27: 2013/08/12(月) 15:44:33.72 ID:MhWc1OmQo
『優しいだけ』
28: 2013/08/12(月) 15:50:07.86 ID:MhWc1OmQo
マキ「あーっ!!」
春香「どうしたの、マキ?」
マキ「私の筆記用具一式がホームシックになったみたい」
春香「忘れてきたのね」
マキ「違うよ。きっと家が恋しくなったの。私が連れてくるのを忘れたわけじゃないの」
春香「マキの筆記用具は生きてるの?」
マキ「というわけでハルカ、書くものと消すもの貸して」
春香「シャーペンならいいけど、消しゴムは一つしかないから……」
マキ「私に間違うなっていいたいの?」
春香「そういうわけじゃないけど……」
アツコ「マキ、良かったら使って」
マキ「おー、アツコー。いいのー?」
アツコ「うん。私はシャーペンについている消しゴム使うから」
マキ「アツコ……。すきっ」ギュッ
アツコ「マ、マキ……ちょっと……抱きつかないで……」
春香「どうしたの、マキ?」
マキ「私の筆記用具一式がホームシックになったみたい」
春香「忘れてきたのね」
マキ「違うよ。きっと家が恋しくなったの。私が連れてくるのを忘れたわけじゃないの」
春香「マキの筆記用具は生きてるの?」
マキ「というわけでハルカ、書くものと消すもの貸して」
春香「シャーペンならいいけど、消しゴムは一つしかないから……」
マキ「私に間違うなっていいたいの?」
春香「そういうわけじゃないけど……」
アツコ「マキ、良かったら使って」
マキ「おー、アツコー。いいのー?」
アツコ「うん。私はシャーペンについている消しゴム使うから」
マキ「アツコ……。すきっ」ギュッ
アツコ「マ、マキ……ちょっと……抱きつかないで……」
29: 2013/08/12(月) 15:59:20.60 ID:MhWc1OmQo
別の日
春香「そうなの? ふふっ」
アツコ「うん」
夏奈「うーむ……」
夏奈(ハルカが用意してくれた今日のおやつ、とても美味しかった。2個では満足できないほどに)
夏奈(できればもう2個、いや、1個と半分ぐらい食べたい。少なくともあと1個は食べたい)
千秋「……なんだ?」
夏奈(チアキは既に1個と半分を食べ終えている。今から奪ったところで私は満たされない)
夏奈「……ん?」
春香「そういえば、今度の休みに買い物行くんでしょ? どこいこっか?」
アツコ「行き先はマキが決めるみたいだよ?」
夏奈(アツコちゃん、まだ一口も食べてないな……。あれをもらえるなら、私は心から満たされる)
夏奈「アツコちゃん。それ食べないならちょーだい」
アツコ「え? うん、いいよ。どうぞ」
夏奈「わーい」
春香「そうなの? ふふっ」
アツコ「うん」
夏奈「うーむ……」
夏奈(ハルカが用意してくれた今日のおやつ、とても美味しかった。2個では満足できないほどに)
夏奈(できればもう2個、いや、1個と半分ぐらい食べたい。少なくともあと1個は食べたい)
千秋「……なんだ?」
夏奈(チアキは既に1個と半分を食べ終えている。今から奪ったところで私は満たされない)
夏奈「……ん?」
春香「そういえば、今度の休みに買い物行くんでしょ? どこいこっか?」
アツコ「行き先はマキが決めるみたいだよ?」
夏奈(アツコちゃん、まだ一口も食べてないな……。あれをもらえるなら、私は心から満たされる)
夏奈「アツコちゃん。それ食べないならちょーだい」
アツコ「え? うん、いいよ。どうぞ」
夏奈「わーい」
30: 2013/08/12(月) 16:07:32.17 ID:MhWc1OmQo
千秋「ちょっと待て」
夏奈「なんだよ? やらないぞ。これは私の戦利品だ」
千秋「お前じゃないよ。私はアツコちゃんに言った」
アツコ「え? 私? なにかな?」
千秋「何故、カナに手付かずのおやつを渡した?」
アツコ「頂戴って言われたから、だけど……」
千秋「今日のおやつはとても美味しかった。誰もがおかわりをしたいと考えていたはずだ。だけど、ハルカ姉さまが用意したのは一人に2個までだ」
春香「チアキ、もっと欲しかったの? ごめんね。これ結構高くて、たくさん買えないの」
千秋「いえ、そういうわけではありません。私はただ一人が勝手なことをすると公平性に欠けるということを言いたいのであってですね」
