1: 2012/11/04(日) 02:52:41.70 ID:N4oIu7DL0
向日葵「一体何ですの?」

櫻子「松本会長の名前って『りせ』だろ?」

向日葵「それがどうかしました?」

櫻子「アルファベットだとRISEだよ!ライズ!」

向日葵「……?」

櫻子「かっこいいだろ!」

向日葵「それで?」

櫻子「終わり」

向日葵「それが大発見?」

櫻子「うん」

向日葵「馬鹿じゃねえの」
ゆるゆり: 22【イラスト特典付】 (百合姫コミックス)

2: 2012/11/04(日) 02:54:13.54 ID:N4oIu7DL0
櫻子「いや私もつまらないと思うよ」

向日葵「それならどうしてわざわざ……」

櫻子「思いついたときは面白いと感じたんだよ」

向日葵「確かに時間が経つとどうでもよくなることってありますわよね」

櫻子「時間が経つと、か」

櫻子「私たちだって今でこそ人生輝いてるけど、花の命は短いって言うよな」

向日葵「その通りかもしれませんわ」

櫻子「向日葵もあと20年もすればたれパイのおばちゃんだし」

向日葵「うっ……」

5: 2012/11/04(日) 02:55:06.01 ID:N4oIu7DL0
櫻子「だから今を大切にしなきゃいけないんだよ」

向日葵「今を大切に……とは言っても一体何をどうすればいいのかしら」

櫻子「それは分からん。大人にでも聞いてみよう」

向日葵「大人に?」

櫻子「青春時代をとっくに終えて責任と労働に耐え続けるだけの人生に突入した」

櫻子「もはや若者とは呼べない人間なら中学生時代にやっておくべきことを教えてくれるんじゃない?」

向日葵「それはいい考えですわね」

優しいチーナ(歳を取らない設定のことは黙っておこう。2人とも楽しそうだから)

6: 2012/11/04(日) 02:58:09.83 ID:N4oIu7DL0
向日葵「と言うわけで西垣先生のところへやって来た次第ですわ」

西垣「ハハハハハハハハハハハハハ。そうかお前ら爆氏したいんだな?よし待ってろ」

櫻子「だって先生、白髪が……」

西垣「ハクハツだけどシラガではないんだよ」

向日葵「難しいんですのね……」

櫻子「あっ!もしかしてハクハツとバクハツを掛けてるんですか!?」

西垣「えっ」

櫻子「ごめんなさい。とても詰まらないことを言いました」

西垣「ああ」

櫻子「先生は中学時代にやっておくべきだったと生涯後悔し続けてることはありますか?」

西垣「いやそんな大袈裟な失敗談は無いが」

西垣「まあ…まだまだ若いが一応年長者としてアドバイスしてやろう。まだ若いがな」

向日葵(そこまで若さを主張なさらずとも……)

