ことり「うーん…こっちかなあ？｣ﾁﾗｯ

海未「！！｣ﾊﾟｧ

ことり「こっちの方がいいかな？｣ﾁﾗｯ

海未「！？｣ﾋﾞｸｯ

ことり「…ねえ海未ちゃんやっぱりそろそろ…

海未「ダメです！15戦もやって一回も勝てないだなんておかしいです！勝つまでやりますよ！！」

ことり「…でもぉ…あ、そうだよ！海未ちゃんは眠くないの？いつも日付変更前には寝てるでしょ？もう一時だよ？」

海未「時差ボケで眠くないです、体感的にはまだ10分くらいしか遊んでないのでやりましょう」

ことり「ふぇぇ……もう海未ちゃんなんか知らない！｣ﾊﾞｯ

海未「うわぁ！？なぜなのですー！？」

海未「……も、もう一度です、まだ終わっていません！」

ことり「もう寝ます｣ﾌﾟﾝｽｺ

海未「ことりィ…！お願いですから…！あなたが居ないと私…！！｣ｳﾙｳﾙ

ことり「！！｣ﾄﾞｷﾘ

ことり(あれ？もしかしていまそういう…そういう流れ！？)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

海未「この夜を悶々と過ごさなくてはいけなくなるではないですか！」

ことり「………」

海未「ですからことブッ！？

海未(突然まくらが顔に直撃しました)

ことり「…わかりました、それではこうしましょう海未ちゃん、次から負けた方は罰ゲームを背負うということにします」

海未「こ、ことり？目が据わっていますよ…？」

ことり「 い い で す ね ？」

海未「はい」

ー5分後ー

海未「どうして……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「うーん…罰ゲーム、なにしてもらおうかなぁ♫」

ことり「あ、そうだ！喉渇いちゃったから、飲み物買ってきて貰おうかな？」

海未「えっ！？この時間に外に出るのですか！？ムリです！！」

ことり「ことりも考えての提案だったんだけどなー…ほんとはもっと酷いこと要求してもよかったんだよ？」

海未「ひっ」

ことり「それに、ここのホテル、ずっと開いてるお店が中にあるから、そんなに心配しなくていいよ」

海未「はぁ…わかりました、それでは適当に何か買ってきますね…｣ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ことり(海未ちゃんには悪いけれど、ことりは先に寝ちゃいます♥ 帰ってきたとき私が寝てたら、さすがに諦めてくれるよね？)

ーホテルロビー1階ー

海未(はあ…やっと買えました…英語を学校で習っているとはいえ、実際に使わないといけないとなると全然うまくいかないです…)ｶﾞｻｶﾞｻ

海未(さあ、部屋に戻ってことりと続きをしましょう！次こそ勝ちます！)

海未(っと、あれは…)

海未「……絵里？」

絵里「ん？あら、海未じゃない。悪い子ね、こんな時間に出歩くなんて」

海未「…それ、絵里もですよ」

絵里「私は、談話室で作業してる善良な海外旅行者よ。海未の手に持ってるのは買い物袋じゃない、海未ちゃんがこんな不良になっちゃうだなんて、お姉ちゃん悲しいわ｣ﾆﾔﾆﾔ

海未「ぐっ…！こ、これには事情があるんです…というかお姉ちゃんってなんですか…」

海未「というか何故わざわざ談話室で？インターネット環境なら部屋にもありますよね？」

絵里「そうなんだけど…穂乃果とにこがもう寝ちゃってね。パソコンの光で邪魔になってもいけないから、ここでやろうと思って…」

絵里「…というか海未、よく気づいたわね。ここでは金髪もそう珍しくないと思うのだけれど」

海未「な…！？私が絵里を髪だけで判断していると思っているのですか！？今日着ていた服だって覚えていますし、姿勢も絵里はきちんとしているのですぐにわかります！」

海未「それに私には雰囲気でわかったんです！いつも貴女を見ていますから…」

海未(なんとなく勢いで言ってしまいましたが、今もしかして相当恥ずかしいことを言ってしまったのでは…///)ｶｧｧ

絵里「え…ふふっ、まさか海未にそこまで想われてるだなんてね」

海未「な、ちがっ、これはっ｣ｱｾｱｾ

絵里「そういう風に言ってもらえると嬉しいわ、ありがとう｣ﾆｯｺﾘ

海未「！！｣ﾄﾞｷﾘ

絵里「…でも少し興奮しすぎ、深夜なんだからもう少し抑えなさい」

海未「はっ！？す、すいません、つい…｣ｶｧｧ

海未(こんな何度も恥ずかしくなってしまって…絶対絵里に顔が赤くなってるのバレてます…！)

