凛ママ「やっぱり、綾瀬さんと東條さんはこれないかね……」

真姫ママ「なにかと忙しいそうですから……」

～～～
ｶﾞﾗﾗｯ

海未ママ「……こんばんは」

ほのママ「おそかったじゃないの」

海未ママ「きぃちゃ……仕方ないです、さっきまで道場の子達にお稽古をつけていたのですから」

凛ママ「駆けつけ一杯！」

海未ママ「いえ、私お酒はあまり……」

花陽ママ「……とりあえず、適当に何かたのもうか」

凛ママ「ホッケな」

花陽ママ「はいはい」

ことりママ「……では、まあ」

ことりママ「それぞれ職は違いますが、一年お疲れ様でした」

ことりママ「かんぱーい」

ｶﾝﾊﾟｰｲ

ｶﾗﾝｯ

凛ママ「んぐっんぐっんぐっ……」ｺﾞｷｭｺﾞｷｭ

凛ママ「あー」

凛ママ「生きてるを感じる」

花陽ママ「すぐに酔わないでね」

真姫ママ「あなた、酔っ払うと泣き上戸なの？」

凛ママ「は？なんで？」

ほのママ「いえ、なに。この前、泣きながら凛ちゃんに抱きつく星空さんを見たもので」

凛ママ「……」

花陽ママ「……ああ」

凛ママ「……さあね」

ことりママ「私も気になりますねぇ、それ」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

真姫ママ「……というか、よく大ジョッキそんなに一気に飲めるのね……」

凛ママ「うんまーい☆」

海未ママ「何一つ可愛くないですね」

花陽ママ「ｸｽｯ」

凛ママ「えー……」

海未ママ「食い意地はすごいですがね」

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

ほのママ「あれ、それ何飲んでるの？」

海未ママ「……カクテルだそうです。ジュースみたいで飲みやすいですね」

凛ママ「アルコールのはいったジュースみたいなもんだしな」ｺﾞｷｭｺﾞｷｭ

～～～

ｵﾏﾀｾｼﾏｼﾀｰ

真姫ママ「お刺身ね……あ、わさび、貰えるかしら」

花陽ママ「はい……あと醤油」

真姫ママ「ありがとう」

凛ママ「……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

凛ママ「ホッケ食えよ」

花陽ママ「食べてるよ」

～～～

ことりママ「焼き鳥ね……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

凛ママ「共食いだ」ﾎﾞｿｯ

ことりママ「はい？」

凛ママ「いや何も」

ほのママ「……最近どうなの。やっぱり海未ちゃんに道場を継がせるの？」

海未ママ「……ええ。海未さんは、やはり才能があります……安心して、任せられます」

ほのママ「そうなの……。うちも穂乃果に……どうなるかしら」

海未ママ「……海未さんも、穂乃果さんの作るおまんじゅうが、大好きだと言っていましたから……それといいと思いますよ」

ほのママ「そうかしら……」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

～～～

真姫ママ「……学院の、入学者数は、相変わらず増えてるの？」

ことりママ「ええ、ありがたい事に。……やっぱり、彼女達……μ’sの影響力というものは、計り知れないわね……」

真姫ママ「……ふぅん」

凛ママ「あの頃はまさか、音ノ木坂からスクールアイドルなんてものが出るとは、思わなかったよな」

ことりママ「そうね……時代が時代だもの」

真姫ママ「年は取りたくないわね、やっぱり……」

凛ママ「だな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

真姫ママ「……あなたは、見た目ほとんど変わってないじゃないの。本当に××歳なの？」

花陽ママ「すごいですよね 」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

真姫ママ「あなたもよ！」

凛ママ「そうかな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ことりママ「そうよ、私なんてもう小ジワが……」