8: 2012/11/04(日) 02:59:59.75 ID:N4oIu7DL0
西垣「中学生はな、とにかく遊べ」

西垣「遊んで遊んで遊びまくれ。親の金で」

向日葵「先生、あまり教育者らしからぬ発言ですわね」

櫻子「今更だけど」

西垣「考えてもみろ、高校生になったらお小遣いなんて貰えないかもしれないんだぞ」

向日葵「確かにアルバイトでお金を稼げと言われそうですわ」

櫻子「厳しいね」

西垣「中学生ってのは子供と大人の良いトコ取りができる、ある意味最強の身分だ」

西垣「だから古谷も大室も、遊びまくれ 親の金を使いまくれ」

櫻子「分かりました!さっそく遊んできます」

櫻子「さあ行こうぜ向日葵! おい向日葵、どこ行った?」

西垣「古谷ならついさっき出て行ったぞ」




向日葵「貴重な中学ライフをあんなバカと一緒に送るなんてもったいないですわ!」

10: 2012/11/04(日) 03:01:19.06 ID:N4oIu7DL0
櫻子「チクショー向日葵の薄情者!バカ!鬼!おっOい!武者頑駄無!」

櫻子「櫻子様を置いて先に帰りやがって…いいもん!あかりちゃん達と遊ぶもん!」


あかり「あっ 櫻子ちゃん♪」

ちなつ「向日葵ちゃんは一緒じゃないの?」

櫻子「どうでもいいよあんな鬼おっOい」

あかり「今日は部活無いからちなつちゃんと遊ぼうと思ってたんだ」

ちなつ「良かったら櫻子ちゃんも一緒にどう?」

櫻子「遊ぶ遊ぶ!」

あかり「じゃあ向日葵ちゃんも誘おっかぁ」

櫻子「誘わなくていいよあんな夜叉おっOい!」

12: 2012/11/04(日) 03:03:58.89 ID:N4oIu7DL0
ちなつ「ワック寄ってかない?」

櫻子「ソーセージマフィン食べたい!」

あかり「櫻子ちゃん、それは朝にしか食べられないんだよ」

櫻子「え~!ソーマ!ソーマ!」

ちなつ「そんなふうに略す人…あんまりいないよ」

京子「ワックもいいけど最近駅前に出来たカフェ行ってみない?」

あかり「あっ あかり行ってみたいかもー」

櫻子「行きましょう!」

ちなつ「いやいやいや…ちょっと、何さり気無く後輩達の和に入ってきてるんですか」

京子「誰が」

ちなつ「あんただよ」

13: 2012/11/04(日) 03:05:51.29 ID:N4oIu7DL0
京子「あたし?」

ちなつ「はい」

櫻子「誰がッ!?」

京子「だから私だって」

あかり「京子ちゃん暇なの?」

京子「とっても」

櫻子「船見先輩とはご一緒じゃないんですね」

ちなつ「って言うか京子先輩なんかじゃなくて結衣先輩が来てくれたら嬉しかったのに」

京子「ちなつちゃんの心無い発言は私の精神を少しずつ、しかし確実に痛めつけてるよ」

櫻子「もしかして“京子”なのに内面はちっとも“強固”じゃないっていうギャグですか!」

京子「?」

あかり「櫻子ちゃんもある意味、精神的にクルことを言うね」

14: 2012/11/04(日) 03:07:38.65 ID:N4oIu7DL0
あかり「話を戻すけど結衣ちゃんは一緒じゃないんだね」

京子「今ちょっと口聞いてもらえないんだよ」

ちなつ「ざまあ見やがれ…じゃなくて何があったんですか?」

櫻子「痴話喧嘩って奴ですか」

京子「勝手に結衣の部屋の合鍵作ったら思いっきりビンタされてそれっきり」

ちなつ「当たり前ですよ!いくら何でも京子先輩は結衣先輩に迷惑かけすぎです!あとその合鍵ください」

あかり「親しき仲にも礼儀ありだよぉ」

京子「仕方なかったんだ 今とある事情で我が家に帰れなくてさ~」

ちなつ「言い訳は結構です!」

京子「聞いてよ!事情とやらを!」

櫻子「カノッサ聞かん」

京子「クソッまたわけの分からんことを」

15: 2012/11/04(日) 03:09:08.67 ID:N4oIu7DL0
京子「さて、くだんのカフェに到着だよ」

櫻子「※くだんと言っても井上陽水は関係ありません。あれは『九段』です」

あかり「わー、おしゃれでかわいいお店だよぉ」

ちなつ「入ろっか♪」



がちゃ

メイド「お帰りなさいませ お嬢様~!」

櫻子「おっ おかえり…?」

ちなつ「お嬢様だって。面白いね」

メイド「3名様でよろしいですか?」

あかり「あーん!あかりもいるのに!4名様っ!」

メイド「お席にご案内いたしま~す」

16: 2012/11/04(日) 03:10:49.60 ID:N4oIu7DL0
京子「しかしやけに騒がしい店だなあ」

ちなつ「お客さんと猫耳付けたウェイトレスさんが談笑してますよ」

あかり「何だか怪しいよぅ」

櫻子「うおっ オムライスが1000円以上もする!たけぇ!」

ちなつ「このコーヒーも600円だって」

京子「そうか……ここは普通のカフェじゃなかったんだ……」

あかり「京子ちゃん?普通じゃないってどういうこと?」

京子「ここは ヤクザが経営するボッタクリカフェだったんだよ!」

17: 2012/11/04(日) 03:12:30.30 ID:N4oIu7DL0
櫻子「や、ヤクザですか?」

あかり「京子ちゃん、怖いよぉ」

京子「知らなかったとは言えこんな危険な場所に連れてきてしまって本当に申し訳ない」

ちなつ「っていうかまだ何も注文してないしさっさと出ましょうよ」

京子「何も頼まず帰ったら それこそ何されるか分からないって」

櫻子「でも本当にヤクザなのかな?あんまりそんな感じしませんよ」


<モッエモッエジャンケン♪

櫻子「ほら、なんか『じゃんけん』とか言ってますけど」

京子「ひっ広島弁だ!プロだ!あのウェイトレス…可愛い顔してモノホンだよ!」