アツコ「か、勝手なことをして、ごめんなさい」
夏奈「やっぱりうまいなぁー」モグモグ
千秋「あー!! こら!! 私にもわけろぉー!!」
アツコ「あ……あの……ケンカは……」オロオロ
春香「うーん……。確かに、アツコは優しいのよね」
アツコ「え? あ、ありがとう……」
夏奈「なんだよ? やらないぞ。これは私の戦利品だ」
千秋「お前じゃないよ。私はアツコちゃんに言った」
アツコ「え? 私? なにかな?」
千秋「何故、カナに手付かずのおやつを渡した?」
アツコ「頂戴って言われたから、だけど……」
千秋「今日のおやつはとても美味しかった。誰もがおかわりをしたいと考えていたはずだ。だけど、ハルカ姉さまが用意したのは一人に2個までだ」
春香「チアキ、もっと欲しかったの? ごめんね。これ結構高くて、たくさん買えないの」
千秋「いえ、そういうわけではありません。私はただ一人が勝手なことをすると公平性に欠けるということを言いたいのであってですね」
アツコ「か、勝手なことをして、ごめんなさい」
夏奈「やっぱりうまいなぁー」モグモグ
千秋「あー!! こら!! 私にもわけろぉー!!」
アツコ「あ……あの……ケンカは……」オロオロ
春香「うーん……。確かに、アツコは優しいのよね」
アツコ「え? あ、ありがとう……」
31: 2013/08/12(月) 16:17:18.66 ID:MhWc1OmQo
春香「この前もマキに消しゴムを貸して、大変な目に遭ったでしょ?」
アツコ「別に大変ってほどじゃないよ。シャープペンの消しゴムが折れてなくなっただけだし」
春香「でも、そのあとに抜き打ちテストが始まって、ずっとオロオロしてたでしょ?」
アツコ「それも隣の人が消しゴムを貸してくれたから、なんとかなったよ?」
春香「マキに消しゴムを貸さなかったら、そんなことにはならなかったでしょう?」
アツコ「貸してあげないとマキが可哀相だったから」
春香「自分が可哀相なことになったでしょう?」
アツコ「じゃあ、あのときはどうすればよかったの?」
春香「マキが消しゴムに余裕がある人を頼るのが一番良かったんじゃない? アツコは1個しかない消しゴムを貸したことでオロオロすることになったんだし」
アツコ「でも、マキだって借りやすい相手から借りたいだろうし……」
春香「アツコっ」
アツコ「は、はいっ」ビクッ
春香「良い子ね」ナデナデ
アツコ「ありがとう」
春香「でもね、アツコ。優しいだけじゃ、だめなのよ? 時には厳しさだって必要なの」
アツコ「別に大変ってほどじゃないよ。シャープペンの消しゴムが折れてなくなっただけだし」
春香「でも、そのあとに抜き打ちテストが始まって、ずっとオロオロしてたでしょ?」
アツコ「それも隣の人が消しゴムを貸してくれたから、なんとかなったよ?」
春香「マキに消しゴムを貸さなかったら、そんなことにはならなかったでしょう?」
アツコ「貸してあげないとマキが可哀相だったから」
春香「自分が可哀相なことになったでしょう?」
アツコ「じゃあ、あのときはどうすればよかったの?」
春香「マキが消しゴムに余裕がある人を頼るのが一番良かったんじゃない? アツコは1個しかない消しゴムを貸したことでオロオロすることになったんだし」
アツコ「でも、マキだって借りやすい相手から借りたいだろうし……」
春香「アツコっ」
アツコ「は、はいっ」ビクッ
春香「良い子ね」ナデナデ
アツコ「ありがとう」
春香「でもね、アツコ。優しいだけじゃ、だめなのよ? 時には厳しさだって必要なの」
32: 2013/08/12(月) 16:32:13.21 ID:MhWc1OmQo
アツコ「そういうの苦手で……」
春香「まぁ、そうよね。なら、練習してみる?」
アツコ「練習? どこでやるの?」
春香「見て、アツコ」
アツコ「え?」
千秋「これは盗品だろぉー!! 私にもよこせぇー!!」
夏奈「お前がアツコちゃんから奪わなかったのが悪いんでしょー!!」
千秋「何を! 私が先に奪っていてもお前はどうせ私から取っていたくせにぃー!!」
夏奈「お前はどうしてそう図星を的確についてくるんだ。末恐ろしい妹だね」
春香「今までのアツコならきっとあの二人を見てただオロオロするだけかもしれない。でも、それを乗り越えてみることも大事だと思うの」
