1: 2012/10/02(火) 15:23:03.13 ID:A5+1dJz40
P「どういうことなんだ」

小鳥「知りませんよ、すっかりラブラブじゃないですか」

P「知ってますか小鳥さん、ラブラブって氏語なんですよ」

小鳥「はい」

P「ああ、どうしよう……プロデューサーとして俺はどうしたらいいんだ」

小鳥「うーん……これは完全にプロデューサーさんの自業自得ですから」

P「そうですよね、分かっては居るんですけども、本当のこと言うにしても春香を傷つけてしまうかもしれないし、だからと言ってこのままですと……いずれ大変なことになるような気がするんです」

小鳥「女心踏みにじる野郎は下衆ですからね~」

P「なるほど、今まさに踏まれたような感覚です」

小鳥「ここはプロデューサーさんが男として!きちんとわきまえないと!」

P「ああ~どうしよう……」

小鳥「誰かに聞いてみるとか、どうですか?」

P「誰かに?」

小鳥「対処方法を」

P「なるほど!それじゃあ>>10に聞いてみよう!」
※アイマスキャラでお願いします、DS組は口調とかが酷くなるかもです。

9: 2012/10/02(火) 15:27:57.12 ID:4XVK8NYm0
ひびきん

14: 2012/10/02(火) 15:33:02.60 ID:A5+1dJz40
P「……ということなんだよ、響どうすればいい?」

響「なんだ、プロデューサーは付き合ってるつもりじゃなかったのか、自分がっかりだぞ」

P「そう言わずに、な?」

響「そうだなぁ……他に好きな人が出来たとかどうだ!?」

P「うーん、それも考えたけど……」

響「ダメなのか?」

P「良いにしたって、誰を好きになったって言うんだ?」

響「そ、それは!!…………じ、自分、と、か?」

P「……え?」

響「じ、自分なら、あ、プロデューサーに合わせるぞ……」

P「そ、そうか……つまり、響のことが好きになってしまったからーってことか」

響「そうだぞ!」

P「うーん、でもそのあとに俺と響は付き合ってるってことになるんだから、それなりに対処しないといけないし、響と春香の関係が気まずくならないか?」

響「それは……な、なんとかするぞ!」

17: 2012/10/02(火) 15:36:07.69 ID:A5+1dJz40
P「なんとかって……厳しいな」

響「でも自分以外には難しいと思うぞ」

P「そうか?」

響「う、うん」

P「まぁ……響、ありがたいけど最終手段にするよ」

響「わ、分かったぞ。また困ったことあったら聞いてくれ!」

P「ああ!ありがとな!!」



P「……なんか響顔赤くなってたな」

P「さて、次は>>23に聞いてみるかな」
※響以外のアイマスキャラで!

