1: 2013/09/28(土) 20:03:33.68 ID:OnmBI7nS0
ある日の午後


ペリーヌ「あぁ、今日も坂本少佐はお美しいですわ」ポワ~ン

宮藤「そうかなぁ?坂本さんはいつも通りだけど・・・」

ペリーヌ「あなた、わたくしの話を聞いていませんでしたの?」ハァ

ペリーヌ「今日“も”お美しいと言いましたのに」

宮藤「あ、そうですか」

2: 2013/09/28(土) 20:09:03.10 ID:OnmBI7nS0
ペリーヌ「あぁ、いつになったら、少佐にわたくしの気持ちを気づいてもらえるのかしら」

宮藤「ねぇペリーヌさん」

ペリーヌ「なんですの?宮藤さん」

宮藤「ペリーヌさんて坂本さんのこと好きなの?」

ペリーヌ「え、えぇそうよ。“あなたが来るずっと前から”ね!」

宮藤「でも坂本さんは女の子だよ?」

ペリーヌ「はぁ?それがどうしたっていうんですの?」

宮藤「普通、恋愛って男の人とするものじゃないのかなぁ?」

5: 2013/09/28(土) 20:14:58.94 ID:OnmBI7nS0
ペリーヌ「はぁ。いいですか?恋愛に性別は関係ありません!」

ペリーヌ「そんなことを気にしているようでは、まだまだ子供ですわね」

宮藤「そうかなぁ」

ペリーヌ「そうよ」

ペリーヌ「ってあら、あれは少佐っ!では宮藤さん、わたくしはこれで」スタコラサッサ

サカモトショウサァ~ オォペリーヌ、ナンダクンレンカ? ハイゼヒゴイッショサセテクダサイ! ソーカソーカ、ヨォーシイクゾペリーヌ! ハイッ!!

宮藤(でも、女の子同士って変、だよね。わたしが間違ってるのかなぁ)ウーン

10: 2013/09/28(土) 20:22:27.11 ID:OnmBI7nS0
シャーリー「おぉ、宮藤じゃないか。こんな所でどうしたんだ?」ポヨン

宮藤「別になんでもないですよ。シャーリーさんこそどうしたんですかぁ?」オォッ

シャーリー「ん?あたしか?あたしは部屋に行ってたんだ」

シャーリー「ちょっと工具を部屋に忘れててね」ポヨヨン

宮藤「またストライカーの改造ですか?」オオオッ

シャーリー「いや、今日は整備だけだ。宮藤も来るか?」

宮藤「はい、お邪魔じゃなければ・・・」

11: 2013/09/28(土) 20:28:05.18 ID:OnmBI7nS0
シャーリー「全然邪魔なんかじゃないぞ。寧ろ大歓迎だ」

シャーリー「宮藤は一緒にいて楽しいからなぁ」アハハハ

宮藤「ありがとうございます!」

シャーリー「じゃあ行こうか」

宮藤「あ、シャーリーさん」

シャーリー「どうした?宮藤」

宮藤「後で時間頂いても良いですか?話したいことがあるんです」

シャーリー「ん?ああ、全然かまわないよ」

13: 2013/09/28(土) 20:34:36.05 ID:OnmBI7nS0
     ・
     ・
     ・

シャーリー「これでよし、っと」カチャカチャ

シャーリー「それで?話があるんだろ?」

宮藤「えっと・・・シャーリーさんは、女の子同士の恋愛ってどう思いますか?」

シャーリー「えぇっ?い、いいんじゃないかな。えっと、あ、愛があれば」

宮藤「そうですか・・・」
  (シャーリーさんまで・・・わたしがまだ子供なのかなぁ)

17: 2013/09/28(土) 20:47:51.60 ID:OnmBI7nS0
シャーリー(ハッ、この雰囲気・・・まさか告白!?ついにあたしの思いが届いたのか)ホロリ

シャーリー(いやダメだ、あたしから告白しよう!り、両想いだよな・・・?)

シャーリー「宮藤、あたしはお前のことがすきだ」ドキドキ

宮藤「??わたしもシャーリーさんのこと好きですよ?」

シャーリー「そ、そうか」ホッ

宮藤「あ!そういえば、わたしお夕飯作らなくちゃっ」

宮藤「すみません、変なこと聞いちゃって」

シャーリー「え、あ、ああ。気にしてないぞ」

シャーリー「それより、宮藤の飯期待してるぞー」

宮藤「はい、心をこめて作りますね~」スタコラサッサ

25: 2013/09/28(土) 20:58:34.03 ID:OnmBI7nS0
     ・
     ・
     ・
夕飯時


ワイワイガヤガヤ

ルッキーニ「芳佳~おかわり~」

宮藤「今いくねー、ルッキーニちゃん」ヨイショ

バルクホルン「おい宮藤、こっちも早く頼む」オカワリッ

シャーリー「む・・・」

宮藤「は~い、ちょっと待っててください。すぐ行きますね」パタパタ

27: 2013/09/28(土) 21:04:23.43 ID:OnmBI7nS0
シャーリー「・・・おいバルクホルン」

バルクホルン「なんだ?シャーリー」

シャーリー「それぐらい自分でやれよ」

バルクホルン「なんだと?どうしてそんなことをお前に言われなければならないんだ?」

バルクホルン「それに、わたしよりもまず、ルッキーニ少尉に対して言うべきだろう」

シャーリー「宮藤がルッキーニのことをやってて手が空いてないのは明らかだろ」

シャーリー「それなのに、自分でやろうとしないから言ったんだ」

バルクホルン「別にお前が困るわけではないのにか?おかしな奴だ」

30: 2013/09/28(土) 21:13:21.15 ID:OnmBI7nS0
シャーリー「宮藤が大変だろ!」ダンッ

宮藤「あの・・・2人とも落ち着いてくださいよぉ」オロオロ

バルクホルン「宮藤は嫌なら嫌と言うはずだ」

シャーリー「いや、宮藤は言わないで無理するタイプだ」

バルクホルン「そんなことはない」

シャーリー「あるね」

32: 2013/09/28(土) 21:17:24.08 ID:OnmBI7nS0
バルクホルン「なんなんださっきから。お前は宮藤のなんなんだ、保護者気どりか?」

シャーリー「なんなんだ、だって?」

シャーリー「・・・あ、あたしは宮藤の恋人だっ!」

一同「は?」

バルクホルン「お前は何を言ってるんだ?」

バルクホルン「お前が宮藤の恋人だと?笑わせるな。冗談は胸だけにしておけ」

シャーリー「いや事実だ。さっき好きだって言われたよ」フフン

34: 2013/09/28(土) 21:24:30.60 ID:OnmBI7nS0
リーネ「そうなの、芳佳ちゃん!?」

宮藤「え、う、うん。確かに言ったけど・・・」

バルクホルン「なん・・・だと・・・」ガクッ

ペリーヌ「イエスッ」ガッツポ

坂本「宮藤の飯はうまいなぁ。はっはっはっはっ」ムシャムシャ

ミーナ(美緒、空気を読んでちょうだい)

36: 2013/09/28(土) 21:29:57.96 ID:OnmBI7nS0
エイラ(み、宮藤が!?よーし、わたしもいつかサーニャに・・・)

サーニャ(シャーリーさん羨ましい・・・)シュン

エイラ(きっとサーニャも同じことを考えてるんダナ)ドキドキ

エーリカ「トゥルーデうるさ~い」

ルッキーニ「芳佳~、シャーリーとっちゃやーだー」

宮藤「え~、別にとってないよぉ」

ミーナ「はいはい、みなさん静粛に」パンパン

ミーナ「一旦落ち着いて話し合いましょう」

39: 2013/09/28(土) 21:35:37.85 ID:OnmBI7nS0
     ・
     ・
     ・

ミーナ「まず、シャーリーさんに聞きます。宮藤さんの恋人ということですが・・・」

シャーリー「ああ、そうだよ。さっき告白したんだ」

宮藤(えっ・・・?告白されてたの?)

シャーリー「そしたら宮藤も好きだって言ってくれたんだ」

ミーナ「そうなの?宮藤さん」

宮藤「えっと、はい・・・」

41: 2013/09/28(土) 21:41:04.28 ID:OnmBI7nS0
バルクホルン「脅されてたりしてるわけじゃないんだな?」

シャーリー「そんなことするわけないだろっ!」ガタッ

ミーナ「落ち着いてシャーリーさん。トゥルーデも煽らないの」

バルクホルン「可能性の話をしただけなんだがな。図星だから焦ったんじゃないのか?」

シャーリー「あんだと?もっぺん言ってみろ」

ミーナ「やめなさい、2人とも」ゴゴゴゴ

シャーゲル「・・・・・・フン」

44: 2013/09/28(土) 21:47:46.21 ID:OnmBI7nS0
ミーナ「よろしい。では何かある人は挙手してください」

エイラ「はいはいはい!」

ミーナ「どうぞ、エイラさん」

エイラ「シャーリーはどんな告白をしたんダ?」

シャーリー「ん?普通に好きだって言っただけだよ」

エイラ「本当にそれだけなのカー?」

シャーリー「そうだよ。結構恥ずかしかったんだぞ」

エイラ(あんまり参考にならないナ・・・)

47: 2013/09/28(土) 21:52:51.32 ID:OnmBI7nS0
ミーナ「他にはいないかしら?」

坂本「ちょっといいか?」

ミーナ「えっ、えぇいいわよ、美緒」


エーリカ(少佐が発言、か・・・)ザワ

サーニャ(場の雰囲気が一気に変わった・・・)ザワ

リーネ(こ、これは・・・)ザワ

ペリーヌ(一波乱ありそうですわね・・・)ザワ

ルッキーニ(うじゅ・・・)ウジュ

48: 2013/09/28(土) 21:59:16.60 ID:OnmBI7nS0
坂本「宮藤の言った“好き”はどういう意味なんだ?正直に答えてくれ」

宮藤「えっと、その・・・」チラッ

シャーリー(お、おい。なんで申し訳なさそうにこっちを見るんだよ・・・っ)

宮藤「この501の仲間としてです」

坂本「やはりそうか・・・」

シャーリー「ほ、本当なのか・・・?宮藤・・・」

宮藤「ごめんなさいシャーリーさん」

51: 2013/09/28(土) 22:06:15.85 ID:OnmBI7nS0
バルクホルン「ほら見ろ、勘違いじゃないか。あれだけ堂々としてたのにな」フッ

バルクホルン「恥ずかしい奴だ。宮藤もさぞ迷惑だっただろう」

宮藤「バルクホルンさん!そんな言い方しなくても・・・」

シャーリー「ハ、ハハ。そうだよな、恥ずかしいなぁあたしったら」

シャーリー「バルクホルンの言うとおりだよ」

52: 2013/09/28(土) 22:11:45.82 ID:OnmBI7nS0
シャーリー「ごめんな宮藤。迷惑、だった・・よ・・・な・・・・うぅ」グスッ

バルクホルン「な、泣くことはないだろう。すまない、す、少し言い過ぎたなっ」オロオロ

宮藤「シャーリーさん、あの・・・」

シャーリー「いいんだ・・・うぅ、慰めとかならいらないよ・・・」ポロポロ

55: 2013/09/28(土) 22:16:45.36 ID:OnmBI7nS0
坂本「ちょっといいか?」

エーリカ(少佐が連続で発言するなんてっ・・・)ザワザワ

サーニャ(また場の雰囲気が変わるわ・・・)ザワザワ

エイラ(サーニャかわいいんダナ)