18: 2012/11/04(日) 03:14:11.37 ID:N4oIu7DL0
あかり「どうしよう京子ちゃん!あかりたちどうなっちゃうの?」

櫻子「考えたくもないですよぉ」

京子「仕方ない。皆あかりの透明人間能力を使ってこっそり脱出しよう」

ちなつ「まさかここであかりちゃんが役に立つとは」

あかり「じゃあ、みんな行くよ」


\アッカリ~ン/ \キョウコリ~ン/ \チーナリ~ン/ \張作霖/


京子「みんな無事消えたな?静かに脱出だ」

20: 2012/11/04(日) 03:16:10.22 ID:N4oIu7DL0
あかり「はぁー、怖かったよ」

京子「ごめん」

ちなつ「いえ、もういいですよ。それに良い社会勉強になりました」

ちなつ「暴力団っていうのは身近なところにいるんですね」

ちなつ「決して別次元の世界に住んでる人間じゃない」

京子「ボッタクリカフェは悪質だけど、完全に黒とは言えない」

京子「そこが恐ろしいところなんだ」

京子「彼らは摘発の難しいギリギリのゾーンを熟知して商売をしている」

京子「それに直接暴力団が経営しているわけでなくても、暴力団の息がかかったお店は沢山あるんだ」

あかり「あかりたちが使ったお金が必ずしも暴力団の手に渡ってないとは言い切れないんだね」

京子「その通り。だからお金の使い道はしっかり考えないといけないんだよ」

ちなつ「私たちのお小遣いって、家族が一生懸命働いて稼いでくれたお金だもんね!」

21: 2012/11/04(日) 03:17:55.15 ID:N4oIu7DL0
櫻子「私だけみんなとはぐれてしまった……」

櫻子「つーかみんな透明だから見えなかったし!どっちに走ってきたのかも分からないし!」

櫻子「もう!ここどこ!?」


メイド「あら?」

櫻子「あっ!さっきのヤクザ。どうしてこんなところに」

メイド「今さっきバイトあがったの。あたしの家こっちだから」

メイド「っていうかあなた、さっきお店に来てた子よね。いつの間にか皆居なくなってて驚いちゃった」

櫻子「え…いやっその」

メイド「もしかして迷子になっちゃった?駅まで送ってってあげようか」

櫻子「……いいんですか?」

メイド「いいわよ」

22: 2012/11/04(日) 03:21:47.95 ID:N4oIu7DL0
櫻子「ヤクザにも良い人はいるんだなあ」 ジーン

櫻子「そうか…人間っていうのはその人が所属している組織、団体だけでは判断してはいけないんだ」

櫻子「ヤクザにも良い人はいる。法を守るべき警察官や裁判官にも悪い人はいる」

向日葵「生徒会にもバカはいる」

櫻子「大事なのは個人。そう、一個人を見ることなんだ」

櫻子「しかし、木を見て森を見ずのことわざも忘れてはいけない」

櫻子「個だけに集中して全を見ない奴は間抜けだ。難しいなあ」

櫻子「そうか…中学生っていうのはその辺の判断力を培う期間だったんだ」

櫻子「大切なことを教えてくれてありがとうヤクザさん!」

メイド「ヤクザ……?」


櫻子編 終わり

23: 2012/11/04(日) 03:22:46.48 ID:N4oIu7DL0
京子「合鍵を作ったことは謝りますのでどうか許してください」

結衣「本当に反省してるのか?」

京子「はい」

結衣「分かったよ。京子がアホなことするのは今に始まったことじゃないからな」

京子「結衣……」

結衣「なんで私の家に住もうと思ったの?」

京子「家が無い」

結衣「は?」

京子「だから家が無くなったんだよ」

25: 2012/11/04(日) 03:24:16.89 ID:N4oIu7DL0
結衣「じゃあまた明日な」

京子「待ってよ!本当に家が無いの!」

結衣「何で無くなるんだよ」

京子「話せば長くなるけど聞いてくれる?」

結衣「……とりあえず話せよ」

京子「分かった。心して聞いてくれ」

26: 2012/11/04(日) 03:25:58.30 ID:N4oIu7DL0
京子「ちょっと前からアーケードゲームの基板を買いまくってるんだよ」

京子「基板って言っても文字通りの意味の基板だからな」

結衣「女子中学生の会話に文字通りじゃない方の基板が出てくるものかよ」

結衣「で、どうしてまた基板を」

京子「自宅の地下にゲーセンを造ろうと思ってな」

結衣「まだ諦めてなかったのか」

京子「うん」

京子「で、施設が無いことにはどうにもならないから地面を掘って地下一階を造ってたんだ」

結衣「…ああ」

京子「そうしたら家が崩れた。以上」

結衣「そうか、野宿でもしてろ」

27: 2012/11/04(日) 03:27:46.03 ID:N4oIu7DL0
京子「そんな冷たいこと言わないで!むしろ私が生きてたことを喜んで!」

結衣「もうこの際それはどっちでもいいよ」

京子「お願い!私を住まわせて!きっと役に立つから!」

結衣「たとえば?」

京子「ゲームのレベル上げやっとくよ」

結衣「…………」

結衣「入れ」

京子「わーい」

29: 2012/11/04(日) 03:29:33.65 ID:N4oIu7DL0
結衣「じゃあさっそくナモクエやってて」

京子「はいはい、起動」

結衣「ちゃんとレベル上げろよ?間違ってもボスに挑むなよ?」

京子「分かってる分かってる」

結衣「最低でも5は上げとかないと苦戦するかもしれないからな」

結衣「私がゲームに求めてるのはギリギリの熱いバトルじゃなくて圧倒的な力の差を見せつけて勝つことなんだから」

京子「分かったって」

京子(こいつにサガシリーズをやらせたらすぐ投げるんだろうな)