23: 2012/10/02(火) 15:40:41.89 ID:wpy0m4ZY0
鬼ヶ島羅刹

26: 2012/10/02(火) 15:46:38.69 ID:A5+1dJz40
冬馬「で、わざわざ呼び出してきて聞いてくる内容がそれかよ」

P「困ってるんだ、ほら765プロって女性ばっかだろ?男の意見も聞きたくてな……だから鬼ヶ島の意見を聞こうと」

冬馬「天ヶ瀬だ!!!!!」

P「そ、そうだったな、ピピン板橋」

冬馬「帰って良いか」

P「ま、待て。悪かった、天ヶ瀬」

冬馬「ふん……そうだな、直球で『俺は付き合ってるつもりなかったんだ』でいいじゃねぇか」

P「だからそれだと春香を傷つけてしまうだろ」

冬馬「天海がどう思ってオマエと付き合ってると思ってんだ、時間がたてばたつほど、ショックは大きいだろ。弄ばれてるって思われて」

P「……一理あるな」

冬馬「当たり前だ。俺ならさっさと言う。と言うか、オマエは天海の事どう思ってるんだよ?」

P「俺は……春香はアイドルとしてしか見てなくてだな」

冬馬「恋愛対象じゃないと」

P「そういうことだな」

冬馬「男の俺から見てもお前最低だな……」

28: 2012/10/02(火) 15:48:35.90 ID:A5+1dJz40
P「自分でも分かってるつもりなんだけどな……」

冬馬「俺の意見はそれだけだ、じゃあな。この後仕事あるから」

P「え?ピピン板橋は今何やってんの?」

冬馬「天ヶ瀬冬馬だ!!!ば、バイトだよ……貯金しようと思ってな。またアイドルに戻るんだ」

P「そうか、頑張れよ」

冬馬「互いにな」



P「やっぱりさっさと言うべき、か……」

P「次は>>35に聞いてみよう」

35: 2012/10/02(火) 15:52:18.39 ID:LSzA/r5x0
春香

38: 2012/10/02(火) 15:54:21.69 ID:A5+1dJz40
P「春香に……って、春香に聞いたらダメな気がするけども」

P「……春香」

春香「はい!」

P「うおぉぉぉ!?」

春香「えへへ、プロデューサーさんに呼ばれたら飛び出ますよ!」

P「さ、流石だな~」

春香「プロデューサーさんのこと大好きですから!」

P「あ、あはは……」

春香「? どうしたんですか?プロデューサーさんなんか変ですよ」

P「い、いや、そうでもないぞ?」

春香「そうですか?」

P「なぁ、春香」

春香「はい?」

P「お、俺達って付き合ってるん、だよ、な?」

春香「そうですよ?」

40: 2012/10/02(火) 15:57:35.81 ID:A5+1dJz40
P(無理だ、無理だ!!こんな笑顔を崩すなんて、俺には出来ない!!)

春香「え、えっと……どうしてそんな質問するんですか?」

P「い、いや!悪い悪い、ごめんな」ナデナデ

春香「ふぁ……プロデューサーさんに撫でられると安心します」

P「そうか?」

春香「眠くなっちゃいますね……」

P「あははは……」

春香「えへへ」

P「お、俺らっていつ頃から付き合ってたんだっけ?」

春香「……む、プロデューサーさん記念日忘れるなんて、ダメじゃないですかー」

P「ご、ごめん!ほら、プロデュースでスケジュールとかでごっちゃになってさ」

春香「6ヶ月くらい前からですよね?確か」

P「」

春香「あの時私思い切って『付き合ってください』って言ったんですよね~……懐かしいなー」

P「」

44: 2012/10/02(火) 16:03:08.47 ID:A5+1dJz40
春香「ふふ!あっさりオーケーしてくれたんですよね!」

P「あ、ああ、そうだった、かも、な」

P(多分……付き合ってくださいの意味を違う意味で捉えたんだろうな)

P(まさか6ヶ月も付き合っていることになっているなんて)

P(最近になって気づいたしな、俺も……)

春香「あ、もうこんな時間!!そろそろ行かないとですよね」

P「え?あ、ああ!!レッスンだよな!!」

春香「はい!プロデューサーさんの腕名残惜しいんですけど……お仕事も恋人ですから!行ってきますね!」

P「ああ!頑張れよ!!」

春香「はい!!」

P「……」

P「……行ったか」

P「そういえば、半年なのに俺らまだ何もしてないってことになるよな……」

P「……しょうがない、また誰かに相談するか」

P「次は、>>50に聞こう……」

50: 2012/10/02(火) 16:07:19.30 ID:s/96V7oF0
雪歩

51: 2012/10/02(火) 16:10:45.58 ID:A5+1dJz40
雪歩「え……そ、そうだったんですか?」

P「ああ、そうだったんだ」

雪歩「そんな……プロデューサーも春香ちゃんも凄い仲良さそうだったのに、春香ちゃんかわいそうです……」

P「そうなんだよ、でも俺も悪意があったわけじゃないんだ」

雪歩「うぅ……ぐすっ……春香ちゃん……」

P「ゆ、雪歩が泣くなよ!?」

雪歩「だって……だって……」

P「だ、だからな、春香がなるべく傷つかないでって方法を考えて欲しいんだ」

雪歩「そ、そんなの、一つしかありません」

P「おお!?どんなのだ!?」

雪歩「春香ちゃんを!好きになることですぅー!!」

P「……えっと」

雪歩「ここまで来たなら、もうきちんとお付き合いをするべきだと思うんです」

雪歩「お見合いから発展して、結婚に至るとかもありえるんですから」

雪歩「これからどんどん春香ちゃんの良い所を見つけて、どんどん好きになってください!」

55: 2012/10/02(火) 16:15:06.54 ID:A5+1dJz40
P「おおおお!落ち着け雪歩!!」(こんなに熱くなってる雪歩を初めて見たな)

