329:◆m1/9P3R/Ihfa 2013/07/26(金) 02:47:37.05 ID:D4ZkTC5L0
番外編2

モバP「頼子、一人暮らしを始めたんだったな」

都内某所

モバP「二人共、今日はお疲れ様」

頼子「はい…お疲れ様です」

晶葉「ああ、お疲れ様、P、頼子」

モバP「どうだ、二人の新ユニットの手応えは」


モバP「終電が無くなった…」シリーズ



330: 2013/07/26(金) 02:48:04.37 ID:D4ZkTC5L0
晶葉「ああ、やはり頼子とコンビは最高だな」

頼子「そうですね…一人で出来ない事も二人でなら…」

頼子「…あ、Pさんもいるから…三人だね」

モバP「ああ、ありがとう頼子」

モバP「今日はこれで仕事は終わりだけど…何か予定はあるか?」

晶葉「私は両親が今回の仕事のお祝いをしてくれるぞ」

331: 2013/07/26(金) 02:48:36.05 ID:D4ZkTC5L0
モバP「それは楽しみだな、頼子は?」

頼子「……私は特に…」

モバP「そうか、たまにはゆっくり休めよ」

頼子「あの、Pさん…私のマンションを見てもらえませんか?」

モバP「頼子、一人暮らしを始めたんだったな」

頼子「はい…この夏休みからです……早く慣れたくて」

332: 2013/07/26(金) 02:49:08.17 ID:D4ZkTC5L0
モバP「担当Pとしてはどんな暮らしか見ておきたいな」

モバP「お邪魔してもいいか、頼子?」

頼子「は…はい、お願いします。……でもお仕事は?」

モバP「今日はこれで終わりだよ。晶葉も来るか?」

晶葉「ああ、………いや、遠慮しておくよ」

晶葉「私のためでも、たまには両親を手伝いたいしな」

333: 2013/07/26(金) 02:49:48.75 ID:D4ZkTC5L0
晶葉「(頑張れよ、頼子)」

頼子「(晶葉ちゃん…ありがとう)」

晶葉「では、私はそこだから」

頼子「またね、晶葉ちゃん」

モバP「お疲れ様、晶葉」

晶葉「ああ、では失礼する」

334: 2013/07/26(金) 02:50:24.90 ID:D4ZkTC5L0
・・・

頼子のマンション

頼子「あ、ここです、Pさん」

モバP「へぇ、いい感じじゃないか」

頼子「ちょっと待ってくださいね…セキュリティが……」

モバP「しっかりしてるな、これなら安心だな」

頼子「うん…真奈美さんに教えてもらったの」

335: 2013/07/26(金) 02:50:53.30 ID:D4ZkTC5L0
モバP「真奈美さん仕込みなら大丈夫だな」

頼子「あ、エレベーターこっちです」

モバP「静かで早いな、不動産屋は社長の紹介だよな」

頼子「はい、しっかりした人だったよ」

頼子「この部屋です…どうぞ」

モバP「ああ、失礼するよ」

モバP「おお、さすが頼子、整理が行き届いているな」

336: 2013/07/26(金) 02:51:29.06 ID:D4ZkTC5L0
頼子「まだ一週間も経ってないから…でも、嬉しいの…」

モバP「けっこう広いな、あ、この写真は…」

頼子「イベントの時や…、こっちは引っ越した時にパーティーした写真です」

モバP「晶葉に、真奈美さんに、千秋に、お、文香に都も」

頼子「後で美世さんや光ちゃんも来てくれたんですよ」

モバP「へぇ、皆仲良いんだな、安心したよ」

337: 2013/07/26(金) 02:51:58.39 ID:D4ZkTC5L0
頼子「初めは中々、打ち解けられなかったけど…」

頼子「こんなに友達が出来るなんて…これもPさんのおかげです」

モバP「照れるな、ハハハ」

頼子「ふふ…、真奈美さんに料理教えて貰ったんですよ」

頼子「Pさん、もうこんな時間だから…その…食べてもらえないですか?」

338: 2013/07/26(金) 02:52:29.21 ID:D4ZkTC5L0
モバP「いいのか…頼子の手料理か…何か手伝う事あるか?」

頼子「本当は一から作りたいけれど…今日は、作りおきに手を加えるだけだから」

頼子「お茶淹れますので…待っていてくださいね」