アツコ「ハルカ……」
春香「このままじゃ、アツコは優しいだけの女の子。でも、叱れるようになればアツコは優しい女の子になれるわ」
アツコ「でも、あの、二人を叱ってもいいの?」
春香「叩いたりしちゃダメよ。二人の言い争いを言葉で止めるの」
アツコ「う、うん。わかった。やってみる……」
春香「まぁ、そうよね。なら、練習してみる?」
アツコ「練習? どこでやるの?」
春香「見て、アツコ」
アツコ「え?」
千秋「これは盗品だろぉー!! 私にもよこせぇー!!」
夏奈「お前がアツコちゃんから奪わなかったのが悪いんでしょー!!」
千秋「何を! 私が先に奪っていてもお前はどうせ私から取っていたくせにぃー!!」
夏奈「お前はどうしてそう図星を的確についてくるんだ。末恐ろしい妹だね」
春香「今までのアツコならきっとあの二人を見てただオロオロするだけかもしれない。でも、それを乗り越えてみることも大事だと思うの」
アツコ「ハルカ……」
春香「このままじゃ、アツコは優しいだけの女の子。でも、叱れるようになればアツコは優しい女の子になれるわ」
アツコ「でも、あの、二人を叱ってもいいの?」
春香「叩いたりしちゃダメよ。二人の言い争いを言葉で止めるの」
アツコ「う、うん。わかった。やってみる……」
33: 2013/08/12(月) 16:54:41.93 ID:MhWc1OmQo
千秋「いいからよこせ」
夏奈「いやだね」
アツコ「……あ、あの……ふ、ふたりとも……」
千秋「なんだ?」
夏奈「邪魔しないでくれ」
アツコ「あ、うん。ごめん……」
アツコ「ハルカぁー……やっぱりむりだよぉ……」
春香「アツコ……。分かったわ。なら、少しだけ手伝ってあげる」
アツコ「うん、お願い」
春香「カナ、チアキ」
夏奈「なに?」
千秋「なんでしょうか?」
春香「アツコが二人にどうしても言いたいことがあるらしいから、ちゃんと聞いてあげて」
夏奈「そうなの?」
アツコ「う、うん……」
夏奈「いやだね」
アツコ「……あ、あの……ふ、ふたりとも……」
千秋「なんだ?」
夏奈「邪魔しないでくれ」
アツコ「あ、うん。ごめん……」
アツコ「ハルカぁー……やっぱりむりだよぉ……」
春香「アツコ……。分かったわ。なら、少しだけ手伝ってあげる」
アツコ「うん、お願い」
春香「カナ、チアキ」
夏奈「なに?」
千秋「なんでしょうか?」
春香「アツコが二人にどうしても言いたいことがあるらしいから、ちゃんと聞いてあげて」
夏奈「そうなの?」
アツコ「う、うん……」
34: 2013/08/12(月) 17:02:53.27 ID:MhWc1OmQo
千秋「分かった。どうぞ」
アツコ「あ、うん……」
春香「がんばってね」
アツコ「あ、ありがとう……」
夏奈「で、なに?」
アツコ「あの……えっと……ケンカは、や、やめて」
千秋「ああ……」
夏奈「いや、ケンカはしてないぞ。アツコちゃんから奪い貰ったおやつをどう分けようか話し合っていただけだ」
アツコ「でも、ケンカしているようにしか見えなかったし」
千秋「そうか。カナは無駄に声がでかいからな。アツコちゃんが勘違いするのも無理はない」
夏奈「なんだと? それを言うならチアキの姉に対する辛辣な言葉攻めの所為でもあるでしょーぅ」
千秋「それはカナが事あるごとにおかしな発言をするからだろ」
夏奈「どーして私がおかしな発言をすると辛辣になるんだ!?」
千秋「おかしなことを言うやつには厳しくしないとならないからだ。正論が通じないからな」
夏奈「わけわかんねーよぉ!! それがお前流の正論なのかぁ!?」
アツコ「あ、うん……」
春香「がんばってね」
アツコ「あ、ありがとう……」
夏奈「で、なに?」
アツコ「あの……えっと……ケンカは、や、やめて」
千秋「ああ……」
夏奈「いや、ケンカはしてないぞ。アツコちゃんから奪い貰ったおやつをどう分けようか話し合っていただけだ」
アツコ「でも、ケンカしているようにしか見えなかったし」
千秋「そうか。カナは無駄に声がでかいからな。アツコちゃんが勘違いするのも無理はない」
夏奈「なんだと? それを言うならチアキの姉に対する辛辣な言葉攻めの所為でもあるでしょーぅ」
千秋「それはカナが事あるごとにおかしな発言をするからだろ」
