155: 2013/04/27(土) 17:12:08.36 ID:RKVETrFk0

アナスタシア「ドーブラエ ウートラ。おはよう、ございます」

ガタガタッ!

P「あ、あぁ!おはようアーニャ」

アナスタシア「? 慌ててどうしましたか、プロデューサー」

P「いや、ちょっと…」

ガチャ!

凛「はふっはふっ!」タッタッタッ

アナスタシア「!?」

凛「はふんっ!」クイクイ

P「あー、うん…取ってこれたんだな凛。だけど出来れば、まだ部屋から出てきて欲しくなったかなぁって」

凛「ぇっ…わ、わふぅ…」シュン

P「あっ、い、いやいや!うん、待てをしなかった俺が悪いなうん!いやぁ、凛はちゃんとハンカチを取ってこれて偉いなぁ!」ワシャワシャ

凛「~♪」

アナスタシア「あ、あー、プロデューサー…?」

P「ぐっ…あー、うん、これはだねアーニャ…深い事情があってだな…」ワシャワシャ

アナスタシア「ダー、新人のアイドルですか?カーク ヴァス サヴート?あー…あなたの名前は?」

凛「わふ?」

P「違うから」

159: 2013/04/28(日) 13:36:49.83 ID:nlKJTK1O0
P「凛、ちひろさんの横でステイ」

凛「わんっ!」チョコン

アナスタシア「あー、プロデューサー、あれは本当に凛ですか?オーチン…あー、とても、信じられないのですが」

P「実は俺も信じられない。でも事実なんだよなぁ」

アナスタシア「はぁ…」

晶葉「まぁ、取りあえずはアーニャ、このちょっとフカフカな椅子に座って落ち着きたまえよ」スッ

アナスタシア「ダー、スペシーヴァ」

晶葉「いやいや」ピッ

P「分かるのか?ロシア語が」

晶葉「多少はね。今はありがとうと言われたよ」

アナスタシア「ダー、そうですよ」

P「流石は天才少女…で、ナチュラルに行っていた解析は?」

晶葉「無論、完了したよ」

アナスタシア「?」

P「どんどん速度が上がるな…あぁ、アーニャ、これからある映像を見てもらうから」

アーニャ「映像、ですか?」

晶葉「きっと楽しいものだと保障しよう。ではアーニャの潜在意識に宿る願望…начало!」

163: 2013/04/28(日) 21:25:00.28 ID:nlKJTK1O0
パッ

アナスタシア「!」

P「おぉ…星空か」

晶葉「ふむ、私はあまり星座などには明るくないが…見事に満点の星空だね。それに空気が澄んでいると見える」

アナスタシア「エータ ヴライノン ゴールツ ズヴェズダ ニャバ!」

P「んん?あ、晶葉?」

晶葉「あんな早口で言われたら分からんよ」

アナスタシア「あー、すみません。えぇと…故郷の星空だ、と言いました」

P「故郷って…北海道の?」

アナスタシア「ニェート…北海道ではなくて、ロシアのです」

P「ロシアって…分かるのか?」

アナスタシア「ダー、当然、ですよ。向こうにいた頃、毎晩見ていたんです。見間違えませんよ」

P「そういえばアーニャの趣味は天体観測だっけか…」

晶葉「まぁ、これの情景はアーニャの記憶を元に構成されているからな。アーニャが言うならそうなのだろう。続けるぞ」ピッ

アナスタシア『…』

アナスタシア「ヤー?それに、これはロシアのツェーリカフィ…」

晶葉「あぁ、教会だな」

『コンコン』

アナスタシア『ダー ヴァジャーリスタ』

164: 2013/04/28(日) 21:26:20.24 ID:nlKJTK1O0
『ガチャ』

P『あー、入るぞ?今のは入って良いって言ったんだよな?』

アナスタシア『プロデューサーでしたか。ダー、そうですよ。それで、何か用ですか?』

P『あー、目が冴えて眠れなくてな…あー、良かったら…えぇと、だばーい ぐばりち?』