30: 2012/11/04(日) 03:30:52.48 ID:N4oIu7DL0
結衣「じゃあちょっと買い物行ってくるから留守番頼んだぞ」

京子「ラムレーズン買ってきてー」

結衣「はいよ」



京子「結衣の奴、何だかんだ凄くいい奴だよなぁ。感謝してもしきれないよ」

京子「そんな結衣に何かしてあげたい。結衣を喜ばせてやりたい」

京子「私が結衣のために出来ることと言えば……あれしかないよな」

32: 2012/11/04(日) 03:32:41.61 ID:N4oIu7DL0
近所のスーパー



結衣「玉ねぎも買ったし人参も買ったし、大体こんなもんかな……あっ あと京子のラムレーズンか」

あかり「結衣ちゃーん」

結衣「おう、あかり。あかりも買い物?」

あかり「お夕飯のおかずだよ」

あかり「結衣ちゃん…京子ちゃんと喧嘩してるんだって?」

結衣「ん?」

あかり「ほら、合鍵がどうとか……」

結衣「ああ…京子から聞いたんだな。それはもういいんだよ」

35: 2012/11/04(日) 03:34:12.36 ID:N4oIu7DL0
あかり「良かった!仲直りしたんだね?」

結衣「うん、まあね。合鍵は持たせてやることにした」

あかり「へへ。結衣ちゃん優しいね~」

結衣「あいつもまあ、迷惑かけることは多々あるけど、嫌がらせをするような奴じゃないし」

結衣「別にいいかなって」

あかり「京子ちゃんって本当は良い子だもんね」

結衣「そうだな。良い子かもな」

あかり「じゃ、あかりそろそろ行くね」

結衣「うん」

あかり「バイバイ結衣ちゃん!」

結衣「気を付けて帰れよー」




京子「……」

京子「また失敗してしまった」

京子「どうもこの一帯はあまり地盤が強くないらしい」

37: 2012/11/04(日) 03:36:40.37 ID:N4oIu7DL0
結衣「ふう…家路に着いた。京子の奴腹空かせてるかな」

結衣「ん……。  家が 無いぞ?」

結衣「そして家があったはずの場所に瓦礫が散乱して京子が土下座しているぞ。まさか」

京子「結衣…!」

京子「済まぬ…済まぬ……」

結衣「…一応何をしたのか言ってみろ」

京子「結衣を喜ばそうと地下に……ゲーセンを造ろうとして……」

京子「失敗しました……」

結衣「人間が学習する生き物ならお前はなんていう生物なんだろうな」



京子「あの…合鍵は返すよ」

結衣「返さなくていいよ」

京子「結衣……」

結衣「だってもうその鍵に存在意義は無いから」

京子「ごもっとも」

38: 2012/11/04(日) 03:38:59.12 ID:N4oIu7DL0
京子「やっぱアーケードゲームは自宅でやるもんじゃないな」

結衣「そうだよ」

WARNING!!

あかり「あっボスだよ京子ちゃん!」

ちなつ「こいつは硬そうですね」

結衣「こっちに甲羅を向けてるときはシールド張ってるから気を付けて」

あかり「わーん避けられない!」 

デューン

京子「おいあかり!今はバーストすんなって!」


(友達がいれば)楽しいダライアスバースト編 終わり

41: 2012/11/04(日) 03:40:59.09 ID:N4oIu7DL0
\アッカリ~ン/


赤座備後守直保「はーい!」

赤座備後「『ねがえり』 はっじまぁるよー!」


太閤秀吉や大和大納言秀長の氏去以来、石田治部少輔三成を筆頭とする文治派と
福島・加藤・黒田ら武断派の対立は一層深まっていっきました。
1599年 五大老の一角・前田利家が世を去ると、武断派の諸将は大坂にある治部の屋敷を襲撃しました。
五大老筆頭の内府・徳川家康の取り成しで治部は一命を取り留めたものの、奉行職を罷免され佐和山に謹慎となりました。
それからなんやかんやあって会津上杉氏がはっちゃけて内府がキレて治部は挙兵しました。
そんな治部の下には刎頚の友・大谷刑部をはじめ多くの大名が集まりました。
no title