モバP「手料理か…、初めてかな、女の子の手料理なんて」

モバP「それも、頼子のか…はは」

339: 2013/07/26(金) 02:52:59.48 ID:D4ZkTC5L0
・・・

頼子「お待たせしました…Pさん」

モバP「ありがとう、頼子」グー

頼子「……」

モバP「ははは、すまん、美味しそうな匂いだったからさ」

頼子「私もお腹空いてます…食べましょう?」

モバP「ああ、いただきます」

340: 2013/07/26(金) 02:53:30.89 ID:D4ZkTC5L0
モバP「それにしても、盛り付け綺麗だな、器もよく合ってるし」

頼子「見た目で楽しんで貰うのも大事…かなって」

モバP「この透明のジュレは何だ、頼子?」

頼子「ふふ、食べて見てください…きっと驚きますよ」

モバP「へぇ、これは…甘い?トマトかこれは?」

頼子「はい、驚いてもらえました?」

341: 2013/07/26(金) 02:53:59.74 ID:D4ZkTC5L0
モバP「ああ、それにすごく美味いよ、魔法みたいだな」モグモグ

頼子「大袈裟だよ…トマト水って言うんです…それ」

頼子「こちらのお水もどうぞ」

モバP「こっちは…おお、塩が効いてる、これもトマトか」

頼子「はい…トマトを濾して作るんです…ジュレの方はそれをゼラチンで固めて…」

頼子「今度の…ゲロゲロキッチン用に考えたんです…どう、ですか?」

モバP「ああ、凄いよ…これならいけるな…これ番組中に作れるのか?」

342: 2013/07/26(金) 02:54:32.22 ID:D4ZkTC5L0
頼子「うん…本当は半日くらいかかるけど…秘策があるの」

モバP「それは是非知りたいな」

頼子「ふふ、秘密です…本番ではPさんにも驚いてもらうから…」

モバP「じゃあ、楽しみにしてるよ」

頼子「あ、冷製スープもあるんですよ、持ってきますね」

モバP「ああ、ありがとう」

343: 2013/07/26(金) 02:55:01.97 ID:D4ZkTC5L0
・・・

モバP「ああ、食べた、食べた…ご馳走様です」

頼子「お粗末様です…味の方は…いかがですか?」

モバP「ああ、美味しかったよ、頼子と結婚する人は幸せだな」

頼子「……ッッ」

モバP「へ、変な意味じゃないぞ、それだけお美味しいってことで」

頼子「うん…嬉しい」

344: 2013/07/26(金) 02:55:27.56 ID:D4ZkTC5L0
モバP「ああ、そうだ、一人暮らしだと量の調整難しいから気をつけるよ」

モバP「食べ過ぎにはくれぐれも注意な」

頼子「はい…でも作りすぎちゃったら…また食べて欲しいな…」

モバP「えっ、それは…」

頼子「ふふ…」ピピー

頼子「あ、お風呂沸いたみたいですよ、Pさん、入っていってください」

345: 2013/07/26(金) 02:55:54.28 ID:D4ZkTC5L0
モバP「え、いや、アイドルの家で風呂なんて」

頼子「初めてじゃ…ないですよね」

モバP「ああ、そうだが…」

頼子「それに一人暮らしだとお風呂ってもったいないんですよ」

モバP「たしかに俺もシャワーが多いが…」

346: 2013/07/26(金) 02:56:31.13 ID:D4ZkTC5L0
頼子「……」

モバP「わかった、お風呂いただいたら帰るよ」

頼子「はい…以前は私が先でしたから、今日はPさんがお先にどうぞ」

モバP「ああ、はは」

頼子「ふふふ」

347: 2013/07/26(金) 02:56:59.18 ID:D4ZkTC5L0
・・・

モバP「頼子の浴室か、何だかいい香りがするな」

モバP「この湯船、頼子が浸かっているんだよな…」

モバP「その…何だ、元気になってきたな、ははは」

頼子「Pさん、湯加減はどうですか…?」

モバP「あ、ああッッ、ちょうどいいよ」

頼子「お背中…お流ししましょうか?」

348: 2013/07/26(金) 02:57:24.96 ID:D4ZkTC5L0
モバP「はぁ?…いや、それは…、か、からかうんじゃない」