アナスタシア『えぇと、あぁ…ふふっ、ダヴァーイ グヴァリチ。ですよ』

P『えぇ?うぅむ、やっぱり発音は難しいな…』

アナスタシア『でも、もう少し日本語の…訛り、を無くせば完璧です。それとヤー…私も、ちょうど眠れなくて星を見ていたところなので構いませんよ。話しましょうか』

P『そっか…星、綺麗なのか?』

アナスタシア『ダー、とても』

P『どれどれ…おぉー…凄いな…久しぶりに星なんか眺めたが、これは…』

アナスタシア『久しぶり…プロデューサーは、星を見るのは嫌いでしたか?』

P『いや、そんな事はないぞ。ただ、忙しくてそんな余裕がなくてな…』

アナスタシア『あぁ…それなら、これからはゥヴニースツェ…一緒に、星を見ましょうか』

P『そうだな…これからはずっとアーニャと一緒な訳だしな』

アナスタシア「ンー…ずっと?」

167: 2013/04/28(日) 21:39:14.83 ID:nlKJTK1O0
P『しかしやっぱり、実感がイマイチ沸かないんだよなぁ…俺がアーニャと結婚するなんて』スタスタ

アナスタシア「ん…えっ…ヴ、ヴラーク!?」

アナスタシア『んっ…私とのヴラーク…結婚は嫌でしたか?今さらそれは困りますが…』スタスタ

P『まさか。嫌なわけがないだろう。ただ実感が沸いてないだけで…まさか担当のアイドルと結婚するなんて思ってなかったし、その上その式をロシアで挙げることになるなんて…ってさ』ギシッ

アナスタシア『ロシアでの式は、新婚旅行も兼ねてと…そう言って提案したのはプロデューサーですよ?』ギシッ

P『だって俺とアーニャが同時に長期休暇を取れるなんて、この先次は一体いつになるか…だったら折角とれたんだから同時に済ませられたた方がいいじゃん。ロシアならアーニャが通訳してくれるしさ』

アナスタシア『えぇ、です。私もそう思います。だからここにいるんですよ』

P『…』

アナスタシア『…どうしましたか?いきなり、あー…黙って?ベッドに座って、眠くでmんんっ!?』

アナスタシア「ち、チトッ!?プロデューサーがヤーにき、キス!?///」

P『…』チュー

アナスタシア『ちゅっ……///』

アナスタシア「やっ!なっ!По、Пожалуйста, прекратите!!Такие... Что это!?」

P「ごめん、もう聞き取れすらしなくて何言ってるかさっぱり。よって対応はできませんですはい」

晶葉「右に同じく」

アナスタシア「~~~ッ!!///」

アナスタシア『んっ…んふぅ…いきなりですね、プロデューサー///』

P『アーニャと結婚するんだって実感したくてな…ダメか?』

アナスタシア『構いませんが…んやっ、ニ、ニュリザ!ダメ、ですっ!それ以上は!///』

P『えー…どうしても、か?アーニャとベッドに座ったら、なんかこう…なっ?』スリスリ

アナスタシア『なっ、じゃないです…!はぁ…良いですか?結婚して夫婦になるまでは、キス以上はダメ、です///』

P『もう明日には夫婦なんだぞ?それでもか?』

アナスタシア『ダー、そうです』

P『はぁ、だよなぁ…』シュン

アナスタシア『あ、あー…そんなに落ち込まれるとヤー、困ります……あー、えっと、その…ぷ、プロデューサー///』モジモジ

P『なんだ…?』

アナスタシア『あ、明日になったら、私たちは夫婦な訳ですから、その…ヤー…私を、プロデューサーの好きなようにして、良いですから…えぇと、一晩中でも、愛してくれて…い、良いですよ…///』

P『あ、アーニャ…』

アナスタシア『///』モジモジ

P『そんな…そんな事をそんな可愛いらしく言われたら、ますます我慢できなくなるじゃないかよーっ!』ガバッ

アナスタシア『チトッ!?やっ、ニュリザ!んやっ、まだダメです…ってば!』

ペチン!