43: 2012/11/04(日) 03:42:48.22 ID:N4oIu7DL0
1600年 近江国 佐和山城

治部「朽木さん、脇坂淡路、赤座さん、小川さん。4人ともよく来てくれたわ」

淡路「いやぁ~ここで関白さまのために戦わなければ武士の恥というものだよ」

河内「それにしても、小早川秀詮の裏切りは痛手だね」

治部「裏切り者は絶対に許さないわよ!罰金バッキンガムなんだから!」

刑部「佐吉ちゃん、ファイトやで」

備後「じゃあ備後たちは戦支度に戻るよぉ」

土佐「…………」

治部「分かったわ。健闘を祈りましょう」

刑部「おそらく史上最大の大戦になるやろうなぁ。みんな佐吉ちゃんを助けたってな~」

44: 2012/11/04(日) 03:44:49.51 ID:N4oIu7DL0
淡路「さて、寝返るか」

河内「おいこら」

淡路「私の読みじゃ西軍はまず負けるよ」

土佐「……。…………、……」

河内「確かに勝機があるとは思えないが…」

備後「でも今更寝返ってもきっと恩賞は貰えないよぉ。下手すれば減封だよぉ」

淡路「負け戦に加担して取り潰されるよりはマシだろ?仮に西軍が勝手も罰金バッキンガムで済むらしいぞ」

河内「どうすんだ淡路?結局東軍に寝返んのか?」

淡路「おう!美濃に布陣したらいきなり狂ったように刑部を攻撃しよう」

45: 2012/11/04(日) 03:46:09.71 ID:N4oIu7DL0
この4人の寝返りによって大谷刑部は美濃・山中村で敗氏。
石田治部も10万の兵を率いて敗れた愚か者として六条河原にて処刑されました。


淡路「だから内府ちゃん!東軍のために戦った私たちに恩賞をちょうだいよ」

内府「駄目ですよ。事前に知らせてくれれば何とかしたかもしれないですけど」

内府「土壇場の寝返りじゃ褒美は出せません。西軍大名として改易です」

河内「それだけは勘弁してくれ内府ちゃん!」

淡路「お願いします!いえやちゅ様!」

内府「いえやちゅ言うな」

土佐「…………」


必氏の弁解により脇坂淡路守と朽木河内守は厳封で済みましたが
何を言ってるのか確認できなかった小川土佐守と存在そのものが確認できなかった赤座備後守は改易されました。

46: 2012/11/04(日) 03:48:23.16 ID:N4oIu7DL0
ちなつ「なるほど、人を裏切ってはいけないっていうお話ですね。端折りすぎて殆ど意味分かりませんでしたけど」

京子「違うよ、ヒーローは有言実行っていう話だよ」

京子「何か大きなことをするなら事前に宣言しておきましょうってこと」

ちなつ「はあ……」

京子「ではここに宣言します!今からちなちゅとキスします!」

ちなつ「いやああああ!!!」

京子「さあちなつちゃん!唇を重ねよう!」


ガラッ

警察「動くな!婦女暴行未遂で逮捕する!」

京子「えっ…ちょ!ちがっ 内府殿ォォォォ」


ちなつ「ふう。事前に警察を呼んでおいて良かった」


関ヶ原編 終わり

47: 2012/11/04(日) 03:51:31.16 ID:N4oIu7DL0
京子「結衣先輩は私の王子様なんでしゅぅ~」

結衣「?」

京子「ちなつちゃんの真似」

ちなつ「イライラしてきました」

結衣「じゃあ、殴るか」

京子「待ってくれ!暴力はいかん暴力は!」

ちなつ「結衣先輩!このモーニングスターで叩きのめしましょう」

京子「そんなもので殴られたら氏んでしまうだろ!」

48: 2012/11/04(日) 03:53:10.07 ID:N4oIu7DL0
生徒会室


京子「助けて綾乃!殺人鬼2人に追われてるんだ!」

綾乃「殺人鬼!?それは危険だわ!早くそこの冷蔵庫に隠れて!」

京子「助かる!」

バタムッ!

