273:◆m1/9P3R/Ihfa 2013/07/15(月) 23:06:20.03 ID:y2AcX/Iv0
ケース8・池袋晶葉の場合

都内某所

モバP「終電が無くなってしまった…」

モバP「事務所もそんなに遠くないから…今日は事務所まで歩くか」

モバP「住宅街抜けるのが早いのか…よし」

??「そこの人、そいつを止めてくれー」


モバP「終電が無くなった…」シリーズ



274: 2013/07/15(月) 23:07:07.94 ID:y2AcX/Iv0
モバP「え、この声は…晶葉……ぐえッ」ドンガラガッシャーン

晶葉「す、すまない、怪我はないか……Pではないか」

モバP「う、うーーん、これは…どういう…ッ」

晶葉「大丈夫かP、助手に氏なれると私は困るぞ」

モバP「晶葉…か?ああ、全身が痛むが何とか大丈夫だ」

晶葉「そうか、良かった、ほっとしたぞ」

275: 2013/07/15(月) 23:07:43.48 ID:y2AcX/Iv0
モバP「うう、晶葉こんな時間に何してるんだ」

晶葉「ああ、新しいロボを開発してな…名付けて怪盗ロボだ」

晶葉「頼子を並の知能を持たせるようと設計したが、急に暴走したんだ」

モバP「それで追いかけて来たってことか…、う」

晶葉「どうやら失敗のようだな、それに故障してしまった」

モバP「晶葉に怪我はないよな」

晶葉「あ、ああ、私は大丈夫だ」カァ

276: 2013/07/15(月) 23:08:12.29 ID:y2AcX/Iv0
晶葉「な、なあP、助手なら怪盗ロボを運ぶのを手伝ってくれないか」

晶葉「それに、少し私の家で休むといい」

モバP「ああ、こんなのを運ぶ所をあんまり見せられないしな」

晶葉「こんなのとは何だ、私の苦心作だぞ」

モバP「ああ、すまない、そういう意味じゃないんだ」

晶葉「さ、行こう、そんない遠くないからな」ガシ

モバP「頼子がモデルか…うーん」ガシ

277: 2013/07/15(月) 23:08:40.88 ID:y2AcX/Iv0
・・・

晶葉の自宅

晶葉「さ、ついたぞ、P、ご苦労だったな」

モバP「ああ、これ家の中にいれればいいのか」

晶葉「悪いな、こちらの部屋に頼む…」

モバP「う、オイルの臭いか…え、何だこれは窓ガラスが粉々じゃないか」

晶葉「ああ、怪盗ロボが窓ガラスを突き破って出て行ったんだ」

278: 2013/07/15(月) 23:09:13.31 ID:y2AcX/Iv0
モバP「これじゃ…危ないな。ご両親はいるんだよな」

晶葉「…両親はいない…仕事が長引いて帰れないんだ」

モバP「お、おい、まさか、この状態で晶葉一人なのか」

晶葉「ああ、そのP…今日、泊まってくれないか」

晶葉「私…こ、怖いんだ…警備ロボはいるが…い、一緒にいて…?」

モバP「あ、ああ、こういう事情じゃ仕方がないな」

279: 2013/07/15(月) 23:09:46.51 ID:y2AcX/Iv0
晶葉「あ、ありがとう、P…」

モバP「いいよ、気にするな…じゃあ、まずはガラス片付けるか…」

晶葉「それなら良い発明品があるぞ!」

モバP「それ…大丈夫だろうな」

晶葉「何を言うか、私が信用出来ないのか」

モバP「すまん、すまん、じゃあ早速…」

280: 2013/07/15(月) 23:10:17.77 ID:y2AcX/Iv0
・・・

モバP「ふう、これで大丈夫かな」

晶葉「Pは手際いいんだな、流石、私の助手だ」

モバP「ありがと、まあ、俺も色んな経験してるからな」

晶葉「そうか…怪盗ロボの次はPロボを作るか」

モバP「それは遠慮させてもらうよ…」

晶葉「そうか、それは残念だ」

281: 2013/07/15(月) 23:11:29.76 ID:y2AcX/Iv0
モバP「晶葉は頼子と仲良いんだな」

晶葉「ああ、頼子は一番の友達だ、天才は孤独だと思っていたが…」

晶葉「頼子は私に無いものを持っている、それにすごく優しいんだ」

モバP「そうか、いいコンビって感じだな」

晶葉「ふふ、そうだ、お月見イベントからだな」

