132: 2013/04/26(金) 23:45:07.13 ID:XBHkZa8e0

渋谷凛「おは…」

晶葉「おはよう凛!よく来たな!」ガシッ

凛「えっ…いきなり何?」

P「おはよう、凛」

凛「おはようプロデューサー、それでなに?この無駄にハイテンションな晶葉は?」

P「実はこれには深い事情がなくてだな」

凛「ねぇ…その一々フェイントをかけるような言い回し、止めた方がいいと思うけど?」

P「いやぁ、こう言われて、一瞬ポカンとするお前達の表情が見たくてな。だからこれはあえてのだから無理」

凛「性質の悪い趣味だよね」

P「それはお前達がどんな表情をしても、最高に可愛いから仕方ないんだよ。まぁでも、もう凛は大した反応してくれないし…凛にはもう止めるか」

凛「えっ…?な、なんかそれはそれで寂sうわっ!?」

晶葉「何時まで私を放って駄弁っている気だね?さぁさぁ凛もいざ会議室へ!」グイグイ

凛「えっ?ちょっと、何で会議室なんかに…?」

P「うーん、何か効果的で意表を突ける、新しい凛へのイタズラはないものか…」スタスタ

134: 2013/04/27(土) 10:30:34.60 ID:zg643FJ70
凛「ねぇ、プロデューサー…今度はなにをしたの?」

P「えっ?何で俺のせいって決めつけて?」

凛「だってみんなをこんな風に出来るなんて、プロデューサー以外にいないでしょ…一体どんな甘い言葉をささやいたの?」

P「そこまでお見通しか。流石は凛だな…でも大半は晶葉のせいだぞ?俺はとどめをさしたに過ぎん」

凛「そのとどめをさす必要性は?」

P「特にない!」

凛「はぁ…」

晶葉「解析完了っと。P、準備はいいかな?」

P「あぁ、了解。凛、そこから動くなよ」

凛「えっ?うん、分かったけど…何が始まるの?」

晶葉「百聞は一見にしかず。見れは分かるさ。さぁでは、渋谷凛の潜在意識に宿る願望を…Action!」

パッ

135: 2013/04/27(土) 10:36:10.59 ID:zg643FJ70
凛『…』

凛「…私?」

P「おぉ、初めて俺がいない。けど、それはそれで嫌だな…って、あれ…?このテーブルに座布団とか、なんか凄く見覚えが…」

凛『プロデューサー、まだかな…』

凛「見覚えも何も、これプロデューサーの家でしょ」

P「だよなぁ」

晶葉「なにっ…?では、凛はPの家を知っていると言う事か?おいP、私にはいつも未成年がどうの、スキャンダルがどうのと言って自宅の場所を教えてくれないくせに、それは一体どういう事だ?」

P「凛がデビューした時に、そのお祝いをうちでやったんだよ。だからだよ。あぁ、もちろん社長とちひろさんも一緒にな。凛は俺にとって初めてのアイドルだったから、嬉しくてどうしても凛のお祝いだけはうちでやりたくてな。まぁ、凛はもっと高くて良い店に行きたかったかもしれないがな」

