこ「そうね…///」

穂乃果「うん…にこちゃん…あったかい…////」

にこ「なっ…////」カァッ

にこ「…ほ、穂乃果だって…あ、あったかいわよ…///」

穂乃果「うっ…////」カァッ

穂乃果「あ、ありがと…////」

にこ「ええ…////」


ほのにこ「「……/////」」


店員「おまたせしました~」


ほのにこ「「っ!?」」ビクゥッ

64: 2015/12/24(木) 23:07:27.97 ID:s/YLmZLe0EVE.net
店員「こちら"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"特典の特製2つの味が楽しめるハーフ&ハーフパスタでございま~す」

にこ「…予想に反して、普通に2種類のパスタが半分ずつのったやつが出てきたわね…」

穂乃果「…う、うん」

店員「それではごゆっくりどうぞ~」

にこ「えっ!?ちょ、ちょっと、すいませんっ!!」

店員「はい?どうしましたか?」

にこ「あのフォークが1つしかないんですけど…」

店員「はい、カップル限定なので」ニッコリ

にこ「へ?」

店員「カップルのおふたりならフォークがひとつあれば充分ですよね?」

にこ「えっ!?…………って、あ////」

穂乃果「ほぇ?」

店員「それでは改めて、ごゆっくりどうぞ~」

65: 2015/12/24(木) 23:08:21.89 ID:s/YLmZLe0EVE.net
穂乃果「え、えっと…にこちゃん?」

にこ「…///」

穂乃果「あの…ど、どういう意味かなぁ~って…」

にこ「…こういう意味よ…///」クルクルッ

穂乃果「ほぇ?」

にこ「はい、あ~ん…///」スッ

穂乃果「ふぇっ!?///」カァッ

にこ「ひ、ひとつしかないんだから、仕方ないでしょっ!!///」

にこ「わ、私だって恥ずかしいんだから!は、早く食べなさいよっ!!///」

穂乃果「う、うん…///」

66: 2015/12/24(木) 23:09:11.31 ID:s/YLmZLe0EVE.net
* * *

店員「ありがとうございました~」

にこ「うう…///結局、お互いに食べさせあって、完食しちゃったわね…///」

穂乃果「う、うん…////」

穂乃果「あ、でも途中で気づいちゃったんだけどさ」

にこ「へ?なにに?」

穂乃果「フォーク1本でも…お互い交互に自分で食べれば、普通に食べれるんじゃないかな~って」

にこ「あ…」

穂乃果「…ね?」

67: 2015/12/24(木) 23:10:27.31 ID:s/YLmZLe0EVE.net
にこ「ね?…じゃないわよ~~~~っ!!///」

にこ「もう、あほのかっ!なんでそれを早く言わなかったのよっ!!////」ウガーー

穂乃果「ほえっ!?い、いやだってっ!!」オロオロ

にこ「だって、なによっ!?」

穂乃果「そ、その…////に、にこちゃんに食べさせてもらうのって…なんかいいなぁ~って思って…////」モジモジ

にこ「っ!?////」カァッ

にこ「そ、そう…///」

穂乃果「うん…////」


ほのにこ「「……/////」」


にこ「だあーーーーもう次のアトラクション行くわよっ!!///」

穂乃果「う、うんっ!!」

69: 2015/12/25(金) 00:21:11.84 ID:She7DuGr0XMAS.net
--遊園地・お化け屋敷--

穂乃果「あっ、お化け屋敷だっ!」

にこ「…お化け屋敷にもカップル限定ってあるのね…」

穂乃果「ねえねえ、はいってみようよ~」

にこ「いや…女二人で入るってどうなのよ…」

穂乃果「え~…おもしろそうだよ?行ってみようよ~」

にこ「いや、まあ…あんたがそんなに行きたいなら行くわよ…」

穂乃果「わ~い!じゃあ、さっそくいこっ!」

にこ「はいはい、わかったわよ~」

70: 2015/12/25(金) 00:21:59.47 ID:She7DuGr0XMAS.net
* * *

穂乃果「う゛う゛…ヒクッ…怖かったよぉ~」トボトボ

にこ「いや…泣くほど怖がるなら、最初っから入ろうとするんじゃないわよ…」

穂乃果「だって…ヒクッ…こんなに怖いなんて思わなかったんだもん…グスッ」トボトボ

にこ「まあ…カップル限定のせいか…怖がる穂乃果に、やたら気合いをいれておばけが群がってたからね…」

穂乃果「うう…ひどいめにあったよぉ~…グスッ…」トボトボ

にこ「あ~はいはい、そんなに落ち込まないの…」

にこ「ほら、すぐそこに広場があるから、とりあえずベンチで休みましょ?」

穂乃果「………うん」コクリ

71: 2015/12/25(金) 00:22:32.33 ID:She7DuGr0XMAS.net
--遊園地・広場--

にこ「はい、座って…」

穂乃果「うん…グスッ…」スッ

にこ「まだ怖いの?」

穂乃果「………うん」

にこ「はあ~仕方ないわね…」

にこ「ほら、穂乃果…力抜いて?」

穂乃果「…うん」


にこ「よっと」グイッ

穂乃果「………ふぇ?」ポスッ

72: 2015/12/25(金) 00:23:09.32 ID:She7DuGr0XMAS.net
にこ「あんたが落ち着くまで…わたしの足を枕代わりにしていいから…」

