243: 2013/04/30(火) 14:23:10.45 ID:0DCvlqvx0

輿水幸子「おはようございまーす」

シーン…

幸子「あれ…誰もいない?この時間にそんなはずは…」

幸子「プロデューサーさーん…?プロデューサーさーん?プロデューサーさーん!」

幸子「…会議室ですか」スタスタ

ガチャ

幸子「あぁ、やっぱりここでしたか」スタスタ

P「おー、おはよう幸子」

幸子「おはようございます。まったく、このボクが呼んでいるんですから、ちゃんと返事をしないと駄目じゃないですかプロデューサーさん」ズイッ

P「悪い悪い。幸子ならすぐ来ると思ってな」スッ

晶葉「私もいるんだがね。おはよう、幸子」ピッ

幸子「はい?あぁ、おはようございます晶葉さん。それよりプロデューサーさん?プロデューサーさんは、このカワイイボクの挨拶を無視してまで、ここで何をしていたんですか?」

P「んー?昼飯について考えてた」

幸子「お昼ですか…?あっ…ふふーん!プロデューサーさんがどうしてもというのであれば、ボクがお昼をご一緒してあげていいですよ?実は最近、気になるお店が新しく出来ましてね」

P「いや、気持ちは嬉しいが、俺は事務所から出れなくてな」

幸子「えっ?それはなんで…」

晶葉「まぁまぁ、立ち話も難だ。このちょっとな椅子に座って座って。話はそれからだ」

幸子「えっ、えぇ?」

P「昼の前に見てもらいたいものがあるから、ちょっと付き合ってくれ。昼飯の訳はまぁ…見れば分かる」

幸子「は、はぁ…?」

晶葉「では早々に、輿水幸子の潜在意識に宿る願望を…助さん!格さん!」

P「いねーよ」

パッ

245: 2013/04/30(火) 18:42:08.34 ID:0DCvlqvx0
幸子『ふんふ~ん』テクテク

P「まぁ、当然幸子が映って…これは…えぇと…あぁ、幸子の家だな」

幸子「えっ?えっ?ちょ、ちょっと、こんなもの何時の間に撮ったんですか…?」

幸子『ただいまー』ガチャ

P『おう、おかえり幸子』

P「そして幸子の家に俺かぁ」

晶葉「まぁ、順当だな」

幸子「そしてなんでプロデューサーさんがボクの家に!?」

幸子『はい、プロデューサーさん。今日もちゃんとお利口にしていましたか?』

P『あぁ、幸子とご両親以外には誰ともあってないよ。ただ、仕事の関係で幾つか電話はしたが…』

幸子『まぁ、お仕事の電話はしょうがないですが…本当に、仕事ですか?ボク以外の女と連絡を取った訳じゃ』

P『あぁ、なんなら履歴を見ればいい』スッ

幸子『むむむ…』ポチポチ

P「あれ…?もしかしてコレって、俺は軟禁されてる感じ?」

晶葉「の、ようだな」

幸子『どうやら本当の様ですね。ですが良いですか?何度も言いますが、プロデューサーさんは、ずっとボクだけを見ていれば良いんです。ボクだけと接して、ボクだけを見て、ボクだけと直に話して、ボクだけの声を聞いて、ボクの事だけを考えて、ボクだけをプロデュースして、ボクだけを可愛がる…それがボクの恋人として、プロデューサーさんがやるべきことです』

P『あぁ、分かってるよ。で、幸子の方は?』

幸子『ボクだって、今日も一日お仕事を頑張りましたよ!もちろん一日中プロデューサーの事だけを考えていましたし、必要最低限にしかプロデューサー以外とは話ませんでしたよ!さぁ、今日もそんな健気に頑張ったボクを、存分に褒めるといいです!』ドヤァ

幸子「な、なんなんですか、これは…!///」

P「幸子は外に出てるのに、俺は出ちゃダメなのか?」

晶葉「Pは基本的に常時、誰かしらに狙われてるからな。だからだろ」

P「えっ?なにそれこわい」

247: 2013/04/30(火) 18:46:13.01 ID:0DCvlqvx0
P『おう、偉い偉い。毎日ご苦労様だ、幸子』ナデナデ

幸子『ふふん♪撫でるだけじゃなくて、ボクを思いっきり抱き締めてもいいんですよ!』

P『んっ、頑張ったな幸子』ギュー

幸子『あっ…んふふ♪まったくこんなに強く抱きしめて…本当にしょうがない人ですね!ふふん、まぁ、こんなにカワイイボクの方も悪いかもしれませんがね!』

幸子「うらやま…って、違う!あ、あの!本当にこんなものいつ撮った…と言いますか、そもそもこんなことした覚えがありませんけどっ!?///」

P『あぁ、本当に…幸子は世界で一番可愛いよ』ナデナデ

幸子『にゅふ…にゅふふ…♪当然ですね!ボクが世界一可愛い事は、この世界の真理ですからね!まぁ、それはプロデューサーさんだけが知っていればいい事なんですけどね。プロデューサーさんはボクだけのモノですけど、同時にボクもプロデューサーさんだけのモノですから』

