1: ◆eHJTv53N/w 2015/03/07(土) 23:58:25.10 ID:g5ehtCoh0
--木曜 夜 真姫自室--

真姫「そうだっ!!、2人を誘って、3人でデートをすればいいのよっ!!」

真姫「そうすればきっと、私がどっちが好きかハッキリするはずよっ!!」

真姫「明日は金曜日だし、さっそく土曜日にでも…」

真姫「そうときまれば、さっそく明日の放課後に誘ってみないとっ!!!」

真姫「今日中に2人を誘う方法を考えときましょう…」


2: 2015/03/07(土) 23:59:01.94 ID:g5ehtCoh0
--金曜日 放課後 部室--

真姫(デートを誘う方法に悩みすぎて昨日はあんまり寝れなかったわ…)

真姫(でも、誘う段階からデートははじまってるくらいの気概で挑まないとっ!!)

真姫(よしっ!!部室に入るわよっ!!!)

ガチャッ

真姫「おつかれさま」

にこ「おつかれー」

にこ「って、今日は真姫ちゃんひとりなの?」

真姫「凛と花陽は用事があるって帰ったわ」

にこ「ふーん、そうなのね」

3: 2015/03/08(日) 00:01:06.92 ID:zi1/u6Ob0
真姫「ところで、にこちゃん」ケホッ

にこ「なによ?」

真姫「明日は空いてたりする?」

にこ「空いてるけど、なにかあるの?」

真姫「実は動物園の優待券をもらったのよ」

にこ「ふーん、μ'sのみんなで行こうって感じ?」

真姫「いや、それがこの優待券3人までなのよ…」

にこ「なんで3人とか半端なのよっ!?」イミワカンナイッ

真姫「シカタナイジャナイッ!もとは、私と両親の分だったのよっ!!」マネシナイデッ

にこ「あ~、そういうワケね」ナットクシタワ

にこ「ていうか、3人ならにこじゃなくて、花陽と凛を誘えばいいじゃない」

真姫「花陽と凛は二人が共通で気に入ってるアイドルのライブ行くみたいでダメだったのよ」

にこ「うん?それなら真姫ちゃん、そのライブに一緒にいけばよかったじゃない?」

真姫「手に入ったチケットがペアチケットだけだったらしいのよ」

にこ「あ~、事情はわかったわ」

にこ「で、仮ににこが行くとして、3人のうちあと1人は誰に声をかける気なのよ?」

真姫「それは…」

5: 2015/03/08(日) 00:01:43.22 ID:zi1/u6Ob0

ガチャ

穂乃果「おはっよーございますっ!!!」

真姫「穂乃果よっ!!!」

穂乃果「穂乃果だよっ!!!」

にこ「穂乃果なのっ!?」

穂乃果「え?え?なになにー?反射的に返事しちゃったけど何の話?」

にこ「わかってないのに、話にのってきたのっ!?」ガーン

穂乃果「へ?うんっ!!」エヘヘ


6: 2015/03/08(日) 00:03:14.87 ID:zi1/u6Ob0

真姫「ということで、穂乃果っ!!」

穂乃果「なーに?真姫ちゃんっ!!!」

真姫「明日、わたしとにこちゃんと一緒に動物園いかない?」

穂乃果「おーーーーーーっ!!いくっ!!いっくよっ!!!!」

穂乃果「にこちゃんと真姫ちゃんと一緒に動物園とか断る理由がないよっ!!!!」

にこ「穂乃果ってば即決なのね…」

穂乃果「だって、にこちゃんっ!!穂乃果とにこちゃんと真姫ちゃんだよっ!?」

穂乃果「めったにない組み合わせだと思わないっ!?」

にこ「たしかに滅多にない組み合わせだけど…」

にこ「てか、あんた、ナチュラルに3人だけで出かけること前提で話をすすめるのね」

穂乃果「ふぇ?だって真姫ちゃんが…」

穂乃果「あーーーっ!!海未ちゃんやことりちゃんにも声かけた方がいいの?真姫ちゃん?」ドウナノ?

真姫「いや、優待券が3名までだから、この3人でいくことになるわ」

穂乃果「そっかぁ~」エヘヘ

にこ「なんで海未とことりが参加できないのに若干うれしそうなのよ」

穂乃果「えっ!?あ、べ、べつに海未ちゃんやことりちゃんが来れなくててうれしいわけじゃないよっ!?」オロオロ

穂乃果「ただ、にこちゃんと真姫ちゃんとだけで出掛けるのがはじめてだからワクワクしてるだけだよ~」エヘヘ

にこ「なに恥ずかしいこと言ってんのよっ!!////」

真姫「…/////」

真姫(無邪気な穂乃果がかわいいわね…//////)

7: 2015/03/08(日) 00:05:10.87 ID:zi1/u6Ob0

にこ「てか、海未とことりにはどう説明する気?」

穂乃果「ふぇ?なんで説明しないとだめなの?」

にこ「あんたたち3人って仲いいから、当日いきなり家に遊びに来たりとかあるんじゃないの?」

穂乃果「あ~、たまにあるけど、大丈夫だよっ!!!」

穂乃果「明日は、海未ちゃんもことりちゃんもちょうど用事があって、穂乃果だけ予定がなかったんだよっ!!」

穂乃果「だから、真姫ちゃんがにこちゃんと一緒に動物園に誘ってくれてすっごくうれしいよっ!!」

穂乃果「ありがとっ!!真姫ちゃんっ!!!!」

真姫「べ、べつにっ!!たまたま3人分の動物園の優待券があまってただけよっ!!///」ケホッ

真姫「コホン、じゃあ、二人とも明日は行けるってことでいいわね?」

穂乃果「もちろんだよっ!!」

にこ「まあ、いいわよ~」

真姫「それじゃあ、きまりねっ!!集合時間とか場所の詳細は今日中に連絡するわっ!!」

ほのにこ「「は~い」」


真姫(よし、デートの下準備はバッチリだわっ!!)

8: 2015/03/08(日) 00:07:21.90 ID:zi1/u6Ob0
現時点の書き溜めはとりあえずここまで~
まったり完結目指して更新していきます

32: 2015/03/08(日) 21:18:53.91 ID:zi1/u6Ob0
--金曜 夜 真姫自室--

真姫「ふぅ~、にこちゃんと穂乃果への連絡も終わったし」

真姫「明日の服も準備し終わったから、あとは寝るだけねっ!!」ケホッ

真姫「………」

真姫(楽しみすぎて、眠れない…/////)

真姫(眠れないときは、羊を数えればいいとかいうわよね…)

真姫(よしっ!、羊の代わりに、にこちゃんと穂乃果を数えることにするわっ!!)

真姫(しあわせな感じで眠くなるはず!!!)

真姫(じゃぁさっそく!!)

真姫(にこちゃんがひとり~)

真姫(穂乃果がひとり~)

真姫(にこちゃんがふたり~)

真姫(穂乃果がふたり~)

真姫(にこちゃんがさんにん~)

真姫(穂乃果がさんにん~)

真姫(な、なんかいい光景ね…//////)

33: 2015/03/08(日) 21:19:35.44 ID:zi1/u6Ob0


真姫(にこちゃんがじゅうにん~)

真姫(穂乃果がじゅうにん~)

真姫(…)

真姫(真姫ちゃんがひとり~)

真姫(…////////////////////////)

真姫(にこちゃん10人と穂乃果10人に囲まれる私ひとりっ!!!/////)

真姫(終わらないパーティーがはじまっちゃうわねっ!!!/////////)

真姫(なんか、こころなしか熱くなってきたかも/////)

真姫(ハッ、眠るためにもつづき、づづき!)ケホッケホッ

真姫(にこちゃんがじゅういちにん~)

真姫(穂乃果がじゅういちにん~)

真姫(にこちゃんがじゅうににん~)

真姫(穂乃果がじゅうににん~)



35: 2015/03/08(日) 21:20:43.12 ID:zi1/u6Ob0
-土曜 早朝 真姫自室--


チュンチュン


真姫(にこちゃんがにせんごひゃくろくじゅうごにん~)

真姫(穂乃果がにせんごひゃくろくじゅうさんにん~)

真姫(…)


真姫(ハッ、まさか夜が明けちゃったのっ!?)



真姫「ね、眠れてないけど、と、とりあえず起きないと…」クシュンッ

真姫「起きない…っと…あれ?」ガクッ


真姫「ヴぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」


真姫(な、なんで起き上がれないのっ!?)アタフタ

36: 2015/03/08(日) 21:21:17.28 ID:zi1/u6Ob0

真姫ママ「ちょっと真姫ちゃんっ!?こんな朝早くから可愛くない悲鳴あげちゃってどうしたのっ!?」ドタドタ

真姫「ま、ママっ!?な、なんでもないわよっ!!!」

真姫ママ「なんでもない感じが全然しないわよっ!!部屋はいるからねっ!!!」

真姫「ま、待ってっ!!!ダイジョブダカラッ!!!」

ガチャッ

真姫「ぁ…」

真姫ママ「真姫ちゃん…あなた…」

真姫「ダイジョブダカラッ!!!」ゲホッゲホッ

真姫ママ「そんなこといっても、ベッドから起き上がれないくらい弱ってるんじゃないのっ!?」

真姫ママ「しかも、咳をしてるうえに、顔色悪いじゃないのっ!?いいからベッドから出ないでおとなしくしてなさいっ!!!」

真姫「う、うん…」

真姫ママ「ほら、熱も測ってっ!!」

真姫「ウン…」ゲホッゲホッ

37: 2015/03/08(日) 21:22:10.24 ID:zi1/u6Ob0

真姫ママ「やっぱり熱があるじゃない…」

真姫「ぅ~~~~……………」

真姫ママ「体力が落ちてる時に風邪が悪化してる感じみたいね…」

真姫ママ「今日はたまたま非番だし、私がしっかり真姫ちゃんの看病してあげるわ」

真姫「でも私、今日は大事な用事が…」

真姫ママ「そんな体調なのに、なにいってるのっ!?」

真姫「でも…」

真姫ママ「でももなにも、今日は一日安静にしときなさいっ!!!」

真姫ママ「寝不足みたいだし、しっかり睡眠をとって治すのに専念するのよ」

真姫「ぅ~~~~……………」ショボーン

真姫「せめて…」

真姫ママ「ん?」


38: 2015/03/08(日) 21:22:54.71 ID:zi1/u6Ob0

真姫「せめて断りの電話だけは私自身にかけさせて…」

真姫ママ「そうね、そのくらいならいいわ」

真姫ママ「あ、でもお見舞いとかの申し出はちゃんと断るのよ?」

真姫ママ「風邪をうつしちゃう可能性もあるし、お友達が来たら、真姫ちゃん、はしゃいじゃうでしょ?」

真姫「そ、そんなことは…」

真姫ママ「最近真姫がすごくはしゃいでる感じがするって、お手伝いさん達の間でも、話題になってたくらいなのよ?」

真姫ママ「どうせはしゃぎすぎた結果、体調崩しちゃったんでしょっ!!寝不足気味なんだから寝るのに集中しなさい」

真姫「はーい……」シュン

42: 2015/03/09(月) 00:21:41.01 ID:Mhtl+4zI0

--土曜 早朝 にこ宅--

にこ「よしっとお弁当の準備かんりょー」

にこ「真姫ちゃんが入園料担当してくれるんだから、にこもこれくらいは準備しないとねっ!!」


 ズルイヨーズルイヨーホンネヲカークシーテール♪


にこ「ん?真姫ちゃんから電話ね…」


にこ「にっこにっこにー、朝から元気な矢澤にこにーっ!!!」

真姫『…そういうのいいから』ゲホッゲホッ

にこ「ナニヨ…って、真姫ちゃんっ!?すごい体調悪そうなんだけどっ!?」

真姫『その体調悪そうな件で、電話したの…』

真姫『実は…』

43: 2015/03/09(月) 00:22:44.81 ID:Mhtl+4zI0

にこ「風邪ひいちゃったのね…」

真姫『私から誘ったのに、なんかごめん…』

にこ「病人が気を使ってるんじゃないわよ」

にこ「あ~、それなら穂乃果とお見舞いでもいこっか?」

真姫『いや、マ…じゃなくってお母さんにお見舞いは断るように釘をさされてるのよ…』

にこ「えっ!?お見舞い断らないといけないような重症なのっ!?」

真姫『いや、違うけど…』

にこ「じゃあ、なんで断られないといけないのよっ!!」

真姫『今日の…しみで…しゃ…ぎて…しされたのよ…////』

にこ「は?よく聴こえかったんだけど?」

真姫『今日のことが楽しみで、はしゃぎ過ぎて禁止されたのよっ!!!///////』

にこ「っ!?真姫ちゃん…はしゃぎ過ぎって…///」ワルイキハシナイケド

真姫『そういうリアクションが返ってきそうだったから、言いたくなかったのよっ!!////』

44: 2015/03/09(月) 00:23:42.32 ID:Mhtl+4zI0

にこ「まあ、とりあえず今日は真姫ちゃんと動物園にいけないことはわかったわ」

真姫『ほんと、ごめんね…』

にこ「別にいいわよ」

真姫『ぅ~~~~』グスッ

真姫『せっかく…せっかく私とにこちゃんと穂乃果だけっていうめったにない組み合わせでのお出かけだったのに…』グスッ

にこ「穂乃果と同じようなこと言うのね…」

真姫『穂乃果と同じっ!?』ガバッ

にこ「ちょっ!?なんで急に起き上がった感じなのよっ!?おとなしく寝てなさいってっ!!!」

真姫『ハッ、ちょ、ちょっと取り乱したわ…』ゴホッゴホッ


45: 2015/03/09(月) 00:24:45.93 ID:Mhtl+4zI0

真姫『ぅ~~~~、にこちゃんと穂乃果と一緒のおでかけがぁ~~~』グスッ

真姫『チャンスだったのに~~~~~~』グスッグスッ

にこ(チャンスってなんのことかしら?)ハテ?

にこ(まあ、それはさておき、真姫ちゃんもだいぶ楽しみにしてたのね…)

にこ(はぁ…しょうがないわねー)

にこ「はあ~、そんなの真姫ちゃんが治ったら、そのメンバーで出掛けてあげるわよ」

真姫『っ?!で、でもっ、他のμ'sのメンバー達がいきたがって、3人だけで行けない可能性が高いジャナイっ?!』

にこ「その時は、にこがなんとかしてあげるわよ」

真姫『にこちゃん…/////』

にこ「だから、真姫ちゃんは~、早くにこと穂乃果と遊びに行けるように頑張って治療に専念するにこっ!!」ニコッ

真姫『うんっ!…うんっ!!!!絶対よっ!!約束だからねっ!!!!!/////』

にこ「はいはい、だから早く寝なさいって」


46: 2015/03/09(月) 00:26:21.00 ID:Mhtl+4zI0

にこ「あ、そういえば、その穂乃果には連絡したの?」

真姫『いや、これから連絡しようと思ってるけど…』

にこ「それなら、にこが連絡しておいてあげるわよ」

真姫『え、でも…』

にこ「どうせ、真姫ちゃんのことだから、"私が誘ったんだから、私が連絡して謝らないとっ!!"とか思ってるんでしょうけど」

にこ「そういう変な気遣いはいいから、病人はさっさと寝て治療に専念しときなさいよ」

真姫『にこちゃん…////』


にこ「どうしても直接あやまりたいなら、治ってからにしなさい」

にこ「いいわね?」

真姫『それなら、にこちゃんに穂乃果への連絡は任せるわ』

真姫『…その…アリガト…////』

にこ「別にいいわよ、じゃあ回復するまでは治療に専念しとくのよ」

真姫『うん…』

にこ「おだいじにね」

真姫『うん…』

56: 2015/03/10(火) 00:43:46.40 ID:Z3ylPBix0

にこ「はあ~、まさか誘った本人か風邪でダウンとはね~」

にこ「しかし、風邪ひいちゃったものはしょうがないとはいえ、作っちゃったお弁当どうしようかしら…」

にこ「ハッ、そんなことより穂乃果に連絡しないと!!」

にこ「穂乃果のヤツ、今日すごい楽しみにしてたのに、心苦しいけど…」

にこ「風邪でダウンしてる真姫ちゃんに、穂乃果を落ち込ませる役目とかさせれないものね!」グッ

にこ「結構早い時間だから、若干起きてるか不安だけど、とりあえずかけてみましょ」

57: 2015/03/10(火) 00:44:50.15 ID:Z3ylPBix0

プルr

穂乃果『おっはよーっ!!にこちゃん、穂乃果だよっ!!!』

にこ「ワンコール鳴り終わる前に電話に出るとか、どこのコールセンターよっ!?」

穂乃果『なんかちょうど、なんとなく電話とかかかってこないかなぁ~ってケータイいじってたとこだったのっ!!』

にこ「どんな偶然よ…」

穂乃果『えへへ~』


58: 2015/03/10(火) 00:45:20.76 ID:Z3ylPBix0

穂乃果『あ、それよりもいよいよ今日だねっ!!!にこちゃんと真姫ちゃんとおでかけするのっ!!!』

にこ「あ~、そのことなんだけどね…」

穂乃果『ふぇ?どしたの?』

にこ「落ち着いて聞きなさいよ…」

穂乃果『う、うん…』オチツイタヨッ

にこ「実は、真姫が風邪で倒れちゃってね…」

穂乃果『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!』

にこ「ちょっ!!だから落ち着いて聞けっていったじゃないのっ!!!!」イキナリオオゴエダスンジャナイワヨッ

穂乃果『落ち着いてなんていられないよっ!!真姫ちゃんだいじょぶなのっ!!!???』アワアワ

にこ「ただの風邪だから大丈夫らしいわ」

穂乃果『そっかぁとりあえずよかった~』ホッ


59: 2015/03/10(火) 00:45:58.54 ID:Z3ylPBix0

穂乃果『あ、そうなると動物園は中止で、お見舞いとかいったほうがいいのかな?』

にこ「なんか真姫ちゃんのお母さんからお見舞い禁止されてるらしいわ」

穂乃果『えっ!?なんでっ!?』

にこ「医者の娘が風邪になったうえに、万が一、その友達に風邪をうつしたなんてなったら一大事でしょうが」

穂乃果『そっかぁ~…』

穂乃果『そうなると今日のお出かけ自体がなくなっちゃう感じか~…』シュン


60: 2015/03/10(火) 00:46:36.55 ID:Z3ylPBix0

にこ(頼まれてないけど、なんとか穂乃果には、ごまかしといたわよ真姫ちゃん…)

にこ(はぁ~、しかし、やっぱり穂乃果は、こうやって落ち込んじゃうわよね…)

にこ(…)

にこ(しかたないわね~)

にこ(お弁当も作り終わっちゃってることだし…うん、もったいないものね!)


61: 2015/03/10(火) 00:47:18.63 ID:Z3ylPBix0

にこ「あ~、その~、もし穂乃果がよければなんだけどね?」

穂乃果『ふぇ?』

にこ「風邪で倒れちゃったのは、真姫ちゃんだけじゃない?にこは、普通に出かけることができるわけよ」

にこ「それに海未もことりも2人とも出掛けちゃってて、あんただけ予定がないとか言ってたじゃない?」

穂乃果『穂乃果の話、覚えててくれてたんだねっ!!!』

にこ「そのくらい、とーぜんよっ!!」

にこ「まあ、それはそれとして、そういうわけだから…」

にこ「もしよかったら、にこと2人で…」

穂乃果『いくっ!!!!!!』

にこ「ちょっ!?まだ話てる途中なんだけどっ!?」

穂乃果『行くったら、行くよっ!!!!!』

にこ(な、なんでそんなくいぎみに来るのよっ!!////)

にこ「い、いいから一旦落ち着きなさいっ!!いいわねっ!?」

穂乃果『はいっ!!にこちゃんとお出かけできるなら落ちつくっ!!!』


68: 2015/03/11(水) 00:15:22.10 ID:liFrSNQm0

にこ(ふぅーようやく落ち着いてくれたわね…)

にこ「まず、2人で出掛けるのはいいとして、今日行く予定だった動物園じゃなくてもいいのよ?」

穂乃果『穂乃果、動物園ひさびさに行きたいって楽しみにしてたし、動物園のままでいいよっ!!』

穂乃果『むしろ動物園がいいっ!!!』

にこ「そ、そう…」

にこ「あ~、でも真姫ちゃんが回復して3人でもう1回行くことになると思うけど?」

穂乃果『メンバーが変わるし、2回行っても全然楽しめると思うよっ!!』

穂乃果『それに他の場所探すにしても、他の場所を探して悩む時間がもったいないよっ!!!』

にこ「まあ、一理あるわね…」

にこ「じゃあ、行先は変えないとしても、それはそれで問題がでてきてね」

穂乃果『問題?』

69: 2015/03/11(水) 00:16:24.86 ID:liFrSNQm0

にこ「いい?優待券を持ってる真姫ちゃんが来れないから、入園料は自腹で払わないといけないのよ?」

穂乃果『普通に動物園に行ったと思えば、全然きにならないよっ!?』

にこ「そ、そう…」

にこ「あとそれだけなじゃくて、その動物園なんだけど、結構人気のある場所でね」

にこ「入園券の売り場と入場ゲートの2か所で並ばないといけないような広いうえに混んでるような場所なのよ」

穂乃果『おお~、そうなんだ~』

にこ「そうなのよ!でね、入園券を買う必要があるから、その分だけ余分に並ぶことになっちゃうんだけど…」

穂乃果『ぜんぜん、大丈夫だよっ!!!!』

にこ「そ、そう…」

にこ「でね、最後に根本的なことなんだけね」

穂乃果『うん』

にこ「穂乃果は、ほんとに、にこと二人だけで遊びに行くのでいいの?」

穂乃果『え?』


70: 2015/03/11(水) 00:17:33.00 ID:liFrSNQm0

にこ「にこと二人だけで遊びに行くので、本当に満足かってのを聞いてるのよ」

穂乃果『え?え?なんで?』

にこ「そもそも、真姫ちゃん含めても珍しい組み合わせの3人だったでしょ?」

にこ「それなのに真姫ちゃんが抜けちゃった関係で、にこなんかと2人で出掛けることに…」

穂乃果『にこちゃん!!!』

穂乃果『自分のことに"なんか"なんて言ったら、さすがの穂乃果でも怒っちゃうよっ!!!』

にこ「へ?」

穂乃果『穂乃果は…ううん、μ'sのみんなだって、にこちゃんのこと大切に思ってるんだからねっ!!!』

にこ「ふぇ?////…」


71: 2015/03/11(水) 00:18:55.95 ID:liFrSNQm0

穂乃果『そんなにこちゃんとなかなか遊ぶ機会がなかったから、穂乃果、一緒に出掛けられて、うれしいんだからっ!!!』

穂乃果『にこちゃんってば、絵里ちゃん、希ちゃんの三年生コンビか、真姫ちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃんの一年生達といつも遊んでて~』

穂乃果『穂乃果たち二年生とほとんど遊んでくれないんだもんっ!!!』

にこ「あ~、そういれるとそんな気がするわね…」

にこ「ていうか、あんた達二年生こそ、3人だけで幼馴染オーラみたいなの出してるから絡みづらいのよ…」

穂乃果『へ?あ~そう言われると、気が付くと海未ちゃんかことりちゃんが話しかけてきて、そのまま話し込んじゃってるかも?』

にこ「でしょ?お互いさまよ…」

穂乃果『そっかぁ~』

穂乃果『って、そういう話じゃなかったよっ!!!穂乃果はにこちゃんと一緒に動物園に行きたいんだよっ!!!』

にこ「あ、あ~、そんな話だったわね////」

にこ「それじゃ、にこと一緒に動物園に行くってことでいいのね?」

穂乃果『うんっ!!!問題ないよっ!!!!』

穂乃果『むしろすっごく楽しみだよっ!!!よろしくねっ!にこちゃんっ!!!!』

にこ「はいはい、わかったわよ」


72: 2015/03/11(水) 00:20:05.49 ID:liFrSNQm0

にこ「じゃあ、真姫ちゃんとの予定だと開園15分前に動物園の最寄駅集合だったけど」

にこ「なんかあんたと待ちあわせだと不安だから…」

穂乃果『にこちゃんヒドイっ!?』ガーン

にこ「わたしの準備が出来次第、穂乃果の家に迎えに行くわ」

穂乃果『え?にこちゃん、迎えに来てくれるのっ!?』

にこ「チケット買う分、予定より早く出ないといけないし」

にこ「それに動物園に行くなら、ちょうど通り道だし、そっちの方が効率いいわ」

穂乃果『わかった!!』


73: 2015/03/11(水) 00:20:56.23 ID:liFrSNQm0


穂乃果『にこちゃんが迎えに来てくれるのを楽しみに待ってるねっ!!』ワクワク

にこ「ワクワクしすぎで疲れちゃわない程度に待ってなさいよね…」

穂乃果『はーい』

にこ「じゃ、準備はじめるから電話きるわね」

にこ「またあとで」


74: 2015/03/11(水) 00:22:16.73 ID:liFrSNQm0




穂乃果『うんっ!!にこちゃんとのデート楽しみにしてるからねっ!!!』



にこ「なっ!!!/////////////」カァッ

にこ「ちょっと、穂乃果っ!?なにいって…///////////////」


ツーツー

にこ「って言うだけ言って電話をきりやがったわね…//////」

にこ「まあ、穂乃果のことだから何も考えずに言ったんでしょ…」

にこ「あんま深く考えずに、準備していきましょう、うん」

75: 2015/03/11(水) 00:28:35.37 ID:liFrSNQm0
とりあえず本日投下分ここまで~
書き始めたら、存外この2人の電話パートが長くなっちゃったな…

このスレを完結させた後に、需要と>>1の気力が残ってれば、リクエストとかに答えられたりするかもです

81: 2015/03/11(水) 23:37:48.68 ID:liFrSNQm0
リクエスト答えれるのも当分先になっちゃいそうな感じですけどね…
>>31 の方針は変えないと思うので、
完結までの間のご意見・ご要望・クレーム等は、参考程度にとどめさせていただきますのでご了承を~

とりあえず今日の分、投下していきますね

82: 2015/03/11(水) 23:39:42.64 ID:liFrSNQm0
--土曜 早朝 穂乃果自室--

穂乃果「にこちゃんとの電話かんりょうっ!!」


穂乃果「うーん…」

穂乃果「真姫ちゃんが風邪ひいちゃったって話を聞いたときはすごく残念だったけど…」

穂乃果「にこちゃんとふたりでおでかけ、楽しみだな~」エヘヘ~


穂乃果「あ、そうだっ!!お見舞いにはいけないけど、真姫ちゃんにメールくらい送っとこう!!」

穂乃果「はやく元気になってほしいからね!」

メールサクセイチュウ


83: 2015/03/11(水) 23:40:45.27 ID:liFrSNQm0

穂乃果「よしっと!送信完了!!」


穂乃果「あと準備しておかないといけないことはっと~」

穂乃果「お洋服の準備よしっ!!お財布の方は~」

穂乃果「ハッ!?先週漫画の新刊を一気に買っちゃったあとだからお金がほとんどないんだったっ!!!」ガーン


穂乃果「こ、こうなったら、お母さんに頼み込むしかないよねっ!!」

穂乃果「お金がなくて動物園いけなくなるとか絶対やだもんっ!!」ウン

穂乃果「そうと決まれば即行動だねっ!!」ガラッ


穂乃果「うわーーーーん!おかーーーーーさーーーーーんーーーーーたすけてーーーーーーーーーー」ドタドタ


雪穂「ちょっとっ!!お姉ちゃんっ!!朝っぱらからうるさいわよっ!!!!!」


84: 2015/03/11(水) 23:41:18.45 ID:liFrSNQm0
--土曜 早朝 真姫自室--

真姫「ぅ~~~~~~~」

真姫「にこちゃんが連絡してくれるとは言ってくれたけど…」

真姫「穂乃果のことが気になって寝れない…」


 ファイトダヨッ!!


真姫「っ!?穂乃果からメールだわっ!!!」

真姫「ママがおかゆ作ってくれている今のうちに内容を確認しなくっちゃっ!!」



85: 2015/03/11(水) 23:41:51.91 ID:liFrSNQm0


件名:
真姫ちゃん、だいじょぶっ!?

本文:
おはよっ!穂乃果だよっ!!

にこちゃんからお話聞いたよ~
真姫ちゃんが風邪で遊びに行けなくなっちゃったのは残念だけど、
風邪が治ったら、絶対遊びに行こうねっ!!