夏奈「どーして私がおかしな発言をすると辛辣になるんだ!?」
千秋「おかしなことを言うやつには厳しくしないとならないからだ。正論が通じないからな」
夏奈「わけわかんねーよぉ!! それがお前流の正論なのかぁ!?」
35: 2013/08/12(月) 17:17:07.92 ID:MhWc1OmQo
アツコ(ど、どうしよう……。事態が悪い方向に行っちゃう……。どうしたら……どうしたら……)オロオロ
春香「ほら、二人とも。アツコの話が終わってないでしょ」パンパンッ
千秋「ああ、申し訳ありません」
夏奈「そうだったのか。ごめん、アツコちゃん」
アツコ(そうだ。そもそもの原因は私がカナちゃんに何も考えずにあげちゃったおやつだ。なら……)
アツコ「そ、そのおやつは、やっぱり私が食べるっ」
夏奈「な、なんだと!? アツコちゃんはくれるって言ったじゃないか!!」
アツコ「だ、だめっ。私が食べるから」
千秋「何故だ? いつもならそんなこと言わないのに」
アツコ「え……?」
夏奈「どうして返せっていうんだー。酷いじゃないかぁ」
アツコ(理由……。確かに理由は必要かもしれない。二人が納得できるだけの理由がないと、カナちゃんもチアキちゃんも歪んだ性格になるかもしれない)
アツコ(他人の私が無責任に叱っちゃいけない。きちんと理由を考えておやつを返してもらわないと……)
夏奈「どうなんだよー」
アツコ「――じ、じつは、私、とってもお腹すいてるんだけどなぁー!!!」
春香「ほら、二人とも。アツコの話が終わってないでしょ」パンパンッ
千秋「ああ、申し訳ありません」
夏奈「そうだったのか。ごめん、アツコちゃん」
アツコ(そうだ。そもそもの原因は私がカナちゃんに何も考えずにあげちゃったおやつだ。なら……)
アツコ「そ、そのおやつは、やっぱり私が食べるっ」
夏奈「な、なんだと!? アツコちゃんはくれるって言ったじゃないか!!」
アツコ「だ、だめっ。私が食べるから」
千秋「何故だ? いつもならそんなこと言わないのに」
アツコ「え……?」
夏奈「どうして返せっていうんだー。酷いじゃないかぁ」
アツコ(理由……。確かに理由は必要かもしれない。二人が納得できるだけの理由がないと、カナちゃんもチアキちゃんも歪んだ性格になるかもしれない)
アツコ(他人の私が無責任に叱っちゃいけない。きちんと理由を考えておやつを返してもらわないと……)
夏奈「どうなんだよー」
アツコ「――じ、じつは、私、とってもお腹すいてるんだけどなぁー!!!」
36: 2013/08/12(月) 17:58:00.29 ID:MhWc1OmQo
夏奈「え?」
千秋「そ、うだったのか……」
アツコ「うん」
夏奈「それならそうと言ってくれれば良いのに」
千秋「ほら、カナ。おやつを返せ」
夏奈「そうだね。ごめんよ、アツコちゃん」
アツコ「分かってくれたんだ」
夏奈「うん」
アツコ「うれしいっ」
千秋「そうか」
アツコ「ハルカ! 私、できたよ!」
春香「アツコ! よくやったわ! これで貴方は優しいだけの女じゃなくなったの!」
アツコ「ハルカのおかげだよ!」
夏奈「なんだ?」
千秋「さぁ」
千秋「そ、うだったのか……」
アツコ「うん」
夏奈「それならそうと言ってくれれば良いのに」
千秋「ほら、カナ。おやつを返せ」
夏奈「そうだね。ごめんよ、アツコちゃん」
アツコ「分かってくれたんだ」
夏奈「うん」
アツコ「うれしいっ」
千秋「そうか」
アツコ「ハルカ! 私、できたよ!」
春香「アツコ! よくやったわ! これで貴方は優しいだけの女じゃなくなったの!」
アツコ「ハルカのおかげだよ!」
夏奈「なんだ?」
千秋「さぁ」
37: 2013/08/12(月) 18:19:50.31 ID:MhWc1OmQo
翌日 高校
マキ「アツコ、なんか嬉しそうだね。なんかあったの?」
アツコ「え? ああ、うん。ちょっとだけ成長したんだ」
マキ「それ以上、大きくなってどうするんの? というか身長なのか胸なのかはっきり言ってくれない?」
保坂「マキ、アツコ」
マキ「うわぁ!! でたぁ!!」
アツコ「保坂先輩。どうかしたんですか?」
保坂「速水を探している。部活のことで少しな」バッ
マキ「なんで脱ぐんですか!?」
アツコ(ここだ。ここで私が少し厳しくならなきゃ……!)