にこ「しばらくは、こうしてなさい…」ナデナデ

穂乃果「ふわぁ…」

にこ「ふふっ…安心したら眠くなっちゃった?」ナデナデ

穂乃果「………うん」ボー

にこ「うん、それなら寝ちゃってもいいわよ?」フフッ

穂乃果「……」コクリ

穂乃果「…」

穂乃果「…」スヤー

にこ「うん…ゆっくり休んどきなさい」ニコッ

73: 2015/12/25(金) 00:24:25.39 ID:She7DuGr0XMAS.net
* * *

穂乃果「…ん」モゾモゾ

にこ「あら?起きたの?穂乃果?」

穂乃果「…ふぇ?…にこちゃん?」ボー

にこ「うん、そうよ~」

穂乃果「…なんでうちにいるの?」ボー

穂乃果「………それになんか枕がいつもより気持ちいい…」スリスリ

にこ「ここはあんたの家じゃなくて、遊園地の広場のベンチよ~」

にこ「ついでに枕は、宇宙No.1アイドルの膝枕よ?寝心地いいに決まってるでしょ?」

穂乃果「そっか~遊園地の広場のベンチか~」ムニャ

にこ「ええ、そうよ」

穂乃果「それに…にこちゃんがひざまくらしてくれてるんだね~」モニョモニョ

穂乃果「どうりできもちいいとおもったよ~」スリスリ

にこ「お、宇宙No.1アイドルって単語だけで、にこの名前が出てくるのは褒めてあげるわ」

穂乃果「えへへ~…それほどでも~」ニヘラ

74: 2015/12/25(金) 00:25:52.70 ID:She7DuGr0XMAS.net
穂乃果「それにしても…にこちゃんのひざまくらか~」スリスリ

にこ「うん、そうよ~」

穂乃果「ん~ねごこちいいな~」ニヘラ

にこ「はいはい、ありがとね」

穂乃果「うん…」ムニャムニャ

にこ「でも、よだれはたらさないでほしいかな~」

穂乃果「………ふぇ?」

にこ「スカートよごれちゃうでしょ?」

穂乃果「ご、ごめんなさい…にこちゃん…」

穂乃果「…」

穂乃果「………ん?…にこ…ちゃん?」

にこ「はいはい、さっきっから返事してあげてるでしょ?」

穂乃果「っ!?///」パッチリ


にこ「おはよ、穂乃果もう怖くないかしら?」ニコッ


穂乃果「~~~~~~っ/////」カァッ

75: 2015/12/25(金) 00:26:41.20 ID:She7DuGr0XMAS.net
穂乃果「えっ!?あれっ?!ちょっ!?///」

にこ「ほらほら、暴れるんじゃないわよ…よだれふいてあげるから」フキフキ

穂乃果「あ、ありがと…」ヌグワレ

穂乃果「じゃ、なくて~~~~っ!!////」

にこ「どうしたのよ?」

穂乃果「ど、どうしたのよ?じゃないよ~~~////」アワアワ

穂乃果「えっ、えっと…穂乃果ってどのくらい寝ちゃってたのっ!?」

にこ「ん~そうね~」

にこ「ざっと20分くらいかしら?」

穂乃果「20分も…///にこちゃんのふともものうえで…///」

にこ「ん?どうしたの?穂乃果?」

穂乃果「いやいやいや…///な、なんでもないよっ!!」アセアセ

76: 2015/12/25(金) 00:27:27.35 ID:She7DuGr0XMAS.net
穂乃果「そ、それよりごめんねっ!!せっかくの遊園地なのに…20分も寝ちゃってて…」

にこ「別にいいわよ~」

穂乃果「で、でもぉ…」

にこ「あんたの寝顔を間近に観察できたし、そう悪くない光景だったわよ~」ニヤニヤ

穂乃果「~~~っ!/////」

にこ「今もあんたの照れた顔なんて、貴重なものも見せてもらってるし~」ニヤニヤ

穂乃果「も、もうっ!!///」

穂乃果「に、にこちゃんのおかげで元気になったし、つぎのアトラクションいこっ!!///」

にこ「はいはい、わかったわよ~」

78: 2015/12/25(金) 00:52:14.78 ID:She7DuGr0XMAS.net
--遊園地・メリーゴーランド--

穂乃果「よしっ!メリーゴーランドのろうっ!!」

にこ「いや…メリーゴーランドってあんた…」

穂乃果「ほら、最近は乗る機会とかないし!」

にこ「うん、そりゃあなかなかないと思うわ…」

穂乃果「ほらっ!カップル限定もあるみたいだよっ!?」

にこ「なんであるのよっ!?」ガーン

にこ「そして、なんかイヤな予感しかしないんだけどぉっ!?」ダラダラ

穂乃果「そんなことないってっ!ほら、行こうっ!!」グイグイ

にこ「いや、ちょっ!?ひっぱるんじゃないわよ~~~」ズルズル

79: 2015/12/25(金) 00:53:54.40 ID:She7DuGr0XMAS.net
* * *

にこ「ハァハァ…///な、なんで2人乗り用の白馬なんて用意されてるのよ…////」グッタリ

穂乃果「いや~ひさびさに乗ると楽しいね~」ホクホク

にこ「恥ずかしいだけだったっての…///」

穂乃果「え~…メリーゴーランドの2人乗りなんてめったにできない体験じゃんっ!」

穂乃果「穂乃果としてはおもしろかったんだけどな~」

にこ「わたしとしてはギャラリーからの視線が気になってしょうがなかったわよ…///」カァッ

穂乃果「ええっ!?そんなに見られてたのっ!?///」

にこ「いやいやいやいや、ガン見されてたうえに写メまで取られてた気がしたんですけどっ!?///」

穂乃果「そ、そうなのっ!?///」

にこ「そうだっていってるでしょーがっ!なんで気づいてないのよっ!?」

穂乃果「えっ!?…だ、だって…///そ、その…にこちゃんの背中につかまってのメリーゴーランドに夢中で…///」

にこ「なっ…///そ、そうだったの…///」

穂乃果「う、うん…////」


ほのにこ「「……/////」」


にこ「つ、つぎ行くわよっ!!///」

穂乃果「う、うんっ!///」

80: 2015/12/25(金) 01:00:34.11 ID:She7DuGr0XMAS.net
やっぱりイブ中の完結はムリだったうえに、山場だけ残ったよ…
クリスマス終了までには完結させたいけど、下手するとその翌日以降までかかりそうです…

88: 2015/12/25(金) 20:03:19.66 ID:She7DuGr0XMAS.net
--遊園地・占い--

穂乃果「ほぇ~占いだって~」

にこ「占いにもカップル限定があるのね…」

穂乃果「おおっ、本当だっ!しかも、有名な占い師さんみたいだよ?」

にこ「ふ~ん、って!この名前、今アイドル方面でもじわじわ人気が出てるアイドル占い師の人じゃないっ!」

穂乃果「アイドル占い師?」

にこ「そうよ~本業は占い師なんだけど、アイドルもはじめたら結構アイドル向けの性格してる人でね~」

にこ「しかも占いがよくあたることもあって、最近話題なのよ~」

穂乃果「ほぇ~すごいねっ!」

にこ「…ためしにいってみる?」

穂乃果「うんっ!!」

89: 2015/12/25(金) 20:05:05.10 ID:She7DuGr0XMAS.net
* * *


ほのにこ「「……/////」」


穂乃果「き、近年まれにみる相性の良さって言われちゃったね…////」

にこ「そ、そのレベルの相性になるには条件があったでしょーが…///」

穂乃果「そ、そうだったよねっ?!え、えっと…たしか~」

にこ「穂乃果は…そ、その…あ、愛する力がすごく強いという特徴があるが、それが強すぎて相手が疲れてしまうこともある…」

穂乃果「そ、そうだったねっ!///えっと…だから、その力を場合によっては抑えることや、その愛をぶつける相手の気持ちを考える必要がある…だったね」

にこ「そうだったわね…」

穂乃果「それでにこちゃんが~もっと素直になることっ!だよねっ!」

にこ「そ、そうね…///あとは自分1人で抱え込みがちな部分があるから、もっとパートナーに頼ったり甘えたりすること…だったわね」

穂乃果「でもたしかに…にこちゃんってそういう性格な部分あるよね~」

にこ「そ、それを言ったら穂乃果の方もそうでしょーがっ!」


ほのにこ「「……//」」


穂乃果「さ、さすがは有名占い師さんだったってことかな…///」

にこ「そ、そうね…///」

90: 2015/12/25(金) 20:07:08.23 ID:She7DuGr0XMAS.net
穂乃果「でもでもっ!お互いのそういった部分を直せれば、性別の壁だって軽々超えられるくらい抜群な相性のカップルだって!」