綾乃「プリンは食べちゃ駄目なんだからね!」


結衣「綾乃、京子来てない?」

綾乃「来てないわよ」

結衣「そうか…ここだと思ったんだけどな」

ちなつ「もう京子先輩なんてどうでもいいですよ、帰りましょう」

結衣「そうだね」

49: 2012/11/04(日) 03:55:27.42 ID:N4oIu7DL0
千歳「綾乃ちゃん、仕事終わったで」

綾乃「ご苦労様。私たちも帰りましょうか」

千歳「どっか寄り道してかへん?」

綾乃「いいわよ」







冷蔵庫

京子「綾乃~寒いよー…まだ結衣たち撒けないの?」

京子「寒いよー」


摂氏6度編 終わり

50: 2012/11/04(日) 03:57:21.08 ID:N4oIu7DL0
あかり「お薬を手に入れたよぉ」

京子「あかりいいい!!!このバカヤロー!!!!!」

結衣「あれほど薬には手を出すなって!!!!」

ちなつ「言ったでしょおおおおお!!!!」

あかり「違うよみんな!」

京子「何が違うんだ!!!!!」

結衣「違法か合法か!!!!!じゃないんだよ!!!!!!」

ちなつ「リキッドだろうがハーブだろうが!!!!!クスリは駄目でしょ!!!!」

あかり「違うよぉ、西垣先生に貰ったお薬だよ」

52: 2012/11/04(日) 03:59:25.93 ID:N4oIu7DL0
結衣「なんだ、先にそれを言えよな」

京子「紛らわしいことすんなよあかりぃ」

ちなつ「まったく、人騒がせなあかりちゃん」

あかり「えぇ? …ごめん」

京子「で、何の薬?」

あかり「存在が際立つ薬だって」

ちなつ「へー、あかりちゃんにぴったりだね」

あかり「えへへ!あかりはこれを飲んでうんと目立ってみせるよ!」

53: 2012/11/04(日) 04:01:23.95 ID:N4oIu7DL0
京子「ふざけるなあかり!その薬をよこせ」

あかり「やだよ!京子ちゃんは充分すぎるほど目立ってるよね!?」

結衣「そうだよ、お前はむしろもうちょっと存在感を抑えながら生きていくべきだ」

ちなつ「そうです、ひっそりと細々と」

京子「私が飲むんじゃないよ」

ちなつ「じゃあ誰が飲むんですか?」

京子「本当に目立たなきゃいけない人たちだ」

あかり「本当に目立たなきゃいけない人って?」

京子「決ってるだろ?旅行代理店の人たちだ」

結衣「あ?」

54: 2012/11/04(日) 04:03:31.32 ID:N4oIu7DL0
京子「考えてもみろ、今は素人が勝手に好き放題旅行に出かける時代になってるんだ」