真姫ママ「やめなさい……」

ことりママ「……」

凛ママ「大変だな」ｺﾞｸｺﾞｸｯ

ことりママ「……本当ならあなたもこうなるはずなのよ…」

凛ママ「でもまあ、正直いい気分だよな」

ことりママ「もう……」

～～～

にこママ「……お待たせしました～」

ほのママ「矢澤さん！お仕事は、片付いたんですか？」

にこママ「ええ、なんとか……はぁ～肩こった……あ、ビールください」

花陽ママ「お家の方へは……？」

にこママ「ええ、一度戻りました。……実はもうご飯、あの子達と食べちゃったんですよね」

真姫ママ「あら…悪いことしちゃったかしら……」

にこママ「いいんですよー。たまにはのんびり、こういうのもしたかったので」

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

ことりママ「……園田さん、さっきから結構飲んでますね。大丈夫ですか？」

海未ママ「……」ｺｸｯ

ほのママ「思ったより、カクテルだと飲めるのかな」

海未ママ「……そうれすね」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

～～～

凛ママ「あ、ビール……いやもういいかな……」

花陽ママ「あれ、珍しい。どうしたの？」

凛ママ「酔ったところ見られたくない……なんか最初の話聞いたら……」

花陽ママ「ああ……」

凛ママ「……じゃあなんか炭酸……」

凛ママ「ジンジャーエールください」

希ママ「じゃあ私も～」

ﾊｲﾖｰ

凛ママ「ん？」

希ママ「はい～？」

花陽ママ「うわびっくりした！……え、いつの間に……」

希ママ「初めまして～。東條希の母です」

ことりママ「…………」

真姫ママ「…………」

希ママ「あ、お刺身食べていいですか？」

ほのママ「え、ええ。どうぞ」

ことりママ(若すぎる……いくつなの……？)

希ママ「美味しいですね～」

凛ママ「……まさか来てくれるとは思わなかったよ」

希ママ「頑張って時間作りましたから～。希にも顔を見せられましたし、いい事だらけですね～」

真姫ママ「忙しいとは聞いてますけど……何の職業を……？」

希ママ「うふふ～」

希ママ「……秘密です」

ことりママ「……」

にこママ「……」

花陽ママ「……」

凛ママ「……」

ほのママ「……」

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

希ママ「あ、ジンジャーエールきましたよ」

希ママ「からいっ！」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

ほのママ「……そういえば、絢瀬さんは」

希ママ「あ～、今一度家に帰ってますよ」

希ママ「後で来るそうですよ～」

凛ママ「へえ……」

花陽ママ「どんな人なんだろうね……」

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

ほのママ「結局、なんとか全員揃っちゃいそうですね」

にこママ「なんだか楽しくなってきましたよ～……」ｺﾞｸｺﾞｸｯ

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

海未ママ「ﾋｯｸ……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

にこママ「…あ、これ美味しい。ちょっと食べてみてくださいよこれ」

ほのママ「どれどれ……からっ！！」

にこママ「辛くて美味しいですね～」

ほのママ「……！……！」

海未ママ「はいおみじゅ」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

ほのママ「あ、ありがとう……」

ほのママ(……おみじゅ？)

真姫ママ「ねえ東條さん、小泉さん、どうやったらそんなに若さを保っていられるの？」

希ママ「特には何ですけど、強いて言うならちゃんと睡眠をとることですかね～」

花陽ママ「……私は本当になにも」

真姫ママ「ふぅん……いいわねぇ……羨ましいわ」

ことりママ「……で、私、思ったんです……」

ことりママ「やれ資金が足りないだのやれ自販機を追加して欲しいだの」

ことりママ「何度も言われてもそんなすぐには対応出来ないんですよ……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

ことりママ「なのにみんな私にすぐ愚痴るんですよ……」ﾄﾎﾎ

花陽ママ「大変ですね……」

ことりママ「大変よ……」

ｶﾞﾗﾗｯ

絵里ママ「……」

希ママ「あ、きたきた」

絵里「……遅れてごめんなさい」

花陽ママ「初めまして」

絵里「……初めまして。絢瀬です。以後お見知りおきを」

にこママ「……これは覚えちゃいますね」

ほのママ(綺麗な人……)

凛ママ(居酒屋が氏ぬほど似合わねぇな……)

ことりママ(ハリウッドスターみたい)

海未ママ「……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

海未ママ「……！」

海未ママ「……へい、駆けつけ一杯」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

6人「！？！？」

希ママ「あらら」

絵里ママ「……はい？」

海未ママ「私もされました……だからあなたも飲むべきです」

絵里ママ「……それはなんですか？」

海未ママ「カクテルれす。飲みやすいですよ」

絵里ママ「……」

花陽ママ「あわわわ……」

絵里ママ「……」

海未ママ「……」

絵里ママ「……いただきます」ｸｽｯ

6人(……！)

絵里ママ「……」ｺﾞｸｯ

海未ママ「どうです」

絵里ママ「……美味しいですよ」

海未ママ「そうでしょう。なにせわらひのオススメですから」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

凛ママ(呂律くるっくるしてんな)

ほのママ(すっごい酔っ払ってるなぁ……)

真姫ママ(オススメってそれしか飲んでないじゃないの……)

にこママ(もっと怖い人かと思った……)

ことりママ(優しい人ね)