頼子「はい…着替え置いておきますね」

頼子「フリーサイズのバスローブなんて大丈夫だと思います」

モバP「ああ、ありがとう(もし、してくれって言ったら…)」

モバP「いや、よそう」

頼子「Pさん…」

349: 2013/07/26(金) 02:57:53.20 ID:D4ZkTC5L0
・・・

頼子「Pさん…お待たせしました」

モバP「ああ、別に待ってないよ…あッッ」

頼子「どうしたの…Pさん、ふふふ」

モバP「あ、いや…風呂あがりはいつもと違う感じだなって」

頼子「もう…Pさん…」カァァ

350: 2013/07/26(金) 02:58:19.90 ID:D4ZkTC5L0
モバP「頼子、俺の服はどこにある?」

頼子「はい…、スーツはアイロン掛けておきましたよ」

モバP「お、本当だ、ありがとう、頼子」

モバP「シャツや…肌着は?」

頼子「はい…それなら洗濯中ですよ…」

モバP「…ッ」

351: 2013/07/26(金) 02:59:07.29 ID:D4ZkTC5L0
頼子「泊まっていかれる…と思ってたんですけど…」

モバP「いや、それは…だな、うう、仕方がないか」

頼子「その…ごめんなさい、Pさん」

頼子「朝までには乾かすね…」

モバP「は、はは…」

352: 2013/07/26(金) 02:59:42.42 ID:D4ZkTC5L0
・・・

モバP「布団もちゃんとあるんだな」

頼子「うん、晶葉ちゃんとか泊まってくれるから…」

モバP「そう言えば、『晶葉ちゃん』なんだな」

頼子「え、はい…年下の子はそう呼ぼうかなって…」

頼子「私もその方が歳相応だと…変ですか?」

353: 2013/07/26(金) 03:00:12.00 ID:D4ZkTC5L0
モバP「いや、そんな事ないよ、年少組は喜んでると思うぞ」

頼子「そうですか、良かった」

モバP「ただ、俺から見たら頼子も十分若いよ」

モバP「落ち着いて見えるのも悪いことじゃないぞ」

頼子「うん、ありがとう…Pさん」

354: 2013/07/26(金) 03:00:37.56 ID:D4ZkTC5L0
モバP「……」

頼子「……」

モバP「(気まずい…)」

頼子「Pさん…私を…おと…なに……ううん」

モバP「……頼子?」

355: 2013/07/26(金) 03:01:17.67 ID:D4ZkTC5L0
頼子「Pさんッ、私……Pさんの本当の気持ちが欲しいの」ギュ

モバP「頼子…(柔らかいな…それにいい香りだ、……いや)」

モバP「俺は…頼子の事、大切に思ってるよ」

頼子「それは…一人の女としてですか?アイドルとして…?」

モバP「両方だよ…」

356: 2013/07/26(金) 03:01:44.05 ID:D4ZkTC5L0
頼子「ずるいよ…Pさん、そんなこと言われたら、私…」

モバP「………頼子、ごめん」

頼子「いいの…、それがPさんの本当の気持ち…だよね」

頼子「いつか…誰かに奪われる前に…私だけのものにします」

357: 2013/07/26(金) 03:02:16.48 ID:D4ZkTC5L0
モバP「……」

頼子「ふふ…、私は諦めません」

頼子「でも…、今日は…一緒にいさせて」チュ

モバP「頼子…」ギュ

358: 2013/07/26(金) 03:03:46.40 ID:D4ZkTC5L0
・・・

その後、頼子は事ある事に作りすぎたと言ってPにお弁当を作ってくるようになる

凛、まゆ、和久井さんらによる正妻戦争に新たな参戦者が現れたのである

おしまい

359: 2013/07/26(金) 03:04:28.10 ID:D4ZkTC5L0
番外編2、投下完了です
内容は…まあ、私が頼子Pなので許してください
初めはPと頼子さんが結ばれる展開で作成してましたが
さすがにそれは止めておきました

Pと頼子の仲が急接近してるのはきっと怪盗ロボのせいです
まさか、劇場でPロボが出るとは思いませんでした

木場さん編は7割くらいは出来ていたので
軽く手直ししたらまた投下します

引用: モバP「終電が無くなった…」