結衣「別にいいだろそのくらい」

京子「旅行を舐めるな!プロが考えたコースを決して踏み外さず辿るのが本物の旅行なんだよ」

京子「ところがインターネットの普及に伴い旅行代理店を利用する旅行者は激減。嘆かわしいことだよ」

ちなつ「自由に行動できた方が楽しいって人も沢山いるんです」

京子「プロの指示も仰がず楽しい旅行なんかできるわけないよ。絶対ぐだぐだになるって」

京子「いや、そもそもそんなのは旅行じゃない。ただの武者修行だ」

結衣「じゃあちなつちゃん、今度2人で武者修行に出かけようか」

ちなつ「はい♪」

京子「わ~ん」

55: 2012/11/04(日) 04:05:31.39 ID:N4oIu7DL0
京子「待って!私がプロフェッショナルな旅行にみんなを招待してあげるから!」

結衣「お前が一体何のプロだってんだ」

京子「絶対に楽しませてやるから!」

京子「お代は結構ですから!」

結衣「そこまで言うなら……」




京子「と言うわけでちなつちゃんの家に旅行にやってきました」

ちなつ「意味が分からないですよ!帰ってください」

京子「ツアーガイドに向かって何てことを言うのかね君は」

京子「さて、こちらが吉川家の名所…洋服タンスです」

結衣「おい勝手にいじるなよ」

京子「最上段を開けると」

ガラッ

京子「ちなつちゃんのパンツが出てきました」

ちなつ「氏ね」

57: 2012/11/04(日) 04:07:57.45 ID:N4oIu7DL0
あかり「目立たないせいで旅行にも誘ってもらえなかったよぉ……」

あかり「やっぱりこの薬飲んじゃおう」

あかり「」グビグビ



アッカリ~ン

@  @「わーん!お団子以外全部透明になっちゃったよぉー!!!」

@  @「あっでも これってある意味際立ってるかも!?」

58: 2012/11/04(日) 04:09:49.02 ID:N4oIu7DL0
@  @「櫻子ちゃ~ん、向日葵ちゃ~ん!」

櫻子「うわっ!?お団子が浮遊してる!」

向日葵「気味が悪いですわね」

櫻子「どうしよう、これ」

向日葵「とりあえずシニヨンカバーでも被せておきましょう」

櫻子「よく持ってたな」

○  ○「……」


あかり編 終わり

59: 2012/11/04(日) 04:11:30.57 ID:N4oIu7DL0
京子「……」

京子「…………これはやばいぞ」

京子「…………………氏んでしまうぞ」






櫻子「のわあああああああああ!!!」

花子「櫻子うるさいし」

櫻子「ああああああ!!!????」

花子「黙れし」

櫻子「……」

花子「素直だな」

櫻子「花子、聞いてくれ」

花子「?」

櫻子「もしかして私ってバカ?」

60: 2012/11/04(日) 04:13:18.95 ID:N4oIu7DL0
花子「え?そりゃ……」

櫻子「そうか…やっぱり私ってバカなんだな」

花子「何かあったの?」

櫻子「ゼビウスがクリアできん」

花子「いや、そんな奴いっぱいいるし」

櫻子「そうなのか?」

花子「元々頭を使うゲームじゃないし」

櫻子「それだったのか……!私はまだバカと決まったわけじゃないんだな、安心した!」

櫻子「それにしても『ゼビウス星』にはどうすれば行けるのだろう」

花子「そんな古いデマを信じてたのかよ! やっぱりバカだお前」

61: 2012/11/04(日) 04:15:22.92 ID:N4oIu7DL0
櫻子「デマだと!?」

花子「あれは真っ赤なウソだし」

櫻子「じゃあ…バキュラを256回撃つと破壊できるってのも……」

花子「ガセネタ」

櫻子「そんな…もう何を信じていいのか分からなくなってきた」



櫻子「といわけで船見先輩に相談しに来たわけです」

結衣「できれば私以外の誰かのところに行ってほしかったよ」

櫻子「まあ1/7の確率で当たっちゃうわけですから」

結衣「で、大室さんが何を信じればいいのかって話だっけ?」

櫻子「はい」

62: 2012/11/04(日) 04:17:51.00 ID:N4oIu7DL0
櫻子「というか先輩は何を信じてますか?」

結衣「うーん……特に無いかなあ」

櫻子「えっ 全てを疑いながら生きているんですか?すげえストレス溜まりそう」

結衣「そういうことじゃなくて」

結衣「ほらっ別に何かの宗教に入信してるわけでもないし」

櫻子「ああ、そういうことですか。もしこれから入信するならどんな宗教がいいと思ってますか?」

結衣「考えてないよ」

櫻子「確かにどれもこれもピンと来ませんよね」

櫻子「あっ! そうだ、だったら自分で宗教を作っちゃえばいいんだ!」

結衣「何言ってるんだ」

櫻子「じゃあ船見先輩、お邪魔しました。いつでも私の宗教に入ってくれていいですからね!」

結衣「いや、いいよ……」

63: 2012/11/04(日) 04:19:39.87 ID:N4oIu7DL0
ピンポーン

結衣「はい……って京子か」

京子「遊びに来たよ~」

結衣「開いてるから勝手に入っててくれ」

京子「ほい」


結衣「昼飯食べた?」

京子「いや断食中」

結衣「ダイエットか、珍しい」

京子「違うよ。そういう宗教なんだよ」

結衣「宗教?」

京子「この前私が作った新興宗教」

結衣(バカって思考が似通うんだな)