絵里ママ「あ、ウォッカください」

6人「」

希ママ「あらあら」

海未ママ「……なんです、それは」

絵里ママ「ウォッカ。飲みます？」

海未ママ「美味しいですか？」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

絵里ママ「ええ。とても」

海未ママ「じゃあいただき……」

ほのママ「や、やめておきましょう、それは……」

海未ママ「なんでですか」

ほのママ「あなたはこれ飲んでなさい……」

海未ママ「きぃちゃんはうるさいですね……」ｸﾋﾟｸﾋﾟ

凛ママ「やっぱり飲んじゃおう」

希ママ「じゃあ頼んであげよう～」

凛ママ「お、ありがと」

希ママ「はいどうぞ～」

凛ママ「ありがと…ん？見たことないな。なんだろこれ……とりあえず一口」ｺﾞｸｯ

凛ママ「っっ！？ごぼァっ！！」

花陽ママ「！？ど、どうしたの！」

凛ママ「喉焼けるいたいたいたいたい！」

凛ママ「おま、これ、なにを頼んだ……」





希ママ「スピリタス」

凛ママ「馬鹿じゃねーの頃す気か！！」

希ママ「なんか字面がスピリチュアルに似てたからつい～」

凛ママ「そんな軽いノリでこんなもの頼まないでくれ……てかなんでこの店んなもん置いてんだ……」

海未ママ「それおいし」

ほのママ「もう烏龍茶でも飲んでて」

凛ママ「ビールに限る」

絵里ママ「……」ｺﾞｸｯ

ほのママ(……)

ほのママ(なんていうか、変な人達ばかりね……)ｺﾞｸｯ

真姫ママ「……たまには、なにも考えずにお酒飲むってものいいものですね……」

ことりママ「忘年会ですからね……忘れましょう」

花陽ママ「今年も終わりですねぇ……」

ことりママ「今年嬉しかった事ってなんでした？……私は娘と二人で歩いてたら姉妹と」

真姫ママ「それ以上はやめておきなさい」

真姫ママ「そういう話をしだした時が一番老いを感じるのよ」

ことりママ「……」(´･_･`)

花陽ママ「……わ、私は欲しかった炊飯器が手に入った事ですかね。夫も喜んでました」

ほのママ「私は……去年より売上が良かった事ですね」

海未ママ「……zzz」

ほのママ「寝ちゃってる……」

希ママ「ん～、お休みが貰えたコトですかね」

絵里ママ「同じく」

にこママ「んー、私も強いて言えば同じかもしれませんね」

真姫ママ「私は……夫と久しぶりに出かけた事でしょうか……星空さんは？」

凛ママ「んあ……んー」

凛ママ「この前、久しぶりに凛が帰ってきた事」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ

ほのママ「あー……」

真姫ママ「なるほど……確かに」

花陽ママ「顔、見なくなっちゃったからね……」

希ママ「わたし達の場合、会いに行ってやれないんですよね～……残念な事に」

絵里ママ「……」

にこママ「……」

ほのママ「……飲みましょう」

ほのママ「悲しかった事とか、嫌な事を忘れるための会なんですし、今は、ね？」

希ママ「……そうですね～」

絵里ママ「……」ｸｽｯ

にこママ「じゃ、ビール！」

凛ママ「よっしゃー！私もおかわりー！」

花陽ママ「ほどほどにね」

海未ママ「……うーん、ﾑﾆｬﾑﾆｬ」zzz

～～～

にこママ「ひゃほーい！にっこにっこにー！！」ﾍﾞﾛﾝﾍﾞﾛﾝ

凛ママ「あはははは似てる！さすが親子！！」ﾍﾞﾛﾝﾍﾞﾛﾝ

凛ママ「あはははにゃんにゃんにゃーん！」ﾍﾞﾛﾝﾍﾞﾛﾝ

ほのママ「ああもう少し飲みすぎじゃ……」

希ママ「楽しいですね～」

絵里ママ「……ちょっと」

絵里ママ「どうして私のお酒ないのよ……どこやったのりょ」ﾍﾞﾛﾝﾍﾞﾛﾝ

希ママ「さっき飲んだでしょ～？」

花陽ママ「なんだか面倒な事に……」

海未ママ「……う、うーん」ﾊﾟﾁｯ

ほのママ「あ、起きた」

海未ママ「……おや、きぃちゃん」

ほのママ(あ、まだ酔ってるねこれ)

凛ママ「あはははは！ビール！」

にこママ「いぇーい☆」

絵里ママ「うぉっか！」

希ママ「あらあら～」

花陽ママ「ああもうなにがなんだか」

ことりママ「わたしだってまだ……」

真姫ママ「止まらないのよ年を取るのは……」

海未ママ「カクテルっておいしーんですね……zzz」

ほのママ「……」



ほのママ「…ま、いっか、たまには……」

ｷﾞｬｰ､ﾜｰ､ｱﾊﾊﾊ…………

おわり

※今年は本当、ラブライブ！尽しな一年でしたね。よいお年を。ﾉｼ

お、年内最後なのか？
あんたのSSでいい年末だったよ乙

乙です
凛ちゃんママシリーズも入れ替わりシリーズも大好きです
次回作も楽しみに待ってます！！
良いお年を～