はやく回復してくれることを穂乃果は祈ってるよっ!!
それじゃ、お大事にね~












86: 2015/03/11(水) 23:42:47.37 ID:liFrSNQm0


真姫「穂乃果…////」ジーン

真姫「うん、ちゃんと風邪を治してデートの計画仕切りなおさないとねっ!!」ゲホゲホッ


真姫「ん?このメールまだ下の方につづきがある?」

真姫「えーっと」


真姫ママ「真姫ちゃん、おかゆ作ってきたわよ~」ガチャッ


真姫「ぁ…」


87: 2015/03/11(水) 23:44:25.77 ID:liFrSNQm0

真姫ママ「あー!もう携帯いじってないで、寝てないとダメでしょっ!!!」

真姫「ママ、ちょっと待ってっ!!せめてこのメールだけでもっ!!」

真姫ママ「ダメよ!風邪が完全に治るまで、電源をきって机の上に置いとくわね…」ボッシュウッ

真姫「ああっ!!」

真姫ママ「ほら、おかゆ食べたら薬飲んで寝ときなさい…いいわね?」

真姫「はーい…」

真姫「ぅ~~~~~~~~~…」モグモグ

真姫(穂乃果のメールのつづきがきになってしょうがないけど、ここは治すのに専念しないとダメね…)シュン


96: 2015/03/12(木) 22:42:02.95 ID:lUqyStbH0
--土曜 朝 穂乃果宅付近--

にこ「ふぅ…そろそろ穂乃果の家に到着できそうね」

にこ「うん、お弁当も完成してたし、この時間に穂乃果を迎えに行けるなら、いい感じの時間に動物園につけそうね!」

にこ(あ、思えば、穂むらの営業時間外の時間帯って、どこから穂乃果を呼び出せばいいのかしら?…)

にこ(お店が開店してないから、お店の入り口からは入れないだろうし…)

にこ(まあ、入り口の前についたら電話しようかしらね)


97: 2015/03/12(木) 22:42:37.32 ID:lUqyStbH0


穂乃果「あっ、にこちゃんだっ!!にーーーーーーーこーーーーーーーーーーーちゃーーーーーーーーん」2階の窓から


にこ「っ!?」

にこ「ちょっと!!!朝早いんだからそんなに大声出すんじゃないわよっ!!!!」

穂乃果「うんっ!!いまからそっち行くねっ!!!」

にこ「ちょ!私の話きこえてないのっ!?」ガーン

にこ「はあ~、まったく、しょうがないわねー」


98: 2015/03/12(木) 22:44:04.14 ID:lUqyStbH0


穂乃果「にこちゃん、おまたせっ!!」

にこ「近くについた途端にあんたが大声だして速攻で来たから、別に待ってないわよ…」

穂乃果「えへへ~」

穂乃果「ん?にこちゃん荷物多くない?」

にこ「ああ、まあ隠す必要もないし、いっか」

にこ「この荷物はね~」

にこ「にこにー特製手作りお弁当よっ!!!」フフーン


99: 2015/03/12(木) 22:44:51.46 ID:lUqyStbH0


穂乃果「にこちゃんのお弁当っ!?もしかして穂乃果のためにっ!?」

にこ「それも半分あるけど、もとはといえば真姫ちゃんを含めた3人分のヤツよ…」

穂乃果「あ…」

にこ「あ~、その分2人で食べるには量が多いって説明するだけに挙げたことだから、いちいち気に病まなくていいわよ!」

にこ「っていうかむしろ来れなかった真姫ちゃんの分まで楽しむ勢いで楽しまないと、真姫ちゃんに失礼だと思わない?」

穂乃果「うん…うんっ!!そうだね!真姫ちゃんの分まで食べる勢いでがんばるよっ!!」

にこ「いや、そこは無理して食べなくてもいいわよっ!!」


100: 2015/03/12(木) 22:47:29.03 ID:lUqyStbH0

にこ「っていうか、穂乃果、結構服装に気合いいれてたりする?」

穂乃果「おーさすがにこちゃんっ!!きづいてくれた!!」

にこ「練習着にほの字Tシャツってセンスが嘘だと思うくらいには、かわいい服装だから気づくわよ」

穂乃果「可愛いってほめられたっ!!////」エヘヘ~

穂乃果「って、さりげなくほの字Tシャツをバカにしないでよっ!!!」ガーン

にこ「はいはい、悪かったわよ」

にこ「っていうか女同士で出掛けるだけなんだから、そんな気合い入れなくてもいい気がするんだけど…」

穂乃果「いやいやいやいや、にこちゃんも真姫ちゃんもファッションセンスいいから、穂乃果も頑張らないとって思って、すっごく頑張ったんだよっ!!」

にこ「なっ!?///…に、にこのファッションセンスがいいなんて当然でしょっ!?」

穂乃果「うんっ!!今日のにこちゃんの私服もとってもかわいいよっ!!」

にこ「あ…ありがと////」

にこ「あ~、もう!/// なんか話し込んじゃったけど、とっとと出発するわよ?」

穂乃果「うん!じゃあ、いこっ!!にこちゃんっ!!!」

にこ「はいはい、走って転ぶんじゃないわよー」


105: 2015/03/13(金) 00:52:19.87 ID:lbZpvv1V0
--土曜 朝 動物園--


穂乃果「ついたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」

にこ「到着しただけなのにテンション高過ぎよっ!?」

穂乃果「だって動物園だよっ!?大きいんだよっ!?にこちゃんと一緒なんだよっ!?」

にこ「はいはい、嬉しいのはわかったから落ち着きなさいって」

穂乃果「じゃあ、さっそく!れっつ…」

にこ「だから、待ちなさいってのよ!」グッ


106: 2015/03/13(金) 00:52:47.54 ID:lbZpvv1V0

穂乃果「ぐぇっ!な、なにするのにこちゃんっ!?」ジタバタ

にこ「いやいや、あんたどこ行くつもりだったのよ?」

穂乃果「え?だから動物園に…」

にこ「そっちは入園ゲートの方よ…」

穂乃果「あれ?それならあって…」

にこ「ないわよっ!!入園券買わないとダメって説明したじゃないのよっ!!!」

穂乃果「お~~~!そうだったねっ!!!」


107: 2015/03/13(金) 00:53:46.28 ID:lbZpvv1V0

にこ「そうだったじゃないわよっ!!まったく…」

穂乃果「ごめんね…にこちゃん、おこちゃった?」

にこ「別に怒ってないわよ…全速力で駆け出そうとしたあんたを止めるのに疲れただけよ…」

穂乃果「ご、ごめんねっ!?」

にこ「あ~いいわよべつに」

にこ「というわけで、チケット売り場の方に向かうわよ~」

穂乃果「うんっ!!!」

108: 2015/03/13(金) 00:54:33.50 ID:lbZpvv1V0
--土曜 朝 動物園チケット売り場前--

にこ「なんだかんだでもうすぐチケット買えそうね~」

穂乃果「うん!にこちゃんとお話ししてたらあっという間だったねっ!!!」

にこ「あ~そうだったわね」

穂乃果「えへへ~」

109: 2015/03/13(金) 00:55:17.19 ID:lbZpvv1V0

にこ「あ~、そういえば穂乃果は細かいお金持ってるの?」

穂乃果「え?なんで?」

にこ「後ろも結構、列が長くなってきたし…」

穂乃果「おー!ほんとだっ!!」

にこ「2人分まとめて買っちゃった方が効率いいでしょ?」

穂乃果「なるほどっ!」


110: 2015/03/13(金) 00:55:55.87 ID:lbZpvv1V0

にこ「…で、どうなのよ?」

穂乃果「あ~、穂乃果いまお札が1万円札しかないんだった…」

にこ「っ!?結構多めに持ってきたのね…」

穂乃果「いやー実は全然お金がないことに気づいて、お母さんにおねだりしたんだけどね~」

穂乃果「お母さん、今月分はもうあげたでしょっ!!って怒ってきて、もらえなかったんだけど…」

穂乃果「そのあと、お父さんが何も言わずに穂乃果に1万円札をそっと渡してくれたのっ!!!」

にこ「…お父さん、穂乃果に激甘なのね…」

穂乃果「うん!お父さんってば、普段はすっごく無口なんだけどね、すっごく優しいんだよ~」エヘヘ-

穂乃果「まあ、そんな状況だから、穂乃果がにこちゃんの分も買うよっ!!!」

にこ「そういうことなら、にこの分の料金は先に渡しとくから、お願いね」

穂乃果「うん、穂乃果に任せて!!!」

111: 2015/03/13(金) 00:57:47.89 ID:lbZpvv1V0

チケット売り場のお姉さん「それじゃ、次にお並びの方どうぞ~」

穂乃果「はいっ!!チケット2枚おねがいしますっ!!」

お姉さん「…かしこまりました~」

お姉さん「えーと…高校生と小が…」チラッ

穂乃果「?」

にこ「…」ギロッ

お姉さん「コホン…高校生と中学生1枚ずつでよろしいですか?」

穂乃果「ぷふぅっ!!」アハハハ

にこ「高・校・生 2枚でお願いしますっっ!!!!!」

お姉さん「か、かしこましました~」アセアセ


112: 2015/03/13(金) 00:58:38.11 ID:lbZpvv1V0

にこ「まったく!にこのことを中学生と間違えるとか失礼にもほどがあるわっ!!」

穂乃果「あははは、にこちゃんちっちゃくて可愛いからね~」

にこ「うっさいわねっ!!ちっちゃいは余計よっ!!とっとと入場ゲートの方に向かうわよっ!!」

穂乃果「うんっ!」

にこ「…ていうか、あんたが最初っから高校生2枚って言ってくれれば、こんな辱めは受けなかったわよ…」

穂乃果「あ~!そっかっ!!」

穂乃果「でも、最初はにこちゃん、小が…」

にこ「…穂乃果…それ以上言ったら、ひどいわよ…」

穂乃果「わ~~~~ごめんねっ!!」

にこ「べつにいいわよ…」


119: 2015/03/14(土) 00:23:59.78 ID:fr5K3DKB0

--土曜 開園時間直後 動物園入場ゲート前--

穂乃果「あっ!もうすぐ入れそうだねっ!!」

にこ「まあ、結構早めに到着できたからね~」

穂乃果「これも、にこちゃんがすぐに迎えに来てくれたおかげだねっ!!ありがとっ!!」

にこ「そ、そんなことでいちいちお礼言わなくてもいいわよっ!!////」

にこ「ほらっ!!次はにこ達の順番なんだから、チケットちゃんと用意しときなさいよっ!!」

穂乃果「はーい」


120: 2015/03/14(土) 00:25:12.34 ID:fr5K3DKB0

入場ゲートのお兄さん「はい、じゃあ入園券をみせてくださいね~」

にこ「はいっ」スッ

お兄さん「はい、ありがとね~」ハンケンヤブリッ

お兄さん「じゃあ、これがパンフレットと来場者先着プレゼントだよ~」

にこ「ありがと…」ウケトリッ

お兄さん「それじゃあ、動物園たのしんできてね~」

お兄さん「はい、次はお姉ちゃんの方どうぞ~」


121: 2015/03/14(土) 00:26:23.31 ID:fr5K3DKB0

にこ「なんか先着プレゼントとかもらえてラッキーね!」

穂乃果「え?穂乃果、そんなのもらってないよ?」

にこ「へ?あの係員なに渡しそびれてるのよ…」

穂乃果「ちなみになに貰ったの?」

にこ「あ、まだ確認してないわ…えーっと…」

にこ「ん?あー、こころとここあがハマってるアイドルアニメのカード…みたいね…」


穂乃果「お~ほんとだ~「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーーーーーーーーー」って、にこちゃんっ!?どしたの?」


にこ「…パンフレットの…ここの部分…」

穂乃果「どれどれ~えーっと…」


122: 2015/03/14(土) 00:28:47.77 ID:fr5K3DKB0


 \中学生以下のお友達限定!!/
 キャンペーン期間に来てくれると先着1000名に
 大人気ヒーロー番組または大人気アイドルアニメの当動物園限定カードをプレゼントっ!!



穂乃果「ぷ!あははははっ!!!また間違われちゃったね!!」

にこ「あんの係員め~~~なんで、高校生の入場券渡したのに、にこに子供用のプレゼント渡してくるのよっ!!!!」プルプル

穂乃果「それはにこちゃんが…」

にこ「…それ以上言ったら…ワカッテルデショウネ?…」ギロッ

穂乃果「な、なんでもないよっ!?か、係員のお兄さんもドジだなあ~」アハハハハ…


123: 2015/03/14(土) 00:30:29.64 ID:fr5K3DKB0

にこ「もうこのカードは、こころとここあ用のおみやげが手に入ったってことで割り切ることにするわ…」

穂乃果「うん、それがいいと思うよ~」アハハ

穂乃果「よしっ!それじゃあ、さっそく動物園をっ!!」

にこ「だから落ち着きなさいっていってるでしょうが…」グッ

穂乃果「ぐぇぇっ!!にこちゃん、今日2回目だよ…」

にこ「あんたが後先考えずに行くからでしょ…」

124: 2015/03/14(土) 00:32:34.27 ID:fr5K3DKB0

にこ「いい?電話でもちょろっと言ったけど、この動物園結構広いのよ?」

にこ「何も考えずに行っても、全体の半分も見れずに終わっちゃうわよ?」

穂乃果「おお~そんな広いんだね~」

にこ「だから、最低限見ておきたい動物とかを決めてから行くようにするわよ?いいわね?」

穂乃果「はーい」


125: 2015/03/14(土) 00:36:48.07 ID:fr5K3DKB0
本当はもうちょっと書き溜めていたりはするんだけど、
それを投下すると、キリが悪くなっちゃう感じなので、本日分はここまで~

その分、次回は多めに投下できそうな見込みなので、次の投下をお待ちくださいませませ

129: 2015/03/14(土) 23:45:32.86 ID:fr5K3DKB0

にこ「で、穂乃果はなにか見たい動物とかないの?」

穂乃果「え?穂乃果が決めてもいいの?」

にこ「あんた、あんなに行きたがってたんだから、穂乃果が決めるのがいいと思うわ」

穂乃果「うん!じゃあ考えてみる!!!」

にこ「動物によっては結構距離が離れちゃってて、移動時間が掛かったりしちゃうんだから、そんな欲張るんじゃないわよ?」

穂乃果「わかった!!」

穂乃果「う~~~~ん…」


130: 2015/03/14(土) 23:46:20.49 ID:fr5K3DKB0


穂乃果「あっ!!じゃあじゃあ、μ'sのみんなを見に行きたいっ!!!」

にこ「へ?」

穂乃果「ほらっ!!前ことりちゃんが動物モチーフの衣装作ってくれたじゃんっ!!」

にこ「ああ、そういうことね!言葉が足りな過ぎるのよ…」

穂乃果「いや~ごめんごめん」アハハ

穂乃果「で、どうかなっ!?」

にこ「ん、まあ9匹くらいならじっくり見て回っても余裕で回れそうね!うん、結構いいんじゃないかしら?」

穂乃果「でしょっ!!」

131: 2015/03/14(土) 23:47:12.07 ID:fr5K3DKB0

にこ「あ~、でも1つ不安要素が…」

穂乃果「え?なになに?」

にこ「いや、ネコって動物園にいなくない?」

穂乃果「あ~…そうだね…」

穂乃果「ん~…凛ちゃんだけ仲間外れになっちゃうかな?…」

にこ「その言い方だと、凛本人が仲間外れみたいに聴こえるからやめなさいよっ!?」ガーン


132: 2015/03/14(土) 23:48:03.21 ID:fr5K3DKB0

にこ「まあ、ちょっと待ってなさい!ネコ科の動物で代わりになりそうなのをパンフレットで探してみるから…」ペラッ

穂乃果「うん!!凛ちゃんのためにも頑張ってね!にこちゃん!!!」

にこ「だからその言い方やめなさいっての!!え~~~と…」ペラッペラッ


にこ「あ!」

穂乃果「見つかった!?」

にこ「なんか偶然にしちゃ出来過ぎなの見つけちゃったわ…」

穂乃果「ん?どれどれ?」

にこ「これね」ユビサシ


133: 2015/03/14(土) 23:48:50.62 ID:fr5K3DKB0



 期間限定展示 世界のネコ写真展&展示広場


穂乃果「おおっ!!これで凛ちゃんが見れるねっ!!!」

にこ「だから、その言い方っ!!はあ~、もういいわ…」

穂乃果「よしっ!!そうと決まればさっそくっ!!まずは穂乃果のクマから見たいな~」レッツゴー

にこ「だから落ち着きなさいって、何度言えば…」グッ

穂乃果「ぐぇぇぇっ!!!にこちゃん、今日3回目…」

にこ「だからあんたが…これも、もういいわ…」

にこ「9匹決めても、順路まで決めておかないと、意味ないでしょーが…」

穂乃果「そっかぁ~、で、どうゆう順番でまわるのっ!?」

にこ「それを今から決めるのよっ!!ふぅ~、穂乃果にまかせてもアレだから、わたしが決めちゃうわよ?」

穂乃果「おねがーい」


134: 2015/03/14(土) 23:49:50.50 ID:fr5K3DKB0

にこ「ん~、まぁこんな感じかしらね?」

穂乃果「決まった?どんな順番?」

にこ「クマ、ネコ、ヒョウって回ったら、一旦お昼」

にこ「そこから、シカ、ひつじ、うさぎ、きつね、たぬき、パンダの順番でいくわよ?」

穂乃果「あ、穂乃果がまずクマを見たいっていう希望、ちゃんと聞いてくれてたんだねっ!!!」

にこ「ま、まあね…///」

穂乃果「あれ?3ヶ所だけ回ってから、お昼ご飯ってちょっと早くない?」

にこ「あ~、12:00くらいになるとお昼食べれる場所がどこも混んじゃうでしょ?わざと早めにしといたのよ」

穂乃果「おー!さっすがにこちゃん!!!」

にこ「これくらいとーぜんよっ!!」フフン


135: 2015/03/14(土) 23:51:48.96 ID:fr5K3DKB0

穂乃果「よーしっ!!じゃあさっそくクマの方へっ!!!」

にこ「だから…」グッ

穂乃果「ぐぇぇぇぇっ!!!!4回目…」

にこ「そっちはクマの方向じゃないわよ…地図くらい見なさいよね…」

穂乃果「いやー穂乃果の勇姿が見れると思ったら、ついテンションあがっちゃって~」

にこ「だから…はあ~、あんたゲームの説明書とか読まないタイプね…」

穂乃果「うん!いつも読まずにやってるよ!やってるうちに、なんとなくできるようになってるよ!!」

にこ「いやまあ、ゲームのやり方は別にいいのよ!」

にこ「順路決めたんだから、順路通りにいかないと意味ないでしょーが…」

穂乃果「ごめんね~」エヘヘ

にこ「はあ~、別にあやまらなくてもいいわよ…」

にこ「もう、穂乃果を先頭にすると勝手にまた別の方向行き始めそうだから、わたしについてきなさい!いいわねっ!?」

穂乃果「はーいっ!!」


136: 2015/03/14(土) 23:57:12.14 ID:fr5K3DKB0
ってことで今回の投下分完了
書き溜めた感じだと結構量があったと思ったけど、投下してみるとそうでもなかった感じが…

次回の投下で、ようやく1匹目の動物を登場させることができそうです

144: 2015/03/16(月) 00:38:52.28 ID:2JGS33jz0
--土曜 朝 動物園(クマ)--

穂乃果「クマーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

にこ「いや、その発言はどうかと思うわよ?」アイドルトシテ

穂乃果「いや~、ついはしゃいじゃって~」エヘヘ

穂乃果「う~ん…って、いうか…」

にこ「うん…」

穂乃果「…せっかくクマを見に来たのに…」

にこ「クマ…寝てるわね…」

ほのにこ「「…………」」

穂乃果「起きてくれないかな?」

にこ「起きる気配ないわね…」

穂乃果「そっかぁ~残念だなぁ~」ショボーン

にこ「まあ、動物だって生きてるんだもの、寝てる時だってあるわよ」


145: 2015/03/16(月) 00:40:17.49 ID:2JGS33jz0

穂乃果「あ~あ~、せっかく穂乃果の勇ましい姿とか荒々しい姿とか見たかったのに~」

にこ「いや、仮にもアイドルなんだから、勇ましい姿とか荒々しい姿を求めるんじゃないわよっ!!」

にこ「てか、荒々しいとか…あんたグ○ーミーみたいなクマでも目指すつもりなの?」

穂乃果「いやいや、さすがにグルー○ーまで荒々しくなりたくないよっ!?流血沙汰になっちゃうよっ!?」

穂乃果「こう、穂乃果のかっこいいワイルドな姿とか見たいな~って思ったんだよぅ~」

にこ「あ~、あんたはワイルドなクマってイメージじゃないわよ…」

にこ「どっちかっていうと、子供向け番組に出てくるような、のんびりやで食いしん坊なクマのイメージよね…」ウン、ソレダワ

穂乃果「にこちゃん、ヒドイっ!?」ガーン


146: 2015/03/16(月) 00:42:12.64 ID:2JGS33jz0

にこ「そういえば、クマで思い出したんだけど」

穂乃果「ん?」

にこ「北海道のおみやげに熊カレーってのがあるらしくてね…」

穂乃果「えーーーーーーーっ!?穂乃果食べられちゃうのっ!?」

にこ「なっ!?////あんた朝っぱらから、なに言っちゃってるのよっ!?////」

穂乃果「だって!!穂乃果がカレーの具になっちゃうんでしょっ!?」

にこ「あー……いやいや、あんたはクマじゃないでしょーが…」

穂乃果「そんなことないよっ!!心はクマといっしんどーたいだよっ!!」


147: 2015/03/16(月) 00:44:17.45 ID:2JGS33jz0

穂乃果「ってなわけで~、にこちゃんは穂乃果がクマカレーになったら食べてくれる?」

にこ「…あんた、なんて斜め上の質問してくるのよ…」

穂乃果「いや~、なんか話の流れ的に気になっちゃって~」

穂乃果「で、どうなのっ!?にこちゃんっ!?」

にこ「はぁ~…にこは出来れば食べたくないわよ…」

穂乃果「ええっ!?」ガーン

穂乃果「穂乃果、そんなにおいしくなさそうかな?…」ショボーン



148: 2015/03/16(月) 00:45:40.53 ID:2JGS33jz0

にこ「…いや、あんたが熊カレーの具になったら、殺されちゃってるってことになるでしょーが…」

穂乃果「あ…」

にこ「そうなる前に、にこが…ううん、μ'sのみんなで助けに行ってあげるわよ」

穂乃果「にこちゃん…///」ジーン

にこ「まっ、それでも間に合わなかった時は、しょうがないから熊カレー食べるわよ~」

にこ「穂乃果の肉、なんだか脂がのってそうで美味しいかもしれないからね」

穂乃果「えっ!?ちょっ!?にこちゃん、それ褒めてなくないっ!?」ガーン

にこ「あんたが変な質問してくるからよっ!」フフン

にこ「っていうか、寝てるクマをいつまでも見ててもしょうがないし、次いくわよ~」

穂乃果「は~~い」


152: 2015/03/17(火) 00:56:03.39 ID:i8Hb1JZS0
--土曜 朝 動物園(特別展示会場前)--

穂乃果「次は凛ちゃんだねっ!!!」

にこ「もう訂正するのも疲れたから、放っておくわ…」

にこ「ん~順路的に、最初は写真の展示みたいね」

穂乃果「そうみたいだね!見た感じだと、結構多くの写真が飾られてそうだね~」タノシミッ

にこ「そうみたいね~」

にこ「まあ、写真展示おわると普通にネコを見れるみたいだし、さくさく見ていきましょ」

穂乃果「うんっ!!わかった!!!」


153: 2015/03/17(火) 00:57:48.18 ID:i8Hb1JZS0
--土曜 朝 神田明神--

希「う~ん、今日はいい天気やね♪」

希「神社のお手伝いは午前中で終わるし、午後はニコっちとエリちでも誘って買い物とかええかも」

希「うん、そうと決まれば、お手伝い終わったらすぐにでも2人に連絡入れるようにしよ♪」

希「よっしゃ!午前中の残り時間もお仕事がんばらんとなっ!」グッ

154: 2015/03/17(火) 00:58:59.08 ID:i8Hb1JZS0
--土曜 午前 動物園(特別展示会場内部)--

穂乃果「いや~写真とはいえ、いろんなにゃんこが見れた楽しかったねっ!!」

にこ「そうね~、ちゃんと写真家の人が撮影してるみたいだったから、クオリティもなかなかのものだったからね」

穂乃果「うん!そして、次は生にゃんこに会えるんだねっ!!!」

にこ「生にゃんこって、あんた…意味は通じるけど、他に言い方ないの?」ナンカイヤネ

穂乃果「う~~~ん…じゃあ、ネコ生?」

にこ「……もう、生にゃんこでいいわ…」

穂乃果「せっかく考えたのにっ!?ノーコメントっ!?」ガーン

にこ「ほら、ぼさっとしてないで、展示コーナーの方いくわよ」

穂乃果「あ、待ってよ~」

155: 2015/03/17(火) 01:00:24.85 ID:i8Hb1JZS0

穂乃果「あっ、展示コーナーの入り口に注意書きみたいなのがあるよっ!」

にこ「ほんとね、一応目を通しときましょう」

穂乃果「うん!」

穂乃果「あ、携帯電話はマナーモードか電源オフだって!!」

にこ「へぇ~、子猫の展示もあって、大きな音とかでびっくりさせないよう、それに対する安全策みたいね…」

穂乃果「おおっ!!子猫っ!!!」

穂乃果「そうと決まればさっそく電源オフだねっ!!」デンゲンナガオシ

にこ「え?マナーモードで充分じゃない?」

穂乃果「だめだよっ!!電磁波が子猫に悪影響を及ぼすかもっ!?」

にこ「いや、大丈夫な気も…」

穂乃果「大丈夫じゃないかもしれないじゃんっ!」

にこ「あ~、わかったわよ…」デンゲンナガオシ

穂乃果「うん、これでばっちりだね!!」

にこ「携帯の電源オフにしても、あんたが騒いだんじゃ意味ないんだから、気を付けるのよ~」

穂乃果「それぐらいわかってるよ~、はやくいこっ!!」

にこ「はやくも騒ぎ気味じゃないのっ!?子猫は逃げたりしないんだから、落ち着いていくわよ~」

穂乃果「は~い」


156: 2015/03/17(火) 01:01:26.87 ID:i8Hb1JZS0
--土曜 午前 園田家親戚宅--

海未「ふぅ~」

海未「日舞の関係で親戚一同の集まりがあるとは聞いてましたが…」

海未「まさか、土日を使っての1泊2日になる大規模な集まりとは…」

海未「ことりもちょうど用事があると言ってましたし、穂乃果は寂しがったりしてないでしょうか?」

海未「うん、ちょっとメールを出して様子をうかがっておきましょう」


157: 2015/03/17(火) 01:02:13.60 ID:i8Hb1JZS0
--土曜 午前 地方の公共施設--

ことり「ん~」

ことり「お母さんってば~、いくら人が捕まらなかったからって…」

ことり「学校関連の集まりに、ことりをお手伝いとして連れてくとかちょっと強引すぎるよ~」

ことり「まあ、温泉地の近くだから、ついでに家族旅行もって言われたら、断れないけど~…」

ことり「でも、今日は海未ちゃんも用事でいないんだよね?穂乃果ちゃん寂しがってないかな~?」

ことり「そうだ!ちょっと穂乃果ちゃんにメールしてみよっと♪」


158: 2015/03/17(火) 01:03:08.00 ID:i8Hb1JZS0
--土曜 朝 動物園(特別展示会場内部)--

穂乃果「うわ~~~こねこかわいい~~~///」

にこ「そうね///」

穂乃果「飼いたくなるくらいの可愛さだよね~」ホワー

にこ「へぇ~、なんか意外ね」

穂乃果「へ?なにが?」

にこ「あんたは、ネコ派というよりはイヌ派だと思ってたわ」

穂乃果「え?わんこも好きだよ!でも、なんでそう思ったの?」

にこ「いや~だってね~」

穂乃果「?」


159: 2015/03/17(火) 01:04:10.57 ID:i8Hb1JZS0

にこ「穂乃果、お手」

穂乃果「わん!…って、穂乃果は、わんk…ムグッ!?」

にこ「会場内は静かにでしょ?」ニコッ

穂乃果「…」コクコク

穂乃果(む~…にこちゃんがからかってきたのに、穂乃果が怒られてる…)ムス-

にこ「あ~、悪かったわよ…」

にこ「お~よしよし」ナデナデ

穂乃果「っ!?」

穂乃果(また、わんこ扱いっ!?)ガーン

穂乃果(ん~)

穂乃果(でも、にこちゃんなでるのうまいし、これはこのままでもいいかな~////)


160: 2015/03/17(火) 01:05:05.99 ID:i8Hb1JZS0

にこ「…」ナデナデ

にこ(いや、そこはまたわんこ扱いっ!?みたいにツッコミいれなさいよ…)

にこ(なでるのをやめるタイミング逃しちゃったじゃないの…///)

にこ「あ~…穂乃果も落ち着いたみたいだし、そろそろ次行くわよ?」

穂乃果「ほえ?あ、うん…///」

にこ「ほらいくわよ~」ソソクサ

穂乃果「あ~先に行かないでよ~」

166: 2015/03/18(水) 01:02:20.45 ID:dlyDrUMJ0
--土曜 朝 動物園(豹)--

にこ(あれ?何か忘れてる気がするんだけど…)

にこ(忘れるくらいだから大したことないかしらね?)