絵里「まあ折角だから少し話しましょうよ」

海未(絵里はそういうと、いつの間に用意していたのか、セルフサービスで置いてあるコーヒーを差し出しました)

海未(ああ、こういう人に気づかれない気遣いができるのが貴女の尊敬できるところの一つなんですよ)

絵里「そういえば、海未はこれが初めての海外なのよね？｣ﾊｯ

絵里(あ、しまった…これもしかしなくても地雷…)

海未「はい、地理もわからないし…言葉も通じないし、大変なことが今日だけで多……」

海未「そうですよ…！大変なことだったんですよ……！｣ｺﾞｺﾞｺﾞ

絵里(やっぱり……)

海未「私、最初に絵里に言いましたよね！？『大丈夫なのですか』と…！絵里のこと、信じていましたのに…！！」

絵里「ご、ごめんなさい…あの時は急いでいたし、後ろもつかえてたから…まさかこんなトラブルが起きるだなんて…予想してなかったし」

絵里(なだめようとしてみるが、海未はますますその時のことを思い出して涙を目に浮かべている)

海未「もう、もう絵里なんか知りませんよぉ……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

絵里(あ、泣いちゃった)

海未「ぇぐっ……ひっく……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

絵里(やれやれ、世話のかかる子ね)

絵里「うーみっ♥ ｣ﾀﾞｷｯ

海未「え、絵里…！？」

絵里「ごめんね、怖い思いさせちゃって…これで許してもらえないかしら｣ｷﾞｭｰ

海未「……だめです、これから移動するときはずっと絵里の側にいます、帰りのタクシーも絵里と一緒がいいです｣ﾎﾞｿﾎﾞｿ

絵里(胸に顔をうずめたまま海未が喋るので少しくすぐったい)

絵里「わかったわ、そうしましょう。………ついでに今日も一緒に寝ちゃう？」

海未「な、何を言いだすんですか____」

絵里(突然海未が顔をあげたから、顔がとても近くに来て…)

絵里(海未って…こんな綺麗な瞳をしてるのね…)ﾎﾟｰ

絵里(ふふっ海未、あなた顔が真っ赤よ？……いや、多分私も真っ赤なんでしょうけど)

絵里(あっ、目を閉じちゃった。これってつまり…いいってことよね)ｽｯ

絵里(ああ、海未の鼓動が早くなってる、私の音も聞かれてるのかな。あと、少し____)

通行人「～～～♫｣ﾋﾟｭｰﾋﾟｭｰ

えりうみ「！！！｣ﾊﾞｯ

絵里「あっははは…冷やかされちゃったわね……｣ｶｧ

海未「み、見たいですね…ほんと人の目があるところで何してるんでしょうね、私たち…｣ｶｧｧ

えりうみ「ぷっ、あはははは！」

絵里(一緒に笑うとさっきまでの雰囲気は消えて、わたしも気分を変えるように)

絵里「……さあ、もう寝ましょう。明日も早いわよ」

海未「そう、ですね。ありがとうございます、色々と……それではおやすみなさい、絵里」

絵里「おやすみ、海未」

絵里(さて、私も寝ようかしら)ｸｽｸｽ

ー絵里の部屋ー

絵里(ただいまー…ってやっぱり寝てるわよね)

絵里(なんでハネムーン仕様になってるのやら…って)

穂乃果「むにゃむにゃ………｣ｽﾔｽﾔ

にこ「ぉ……も…ぃ……｣ｽﾔｽﾔ

絵里(私の寝るところ、ないじゃない……)


ー海未の部屋ー

海未(5、10分程度のつもりだったのに出過ぎましたかね、ことりはもう寝ているでしょうか)

海未「すみません、ただいま帰り____

ことり「うみちゃああああああああああああああああああああああああああん！！！｣ﾀﾞｷｯ

海未「へぶっ！？」

ことり「どこ行ってたの！？遅すぎるよ！私てっきり海未ちゃんに何かあったのかと思って、気が気でなくて…！｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「こ、ことり…｣ｵﾛｵﾛ

ことり「だいたい海未ちゃんはいつも私のことを置いていって！人の気持ちも知らないで………｣ｸﾄﾞｸﾄﾞ

海未(朝までお説教されました)

おわり🍫🌊

以前1レスにまとめて妄想レスしたやつを探し出してSSっぽくしたやつ😘
破廉恥で量増しできないしいつもより短い気がしたのでもう一個投稿しようと思ったけど早まってスレ立てて書き溜め出ててないのでまた次の機会に書くます😘

乙

乙