穂乃果「占い師さんはそう言ってくれたよねっ!!」

穂乃果「それならさ!性格的な部分を直すのはなかなか難しいかもしれないけど…」

穂乃果「私とにこちゃんで協力し合って、お互い頑張ってちょっとずつ直していけば、いつかは…」


にこ「いやいやいやいや…///な、なんでその壁を乗り越える前提で話を進めてるのよっ!?////」



穂乃果「ふぇっ!?////」



ほのにこ「「……////」」カァッ



穂乃果「いっ、いやっ!?ちがっ!っ!?ちが、違くないけどっ!?じゃ、じゃなてっ!///そ、そのっ!?あのっ!?////」アワアワ

にこ「…/////」

92: 2015/12/25(金) 20:17:20.65 ID:She7DuGr0XMAS.net
穂乃果「い、いやっ、ほらさっ!?///か、壁は越えなくても…そ、その…////」

穂乃果「その方法なら、こう…に、にこちゃんともっと仲良くなれるかなぁ~って…///思って…その…///」

穂乃果「………だ、だめかな?////」ウワメ

にこ「…だっ、ダメじゃないけど…////」

穂乃果「にこちゃん…///」ジーン

穂乃果「そ、それなら…」ウン


穂乃果「わ、わたし!これからはもっとにこちゃんの気持ちを考えれるようにガンバってみるよっ!!」


にこ「じゃ、じゃあ…」


にこ「わたしも!これからは穂乃果に素直に接したり、甘えたりできるように努力してみるわっ!!」


穂乃果「う、うんっ!//」パァァ

にこ「だから、その…//こ、これかも…よろしく…////」カァッ

穂乃果「こ、こちらこそ…よ、よろしくおねがいします…///」モジモジ


ほのにこ「「……/////」」


穂乃果「え、えっと…///」

にこ「…つ、つぎ、いきましょっ!?」

穂乃果「う、うんっ!」

95: 2015/12/26(土) 00:19:24.90 ID:zwF4Wyu80.net
--遊園地・プリクラコーナー--

にこ(な、なんか恥ずかしすぎて…さっき…肝心なところでセリフを噛んだ気がするわ…///)カァッ


穂乃果「あっ、見てみてっ!プリクラコーナーだっ!!」


にこ「っ!?」ビクッ


にこ「あ、そういえば穂乃果って、シール集めが趣味だったわね…」

穂乃果「わぁっ!穂乃果の趣味、覚えてくれてたんだねっ!!」パァァ

にこ「ふふんっ!当然でっ………」

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「…///」コホン

にこ「…えっと…μ'sのみんなのプロフィールは覚えようと頑張ったの…///」

にこ「だ、だから…穂乃果の趣味だって…ちゃんと覚えてるわよ…////」

穂乃果「に、にこちゃん…////」ジーン

96: 2015/12/26(土) 00:19:54.35 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「じゃ、じゃあ一緒に撮ろうっ…じゃなかったね…」

穂乃果「え、えっと…」

穂乃果「に、にこちゃんと一緒にプリクラ撮りたいんで、そ、その…」

穂乃果「い、一緒に撮ってもらえますか…?」

にこ「…///」

穂乃果「に、にこちゃん?」

にこ「ほ、穂乃果が撮りたいんなら、こ、断る理由なんてないわよ…///」

穂乃果「にこちゃんっ!///」

97: 2015/12/26(土) 00:21:34.34 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「よ~しっ!それじゃあ、カップル限定の筐体と専用フレームもあるみたいだし!さっそくそれで撮ろうねっ!」

にこ「へっ!?いや、ちょ、ちょっと待って穂乃果っ!?」

穂乃果「ふぇ?どうしたの?」

にこ「いやね?ここはひとつ…カップル限定じゃないのにしたらどうかな~って…ね?」

穂乃果「何言ってるの!にこちゃんっ!!」

にこ「は、はいぃっ!?」ビクゥッ

穂乃果「カップル限定筐体に専用フレームだよっ!?こんなの絶対レアものだよっ!?」

にこ「そ、それはそうだろうけど~…」

穂乃果「ここはシールコレクターとしても、ひけないところなんだよっ!!」

にこ「いや…うん…わかるけどね…そのぉ~…にこの意見もぉ~聞いて欲しいなぁ~…なんて?」キャピッ

穂乃果「うん、可愛くいっても穂乃果の意見は変わらないからね?」ニコッ

にこ「にこぉ…」

穂乃果「さあ、行くよっ!にこちゃんっ!!」ズルズル

にこ「いやああああ、絶対イヤな予感しかしないんだけどおおおおぉぉぉぉ」ヒキズラレ

穂乃果「だいじょ~ぶ、だいじょ~ぶ♪撮影なんて一瞬で終わっちゃうから~♪」ズルズル

98: 2015/12/26(土) 00:22:47.90 ID:zwF4Wyu80.net
* * *


穂乃果「いやぁ~満足満足♪」ホクホク

にこ「うう…////」

にこ「なんで普通のプリクラより中が狭いのよぉ…///」

にこ「なんで普通のプリクラよりフレーム内の映る部分の面積が極端に狭いのよぉ…/////」

にこ「なんでそのフレーム内に収まるための姿勢のサンプルなんてあるのよぉ…」

にこ「そしてなによりっ!なんでそのサンプルの姿勢が、2人が正面から抱き合って顔だけカメラ目線ってポーズなのよぉっ!!////」

穂乃果「いや、でも…その姿勢じゃないとフレーム内に収まらなかったよね?」

にこ「その姿勢が前提ってところが、そもそもおかしいのよぉっ!!////」ウガ-

99: 2015/12/26(土) 00:24:19.49 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「うぅ…///」

穂乃果「えっと…にこちゃんは…穂乃果と抱き合うのがそんなにいやだったの?」

にこ「へ?」

穂乃果「あはは…そうだよね…私としてはね…レアなプリクラが撮れるっていうのと、にこちゃんとプリクラが撮れるってことがすっごい嬉しくて…」

穂乃果「ついついにこちゃんのことをぐいぐいひっぱっちゃったけど…」

穂乃果「私の好きが強すぎて…にこちゃんに迷惑かけちゃったよね…」

穂乃果「あはは…さっき占いで注意されたばっかりなのにね…」

穂乃果「ごめんね…にこちゃん…その…「ち、ちがうのっ!!!」…ふぇ?」


にこ「穂乃果とプリクラを撮ったり、抱き合うこと自体はイヤなんてことは絶対ないわっ!!だからそんなに自分を責めないでっ!!!」


穂乃果「ふぇ?///に、にこちゃんっ!?////」カァッ

にこ「っ!?///」カァッ

にこ「ちょ…ちょっとだけ時間ちょうだい…////お、おちついたら、ちゃんと理由を話すから…///」

穂乃果「う、うん…////」

100: 2015/12/26(土) 00:30:59.53 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「ん、それじゃあ話すわね…」