凛「別にそんなことなかったけど。楽しかったし嬉しかったし、プロデューサーの料理はおいしかったし」

晶葉「くっ、これが正妻と言われる所以か…」

P「それにその後に凛にも、俺の家には来ちゃダメだって言いつけてあるからな。それ以来、凛も一度も来てないよ」

晶葉「むぅ…続けるか」ピッ

凛『…まーだーかなー』ソワソワ

P「しかしこの凛は、いつもの制服の上にエプロン姿か…これはいいな」

凛「って言うかだから何で私が?こんなの撮った覚えがないんだけど…」

凛『!』ハッ

凛『…』タッタッタッ

凛『…』チョコン

凛『…』ワクワク

ガチャ

P『ただいまー』

凛『おかえりプロデューサー』

P『おぉ、今日も玄関待機ご苦労様』

凛『別に。全然待ってないから気にしないで。鞄とコート』

P『はいはい、すまんな』スッ

凛『ん。お風呂とごはんどっちにする?どっちも用意できてるよ』

P『そこは凛という選択肢はないのか?』

凛『…ばか。それでどっち?』

P『今日は忙しくて昼食べてないから飯が先で』

凛『ん。分かった。温めて盛り付けておくから、着替えちゃってね』

P『はーい』

晶葉「なんか普通だな」

P「あぁ、卯月なみに普通だな」

凛「ねぇ、ホントになんなのこれ?恥ずかしいんだけど…///」

139: 2013/04/27(土) 14:42:29.54 ID:zg643FJ70
P「おっ、場面が切り替わったな。おぉ、美味そうな料理…得意なのか?」

凛「えっ…う、うん、最近練習してて…」

P「ほう。じゃあ今度はそっち方面の仕事も取ってみるかな」

凛「その為に練習してるわけじゃないんだけど…」

P『今日も凛の夕飯は美味そうだな。いただきます』

凛『召し上がれ。あーん』

凛「なぁぁ!?///」

P『はむ……んーっ、美味い!やっぱり凛の料理は最高だな。一日の疲れも吹っ飛ぶよ』

凛『言い過ぎだよ。私にもちょうだい?』

P『おう、ほれあーん』

凛『あーん、あむっ…うん、美味し。はい、あーん』

P『あー』

P「…なんだこれ」

晶葉「背景にハートが見えるようだね」

凛「ぷ、ぷろ、プロデューサー!?ちょっとホントなにっ、やめっ、とめてっ!///」

140: 2013/04/27(土) 14:44:04.81 ID:zg643FJ70
凛「ぁぅ…やめぇ…ぅ…///」プシュー

晶葉「凄いね…終始互いに食べさせ合っていたぞ君たち。もはや呆れを通り越して尊敬に値するよ」

P「それを最後まで見た俺達も大概だがな」

晶葉「それはPが止めるなと言うから」

P「いやぁ、凛の恥ずかしがる表情は最上級にそそるからさ」

晶葉「…」

P「若干引くなよ」

凛「ぁ…お、終わった、の…?///」

晶葉「いや、食事のシーンは終わったが、まだ凛の潜在意識は垂れ流されているぞ」

凛「ふぇ…?あっ…あぁぁぁ、そ、そこからは…///」

P『さてと…食事も終わったし』スクッ

凛『!』ワクワク

P『風呂に…』チラッ

凛『ぁ…』シュン

P『入る前に』

凛『!』パァ

P『食後の運動でもするかな。凛、準備しろ』

凛『う、うん!すぐ洗い物して着替えてくる!』パタパタ

P「食後の運動に着替える?なにをする気だよ…」

141: 2013/04/27(土) 14:46:28.79 ID:zg643FJ70
P『おーい、凛。まだかー?』

凛『で、できたよ』ガチャッ

凛「ぷ、プロデューサー!これは見ないでっ…///」

P「おぉ…」

凛「いやぁぁぁぁ///」

P『ん、バッチリだな。似合ってるよ』ナデナデ

凛『んっ…えへへ…♪さっ、は、早く行こ?///』

P『おいおい、まだこれを付け忘れてるじゃないか。今日はいらないのか』スッ

凛『あっ!い、いる!つ、付けて、プロデューサー///』

P『はいはい。まったく凛は我がままだなぁ』カチャカチャ

凛『んっ…ご、ごめんなさい///』

P『これでよし、っと。じゃあ行くとするか…凛の散歩』グイッ

凛『わふんっ♪』

ピッ

142: 2013/04/27(土) 14:47:02.63 ID:zg643FJ70
晶葉「もう…いいだろう?」

P「えーっ…これからが良い所なのに…あんな布の面積が著しく少ない犬コスを着て、更にイヌミミと首輪を付けた凛の散歩なんて、現実じゃ絶対に拝めないんだぞ?」

晶葉「きっとPが頼めば喜んでやってくれるよ」

P「そうかな…?おい、凛。りーん」ユサユサ

凛「うぅ…もういや…こんなの…恥かしくて生きていけないよぉ…///」

P「だったら凛…一度『人』としての渋谷凛は氏んだものとして…新たに俺の『犬』としての渋谷凛に生まれ変わったものとすればいい」ボソッ

凛「ふえっ…ぷ、プロデューサーの犬に…生まれ変わる…///」

P「おう、責任もって俺がお前を飼ってやるよ。だからこれからは、俺がお前のご主人様だ。いいな?」ボソッ

凛「ぁ…わふっ!くぅーん」スリスリ

P「…イケそうだな」

晶葉「もう戻らないような気もするがね」

147: 2013/04/27(土) 15:12:11.48 ID:zg643FJ70
P「おすわり」

凛「わふっ!」チョコン

P「お手」

凛「わんっ!」スッ

P「おかわり」

凛「わんわんっ!」スッ

P「よーしよしよしよし、凛は賢いなぁ」ナデナデ

凛「くぅーん♪」スリスリ

P「じゃあ今から、この俺のハンカチを投げるから、ちゃんと咥えて取ってくるんだぞ?いいな?」

凛「わふん」コクコク

P「よーし良い娘だ。それっ!」

凛「わんっ♪」ダッ

P「…どうしよう、晶葉。これは凄く可愛いんだけど、凄くマズイ気がする」

晶葉「自分で撒いた種だ。自分で処理したまえ」

P「四つん這いで走ってるから、白いパンツが眩しいなぁ」

ガチャ

P「やべっ!もう誰か来た!」


To be continued...

146: 2013/04/27(土) 15:09:05.66 ID:ge5l/ZW70
凛わんわんはデフォなのか

引用: モバP「対象の潜在意識を覗く機械?」