穂乃果「次は真姫ちゃんだねっ!!!!」

にこ「…そうね~」

穂乃果「真姫ちゃんが来れなかった分、ガン見しておこうねっ!!」

にこ「いや、それ頑張りどころ違うんじゃないのっ!?」

167: 2015/03/18(水) 01:02:51.15 ID:dlyDrUMJ0

にこ「そういえば、ヒョウってネコの仲間なのよね~」

穂乃果「へぇ~そうなんだ~」

穂乃果「あ!だから、真姫ちゃんと凛ちゃんでデュエットしたんだねっ!?」

にこ「っ!?」

にこ(ことりったら、そこまで考えての衣装だったのかしら?…)

にこ(そこまで考えて衣装作ってるなら…ことり、あなどれない娘ね…)

にこ「穂乃果よく気づいたわね~」

穂乃果「えへへ~」ホメラレタッ


168: 2015/03/18(水) 01:03:57.27 ID:dlyDrUMJ0

穂乃果「うん、ここのヒョウはメスでつり目でセクシーだから真姫ちゃんっぽさがすごいねっ!」

穂乃果「真姫ちゃんがヒョウってイメージにぴったりだね!!」

にこ「そうね…まぁ、Cutie Pantherも歌っただけのことあるわね~」

穂乃果「え?なんでそこでBiBiの歌のお話が出てくるの?」

にこ「え?」

穂乃果「え?」


169: 2015/03/18(水) 01:05:02.32 ID:dlyDrUMJ0

にこ「…穂乃果、それ本気で聞いてるの?」

穂乃果「うん、穂乃果はいつも本気だよっ!!!」

にこ「はぁ~、まさかここまでとは…」

穂乃果「へ?」

にこ「…いい?豹は英語でいうとパンサーよ?」

穂乃果「おおっ!!そうなんだっ!!!」

穂乃果「あっ、だからキューティーパンサーはヒョウ柄の衣装だったんだねっ!!」ホノカアタマイイッ!

にこ「いやいや、あんた以外のメンバーは全員わかってるレベルの英語よっ!?」

穂乃果「え~、き、きっと凛ちゃんもわかってないよっ!」タ、タブン

にこ「…あんた、自分だけわからないのがイヤだからって、後輩巻き込むんじゃないわよ…」アリエソウダケド


170: 2015/03/18(水) 01:06:02.58 ID:dlyDrUMJ0

にこ「てか、あんた一番最初のソロ曲、思いっきりタイトルとサビに英語入ってたけど、あの時はどうしたのよ?」

穂乃果「あ、サムデイオブマイライフのこと?」

にこ「そう、その曲よ!あんたの英語レベルでよく歌えたわね…」

穂乃果「ん?英語の部分は、発音と曲のふいんきだけ覚えてるだけで意味はわかってないよ?」

にこ「へ?」

穂乃果「だから、意味はわかってないよ?」

にこ「いや、自分の歌のタイトルの意味ぐらいわかっときなさいよっ!!!!」

穂乃果「い、意味はちゃんと海未ちゃんに説明してもらってるんだよっ!?」

穂乃果「ただ覚えられないだけで…」

にこ「それじゃ意味ないわよっ!!!」


171: 2015/03/18(水) 01:07:06.26 ID:dlyDrUMJ0

にこ「っていうか…Printempsの曲とか英語が多いじゃないのよ…」

穂乃果「そこは、ことりちゃんと花陽ちゃんがフォローしてくれるから~」アハハ

にこ「はぁ~、あんた洋楽とか全然聴かないでしょ?」

穂乃果「うん!全然きかないねっ!」

にこ「自信満々で答えてるんじゃないわよっ!?」ガーン

穂乃果「いや、だって歌える気しないもん!」


172: 2015/03/18(水) 01:08:33.11 ID:dlyDrUMJ0

にこ「いやまあ、タイトルは英語だらけなのに、自分自身が作詞した曲には英語が苦手だから歌詞に英語を入れないっていう歌姫もいたけど…」

穂乃果「じゃあ、穂乃果もその方向で!」

にこ「ダメよ…」

穂乃果「え~、日本人なんだから日本語でいいじゃん…」

にこ「あんたのソロ曲に限らず、μ'sの曲も歌詞に英語がちょくちょく出てくるでしょうが」

穂乃果「あ~、うん…そうだね…」

にこ「さらにいえば、他のスクールアイドルや、普通のアイドルの曲とかも、ううん、邦楽なら全般的に出てくるわよ」

にこ「アイドルと英語は簡単に切り離せないんだからねっ!」

穂乃果「でも…穂乃果、英語苦手だし…」


173: 2015/03/18(水) 01:09:50.90 ID:dlyDrUMJ0

にこ「具体的には、ユニット名を考えるときに、自分の頭文字を"T"って間違えるくらいに?」

穂乃果「えっ!?なんでにこちゃんがそれを知ってるのっ!?////」

にこ「海未に聞いたのよ~」

穂乃果「海未ちゃん、なんでそんなことをにこちゃんに話してるのっ!?」ガーン

にこ「まあ、それは置いといて…」

穂乃果「おいとかないでよっ!?」ガガーン

にこ「まあ、英語の教科書とか授業のイメージしか出てこないと苦手意識抜けないでしょうね…」

穂乃果「う、うん…英語できるのは憧れるけど、どうしても…」


174: 2015/03/18(水) 01:11:02.77 ID:dlyDrUMJ0

にこ「だ・か・ら」

にこ「身近なところで、歌の歌詞に入ってる英語とかの意味を調べるところからはじめるの!」

にこ「なんなら、ゲームや漫画の必殺技とかの名前でもいいわよ?」

穂乃果「え?そんなのでいいの?」

にこ「それだけでも今よりは、だいぶ英語力あがると思うわよ」

にこ「それに歌詞の英語の意味が分かった方が、自分で歌い方の工夫ができたりするでしょ?」

穂乃果「そっか~」

穂乃果「うん!それなら穂乃果にもできそうかも!」

にこ「その調子よっ!歌詞の意味調べくらいなら、にこも力になってあげるわよ~」

穂乃果「その時はお願いねっ!!にこちゃん!!!」

にこ「ふふん、この英語もできるスーパーアイドルにこにーにおまかせよっ!!」


175: 2015/03/18(水) 01:12:54.96 ID:dlyDrUMJ0
--土曜 昼前 神田明神--

希「よし、お手伝い終わったし、二人に連絡しよ♪」メールサクセイチュウ

希「送信っと」プシュー

希「あとは返事を…」

ラーララララーラララー♪

希「エリち、すさまじい速さで返信してくれたんやね…」カクニンチュウ

希「うん、エリちはおっけーと」

希「あとはにこっちの返信を待つだけやなぁ~」

希「さてと、お昼済ませて出かける準備しとこ♪」


182: 2015/03/19(木) 01:06:55.67 ID:ykp7hwuK0
--土曜 昼前 動物園(広場前)--

にこ「よし、それじゃ予定通り、ちょっと早めのお昼ご飯にするわよ~」

穂乃果「やったー、にこちゃんのお弁当が食べれるんだねっ!!!」

にこ「うれしいのはわかったから、落ち着きなさいって…///」

穂乃果「だいじょうぶだよっ!!」

穂乃果「それでどこで食べるのっ!?ここっ!?」

にこ「いや、まだここ入り口でしょーがっ!こんなところで食べたら邪魔になるわよっ!!」

穂乃果「じゃあ、あの辺っ!?」

にこ「なんで、まだ全然空いてるのに広場のど真ん中で食べるのよっ!?悪目立ちするわよっ!!」

穂乃果「え~~~~、じゃあどこで食べるのっ!?」ソワソワ

にこ「だ~~もう落ち着きなさいっての!!!////」

183: 2015/03/19(木) 01:07:41.08 ID:ykp7hwuK0

にこ「ほら、広場の隅の方にある木陰の方にいくわよ~」

穂乃果「わかった!あの木陰だね!!」

穂乃果「誰かに場所取られちゃったら大変だから、穂乃果場所とってくるねっ!!!」ダッシュッ

にこ「あんたどんだけ必氏なのよーーーーーっ!!!…って、行っちゃったわね…」


ニコチャンハヤクハヤクー


にこ「はいは~~~い、いまいくわよ~~~~~~~!」

にこ(ふぅ~、にこの手料理で穂乃果があんなに喜ぶなんて…)

にこ(うれしいけど、ちょっと恥ずかしいじゃないのよ…////)


ニコチャ~~~~~ン、ハ~~~~~ヤ~~~~~ク~~~~~


にこ「いや、さすがにはしゃぎ過ぎだから、落ち着きなさいっての!!!!」


184: 2015/03/19(木) 01:08:44.69 ID:ykp7hwuK0

穂乃果「お弁当だけじゃなくて、レジャーシートまで持ってきてくれてたんだねっ!」

にこ「まあ、お弁当ならこういう場所で食べるだろうからね、このくらい当然よっ!!」フフン

穂乃果「さすがにこちゃんっ!!で、お弁当はっ!?」ワクワク

にこ「いや、あんたさっきっから、にこのお弁当に対して過剰に期待しすぎじゃない?///」

穂乃果「だって~、絵里ちゃんや希ちゃん、真姫ちゃんや、凛ちゃん、花陽ちゃんが絶賛するにこちゃんのお弁当だよっ!?」

穂乃果「はっ!?なんで、私たち二年生だけ、にこちゃんのお弁当食べたことないのっ!?」ガーン

にこ「だから、たまたまあんた達と食べる機会がなかっただけだって…」

にこ「それに、希と絵里や、1年生たちも別ににこがお弁当を作ってあげたんじゃなくて、あいつらが勝手に私のおかずを盗っていっただけよ?」

穂乃果「そのおかずも、穂乃果や海未ちゃん、ことりちゃんは食べれてないんだよっ!?」


185: 2015/03/19(木) 01:10:19.55 ID:ykp7hwuK0

穂乃果「そもそも、同じ3年生の絵里ちゃん、希ちゃんはともかく、なんで学年が違う真姫ちゃんたちと一緒にお弁当食べてるのっ!?」

にこ「あ~、絵里と希が生徒会でいなかった時とかは、部室でお弁当食べてたりしてたのよ…」

にこ「その時に、真姫ちゃんとか花陽と凛とかが部室に来て一緒に食べてたりしたのよ~」

穂乃果「そうだったのっ!?それなら穂乃果たちも部室に誘ってよっ!?」

にこ「いや、だから、にこが部室で食べてると勝手に真姫ちゃんたちの方から来てただけよ?」

穂乃果「む~~~、それなら穂乃果たちも部室に行くよっ!!!」

にこ「いや、別にそんな必氏に部室にこようとしなくても、誘ってくれれば一緒にたべてあげるわよ」

穂乃果「ほんとにっ!?ぜったいだよっ!?」

にこ「はいはい、わかったから今はこのお弁当食べるわよ~」

穂乃果「おおっ!?そうだった!」


186: 2015/03/19(木) 01:11:30.93 ID:ykp7hwuK0

にこ「ていうか、真姫ちゃんが誘ってくれたのが前日だったから、あまり大したもの作れてないわよ?」

穂乃果「そんなことないと思うよっ!!それより早くお弁当見せてっ!!」

にこ「いま出すわよ~、ほら」

穂乃果「おおっ!!サンドイッチ!!しかも、カツサンドとかもあるっ!!!」

にこ「穂乃果はパンが好きみたいだし、一応そのあたり考えてね~」

にこ「あ、カツサンドはハムカツだから、そんな立派なカツじゃないわよ?」

にこ「あ~、それともいつもパン食べてるから、他のメニューの方が…「そんなことないよっ!!」…そう?」

穂乃果「うんっ!!それにカツサンドだよっ!?」

穂乃果「お母さんは、カツを揚げるのをメンドくさがって全然つくってくれないし…」

穂乃果「コンビニとかで買うにしても、ちょっとお高いカツサンドだよっ!?」

穂乃果「それがにこちゃんの手作りだなんて、うれしくないわけないよっ!!!」

にこ「そ、そう…////」


187: 2015/03/19(木) 01:13:51.78 ID:ykp7hwuK0

穂乃果「それにカツサンド以外にもいろいろ作ってきてくれたんだね~」

穂乃果「タマゴにツナに、ハムチーズ~♪あ、トマトのサンドイッチもあるっ!!!」

にこ「一応、真姫ちゃん用に作ってみたBLTサンドね~」

穂乃果「おおっ!!BLTサンドってなんかかっこいいひびきだよねっ!?」

にこ「いやいや、ただのB(ベーコン)L(レタス)T(トマト)よ?」

にこ「まあ、サンドイッチなんて具を切って、パンにはさむだけだからそんなに難しくないからね」

穂乃果「料理できる人はみんなそういうんだよ…穂乃果、こんなにおいしそうに見えるサンドイッチ作れる気がしないよ…」

にこ「いや、サンドイッチくらい家庭科とかで作ったことあるでしょ?」

穂乃果「あ~、あったんだけど…」

にこ「え?サンドイッチを作るのにどんな失敗したのよっ!?」

穂乃果「いやっ、失敗はしてないよっ!?ただ、一緒の班の海未ちゃんとことりちゃんがテキパキ作っちゃって、穂乃果ほとんど作れなったの…」

にこ「あ~……あの幼馴染2人、甘やかし過ぎね…」

穂乃果「家でも、和菓子のおてつだいくらいしかしないし…」

にこ「いや、そこは夕飯とかを普通に手伝いなさいよっ!?」ガーン

188: 2015/03/19(木) 01:15:54.76 ID:ykp7hwuK0

にこ「はあ…まあ、穂乃果が料理に興味あるなら、にこが教えてあげてもいいけど…」

穂乃果「ほんとっ!?」

にこ「そのくらいいいわよ…」

穂乃果「ぜったいだよっ!?」

にこ「はいはい、いいからいい加減食べ始めるわよ~」

穂乃果「うんっ!!」

ほのにこ「「いただきま~す」」

にこ「真姫ちゃんが来れなかった分、多めにあるんだから、食べ過ぎるんじゃないわよ~」

穂乃果「わかってるって~」

192: 2015/03/20(金) 00:52:31.86 ID:jFAzYsgw0
--土曜 昼前 希宅--

希「ん~、いつもそれなりに早く返信くれるにこっちからの返事がない…」

希「ちょっと電話してみるかな~」

希「……」

希「電話つながらへんね~」

希「充電し忘れて電池がきれてるけど、家事に集中してて気づかないとか、そんなとこかな?」

希「ん~そういうことなら、気づいた時に間に合えば合流できへんかな?って感じのメールおくっとこか~」


193: 2015/03/20(金) 00:56:34.93 ID:jFAzYsgw0
--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「結構時間がたってるのに、穂乃果から返信がきませんっ!!!」

海未「穂乃果はなにしてるのでしょうか…」

海未「とりあえず電話を…」

海未「……」

海未「…つながり…ませんね…」

海未「はっ!!そうですっ!!」

海未「携帯の方がつながらないなら、自宅に直接電話をかければいいじゃないですかっ!?」

海未「そうと決まればさっそく…」


194: 2015/03/20(金) 00:57:37.27 ID:jFAzYsgw0

??『はい、もしもし~高坂ですけど?』

海未「あ、その声は雪穂ですか?」

雪穂『あ、海未さんですか?どうしたんです?こっちの番号にかけてくるなんて?』

海未「実は…穂乃果と連絡が取れなくて…」

雪穂『あ~、お姉ちゃんのことだからどうせ充電し忘れて出掛けたか、たまたま電波の届かないところに出掛けてるだけかもしれませんよ?』

海未「え?穂乃果は出掛けてるんですか?」

雪穂『あ、そうみたいなんですよ~』

雪穂『なんか、朝早くからドタバタしてて私も1回起こされちゃったんですけど、2度寝してもう1回起きた時には、もう家にいなかったですね~』

海未「そうなんですね…それで、誰とどこに出掛けたとかはわかりますか?」

雪穂『ん~、詳しくはわからないですけど、お母さんの話によると"お友達と出かけてくる~"とか言いながら、出かけたみたいですよ?』

海未「そうですか…ありがとうございました」

雪穂『いえいえ~、お姉ちゃんが帰ってきたら電話あったこと伝えときますよ~』

海未「あ、よろしくお願いしますね」


195: 2015/03/20(金) 00:58:25.92 ID:jFAzYsgw0
--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「ん~、結構時間がたってるのに穂乃果ちゃんからの返事がないなぁ~…」

ことり「あ、そうだ♪直接電話しちゃおっと♪」

ことり「……」

ことり「…あれ?…電話がつながらない?…」

ことり「えっ!?穂乃果ちゃんどうしたんだろっ!?なにかあったのかなっ!?」アタフタ

ことり「そうだっ!こんなときは海未ちゃんに相談をっ!!」

ことり「海未ちゃんならきっと何か知ってるかも!」


196: 2015/03/20(金) 00:59:31.37 ID:jFAzYsgw0
--土曜 昼前 園田家親戚宅--

アネモネハートアネモネハート♪

海未「ん?ことりから電話ですか?」

海未「もしもし?園田ですけど?」

ことり『あっ!!海未ちゃん、たいへんなのっ!!穂乃果ちゃんと連絡がつかないのっ!!』

海未「あ~、ことりも穂乃果に電話したんですね…」

海未「そらなら、先ほど雪穂に聞いた情報をお教えしますから、とりあえず落ち着いてください」

ことり『ふぁっ!?さすが海未ちゃんだねっ♪』

ことり『それで、穂乃果ちゃんはどうしたの?』

海未「実はですね…」

197: 2015/03/20(金) 01:00:30.26 ID:jFAzYsgw0

ことり『ふ~ん、穂乃果ちゃん、わたしも海未ちゃんもいないのにお出かけしてるんだね?』

海未「どうやらそうみたいなのです…」

ことり『誰とお出掛けしてるんだろうね?』

海未「まあ、穂乃果の様子からしてμ'sのメンバーの誰かと思いますが…」

ことり『それならみんなに電話してみる?』

海未「っ!?そうですね、それでは2人で手分けしてメンバー全員に電話をかけましょう!」

海未「担当は…うん、私が、容疑が濃厚な真姫と絵里、それにダメもとでもう1回穂乃果に連絡を取ってみます!」

ことり『じゃあ、ことりは希ちゃん、にこちゃん、花陽ちゃん、凛ちゃんに連絡すればいいかな?』

海未「その分担でお願いします!」

ことり『じゃあ、わたしの分担の連絡が終わったらまた連絡するね?』

海未「ええ、お願いします…」

198: 2015/03/20(金) 01:03:38.61 ID:jFAzYsgw0

海未(…)

海未(なにか、途中からことりのしゃべりかたが淡々としていた様な気もしましたが…)

海未(うん、きっとキノセイですねっ!)

海未(まずは、穂乃果にもう1度電話をかけてみましょう!)

205: 2015/03/21(土) 00:50:35.95 ID:QZXUmv7i0
--土曜 昼前 動物園(広場内木陰)--

穂乃果「いや~、こんなに美味しいサンドイッチをたくさん食べれて穂乃果はしあわせだよ~////」ホクホク

にこ「そう…///あ~、そろそろサンドイッチはこのくらいにしときなさい」

穂乃果「え?穂乃果まだあとちょっとは食べれるよっ!?」

にこ「"あとちょっと"っていうことは結構お腹いっぱいってことでしょ?」

穂乃果「う~…そ、そうだけど…」

穂乃果「でもでもっ!こんなに美味しいサンドイッチを残すなんてもったいないよっ!!」

穂乃果「残すぐらいなら、穂乃果が全部食べるよっ!!!」

にこ「はぁ~、なんとなくあんたならそう言うんじゃないかと思ったわよ…」

穂乃果「おぉっ!!にこちゃん、穂乃果のこと、わかってくれてるんだねっ!!!」

にこ「…思考回路が単純なだけでしょ?」

穂乃果「ヒドイッ」ガーン

にこ「はいはい、悪かったわよ…」


206: 2015/03/21(土) 00:52:47.94 ID:QZXUmv7i0

にこ「ほら、持って帰れるように容器とか袋とか持ってきてあげたから、好きなの持って帰っていいわよ~」

穂乃果「えっ!?持って帰っていいのっ!?」

にこ「そのために持ってきたんだから、遠慮なくもっていっていいわよ~」

穂乃果「わ~~~い!それじゃ、のこりは全部もってかえるね!!!」

にこ「はいはい、全部持って帰ってもいいけど、サンドイッチなんて、そんなに長い間保存できないんだから、早めに食べるのよ~」

穂乃果「うん!今日のお夜食!明日の朝ごはん!明日の昼ごはんで3食はいけるよっ!!!」

にこ「いやあんた夜食とか太る原因になる可能性大なんだから、やめなさいよっ!!あと3食連続はさすがにどうかと思うわよっ!?」

穂乃果「穂乃果は問題ないよっ!?」

にこ「はあ~わかったわよ…」

にこ「あ、持ち帰る分まとめるのが終わったら、デザート出してあげるから~せいぜい頑張るのよ~」

穂乃果「えっ!?にこちゃん、デザートまで用意してくれたのっ!?」

穂乃果「そういうことなら、急いでお持ち帰りする分まとめないとっ!!!」

にこ「だーーーーーっ!雑に持ち帰り用の袋に詰め込み始めるんじゃないわよっ!!」ガーン


207: 2015/03/21(土) 00:53:35.73 ID:QZXUmv7i0

穂乃果「にこちゃん!!穂乃果は準備万端だよっ!!!」

にこ「ん、ちゃんとまとめ終わったみたいね…それじゃあ…」

にこ「ジャーン!にこにー特製プディングよっ!!!」

穂乃果「おーーーーっ!!ぷりんっ!!!!」

にこ「…いや、まあ…プリンだけどさ…」

穂乃果「さっそく食べていいっ!?」

にこ「はあ…いいわよ~」

穂乃果「わーいっ!それじゃ~」パクッ

穂乃果「っ!?」


208: 2015/03/21(土) 00:54:35.84 ID:QZXUmv7i0

穂乃果「…」プルプル

にこ「え?ちょ、ちょっと穂乃果?どうしたの?」

穂乃果「…お…」プルプル

にこ「お?」

穂乃果「おいしするぎよっ!!!!このプリンっ!!!!!!!」ガバッ

にこ「へっ!?///」

穂乃果「穂乃果が食べてきた中でも一番おいしいよっ!!!さすがにこちゃんだねっ!!!」

にこ「ま、まあ、ちび達の大好物でもあるプディングだからねっ!!と、とーぜんよっ!!!////」

穂乃果「ほんとに美味しいんだからねっ!!穂乃果、いま美味しすぎて感動してる勢いなんだからっ!!!」

にこ「そ、そう////」


209: 2015/03/21(土) 00:55:42.89 ID:QZXUmv7i0

穂乃果「はっ!?」

にこ「ん?どうしたのよ?」

穂乃果「ふふふ、穂乃果はね…きづいちゃったよ…にこちゃん…」

にこ「な、なにがよ?」

穂乃果「にこちゃん、今日は真姫ちゃんの分のお弁当も持ってきちゃってるんだよね?」

にこ「へ?う、うん、そうね…それが?」

穂乃果「っていうことはだよ…」

穂乃果「真姫ちゃんの分のプリンが1つあまってるってことだねっ!?」ビシィッ

にこ「え?…あ~…まあ、そうね…」

穂乃果「ということはだよ!にこちゃんっ!!!!」

にこ「は、はいっ!!」

穂乃果「穂乃果に真姫ちゃんの分のプリンもくださいっ!!!」オネガイシマスッ

にこ「へ?……」


210: 2015/03/21(土) 00:57:07.63 ID:QZXUmv7i0

にこ「いや…あんた、まだひとくちしか食べてないのに、なにおかわり要求してんのよ…」ニホンゴモオカシイワヨ

穂乃果「だってっ!!こんな美味しいプリンなんだよっ!!」

穂乃果「いまのうちに穂乃果が持ってないと、にこちゃんに食べられちゃうじゃんっ!!!」

にこ「いやいや、そんなに食べたいなら普通にあげるからっ!!」

にこ「だから、落ち着きなさいってのっ!!!」

穂乃果「そんなこと言って…穂乃果が1個目を食べてる隙に、にこちゃんが食べちゃうっていう作戦だね…」ダマサレナイヨッ

にこ「いや、食べないって言ってるでしょうが…」

穂乃果「む~…こうなったら…実力行使しか…」

にこ「は?いや、ちょっとぉ?穂乃果?…」


211: 2015/03/21(土) 00:59:11.40 ID:QZXUmv7i0

穂乃果「…っていうことで…にこちゃん…」

にこ「ほ、穂乃果?…」ビクッ

穂乃果「プリンを渡さないと、ほのぐまが襲っちゃうぞ~~~っ!!!」ガオー

にこ「ちょ、ちょっとっ!?ほ、穂乃果っ!?」アセアセ

穂乃果「がおーーーーっ!」ガーーー

にこ「ほ、ほら、ここに真姫ちゃんの分のプリンあるから、落ち着きなさい!ね?ねっ?」ワタワタ

穂乃果「ほのぐまは、にこちゃんのプリンが手に入れないと落ち着かないのだー」ニジリニジリ

にこ「ちょっ!?じわじわ距離詰めてくるんじゃないわよっ!?襲いかかってこようとするんじゃないわよっ!?」アワアワ

穂乃果「がおーーっ!それは襲いかかって来いってふりだね?」ガバァッ

にこ「ふりじゃないわよっ!?ちょっとおちつきなっ…あっ…」バランスクズス

穂乃果「がおーーーーっ!!って、へ?」


212: 2015/03/21(土) 00:59:45.25 ID:QZXUmv7i0

穂乃果(ああっ!?穂乃果がふざけちゃったせいで、にこちゃんが!にこちゃんが後ろに倒れちゃうっ!!)

穂乃果(えっと!えっと!)

穂乃果(とりあえず、抱きしめれば倒れるの止めれないかなっ!?)

穂乃果(えいっ!!!)


 ギューーーーーーッ


穂乃果(だ、だめだっ!!にこちゃんと一緒に地面の方にひっぱられちゃう!!)


213: 2015/03/21(土) 01:00:12.56 ID:QZXUmv7i0

穂乃果(えっと!えっと!えっと!)

穂乃果(あっ!!にこちゃんが地面に頭をぶつけちゃったら大変だよねっ!!!)

穂乃果(だからっ!!んと!穂乃果の手をにこちゃんの頭の後ろに回してっ!!)


 ダキッ


穂乃果(うん、これでにこちゃんの頭も守れそうだねっ!!)


214: 2015/03/21(土) 01:01:17.94 ID:QZXUmv7i0

穂乃果(あとはっ!!あとはっ!!あ…)

穂乃果(…///)

穂乃果(この体勢…すごいにこちゃんの顔が近い…///)

穂乃果(やっぱにこちゃんかわいい顔してるなあ…)

穂乃果(いやいやいや、そんなことしてる間にもうすぐ地面だよっ!?)


穂乃果(うん、衝撃に備えて目をつむっとこうっ!!)



 ドサッ チュッ バタンキュー



穂乃果「う~~~~、ちょっと顔ぶつけちゃった~…」

穂乃果(…あれ?)

215: 2015/03/21(土) 01:01:46.08 ID:QZXUmv7i0

穂乃果(…え?…いま?…あれ?…)

穂乃果(…地面に顔をぶつける前…)

穂乃果(…ほんの、ほんの一瞬だけど…)

穂乃果(穂乃果のくちびる…にこちゃんのくちびるに…)

穂乃果「っ!?////////」ポッ

穂乃果(え?なにこれ?////なんかすごいからだがあつく…/////)

穂乃果(うわーー!うわーーーー!!!こんな真っ赤な顔、にこちゃんに見せれないよ…///////////)

穂乃果(う~~~~~////////////////////)


216: 2015/03/21(土) 01:02:40.43 ID:QZXUmv7i0
















--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「っ!?」ガタッ


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「っ!?」チュチュンッ!?