穂乃果「うん」

にこ「私ってね…高校に入学してから今まで…そんなに仲がいい友達なんていなかったのよ…」

穂乃果「ええっ!?そんな風にはみえないよっ!?それに希ちゃんは前から友達だったんじゃ…」

にこ「希と普通に仲良くなったのは、希がμ'sに入った直後くらいからよ…その前まではせいぜい知り合いどまりよ…」

にこ「まあアイドル研究部の部員が私だけになる前には…ちょっとは友達と呼べるような子もいたんだけどね…」

にこ「部員が私だけになった後、いろいろ荒れちゃってた時期だからね…そんな状況で私と仲良くなる物好きなんていなかったのよ…」

穂乃果「にこちゃん…」

にこ「だ、だからねっ!!そんな状況になれちゃってて…その…素直に感情表現するのが苦手になっちゃって…」

にこ「そのうえね…『友達がいない状況だからこそ1人で頑張らないとっ!』っていう気持ちも強くなってね…」

にこ「ゆるんだ顔や泣き顔とか見せたら、誰かが声をかけてくるかもしれない…」

にこ「でも1人で頑張らないといけないんだから、誰にも声をかけてほしくない…って気負ってたらね…」

にこ「キャラでも作らないと可愛げもない…ツンツンした態度をとるめんどくさいヤツになっちゃったのよ…」

穂乃果「…」

101: 2015/12/26(土) 00:32:03.23 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「だからね?穂乃果は全然悪くないのよ…」

にこ「悪いのは、ひねくれちゃって素直に感情表現ができない私…」

にこ「そんな性格をしてるくせに、スキンシップには慣れてないから、すぐ照れちゃうし…」

にこ「ほら、私ってば褒められたりしても、すぐそっけない態度とか…よくとっちゃうでしょ?」

にこ「そういうのも…にこがこんなめんどくさい性格をしているせいよ…」

にこ「うん、だからあやまらないといけないのは私の方なのよ?ごめんね…こんな性格で…」


穂乃果「…うん、やっぱりあの占い師さんの占いってよく当たるんだね」


にこ「へ?穂乃果?」

穂乃果「やっぱりにこちゃんは一人でいろいろ抱え込み過ぎだったんだよ…」

穂乃果「だから、私に向かって素直にそれを伝えてくれたのは…」

穂乃果「すごくうれしかったよ?」ニコッ

にこ「穂乃果…」

102: 2015/12/26(土) 00:33:31.07 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「おかげでね、穂乃果も決心がついたよ…」

にこ「ほぇ?」


穂乃果「もう、にこちゃんがちょっとつれない態度をとっても簡単にはめげないっ!」

穂乃果「にこちゃんが『1人でガンバらないといけない』なんて思わないように…私、にこちゃんのために頑張るよっ!!」

穂乃果「穂乃果がにこちゃんのことを好きって気持ちをいっぱい伝えてあげるんだからっ!!」


にこ「ほ、穂乃果…///」


穂乃果「って言っても…たぶん、占いで言われたみたいに、行きすぎちゃうこともあると思うんだけどね…」アハハ

穂乃果「でもっ、その時は遠慮なくその気持ちを穂乃果に伝えてねっ!」

穂乃果「穂乃果なりに、せいいっぱいにこちゃんの気持ちを考えてみるからっ!!」


にこ「ほ、穂乃果…」ウルッ

103: 2015/12/26(土) 00:34:00.42 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「って、穂乃果だってそんなに頼りないのに、なんかえらそうにしっちゃったかなぁ~…」アハハ

にこ「……グスッ」プルプル

穂乃果「ふぇっ?!にこちゃんっ!?な、泣いてるのっ!?」アワアワ

にこ「なっ!?///泣いてなんか………///」グスッ

にこ「…」

にこ「………見ればわかるでしょ……そ、その…うれし泣きだけど…///」ゴニョゴニョ

穂乃果「にこちゃん…///」キュン

104: 2015/12/26(土) 00:34:35.58 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「………///」グスッ

穂乃果「…」ジー

にこ「……………穂乃果がさ…///」ボソッ

穂乃果「ん?」

にこ「……………穂乃果が私のためにがんばってくれるなら…」

にこ「……………肩…貸しなさいよね…///」ウワメ

穂乃果「にこちゃんっ!///」パァァッ


穂乃果「肩と言わずに、胸を貸してあげるからっ!落ち着くまで抱きしめてあげるからねっ!!」モギューーー


にこ「…………ありがと////」ギュッ

穂乃果「ううん♪遠慮しないでねっ!」モギューーー

105: 2015/12/26(土) 00:35:32.24 ID:zwF4Wyu80.net
* * *


にこ「ん、もう大丈夫よ…ありがとね…///」

穂乃果「ううん、どういたしまして♪」ニコッ

にこ「悪いわね…みっともないところ見せちゃって…」

穂乃果「ううん、全然いいよ~」

穂乃果「むしろにこちゃんのみっともないところを見せてくれたってことは…」

穂乃果「それだけにこちゃんが穂乃果に素直になってくれた証だもんねっ!」

にこ「なっ!///」

穂乃果「私の方こそ、ありがとっ♪」

にこ「ど、どういたしまして…////」

106: 2015/12/26(土) 00:36:32.35 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「だーーーーもうっ!せっかくの遊園地なんだから、これ以上は湿っぽい話はおしまいっ!!」