幸子「な、なに言ってんですかこのボクは!?そんなこと当たり前…じゃなくって!プロデューサーさん!止めてくださいっ!これを今すぐ止めてくださいっ!!///」

P「いや、止めるためのリモコンは晶葉が持ってるし」

幸子「晶葉さん!///」

晶葉「一時停止。そしてP、パス」ポイッ

P「ナイスパス」パシッ

幸子「消してくださいプロデューサーさん!///」

P「ふっ、消して欲しくば、この俺からリモコンを奪う事だな」

幸子「くっ…このっ!えいっ!やぁっ!///」ピョンピョン

P「はっはっはっ、幸子はちんまいからなぁ。まぁ、届くまで頑張れ。では一時停止解除っと」ピッ

幸子「あっ、ちょっと!ふやっ!んっ!はっ!も、もうっ!!///」ピョンピョン

P『あぁ、嬉しいよ。世界一可愛い幸子が、この俺だけのモノだなんて…これ以上の幸せなはないよ』

幸子『ふふん、そうでしょうともね!光栄に思ってくださいよ!』

P『さてと…よっと』グイッ

幸子『んっ…///』

P「あっ、お姫様抱っこにチェンジした」

幸子「ぐっ、心底うらやま…だからそうじゃなくて!早くリモコンを渡しtきゃっ!?///」

P「そんなに羨ましいならやってやるよ。お姫様抱っこ」ヒョイッ

幸子「やっ、ちょっ!放してくだ…あっ、いや、でも、無理の放さなくても…それは、プロデューサーさんがどうしてもしたいと言うのであれば、ボクはいっこうに…///」

P「晶葉、リモコン。さぁ、そしてちゃんと映像を直視して」グイッ

幸子「ふぇ…?///」

P『朝以来、幸子と接してなくて、俺の幸子分が底をついてるんだ…だからこれから幸子の部屋で、じっくりと補給させてもらうぞ』

幸子『んふふ、まったく堪え性のない人ですね、プロデューサーさんは…ボクは今帰ってきたとこだと言うのに』

P『幸子が可愛すぎるのがいけないんだよ』ナデリ

幸子『あぁ、それはどうしようもないですね。ボクはどうあっても可愛いので!』ドヤァ

P『だな。まぁ、幸子が嫌だって言うなら我慢するが…』

幸子『むっ、イジワルですね…言わなくても、ボクの気持ちは分かってるくせに…』

P『それでも、幸子の口から聞かないとな。幸子が本当に嫌がってる事はしたくないし』

幸子『それは良い心がけですが…んっ、そうですね…ボクも朝以来、プロデューサーさんと一緒にいられなくて、とても寂しかったですから…その、ボクをプロデューサーさんの好きにして、いいですよ…だから早くボクを連れて行ってくださいよっ!///』

P『はいはい、了解です。お姫様』

幸子『ふふん♪』

248: 2013/04/30(火) 18:49:16.51 ID:0DCvlqvx0
晶葉「まぁ、もう良いだろう」ピッ

幸子「あ、あぅ…よ、良かった…もう、終わったんですね…///」

P「幸子」

幸子「はい…?///」

P「仮眠室が開いてるが…行くか?」ボソッ

幸子「ふえぇ!?いやっ、あのっ、そんなっ!ボクは別にっ!///」

P「くくっ、幸子は俺のモノなんだろう?だったら、拒否権はないよな…たっぷり、可愛がってやるぞ」ボゾッ

幸子「はうっ…しょ、しょうがないれふね…そこまでいうにゃら、ぼくをぷろでゅーさしゃんのしゅきにして…にゅふふ///」

P「さて、昼飯どうする?」

晶葉「切り替えが早すぎやしないか」

P「切り替えが早くないとお前たちのプロデューサーは出来んよ。あっ、ウサちゃんロボ。こいつら全員、仮眠室に運んでおいて」

凛「ぐるるる!わんわんっ!」

P「あっ、凛はいいよ。そのままで。おいで凛、お昼だから会議室から出るぞ」

凛「わふんっ!!」ダッ

249: 2013/04/30(火) 19:00:16.38 ID:O3yJsTVBo
凛……

250: 2013/04/30(火) 19:01:13.70 ID:pUMTpPWDO
ああ……凛が完全にヒトとしての人格を失ってる

252: 2013/04/30(火) 19:22:22.94 ID:0DCvlqvx0
P「で、どうする?」

晶葉「私はなんでも構わんよ」

P「それが一番困るんだが…凛は?」

凛「わんっ!」スリスリ

P「ごめんなんでもない。はぁ、じゃあラーメンでも頼むかな」

晶葉「では私は塩で。そしてもの凄い自然に、凛はPの膝の上にいるのだね」

凛「がう?」ギロッ

晶葉「取らんから威嚇するな」

P「塩ね…サイドメニューは?」

晶葉「いらないよ」

P「ん。で、凛は…凛は醤油でいいか」

凛「わんっ!」スリスリ

P「その元気な『わん』は肯定なのか…?まぁ、いいや。じゃあ俺は…」

ガチャ

P「おぉ?」

To be continued...

263: 2013/04/30(火) 19:57:18.36 ID:/RqqHJwAO
凛がもう帰ってこられないところに……親御さんに何て説明するんだ……

いや、家系の血かもしれないけど

264: 2013/04/30(火) 20:24:15.82 ID:d5Z4kHT4o
戻れって命令すれば戻るんじゃね
凜なら

265: 2013/04/30(火) 20:40:25.08 ID:z40e+6wL0
Pがまだ解除命令してないから続けてるだけだと思うけど

引用: モバP「対象の潜在意識を覗く機械?」