217: 2015/03/21(土) 01:03:23.85 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「なんだか、いますぐ穂乃果にもう1回電話をかけないといけない衝動がっ!!!」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「なんか、ことりも穂乃果ちゃんに電話をかけないといけない感じがっ!!」



218: 2015/03/21(土) 01:04:09.62 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「…」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「…」


219: 2015/03/21(土) 01:04:36.48 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「…」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「…」


220: 2015/03/21(土) 01:05:04.44 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「…やはり…電話はつながりませんか…」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「…やっぱり…電話はつながらないんだね…」


221: 2015/03/21(土) 01:05:33.57 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「まあ、分担分の電話は終わりましたし…」

海未「ことりに連絡をいれましょう…」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「でも、海未ちゃんに言われた分の電話は終わったし」

ことり「海未ちゃんに連絡しよっと♪」


222: 2015/03/21(土) 01:06:18.38 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「…」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「…」


223: 2015/03/21(土) 01:07:30.71 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「まさかの通話中っ!?」ガーン


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「えっ?海未ちゃんまだ通話中なのっ!?」ガーン


224: 2015/03/21(土) 01:08:04.10 ID:QZXUmv7i0

--土曜 昼前 園田家親戚宅--

海未「…しかたないですね…ことりから、かかってくるのを待ってみますか…」


--土曜 昼前 地方の公共施設--

ことり「ん~、いったん切って、もう1回かけなおそっと♪」


230: 2015/03/22(日) 01:23:25.64 ID:ySimoUQc0
読んでくださっている方々&待っていた方々ありがとうございます!

それでは本日分投下していきますね

231: 2015/03/22(日) 01:24:43.21 ID:ySimoUQc0
--土曜 昼前 動物園(広場内木陰)--

にこ(…う~ん…)

にこ(いた…くない?)

にこ(あ…穂乃果が守ってくれたのね…)

にこ(そして、顔が近い…////)

にこ(しかし、こんなに派手に転んだのに、プディングはこぼれないように氏守してるとか…)

にこ(私もなにやってるんだかねえ…)

232: 2015/03/22(日) 01:25:43.65 ID:ySimoUQc0

にこ(………)

にこ(…転ぶ直前に感じた感触…)

にこ(…///)

にこ(落ち着け、落ち着くのよ矢澤にこ…そんなのキノセイ、ううん、キノセイじゃないといけないのっ!!!/////)

にこ(ふう~~~~…)シンコキュウ

にこ(よしっ!これでいつものにこね!)

にこ(それじゃあ…)

にこ「穂乃果、大丈夫?」



233: 2015/03/22(日) 01:27:04.09 ID:ySimoUQc0

にこ「にこはあんたが守ってくれたおかげで無事よ?」

にこ「さっき、顔をぶつけたみたいな声が聞こえたけど大丈夫?」

穂乃果「…うん///」コクリ

にこ「…大丈夫ってわりには、全然顔をあげたり、立ち上がったりしないじゃないのよ?」

にこ「実は痛くて動けないから我慢してるとかじゃないの?」

穂乃果「…ううん…だいじょぶ…///////」フルフル

にこ「そう、それならいいのよ…あ~、大丈夫なら…その…ね?」

にこ「…」コホン

にこ「できればぁ~どいて欲しいなぁ~☆こんな床ドンみたいな体勢~ファンのみんなにみなれたら誤解されちゃうにこ~☆」

穂乃果「…」


234: 2015/03/22(日) 01:27:58.27 ID:ySimoUQc0

にこ「…えっと…その…穂乃果?」

穂乃果「……こし…まま…せ…////」

にこ「へ?」

穂乃果「………もうすこしこのままでいさせて…//////」

にこ「…わかったわよ」

にこ「あんたの気が済むまでは、このままでいてあげるわよ///」

穂乃果「…ん、ありがと…/////」


235: 2015/03/22(日) 01:29:06.62 ID:ySimoUQc0

にこ(いや、実際は、冗談抜きでこの体勢恥ずかしいんだけど…////)

にこ(まあ、無理矢理引きはがしたら、今の穂乃果は取り乱しちゃいそうだし…)

にこ(しばらくは、わがままにつきあってあげようかしらね///)


穂乃果(う~~///なんかさっきから、ずっとドキドキしっぱなしで、うまくしゃべれない…/////////)

穂乃果(にこちゃんも無事だったんだし、はやくいつもの穂乃果にもどらないとっ!!)

穂乃果(………)

穂乃果(…抱きしめてるにこちゃん…あったかくてやわらかいなぁ…///)

穂乃果(へ?//////////////)

穂乃果(いやいやいや、またドキドキするようなこと考えちゃってどうするのっ!?///////////////)

穂乃果(おちついてよ!おちついてよ!わたしの心臓っ!!!!/////)


236: 2015/03/22(日) 01:30:06.71 ID:ySimoUQc0
--土曜 昼前 園田家親戚宅--

ソレデモーマーツトーキメーマシターハジメテーノコイー♪

海未「あ、ようやくことりからの電話ですね!」

海未「もしもし?園田ですけど?」

ことり『あっ!!海未ちゃんっ!こんどはつながった~♪』

ことり『海未ちゃんに言われた通り、みんなにメンバーをかけおわったよ♪』

海未「ごくろうさまです、ことり」

海未「私の方も、ちょうど各メンバーへの確認が終わったところです」

海未「ということで、お互いの調査結果を報告しあいましょう」

ことり『はーい♪』


237: 2015/03/22(日) 01:32:01.37 ID:ySimoUQc0

海未「まずは私の方の結果をお教えしますね」

ことり『うん、おねがい♪』

海未「結論から言うと、絵里だけつながって、穂乃果、真姫は、つながりませんでした…」

海未「それで絵里との電話の内容なのですが…」

海未「絵里が"午後から希とにこと一緒にお買い物に行くのよっ!!ハラショーでしょっ!?"と終始舞い上がっていた感じで語り始めまして…」

海未「延々と話し続けそうな勢いだったので、途中で切ったのですが…」

ことり『え?ちょっと待って海未ちゃん!』


238: 2015/03/22(日) 01:33:12.03 ID:ySimoUQc0

海未「ん?どうしたのですか?ことり?」

ことり『絵里ちゃんは、"希ちゃんとにこちゃんと一緒に"っていったの?』

海未「ええ、たしかにそう言ってましたよ?」

ことり『ん~、それだとことりが希ちゃんから聞いた話と矛盾が発生しちゃうの…』

海未「っ!?どういうことですっ!?」

ことり『それじゃあ、ことりが希ちゃんから聞いた話を教えるね♪』

海未「ふむ、それではお願いしますね、ことり」

ことり『うん、まかせて♪』


239: 2015/03/22(日) 01:34:44.77 ID:ySimoUQc0

ことり『えっとね、ことりが希ちゃんから聞いた話を簡潔にまとめるとね』

ことり『たしかに海未ちゃんが絵里ちゃんから聞いた通り、はじめは"3年生の3人でお買い物"を予定していたみたいなんだけどね』

ことり『希ちゃんがにこちゃんに連絡したら、にこちゃんとは連絡がつかなかったみたいなの』

海未「っ!?」

ことり『実際に、ことりもさっき連絡したけど、にこちゃん、連絡つかなかったよ?』

ことり『ついでに報告しちゃうと、凛ちゃんと花陽ちゃんも連絡つかなかったよ?』

海未「ふむ……………」


240: 2015/03/22(日) 01:36:19.24 ID:ySimoUQc0

海未「きっと希は、まだ絵里に"にことは連絡がつかない"ということを伝えていない可能性が大ですね…」

海未「そうなると、穂乃果以外の電話がつながらなかったメンバーがあやしいですね…」

ことり『え~と、真姫ちゃん、にこちゃん、凛ちゃん、花陽ちゃんの1年生たち?』

海未「ん~、その通りなのですが…何かを見落としてるような…」

ことり『見落とし?』

海未「そうです…何か決定的なものを…」

海未「っ!?思い出しましたよっ!!!ことり!!」

ことり『何を思い出したの?海未ちゃんっ!?』


海未「凛と花陽にはアリバイがあるんですっ!!!」


ことり『アリバイ?』


241: 2015/03/22(日) 01:40:09.40 ID:ySimoUQc0

海未「そうです!ことり、私たちが日直で遅れてしまった昨日の部室での出来事を思い出してください…」

ことり『昨日の部室の出来事で、凛ちゃんと花陽ちゃん?…う~ん…』

ことり『あっ!?ふたりは今日はアイドルのライブにいってるんだっけっ!?』マキチャンガイッテタッ

海未「そうですっ!!」

海未「真姫が"二人がライブに行く"という嘘をついた可能性もなきにしもあらずですが…」

海未「そんなことで嘘をついても得にならないので、その線はないでしょう」

海未「そうなると…」

ことり『犯人は、真姫ちゃんかにこちゃんっ!?』

海未「そういうことです!」

海未「ただ、にこと真姫の穂乃果に対する普段の態度を思い返してみると…」

ことり『あ~、真姫ちゃんの可能性の方がすごく高いね!』

海未「そうなのですっ!!」


242: 2015/03/22(日) 01:42:16.53 ID:ySimoUQc0
海未「しかし、電話に出れない点は無視できないので、にこも何かしらの形でかかわっている可能性が…」

ことり『むむむっ!海未ちゃん、どうするの?』

海未「そこなんですよね…」

海未「本人に電話が通じないいま、実家の方に直接うかがって事情を聴かせてもらいたいのはやまやまなのですが…」

海未「私事の関係で、明日の夜頃にならないと家には戻れないのです…」

ことり『ことりも明日の夜頃じゃないと戻れないなぁ…』

ことり『どうしようっ?!海未ちゃんっ!?』

海未「とりあえず、私は真姫に対して、連絡が取れるまで、定期的にメールを送ってみることにします」

ことり『じゃあ、ことりは、にこちゃんにメール送ればいい?』

海未「ええ、それでお願いします」

ことり『わかったよ、海未ちゃん♪』

海未「そして、最終的には月曜日の学校で直接本人に聞いてみましょうっ!!」

ことり『うん♪それがいいと、ことりも思うよ♪』

247: 2015/03/23(月) 01:34:03.58 ID:rUkeTHza0
--土曜 昼 動物園(広場内木陰)--

にこ「そろそろ落ち着いた?」

穂乃果「…うん」

にこ「そう、よかったわ」

にこ「えと、その、ね?落ち着いたのならお願いしたいんだけどね?」

穂乃果「うん?…なに?」

にこ「そろそろ立ち上がってくれると、にこも助かるかなあ~なんて?」

穂乃果「ふぇ?」

穂乃果「っ!?//////////////」サササッ

にこ「あ、ありがと…」

248: 2015/03/23(月) 01:34:39.48 ID:rUkeTHza0

穂乃果「…いや…穂乃果の方こそごめんね?重かったでしょ?」

にこ「いや、別に…あったかかったとかいいにおいがし…っ!?///」

穂乃果「っ!?っ!?/////」

にこ「いやいやいやいや、い、いまの発言は忘れるのよっ!!////」

にこ「べ、別に思ってたよりは重くなかったから大丈夫よっ!?////」

穂乃果「…よかった~///」


249: 2015/03/23(月) 01:35:55.11 ID:rUkeTHza0

にこ「ほらっ!真姫ちゃんの分のプディングは穂乃果にあげるから…」

にこ「…?穂乃果?」ウケトラナイノ?

穂乃果「あのね…にこちゃん…」ウケトル

にこ「ん?どうしたの?」

穂乃果「んとね、えっとね…その…ね…あの…////」

にこ「はあ~、別に、にこは急かしたりしないから、自分のタイミングで落ち着いて質問しなさい?ね?」

穂乃果「う、うん…///」

穂乃果「…にこちゃん、怒らないで聞いてくれる?」

にこ「そういう前置きで質問してくるなら、そう簡単に怒ったりしないわよ~」

にこ「聞いてあげるから、落ち着いて話しなさい」

穂乃果「う、うん…///」


250: 2015/03/23(月) 01:37:24.97 ID:rUkeTHza0

穂乃果「えっと、さっき転んじゃった時のコトなんだけどね…」

穂乃果「地面にぶつかっちゃうほんの少し前なの一瞬の出来事なんだけどね…///」

穂乃果「その…穂乃果のくちびるとにこちゃんの…////////////////」

にこ「………」


にこ(あ~~~、やっぱりアレはキノセイなんかじゃなかったのね…/////////)

にこ(そのことを意識しちゃってるから、にこに対してなんとなく挙動不審気味だったのね…)

にこ(はあ~仕方ないわね~///)


251: 2015/03/23(月) 01:38:35.35 ID:rUkeTHza0

にこ「それはきのせいよっ!!!!」

穂乃果「くちび…/////え?へ?」

穂乃果「でも、あの感触はたしかに…//////」

にこ「人中よっ!!!」

穂乃果「え?でんちゅう?」

にこ「人中よっ!!!じ・ん・ちゅ・う!」

穂乃果「ふぇ?え?なに?じんちゅうってなんなのっ?!にこちゃん?」オロオロ

にこ「上唇があるでしょ?」

穂乃果「うん」

にこ「鼻の中心があるでしょ?」

穂乃果「うん」

にこ「その2つに間にちょっとへこんでる部分があるでしょ?」

穂乃果「うん」

にこ「そこを人中っていうのよっ!!!」

穂乃果「っ!?そうなのっ!?」

にこ「そうよっ!!」


252: 2015/03/23(月) 01:39:45.50 ID:rUkeTHza0

にこ「だから、穂乃果がぶつけたのは、にこの人中!決して、にこのくちびるなんかじゃないってこと!!」

穂乃果「え?そうなのかな~…」

にこ「そうよ!穂乃果はにこが倒れたことに慌てていて、勘違いしちゃってたのよっ!!」

にこ「勘違いして、人中の感触をくちびると間違えたっ!!そういうことよっ!!」

穂乃果「え?でも~あの感触は…///////」

にこ「だあ~~~~~っ!!////」

にこ「か・り・に!仮にの話よ?もし、それがにこのくちびるとぶつかっていたとしてもよっ!!」

穂乃果「やっぱり、にこちゃんのくちび…」

にこ「仮にって言ってるでしょっ!!!」

穂乃果「う、うん…」

にこ「そんな状況での穂乃果とのキスだなんて、私は認めたくないわよ…」

穂乃果「………え?」


253: 2015/03/23(月) 01:41:14.24 ID:rUkeTHza0

穂乃果(ははは、そうだよね…おんなのこどうしだもんね…)

穂乃果(そんなの普通いやにきまってるよね~あはははは…)チクッ

穂乃果(…あれ?…穂乃果…どうしちゃっ…)

にこ「…ス…のよ?」

穂乃果「え?」

にこ「ファーストキスなのよっ!?/////////////」

にこ「仮にもよ!たとえの話なんだからね?変なこと考えるんじゃないのよ?」

穂乃果「へ?う、うん…」

にこ「仮に、にこと穂乃果がそういう関係だったとしても、こんな事故みたいなファーストキスを認めるわけにはいかないわよっ!!」

穂乃果「っ!?//////////////////////」

にこ「だあ~~~~~~もうっ!仮の話だって言ってるんだから、照れるんじゃないわよっ!!!///////////」


254: 2015/03/23(月) 01:41:54.32 ID:rUkeTHza0

にこ「ファーストキスはロマンチックなムードの中で迎えたいのよっ!!!」


にこ「って///にこにこんな恥ずかしいこと言わせるんじゃないわよ///////////」

にこ「だから、いい?さっきの場面に、穂乃果とにこのくちびるの接触なんてなかった!」

にこ「感触があったとしても、それは人中だったから、ファーストキスになってない!!!」

にこ「そういうことで納得しないさいっ!!いいわねっ!?」

穂乃果「う…うん…///////」

にこ「返事は"はい"でしょっ!!」

穂乃果「はいっ!!!」

にこ「はいっ!この話はここで終わりよっ!!!」

にこ「とっととデザート食べ終えて、つぎの鹿の方にいくわよっ!!////」

穂乃果「うんっ!!!!!!!」


255: 2015/03/23(月) 01:42:52.97 ID:rUkeTHza0

穂乃果(よかった~、にこちゃんに嫌われちゃったわけじゃなかったんだね!)ホッ

穂乃果(それにしても、穂乃果とにこちゃんが恋人同士かぁ~)

穂乃果(っ!?///////////)ポッ

穂乃果(ほ、穂乃果ったら何かんがてるんだろ///////////////)アセアセ

穂乃果(は、はやくプリン食べ終えるのに集中しないっとっ!!!!)ガツガツ


にこ「いや、あんた…そんな勢いでプリンにがっついてるんじゃないわよっ!?」ガーン


258: 2015/03/24(火) 00:49:13.08 ID:7kn6tyOR0
読んでくださってる方々ありがとうございます!本日分投下していきますね

259: 2015/03/24(火) 00:50:04.51 ID:7kn6tyOR0
--土曜 昼 希宅--

希「ん~、ことりちゃんから連絡あったけど、にこっちだけじゃなくて穂乃果ちゃんも連絡つかないんね…」

希「まあ、でも心配するようなことじゃなさそうやね♪」カードモソウツゲトルッ

希「それじゃ、エリちに連絡しとこか」

希「…」

希「あ、エリち?」

絵里『だから、そのにこと出かけることができるのよっ!?聞いてるっ!?海未っ!?』

希「………」

260: 2015/03/24(火) 00:50:46.56 ID:7kn6tyOR0

絵里『さっきっから返事が聞こえないような気もするけど…』

絵里『いいわっ!にこと希と一緒にでかけれることがいかにハラショーなのかを教えてあげるわっ!!』

「あの~エリち?」

絵里『にこなんだけどね、学校内とかμ'sのみんなといる時とかはそう感じないだろうけどね?』

絵里『私たちとだけいるときは、こう、壁を感じるというか、私たちに遠慮してるような感じなのよ…』

絵里『私と希で出掛ける時に、にこもいっしょにどう?って誘っても、なかなか参加してくれないことが多いのよ?』

「あ~、そういわれるとそのパターン多い気がするね」

絵里『そうなのよっ!!』


261: 2015/03/24(火) 00:51:55.60 ID:7kn6tyOR0

絵里『そんなにこと今日はお出かけできるのよっ!!!』

「そのことで電話してるんよ?エリち?」

絵里『これは、私がにこと仲良くなれる千載一遇のチャンスよっ!!』

絵里『よく希がにこをわしわししてるけど、私もにことはそのくらいに仲良くなりたいわねっ!!』

「…エリち、そんなこと考えとったのか…」

絵里『そして、希とも一緒にお出かけするんだし、ついでに希ともわしわしできるくらいに仲良くなりたいわねっ!!』

「………」

絵里『あ、そうだっ!!海未、できれば穂乃果にもこの買い物に来てくれるようにそれとなく誘ってくれないかしら?』

「………………」

絵里『そうすれば、ゆくゆくは穂乃果とも…//////』ハラショー


希「エリちっ!!ええかげんにせんと、さすがのウチも怒るよっ!?」


絵里『えっ!?希っっっっっっっ!!!!??????』


262: 2015/03/24(火) 00:52:55.83 ID:7kn6tyOR0

絵里『え?いつから希だったのっ!?』アセアセ

希「さっきから返事が~ってあたりからやね」

絵里『結構前からじゃないっ!!はやくいってよっ!!!』

希「言ってたわっ!!!!」

絵里『っ!?////////』

絵里『うわぁーん!!エリチカおうちかえる!!』

希「エリちが電話かけてる場所、エリちのおうちやからな?」

絵里『……………』



263: 2015/03/24(火) 00:54:00.69 ID:7kn6tyOR0


希「おちついた?」

絵里『…ええ…取り乱してごめんね、希…////』

希「別にええよ~」

希「それでな、電話した本題なんやけどね?」

絵里『ええ』

希「午後の買い物、にこっちは参加できないみたいなんよ」

絵里『あら?そうなの?』

絵里『…って…え?』キキマチガエカシラ?

希「にこっち、これへんて~」

絵里『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?』ハラショージャナイワッ


264: 2015/03/24(火) 00:54:44.62 ID:7kn6tyOR0

絵里『エリチカおうち「それはもうええってっ!!」…(´・ω・`)』

希「っていうことで、午後のお買い物はうちと二人になっちゃうけど…」

絵里『あ、いや、希と出かけるのがいやってわけじゃないのよ?』

絵里『それでも、もちろん出かけるわっ!!!』

希「それじゃ、決定やね♪」

希「待ち合わせは駅前でええかな?」

絵里『わかったわ!希っ!』

希「じゃあ、またあとでな~」

絵里『ええっ!またあとで!』


265: 2015/03/24(火) 00:55:43.95 ID:7kn6tyOR0

希「よしっと♪それじゃ、ぼちぼち集合場所に向かいはじめよ~」

希「それになんとなくやけど~」タロットシャッフルチュウ

 スッ

希「出掛ければ、にこっちと穂乃果ちゃんに偶然あえるきがするんや!」タロットオープン

 運命の輪(正位置)

希「うん♪カードもそう告げとるっ!!!」キリッ


270: 2015/03/25(水) 00:36:46.74 ID:fIMM20jj0
--土曜 昼過ぎ 動物園(シカ)--

穂乃果「午後の最初は、花陽ちゃんからだねっ!!」

にこ「…そうね…」モウツッコマナイワヨ


穂乃果「お~、立派な角をもったこがいっぱい集まってるね~」

穂乃果「ん?あれ?」

にこ「ん?どうしたのよ?」

穂乃果「花陽ちゃんの衣装って、角なかったりする?」

にこ「ああ、そうね」


271: 2015/03/25(水) 00:37:28.16 ID:fIMM20jj0

穂乃果「う~ん、あそこにいる鹿さんにはみんな角はえてるのに~」

穂乃果「はっ!?もしかしたら、ことりちゃんが角を作り忘れちゃったっ!?」

にこ「いや、そうじゃないと思うわよ?」

穂乃果「え?そうなるとわざと作ってないの?」

にこ「そうだと思うわよ~」

穂乃果「え?わざとなの?そうなると~…」

穂乃果「はっ!?もしかして、ことりちゃん…花陽ちゃんのことがきら…」

にこ「いやいやいやいや、本人達のいない場所で、2回もデュエットしてるコンビを勝手に不仲にしてるんじゃないわよっ!?」ガーン

にこ「そもそも、衣装にこだわりがあることりがそんな単純なミスしないわよ…」

272: 2015/03/25(水) 00:38:03.10 ID:fIMM20jj0

穂乃果「え~~~、それじゃあ、なんで花陽ちゃんの衣装に角がないの???」

にこ「ほら、あそこ見てみなさいよ」ユビサシッ

穂乃果「どれどれ?」

穂乃果「お~子鹿だ~、あの子鹿には角がないね~」

穂乃果「っ!?つまり、花陽ちゃんはこどもっ!?」

にこ「なんで花陽だけ子供扱いするようになってるのよっ!?」ガーン

273: 2015/03/25(水) 00:39:04.58 ID:fIMM20jj0

にこ「そこの子鹿よりさらに奥の方よ…」

穂乃果「ん?あっ!!あそこの鹿さんたちには角がないっ!?」

穂乃果「どうしちゃったのっ!?みんな怪我して、角が折れちゃったのっ!?」

にこ「なんでそんなに集団で一斉に角おっちゃってるのよっ!?」ガーン

にこ「はあ、違うわよ…メスの鹿には角がないのよ~」

穂乃果「おおっ!!だから花陽ちゃんの衣装には角がないんだねっ!?」

にこ「ようやく理解できたみたいね…ちなみに、さっきの子鹿はメスだったみたいね~」

穂乃果「なるほどなるほど~」


274: 2015/03/25(水) 00:40:03.08 ID:fIMM20jj0

穂乃果「あれ?」

にこ「今度はなに?」

穂乃果「でも、トナカイ衣装の時は角はえてたような?」エリチャンサンタノトキノ

にこ「あ~、トナカイは、メスも角が生えてるのよ」

穂乃果「そうなんだっ!!!」

にこ「そうみたいよ~」


275: 2015/03/25(水) 00:41:26.21 ID:fIMM20jj0

穂乃果「なんか、にこちゃん動物のことに詳しいねっ!?」スゴイヤッ

にこ「ま、まあね…///」

にこ「ていうか、こころとここあが動物好きだから、一緒に動物の番組とか図鑑を見たりしてあげてる影響でちょっと詳しいだけよ…」

穂乃果「お~なるほどっ!でも、それだけ覚えてるんだから穂乃果はすごいと思うよっ!?」

にこ「あ、ありがと…///」

穂乃果「あれ?動物好きなのって、こころちゃんとここあちゃんだけ?虎太郎くんは?」

にこ「あ~虎太郎は…」

穂乃果「え?なんかあるの?」

にこ「いや、虎太郎は、動物よりも虫の方が好きなのよ…おかげさまで虫の知識も…」

穂乃果「あ~…そうなんだね~」アハハハ


276: 2015/03/25(水) 00:42:46.96 ID:fIMM20jj0

穂乃果「あっ!ものしりついでに!!」

にこ「なんのついでよっ!?で、なに?」

穂乃果「なんで人中なんて言葉を知ってたの?///」

にこ「いや、あんたね…///その話題を掘り返すんじゃないわよっ!?////////」

穂乃果「いや、だって…///人中なんて単語初めて聞いたから気になっちゃって…/////」

にこ「あ~…それも虎太郎の影響なのよ…」

穂乃果「へ?そうなの?」

にこ「ある日突然、"はなとくちのあいだってなんていうの~?"なんて質問してくるから、パソコンで調べたのよ…」

穂乃果「おおっ!!にこちゃん、虎太郎くんのものまね上手だねっ!!」

にこ「反応するとこ、そこなのっ!?」ガーン

にこ「はあ~、まあそろそろ次いくわよ~」

穂乃果「はーーーい!」


280: 2015/03/26(木) 00:52:45.32 ID:P7E5b0ia0
乙ありです!

>>279
まさか期待されるとわっ!?
今日の分を投下した後に、
このくらいのペースで最低でもあと11回は投下しないとダメな見積もりなので~
3月中はさすがにちょっと厳しいかと…
まあ、善処はしてみますが、あんま期待しないどいてください!

本日分投下していきますね

281: 2015/03/26(木) 00:53:31.23 ID:P7E5b0ia0
--土曜 午後 動物園(ヒツジ)--

穂乃果「つぎはことりちゃんだねっ!!」

にこ「そうね~」

穂乃果「おおっ!!ことりちゃんがすごいいっぱいいるっ!!!」

にこ「やっぱその表現やめなさいよっ!?」ガーン

穂乃果「そして、ことりちゃんとふれあえるみたいだよっ!?」

にこ「…だから…まあいいわ…、ふれあい広場になってるみたいよ~」

にこ「せっかくだし、入ってみましょうか?」

穂乃果「うんっ!」

282: 2015/03/26(木) 00:54:14.87 ID:P7E5b0ia0

穂乃果「おお~もふもふだっ!!」サワサワ

穂乃果「そういえば、なんでことりちゃんは羊なんだろう?鳥とかでも、いいと思うんけど?」モフモフ

にこ「いや…ことりが鳥って安直すぎるわよ…」

穂乃果「ん~、それならアルパカさんとか?」モフモフ

にこ「アルパカは、花陽は喜びそうだけど、絵里あたりが猛反対しそうだから却下じゃない?」

にこ「あ~、アルパカは反対されるけど、もこもこな衣装がいいから羊とか?」

穂乃果「なるほどっ!!」モフモフ

にこ「いや、適当に考えてみただけよ?」


283: 2015/03/26(木) 00:55:03.43 ID:P7E5b0ia0

にこ「そういえば、羊は群れで行動しないとストレス感じちゃうらしいわよ?」

穂乃果「ふ~ん、そうなんだ~」モフモフ

穂乃果「あっ!そういわれるとことりちゃんって大抵、穂乃果か海未ちゃんと一緒にいることが多いかも?」

にこ「っ!?…そういわれるとそうね…」

にこ(まさかことりはその部分まで考慮して羊をチョイスしたっていうの?)

