147: 2011/01/30(日) 11:58:53 ID:kI4RtOCY0
SS投下します。
お題は『もしも~なら』
タイトルは『もしもピアノが弾けたなら』

148: 2011/01/30(日) 12:03:34 ID:kI4RtOCY0
唯「もしもピアノが弾けたなら~♪」

梓「…古い歌知ってますね」

唯「昔、懐かしのメロディ~みたいなテレビ番組で聞いた事があるんだよ」

梓「懐メロですか、昔の歌には良い歌がいっぱいありますからね」

唯「うん、中でもこの歌がお気に入り♪」

梓「どうして、また?」

唯「今でこそ、私も少しはギターが弾けるようになったけど
  高校で軽音部に入るまでは、楽器の類って全く駄目だったんだよ」

梓「へぇ、そうなんですか…
  唯先輩ほどの音感があれば何でも出来そうなのに」

唯「私、不器用だからね~
  そこまでのめり込むほど興味も沸かなかったし」

梓「なるほど、唯先輩らしいですね」

唯「えへへ、照れるなぁ♪」

梓「いえ、褒めてませんから
  …で、それとその歌が好きなのとどう言う関係が?」

唯「何て言うのかな、この歌を聴くと勇気を貰える気がするんだ」

梓「勇気、ですか?」

唯「うん」

梓「…」

唯「もしもギー太が弾けたなら~♪」

梓「ふふ、何ですかそれ?替え歌ですか?」

唯「そうだよ、私版の好きな人に贈る歌だよ」

梓「え?」
けいおん!highschool (まんがタイムKRコミックス)

149: 2011/01/30(日) 12:05:20 ID:kI4RtOCY0

唯「もしもギー太が弾けたなら~
  想いの全てを歌にして、君に伝える事だろう~」

梓「…」

唯「あずにゃん」

梓「唯先輩?」

唯「私がずっと頑張って来れたのはあずにゃんのおかげだよ」

梓「私は何もしてませんよ」

唯「あずにゃん自身はそうかも知れないけど
  私にとっては、あずにゃんの存在自体が原動力になってたんだ」

梓「私の存在が?」

唯「うん、あずにゃんに気持ちを伝えたくて頑張って来たんだよ」

梓「それって…」

唯「いっぱい練習して、この曲が弾ける様になったら
  あずにゃんに告白しようって、もうずっと前から決めてたんだよ」

梓「…」

唯「もしもピアノが弾けたなら~
  想いの全てを歌にして、君に伝える事だろう~」

唯「雨が降る日は雨のよに、風吹く夜には風のよに
  晴れた朝には晴れやかに~」

唯「だけどボクにはピアノがない、君に聴かせる腕もない
  心はいつでも半開き、伝える言葉が残される」

唯「アア アア アア アア アア 残される」

梓「…」

唯「私はあずにゃんが好き」

梓「唯先輩…」

唯「ずっとね、伝えたかったんだよ…
  だけど勇気が出なかった、だって女の子同士だもん」

梓「…」

唯「もう一度、言うね?
  私はあずにゃんの事が好きだよ」

梓「…ずるいですね」

唯「そうかな?」

梓「普段、あんなにだらしない唯先輩が
  私の為にこんなにも頑張って、勇気を出してくれたなんて」

唯「えへへ、そりゃ他でもないあずにゃんの為ですから」

梓「一時の気の迷いとか、ちょっと感動したからとか
  頑張ってくれた唯先輩に悪いからとかじゃないですからね?」

唯「…うん」

梓「今から私が言う言葉は…
  私もずっと胸にしまってきた言葉ですからね?」

唯「…うん」

梓「勇気を出してくれて、ありがとうございます…
  そして、私にもその勇気を分けてくれてありがとうございます」

唯「…」

梓「私も唯先輩が好きです」

唯「私達、両想いって事で良いのかな?」

梓「まぁ、そう言う事になりますね」

唯「あずにゃ~ん♪」

梓「も、もう…唯先輩ったら」

150: 2011/01/30(日) 12:07:19 ID:kI4RtOCY0
*
*
*

唯「…と、言うのはどうかな?」

梓「いきなりで全く意味が解りません」

唯「だから、第二回はわほわ唯梓SS祭りのネタだよ!」

梓「何ですか、第二回はわほわ唯梓SS祭りって…」

唯「いくつかのお題を出し合って、その中から一つ選んでSSを書くんだよ」

梓「はぁ、そうですか…」

唯「それで、私が選んだのは『もしも~なら』ってお題なんだけど」

梓「ああ、それで『もしもピアノが弾けたなら』ですか」

唯「そうそう」

梓「どう考えても『もしも~なら』の使い方間違ってませんか?」

唯「え、そうかな?」

梓「問:「どんより」を使って文章を作りなさい。

  答:僕はうどんよりそばが好きです。くらい間違ってます」

唯「何それ…」

梓「要するに却下って事です」

唯「えぇ~!?」

梓「第一、もしも~なんて曖昧に言わないで下さい」

唯「え?」

梓「唯先輩の気持ちです…
  もしも、なんて付けないではっきりと言って欲しいです」

唯「…あずにゃん」

梓「ちゃんと聞かせてください、唯先輩の気持ち」

唯「うん、もしもなんて言わない…
  私はあずにゃんが好き、世界で一番大好きだよ♪」

梓「私も好きです、唯先輩♪」

律「…何だあれ?」

澪「さぁ、いつもの事だろう」

紬「ふふ、軽音部は今日も平和って事よ♪」

ちゃんちゃん♪

151: 2011/01/30(日) 12:09:04 ID:kI4RtOCY0
以上です。
勢いだけで書きました、よくわからないネタですいません。

152: 2011/01/30(日) 12:16:10 ID:s9TIBBKcO
>>151
gj乙
唯梓SSでまさか楽しい国語ネタする人はいないだろうと思ってたのにw

引用: 【けいおん!!】唯×梓スレ3【避難所】