穂乃果「ふぇっ!?」

にこ「ほらっ!なんだかんだで結構いい時間になっちゃったし…」

にこ「豪華ディナーの開始時間から逆算すると、あと1アトラクションくらいしか行けない感じだしっ!」

にこ「最後のアトラクションは素敵な思い出になるように、思いっきり楽しみましょっ!!」

穂乃果「うんっ!!」

にこ「って…行くにも最後のアトラクション決めてないわね…」アハハ

にこ「えっと…穂乃果がのりたいやつとかある?」

穂乃果「ん~っと…あ、観覧車がいいかなっ!?」

にこ「観覧車ね!え~っと場所は…」

にこ「うん、あっちの方みたいねっ!!じゃあ、いきましょ?」

穂乃果「うんっ!!」

111: 2015/12/26(土) 20:16:29.72 ID:zwF4Wyu80.net
--遊園地・観覧車--

穂乃果「ほぇ~…近くで見るとすごく大きく感じるね~」

にこ「そうね~」prrrrr

にこ「って、ごめん…ちょっとうちから電話が…」prrrrr

穂乃果「ううん、大丈夫だよ」

にこ「え~っと…ここだと一般列の人達の話声とかで、ちょっと騒がしいから…」prrrrr

にこ「そうね…ちょっと向こうに見えるベンチのあたりで電話してくるわね?」prrrrr

穂乃果「うん、わかった!」

にこ「それじゃ、ちょっとだけ待っててね?」ピッ


にこ「にっこにっこにー、にこにーよ?あ、ここあ?どうしたの?」トテトテ


穂乃果「いってらっしゃ~い」フリフリ

穂乃果「ん~…にこちゃんが戻るまでどうしよっかな~」キョロキョロ

穂乃果「ん?なんだろ?この看板…えっと、この観覧車にまつわるうわさ?」

穂乃果「おおっ!ちょっとおもしろそうな内容っ!!」

穂乃果「どれどれ~…」

112: 2015/12/26(土) 20:17:48.73 ID:zwF4Wyu80.net
* * *

穂乃果「な、なるほど…///」

穂乃果「よ、よしっ…」グッ


にこ「おまたせ~」


穂乃果「っ!?」ビクッ

にこ「ん?どうしたの?」

穂乃果「ななな、なんでもないよっ!?え、えっと…どんな電話だったの?」

にこ「ん、ちょっとね~…ここあがね?」

にこ「"ママが買ってきてくれたお菓子がすっごくおいしいよっ!だから、にこにーの分をとっておいてあげるねっ!"」

にこ「って内容の電話をね?」

穂乃果「ふふっ、ここあちゃん、お姉ちゃん思いなんだね!」

にこ「なっ…////べ、別にっ…………その…あ、ありがと///」

穂乃果「ううん、お礼なんていいよ~本当の事を言っただけだもん」

にこ「そ、そう…///」

穂乃果「うん♪」

113: 2015/12/26(土) 20:19:59.41 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「うぅ…///穂乃果に素直に接するように努力するって宣言しちゃったから、頑張ってみてるけど…」

にこ「なんかそれだけのことなのに、すっごい恥ずかしいわ…///」

穂乃果「私としては、素直でかわいいにこちゃんを見ることができるうえに、恥ずかしがってかわいいにこちゃんまで見れてすっごくうれしいよ?」ニコニコ

にこ「なっ…///」

穂乃果「それにね…"素直な態度をとると恥ずかしい"っていうのは慣れてくれれば、段々なくなってくると思うんだ~」

穂乃果「だから、にこちゃんには恥ずかしさに負けずに…どんどん穂乃果に素直に接してくれるとうれしいなっ!!」

にこ「穂乃果…////」

穂乃果「はっ!?え、えっと…また言いすぎちゃってたり…」アセアセ

にこ「大丈夫よ…」

穂乃果「ふぇ?」

114: 2015/12/26(土) 20:22:07.35 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「穂乃果がそういう風にいろいろ私の事を考えてくれるのは…その…嬉しいから///」

穂乃果「に、にこちゃんっ!///」パァァ

にこ「だ、だからっ!///穂乃果が私に対して言い過ぎたとか…そういうことは考えずに、いつもの穂乃果のままでいいのっ!」

にこ「それで万が一…穂乃果が言いすぎな部分とかがあったら…」

にこ「その時は、私が素直に穂乃果にそのことを伝えてあげる」

にこ「…わ、私と穂乃果で協力し合って、お互い頑張ってちょっとずつ直していくんでしょ?//」

穂乃果「に、にこちゃん…///」

穂乃果「う、うんっ!そうだよねっ!穂乃果とにこちゃんの2人でずっと一緒に頑張っていくんだもんねっ!!」

にこ「なっ…///」カァッ

穂乃果「ほぇ?どしたの?」

にこ「い、いや…///いくらなんでも"2人でずっと一緒に"っていう言い回しはさすがにちょっと…恥ずかしくて…////」

穂乃果「ふぇ?…………2人でずっと一緒…………っ!?//」

穂乃果「~~~~っ!?////」ボフッ


ほのにこ「「……/////」」


にこ「って、か、観覧車に乗りに来たのよねっ!!ほ、ほら行きましょっ!?////」

穂乃果「う、うんっ!///」

115: 2015/12/26(土) 20:23:36.31 ID:zwF4Wyu80.net
* * *

にこ「うん…そうよね…カップル向けの観覧車と言ったら透明なヤツのせられるわよね…」

穂乃果「あはは…で、でも!眺めが良くていいと思うけどなっ!?」

にこ「あ~…うん、そうね…そう割り切るしかないわね…」

穂乃果「あはは…」

にこ「そういわれると、周りの風景もよく見えてきて…そうわるくはないかもね」フフッ

穂乃果「だよねっ!」

116: 2015/12/26(土) 20:25:35.56 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「え、えっと…にこちゃん」

にこ「ん、どうしたの?」

穂乃果「その、今日は遊園地につれてきてくれてありがとね?」

にこ「へ?急にどうしたのよ?まだ豪華ディナーが残ってるわよ?」

穂乃果「で、でもほらっ!観覧車で最後のアトラクションになるじゃんっ!?」

穂乃果「それに観覧車なら2人っきりで向かい合って話せるよねっ!?だから、その…」

穂乃果「いまのうちにちゃんとお礼を言っておきたいなぁ~って思って…」

にこ「だから…お礼をいうのは私の方だって言ってるでしょ?もともと使わずに無駄になるとこだったんだから…」

にこ「こっちの方こそ、ありがとね穂乃果」ニコッ

穂乃果「う、うん!どういたしまして!!」

にこ「ふふん、それでいいのよ~」

穂乃果「えへへ~」

穂乃果「…」

穂乃果「っ!?」ハッ

穂乃果「そっ、そうじゃなくてねっ!?」

にこ「ふぇっ?!」ビクッ

117: 2015/12/26(土) 20:26:53.16 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「え、えっとねっ!にこちゃんっ!!」

にこ「だ、だから、どうしたのよっ!?」

穂乃果「その…私ねっ!今日、にこちゃんと遊園地に来れたおかげでね!」

穂乃果「昨日よりもずっとにこちゃんのことが好きになれたと思うのっ!!」

にこ「そ、そう…///」カァッ

穂乃果「うん、そうだよっ!それで…にこちゃんはどうかな?」

にこ「へ?///」

118: 2015/12/26(土) 20:29:00.46 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「にこちゃんは…その…穂乃果の事、前より好きになってくれた?」