穂乃果「あっ!ひつじのエサが売ってるから、穂乃果買ってくるねっ!!!」ダッシュ

にこ(そうなると、一緒にいてことりを引っ張ってる穂乃果と海未は牧羊犬ポジションって感じかしらね?…)


284: 2015/03/26(木) 00:56:02.36 ID:P7E5b0ia0



うみいぬ『ほらっ!ことりっ!!こっちに移動しますよっ!?』

ことひつじ『うみちゃ~ん』『うみちゃ~ん』『うみちゃ~ん』『うみちゃ~ん』『うみちゃ~ん』

ほのいぬ『ことりちゃんっ!!次はこっちに移動だよっ!?』

ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』
ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』
ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ハノケチェン』『ほのかちゃ~ん』

ほのいぬ『あれっ!?なんか穂乃果の方に来る方が多くないっ!?』

ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』
ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ハノケチェン』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』
ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』

ほのいぬ『わわわ、そんなあつまら…おうふっ…た、たすけて~~~~~』

ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ハノケチェン』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』
ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』
ことひつじ『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』『ほのかちゃ~ん』



285: 2015/03/26(木) 00:57:08.24 ID:P7E5b0ia0




にこ(はっ!?私ってば何考えてるのっ!?)ガーン


穂乃果「わわわ、そんなあつまら…おうふっ…た、たすけて~~~~~」



にこ「…疲れてるのかしら?まだ幻聴が…」

穂乃果「幻聴じゃないよ~~~にこちゃんたすけて~~~~~~~~~~~~~」メェ~メェ~

にこ「へ?」

にこ「って、あんたなにやってるのよっ!?」ガーン

穂乃果「いやね、ひつじのえさが売ってたから、あげてたんだけど、なんかすっごい集まってきちゃって…」メェ~メェ~

穂乃果「って、うわっ!?ちょっ!?なんか一匹、穂乃果を狙ってるっ!?」メェ~メェ~

穂乃果「穂乃果は食べれないよっ!?食べてもおいしくないよっ!?や~~め~~て~~~」ワタワタ


286: 2015/03/26(木) 00:57:43.89 ID:P7E5b0ia0

--土曜 午後 地方の公共施設(廊下)--

ことり「っ!?」チュチュンッ!?


ことり「ちょっと羊さんっ!!そこかわってっ!!!!」



理事長「へっ!?い、いきなりどうしたのことりっ!?」オロオロ

ことり「はっ!?ご、ごめんねっ!お母さん!」

理事長「いや、どうしたのよ?いきなり…」

ことり「いや~…な、なんとなく?」アハハハ

理事長「はぁ~、いまは私しかいないからいいけど…」

理事長「これから、会議に秘書として一緒に出席してもらうんだから、しっかりしてよ?」

ことり「は~い」シュン


287: 2015/03/26(木) 00:58:41.43 ID:P7E5b0ia0
--土曜 午後 動物園(ふれあい広場)--

にこ「いま助けにいくわっ!!!」ダッ

穂乃果「お、おねがい、にこちゃんっ!!うわっふ…だから、穂乃果はおいしくないって~~~」ワタワタ

にこ(ん、後ろの方は比較的、羊が集まってなさそうね…)

にこ「穂乃果っ!!とりあえずエサを前の方に投げ捨てちゃいなさいっ!!」

穂乃果「わ、わかったっ!え~~~~~~~~~~~~いっ!!!」ポイッ


 (エサ)ミ  メェ~メェ~メェ~メェ~メェ~メェ~メェ~メェ~ミ


穂乃果「おおっ!結構、はなれてくれたっ!!」


にこ(よしっ!いまのうちにっ!!!)


にこ「穂乃果っ!!こっちよっ!!つかまりなさいっ!!!」テノバシッ

穂乃果「にこちゃんっ!!」パァッ

穂乃果「うんっ!!」ガシッ

にこ「とりあえず、このままふれあい広場から離れちゃうわよっ!いいわねっ!?」ギュッ

穂乃果「うんっ!」ギュッ

穂乃果「…/////」


293: 2015/03/27(金) 01:00:23.05 ID:UP5G94ef0
--土曜 午後 動物園(ひつじ→うさぎ移動中)--

にこ「それなりに広場からも距離を取ったし、近くに水道もあるし、このあたりでいいかしらね?」

穂乃果「う~、なんかひどい目にあった~~」

にこ「なんか奈良公園のシカなみの勢いで群がってきてたわね…」

穂乃果「ん~~~、普通にエサをあげてただけなんだけどなあ…」

にこ「あ~、穂乃果?ちょっとこっちのほう来なさい」

穂乃果「ん?なになにー?」

にこ「ん、この辺でいいか、ちょっとしばらく動かないでいてくれる?」

穂乃果「うん、わかった!」


294: 2015/03/27(金) 01:01:24.56 ID:UP5G94ef0

穂乃果(にこちゃんに動かないでって言われたけど…)

穂乃果(いったいなにするのかな?)

にこ「…」ジー

穂乃果(さっきからしゃがみこんで、ずっと穂乃果の方を見てるような?)

にこ「ん~…」ゴソゴソ

穂乃果(あ、荷物の中で何か探してるのかな?)

にこ「よしっと、そのままじっとしてるのよ~」

穂乃果「う、うん…」

穂乃果(…動かないでって言われてから、ずっと前見てるから、しゃがんでるにこちゃんの様子がよく見えない…)


295: 2015/03/27(金) 01:01:52.01 ID:UP5G94ef0

穂乃果(っ!?/////)

穂乃果(えっ!?これ?にこちゃん、穂乃果のスカートさわってるよねっ!?/////)

穂乃果「え、えっと?にこちゃんっ!?///」

にこ「まだ動くんじゃないわよ~」

穂乃果(えーーーーーーっ!?/////ほ、穂乃果、にこちゃんになにされちゃうのっ!?/////)ドキドキ

296: 2015/03/27(金) 01:02:41.24 ID:UP5G94ef0


穂乃果「あ、あのね?にこちゃん?///」

にこ「なによ?」

穂乃果「その…や、やさしくしてね?/////」

にこ「ん?やさしくしてるでしょーが?」

穂乃果「えっ、えっと…その…穂乃果はじめてだからっ!!/////」

にこ「へ?」

穂乃果「そ、その…ちょ、ちょっとだけだよ?///////////」

にこ「ちょっ!?なななな、何と勘違いしてるのよっ!?」ガーン


297: 2015/03/27(金) 01:03:39.34 ID:UP5G94ef0

穂乃果「ふぇ?///////」

にこ「あんたのスカート、さっき羊に集中的についばまれてたりしたから、羊の唾液とかで汚れちゃってるでしょ?」

にこ「スカートの部分だと自分だと汚れがとりづらいだろうから、その汚れをとってあげようとしてたんだけど?」

穂乃果「ああっ!?ことりちゃんのよだ「言わせないわよっ!!!!」…なんで?」

にこ「あんた自分のスカートが親友の唾液まみれとかっ!!変態的な言葉を口にしようとするんじゃないわよっ!?」ガーン

穂乃果「あ~、たしかにそれはちょっとイヤかも…」ハハハ


298: 2015/03/27(金) 01:05:00.70 ID:UP5G94ef0

穂乃果「いや~それにしても、穂乃果はてっきり…/////」

にこ「てっきり、なによ?」

穂乃果「い、いやっ!!!な、なんでもないよっ!?///」

にこ「そう、それならいいけど…」

にこ「ほらっ、スカートの方はこれでだいぶキレイになったと思うから、あとの部分はこのタオルを使って自分でふいておきなさいね」ホラッ

穂乃果「おうふっ…」ボフッ

穂乃果(あ…タオルいいにおいかも…///)

にこ「タオルを顔にかぶったまま、ぼーっとしてんじゃないわよっ!!」

にこ「あ~、背中の方とかは、にこが手伝ってあげたほうがいい?」

穂乃果「あっ、おねが~い」

にこ「わかったわよ~、まあ、他の場所はスカートほど汚れひどくはないと思うけどね~」


299: 2015/03/27(金) 01:07:55.98 ID:UP5G94ef0

穂乃果(う~~、なんで穂乃果あんなこと考えちゃったんだろう…/////)

穂乃果(うん、きっと最近の少女漫画とかが、ちょっと過激すぎるせいだよね…うんっ!そうにちがいないって!!…)

穂乃果(…)

穂乃果(…でも、穂乃果……///)

にこ「ほらっ、終わったわよ~」

穂乃果「へ?あ、うんっ!!///」

にこ「ついでに手とか洗ってから、次のうさぎに行くわよ~」

穂乃果「うん!わかった!!」

穂乃果(なんか顔赤くなっちゃうし///あんまり、このことは考えこまないようにしないとっ!!)テアライチュウ

穂乃果「おっ!あそこが海未ちゃんがいるとこだねっ!!!」ダッシュッ

にこ「ちょっ!?手を洗い終わったからって、急に走り出すんじゃないわよっ!?」

にこ「あといい加減、μ'sメンバーの名前で呼ぶのは自粛してほしいんだけどっ!?」

304: 2015/03/28(土) 00:49:10.28 ID:6SagJyFz0
--土曜 午後 動物園(うさぎ)--

穂乃果「ここで海未ちゃんに会えるんだねっ!!!」

にこ「…あんた直す気ないのね…」

穂乃果「あっ!ふれあいコーナーだってっ!!!いってみよっ!!」ダッシュ

にこ「…そして、羊とふれあってあんな目にあったのにまたふれあいにいくのね…」


305: 2015/03/28(土) 00:50:36.12 ID:6SagJyFz0

穂乃果「あれっ!?海未ちゃんがいないっ!?」ガーン

にこ「あ~、うさぎはふれあえる時間が区切られてるみたいね」

穂乃果「えっ!?じゃ、じゃあ、次はいつふれあえそうなのっ!?」

にこ「ん~、あ~…ちょっと前に終わっちゃったみたいだから、次は当分先な感じね…」

穂乃果「えーーーーことりちゃんはいつでもふれあえたのに、海未ちゃんはケチだな~…」

にこ「いや、だから不当に幼馴染の価値をさげるんじゃないわよっ!?」ガーン

にこ「ほらっ、ふれあいはムリだけど、柵の向こうにいるのはみれるみたいだから、それで我慢しなさい」

穂乃果「は~い…」シュン



306: 2015/03/28(土) 00:52:55.50 ID:6SagJyFz0
--土曜 午後 園田家親戚宅大広間--


海未「クッ…なぜですっ!?」ガタッ



園田家親戚一同「「「「「「「「っ!?」」」」」」」」




海未「ハッ!?」



園田家親戚「あ~、海未…話も一段落ついて"質問はないか?"といった発言の後なのは確かだが…」

園田家親戚「公の場の会合なのだから、意見がある時は挙手してからにしなさい…」

海未「はい…申し訳ありませんでした…」


海未(クッ…私としたことが、何か不平等な扱いを受けている感じがしたので、つい…)

海未(う~~~会議中なので、穂乃果と真姫に連絡がとれるかを確かめられないのもそうなのですが…)

海未(なにか…こう…ザワザワした感じがするというかなんというか…)

海未(穂乃果はなにをしているのでしょうか…)ムゥ-

307: 2015/03/28(土) 00:54:37.55 ID:6SagJyFz0
--土曜 午後 動物園(うさぎ)--

にこ「そもそもうさぎはストレスにすごく敏感ですぐ病気になっちゃうから、あんまりベタベタしすぎるのはよくないのよ~」

穂乃果「えっ!?海未ちゃん、ベタベタしすぎると病気になっちゃうのっ!?」

にこ「いや、なんか海未の場合は、あんたが急にベタベタしなくなると、逆に心配し始めてストレス貯まりそうだからそのままにしてあげなさいよ…」

にこ「それと、うさぎはストレスでハゲてきちゃったり、あまりにストレスによるショックが大きいと氏んじゃったりするみたいよ?」

穂乃果「えっっ!!??海未ちゃん、ハゲちゃううえに氏んじゃうのっ!?」ガーン

にこ「いやいやいやいや、だから、幼馴染を勝手にハゲさせて頃すんじゃないわよっ!?」ガーン

308: 2015/03/28(土) 00:55:19.93 ID:6SagJyFz0

穂乃果「うん、穂乃果、これからは海未ちゃんにストレスかけないように努力するよっ!!」

にこ「…あんた、海未にストレスかけてる自覚があったのね…驚いたわ…」

穂乃果「いや~~、なんか海未ちゃんには怒られることが多いから~…って、穂乃果、そこはかとなくバカにされてるっ!?」ガーン

にこ「はいはい、悪かったわよ~まあ、怒られないように欠点を直す姿勢はいいと思うから、せいぜい言頑張りなさいな」

穂乃果「うんっ!穂乃果も、にこちゃんみたいにかっこよくなれるよう頑張ってみるよっ!!」ウン

にこ「なっ!?…///////ふ、ふんっ!せいぜい、にこの次くらいになれるように頑張ってみなさいっ!/////」

穂乃果「うんっ!!」


309: 2015/03/28(土) 00:56:31.00 ID:6SagJyFz0

穂乃果「でも、海未ちゃん、うさぎの衣装なんだかんだで好きそうだよね?」

にこ「あ~、"これかのsomeday"の時もそういえば、うさぎだったわね…」

穂乃果「うん!なんかぴょんぴょこしてて可愛いよね!」

にこ「ちょっ!?ぴょんぴょこ可愛いポジションを海未に譲る気はないわよっ!?」

穂乃果「ん?にこちゃんのうさぎパジャマもぴょんぴょこしてて可愛かったよ?」

にこ「へ?////…あ、ありがと…////」キュウニホメルンジャナワヨ…

穂乃果「どういたしまして」ニコニコ


310: 2015/03/28(土) 00:57:28.65 ID:6SagJyFz0

穂乃果「海未ちゃん、うさぎの衣装好きなら、またうさぎデザインの服をすすめればいいかな?バニーガールとか?」

にこ「あんたの口からバニーガールなんて単語が出てくるとは思わなかったわ…」

穂乃果「む~…穂乃果だってそのくらい知ってるよっ!!ドラゴンク○ストとかのおかげでっ!!」

にこ「あ~、納得だわ…そうよね…穂乃果だもんね…」

穂乃果「ちょっ!?それ褒めてないよねっ!?」ガーン


311: 2015/03/28(土) 00:58:49.72 ID:6SagJyFz0

にこ「っていうか、バニーガールなんていつ着させる気なのよ…」

穂乃果「ん~十五夜あたりの時期にみんなでバニーガール衣装でステージとか?」

にこ「…スクールアイドルがバニーガールってどうなのよ…」

穂乃果「でも、みんなでバニーガールかぁ~」ジー

にこ「ん?なに見てんのよ?」

穂乃果(にこちゃんのバニーガール姿…)ジー


312: 2015/03/28(土) 01:00:43.67 ID:6SagJyFz0

穂乃果「…」ジー

にこ「っ!?」

にこ「ちょ!?バニーガールの話題で、なんでにこの胸の方見てくるのよっ!?」ガーン

にこ「なによ…ちいさいから似合わないとでも言いたいの?…」ムスゥ-

穂乃果「いやいやいやいや、にこちゃんは何着ても似合うと思うよっ!?」

にこ「なっ!?……/////あ、ありがと…///」

穂乃果「それよりもむしろ…」

にこ「…///むしろなによ?//」

穂乃果「にこちゃんの場合、バニーガールの衣装がずり落ちちゃわないか不安で…」ヒッカカルトコロニフアンガ

にこ「ちょっ!?そっちの方がなお悪いわっ!!!」ドウセヒッカカルトコロナイワヨッ

穂乃果「えっ!?いや、穂乃果はただにこちゃんが心配で…」オロオロ

にこ「だああーーーーーーーーっ!!もうこの話はおしまいっ!!つぎいくわよっ!!つぎっ!!!」

穂乃果「うわーーーーごめーん、怒らせるつもりはなかったの!だから、待ってよ~にこちゃ~~~んっ!!」


318: 2015/03/29(日) 01:12:13.95 ID:gdOx3VQL0
--土曜 午後 動物園(うさぎ→きつね移動中)--

穂乃果「あっ!にこちゃん、みてっ!!クレープ屋さんがあるよっ!!!」

にこ「あ、ほんとね」

にこ「うん、ちょうどおやつの時間だし、食べてく?」

穂乃果「うんっ!もちろんだよっ!!」

穂乃果「穂乃果、先に行ってどのクレープにするか選んでくるねっ!!」ダッシュ

にこ「あっ!ちょっと待ちなさいってば穂乃果っ!!」


319: 2015/03/29(日) 01:13:07.67 ID:gdOx3VQL0

穂乃果「ん~~~~~」ジー

にこ「まったく…クレープが楽しみだからって走り出すんじゃないわよ…」

穂乃果「う~~~~~~~~~~~~~~~~ん」ジーーー

にこ「え?あんたあんなに早くいったのに、まだメニュー決まってなかったの?」

穂乃果「あっ!にこちゃんっ!!だって~、どれもおいしそうなんだもんっ!!」ウーン

にこ「じゃあ、候補を絞るとこから始めなさいよ…」

穂乃果「あ、うん…候補は実はなんとか2つまで絞ったんだよっ!?」

穂乃果「チョコバナナか…いちご生クリームか…む~~~、どちらも違った魅力が…」ウーーーーン

にこ「…チョコバナナといちご生クリームね~」


320: 2015/03/29(日) 01:14:07.48 ID:gdOx3VQL0

にこ「うん、にこは決まったわ」

穂乃果「えっ!?にこちゃん早いよっ!?まだ穂乃果決められてないのにっ!?」

にこ「それじゃ、買ってくるわね~」スタスタ

穂乃果「あっ!!待ってよにこちゃんっ!穂乃果ももうすぐ決めれると思うから一緒にっ!!!」アワアワ

にこ「…」スタスタ

穂乃果「あ…にこちゃん行っちゃった…」

穂乃果「穂乃果が選ぶのに時間かけすぎて呆れちゃったかなあ~…」シュン

にこ「すいませ~ん、チョコバナナといちご生クリーム1つずつください」

穂乃果「えっ!?」

321: 2015/03/29(日) 01:15:35.46 ID:gdOx3VQL0

にこ「ほら、あんたはこっちを食べなさい…」ホノカノクチニオシツケル

穂乃果「ふぇ?いやにこちゃん、その…ムグッ」モガモガ

にこ「にこもたまたまこの2つを食べてみたいと思ってたのよ…」

穂乃果「モグモグ…ぷはっ…え?」チョコバナナオイシイ

にこ「ほら…2種類買って、お互い半分ずつ食べたら交換、ってすれば2人とも2種類食べれるでしょ?」

穂乃果「っ!?おおっ、ほんとだっ!!!」

穂乃果「穂乃果のためにありがとね…にこちゃん…////////」

にこ「なっ…/////にこが食べたいって言ったでしょーがっ!!/////」

穂乃果「うんっ!それでもお礼が言いたかったの…////」

にこ「ふ、ふん…////好きにしなさい…/////」

にこ「ほらっ!とっとと半分食べちゃうわよっ!!」モグモグ

穂乃果「うんっ!」モグモグ


322: 2015/03/29(日) 01:16:11.53 ID:gdOx3VQL0

にこ「ん、にこは半分食べ終わったわよ~、穂乃果はどう?」

穂乃果「うん、穂乃果も食べ終わったよっ!!」

にこ「よしっ!、それなら交換するわよ?」ハイッ

穂乃果「うんっ!!!」ウケトッテテワタシ

にこ「これで交換完了ね~」ウケトリ

にこ「じゃあ、さっそく…」ハムッ

穂乃果(っ!?)


323: 2015/03/29(日) 01:16:59.18 ID:gdOx3VQL0

穂乃果(え?あれ?これって…もしかして、にこちゃんと関節キスになるんじゃ…///////////)

穂乃果(う~~~~~////そう思ったら、急にたべるのに緊張してきた…/////)

穂乃果(おちつけ~~~、おちついて、わたしっ!!!///)

穂乃果(うん、海未ちゃんやことりちゃんと食べ歩いたりするときも、お互いのを交換したりしてるよねっ!?)

穂乃果(うん、その時は特になにも感じたことなんてないんだから、その感覚でいけば何も問題ないはずっ!!)

穂乃果(穂乃果、ファイトだよっ!!)グッ


324: 2015/03/29(日) 01:18:35.11 ID:gdOx3VQL0

にこ「う~ん♪チョコバナナの方もなかなかね~」

にこ「ん?どうしたの?穂乃果?食べないの?」

穂乃果「へ?いやいやいや、食べるよっ!!!」

にこ「そ、そう…」

穂乃果「じゃ、じゃあっ!穂乃果もっ!!!」ハムッ

にこ「どう?いちご生クリームのお味は?」

穂乃果「…////」

325: 2015/03/29(日) 01:19:10.80 ID:gdOx3VQL0

にこ「穂乃果?」

穂乃果「…おいしい…////」

にこ「ふふ~ん、そうでしょ~、さすがにこのチョイスよねっ!!」

穂乃果「…////」コクコク

にこ「へ?いや、そこはツッコミいれなさいよっ!?」アンタガエランデタンデショウガッ

穂乃果「…////」コクコク

にこ「ふぅ、まあいいわ…」

にこ「食べ終わったらキツネの方に行くわよ~」

穂乃果「…////」コクコク

穂乃果(う~~~////味なんてわからないよ~…//////////////)


326: 2015/03/29(日) 01:20:05.29 ID:gdOx3VQL0
--土曜 午後 真姫自室--


真姫「っ!?」パチッ


真姫(いま、なにかの衝動にかられて目が覚めたわっ!!!)

真姫(でも…)


真姫「…」チラッ


真姫ママ「ん?目がさめたの?それなら水分補給でもする?」

真姫「…だいじょうぶよ…」

真姫ママ「そう」


327: 2015/03/29(日) 01:21:21.22 ID:gdOx3VQL0

真姫(う~~~~~~、ママがずっと看病してるから、隙を見て携帯をいじることもできない…)

真姫(お昼前あたりも何かを感じて目を覚ましたら、気づかれて、昼ごはんを食べたいのかと勘違いされるし…)

真姫(ママが部屋から出るタイミングをうかがっても、ママが部屋を出るときは入れ替わりでお手伝いさんを監視に置くし…)

真姫(む~~~~~~~~~~~~~~~~)

真姫(…)

真姫(はあ~)

真姫(おとなしく治療に専念するしか選択肢がないのよね…)シュン

真姫(うん!穂乃果のメールの続きを確認するためにも、いち早く治すしかないわよねっ!!)ウン

真姫(そうと決まれば、早く寝ることに全力を賭しましょうっ!!)フンスッ

333: 2015/03/30(月) 00:50:54.50 ID:47kjVgB90
--土曜 午後 動物園(きつね)--

穂乃果(さっきっから穂乃果、恥ずかしがってばっかりな気がするよ~…///)

穂乃果(にこちゃんはなんか平気そうだけど…)ムッ

穂乃果(ん?いま?あれ?まあ、いっか!おちついて…)


穂乃果「よしっ!つぎは絵里ちゃんだねっ!!!」

にこ「っ!?いきなり大声出すんじゃないわよっ!?」

334: 2015/03/30(月) 00:52:54.34 ID:47kjVgB90

穂乃果「ん~なんかツンツンした感じだね~」

にこ「そうね」

穂乃果「メスで毛並みは金色でツヤツヤした感じでスタイルもいいのに、性格が絵里ちゃんっぽくない感じが…」ウーン

にこ「いや、そんな感じの時もあったでしょうが」

穂乃果「え?…あ!μ'sに入る前の絵里ちゃんっ!!!」

にこ「あの頃はなんとなく冷酷なキツネみたいなイメージは確かにあったわよね…」

にこ「まあ、いまの絵里はそういうキツネというよりはフェネックっぽい感じよね…」

穂乃果「フェネック?」

にこ「ペットで飼われることが多い小さめのキツネのことよ」

穂乃果「えっ!?絵里ちゃん、ペットなのっ!?」

にこ「いやいやいやいや、勝手に元生徒会長をペットになんかするんじゃないわよっ!!しかも、あんな気難しそうなの飼いたくないわよっ!!!」


335: 2015/03/30(月) 00:55:07.47 ID:47kjVgB90
--土曜 午後 某所ショッピングモール--

絵里「っ!?」パァッ

絵里「…………」シュン

希「ん?急に嬉しそうになったと思ったら、その直後に悲しそうになったりして、どうしたん?」

絵里「はっ!?希…あのね…」

絵里「こう、奉仕する喜びを感じとれたと思ったのだけど、その直後にそれを拒絶された。そんな感覚がしたの…」

希(…あかん…エリちがなにゆうとるのかが全くわからない…)

希「…そ、そうなんや…」

絵里「そうなのよっ!不思議なこともあるものね~」

希「…そうやね~…」スピリチュアルヤネ


336: 2015/03/30(月) 00:55:53.33 ID:47kjVgB90
--土曜 午後 動物園(きつね)--

にこ「そういえば、お天気雨のことをキツネの嫁入りとか言ったりするんだけど」

穂乃果「えっ!?絵里ちゃん結婚するのっ!?」

にこ「いやいや、いますぐ結婚するはずないわよっ!!たぶん…まあ、やがては結婚するんでしょうけど…」

穂乃果「で、お天気雨がどうしたの?」

にこ「ちょっ!?自分から話ふっといてスルーするのやめなさいよっ!?」ガーン


337: 2015/03/30(月) 00:58:28.65 ID:47kjVgB90

にこ「人間の娘に化けた狐が嫁入りの行列をする時に、天気なのに雨が降るっていう感じのお話があって、それがもとになってるみたいよ~」

穂乃果「へえ~そうなんだ~」

にこ「まあ、実際はいろんな説があったりして、ホントの由来とかははっきりしないみたいだけどね」

穂乃果「でもなんで絵里ちゃんは人間の娘に化ける必要があるの?」

にこ「ちょっ!?絵里がまるで人間じゃないみたいに聴こえるからやめなさいってのっ!!!」

にこ「はあ~…キツネは神聖な動物として扱われたりすることもするんだけどね~お稲荷様とかがそうね」

にこ「でも、基本的に昔話とかでは、人間に化けたりして、よくいたずらしたり、人をだましたりするずる賢い動物みたいに書かれることが多いのよ~」

穂乃果「えっ!?でもごんぎつねのごんは…」

にこ「その話はなんか悲しくなるからやめなさいってのっ!!!」

にこ「それに…あの話、もとはと言えばごんがいたずらしたのが原因でしょーが…」

穂乃果「あ~…そうだったね…」


338: 2015/03/30(月) 01:00:03.74 ID:47kjVgB90

穂乃果「そういえば結婚といえばっ!!」

にこ「ん?なによ?」

穂乃果「穂乃果たちが修学旅行に行ってた時に、凛ちゃんがセンターで歌った~、えーと、ラブウェディングベル?」

にこ「Love wing bellよっ!!ウェディングじゃなくて、ウィングだからねっ!?」

穂乃果「そうだったのっ!?」

にこ「ファンの中にもたまに間違えてる子がいるけど、あんたもともとはセンターの予定だったんだから、間違えてるんじゃないわよ…」

穂乃果「いやーまぎらわしくて~」

にこ「はあ~、まあ穂乃果だし、しょうがないわね…」

穂乃果「あれ?なんか穂乃果ヒドイ扱いうけてたりする?」

にこ「で、Love wing bellがどうしたの?」

穂乃果「お~そうだった!」


339: 2015/03/30(月) 01:01:06.92 ID:47kjVgB90

穂乃果「凛ちゃんはウェディングドレスっぽい衣装で、にこちゃん達はタキシード姿だったんだよねっ!?」シャシンデミタヨ!