雪歩「……ハッ!?」

P「お茶淹れるからまっててくれ……」

雪歩「わ、私、穴掘って埋まってますね……」

P「座っててくれ!」


雪歩「ふー……落ち着きますね、プロデューサーのお茶」

P「そうか?何の知識も無いけどな」

雪歩「そういうお茶のほうが、こういう時は良かったりするんですぅ」

P「そういうものなのか」

雪歩「……さっきは熱くなっちゃったんですけど、私はやっぱりきちんとお付き合いするべきだと思います」

P「そ、そうか……」

雪歩「春香ちゃん……本当にプロデューサーのこと好きみたいですから」

P「……そうだよな、ありがとう雪歩。しっかり考えてみるよ」

雪歩「はい!しっかり考えてくださいー!」

P「……次は>>60に聞くかな」

60: 2012/10/02(火) 16:18:50.66 ID:G9bmzSAO0
真美

63: 2012/10/02(火) 16:24:40.72 ID:A5+1dJz40
真美「兄ちゃんちょっと目つぶって」

P「え、こうか?」

バチーン

P「ぎゃっ!?」

真美「兄ちゃん最低だよ→!最低!はるるんどんだけ兄ちゃん好きか知らないの!?」

P「わ、分かってるよ……」

真美「わかってないよ!」

P「ぐぬぬ……」

真美「あのね!兄ちゃん!女心を踏みにじる奴は!」

P「そ、それはさっき小鳥さんから聞いた」

真美「そうなんだ、まぁ真美もピヨちゃんからの受け売りだけど」

P「だよな……」

真美「もーこれは氏刑でしょ、氏刑」

P「氏刑!?そんなにか!?」

真美「あったりゃっしょ→!」

65: 2012/10/02(火) 16:30:13.22 ID:A5+1dJz40
P「し、氏刑は春香ときちんと向きあってからじゃダメか!?」

真美「む→……そうだよね、そうだね。そうだった、はるるんをどうにかしないと」

P「あ、ああ……」

真美「う→む、難しいですな」

P「そうだよな、だからいろんな人に聞いてるんだけど」

真美「ちょっと亜美にも聞いてみるね」

P「え、ちょ!?」

真美「携帯取り出しぽぱぴぷぺ→→→→→!!!」

亜美「亜美参上!!」

P「どこから出てきた!?」

亜美「んふふ~!」

真美「こまけぇこったぁ良いじゃないのさ」

P「そ、そうだな。今は春香のことだな」

亜美「話は聞かせてもらった!」

真美「亜美→どうしたらいいと思う→?」

68: 2012/10/02(火) 16:33:47.62 ID:A5+1dJz40
亜美「そうだなぁ……やっぱり、兄ちゃん土下座するっきゃ無いっしょ→」

真美「う→ん、それではるるんの傷は癒えるのかなぁ」

亜美「あ、そうか。確かに土下座されてもスカッとするかもしれないケド、もやもやはするもんね→」

真美「そうそう。あ、そういえば亜美この前分かれた子の話聞いた?」

亜美「聞いた聞いた!なんだっけ?」

真美「忘れてんじゃ→ん!ほら、ケンくんがのやつだよ→!」

亜美「あ→!!!そうだそうだ、一方的にってやつ?」

真美「そうそう!だからデジャビュを感じてたわけですな→」

亜美「なるへそ」

P「そ、その話はどうなったんだ?」

真美「なんかね、マユちゃんって子がケンって子と付き合ってたんけど、ケンくんが一方的に拒否しちゃって→」

亜美「だから最近はマユちゃんを必氏にケアしてるって訳ですよ」

真美「女心を回復させるのにゃぁ、時間がかかるのさぁ」

亜美「難しい!」

真美「厳しい!」

71: 2012/10/02(火) 16:43:02.36 ID:A5+1dJz40
P「やっぱりさっさと言うべきだと思うか?」

亜美「だと思うけど、言い方が問題だよね→」

真美「そうそう、言い方が大切!てきと→にことを片付けたら、はるるんアイドルやめちゃうかも!?」

P「そ、それだけは阻止したいな!」

亜美「ん→となるとさ、アイドルって基本的に恋愛禁止!みたいな風潮があるっしょ?」

P「そうだな、だからスクープとかになるし」

真美「ましてや、10代の女子高生アイドルなわけっしょ?」

亜美「だったら、それを理由にするのは?」

P「あー……」

真美「『10年後……また付き合おう』とかってセリフを言っちゃったり~?」

亜美「『今の君は愛せない……すまない、でも!きっと君が大人になったら迎えに行く!』とかとか?」

P「恥ずかしいセリフ禁止しろ!」

真美「それぐらいの勢いで!ってこと!」

亜美「そうだよ→!」

P「そ、そうか……」

73: 2012/10/02(火) 16:47:10.80 ID:A5+1dJz40
真美「ま、はるるん傷つけたら、お天道さまが許しても!」

亜美「この双海姉妹が許しやせん!」

P「もちろんだ!最善は尽くす!ありがとな、二人とも」

真美「お安いご用じゃん!」

亜美「はるるんの為じゃん!」

P「よし!ちょっと整理してみるか」

響→響と付き合っていることにして、別れる

冬馬→さっさと誤解を解く。長々と隠していると逆効果

雪歩→ちゃんとお付き合いする、春香のことを好きになる

亜美真美→言い方に気をつけて誤解を解く

P「……どれもキツそうだな。次に聞く人にはこれを踏まえた上で話そう」

P「えっと、じゃあ……>>80に聞いてみようかな」

80: 2012/10/02(火) 16:49:04.94 ID:eRg0t8xM0
おひめちん!