P『あふんっ!』

168: 2013/04/28(日) 21:40:09.89 ID:nlKJTK1O0
晶葉「Pが叩かれたところで…この辺りで止めるとするか。些かスッとしたよ」

P「うん、アーニャの願望も中々だったな。可愛かった、凄く」

晶葉「いや、Pはそう言っていられる立場じゃないと思うんだが…」

アナスタシア「Продюсер! Это то, что Земля!? Почему как что видео…!?」

P「ごめん落ち着いてアーニャ。本当に何言ってるかがさっぱりだからさ」

アナスタシア「Я спокойна!Так что описание видео…!」

P「はぁ…アーニャ」ダキッ

アナスタシア「!?///」

P「取りあえず落ち着けアーニャ。お前は明日の伴侶のいう事が聞けないのか?」ボソッ

アナスタシア「!///」ビクッ

P「よしよし、それでいい…で、何が言いたいんだ?ゆっくりと日本語でいいなさい」

アナスタシア「え、あ、ダー…いえ、はい…えぇと、あ、あの映像の事を…あれは一体なんなのですか…?///」

P「あれはアーニャの潜在意識の願望だよ。だからアーニャは、心の奥底では俺と結婚したいって思ってる訳だ」ボソボソッ

アナスタシア「んやっ、息…はぁ…ヤー…プロデューサーと、ヴラークしたい…ですか…ダー…したい、です…んっ///」

P「あぁ、それは嬉しいねぇ。俺もアーニャを心底(プロデューサーとして)愛してるからな…プロデューサー冥利に尽きるってもんだよ」

アナスタシア「…」ジーッ

P「…」

P(あれ?流れ的にここはパタリと行くところじゃ…うん?なんで俺はこんなアーニャに熱い視線を注がれて…)

アナスタシア「アープスグラッチ…放してください」

P「お、おう…」スッ

アナスタシア「…」サッサッ

P「あ、アーニャ?」

P(あ、あれ?なんかアーニャ怒ってる…?いきなり抱きしめたのはマズかったかな…)

アナスタシア「プロデューサー」

P「う、うん、なんだ?」

アナスタシア「ヤー、今からパスポートと婚姻届を取りに行ってきます」キリッ

P「待って」ガシッ

174: 2013/04/28(日) 22:54:51.15 ID:nlKJTK1O0
アナスタシア「放してください。私は今すぐ役所に行かなければならないです」

P「待って待ってアーニャ!なんでそうなるの!?」

アナスタシア「そんなの言わなくても分かるでしょう?プロデューサーも早く、ロシア行きの飛行機チケットを」

P「取らないよ!?行かないよロシアには!?」

アナスタシア「あぁ、その前にパパとママへのプリヴェリツィア、挨拶が先って事ですね。流石はプロデューサーです。では先に北海道に」

P「北海道にも行かないよ!?」

アナスタシア「ですがやはりその前に私はパスポートと婚姻届を。パスポートはアポヴェカライ…発行には時間がかかりますし」ダッ

P「あっ!だから待てアーニャ!」

ガチャ!バタン!

P「あぁぁ…ま、まぁ、アーニャはまだ15歳だし…うん、大丈夫」

晶葉「しかし、ロシアでは特別な場合は16歳以下でも女性は結婚が認められるという…例えば妊娠とか」

P「い、いやぁ、潜在意識を見るに、アーニャは貞操観念はしっかりしてるみたいだし…きっと大丈夫。そんな事態には陥らないよ、うん」

晶葉「まぁ、仮にアーニャが事におよぼうとしてもさせないがね」

ガチャ

To be continued...

引用: モバP「対象の潜在意識を覗く機械?」