にこ「そうよ~、ただタキシードなのにリボンも一緒に衣装として渡されたから、あんまり男装ってイメージはなかったけどね~」

にこ「あれ?思えば、なんか真姫ちゃんだけリボン配られてなかった気が…だから一人だけなんか男らしく…」

穂乃果「……にこちゃん?」

にこ「ハッ!あ~ちょっと考え事しちゃってて…すまなかったわね…で、にこたちの衣装がどうしたの?」

穂乃果「あ、うん!凛ちゃんの衣装かわいかったから、穂乃果もちょっと着てみたかったな~って思って…」

にこ「ふ~ん、穂乃果でもそういうこと考えたりするのね?」

穂乃果「さっきから、にこちゃんの穂乃果に対する評価がヒドイ気がするっ!?」ガーン

にこ「はいはい、悪かったわよ~、まあ、ウェディングドレスモチーフで結構いい感じの衣装だったものね」

穂乃果「だよねっ!!」

にこ「でもあの衣装、ファッションショーの時の貸衣装だからもう1回着るとかは難しいでしょうね…」

穂乃果「だよね…」


340: 2015/03/30(月) 01:02:29.33 ID:47kjVgB90

にこ「まあ、でも…」

穂乃果「ふぇ?」

にこ「穂乃果ならすぐに着る機会も来るんじゃないの?」

穂乃果「え?なんで?穂乃果モデルになれる自信はちょっと…」

にこ「あ~、その線でも、まあ可能性はないことはないと思うけど…」

にこ「あんたそんだけ可愛いんだし嫁の貰い手に困らないでしょうから、式本番で着させてもらえばいいじゃない?」

穂乃果「ふぇ…/////かわ…//////けっこ…///////////」

にこ「あんたには刺激が強すぎたかしらね?」フフン

穂乃果「…結婚かあ~…///////」


341: 2015/03/30(月) 01:04:13.79 ID:47kjVgB90

正装海未『うぅ…ついに穂乃果も結婚ですか…』グスッ

正装ことり『お、おめでとう…穂乃果ちゃん…』グスッ

ウェディング穂乃果『うん…うんっ!…ふたりともありがとね…』グスッ

正装海未『ちゃんと花嫁として立派にやっていくのですよっ!!』グスッ

ウェディング穂乃果『…うん…』グスッ

正装ことり『穂乃果ちゃんが結婚しても、わたしたち幼馴染3人の友情は不滅だからねっ!!』グスッ

ウェディング穂乃果『…うん…うん!』グスッ


正装雪穂『お姉ちゃ~ん、そろそろ移動しないと、新郎さん待たせちゃうよ~』

ウェディング穂乃果『わかった~~』

ウェディング穂乃果『じゃあ、またあとでね!海未ちゃん、ことりちゃん!』

正装海未『ええ、また会場で』

正装ことり『頑張ってね、穂乃果ちゃん』

ウェディング穂乃果『うん、一生に一度の晴れ舞台だもんっ!!いってくる!!』


342: 2015/03/30(月) 01:05:38.49 ID:47kjVgB90

ウェディング穂乃果『おまたせっ!!』

ウェディング穂乃果『え、えっと今日の花嫁衣裳どうかな?///』



新郎『…』グイッ



ウェディング穂乃果『ふぇ?////え、えっと//////////』ダキヨセラレッ

ウェディング穂乃果『その…////急にどうしたの?//////////』




タキシードにこ『うん、思わず抱きしめたくなるくらい可愛いわよ穂乃果…』ギュッ




ウェディング穂乃果『…//////////////あ、ありがと…///////////』


343: 2015/03/30(月) 01:07:06.34 ID:47kjVgB90



穂乃果(…とか////こんなかんじかなぁ~…///////////////)

穂乃果(…///////////////////////////////)

穂乃果(うれしい…/////けど、すごいはずかしい…////////////)

穂乃果(え?///でも、あれ?////)

穂乃果(あ……///)

穂乃果(なんで、新郎役がにこちゃんなのっ!?/////////////////)オロオロ


「…か~…ほのかってば~…」

344: 2015/03/30(月) 01:09:55.07 ID:47kjVgB90

にこ「ちょっと穂乃果っ!?」カオチカヅケ

穂乃果「は、はいっ!!って、にこちゃん顔近い…/////」

にこ「あんた急に黙り込んで、顔を赤くしちゃったりしてたけど大丈夫なの?」オデコチカヅケ

穂乃果「だだだだ、大丈夫だよっ!?///全然問題ないよっ!!/////」

にこ「ん、まあそれならいいけど…」カオハナス

穂乃果「…ほっ///」

にこ「大丈夫そうなら、次行くわよ~」

穂乃果「う、うんっ!!!」


345: 2015/03/30(月) 01:11:13.31 ID:47kjVgB90

穂乃果(う~~~、なんで新郎がにこちゃんだったんだろう…////////)

穂乃果(…/////)

穂乃果(はっ!?さっきからこのパターン多い気が…)

穂乃果(うん、こんな状態のままじゃだめだよね!ちゃんとしっかりして動物園を楽しまないとっ!!)ウン

353: 2015/03/31(火) 00:50:36.74 ID:POovNsK/0
--土曜 午後 動物園(たぬき)--

にこ「まさに希よね…」

穂乃果「っ?!にこちゃんに先をこされたっ!?」

にこ「まあ、希はたぬきだからしょうがないわ…」

穂乃果「え?どこが?体型?」

にこ「……」

にこ「…それ…希にいうわよ?」

穂乃果「わーーーまってよにこちゃんっ!考えても他に出てこなかったんだから、言わないでよ~~~~」ワタワタ


354: 2015/03/31(火) 00:51:41.38 ID:POovNsK/0

にこ「ほら、たぬき親父って単語あるでしょ?」

穂乃果「えっ!?希ちゃん、親父なのっ!?」

にこ「いやいやいや、希は、趣味は昼寝だったり、好きな食べ物は焼肉だったり……する…けど…」

にこ「…あれ?…ここら辺だけとってみると希って結構、親父っぽい感じが…あれ?…」ワシワシシテクルシ…

穂乃果「…え?希ちゃんだけ穂乃果の勘違いじゃなくて、ほんとに…」

にこ「あーあー、あれよっ!!その……くっ……の、のぞみには立派な胸があるじゃないのっ!!」

にこ「あんな…くっ…り、立派な胸の持ち主が…くっ…女の子じゃないはずないじゃないのっ!?」

穂乃果「わ、わかったけど、なんでにこちゃんところどころ苦しそうに言うの?」

にこ「そこにふれるんじゃないわよっ!?」

穂乃果「ご、ごめんねっ!?」

にこ「あ、あ~…にこもついカッとなっちゃったわ…わかればいいのよ…」


355: 2015/03/31(火) 00:53:12.88 ID:POovNsK/0

にこ「ようするに、見た目だと、ぼ~っとしてそうな感じとか、おっとりしてそうな感じに見えるけど」

にこ「実際は頭の中ではいろいろと考えていてうまく立ち振る舞うとかそんな感じの性格をたぬきっていうのよ」

穂乃果「ん~と、つまり希ちゃんは腹黒いってこと?」

にこ「……希にいうわよ?」

穂乃果「えっ!?いやでも、にこちゃんの説明を聞いてなんとなくそんな言葉が…に、にこちゃんもそう思うでしょっ!?」

にこ「…いや?……う~~~ん、そういわれるとそう思ったことが全くないとは言えないけど…」

穂乃果「ほらっ!やっぱり!!!」

にこ「だ~~~、違うの!腹黒って言いたいんじゃなくてっ!!」


356: 2015/03/31(火) 00:54:33.50 ID:POovNsK/0

にこ「ほら、希のヤツってば、よく"カードが告げとるんやっ!"とか"スピリチュアルやね!"とか」

にこ「こう"うちは何でもお見通しやで?"的な態度が…ばかされてる感じがして落ち着かないのよ…」

穂乃果「あ~…なるほど…」

にこ「だから、そういうところがたぬきっぽいって感じるの!決して、体型とか親父とか腹黒とかじゃないんだからねっ!?」

穂乃果「よかったーーーたぬきみたいな体型した親父っぽい腹黒な希ちゃんなんていなかったんだねっ!」

にこ「ちょっとっ!?まとめるんじゃないわよっ!?」ガーン

357: 2015/03/31(火) 00:55:10.41 ID:POovNsK/0
--土曜 午後 某所ショッピングモール--

希「……………………」ピタッ

絵里「うん?急に立ち止まってどうしたの?希?」

希「エリち…………」

絵里「だ、だからどうしたのよ?希っ?!」オロオロ

希「うち、次穂乃果ちゃんとにこっちにあったら、ふたりにわしわしMAXフルコースを味あわせないといかんかもしれない…」

絵里「っ!?ど、どうしたのよ急にっ!?」

希「カードが…カードがそう告げとるんやっ!!!」スピリチュアルテキナモノモカンジルンヤッ

絵里「お、おちつきなさい希」オロオロ

希「エリち、なにゆうとるの?うちは落ち着いとるよ?」ニコニコ

絵里「そ、そう…それならいいの…」

希「ふふふ、おかしなエリちやね~」ニコニコ

絵里「…」

絵里(なんだかよくわからないけど…この状態の希は、穂乃果とにこにあわせられないわね…)ガクブル


358: 2015/03/31(火) 00:55:54.03 ID:POovNsK/0
--土曜 午後 動物園(たぬき)--

にこ「たぬきそばってあるじゃない?」

穂乃果「うん、希ちゃんが入ってないおそばだよね?」

にこ「あんなの入ってたらカ口リーあがりそうだからいやよっ!!」ガーン

にこ「そのネタはもういいから…真面目に答えなさいよ…」

穂乃果「ごめ~ん」エヘヘ

穂乃果「えっと、あげたまが入ってるやつだよね?」

にこ「そ、関東はそうなんだけどね~」

穂乃果「えっ?関西は違うの!?」


359: 2015/03/31(火) 00:56:34.01 ID:POovNsK/0

にこ「そうみたいよ~希から聞いたんだけど、関西はあぶらあげが乗ってるお蕎麦のことをいうみたいよ?」

穂乃果「えっ!?それ、きつねそばじゃんっ!!」

にこ「にこもすごくそう思ったわ…でも、関西だとそれがたぬきそばみたいなのよね…」

穂乃果「どうしてそうなっちゃったのっ!?」

にこ「希がいうには、きつねとたぬきはよく比較されたり、セットにされたりするから」

にこ「きつねのうどん=あぶらあげのうどんなら、あぶらあげのそば=たぬきのそば」

にこ「って感じで名付けられたんじゃないか?って言ってたわ」

穂乃果「へぇ~そうなんだね~」

穂乃果「だから、希ちゃんと絵里ちゃんはセットなのかなっ!?」

にこ「っ!?」

にこ(まさか、ことりってばそこまで計算して…)

にこ「あ~、それだと元生徒会が生徒をだますようなイメージの組織になっちゃうからやめてあげなさい…」


360: 2015/03/31(火) 00:58:31.29 ID:POovNsK/0

にこ「あとついでに京都のたぬきうどんは刻んだ油揚げがのってるあんかけみたいな感じらしいわよ?」

穂乃果「えっ!?なんであんかけなのっ!?」

にこ「あったかいうどんだから湯気がでるはずなのに、あんがかかってるから湯気が出てこない」

にこ「ってところから、出てるはずの湯気が出ない=ばかされてるイメージ=たぬきって由来だって、希がいってたわ」

穂乃果「…希ちゃん、やけにたぬきうどんとたぬきそばに詳しいんだね…」

にこ「まあ、得意料理おうどんさんだしね…」


361: 2015/03/31(火) 00:59:29.49 ID:POovNsK/0

にこ「あとついでにこれも希から聞いたんだけど、赤いきつねと緑のたぬきってあるでしょ?」

穂乃果「…うん、きつねうどんとたぬきそばのカップ麺だよね?」

にこ「そうそう、それよ」

にこ「で、緑のたぬきって、天ぷら入ってるじゃない?」

穂乃果「あ~そうだね~」

にこ「だから、緑のたぬきは関東の方のたぬきそばがもとになってると思うでしょ?」

穂乃果「おおっ!!それだと全国のたぬきそばが統一できるんじゃっ!?」

にこ「そう思うでしょ?」

穂乃果「うんっ!!」

にこ「でも緑のたぬきね、正式名称が"緑のたぬきそば"じゃなくて"緑のたぬき天そば"なのよ…」

穂乃果「えっ!?」

にこ「うえに乗ってるのも、あげたまじゃなくて、小エビの天ぷらだから、関東のたぬきそばじゃなくて、普通に天ぷらそばなのよね…」

穂乃果「そうなんだっ!!!」アトデタシカメヨウ

にこ「ただのうどん、そばなのに奥が深いわよね…」

穂乃果「そうだね~」

362: 2015/03/31(火) 01:00:35.29 ID:POovNsK/0

にこ「あ、希と言えばね~」

穂乃果「…………」

穂乃果(む~~~~~)

穂乃果(にこちゃんのお話、いろいろおもしろいし、ためになるんだけど…)

穂乃果(にこちゃん、さっきから希ちゃんのお話ばっかだよ~)ム---

穂乃果(いまは穂乃果と動物園にいるのに…希ちゃん、希ちゃんって…)ムカッ


363: 2015/03/31(火) 01:01:01.54 ID:POovNsK/0

にこ「その時の希ったら…「にこちゃんっ!!!」…へ?」

にこ「どうしたのよ?穂乃果?」

穂乃果「そろそろ次のにこちゃんを見に行こうよっ!!!」

にこ「へ?次の?にこはここにいるって…あ~、パンダね…」

にこ「どうしちゃったのよ?急に?」


364: 2015/03/31(火) 01:01:47.62 ID:POovNsK/0

穂乃果「にこちゃんってば、大人気なんだからお客さんいっぱい集まってて混んでるでしょっ!?」

にこ「だ~~~~まぎらわしいわねっ!たしかにパンダは混んでそうだけど…」

穂乃果「それなら、こんな人気のない希ちゃんのところは早めに切り上げて、にこちゃんのところに行かないとっ!!」

にこ「ちょっ!?希が人気ないみたいな言い方やめなさいってのっ!!ああ見えてデリケートだから、希が傷ついちゃうわよっ!?」

にこ「いや、たしかにタヌキをじっくり見るお客さん、あんまりいないからすいてるけど…」

穂乃果「ほらっ!にこちゃん、はやくいこっ!!」ウデギュッ

にこ「だあ~~もうっ、にこの腕をつかんで走り出すんじゃないわよっ!!」


365: 2015/03/31(火) 01:02:25.63 ID:POovNsK/0

にこ(もう…穂乃果ったら急にどうしたのかしら?)

にこ(そんなにパンダが見たくなっちゃったのかしらね~)


穂乃果(ふぅ~、これで希ちゃんゾーンから離れられるっ!!)

穂乃果(…)

穂乃果(あれ?…なんで穂乃果、さっきまであんなにイライラしてたんだろう…)

穂乃果(希ちゃんだって大事なμ'sの仲間なのに…)

穂乃果(…)

穂乃果(うん、でもいまはイライラがおさまってきたし、きっとキノセイかなんかだよねっ!!)ウン


373: 2015/04/01(水) 01:11:49.54 ID:qMDHOh+P0
--土曜 夕方 動物園(パンダ付近)--

にこ「あ~、やっぱりパンダ混んでるわね…」

穂乃果「お~、すごいたくさん人がいるね~」


通りすがりの親子(母)「ほら、迷子になると困っちゃうから、手をつないでいくわよ?」

通りすがりの親子(娘)「うんっ!!わかったよっ!!ママっ!!」

通りすがりの親子(母)「うん、いいお返事ね」

通りすがりの親子(母)「途中で手を離したりしちゃダメよ?」

通りすがりの親子(娘)「うんっ!!!!」


ほのにこ「「…あっ…」」


にこ(穂乃果がここまで引っ張ってきたから手つなぎっぱなしだったわね…)

穂乃果(にこちゃんの手にぎりっぱなしだった…////)

穂乃果(あったかくてちっちゃくってすべすべだなぁ~////)

374: 2015/04/01(水) 01:13:45.35 ID:qMDHOh+P0

にこ「え~っと穂乃果?」

穂乃果「ふぇ?…///あ、なに?にこちゃん?」

にこ「ほら、そろそろパンダの前に到着するし、もうそろそろ手を離してもいいんじゃないかな~?って…」

穂乃果「あ、うん、えっと…その…そのね…///」

にこ「ん?どうしたのよ?穂乃果?」

穂乃果「にこちゃん大人気ですごい混んでるよね?」

にこ「あ~…まあ、そうね」

穂乃果「万が一迷子になったら困っちゃうよね?」

にこ「そうね~」

穂乃果「だから、このまま手をつないでて欲しいかなぁ~って…」

穂乃果「…ダメかな?///」ウワメ


375: 2015/04/01(水) 01:14:37.60 ID:qMDHOh+P0

にこ(こんな時に上目遣いとか…無駄に女子力発揮してくるんじゃないわよ…///////)

にこ「あ~…そんなに不安なら、手つないどいてあげるわよ~」

穂乃果「ほんとっ!?」パアッ

にこ「こんなんで嘘ついてどうするのよ…」

穂乃果「ありがとっ!!」ギューーー

穂乃果「じゃあ、もっと近くでにこちゃん見に行こっ!!!」ダッシュ

にこ「だ~~、手をつないだまま走り始めるんじゃないわよっ!!」

にこ(そして、手のつなぎ方を恋人つなぎなんかに変えるんじゃないわよ…/////)


376: 2015/04/01(水) 01:15:59.15 ID:qMDHOh+P0
--土曜 夕方 動物園(パンダ)--

穂乃果「仕上げは、にこちゃんだねっ!!!」

にこ「え?なにが?って、あ~…そうね…これでμ'sメンバー巡り的に最後ね…」マギラワシイワ

穂乃果「お~笹たべてるね~」

にこ「ふふん、穂乃果と違って寝てないわね~」

穂乃果「ちょっ!?あれはタイミング悪かっただけだって!!」

にこ「はいはい、そういうことにしといてあげるわよ~」


377: 2015/04/01(水) 01:16:47.03 ID:qMDHOh+P0

穂乃果「…でも、にこちゃん、さっきっから笹しか食べてないね…」

にこ「……パンダはそういう生き物なのよ…」

穂乃果「そうなのっ!?」

にこ「一日のほとんどは笹食べてる感じみたいよ~」

穂乃果「にこちゃんってば食いしん坊だねっ!!」

にこ「…にこをあんたや希とかと同系列にまとめるんじゃないわよ…」

穂乃果「ちょっとにこちゃんの評価がヒドイっ!」ガーン

にこ「あんたが先に言い出したんでしょーが…」


378: 2015/04/01(水) 01:19:23.12 ID:qMDHOh+P0

にこ「ていうか、笹からはあんまり栄養とれないから、すごく大量に食べないといけないんですって」

穂乃果「え?それなら他の食糧たべればいいんじゃ?」

にこ「いちおう小動物とか果物とかも食べるみたいよ?」

穂乃果「えっ!?にこちゃん、笹以外も食べれたのっ!?」

にこ「だからっ!!…あ~…そうよ~、魚とかも食べるみたいね」

穂乃果「じゃあ、小動物とか魚とか果物とればいいじゃん!」

にこ「パンダは竹林にいるのに加えて、まわりの環境が竹以外ほぼ何もないとこに生息してるみたいで」

にこ「結果的に、本来は肉とか果物も食べる雑食だけど、笹ばっかり食べる草食動物っぽい感じの生活みたいよ~」

穂乃果「おお~、にこちゃんってば奥が深いね~」

にこ「ふふん、当然よっ!!」


379: 2015/04/01(水) 01:20:17.98 ID:qMDHOh+P0

にこ「そういえば、レッサーパンダっているじゃない?」

穂乃果「んと、希ちゃんを可愛くした感じの動物だよね?」

にこ「ちょっとっ!?それじゃ希が…あ~、うん、たぬきのことよね…たぶんそれであってるわ…」

穂乃果「レッサーパンダがどうしたの?」

にこ「もともとはレッサーパンダの方が"パンダ"って言われてて、いまの"パンダ"の方があとで発見されてるみたいよ」

穂乃果「えっ!?じゃあ、いまのにこちゃんがパンダになる前はなんだったのっ!?」

にこ「………ジャイアントパンダよ…っていうか今もジャイアントパンダに変わりはないけど、省略されてパンダって呼ばれてる感じね~」

穂乃果「ジャイアント?」ジー

にこ「へ?なによ?」

穂乃果「にこちゃんが…ジャイアント?」ジーーーーーー

にこ「っ!?あんたねぇっ!!パンダの話してるのに、にこを見て"どこがジャイアントなんだろう?"とか思ってるんじゃないわよっ!?」ガーン

穂乃果「えっ!?なんで穂乃果が考えてることが分かったのっ!?」

にこ「あんた全然隠すそぶりなかったじゃないのよっ!?…はあ~、まったくもう…」


380: 2015/04/01(水) 01:21:01.73 ID:qMDHOh+P0

にこ「ちなみに、レッサーパンダの"レッサー"は"小さい方の"って感じの意味があって」

にこ「ジャイアントパンダが新種の大きなパンダとして発見されてから、そう呼ばれ始めたみたいよ~」

穂乃果「ふむふむ、つまり~」

穂乃果「にこちゃんは、おっきいにこちゃんが発見された影響で、にこちゃんからちっちゃいにこちゃんに呼び方が変わったってことだよね?」

穂乃果「それでちっちゃいにこちゃんって呼び名が出来たから、おっきいにこちゃんはにこちゃんになったって感じだよねっ!?」

にこ「いや、その流れであってるけど、いちいちにこの名前に変換するんじゃないわよっ!?」


381: 2015/04/01(水) 01:24:58.37 ID:qMDHOh+P0

穂乃果「つまりレッサーパンダはちっちゃいにこちゃんってことだねっ!!!」

にこ「……ぶつわよ?」

穂乃果「えっ!?ぶたないでよっ!?間違ったことは言ってないよねっ!?」アワアワ

にこ「いやまあ…レッサー="小さい方の"っていう使い方はあってるか間違ってはいないけど…」

にこ「…って、そういう問題じゃないのよっ?!」クワッ

穂乃果「それならいいじゃんっ!ムリしてジャイアントなにこちゃんを目指すより、ちっちゃいにこちゃんの方が可愛いよ~」

穂乃果「ほら~よしよ~し~」ナデナデ

にこ「可愛いって…///アリガト…/////」

にこ「…じゃなくてっ!!!なんで人の頭をなで始めたのよっ!?」ガーン

382: 2015/04/01(水) 01:25:49.24 ID:qMDHOh+P0

穂乃果「いや~にこちゃん、ちっちゃいからちょうど撫でやすい位置に頭があって~」ナデナデ

にこ「っていうか、さっきからちっちゃいちっちゃい連発してるんじゃないわよっ!!!ケンカ売って…」グヌヌ

にこ「って、恥ずかしいから…撫でるのはやめなさいよ…/////」

穂乃果「お~~~よーしよーしよしよし、おちついておちついて~」ナデナデナデナデ

にこ「……………………………テイッ」デコピンッ

穂乃果「っ!?つ~~~~~~~~~~~~~~~~~~…にこちゃんが凶暴になった…」イテテテ

にこ「やめろって言ってるのに、先輩の頭を一心不乱になで続ける穂乃果が悪いのよっ!!」フンスッ

にこ「それにまあ、パンダはクマ科の動物だから凶暴な一面もあわせもってるものなのよ~」フフン

穂乃果「っ!?」ナンダッテ!


383: 2015/04/01(水) 01:26:38.60 ID:qMDHOh+P0

穂乃果「にこちゃんってクマの仲間なのっ!?」

にこ「ん?…あ~…そうよ~」

にこ「ジャイアントパンダはクマ科で、レッサーパンダはレッサーパンダ科だったはずよ?」

穂乃果「っていうことは、穂乃果とお揃いだねっ!!!」

にこ「あ~そうなるわね~」

穂乃果「えへへ…///なんか他のみんなとは違う動物なのに、にこちゃんとだけ一緒なんて運命感じちゃうな~…//////////」

にこ「いや、ヒョウはネコの仲間だっていったじゃないの…」

穂乃果「あははは、そうだったね…でもでもっ!クマは穂乃果とにこちゃんだけでしょっ!?」

にこ「ん~そうね~」

穂乃果「なんか嬉しいな~///」ギュー

にこ「へ?///いや、そもそも、なんでそんなに嬉しいのよ?////」キュウニダキツンジャナイワヨ

穂乃果「ん~~~、穂乃果もよくわからないけど///なんかうれしいのっ!!////」ギューーーー

にこ「よくわからないって、あんた…/////」


384: 2015/04/01(水) 01:27:46.06 ID:qMDHOh+P0

にこ「いやまあ、抱き着くくらいは別にいい…って、よくないわっ!!!!!!!!!」グイグイ

穂乃果「え~~~、なんで?」

にこ「……まわりみてみなさいよ…////////」

穂乃果「へ?」

ザワザワ
ママーナンデオネエチャンタチダキアッテルノ?
ミチャイケマセンッ!
ジー
パンダヨリコッチミテタホウガオモシロクナイ?
チラッチラッ
サイキンノコハススンデルワネ-
イヤーイイモモミセテモラッタワ-
ザワザワ

穂乃果「…/////////////////////////////////////////////////////」カアッ

にこ「……わかったわね…////////////」

穂乃果「……う、うん………//////////」

にこ「…………わかったんなら、これ以上、騒ぎにならないよう、向こうの建物の方に逃げるわよ?いいわね?」

穂乃果「…わ、わかった」コクコク

にこ「それじゃいくわよ?せーのっ!!!」

ほのにこ「「」」ダッシュ!!


389: 2015/04/02(木) 00:50:28.10 ID:kjyykLxE0
--土曜 夕方 動物園(園内建物裏手)--

にこ「はあ…ここまでくれば…大丈夫かしらね…」

穂乃果「いや~恥ずかしいめにあちゃったね~」

にこ「誰のせいだと思ってんのよっ!?」

穂乃果「あ……あはははは…ご、ごめん…」シュン

にこ「まったく~…衆人環視の中で抱き着いてくるんじゃないわよ…」ハズカシイデショーガ…

穂乃果「っ!!」


390: 2015/04/02(木) 00:50:55.33 ID:kjyykLxE0

穂乃果「つまり衆人環視の中じゃなければ、にこちゃんに抱き着いてもいいのっ!?」

にこ「…へ?」

穂乃果「どうなの、にこちゃんっ!?」グッ

にこ「ちょっ!?ななななな、なんでそんな必氏なのよっ!?」オロオロ

穂乃果「穂乃果は答えを待ってるんだよっ!!どうなのっ!?」ググッ

にこ「…え……えっとぉ~………」ニコォ…


391: 2015/04/02(木) 00:52:54.27 ID:kjyykLxE0

にこ(…)

にこ(…落ち着いて、落ち着いて今の状況を考えるのよ…矢澤にこ…)

にこ(う~ん…)

にこ(穂乃果は結構μ'sメンバーに誰彼構わずじゃれついてる感じに思えるけど…)

にこ(本質的には、海未、ことりの幼馴染2人をひっぱって行動してたり…)

にこ(それだけじゃなく、なんだかんだでμ'sの全員をひっぱって行動してたりもするのよね…)

にこ(そのあたりの反動で、普段はあまり甘え足りない感じだから、誰かにとことん甘えたい願望があったとか、そんな感じなのかしらね?…)

にこ(はあ~しょーがないわね~…)

にこ(おっきい妹が急にできたと割り切っちゃえば、別に、この程度のことなら大したことないものね…うん)


392: 2015/04/02(木) 00:53:49.74 ID:kjyykLxE0

にこ「まったく…そこまでにこに抱き着きたいなら、特別に抱き着いてもいいわよ~」

穂乃果「ほんとにっ!?」

にこ「ただしっ!!にこと穂乃果以外は誰もいない時とか限定よ?」

穂乃果「えー?なんでー?」

にこ「同性とはいえ、宇宙No.1アイドルのにこにーが誰かと抱き合ってるところなんて見られたら、大変なんだからっ!!」

穂乃果「うんっ!!」


にこ「わかればいいのよ~「つまり、今ならいいってことだよねっ!?」…へ?」


穂乃果「にーーーこーーーちゃーーーーーんっ!!!」ギューーーーーーーーーーーーーーーッ

にこ「う~~~…///////////」

にこ「…////……満足したらすぐに離すのよ…///」

穂乃果「うん…//////////////」


393: 2015/04/02(木) 00:54:54.80 ID:kjyykLxE0

穂乃果「ん~~~~~~~~~~」ホクホク

穂乃果「にこちゃんを抱きしめると、こう、落ち着くというか、ホッとするというか、癒されるというか~」フワァ

穂乃果「なんか幸せだな~///」エヘヘ

にこ「…そ、そう///」

穂乃果「うん…/////」


穂乃果(ほんとは、それ以外にもなぜかドキドキしちゃってたりするんだけど…////////////)

穂乃果(それをにこちゃんに伝えるのはなんか恥ずかしいから…//////////////)

穂乃果(穂乃果だけの秘密にしよっと…/////////)ドキドキ

穂乃果(……///)

穂乃果(えへへ…///ほんとになんかしあわせだなぁ~…//////)


394: 2015/04/02(木) 00:55:45.72 ID:kjyykLxE0


にこ「穂乃果~?」

穂乃果「ん?」

にこ「そろそろ満足した?」

穂乃果「…うん///」

にこ「それじゃ、そろそろこの建物にはいるわよ~」

にこ「さっきここの裏手の方に入る前にちらっと見たけど、お土産屋さんみたいだったし」

穂乃果「おおっ!じゃあ真姫ちゃんへのおみやげを買っていかないとねっ!!!」

にこ「そういうことよっ!それじゃいきましょ~」

穂乃果「うんっ!!!」


398: 2015/04/03(金) 01:13:24.87 ID:pFo1RHMf0
--土曜 夕方 動物園(おみやげ売り場)--

穂乃果「じゃあ、さっそく真姫ちゃんのおみやげをさがしにあっちの方にいってくるねっ!!」

にこ「それじゃ、にこはちび達へのお土産も考えながらこのあたりから探してみるわ~」

穂乃果「わかった!じゃあ、いってくる!!!」

にこ「あんまはしゃいで迷惑かけるんじゃないわよ~?」

穂乃果「わかってるってっ!!」

400: 2015/04/03(金) 01:14:24.69 ID:pFo1RHMf0

にこ「ふ~~ん、結構いろいろ置いてあるのね~」

にこ「ん?けもの耳ヘアバンドね~…」

にこ「真姫ちゃんには…うん、元気な時ならともかく病み上がりだろうから、これは自粛しときましょ…」

にこ「こころとかここあに買っていったら、喜んだりするかしら?」

にこ「う~ん…鏡もおいてあるし、ちょっとにこがつけてみて、様子を見てみようかしらね?」

にこ「そうと決まれば、まず手始めに、うさみみあたりを…」

にこ(うさぎだと、海未ね…)

にこ(よしっ!じゃあこんなかんじでっ!!)