アツコ「ほ、保坂先輩!! あの!!」
保坂「どうした、アツコ?」ズイッ
アツコ「う……」
保坂「オレになにかいいたいことがあるのか? 構わない、言ってみろ」
アツコ「あ、の……あぅ……えと……」
マキ「アツコ、なんか嬉しそうだね。なんかあったの?」
アツコ「え? ああ、うん。ちょっとだけ成長したんだ」
マキ「それ以上、大きくなってどうするんの? というか身長なのか胸なのかはっきり言ってくれない?」
保坂「マキ、アツコ」
マキ「うわぁ!! でたぁ!!」
アツコ「保坂先輩。どうかしたんですか?」
保坂「速水を探している。部活のことで少しな」バッ
マキ「なんで脱ぐんですか!?」
アツコ(ここだ。ここで私が少し厳しくならなきゃ……!)
アツコ「ほ、保坂先輩!! あの!!」
保坂「どうした、アツコ?」ズイッ
アツコ「う……」
保坂「オレになにかいいたいことがあるのか? 構わない、言ってみろ」
アツコ「あ、の……あぅ……えと……」
38: 2013/08/12(月) 18:24:46.09 ID:MhWc1OmQo
保坂「ほら、アツコ。遠慮はなしだ」
アツコ「な、なんでもありませーん!!!」ダダダッ
マキ「まってよぉ!! アツコぉー!!!」
保坂「待て!! アツコ!! オレに何を伝えようとしたんだ!!」ダダダッ
アツコ「私はやっぱり優しいだけの女なんですぅー!!!」
保坂「アツコぉ!!!」
速水「やめろ!!」ドガッ!!
保坂「む。速水か。探していた」
速水「探していたじゃないでしょ!! 後輩追い掛け回してどうーするの!?」
保坂「いや、あのアツコがオレに何か言おうとしていたから気になっただけだ」
速水「はぁ?」
アツコ「うぐっ……ハルカ……私はやっぱり、優しいだけだった……」ギュゥゥ
春香「アツコ、なにがあったの? こんなに震えて……」
おしまい。
アツコ「な、なんでもありませーん!!!」ダダダッ
マキ「まってよぉ!! アツコぉー!!!」
保坂「待て!! アツコ!! オレに何を伝えようとしたんだ!!」ダダダッ
アツコ「私はやっぱり優しいだけの女なんですぅー!!!」
保坂「アツコぉ!!!」
速水「やめろ!!」ドガッ!!
保坂「む。速水か。探していた」
速水「探していたじゃないでしょ!! 後輩追い掛け回してどうーするの!?」
保坂「いや、あのアツコがオレに何か言おうとしていたから気になっただけだ」
速水「はぁ?」
アツコ「うぐっ……ハルカ……私はやっぱり、優しいだけだった……」ギュゥゥ
春香「アツコ、なにがあったの? こんなに震えて……」
おしまい。
40: 2013/08/12(月) 20:40:16.48 ID:nPwRf8vAO
ファミレス回のアツコはこんな感じだったぞ
43: 2013/08/13(火) 13:02:00.92 ID:Fb/ZQRfxo
これはとてもいいものだ
引用: みなみけ
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります