1: 2013/03/10(日) 23:39:50.92 ID:QH6R8kN1o
ミリオンライブの二階堂千鶴がメインです
注意 ・作者がSS初心者であること
・ゲームが始動して日が浅いため情報不足なところがあります
拙い作品ですが楽しんでいただければ幸いです
注意 ・作者がSS初心者であること
・ゲームが始動して日が浅いため情報不足なところがあります
拙い作品ですが楽しんでいただければ幸いです
2: 2013/03/10(日) 23:41:54.97 ID:QH6R8kN1o
~ある朝のこと~
千鶴「ご機嫌よう、プロデューサー」
P「おはよう。今日はレッスンだったか?」
千鶴「そうですけど、担当アイドルの予定ぐらい覚えておくべきじゃないかしら?」
P「覚えてるさ。千鶴こそちゃんと覚えてるか?」
千鶴「このわたくしが物忘れをするはずはありませんが、一体なんのことですの?」
P「昨日と髪型が違うぞ」
千鶴「えっ!? そんなことあるわけないですわ! 今朝だって何回もチェックして!」
P「すまん気のせいだったわ」
千鶴「ご機嫌よう、プロデューサー」
P「おはよう。今日はレッスンだったか?」
千鶴「そうですけど、担当アイドルの予定ぐらい覚えておくべきじゃないかしら?」
P「覚えてるさ。千鶴こそちゃんと覚えてるか?」
千鶴「このわたくしが物忘れをするはずはありませんが、一体なんのことですの?」
P「昨日と髪型が違うぞ」
千鶴「えっ!? そんなことあるわけないですわ! 今朝だって何回もチェックして!」
P「すまん気のせいだったわ」
3: 2013/03/10(日) 23:43:48.42 ID:QH6R8kN1o
千鶴「そ、そうですか。当然ですわ」
P「やっぱ気のせいじゃないよなぁ。ヘアメイクの人が違うのか?」
千鶴「ええと、そうですの! 人によって雰囲気が違うのは当然ですわね!」
P「へー、俺は前の方が好きだけどなー」
千鶴「じゃ、じゃあ前の人をまた雇うことにしますわ!」
P「はは、お嬢様はすごいなー」
千鶴「当たり前ですわ! おーっほっほっほ、げほっ、ごほっ!」
4: 2013/03/10(日) 23:48:09.45 ID:QH6R8kN1o
~小鳥デスク~
千鶴「ちょっと、小鳥さん?」
小鳥「千鶴ちゃん? どうかしたの?」
千鶴「わたくしの髪型を見てどう思います?」
小鳥「髪型? いつもどおりだと思うけど……」
千鶴「プロデューサーに昨日と違うと言われましたの。どこか違うかしら?」
小鳥「そうねぇ、本人に聞いてみたら?」
千鶴「そうするしかありませんわよね……」
プロデューサー! さっきのこと……冗談!? なんなんですの!
小鳥「ふふ、かわいい子が入ってきたわねぇ」
5: 2013/03/10(日) 23:49:51.42 ID:QH6R8kN1o
~別の日~
春香「おはようございまーす」
P「春香か、おはよう」
千鶴「ご機嫌よう、春香」
春香「プロデューサーさんに千鶴さん、おはようございます」
P「どうした春香、少し疲れてるみたいだけど」
春香「えへへ、それがちょっと電車が混んでまして……」
千鶴「わかりますわ。あれはいつまで経っても慣れるものではありませんわね」
春香「千鶴さんもですか?」
千鶴「距離は短いですけどね。朝は大体満員ですわ」
6: 2013/03/10(日) 23:51:12.19 ID:QH6R8kN1o
春香「私、普段は席に座ってるから満員でもそこまで気にならないんですけど、今日は立つことになっちゃって」
千鶴「何かありましたの?」
春香「それがお婆ちゃんが立ってたので席を譲ったんです。人が増えてきてたのでそこからは……」
千鶴「春香は優しいのね。なかなかできないことですわ」
春香「大したことじゃないですよ!」
P「(千鶴が満員電車ってつっこむべきなのか?)」
春香「疲れたときこそ甘いものですよ! というわけでじゃーん!」
千鶴「クッキー? これ春香が作りましたの?」
P「春香はお菓子作りが趣味だからな。俺もひとつ頂くよ」
春香「はいプロデューサーさん、千鶴さんもどうぞ!」
P「うまいな。さすが春香だ」
春香「ありがとうございます!」
千鶴「これは! プロ並みの味ですわ~!」
7: 2013/03/10(日) 23:54:04.46 ID:QH6R8kN1o
~休憩中~
千鶴「春香、ちょっといいかしら」
春香「千鶴さん? どうかしましたか?」
千鶴「春香はお菓子作りが趣味なのよね」
春香「はい。小さいころからお母さんと作ってて、最近は1人でよく作るんです」
千鶴「お菓子作りって大変と聞きますけど、難しいのかしら」
春香「うーん、慣れるまでは大変だと思います」
千鶴「やっぱり難しいものなのね」
8: 2013/03/10(日) 23:54:57.46 ID:QH6R8kN1o
春香「でも、私は作ってて楽しいのであんまり大変だと思うことはないですよ?」
千鶴「そう。……聞きたいのですけど、安くてお手軽にできるお菓子ってないかしら」
春香「ありますよ! 今度作って持ってきましょうか?」
千鶴「春香がよろしいのでしたら、ぜひお願いしますわ」
春香「楽しみにしててくださいね。千鶴さん!」
千鶴「ええ、楽しみに待ってますわ」
9: 2013/03/10(日) 23:56:13.72 ID:QH6R8kN1o
~別の日~
雪歩「プロデューサー、お茶どうぞです」
P「おお雪歩か、ありがとな」
雪歩「いえいえ、二階堂さんもどうぞ」
千鶴「頂きますわ」
P「おお、あったまる。雪歩のお茶はおいしいなぁ」
雪歩「ありがとうございます。まだ肌寒いですからね」
10: 2013/03/10(日) 23:57:09.47 ID:QH6R8kN1o
P「千鶴は雪歩のお茶を飲むのは初めてだったな。どうだ?」
千鶴「本当に美味しいですわ。良い茶葉を使っているのね?」
雪歩「ええと、お気に入りの茶葉ですけど、値段はそんなに高くないです」
千鶴「そ、そうでしたの?」
雪歩「はい。普通に売ってる茶葉でも、入れ方次第でより美味しくなるんです!」
P「雪歩のお茶には心が篭ってるからな!」
雪歩「そ、そんなに褒めても何も出ませんよぉ」
千鶴「むむむ……」
11: 2013/03/10(日) 23:58:32.79 ID:QH6R8kN1o
~小鳥デスク~
千鶴「ちょっと、小鳥さん?」
小鳥「今度はどうしたの?」
千鶴「お茶の入れ方ってわかるかしら?」
小鳥「お茶? お茶は雪歩ちゃんに聞いたほうがいいと思うけど、千鶴ちゃんって紅茶派じゃなかった?」
千鶴「それが……」
小鳥「うーん、無理にお茶の入れ方を練習するより、自分の好きなほうを練習するべきじゃないかしら」
千鶴「確かにそうですけれど、プロデューサーはお茶の方が好きそうだし……」
12: 2013/03/10(日) 23:59:50.04 ID:QH6R8kN1o
小鳥「それはね? 雪歩ちゃんのお茶だからよ」
千鶴「雪歩が入れたお茶?」
小鳥「そう。だから千鶴ちゃんが紅茶を入れてあげればきっと喜んでくれるはずよ!」
千鶴「そう、ですわね!」
小鳥「ところで千鶴ちゃん、もしかしてプロデューサーさんに喜んでもらうために」
千鶴「そうと決まれば早速行ってきますわ!」
小鳥「あら、行っちゃった。でも面白いことになってきたわ!」
13: 2013/03/11(月) 00:04:29.78 ID:Eo6PIRjFo
~給湯室~
千鶴「雪歩、ちょっといいかしら」
雪歩「二階堂さん? どうかしたんですか?」
千鶴「雪歩はお茶を淹れるとき、心を込めてるのよね?」
雪歩「は、はい! 美味しくなるようにって思いながら入れれば、普段より美味しくなると思うんです!」
千鶴「美味しくなるように、ね」
雪歩「勿論きちんとした入れ方を学ぶことも大事だと思います。ですけど飲む人にとって大事なのは、その人が入れてくれたこと、って思うんです」
雪歩「あっ! わ、私、なんだかすっごい偉そうに言っちゃっいました! す、すいません!」
千鶴「構いませんわ。小鳥さんにも同じことを言われましたの」
14: 2013/03/11(月) 00:05:14.93 ID:Eo6PIRjFo
雪歩「そ、そうなんですか?」
千鶴「ええ。それにしても雪歩はお茶のことになると真剣ですわね。普段はもっと控えめですのに」
雪歩「うぅ、お茶のことになるとつい熱くなっちゃうんですぅ」
千鶴「すごいですわ。わたくしなんて、ペットボトルのお茶を玉露なんて言っちゃって……。ってこの話はまずいですわ!?」
雪歩「つ、疲れてる時に飲むお茶は最高においしいですから! そういう勘違いもあると思います!」
千鶴「そ、そうですわよね! おーっほっほっほっほ!」
15: 2013/03/11(月) 00:06:14.17 ID:Eo6PIRjFo
~別の日~
P「今日はお疲れ様、千鶴、やよい。ついでに家まで送っていこうか?」
千鶴「駅まで送ってくだされば十分ですわ」
P「やよいはどうする?」
やよい「それじゃあ私も駅まででお願いします!」
P「大丈夫か? 千鶴はともかくやよいは遠慮しなくてもいいんだぞ?」
16: 2013/03/11(月) 00:06:59.48 ID:Eo6PIRjFo
やよい「今日は駅の近くのスーパーで特売があるんです! まだやってるかは分からないんですけど、一応覗いてみようかなーって!」
P「そうかそうか。それじゃ出発するか!」
千鶴「ちょっとプロデューサー? わたくしはともかくってどういう意味ですの!?」
P「千鶴のことは信じてるから大丈夫ってことだ!」
千鶴「ふ、ふん! そんなこと言ったって許しませんわ!」
17: 2013/03/11(月) 00:07:53.11 ID:Eo6PIRjFo
~駅~
P「それじゃ2人とも、気をつけて帰れよ」
やよい「さようならです、プロデューサー! 千鶴さん!」
千鶴「やよい、ちょっと」
やよい「はい? どうかしましたか?」
千鶴「そのスーパーにわたくしも用がありますの。一緒に行きません?」
やよい「本当ですか!? それじゃ行きましょう!」
18: 2013/03/11(月) 00:08:52.04 ID:Eo6PIRjFo
千鶴「それにしても、やよいは偉いですわね」
やよい「私が一番お姉ちゃんですから。お父さんお母さんも忙しいから私ががんばらないと!」
千鶴「そうですの。確か5人ぐらい下にいるのよね?」
やよい「はい! 長介、かすみ、浩太郎、浩司、こうぞうです!」
千鶴「多いですわね。ご飯もやよいが作っているのでしょう?」
やよい「お母さんがいないときは。でもでも、最近は長介も手伝ってくれてすごく助かってます!」
千鶴「いい弟がいますのね」
やよい「はい! それにおいしいって言ってくれるから、もっとがんばろーって思うんです!」
19: 2013/03/11(月) 00:09:25.60 ID:Eo6PIRjFo
千鶴「なんだかとっても楽しそうね。羨ましいわ」
やよい「羨ましい、ですか? 伊織ちゃんも同じこと言ってたなぁ」
千鶴「そうなんですの?」
やよい「使用人はいっぱいいるけど家族が家にいることは殆ど無い、って言ってました」
千鶴「伊織もまだ中学生ですわ。やっぱり家族が恋しい時はあるんでしょうね」
やよい「そうですよね。何回か泊まりに行ったことあるんですけどすっごく広くて! それで眠れなくて伊織ちゃんの部屋で一緒に寝ちゃうんです」
千鶴「2人とも仲がいいのね」
やよい「はい! とっても仲良しです!」
20: 2013/03/11(月) 00:10:23.70 ID:Eo6PIRjFo
~スーパー~
やよい「千鶴さんは何を買うんですか?」
千鶴「そうねぇ、あれとこれとそれも、あとは……」
やよい「なんだか誰かと買い物するの久しぶりです。楽しいですね!」
千鶴「わたくしも普段は1人で買い物ですから、こういうのもいいですわね!」
千鶴さーん、これお買い得ですー! あら、本当ですわ!
半額、どうするべきかしら。 千鶴さん、すっごい真剣です!
21: 2013/03/11(月) 00:11:00.85 ID:Eo6PIRjFo
千鶴「良い買い物でしたわ!」
やよい「私もお買い得商品がいっぱいで大満足です!」
千鶴「もう随分日が落ちてきましたわ。家まで送りましょうか?」
やよい「ここからならそんなに遠くないので1人でも大丈夫です。ありがとうございます!」
千鶴「やよい、あなたもまだ中学生ですわ。甘えてもいいときは、思いっきり甘えるものですわよ?」
やよい「うぅ、それじゃあお願いします!」
千鶴「それでよろしい! 帰りますわよ、やよい!」
やよい「はい!」
22: 2013/03/11(月) 00:12:14.67 ID:Eo6PIRjFo
やよい「ところで千鶴さんっておじょうさまなんですか?」
千鶴「えっ!? も、勿論ですわ!?」
やよい「伊織ちゃんと同じですね! どんなお家なんですか?」
千鶴「それは……、残念ですが言えない決まりなんですの!」
やよい「そうなんですか? 無理に聞いちゃってごめんなさいです……」
千鶴「気にしなくてもいいのですわ!」
やよい「ほんとですか! よかった~」
千鶴「(……心が痛みますわ。やよいには本当のことを言ってもいいかしら)」
23: 2013/03/11(月) 00:13:07.68 ID:Eo6PIRjFo
~別の日~
千鶴「おはようございます」
P「おお千鶴か。おはよう」
千鶴「あっ、ごほんッ! ご機嫌よう、プロデューサー!」
P「千鶴はいつも早いな」
千鶴「これぐらい当然のことですわ」
春香雪歩やよい「おはようございまーす!」
24: 2013/03/11(月) 00:14:04.23 ID:Eo6PIRjFo
P「おはよう、3人一緒なんて珍しいな」
春香「下のほうでばったり会っちゃって! そうだ千鶴さん、お菓子持ってきましたよ!」
千鶴「これが前に言ってたお菓子ですの?」
やよい「春香さん、これってパンですか?」
春香「そうだよ。パンと砂糖とマーガリンがあれば誰でも簡単にできるの!」
雪歩「それじゃ、私お茶入れてきますね」
千鶴「……雪歩、今日は私に任せてくれないかしら」
雪歩「二階堂さん、わかりました。頑張ってくださいね!」
25: 2013/03/11(月) 00:20:31.28 ID:Eo6PIRjFo
~しばらくして~
千鶴「出来ましたわ。さぁ皆さん、どうぞですわ!」
P「おっ! 今日は千鶴が入れてくれたのか?」
春香「これって紅茶ですよね。 良い香りです!」
やよい「千鶴さん、これってあの時買った茶葉ですよね?」
千鶴「そうですわ。あれから練習もしましたし、きっとおいしいですわ!」
雪歩「ふわぁ、これすごく美味しいですよ!」
春香「それに甘いお菓子にとっても合います!」
やよい「紅茶ってあんまり飲まないんですけど、こんなにおいしいんですね!」
26: 2013/03/11(月) 00:31:25.11 ID:Eo6PIRjFo
千鶴「て、照れますわ。プロデューサーは、どうですか?」
P「ああ、おいしいよ。ありがとな、千鶴!」
千鶴「わ、わたくし二階堂千鶴にとってこれぐらい当然のことですわ! おーっほっほっほっほっほ!」
雪歩「二階堂さん、大成功ですね!」
千鶴「ええ! 雪歩、ありがとうですわ」
雪歩「私なんて何もしてないですよ。二階堂さんががんばったからです!」
千鶴「ふふっ、そうだ。小鳥さんにもお礼を言わないと!」
27: 2013/03/11(月) 00:32:18.68 ID:Eo6PIRjFo
~小鳥デスク~
千鶴「小鳥さん、ちょっといいかしら」
小鳥「つーん、どうせ私は除け者ですよーだ」
千鶴「そんなに拗ねてるとあげませんわよ?」
小鳥「頂きます! うーん、お菓子も紅茶もおいしいわ!」
千鶴「小鳥さんのおかげでティーパックから卒業できましたし、一応感謝してますわ」
小鳥「いいのよそんなこと。それよりプロデューサーはどうだったの?」
28: 2013/03/11(月) 00:32:47.99 ID:Eo6PIRjFo
千鶴「おいしい、おいしいって喜んでくれましたわ」
小鳥「ふふっ、一歩前進ね!」
千鶴「そ、そんなんじゃありませんわ!」
小鳥「あらあら、顔真っ赤になっちゃって! 若いっていいわねぇ」
千鶴「わたくしはプロデューサーのことなんて何とも思っていませんわ!」
29: 2013/03/11(月) 00:34:11.25 ID:Eo6PIRjFo
~後日~
P「ふぅ、ちょっと休憩するか。千鶴ー、紅茶入れてくれー」
千鶴「ティーパックならあちらにありますわよ」
P「千鶴が入れた紅茶が飲みたいんだよー」
千鶴「今は茶葉がありませんので、ティーパックでも構わないかしら」
P「いいよいいよ、お菓子用意しとくからさ」
千鶴「まったく、しょうがないですわね。この二階堂千鶴が特別に入れてあげますのよ? 感謝することですわ」
P「おう、いつもありがとな」
千鶴「ふんっ! 今日のところはそれで許してあげますわ! おーーっほっほっほ、ごほっ、ごほっ!」
30: 2013/03/11(月) 00:49:25.06 ID:Eo6PIRjFo
とりあえずこれにて終わりです。
なんだか書きながらすごい迷走してました。
ギャグでいくべきなのか、可愛さ重視でプロデューサーとイチャイチャいくべきか。
結果、765プロアイドルと絡みながら進めていくというよくわからない話に。
二階堂千鶴の良さが少しでも伝われば嬉しいですね。
他のアイドルとの絡みも書くかもしれないので依頼は保留にしておきます。
それではありがとうございました
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