85: 2012/10/02(火) 16:55:06.51 ID:A5+1dJz40
P「貴音、実はこれこれこういうことがあってな」

貴音「なんと……そのようなことになっていたのですね」

P「そうなんだ。貴音だったらどうしたらいいと思う?」

貴音「非常に難しい問題ではあります。しかし、プロデューサー、雪歩の言う通り大切なのはプロデューサーの気持ちなのではないでしょうか」

P「俺の気持ち、か……」

貴音「はい、確かに些細な誤解から生まれたお付き合いというものですが、二人の仲はそれほど悪いようには思えないのです」

P「そうか?」

貴音「もちろんです。プロデューサーの中に多少なりとも、春香のことを想う気持ちがあるのならば……それに素直になってみてはどうでしょうか?」

P「素直に……俺の気持ち、か……」

貴音「響や、亜美、真美の意見では必ずしも傷がついてしまうのは明確です」

P「……そうだよな」

貴音「乙女心というものは、まこと、面妖なもの……。壊すことは簡単でも、修復するのは難しい。そういうものです」

P「ああ、それは亜美真美からも聞いた……」

貴音「それが分かっているのならば、ただ単に『アイドルだから』という理由で邪険にはせず、きちんと向きあってみるのが吉です」

P「……春香、か」

87: 2012/10/02(火) 17:00:10.19 ID:A5+1dJz40
貴音「何故プロデューサーは、春香を支えてきたのでしょうか」

P「それは、俺がプロデューサーで、春香がアイドルだからだ」

貴音「――――本当にそれだけですか?」

P「ッ……」

貴音「今の胸の高なり、覚えていたほうが良いでしょう。私が話すことが出来るのはここまでです。あとはプロデューサー、自分自身で考えなければいけません」

P「……ああ、大分参考になった。ありがとう、貴音」

貴音「はい……それと」

P「……?それと?」

貴音「今夜は、月が綺麗な夜になりそうです」

P「……?」

貴音「それでは」

P「あ、ああ……」

P「……俺は、何故春香をここまで育てたのか……」

P「今まで考えたこと無かった、ただ我武者羅に春香をトップアイドルにしたくて……」

P「な、なんでしたかったんだ……俺がプロデューサーだからか?違う、そしたら何故俺はプロデューサーをやっているんだ?」

91: 2012/10/02(火) 17:03:54.29 ID:A5+1dJz40
P「……これで聞くのは、最後にしよう」

P「最後、最後だ。聞く内容は……また今までのことを踏まえた上でだ」

P「そうだな、一人に聞いてもしょうがないし」

P「二人に聞いてみよう。同時にな」

P「>>95>>105に聞いてみようかな」

95: 2012/10/02(火) 17:06:08.88 ID:i9Czou1s0
美希

100: 2012/10/02(火) 17:07:19.92 ID:4XVK8NYm0
律子

111: 2012/10/02(火) 17:14:51.89 ID:A5+1dJz40
P「美希と、律子に……」

美希「へぇ、そうなんだ」

律子「プロデューサー……もう答えは出てるじゃないですか」

P「へ?」

美希「美希もそう思うな、傷つけたくないってだけでもう選択肢は一つしかないと思う」

P「それは……」

律子「プロデューサーは、春香のことが好きなんですよ」

P「俺が、春香を好き?」

美希「美希、正直嫉妬するくらいプロデューサーと春香が仲良い事知ってるし」

律子「765プロのみんなもプロデューサーは春香のこと凄い愛してるなって伝わってきましたよ?」

P「だ、だけどな!それは恋愛感情じゃなくてだな!」

美希「なんだっていうの?好きっていう感情は一つで良いんじゃない?それが恋愛感情じゃないなら、恋愛感情にしちゃえばいいと思うな」

P「ぐっ……」

律子「美希の言う通りよ。アイドルとプロデューサーっていう立場だから厳しいっていうのも凄いわかりますよ。でも、それで春香が傷つくなら……傷つけないようにするのもプロデュースの一環じゃないんですか?」

P「……!」

117: 2012/10/02(火) 17:19:32.69 ID:A5+1dJz40
美希「もう美希たちに聞くこと無いと思うの、それになんでプロデューサーはここに居るの?」

律子「春香、今レッスン行ってますよね?」

P「それは……」

美希「美希幻滅したな、プロデューサーと春香の仲が凄い良かったから、羨ましかったのに。こんなのじゃ最悪だよ」

P「……」

律子「み、美希、言い過ぎよ!でも、否定は出来ません。今プロデューサーがするべきことはなんですか?」

P「―――ありがとうございます。もう聞くことはないです、感謝してます……」

バタンッ

美希「ふーんだ……………ハニーのバカ」

律子「まぁまぁ……おにぎりでも作ろうかしら」

美希「律子!……さん!」

律子「こーゆー時は律子でいいわよ、あ!小鳥さーん!今日プロデューサーこのまま直帰みたいでーす!」

小鳥「はーい!」

美希「それから!今日はおにぎりパーティなのー!」

貴音「なんと、それは、どんなパーティなのですか?」

122: 2012/10/02(火) 17:24:57.21 ID:A5+1dJz40
雪歩「じゃあ私はお茶を淹れます!」

亜美「じゃああまとう呼んでくるね」

真美「え、なんで?」

亜美「なんか呼ばないといけない気がしてさ→!」

律子「こらこら、相手の都合も考えなさい!」

亜美「は→い!」

貴音「おにぎりパーティ……具にらあめんを入れるのはどうでしょうか」

美希「斬新なアイデアなの!」

律子「入れないわよ!」

響「……」

貴音「響」

響「な、なんだ、貴音」

貴音「」ぎゅっ

響「な、なんだ!?なんだー!?」

貴音「今はこうしていたほうが良いのですよ」

124: 2012/10/02(火) 17:26:48.42 ID:A5+1dJz40
響「じ、自分、落ち込んでなんか、ないぞ」

貴音「では何故プロデューサーが出ていった後に下を向いたのでしょうか?」

響「それは……」

貴音「……今日はおにぎりパーティを楽しみましょう。恋愛というものは、まこと……面妖なものです」

響「……ぐすっ、貴音、貴音ぇ……」

貴音「」ナデナデ


美希「ほんっと、ハニーって女泣かせなの」

126: 2012/10/02(火) 17:31:13.07 ID:A5+1dJz40
ボイスレッスン場

P「……春香!」

春香「ぷ、プロデューサーさん!?きょ、今日って終わったら私帰りのはずじゃ……あ、あれ?」

P「ごめん……」

春香「な、なんで謝ってるんですか?汗びっしょりですよ、た、タオルで……」

P「ごめん、すまない、悪かった……俺が悪かった……」

春香「……」

P「春香……」

春香「」ギュッ

P「春香?」

春香「……大丈夫ですよ、私はプロデューサーさんのことが大好きですから」

P「……すまん」

春香「えへへ……ゆっくり何があったか話してください」

P「実はな……」

春香「はい……」

128: 2012/10/02(火) 17:34:25.67 ID:A5+1dJz40
P「俺……春香と恋愛的な意味で付き合っていると思ってなかったんだ」

春香「ッ……」

P「すまない……だからさっきみたいな質問をしたんだ」

春香「は、はい……」

P「6ヶ月前に『付き合う』って意味を履き違えていたんだよ。だから、ごめん……」

春香「……じゃあ、私も謝らないとですよね」

P「……え?」

春香「実は」

P「……?」

春香「分かっては、いたんです……」

P「ッ!?」

春香「最初は本気にしてました……でも、段々段々なんか違うなぁ、って」

P「……」

春香「だから、こうして言ってくれるのを待ってたんです。ひ、卑怯ですよね私も。ごめんなさい」

P「卑怯なんかじゃない!卑怯なのは俺だ!!春香の気持ちを踏みにじって……」

130: 2012/10/02(火) 17:39:30.16 ID:A5+1dJz40
春香「……えへへ」