にこ「え、えっと…///」

穂乃果「…」ジー

にこ「も、もうっ!///あんたに対してだけは、素直になるようにがんばってるでしょっ?!///」

にこ「それでわかりなさいよっ!!///」カァッ

穂乃果「うん、それはそうなんだけど…わたしとしては言葉で聞きたいな~って」

にこ「うっ…///」

穂乃果「にこちゃんは穂乃果のこと…前より好きになってくれた?」

にこ「そ、それは…///」

穂乃果「うん…」

にこ「…//」


にこ「す、好きになったわよ…/////」カァッ


穂乃果「う…////」キュン

穂乃果「あ、ありがと…////」

にこ「…ど、どういたしまして////」

穂乃果「う、うん…////」


ほのにこ「「……/////」」

119: 2015/12/26(土) 20:30:17.86 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「あ…そろそろ頂上なのね」

穂乃果「っ!?」

穂乃果「に、にこちゃんっ!!」

にこ「こ、こんどはなにっ!?」ビクッ

穂乃果「え、えっとね!頂上からの景色はにこちゃんが座ってる側の方がいい景色が見えるんだって!!」

にこ「へ?そうなの?」

穂乃果「う、うん!」

にこ「それなら席代わる?」

穂乃果「っ!?」

穂乃果「い、いやいや席は代わらなくていいよっ!!」

穂乃果「穂乃果がにこちゃんの隣に行くから一緒に見ようっ!!」

にこ「え、ええ…穂乃果がそれでいいなら…」

穂乃果「うんっ!!」

120: 2015/12/26(土) 20:31:53.84 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「それじゃ…そっちいくね?」スッ

にこ「気をつけなさいよ?」

穂乃果「だいじょーぶだって~」

フラッ

穂乃果「って、あぁっ!?」アワアワ

にこ「ちょっ!?穂乃果っ!!」

穂乃果「わわっ!ごめん、にこちゃんっ!?」ジタバタッ

にこ「あやまるのはいいから、しっかり私につかまりなさいっ!いいわねっ!?」ウケトメジュンビ

穂乃果「う、うん!」モギューーーー

にこ「ふぅ…なんとか受け止めれたわね…」ギューーー

穂乃果「わわっ!ごめん、にこちゃん!まだ勢いがあってっ!?」ワタワタ

にこ「ふぇっ!?」クルッ

穂乃果「えっ!?」

にこ「っ!?」


チュッ


穂乃果「…///」

にこ「~~~~っ!?っ!?//////」

穂乃果「…ぷはっ///」

にこ「…////」


ほのにこ「「……//////」」

121: 2015/12/26(土) 20:33:53.38 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「ご、ごめんね…にこちゃんのくちびるにその…////」

にこ「べ、別にいいわよ…///事故だったし…しょうがないわ…////」

穂乃果「そ、そういってくれると助かるかな…///」

にこ「え、ええ…だから気にしないでいいのよ?///」

穂乃果「う、うん…///」


ほのにこ「「…///」」


穂乃果「………ほ、本当はほっぺの予定だったのに…//な、なんかもっとすごい展開に…////」ボソッ

にこ「へ?穂乃果、いまなにか言った?」

穂乃果「ふぇっ!?///」ドキッ

穂乃果「い、いやっ!たしかにきれいな景色だな~って…ねっ!?」

にこ「あ…ほんとね」

穂乃果「だ、だよね!」

穂乃果「…///」フゥ

122: 2015/12/26(土) 20:35:04.14 ID:zwF4Wyu80.net
* * *

にこ「ふぅ…ちょ、ちょ~っとハプニングはあったけど…///」

にこ「観覧車の上の方から見た景色きれいだったわね」

穂乃果「う、うん!そうだったね~」

にこ「あら?」

穂乃果「ん?」

にこ「乗る時には気づかなかったけど、こんなところに看板あったのね~」

穂乃果「っ!?」

にこ「どれどれ~」


穂乃果「に、にこちゃんっ!!」


にこ「ど、どうしたのっ!?」ビクッ

穂乃果「ほ、穂乃果お腹すいちゃったから、早く豪華ディナーに行きたいな~って…」

にこ「はぁ~…まったく仕方ないわね~」

123: 2015/12/26(土) 20:37:31.07 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「それじゃ、展望台の方に向かいましょうか?」

穂乃果「う、うんっ!」

穂乃果「ほらっ!はやく行こう、にこちゃんっ!!」グイグイッ

にこ「だあーーーわかったから、ひっぱるんじゃないわよ~~」ヒッパラレ







――――――――――――――――――――――――――――――
☆☆☆この観覧車にまつわるうわさ☆☆☆

1.お互いの事を大切に思っている2人っきりで観覧車に乗る
2.頂上に上りきる前にお互いの想いを告白する
3.頂上にてキスをする

この3つの条件をすべてクリアできた2人組は
ずっと一緒にしあわせな時を過ごせるであろう

――――――――――――――――――――――――――――――

127: 2015/12/26(土) 23:43:09.01 ID:zwF4Wyu80.net
--遊園地・展望台最上階のレストラン--

店員「豪華ディナーコースの席はこちらになります」ペコリ

にこ「あ、ありがとうございます」ペコリ

穂乃果「うわあ~案内で歩いてきたお店の中も豪華でおしゃれだったけど、この席からの夜景もすっごいねっ!」

にこ「ええ、そうね」

穂乃果「こんなステキなところで豪華なディナーコースが食べれるんだよねっ!!」

穂乃果「にこちゃんには感謝してもしきれないよっ!!」

にこ「だから、それはお互い様って言ってるでしょ?」

にこ「穂乃果が一緒に来てくれたおかげで、にこもこのディナーコースを楽しめるんだから」

穂乃果「あはは…そうだったね」

にこ「だから、大人しく席についてこれから出てくる料理をめいっぱい楽しみましょ?」

穂乃果「うんっ!!」


にこ「れ、例によって席が近いけど…///」

穂乃果「う、うん…////」

128: 2015/12/26(土) 23:43:52.52 ID:zwF4Wyu80.net
* * *

穂乃果「ふぃ~すっごい美味しかったねっ!!」キラキラッ

にこ「ええ、さすが豪華ディナーってだけあったわよねっ!!」キラキラッ

穂乃果「お肉もとろけるようだったよね~」

にこ「そうよね!他の料理もみんなおしゃれなうえに美味しかったし!!」

穂乃果「うん、うんっ!!」


店員「おまたせしました、こちら当レストランのパティシエ特製クリスマスケーキでございます」


穂乃果「おおっ!クリスマスケーキまでっ!!すっごく美味しそうだよっ!!!」パァァ

にこ「ま、またクリスマスケーキもすごい豪華ね…」ゴクリ

129: 2015/12/26(土) 23:44:28.48 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「あれ?」