401: 2015/04/03(金) 01:15:02.94 ID:pFo1RHMf0





にこ「うっみうみう~♪」

にこ「宇宙No.1うさみみアイドルのうさだうみうみ~」

にこ「あなたのハートをラブうさシュートで打ち抜いて~」

にこ「ハートをぴょんぴょんさせちゃうゾ☆」

にこ「らぶうみっ☆ミ」キャルン


402: 2015/04/03(金) 01:15:45.50 ID:pFo1RHMf0

にこ「なんちゃってね~」

にこ「海未なら、きっと最初は"ムリですっ!!"とかいいつつ、自分の部屋でひとりで練習し始めるわよね~」

穂乃果「それで、花陽ちゃんあたりに見られちゃったりね~」

にこ「そうそう、その光景が目に浮かぶ…って、穂乃果っ!?あんたいつから見てたのよっ!?」

穂乃果「んと、にこちゃんがうさみみをつけはじめたあたりかな?」

にこ「全部じゃないのっ!?」ガーン

403: 2015/04/03(金) 01:16:14.01 ID:pFo1RHMf0

にこ「はあ~それなら声かけなさいよね…」

穂乃果「いや~邪魔しちゃ悪いと思って~」カワイカッタヨ!

にこ「…まあ、いいんだけどね…」アリガト///

にこ「で、真姫ちゃんのおみやげ探してたんじゃなかったの?」

穂乃果「お~、そうそう、そのことでいい候補見つけたから、にこちゃんに見てもらおうと思ってきたんだった!」

にこ「来て目的忘れてるんじゃないわよ…」

穂乃果「え~、だってにこちゃんがうさみみつけて…」

にこ「あ~~~~、わかったわよっ!!その商品のところにつれていきなさい!」

穂乃果「うん!りょうかいっ!!」


404: 2015/04/03(金) 01:16:56.97 ID:pFo1RHMf0

穂乃果「ほら、これっ!!!」

にこ「え~と、どれどれ~」

穂乃果「穂乃果的にはこれ以外にはないと思うんだけど!」

にこ「……いや、あんた…」


 \圧倒的サイズ78cm!! 漢豹巻/


にこ「78cmのかんぴょう巻きとか…」

穂乃果「ほら!パッケージの絵柄がヒョウだし!巻は、真姫ちゃんってことで、すごくピッタリだと思うんだっ!!」

穂乃果「なんで漢字の"漢"なのかは謎だけど、78って数字もなんか見覚えがある気もするし!!」

にこ「ん~、"漢"は多分"おとこ"とかけて迫力ある感じでも出したかったんでしょうね…」


405: 2015/04/03(金) 01:17:47.68 ID:pFo1RHMf0

にこ「しっかし、78cmって微妙なサイズよね…それに見覚え…真姫ちゃん…」

にこ「あ…」

にこ(なんで、真姫ちゃんのバストサイズと一致してるのよ…///////)

にこ(ハッ!?)

にこ「78なら別に圧倒的じゃないわよっ!!!!!」クワッ

穂乃果「うわっ!?急にどうしたのにこちゃんっ!?」


406: 2015/04/03(金) 01:18:33.81 ID:pFo1RHMf0

にこ「あ…いや~…」

穂乃果「ん?にこちゃん、78の意味わかったのっ!?」ナニナニ?

にこ「いや、そこは置いといて…」

にこ「あんたこれ、お土産としてデカすぎて邪魔になるわよ…」

穂乃果「え~、そうかな~?」

にこ「じゃあ、どこでどうやって渡すつもりなのよ?」

穂乃果「ん~、学校で真姫ちゃんと会った時にでも~とか?」

にこ「はあ~、こんなに大きいとかばんに入らないうえに、目立ちすぎて没収されるのがオチよ…」

穂乃果「あ~そっかあ~…」

にこ「だから他のにしなさいね?」

穂乃果「じゃあ、じゃあ、これならどうかなっ!?」

にこ「っ!?次見つけるの、やけに早いわねっ!?」


407: 2015/04/03(金) 01:19:03.26 ID:pFo1RHMf0

にこ「って…」


 \愛なんて必要ない!クールに17本入り 寒豹巻/


にこ「デカいやつ以外にもバリエーションあったのね…」

穂乃果「うん!これも、パッケージの絵柄がヒョウだし!巻は、真姫ちゃんってことで、すごくピッタリだと思うんだっ!!」

穂乃果「あとこれもやっぱりなんで"寒"なのかは謎だけど…」

にこ「ん~、クールの部分にかけて"寒"なんでしょうけどね…」


409: 2015/04/03(金) 01:19:42.61 ID:pFo1RHMf0

にこ「しっかし、17本って微妙な量よね…それに、愛…必要ない…真姫ちゃん…」

にこ「あ…」

にこ(たしか、一番最初にみんなでそれぞれプロフィール考えた時に、真姫ちゃん、うっかり"彼氏いない歴17年"って書いちゃったことが…)

にこ「ってなんで、また真姫ちゃん絡みなのよっ!?そして、寒いとかやめてあげなさいよっ!?」ガーン

穂乃果「え?真姫ちゃん用のお土産なうえに、かんぴょうまきだから?あとかんぴょうまきは、基本的に冷たいような?」


410: 2015/04/03(金) 01:20:20.62 ID:pFo1RHMf0

にこ「ごめん…ちょっと取り乱したわ…」

にこ「あんたこれ、17本とか多すぎるわよ…」

穂乃果「え~、そうかな~?」

にこ「じゃあ、穂乃果はかんぴょうまき17本もいる?」

穂乃果「えっ!?あ~…いらないかな~…」アハハ

にこ「だから他のにしなさいね?」

穂乃果「じゃあ、じゃあ、これならどうかなっ!?」

にこ「っ!?次見つけるの、やけに早いわねっ!?」


411: 2015/04/03(金) 01:20:56.81 ID:pFo1RHMf0

にこ「いったい、次はどんなものが…」


\誰だって始まりは1本 簡豹巻/


にこ「…なんか普通にコンビニに売ってるのりまきみたいなかんぴょうまきね…」

穂乃果「うん!これも、パッケージの絵柄がヒョウだし!巻は、真姫ちゃんってことで、すごくピッタリだと思うんだっ!!」

穂乃果「あとこれもやっぱりなんで"簡"なのかは謎だけど…」

にこ「ん~、ほどよいサイズで"簡単に食べれる"とかかしらね…」


412: 2015/04/03(金) 01:21:27.31 ID:pFo1RHMf0

にこ「しっかし、他に比べるとこれだけ普通よね…1…誰だって…始まり…真姫ちゃん…」

にこ「あ…」

にこ(シンプルに真姫ちゃんが1年生だからとかかしら?…)

にこ「これって来年になると2本になるのかしらね…」

穂乃果「え?なんでなんで?」


413: 2015/04/03(金) 01:22:04.32 ID:pFo1RHMf0

にこ「いや、まあ細かいことは置いといて」

にこ「どうしてもこのかんぴょうまきシリーズがいいなら、これでいいんじゃないかしら?」

穂乃果「お~オッケーがでたっ!!!」

にこ「せっかくのプレゼントなんだし、ちゃんと包装してもらうのよ~」

穂乃果「うん、わかった!!じゃあ、買ってくるねっ!!」

にこ「あ、まだ私はお土産見てるから、買い終わったら~…そうね」

にこ「ここのお店の隣にある自動販売機コーナーのあたりで待っててね~」

穂乃果「わかったーーーーーーーーー」


414: 2015/04/03(金) 01:23:10.13 ID:pFo1RHMf0

にこ「ふう~~~~」

にこ(今のかんぴょうまきのせいで、なんかドッと疲れたわ…)

にこ(しかし、このかんぴょうまき作ったヤツ、どんだけ重度な真姫ちゃんファンなのよ…)

にこ(これが偶然だったら、それはそれで凄すぎるけど…)

にこ(うん、もうこのことについて考えるのはやめましょう!)ウン

にこ(あ~…しかし、ちび達のお土産どうしようかしら?)

にこ(今更、けもの耳ヘアバンドの売り場に行く気力も、なんかなくなっちゃったしなあ~…)

にこ「ん?このパンダクッキーとかでいいかしらね?」

にこ「これならママや虎太郎にも分けれるし、うん、これでいいわね!」

にこ「それじゃ、会計済ませて穂乃果と合流しますか~」


418: 2015/04/04(土) 01:45:40.94 ID:oNJWodFv0
--土曜 夕方 動物園(自動販売機コーナー)--

にこ「おまたせ~」

穂乃果「うん!ちょっとさみしかったけど、そんなに待ってないよっ!!」

にこ(いや…///…ちょっとさみしかったってあんた…//////)

にこ「…わるかったわね…///」

穂乃果「だいじょうぶだよっ!」

穂乃果「それよりにこちゃんっ!あれ見てっ!!」

にこ「ん?当園限定記念メダル自動販売機?」

にこ「あ~~~、観光地とかによくあるやつね~」


419: 2015/04/04(土) 01:47:18.27 ID:oNJWodFv0

穂乃果「だよね!ここは動物の絵柄でいろいろなメダルが出るみたいだよっ!!」

にこ「へ~~……って、全24種類とかどんだけメダル買わせる気よ…」

穂乃果「その24種類の中にパンダとクマがあるみたいだよっ!!!」

にこ「いや…選べないみたいだし、その2種類だけ狙うのも難しいと思うわよ…」

穂乃果「穂乃果もさっきそう思ったんだけど、隣を見てみてよっ!」

にこ「ん?隣ってプリクラしか…って、へ?」


\当園限定、メダル自動販売機とプリクラ連動機能!/
\\プリクラで撮った写真をそのままメダルに出来るよっ!!//
\\\さらにプリクラと連動させれば、メダルの種類も選べるよっ!!!///


にこ「なんか、ここのメダル自販機って、無駄に技術が進歩してるのね…」

にこ「そして露骨にプリクラ連動機能を使わせたがるのね…」


420: 2015/04/04(土) 01:48:15.21 ID:oNJWodFv0

穂乃果「ねねっ!せっかくだし記念にパンダとクマのネックレス作ってこうよっ!!」

にこ「ああ、メダル自販機って、ネックレスとかキーホルダーも作れたわね…」

穂乃果「どうかなっ!?」

にこ「まあ、穂乃果がそこまで作りたいならつきあうわよ~」

穂乃果「わーーいっ!!やったーーっ!!!」

にこ「ちょっ!?はしゃぎすぎじゃないのっ!?」ビクッ

穂乃果「だって、そのくらいうれしいんだもんっ!!!」キラキラ

にこ「そ、そう…////」

穂乃果「ほらっ!はやく筐体の中はいろっ!!」

にこ「わ、わかったから、引っ張るんじゃないわよ…///」

421: 2015/04/04(土) 01:50:06.19 ID:oNJWodFv0

--土曜 夕方 動物園(プリクラ筐体内)--

筐体<メニューから選んでね!

穂乃果「えっとメダル+ネックレスっと~」

筐体<何個作るのかな?

穂乃果「にこっと~」

筐体<メダルの動物を順番に選んでね!

穂乃果「パンダとクマっと~」

筐体<この内容でいいかな?

穂乃果「おっけーっと~」

筐体<全部で3枚撮影するよ!3枚の撮影が終わったら使う写真を選択してね!

筐体<それじゃあ、1枚目を撮影するよ!

穂乃果「にこちゃ~ん、準備できたよ~」

にこ「隣で見てたからわかるわよ…」


422: 2015/04/04(土) 01:51:19.47 ID:oNJWodFv0

にこ「それじゃあ、まずにこから撮影しちゃおうかしら?」

穂乃果「えっ!?なんで一人で撮っちゃうのっ!?」

にこ「いや…パンダとクマとで1個ずつなら、それぞれの写真を1枚ずつ撮ればいいじゃないの?」

穂乃果「え~~~~~~~~~~~~せっかくだし、二人で撮ろうよ~~~」

にこ「いやいやいやいや、そんなネックレス恥ずかしくてつけれないわよ…////」

穂乃果「穂乃果は恥ずかしくないよっ!!」

にこ「へ?…////」

穂乃果「むしろ、ずっとつけてたいくらいだよっ!!!」

にこ「そ、そう…////////」

にこ「はあ~そこまで穂乃果がいうなら、一緒に撮ってあげるわよ…」

穂乃果「わーい!それじゃ、にこちゃん、前の方へほら!!」ニコニコ

にこ「はいはい…」ショーガナイワネ-

パシャッ

ほのにこ「「あ…」」


423: 2015/04/04(土) 01:52:15.46 ID:oNJWodFv0

にこ「あ~…穂乃果はなんだか笑顔だけど…」

穂乃果「うん…にこちゃんは、なんだかしぶしぶって感じの表情だね…」

にこ「ん~~~、でもまあ、にこと穂乃果の関係ってだいたいこんな感じのような気もするし…」

穂乃果「えっ!?ちょっとにこちゃんの私の扱いがヒドイっ!!」ガーン

にこ「凛もだいたい同じ感じよ…こんな感じでもいいんじゃない?」

穂乃果「む~~~~~~~~~~~~~~」ムスッ

穂乃果「穂乃果はもっとにこちゃんとなかよしに見えるようなのがいいよっ!!」

にこ「はいはい、わかったわよ~」

穂乃果「ほらっ!!2枚目はにこちゃんの好きなポーズでいいからっ!!」

にこ「ん、わかったわ」


424: 2015/04/04(土) 01:53:11.86 ID:oNJWodFv0

筐体<それじゃあ、2枚目を撮影するよ!

にこ「にこの好きなポーズといったら、まああれしかないわよね~」

穂乃果「うん!あれだよね!」

にこ「…適当にあわせてるんじゃないでしょうね?」

穂乃果「失礼な!ちゃんとわかってるよ!!!」

にこ「ふふん、それならいいのよ」

にこ「それじゃ、せーのでいくわよ?」

穂乃果「うん!!」

ほのにこ「「せーーーーの」」



ほのにこ「「にっこにっこにー」」

パシャッ


425: 2015/04/04(土) 01:54:46.19 ID:oNJWodFv0

にこ「うん!なかなかの出来じゃないっ!!」

穂乃果「うん!穂乃果もがんばったよっ!!」

にこ「そうね!なかなかの"にっこにっこにー"だったわよ!」

穂乃果「やったっ!にこちゃんから見ても合格の出来だっ!」エヘヘ~

にこ「まあ、これで決定でもいいんじゃない?」

穂乃果「ま、まだ1枚分残ってるよっ!?」

穂乃果「それに…最後の1枚はその~…////」

にこ「ん?なにかあるの?」

穂乃果「ほらっ…2枚目はにこちゃんの好きなポーズだったし、穂乃果の好きなポーズでとりたいな~って…///」

穂乃果「…ダメ…かな?…///」ウルッ

にこ「っ…//////」

にこ「べ、べつにいいわよ…////」

穂乃果「やった~!」エヘヘ-


426: 2015/04/04(土) 01:55:12.25 ID:oNJWodFv0

筐体<それじゃあ、3枚目を撮影するよ!


穂乃果「じゃあ、にこちゃんは前の方のこのあたりに立ってて~」

にこ「ん?立ってるだけでいいの?」

穂乃果「うん!立っててそのままにしといて~」

にこ「ん、わかったわ!」

穂乃果「そのままだよ~」

にこ「わかったっての!」


427: 2015/04/04(土) 01:57:04.31 ID:oNJWodFv0

穂乃果(よしっ!)

穂乃果(撮影する直前くらいに、後ろからにこちゃんに抱き着いて、にこちゃんの照れてる1枚を撮っちゃうぞ~)ワクワク

穂乃果(うん、抱き着いてほおずりしちゃった方が効果も抜群だよね!!)グッ


にこ(ん~~~穂乃果は立ったままでいいとはいったけど…)

にこ(スクールアイドルとして、立ったままの写真はちょっといただけないわね…)


穂乃果(よ~し…そろそろ抱き着き準備だね…)


にこ(やっぱりポーズとっていいか確認してみようかしら?)


穂乃果(いまだっ!!)バッ


428: 2015/04/04(土) 01:57:58.01 ID:oNJWodFv0

にこ「穂乃果~やっぱりポーズを~」クルッ

穂乃果「えっ!?ちょっ!?なんでにこちゃん、ふりかえOちゃったのっ!?」ビクッ

にこ「って、なにとびかかる寸前みたいになってるのよっ!?」ワタワタ

穂乃果「わわわわわわ!!勢いついちゃってるから、止まれないって!!!」コ、コノママダトッ

にこ「へ?いやっ!?ちょっ!?」アタフタ

穂乃果「あっ!ごめんっ!!」ギューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

にこ「へ?ムグッ!?」



 ホッペニチュッ




にこ「っ!?っ!?…//////////////////」カァッ

穂乃果「っ!?…//////////////////////////////////////////////////////」カァッ


パシャッ




穂乃果(…////もう…////ほおずりしようとしたところに、にこちゃんがふりむいちゃうから…////////////)

にこ(…///////////////////////////////////////////)


429: 2015/04/04(土) 01:59:01.96 ID:oNJWodFv0



にこ「なっ…なっ…///////」フルフルフルフル

穂乃果「え、えっと~…/////////////」

穂乃果「…あっ、ばっちり撮れてるねっ!///////////」

にこ「ば、ばっちり撮れてるねっ!じゃないわよ~~~~~~////////////////////////」

にこ「いやいやいやいや、こんな恥ずかしい写真、世に出まわらせることなんてさせないわよっ!?////」

筐体<3枚目の撮影が完了したよ!

にこ「いい、穂乃果?この写真でネックレスを作ろうなんて、絶対思うんじゃないわよっ?////////////」

穂乃果「…///////////」


430: 2015/04/04(土) 02:00:09.17 ID:oNJWodFv0

筐体<使用する写真を選択してね!


穂乃果「…ん~っと…//////」


穂乃果「えいっ!えいっ!えいっ!」

筐体<1つ目…2つ目…これで…メダルの作成中だよ!



にこ「ちょっとぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!////////////////////」

にこ「なに連打しちゃってるのよっ!?////////」

穂乃果「へ?いや~ついうっかり?///」

にこ「あきらかに狙って連打してたでしょーがーーーーーーーーーーーーーーーー///////」


431: 2015/04/04(土) 02:00:48.60 ID:oNJWodFv0

筐体<メダルとネックレスはメダル自動販売機の方から出てくるよ!


にこ「だあーーーーーー、キャンセルボタンよっ!!キャンセルボタンとかついてたりしないのっ!?」ダッ

穂乃果「あっ、にこちゃんっ!?」

穂乃果「にこちゃん、行っちゃった…」シュン

筐体<ネックレスの作成が完了したよ!

穂乃果「あ、無事終わったみたいだね…///」ヤッタ

筐体<次はどうする?

穂乃果「ん?他にも何かできたりするのかな?」ドレドレ


432: 2015/04/04(土) 02:01:34.70 ID:oNJWodFv0

--土曜 夕方 動物園(自動販売機コーナー)--

にこ「ないっ!?キャンセルボタンがないっ!?」

ゴトンッ ゴトンッ

にこ「あ~~~~~~~~~~~~~~~~~…あきらかに完成した音が…////」

にこ「…/////」

穂乃果「っ!?」

穂乃果「にこちゃんが崩れ落ちてるっ!?」ガーン


433: 2015/04/04(土) 02:02:05.30 ID:oNJWodFv0

穂乃果「…あの…その…にこちゃん、ごめんね…」

穂乃果「…ちょっと後ろから抱き着いたあとに、ほおずりしてみて、驚かせたかっただけなの…」

にこ「…あ~…そういうことだったのね…////」

穂乃果「…その…おこっちゃった?」

にこ「…はあ~…///」

にこ「…べつに、むちゃくちゃ恥ずかしいだけで、怒ってはいないわよ…///」

にこ「…それに…そういう事情だったんなら、ふりかえOちゃったにこにも責任があるわけだし…//////」

穂乃果「…ほんとにごめんね?」

にこ「…だから、もういいっての!」

にこ「ほらっ!メダル自販機からネックレス回収するわよっ!」

穂乃果「うんっ!」


434: 2015/04/04(土) 02:02:31.44 ID:oNJWodFv0

にこ「…これ…ネックレスになって箱に入ってるんだろうけど…」

にこ「…これじゃあ、別々の写真とか動物選んだら、見分けつかないじゃないの…」

穂乃果「じゃあ!穂乃果はこっちの箱もらうね!」

にこ「へ?まだ中身確認してないわよっ!?」

穂乃果「自分で確認してみる~~~」ガサゴソ

にこ「まあ、そういう流れになるわよね…」


435: 2015/04/04(土) 02:02:59.87 ID:oNJWodFv0

穂乃果「あ、こっちパンダだ~」

にこ「はあ、逆じゃないのよ…」

穂乃果「写真もバッチリだねっ!!!///」

にこ「いや、そこで写真は確認するんじゃないわよっ!?/////」

にこ「ほら、そっちがパンダなら交換しましょ?」

穂乃果「ん~」

にこ「穂乃果?」

穂乃果「このままじゃだめかな?」


436: 2015/04/04(土) 02:03:34.02 ID:oNJWodFv0

にこ「へ?」

穂乃果「穂乃果がにこちゃんのネックレスで、にこちゃんが穂乃果のネックレスって、すごく仲がいい感じじゃないっ!?」

にこ「あ~、うん、まあそうね…」

にこ(あれ?仲がいいというか恋人のような?…)

穂乃果「にこちゃん?」

にこ「あ、なんでもないわ///穂乃果がそれでいいなら、にこは別に…」

穂乃果「じゃあ決まりだねっ!!!」

にこ「ん、じゃあこっち貰っとくわね…」

穂乃果「うん!!」


437: 2015/04/04(土) 02:05:50.66 ID:oNJWodFv0

穂乃果「あ、そうだ!にこちゃん、これ」ハイ

にこ「ん、あれ?これってさっきの2枚目の…」

穂乃果「うん、メダルの作成が終わった後に普通のプリクラとして印刷できたんだよ~」

穂乃果「にこちゃん、気に入ってたみたいだし、これはこれでと思ってね!」

にこ「ん、ありがと…///////////」

にこ(なんで、ハートのらくがきとか足しちゃったりしてるのよ…////)

438: 2015/04/04(土) 02:06:53.71 ID:oNJWodFv0

穂乃果「それにしても~♪」

穂乃果「えへへ~にこちゃんとおそろいのネックレス~♪////」

にこ「なんかすっごいうれしそうね////」

穂乃果「うん!!肌身離さずつけとくようにしようかなっ!?」

にこ「いや…自販機のネックレスだし、ずっとつけとくとすぐ壊れちゃうんじゃないの?」

穂乃果「はっ!?じゃ、じゃあ、つけずに大事にとっておく!!!!!!!」

にこ「…うん、そうしときなさい…」

穂乃果「はぁ…でも、せっかくのネックレスなんだし、つけてお出かけとかもしたいのにな~」シュン

にこ「…」

にこ(なんでそんな恥ずかしい代物つけて出かけたいのよ…/////////)

にこ(はあ~しょうがないわね~)


439: 2015/04/04(土) 02:08:58.79 ID:oNJWodFv0

にこ「そ、そんなに穂乃果がつけたいなら!」

穂乃果「へ?」

にこ「にことふたりで出掛けるとか、つける場面を限定すればいいじゃないっ!?」

穂乃果「おおっ!」パァッ

にこ「それならまあそんなに頻繁につけることにはならないだろうし!」

にこ「万が一ダメになっちゃっても作り直せるでしょ?」

穂乃果「うんっ!!うんっ!!!」

穂乃果「じゃあじゃあっ!次ににこちゃんとデートに行くときは、一緒にネックレスつけていこうね!!」

にこ「はいはい」

穂乃果「ぜったいに!ぜったいだよっ!!!!!」

にこ「わ、わかったわよっ!!/////////////////」

にこ「ほらっ、お土産も買ったし、いい時間だし、そろそろ帰るわよっ!!」

穂乃果「うんっ!!」

443: 2015/04/05(日) 01:58:39.96 ID:iOx8VNbV0
--土曜 夕方 動物園出口付近--

穂乃果「あっ!?」

にこ「どうしたのよ?」

穂乃果「いまってにこちゃんとふたりだけで出掛けてるじゃんっ!!」

にこ「あ~…あんたもしかして?」

穂乃果「うん!さっきのネックレスつけよっ!!!」

にこ「いや…今日はやめといたほうがいいと思うわよ?」

穂乃果「えーーーーーーーーーーーなんでっ!?」

にこ「あの機械がどうやって写真をメダルにプリントアウトしてるかわからないけど…」

にこ「作ったばかりなんだし、写真の部分がはがれちゃったり、服にうつったりしちゃうかもしれないでしょ?」

穂乃果「えっ!?そんなのダメだよっ!!!」

にこ「そう思うなら、やめときなさい」

穂乃果「む~~~~、それなら我慢する…」

にこ「そうしときなさい~」


444: 2015/04/05(日) 02:00:03.48 ID:iOx8VNbV0

にこ(…)

にこ(まあ、穂乃果に説明した部分も、理由のひとつとしてはあるんだけど…)

にこ(それより問題なのは、帰り道に駅前の人通りの多い場所を通る部分なのよね…)

にこ(あんな人通りが多いところをあのネックレスを付けて歩くのはちょっと…///)

穂乃果「にこちゃんっ!!」

にこ「っ!?き、急になによっ!?」

にこ(まさかっ!?にこが恥ずかしくてつけたくないのがバレたとかっ!?)

穂乃果「今日はあきらめるとけど、次はぜったいなんだからねっ!!!」

にこ「あ~、はいはい…次回はつけてるわよ~」

穂乃果「穂乃果も忘れずにつけてくからねっ!!」

にこ「わかったわよ~」

にこ(ふぅ…今日は何とかなったわね…)

にこ(まあ、普段はにこと穂乃果の2人だけで出掛けることなんて、滅多にないだろうから…)

にこ(しばらくは安全かしらね~)


445: 2015/04/05(日) 02:00:46.72 ID:iOx8VNbV0
--土曜 夕方 駅前広場付近--

ほのにこ「「…」」テクテク

穂乃果「それにしても~」

にこ「ん?」

穂乃果「動物園、ホントたのしかったねっ!!」

にこ「そうね~」

にこ「にこもちょっと疲れたけど、楽しめたと思うわ」

穂乃果「うんっ!これもにこちゃんと一緒にお出かけできたからだよっ!!」

にこ「そ、そう////」

446: 2015/04/05(日) 02:01:33.43 ID:iOx8VNbV0

にこ「にこもまあ…穂乃果と一緒だと退屈しなくてすんだわ~」

穂乃果「えへへ~そうかな?////って、あれっ!?あんまりいい評価じゃないっ!?」ガーン

にこ「いや…まあ…その…ふつうに楽しめたわよ…////////」

穂乃果「えへへ~////そっかあ~/////」

穂乃果(…)

穂乃果(うん、この感じなら大丈夫かな?)

穂乃果(よしっ!)