リーネ(こんなことがっ・・・)ザワザワ

ペリーヌ(第二波といったところかしら・・・)ザワザワ

ミーナ(美緒ならなんとかしてくれる・・・・・)ザワザワ

バルクホルン(や、やはりシャーリーにフォローをいれた方がいいのだろうか?)ザワザワ

ルッキーニ(うじゅじゅ)ウジュジュ

56: 2013/09/28(土) 22:23:15.35 ID:OnmBI7nS0
坂本「宮藤、お前の軽率な発言のせいでこんなことになったのはわかるな?」

宮藤「はい」

シャーリー「少佐、宮藤を責めないでやってくれ・・・これはあたしの・・・」

坂本「なぁ宮藤。シャーリーのことは好きか?」

坂本「もちろん、恋愛対象としてだ」

宮藤「わたしは・・・」

宮藤(どうなんだろう。女の子同士なのに・・・・・)

59: 2013/09/28(土) 22:32:39.53 ID:OnmBI7nS0
宮藤(・・・違う、女の子同士とか関係ないんだ・・・)

坂本「どうなんだ?宮藤」

宮藤「好きです。シャーリーさんのこと」

シャーリー「無理するなよ。本当のこと言ってくれ」

宮藤「だって、シャーリーさんのこと考えると切なくなるし、」

宮藤「一緒にいると、幸せな気持ちになれます!」

シャーリー「宮藤・・・」

61: 2013/09/28(土) 22:40:33.79 ID:OnmBI7nS0
宮藤「ずっと、女の子同士だからそんなのおかしいって思ってました」

宮藤「けど、今なら自分の気持ちに正直になれます」

宮藤「わたし、シャーリーさんが好きです!これからもずっと一緒にいたい!」

坂本「はっはっはっ。よく言ったな、宮藤!それでこそ扶桑の魔女だっ!」

シャーリー「ありがとう、宮藤。わたしも好きだ、大好きだ!」

66: 2013/09/28(土) 22:46:27.38 ID:OnmBI7nS0
シャーリー「だから、その・・・キスしても、いいか?」

宮藤「えぇっ、ここでですか!?皆見てますよぉ」アセアセ

シャーリー「問題ないさ、なんたって501公認カップルだからな」

宮藤「む~、わかりました。ちょっとだけですよ?」

シャーリー「ああ」チュッ

宮藤「んっ・・・あっ・・・んむぅっ!?」

シャーリー「はぁ・・・ちゅぅ・・・んはぁ」ハァハァ

宮藤「ぷはぁ。シャーリーさん!ちょっとだけって言ったじゃないですかぁ!」

シャーリー「悪い、なんか止まんなかった」アハハ

シャーリー「でも、これでもう宮藤はあたし専用だな」

宮藤「もう、なんですかそれ」

72: 2013/09/28(土) 22:56:21.90 ID:OnmBI7nS0
坂本「うむ、これで一件落着だな」

バルクホルン「これからはシャーリーも妹になってしまうのか・・・」ブツブツ

エーリカ「」スースー

サーニャ(わたしも芳佳ちゃんとベロチューしたいな。ベロだけに舌いってか)

エイラ「サーニャ~、なんか終わったみたいだし部屋に戻らないカ?」

ペリーヌ(わたくしもいずれ坂本少佐と・・・・)ウヘヘヘヘ

リーネ(うわぁペリーヌさん・・・)ウワァ

ルッキーニ「」スースー

ミーナ(流石ね、美緒。)

ミーナ「じゃあ話も一段落ついたみたいなので、今日は解散」パンパン


おしまい

73: 2013/09/28(土) 22:56:31.72 ID:aA6WEd0tO
501JFW崩壊

74: 2013/09/28(土) 23:00:31.93 ID:q+7EW3r70
ミーナさん尻叩くなよ

75: 2013/09/28(土) 23:01:17.08 ID:EfKo+qQI0
サーニャww

引用: 宮藤「好きです、シャーリーさんのこと」