にこ「ん、どうしたのよ?」

穂乃果「いや、クリスマスケーキの真ん中のチョコってさ?よくメリークリスマスとか英語で書いてあるじゃん?」

にこ「ああ、そうね~」

穂乃果「でも、このチョコ…メリークリスマス以外にも英語でなんか書いてあるんだけど…」

にこ「へ?」


―――――――――――――――――――――――――――――――
We wish your merry Christmas
&
We wish that you gals will get married as soon as possible
―――――――――――――――――――――――――――――――


にこ「っ!?//////」

穂乃果「えっ!?にこちゃん、英語の意味分かったのっ!?」

130: 2015/12/26(土) 23:45:00.19 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「だ、だいたいは…////」

穂乃果「じゃあ、なんて書いてあったのっ!?」ワクワク

にこ「そ、それは…///」

穂乃果「それはっ!?」


店員「"私たちはあなたたちができるだけ早く結婚できることをお祈りしています"と書かせてもらいました」


にこ「っ!?///」

穂乃果「ふぇっ!?/////」カァッ

にこ「か、解説と祝福…ありがとうございます…///」

店員「いえ」ニッコリ


ほのにこ「「……/////」」

131: 2015/12/26(土) 23:46:08.09 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「え、えっとねっ!もうひとつ気になるところがあってねっ!!////」

にこ「そ、そうなのね!///」

穂乃果「う、うん…えっと、このクリスマスケーキの上にのってるサンタさんなんだけど…」

にこ「ん?」

穂乃果「サンタさんなのに2人もいるうえに、なんか仲良くよりそってる感じだから気になって…」

にこ「へ?どれどれ~…って、もしかして…これって…////」

穂乃果「ほぇ?」


店員「はい、パスポートの写真をもとにお二人をモチーフにしたサンタクロースとなっております」


ほのにこ「「っ?!////」」


穂乃果「ほ、ほんとだ…///」

にこ「す、すっごくうまくできてると思います…///」

店員「はい、ありがとうございます」

132: 2015/12/26(土) 23:46:51.65 ID:zwF4Wyu80.net
店員「あ、それとですね」

にこ「は、はい…なんでしょうか?」

店員「こちらのケーキをいただきになる前に私どもからのお願いがあるのですが、よろしいでしょうか?」

穂乃果「ほえ?」

にこ「え、えっと…どんな用件でしょうか?」

店員「いえ、簡単なことですよ?」

133: 2015/12/26(土) 23:47:59.43 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「えっ!?記念写真ですかっ!?」

店員「はい、このケーキのうしろにお二人が仲良くよりそっている構図でお写真を撮りたいのですが」

穂乃果「にこちゃん、せっかくだし撮ろうよっ!!」

にこ「そ、そうね…え、えっとじゃあ撮影をお願いしてもいいですか?」

店員「はい、ありがとうございます」

店員「それではケーキの方向だけこちらに向けさせてもらって…」

店員「お二人は座ったままで構わないので、仲良く寄り添う感じで待っていてもらえますか?」

穂乃果「は、はいっ!」

にこ「わ、わかりました」

134: 2015/12/26(土) 23:48:27.44 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果「え、えっと…///こんな感じでいいのかな…///」ピトッ

にこ「そうね…///」ピトッ


店員「ええ、そのままでおねがいしますね~」

店員「はい、チーズ」


パシャッ


店員「はい、OKです」

店員「おふたりともご協力どうもありがとうございました~」


ほのにこ「「……/////」」

135: 2015/12/26(土) 23:49:25.77 ID:zwF4Wyu80.net
店員「それでは今撮った写真は他の写真と合わせて、お帰りの際にアルバムにしてお渡ししますね?」

にこ「へ?他の写真…ですか?」

店員「はい、パスポート交換時の諸注意や看板の方にも記載してたと思いましたけど?」

穂乃果「あ、あはは…」

店員「それに、当パスポートをネットで購入するためのページには大きく記載していたつもりなのですが…」

にこ「あ、実はプレゼントでもらったものなのでネットで購入してないんです…」

店員「そうでしたか…それでは説明させてもらいますね?」

にこ「はい、お願いします」

136: 2015/12/26(土) 23:50:50.12 ID:zwF4Wyu80.net
店員「実は"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"の特典の中にご利用者のアルバム作成というサービスがありまして…」

店員「特にこのアルバムが不要と申し出がない限りは、お二人が当遊園地で楽しんでいる風景を収めたアルバムを作成してお渡していているんですよ」

穂乃果「え、え~っと…」

にこ「つまり、どういうことですか?」

店員「はい、簡単にまとめますと…」

店員「お二人のデート風景を邪魔にならないようにスタッフが撮影し、その写真をまとめたアルバムをプレゼントしているんです」


ほのにこ「「…っ!?///」」


にこ「だ、だからメリーゴーランドの時に写メを撮られている気配がしたのね…///」

穂乃果「な、なるほど…///」

店員「はい、ちなみにお二人の写真はとても撮影しがいがあると撮影スタッフからも大変好評でしたよ?」ニッコリ


ほのにこ「「…///////」」

137: 2015/12/26(土) 23:51:56.08 ID:zwF4Wyu80.net
店員「あ、それとですね…実はお二人にオススメのお話がありまして…」

穂乃果「え?」

にこ「え~っとそれは?」

店員「はい、こちらは"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"のご利用者の中からベストカップルを選ぶコンテストなんですけど…」


ほのにこ「「…っ!?///」」


穂乃果「べ、ベストカップル…////」

にこ「ま、待ってくださいっ!!///私たち女同士なんですけどっ!?///」

店員「ご安心ください、"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"のご利用者全員が対象なので応募資格に性別は問題ないですよ?」

店員「既に応募済みの方の中に、兄弟や姉妹の方とかも入ってますから、お二人がエントリーしても何も問題ないですよ?」ニッコリ

穂乃果「そ、そうなんですね…///」

店員「はい」

138: 2015/12/26(土) 23:52:33.42 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「それで…なんでおすすめなんですか?」

店員「それなのですが…」

店員「実はこのコンテストに入賞するとですね…なんと…」

穂乃果「なんと?」

店員「入賞商品として、次に発行する"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"を無料でプレゼントされるんです!」

にこ「えっ!?今日のパスポートと同じパスポートが無料でもらえるってことですかっ!?」

店員「はい、ただしクリスマスイブ限定ではなく、別のイベントの可能性もあると思いますが…」

穂乃果「えっ!?またこの豪華ディナーが食べれるんですかっ!?」

店員「はい、しかも同じメニューではなく、そのイベントにそった新しいメニューにしようと考えています」

穂乃果「おおっ!!新しいメニュー…」

139: 2015/12/26(土) 23:53:58.12 ID:zwF4Wyu80.net
店員「そのうえエントリー方法は凄く簡単でして…」

店員「こちらの申込用紙に代表者のお名前等の必要事項を書いていただけるだけで、応募完了となります」

店員「あとは本日お渡しするアルバムに収まっている写真の中から、選考員による審査がはじまり…」

店員「その写真の中から誰もがベストカップルだと思うような1枚を選出するような流れになっています」

店員「なお、お客様としましては、応募用紙さえ書いていただければ、後は結果を待つだけで問題ありません」

店員「いかがなさいますか?」

穂乃果「その応募用紙くださいっ!!!」

にこ「ほ、穂乃果っ!?」

店員「はい、それではこちらになります」

穂乃果「…」カキカキッ

にこ「ちょっ、穂乃果っ!?」

穂乃果「はいっ!書き終わったので、応募でお願いしますっ!!」

店員「はい、お預かりしますね」

140: 2015/12/26(土) 23:54:50.49 ID:zwF4Wyu80.net
店員「え~と…高坂穂乃果さんと矢澤にこさんですね…」

にこ「へ?私の名前?」

穂乃果「うん!申込用紙に記入欄があったから書いといたよっ!!」

にこ「なっ!?」

店員「はい、必要事項がすべて記入されているのが確認できたので、受領させていただきますね」

穂乃果「はいっ!」

店員「それでは、クリスマスケーキの方、ごゆっくりとお楽しみくださいませ」

店員「それでは失礼します…」

141: 2015/12/26(土) 23:56:55.52 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「もうっ!なんで勝手に申し込んじゃうのよっ!!」

穂乃果「え~…だってもう1回あの豪華ディナーが食べれるんだよ?」

穂乃果「それに、今日1日にこちゃんと過ごせてすっごく楽しかったんだよっ!?」

にこ「そ、そりゃあ私だって楽しかったけど…///」

穂乃果「それなら、また今日みたいな1日を、にこちゃんと一緒に過ごしたいって思うでしょっ!?」

にこ「えっ!?////」

にこ「ほ、穂乃果はまた…私と今日みたいに過ごしたいって思ってくれたの?///」

穂乃果「ふぇ?///」

穂乃果「う、うん…////」

にこ「そ、そう…////」

142: 2015/12/26(土) 23:58:46.07 ID:zwF4Wyu80.net
にこ(まあそうね…偶然がきっかけとはいえ…)

にこ(今日一日ですごく穂乃果とも仲良くなれたし…)

にこ(ま、まあ恥ずかしかった出来事も多かったけど…///)

にこ(私自身のこの性格も…素直になれるいいきっかけになったりするのかしらね…)

にこ(ま、まあ…///か、カップルってのは、行きすぎな気もするけど…///)

にこ(また一緒に穂乃果とこんな風にすごすのもいいかもね…)

143: 2015/12/26(土) 23:59:18.05 ID:zwF4Wyu80.net
穂乃果(うん、にこちゃんと過ごしてすっごい楽しかったし!)

穂乃果(豪華ディナーもすっごい美味しかったし!)

穂乃果(これがもう1回楽しめるなんて、今からでも楽しみだよねっ!!)

穂乃果(それに…にこちゃんの可愛いところもいっぱい発見できたし…////)

穂乃果(にこちゃんとファーストキスも済ませちゃったし…////)

穂乃果(それになにより…にこちゃんとは、性別の壁だって軽々超えられるくらい抜群な相性のカップルなんだよね…///)

穂乃果(…////)

穂乃果(うん、やっぱりまた一緒ににこちゃんと今日みたいに過ごしたいな~///)

144: 2015/12/26(土) 23:59:55.86 ID:zwF4Wyu80.net
にこ「その…穂乃果?」

穂乃果「な、なにっ?!にこちゃん?」

にこ「もし入賞したら、また、めいいっぱい楽しみましょうね?」

穂乃果「う、うん!もちろんだよっ!!」

にこ「って、言ってもまあ…女同士で入賞は厳しそうだけどね…」アハハ

穂乃果「そんなことないと思うよっ!!」

にこ「ほ、穂乃果っ!?///」

穂乃果「はっ!?///」カァッ

穂乃果「ほ、ほら!占いの相性はバッチリだったし!撮影の人からも評判よかったみたいだし!!」

穂乃果「特別賞みたいなのはもらえるんじゃないかな~なんて…///」

にこ「な、なるほどね…///」

穂乃果「う、うん…///」

145: 2015/12/27(日) 00:00:47.57 ID:wD/aVT6j0.net
にこ「まあ、コンテストの方は後は結果を待つだけだし…」

にこ「今はこのクリスマスケーキを堪能しましょ?」

穂乃果「そ、そうだねっ!」

にこ「それじゃあ…」


にこ「穂乃果、メリークリスマス」

穂乃果「うん!にこちゃん、メリークリスマス♪」


~fin~






―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■"カップル限定超豪華特典付き1Dayパスポート"ベストカップルコンテスト応募用紙

[中略]

※なお入賞されたカップルの写真については、同パスポートの次回作成時に
 用として、パンフレット、ホームページなどに使用させていただきます

上記の内容に同意される場合のみ、いかに必要事項を記入して応募してください

代表者氏名:
 高坂 穂乃果
パートナー氏名:
 矢澤 にこ

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

148: 2015/12/27(日) 00:04:45.56 ID:+352LdS50.net
最高 これからもほのにこSSどんどんかいてくれ

161: 2015/12/27(日) 20:10:39.68 ID:wD/aVT6j0.net
>>158
またバレてる件
>>149 もあるので、書いたSS晒しときますね
思ったより量が多かったので、スレタイだけで失礼します

■完結済SS
にこ「PVのメイキングよっ!」
穂乃果「にこちゃんの膝に座ろっと♪」にこ「ちょ、重い!そのおっきいお尻どけなさいよ!」
真姫「にこちゃんと穂乃果…どっちかひとりなんて選べないわっ!!!」
絵里「…にこから離れなさい、穂乃果」穂乃果「…やだもん」ギュー にこ「…」 
穂乃果「私たちのコラボメニューやってるんだって!」にこ「へえ~」
穂乃果「新しいスクールアイドルを考えてみようよっ!!」にこ「は?」
穂乃果「にこちゃんなら、μ'sのみんなのプロフィール覚えてるよね?」にこ「ん?」
穂乃果「ふぇ?…なんでにこちゃんがうちにいるの?」
穂乃果「おっはよーござ………あれ?」にこ「……zzz」スヤー
にこ「なんで私たちだけは、サビにも歌い出しにも入れなかったのかしらね…」花陽「え?」
ことり「BiBiからにこちゃんを引き抜いたら…」花陽「穂乃果ちゃんがBiBiに引き抜かれちゃったね…」
にこ「せっかくのハロウィンなんだし…1人くらいはいたずら成功させたいわよね…」
にこ「今日ってなんの日だか知ってる?」 穂乃果「ふぇ?」
穂乃果「ふぇ?私たちで白雪姫?」にこ「そうよっ!!」


引用: にこ「はぁ…どうしたものかしらね…」穂乃果「あ、にこちゃん!」