447: 2015/04/05(日) 02:02:23.99 ID:iOx8VNbV0

穂乃果「…」ピタッ

にこ「ん?急に立ち止まってどうしたのよ?穂乃果?」

穂乃果「…えっとね、にこちゃん…///」

にこ「ん?」

穂乃果「…その…ちょっと、聞いて欲しいことがあるの…///」

穂乃果「…聞いてもらってもいい?////」

にこ「ん、別に話を聞くくらい、構わないわよ~」

穂乃果「…ん、ありがと////」


448: 2015/04/05(日) 02:03:18.27 ID:iOx8VNbV0

にこ「あ~、ちょっと長い話だったりるする?」

穂乃果「ん~、ちょっと長くなっちゃうかな?////」

にこ「それなら、ちょっと端の方に移動しましょ」

にこ「今はそんなに周りに人いないけど、ここだと道の真ん中だしちょっと邪魔になっちゃうから」ホラッ

穂乃果「う、うん…////」


449: 2015/04/05(日) 02:03:56.65 ID:iOx8VNbV0
--土曜 夕方 駅前広場付近木陰--

にこ「このあたりでいいかしらね?」

にこ「で、穂乃果の話ってなに?」

穂乃果「…えっとね…その…//////」

にこ「はあ~、何を言いづらいんだかわからないけど…」

にこ「話を聞くって言ったんだから、にこは逃げたりしないから」

にこ「穂乃果の好きなタイミングで話し始めていいわよ~」

穂乃果「あ、ありがと…////」

穂乃果(にこちゃん、やさしい…///////////)

にこ「…」

にこ(なんかすごく穂乃果、緊張してるみたいだけど…)

にこ(何を言う気なのかしら?)


450: 2015/04/05(日) 02:04:43.86 ID:iOx8VNbV0

穂乃果「…」スー

穂乃果「…」ハー

穂乃果(うん、深呼吸してちょっと落ち着いたし…よしっ!!)

穂乃果「に、にこちゃんっ!!」

にこ「はいはい」

穂乃果「えっとね…その…////」

にこ「うん」

穂乃果「…その…明日も…//////」

にこ「うん」






穂乃果「穂乃果とつきあってくださいっ!!!!!!!!!//////////////////」カァッ






にこ「へ?」








にこ「ええっ!?///////////////////////」カァッ


451: 2015/04/05(日) 02:05:17.69 ID:iOx8VNbV0










にこ(いやいやいやいや、なんで穂乃果から告白されてるのわたしっ!?////////////)

にこ(おおおお、落ち着いて、ちょっと今日のことをふりかえってみましょ…/////)

にこ(……)

にこ(いや、振り返ってみてもそんな…告白されるくらい好かれるようになるイベントなんて…)

にこ(…あ~…///)

452: 2015/04/05(日) 02:05:58.47 ID:iOx8VNbV0

にこ「…えっ…と…穂乃果?////」

穂乃果「は、はいっ!!/////」

にこ「…そのお昼のプリンの事件の時の影響で、勢いで言ってるなら一旦落ち着いた方が…////」

穂乃果「へ?お昼のプリンの事件?」

穂乃果「…////////////////////////」ポンッ

穂乃果「いやいやいやいや、なんでお昼のプリンの事件の話なんて出てきちゃったのっ!?/////////////////」

穂乃果「お、思い出すだけでなんか恥ずかしいってっ!!///////////////////////」

にこ「へ?…////」

にこ(あれ?…)


453: 2015/04/05(日) 02:06:51.21 ID:iOx8VNbV0

にこ(あれっ!?昼のコトは関係ないのっ!?)

にこ(どどどどどど、どういうことなのっ!?)

にこ(まって、おちついて、おちつくのよ矢澤にこ…)

にこ(…)スー

にこ(…)ハー

にこ(…うん、まずはちょっと前後の会話を思い出してみましょう…)

454: 2015/04/05(日) 02:07:26.51 ID:iOx8VNbV0

にこ(ん?)

にこ(あれ?穂乃果のヤツ、つきあってくださいって言う前に…)

にこ(…明日も?)

にこ(…)

にこ(あ~~~~~~~~~~~……)

にこ(まったく~、主語が足りないのよ…主語が…)


455: 2015/04/05(日) 02:07:52.94 ID:iOx8VNbV0

穂乃果(う~~~~~~~/////////////////////)

穂乃果(思い出すと恥ずかしいから、ずっと考えないように努力してたのにっ!!//////////////)

穂乃果(なんで、にこちゃんキスしちゃいそうになった時の話なんて…////////////)

穂乃果(へ?//あれ?////穂乃果いまなんていったっけ?…)

穂乃果(あっ!?)

穂乃果(…///////////////////////////////////////////)

穂乃果(…さ、最後の方だけだと愛の告白みたいな感じになっちゃってる…///////////////)

穂乃果(…にこちゃんったら、それで…///////////////)


456: 2015/04/05(日) 02:08:20.83 ID:iOx8VNbV0

穂乃果(…は、はやく何か言い直さないとっ!!!にこちゃんに誤解がっ!!)

穂乃果(…ん?誤解?…)

穂乃果(…ほんとに誤解なのかな?…)

穂乃果(…///////)

穂乃果(って、穂乃果なにかんがちゃってるのっ!?////////////)

穂乃果(はっ!?そんなこと考えてないで早く何か言ってフォローしないとっ!!///////)ワタワタ

穂乃果(えっと、えっと/////////)

にこ「それで…」

穂乃果「へ?///」


457: 2015/04/05(日) 02:09:08.17 ID:iOx8VNbV0

にこ「それでどこの買い物につきあってほしいのよ?」

穂乃果(あっ、なんとなく伝えたかった意味で伝わったみたい…////)

穂乃果「え、えっと買い物にも、つきあってもらう感じになるかもなんだけど////」

にこ「ん、買い物"にも"ってことなら、ほんとうはどうしたいの?」

穂乃果「えっとね、穂乃果にお料理を教えてほしいな~って…」

にこ「はあ~~~~~~~~~~~~~~~~、わかったわよ~」


にこ(どうせそんなこったろーと思ったわよ…)

にこ(変に焦って損しちゃったじゃないの…////////////)


穂乃果(ふぅ~、ちゃんと伝えたいことが伝わってよかった~)

穂乃果(にこちゃんに、ちゃんと伝わってうれしいな~////)


458: 2015/04/05(日) 02:09:58.17 ID:iOx8VNbV0

にこ「っていうか、料理を教えるだけなら、明日じゃなくてもいい気がするけど?」

穂乃果「あっ!えっとね、それは明日じゃないと間に合わなくなっちゃう可能性もあるから…」

にこ「ん?間に合わない?」

にこ「え~っと、ゆっくりでいいから、落ち着いて、にこにもわかるように教えてちょうだい」

穂乃果「う、うん!」

穂乃果「その~真姫ちゃん、今日は風邪ひいちゃってこれなかったじゃん?」

にこ「うん、そうね」

穂乃果「だから、つぎは風邪が治った真姫ちゃんとにこちゃんと一緒に出掛けることになるでしょ?」

にこ「ええ、真姫ちゃん楽しみにしてたし、そうするつもりよ?」

穂乃果「それってもしかしたら来週の可能性もあるでしょ?」

にこ「あ~~、真姫ちゃんすごい行きたがってたものね…」

穂乃果「その時にねっ!穂乃果もお弁当を作って持っていきたいの!!」

にこ「へぇ~、穂乃果にしてはいい心がけじゃない!」

穂乃果「えへへ~///…って、やっぱりにこちゃんの評価がヒドイっ!!」ガーン

にこ「あ~、悪かったわよ…」


459: 2015/04/05(日) 02:10:43.39 ID:iOx8VNbV0

穂乃果「っていうことで!」

穂乃果「明日も穂乃果につきあって、お料理を教えてくださいっ!!」オネガイシマッス

にこ「…はあ~、最初っからそう言いなさいよ…//」

穂乃果「そ、そうだよね…/////」アハハ

穂乃果「その~なんかごめんね?///」

にこ「べつにいいわよ~」

穂乃果「…その…いやじゃなかった?…」

にこ「なっ!?…」

にこ「…べ、べつに…いやではなかったわよ…」

穂乃果「え?////////////」イマナンテ…

にこ「だーーー、もうこの話はおしまいっ!!///いいわねっ!!!/////」ヘンナコトキクンジャナイワヨッ!

穂乃果「え?///でも、いま…////」イヤジャナイッテコトハ…

にこ「おーーーしーーーまーーーいっ!!!」ギロッ

穂乃果「は、はいっ!!」ビクッ


460: 2015/04/05(日) 02:11:15.26 ID:iOx8VNbV0

にこ「…はあ~…仕切りなおしてっと…」

にこ「よしっ!!そういうことなら、このにこが直々に、穂乃果にしっかり料理を教えてあげるわっ!!!」

穂乃果「わーいっ!!!」

穂乃果「にこちゃんっ!!ありがとっ!!!!!!!!!!!」ギューーーーーー

にこ「だあ~~~~~~~~~~、抱きつくんじゃないわよっ!!!////////////」

穂乃果「えへへ~/////だって、うれしんだもんっ!///////////」

にこ「あ~~~~はいはい、落ち着いたら離れるのよ…////」

穂乃果「うんっ!!」ギューーーーーーーーッ

にこ(さらに強く抱きしめるんじゃないわよ…/////////////////////)


468: 2015/04/06(月) 00:48:00.45 ID:bY7MVbLg0
--土曜 夕方 駅前広場付近--

絵里「うん、今日の希とのショッピングとっても楽しかったわっ!!」ハラショー

希「うん、うちも楽しかったよ~」

絵里「そう…、楽しかったのはいいんだけど、その…楽しかっただけにね…」

希「ん?どうしたん?」

絵里「いえ、ちょっとね…にこが来れなかったのだけスゴイ残念で…」ソシテホノカモ…

希「あ~…そうやね~」ホノカチャンモカ…


469: 2015/04/06(月) 00:49:34.44 ID:bY7MVbLg0

希「まあ、なんかにこっちも忙しい感じだったみたいだし、しょうがないやん?」

絵里「うん、それはわかってはいるつもりなんだけどね…」




おーーーしーーーまーーーいっ!!!




希「ん?」ナンカコエガ?

絵里「っ!?これはにこの声だわっ!!!!!」アッチノホウネッ!


470: 2015/04/06(月) 00:50:38.88 ID:bY7MVbLg0

絵里「あのうしろ姿っ!!にこっぽいわねっ!!」

絵里「さっそく呼んでみましょうっ!!お~~「待つんや!エリち!!!」…ムグッっ!?……」

絵里「…」モゴモゴ

希「おちついた?」

絵里「…」コクコク

希「手を離すから、気づかれんように、ちょっとこっちによって小声で話すんよ?」テヲハナス

絵里「プハッ…なにするのよ?希?」

希「ここからだとちょっとみえへんけど、にこっち誰かと一緒におるみたいよ?」

絵里「なんですってっ!?」

絵里「…」ジー---


471: 2015/04/06(月) 00:52:28.76 ID:bY7MVbLg0

絵里「…」ジー---

希「いやエリち、そんなガン見しても、ここからだと見えへんと思うけど…」

絵里「っ!?希っ!!あれは穂乃果だわっ!!!」

希「へ?なんでわかるん?エリち?」

絵里「ふふんっ!私の目にかかれば、ちょっと遠くにいる穂乃果の判別くらい簡単よっ!!」ハラショーデショ!

希「そ、そうなんや…」スピリチュアルヤネ…


472: 2015/04/06(月) 00:53:07.18 ID:bY7MVbLg0

希「…ほ、ほんまや…たまたま持ってたデジカメでズームしてみたけど…」

希「にこっちと穂乃果ちゃんで間違いなさそうやね…」

絵里「ふふんっ!さすがわたしねっ!!」ドヤァ

絵里「じゃあ、正体が判明したところで、さっそく呼んでみましょうっ!!」

絵里「お~~「待つんや!エリち!!!」…ムグッっ!?……」

絵里「…」モゴモゴ

希「おちついた?」

絵里「…」コクコク


473: 2015/04/06(月) 00:53:55.96 ID:bY7MVbLg0

絵里「プハッ…今度はなによ?希?」

希「もうすこし様子を見てみよ…」

絵里「え、なんでよ?」

絵里「そこに、にこと穂乃果がいるなら、いますぐ合流するべきだと思うんだけどっ!?」

絵里「様子なんて見てないで、いますぐっ「だから静かにしてってゆうとるやん?エリち…」…ムグッっ!?……」

絵里「…」モゴモゴ

希「おちついた?」

絵里「…」コクコク


474: 2015/04/06(月) 00:54:39.41 ID:bY7MVbLg0

絵里「プハッ…理由を説明してもらうわよ?希?」

希「うん…もうすこしなんや…」

絵里「もうすこし?」

希「そうなんよ…もうすこしで幸福な瞬間を目撃することができる…」

希「カードがそう告げとるんやっ!!」キリッ

絵里「幸福な瞬間っ!?」ハラショー

希「うん、だからもう少し我慢して待っといてな?」

絵里「そういうことなら、わかったわっ!!」エリチカガマンスルッ!


475: 2015/04/06(月) 00:55:27.14 ID:bY7MVbLg0

絵里「とはいっても…」

絵里「この位置からだと、希がデジカメのズーム機能でみてるだけだから、私は全然見えないんだけど…」

希「…エリち…静かにせえへんと怒るよ?」ニコッ

絵里「ご、ごめん…」シュン


のぞえり「「…」」


476: 2015/04/06(月) 00:56:01.17 ID:bY7MVbLg0

のぞえり「「…」」


わーいっ!!!


希「っ!?」

希(穂乃果ちゃんが動いたっ!!)



にこちゃんっ!!ありがとっ!!!!!!!!!!!ギューーーーーー



希「っ!?い、いまやっ!!!」

 パシャッ




477: 2015/04/06(月) 00:56:39.10 ID:bY7MVbLg0

希「…こ、これは決定的瞬間な気がするわ…」

絵里「幸福な瞬間をカメラに収めることに成功したのねっ!?」

希「うん♪ばっちりやっ!!」

絵里「それじゃあ、さっそく二人の方へっ「いや、帰るよエリち?」…ムグッっ!?……」

絵里「…」モゴモゴ

希「おちついた?」

絵里「…」コクコク


478: 2015/04/06(月) 00:57:05.99 ID:bY7MVbLg0

絵里「プハッ…理由を説明してもらうわよ?希?」

希「さっきの幸福な瞬間のことなんやけどな?どうやら、にこっちと穂乃果ちゃんに訪れたみたいなんよ」

絵里「うん、そんな感じだったわねっ!!ハラショーだわっ!!」

希「でな、幸福な瞬間は、にこっちと穂乃果ちゃんの2人だけに訪れたんよ?」

絵里「うん、その2人が幸せなら、わたしも幸せよっ!!ハラショーだわっ!!」

希「それでな幸福な瞬間が訪れた直後の2人に対して、幸福な瞬間を迎えてない人が近寄るとな?」

希「その近寄った人にのろいがかかってしまうんよ?」

絵里「の…、のろい…ですってっ!?…」ビクッ


479: 2015/04/06(月) 00:57:36.44 ID:bY7MVbLg0

希「そうやっ!特に同じスクールアイドルのグループに所属している人間は特にひどい呪いがかけられるみたいやよ?」

絵里「っ!?」ビクッッッ

絵里「ちょ、ちょっと…それって、私がすごく危険ってことじゃないっ!?」ガクガクブルブル

希「…エリち?いちおう、うちも条件にあてはまるんだけど?…」

絵里「も、もももももも、もちろんっ!!のののの、のぞみだけを置いて逃げたりなんてしないわっ!!!」ガクガクブルブル

希(…)

希(エリち…うちを置いてでも、ひとりで逃げ出す気満々やったんやね…)


480: 2015/04/06(月) 00:58:17.30 ID:bY7MVbLg0

絵里「とっととととと、とにかくっ!!!」ガクガクブルブル

絵里「一刻も早くここから逃げ出しましょうっ!!!」ガクガクブルブル

希「いやいや、そんなあわてんでも、ゆっくり逃げれば…」

絵里「あわてるわよっ!!!!!!!!!!」クワッ

希「っ!?」ビクッ

絵里「ほらっ!!、のぞみっ!!いっこくもはやくここからはなれるわよっ!!!!!!!!」グイグイ

希「え、エリちっ!?そんな引っ張らんでもっ!?」

絵里「ひっぱるわよっ!!!!!!!!!!」クワッ

希「わかった、わかったから…」


481: 2015/04/06(月) 00:58:51.95 ID:bY7MVbLg0

希(ふう~…)

希(エリちには悪いけど、2人の邪魔をするのは野暮な感じがしたし、嘘つかせてもらったよ…)

希(しかし、エリちへの効果が抜群すぎてうちもビックリやったけどなあ…)

希(…)

希(まあ、証拠画像はちゃんと撮らせてもらったし♪)

希(月曜日に部室あたりで本人達にたしかめてみるかな~?)


485: 2015/04/07(火) 00:45:07.25 ID:uTSqRCpj0
--土曜 夜 駅前広場付近木陰--

にこ「いや、まあね…ここに来たときは日が暮れそうだったし、落ち着くまでそのままではいいとは言ったわよ?」

にこ「でも、あんたが落ち着くまで待ってたら、まさか…暗くなっちゃうとかね…」

穂乃果「いや~にこちゃん抱き心地が良くて~」

穂乃果「穂乃果の中の抱き枕にしたいμ'sメンバーランキングでダントツ一位だよっ!!!」

にこ「…ごめん…そのコメントにどう反応していいかわからないわ…」

穂乃果「喜んでくれていいとおもうよっ!?」


486: 2015/04/07(火) 00:45:49.59 ID:uTSqRCpj0

にこ「っていうかにこよりも、海未とかことりを1位にしてあげなさいよ…」

穂乃果「えーーっ!?海未ちゃんを抱き枕にするのだけは絶対にいやだよっ!?」

にこ「…意外ね…」

穂乃果「いや~穂乃果寝相悪いから~…」

穂乃果「寝返りをうった勢いで海未ちゃんを起こしちゃいそうだから…」

にこ「あ~……………」

穂乃果「ほら、寝ているところを起こされると海未ちゃん怖いから…」

にこ「そうね…」

にこ「うん、穂乃果は海未と一緒に寝ない方がいいわね…」

穂乃果「だよねっ!!」


487: 2015/04/07(火) 00:46:30.54 ID:uTSqRCpj0

にこ「じゃあ、ことりはどうなのよ?」

穂乃果「ん~、にこちゃんと大きく差がついて2位かな?」

にこ「そこの大きく差がつく理由はなんなのよ?」

穂乃果「さっきも言ったけど、穂乃果寝相悪いから~…」

穂乃果「寝返りをうった勢いで、ことりちゃんを叩いたりしちゃったら、可愛そうだから…」

にこ「なるほどね~…って!その理由だと、にこなら叩いてもいいみたいじゃないのっ!?」

穂乃果「それは違うよっ!!!!」

にこ「へ?」


488: 2015/04/07(火) 00:47:23.59 ID:uTSqRCpj0

穂乃果「にこちゃんは抱き心地がいいから、寝返りうって叩いちゃうなんてことしないよっ!!」

にこ「そ、そう…////////」

穂乃果「うん!そのくらいの勢いで、穂乃果はにこちゃんのことを抱きたいんだよっ!!」

にこ「な…////ちょっ…////」

穂乃果「そうだよ!穂乃果は、毎日にこちゃんを抱きたいっ!!!」

にこ「いやっ!!あんたその誤解されそうな言い方やめなさいよっ!!!/////////////////」

穂乃果「ふぇ?誤解?」

にこ「…いや、まあ気づいてないから、そんな言い回ししてるんでしょうけど…///」

にこ「…自分の発言を振り返ってみても、なにも気づかない?」

穂乃果「ん?にこちゃんを抱きたいとしか言ってないけど?」

にこ「…そこよ…////」

穂乃果「ん~、穂乃果のやりたいことを口にしただけで別におかしなことじゃないと思うけど?」

にこ「…ますます誤解をまねくわよ…///」


489: 2015/04/07(火) 00:48:10.17 ID:uTSqRCpj0

にこ「はあ~しかたないわね~…」

にこ「あんたがどんだけ恥ずかしいことを口にしているかを、このにこにーが身をもって説明してあげるわっ!」

穂乃果「ありがと?」

にこ「ちょ~~っと、待ってなさいね~」クルッ

穂乃果「う、うん」


にこ「あ~最近漫画だか、ドラマで似たようなシーンを見た気もするからそれでいいか…」


にこ「よしっ!」

にこ「あんたにもわかりやすいように特別バージョンで演じてあげるから、覚悟しなさいっ!!」

穂乃果「う、うん…」

にこ「いくわよ?」

クルッ


490: 2015/04/07(火) 00:49:47.19 ID:uTSqRCpj0





にこ「穂乃果せ~んぱいっ♪」

穂乃果「っ!?////////////」


にこ「え~とね~その~…」モジモジ

穂乃果「ど、どうしたの?///…にこちゃん?///////」



にこ「わ…、わたしのことを抱いてくださいっ!」ウワメ



穂乃果「っ!?っ!?っ!?//////////////////」ドキッ




にこ「だめですか~?」ウルッ


穂乃果「ちょっ!ちょっと待ってっ!!!!!!!//////////////////////」ワタワタ


491: 2015/04/07(火) 00:50:18.09 ID:uTSqRCpj0

穂乃果(わーーーーわーーーーーーーー//////////////)

穂乃果(に、にこちゃんに穂乃果先輩っていわれたのにもびっくりなんだけどっ!!///)

穂乃果(最近読んだマンガによく似たシュチュエーションがあったの思いだしちゃったよ…/////)

穂乃果(えっと…えっと…///////)

穂乃果(たしか主人公の女の子が憧れた先輩に同じようなことを告白して…////)

穂乃果(えっとたしかその後の展開は…)


492: 2015/04/07(火) 00:50:47.46 ID:uTSqRCpj0

穂乃果(先輩が"オレもおまえを抱きたい"とか言った後に…)

穂乃果(主人公の女の子が先輩の家に招待されて…)

穂乃果(っ!?//////////////////////////////////////)ポンッ

穂乃果(わーーーーわーーーーーーーー//////////////)

穂乃果(そそそそそそ、そうだった…//////////////)

穂乃果(私としては、そのままギューって抱きしめるだけかなぁと思ってたのに…////)

穂乃果(なんかすごく過激な展開になっちゃったんだ…//////////////////////)

穂乃果(…//////////////////////////////////////)カアッ


493: 2015/04/07(火) 00:51:17.48 ID:uTSqRCpj0

穂乃果(えっ!?いや、っということはだよ?///)

穂乃果(いまにこちゃんが"抱いてください"って言ったってことは…//////)

穂乃果(…//////////////////////////////////////)カアッ

穂乃果(どどどどどど、どうしようっ!?////////////////////)

穂乃果(まままま、まだ穂乃果とにこちゃんつきあってないのにっ!?/////)

穂乃果(あ、あんなマンガみたいな過激な展開に…////////////////)カアッ

穂乃果(ぅ~~~~/////////////////////////////////////////////////////)カアッ


「せんぱ~い?」


494: 2015/04/07(火) 00:51:53.20 ID:uTSqRCpj0

にこ「せんぱいってば~どうしたんですか~?」ノゾキコミ

穂乃果「にににににに、にこちゃんっ!!!////」

にこ「は、はいっ!!せんぱいっ!!」

穂乃果「ほ、穂乃果も、こう…は、はじめてだし、そういうことをこんな場所でやるのはよくないと思うのっ!!///////////」

にこ「…………………」

穂乃果「だだだ、だからね?穂乃果の部屋で…その…////////////////////////」

495: 2015/04/07(火) 00:52:39.54 ID:uTSqRCpj0






にこ「……………………………テイッ」デコピンッ




穂乃果「っ!?つ~~~~~~~~~~~~~~~~~~…ふぇ?…あれ?…にこちゃん?…」イタタタ

にこ「最初に演じるって言ったでしょーが…」

穂乃果「っ!?な、なんだ~~~演技かあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」フゥー

穂乃果(でも、それはそれで残念かな~…)

穂乃果(…)

穂乃果(…ん?穂乃果いま…)

にこ「ふん、これでわかったでしょ?」

穂乃果「へ?///」


496: 2015/04/07(火) 00:53:30.99 ID:uTSqRCpj0

にこ「今のにこの演技をふまえて、あんたの発言を振り返ってみなさいよ…」

穂乃果「え?穂乃果の発言?」

穂乃果「ん~~~~~~~~…」

穂乃果「あ…」


 "穂乃果はにこちゃんのことを抱きたいんだよっ!!"

 "そうだよ!穂乃果は、毎日にこちゃんを抱きたいっ!!!"

 "ん?にこちゃんを抱きたいとしか言ってないけど?"

 "ん~、穂乃果のやりたいことを口にしただけで別におかしなことじゃないと思うけど?"


穂乃果「っ!?//////////////////////////////////////」ポンッ


497: 2015/04/07(火) 00:54:16.67 ID:uTSqRCpj0

穂乃果「わーーーーわーーーーーーーー//////////////」

穂乃果「ちちちちちちがっちがっ違うのっ!!!そういう意味でいったんじゃなくてっ!!そ、そのっ!!/////////」

にこ「だから、誤解をまねくって言ったでしょーが…」

にこ「"抱く"って言葉にはそういう意味でとらわれちゃうこともあるんだから、今後は発言に気をつけなさいって言いたいの」

穂乃果「う、うん///////」

にこ「今回の場合は、"抱きたい"じゃなくて、"抱きしめたい"って言うだけでも違うんだから~」

にこ「今後はそういう部分も気を付けるのよ~」

穂乃果「う、うんっ!!にこちゃん以外の前では言い間違えないように気を付けるっ!!!」

にこ「ななななんで、にこを除外するのよっ!?////」カァッ

穂乃果「はっ!?い、いや、もう言い間違えちゃったし?////」

にこ「あ~~~~~……………そういう意味ね…」

穂乃果「そ、そうだよっ!!!////」

にこ「ま、まあ、自分の発言の迂闊さがわかったんなら、そろそろ帰るのを再開するわよ~」

穂乃果「う、うんっ!!」


498: 2015/04/07(火) 00:55:00.82 ID:uTSqRCpj0

穂乃果(う~~~~////)

穂乃果(にこちゃんとあのマンガの続きみたいなことをするって想像しちゃったら、すっごい体が熱く…////////)

穂乃果(はっ!?)

穂乃果(いやいやいやいや、穂乃果がこんな恥ずかしいこと考えてるってことをにこちゃんに知られるわけにはいかないよっ!!///)アセアセ

穂乃果(おちついて~~~おちついて~~~穂乃果っ!!)

穂乃果(うんっ!ファイトだよっ!!!)


499: 2015/04/07(火) 00:55:26.99 ID:uTSqRCpj0
--土曜 夜 街中--

にこ「あ、そういえば」

穂乃果「ん?」

にこ「穂乃果は今日の晩御飯どうするつもりなの?」

穂乃果「あ~」

穂乃果「そういえば、真姫ちゃんが"晩御飯も楽しみにしといて!!"って言ってくれたから、家に帰っても何もないや…」

にこ「にこもそうなのよね~…」

500: 2015/04/07(火) 00:57:16.19 ID:uTSqRCpj0

にこ「じゃあ、どこかで一緒に食べて帰る?」

穂乃果「うんっ!!ぜひともっ!!!!」

にこ「そ、そう…」

にこ「ん~そうなるとどこで食べるかだけど…この時間で、この近くとなると~…」

にこ「ファーストフードあたりでサクッとすませちゃうか~」

にこ「ファミレスでちょっとおしゃべりでもしながら…「ファミレスがいいなっ!!!」…そう?」

にこ「って、はやいわね…」

穂乃果「ほ、ほらっ!!明日どうするかとかもお話しないとだしっ!!」

にこ「あ~そうね~」

にこ「じゃあ、その話をするのを込みで、ファミレスの方にいきましょ~」

穂乃果「うんっ!」

にこ「ファミレスだとこっちの方ね!いくわよ~?」

穂乃果「うんっ!!!」

501: 2015/04/07(火) 01:01:59.19 ID:uTSqRCpj0
本日投下分ここまでです

投下前にもちょっと書きましたけど、最初の構成だと>>485に499、500の3つだけの予定だったのに、えらく長く…
若干1スレに収まるか不安になり始めてきましたが、完結まで頑張って行こうと思います。

502: 2015/04/07(火) 01:10:59.80 ID:Dk07tZ6To
収まらなくてもええんやで

504: 2015/04/07(火) 02:37:03.04 ID:przl/tNAO
一気に読みました、乙
ニュータイプばりの勘を見せるμ'sメンバーとかんぴょう真姫シリーズには笑った

506: 2015/04/07(火) 13:07:11.86 ID:aRReJxqlo
むしろ終わってほしくないんだぜ?
1000で収まらないなら次スレだ

真姫「にこちゃんと穂乃果…どっちかひとりなんて選べないわっ!!!」【後編】

引用: 真姫「にこちゃんと穂乃果…どっちかひとりなんて選べないわっ!!!」