晶葉「あの時、頼子に声をかけて本当に良かった」

282: 2013/07/15(月) 23:12:05.17 ID:y2AcX/Iv0
モバP「晶葉……あのイベント企画して俺も良かったよ」

晶葉「もちろん、頼子だけじゃないぞ、夕美だろ、菜々だろ、葵に泰葉に千佳に…」

晶葉「最近では文香だな、電子部品を買った帰りに寄らせてもらうんだ」

晶葉「アイドルをやって、こんなに友達が出来るなんて…」

モバP「嬉しいか、晶葉?」

晶葉「あ、ああ、もちろんだ、…この世界に連れていってくれたのはPだな」

晶葉「本当に感謝している…ありがとうP…」

モバP「何だか、照れるな」

283: 2013/07/15(月) 23:12:35.68 ID:y2AcX/Iv0
・・・

モバP「そういえば怪盗ロボだけど…暴走ってよくあるのか」

晶葉「いや、こんな事は初めてだ…頼子の脳波をスキャンしてせいか…」

モバP「大丈夫…なんだろうな」

晶葉「頼子に危害が加わるようなことはしないさ」

晶葉「暴走したのはPが近くに来たかもしれないな…」

284: 2013/07/15(月) 23:13:14.79 ID:y2AcX/Iv0
モバP「は?」

晶葉「怪盗ロボは頼子がモデルなんだ…だってそうなんだろう?」

モバP「いや、どういう意味だ、俺と頼子は、アイドルとプロデューサーだぞ」

晶葉「ああ、そうか…すまない…そうか、違うのか、そうか…フフ」

モバP「そんな訳ないだろう(…そんな風に思われてたのか)」

285: 2013/07/15(月) 23:13:51.52 ID:y2AcX/Iv0
晶葉「では今の所、原因は不明だな、何にせよ、今日は疲れたよ」

晶葉「そろそろ、休もう、私は布団の準備するから」

晶葉「Pは先にシャワーを浴びてきてくれ」

モバP「ああ、いいのか?悪いな」

晶葉「しっかり汗を落としてくれ」

286: 2013/07/15(月) 23:14:36.02 ID:y2AcX/Iv0
・・・

晶葉「ふう…待たせたな、P」

モバP「ああ……」

晶葉「何だ、P、ジロジロ見るな、私でもこれくらいのナイトウエェアは着るぞ」

モバP「……晶葉って歳や背の割りには…あるんだな」

晶葉「こら、そういうことは思うだけにしろ」

287: 2013/07/15(月) 23:15:01.59 ID:y2AcX/Iv0
モバP「すまん、晶葉…ついな…」

晶葉「それは私は、頼子みたいに背も高く無いし」

晶葉「文香ほどスタイルも良くないさ」

モバP「いや、本当にすまん…」

晶葉「ま、まあ、スタイルを褒められたのは喜んでおこう」

晶葉「さ、もう今日は休もう…お休み、P」

288: 2013/07/15(月) 23:15:54.15 ID:y2AcX/Iv0
モバP「ああ、お休み、晶葉」

晶葉「………」

モバP「………」

晶葉「なあ、P、さっき頼子とはアイドルとプロデューサーと言ったが」

晶葉「私とPはそれ以上の関係にはなれないか…」

晶葉「その私の助手として…ずっと…一緒に」

289: 2013/07/15(月) 23:17:53.32 ID:y2AcX/Iv0
モバP「……」

晶葉「何だ、もう寝てたのか…バカ、せっかく私が勇気を出したのに」

晶葉「お休み、P、私の助手…大切な人…」

モバP「………」

モバP「…(晶葉、ありがとう…でも俺は……)」

290: 2013/07/15(月) 23:18:29.92 ID:y2AcX/Iv0
・・・

後日紆余曲折を経て完成した怪盗ロボが事務所に運び込まれ

Pや頼子を巻き込んで大騒動を起こすのはまた別のお話

おしまい

291: 2013/07/15(月) 23:20:43.86 ID:y2AcX/Iv0
池袋晶葉編投下終了です
今後もリク消化を中心にやっていきます
Pの最後の発言は本命がいるのか
それとも、アイドルとそんな関係になれないという意味かは
ご想像にお任せしておきます

怪盗ロボはムンバニ晶葉の台詞から妄想してみました

引用: モバP「終電が無くなった…」