64: 2012/11/04(日) 04:21:32.36 ID:N4oIu7DL0
櫻子「あかりちゃん、櫻子協会に入ってよ!」

あかり「やだよぉ」

櫻子「えー!とってもありがたい宗教なんだよ」

あかり「どんなふうに?」

櫻子「まず、現世利益を約束するよ」

あかり「生きてるうちに幸せになれるってことだよね?」

櫻子「そう」

あかり「信じられないよぉ」

櫻子「本当だよあかりちゃん。例えばばこれ!」

櫻子「部屋に置くだけで目立てるようになる壺!その名も『メダツボ』」

あかり「持ってるだけで目立てるの!?」

櫻子「うん!これがたったの2000円だよ!」

あかり「買います!入信します!」

櫻子「ありがとうね。神の祝福がなんちゃら」

65: 2012/11/04(日) 04:25:16.14 ID:N4oIu7DL0
向日葵「見てましたわ櫻子!」

櫻子「向日葵!」

向日葵「あなた、人の弱みに付け込んだ商売はやめなさいよ」

櫻子「何言ってるんだよ、これであかりちゃんは幸せになったんだよ」

あかり「そうだよ向日葵ちゃん。櫻子ちゃんは何も悪いことしてないよ」

向日葵「赤座さんも!そんなただの変な壺にお金を払ったりして……」

あかり「メダツボの悪口はやめて!」

櫻子「向日葵、私を怒らせると神罰が当たるぞ!」

向日葵「やってみなさいよ」

櫻子「えい!おっOいモミモミ!」

向日葵「きゃっ!」

66: 2012/11/04(日) 04:27:39.59 ID:N4oIu7DL0
櫻子「今のもみもみによってお前の悪しき心は払った」

向日葵「櫻子……」

櫻子「向日葵、無理に入信を勧めたりはしないよ」

櫻子「ただ救ってあげたあっただけだから……じゃあな」

向日葵「待って…!その、私も入信しますわ」

櫻子「ニヤリ」



櫻子「はい、意中の人と結ばれるスルメ、『リョウオモイカ』」

綾乃「ありがとう教祖さま」



櫻子「はい、健康になれるういろう、『ケンコウイロウ』」

千歳「貧血対策にバッチリやわぁ。教祖さまありがとな」

67: 2012/11/04(日) 04:29:56.54 ID:N4oIu7DL0
結衣「櫻子協会とかいうの、最近はやってるみたいだな」

京子「らしいね」

結衣「お前は興味無いの?」

京子「私には私の作ったラムレーズン教があるからな」

京子「そう言う結衣はどうなんだ?」

結衣「馬鹿馬鹿しいよ。どっちも」

京子「実は私もそう思ってたところなんだ」

結衣「もう飽きたのかよ」

京子「っていうかもう限界なんだよ。基本的に断食するだけの宗教だからな」

結衣「おい、ラムレーズンは関係無いのかよ。そもそも何を信仰してるんだ」

京子「お腹を空かせた哀れな私を見かねて何か食べさせてくれる結衣を」

結衣「やめろ!何か食わせてやるから私をそんなふざけた宗教の信仰の対象にすんな!」

68: 2012/11/04(日) 04:32:26.82 ID:N4oIu7DL0
京子「あかりも綾乃も千歳も櫻子協会に毒されてるらしいな」

結衣「みんなお布施と称して大室さんにお金を貢いでるらしいんだ」

結衣「京子、やめさせよう。こんな馬鹿げたこと」

京子「宗教を無くすことはできないよ。形の無い信仰というものは破壊のしようがない」

結衣「たった今私の目の前で宗教が1つ消え去ったけどな。ラムレーズン教とかいう」

結衣「信仰を壊すことは出来なくても、正しい方向に修正することは出来るはずだ」

京子「どうやって?」

結衣「お前ならそれらしいコスチューム持ってるだろ?」

京子「?」

69: 2012/11/04(日) 04:34:42.22 ID:N4oIu7DL0
教会


櫻子「みなさんお集まりいただいてどうもありがとう」

櫻子「さあ、今から神の言葉をお聞かせします。耳を傾けて」

あかり「今日はどんなことを聞かせてくださるんだろう わくわくするよぉ」

  「いやあ、もっと楽にして聞いていいよ。どうせ神様なんて大したこと言わないから」

櫻子「誰だ!?」

向日葵「邪魔をする人は許しませんわよ!」

綾乃「そうよそうよ!みんな神様の有りがたい言葉を心待ちにしてるんだから!」

  「私がその、神様なんだよ」

京子「私が」

千歳「なんや?神様が現れたで?」

櫻子「本物の神様…?えっ何で?」

京子「うん。ほら見てこのローブ。如何にも神様っぽいでしょ?」

70: 2012/11/04(日) 04:36:48.49 ID:N4oIu7DL0
京子「教祖を通した言葉より、神が直接話した方が効率いいじゃん?だから出てきたんだよ」

櫻子「ふざけるな!どこの誰だか知らないけど神を騙るとは失礼な!」

京子「お前がふざけるな!教祖を名乗っておきながら自らの神に向かってその態度は何だよ!焼き頃すぞ!」

京子「あまり信者のみなさんを失望させるなよ!」

綾乃「ねえ?教祖様ったら神様に対して失礼じゃない?」

千歳「せやなあ。もっと腰低くせなあかんで」


京子「みなさん、聞いてください」

京子「あなた達がやっていることは間違ってます」

あかり「あかりたち、間違ってるの?」

京子「みなさんが教祖から買った開運グッズ、あれはガラクタです。なんの御利益もありません」

71: 2012/11/04(日) 04:38:58.05 ID:N4oIu7DL0
櫻子「おい…ちょっと……」

京子「そこのお団子さん。あなたは教祖から何を買いました?」

あかり「目立てる壺を買いました」

京子「では、目立てるようになりましたか?」

あかり「いえ……特に」

京子「そこの巨Oのあなた、入信のきっかけは?」

向日葵「えっと……教祖様に胸を触っていただいたら…憑き物が落ちたように気分が良くなって」

京子「はぁ。それ、おっOい揉まれて気持ち良くなっただけじゃないですか?」


京子「いいですか、私は神ですが教祖はただの人」

京子「人の言葉は人の言葉。神の言葉ではありません」

73: 2012/11/04(日) 04:40:51.37 ID:N4oIu7DL0
綾乃「でも教祖は神の啓示を……」

京子「私は教祖に何も伝えてません」

櫻子「みんな騙されるな!こいつは神じゃない!そもそも神なんていないし!」

櫻子「だってこんな宗教、私が咄嗟に思いついた全くのインチキだし!」

あかり「えっ……櫻子ちゃん?」

綾乃「嘘…でしょ?」

櫻子「嘘じゃないもん!ゼビウスのガセネタ掴まされて情緒不安定になってた私が思いつきで作った宗教だよ!」

櫻子「あかりちゃんも向日葵も杉浦先輩も池田先輩もまんまと騙されただけなの!」

74: 2012/11/04(日) 04:42:23.60 ID:N4oIu7DL0
向日葵「櫻子……。私、帰りますわ」

あかり「あかりも。もうここには来ないよ櫻子ちゃん」

千歳「綾乃ちゃん、うちらも帰ろかぁ」

綾乃「ええ」


櫻子「…………」

京子「人を騙し続けることは難しい」

京子「良心との戦い、インチキを隠し通すための権謀」

京子「どっちも君には向いてないんじゃないかな?」

櫻子「……お前、もしかして本当に神様?」

京子「うん」

櫻子「だったらせめて私に…何をすればいいのか教えて」

京子「……」

京子「ファミコンのゼビウスはタイトル画面で素早く2PコントローラーのAボタンを押しながら」

京子「→→→→→→→→→↑↑←←↓↓↓↓↓↓↓↓↓と入力することで 自機が無敵になるぞ」

75: 2012/11/04(日) 04:44:11.13 ID:N4oIu7DL0
ちなつ「それは意識も朦朧とする過酷な断食修行の中、神様が京子先輩に最後に見せた夢でした」


宗教編 終わり



76: 2012/11/04(日) 04:45:38.88 ID:FYNJd9iHO

引用: 櫻子「向日葵!凄い大発見だぞ!」