P「……?」

春香「踏みにじってなんかないですよ、今こうして謝ってくれたじゃないですか」

P「そ、それは……でもいろんな人に相談して分かったんだ……」

春香「そうなんですか?じゃあ、みんなにも感謝しないとダメですね!」

P「あ、ああ……春香?」

春香「はい?」

P「お、怒ってないのか?」

春香「怒るわけないじゃないですか」

P「え……」

春香「だって……私はプロデューサーさんのこと大好きなんですよ?」

P「……」

春香「でも、勘違いだったなら、プロデューサーさんが私のこと好きかどうか分かりません。それでもいいんです」

P「春香……」

春香「私が、プロデューサーさんのこと好きっていう思いがプロデューサーさんに届いていれば……」

134: 2012/10/02(火) 17:46:51.77 ID:A5+1dJz40
P「……いや、違うんだ、春香」

春香「はい」

P「俺は今まで何かが引っかかっていたんだ。春香を初めてプロデュースして、オーディションに初めて受かって、テレビ出演するようになって、CDを販売するようになって、今こうして春香をアイドルにすることが出来た」

春香「……はい」

P「俺はプロデューサー、春香はアイドル。俺はプロデューサーとして、アイドルをトップアイドルにしようとした」

春香「そうですね、プロデューサーさんが居なかったら今私はここに居ませんから」

P「何故ここまで必氏になれたか考えたんだ……なんで『春香』をトップアイドルにしたかったのか」

春香「……」

P「これはヒミツなんだけどな……俺入社した時にアイドル名簿を貰ったんだ。写真付きで」

春香「そうだったんですか」

P「社長にどの子をプロデュースしたいかって言われた、そして俺は春香を選んだんだ」

春香「……ッ」

P「……なんで選んだのか、分からなかった。多分直感だと思うんだけども、でも今なら……それが分かる」

P「俺は、天海春香のプロデューサーは……」


P「天海春香が好きだから、ここまで必氏にこれて、今こうしてアイドルに育てることができたんだ」

138: 2012/10/02(火) 17:51:46.23 ID:A5+1dJz40
春香「……ッ……」ジワッ

P「は、春香?な、泣いてるのか?」

春香「だ、だって……プロデューサー、さん……好きって……」

P「ああ、すまない……本当ごめん、遅くなった。言うのが遅すぎた、気づくのも遅すぎた。バカだな俺は」

春香「えへへ……そんなプロデューサーさんが私は好きなんですよ?」

P「……ああ、本当にバカだな俺は」

春香「じゃあー、許してあげるんで」

P「?」

春香「キス、してください……」

P「ッ!?」

春香「ダメですか……?私……付き合ってると思ってもう6ヶ月なのにキスもしてないんですよ?」

P「それは……すまなかった、いくら分かってなかったとはいえ、苦しかったよな」

春香「でも、今キスしてくれれば。全部消えちゃいますよ!ふふ……」

P「じゃ、じゃあ……」

春香「……」

140: 2012/10/02(火) 17:54:07.54 ID:A5+1dJz40
P「」

春香「ッ」

P「こ、これで、いいか?」

春香「」ギュッ

P「の、のわ!?春香!?」

春香「えへ!キスはプロデューサーさんからしてくれたので、ぎゅっは私がします!」

P「あ、あはは……」ナデナデ

春香「ふぁ……やっぱりプロデューサーさんに撫でてもらえると凄い安心します」

P「そ、そうか」

春香「今はいっぱいいっぱい、安心します……」

P「……そうか」

145: 2012/10/02(火) 17:58:47.40 ID:A5+1dJz40
春香「あ、もうこんな時間!!そ、そろそろ出ないと!鍵も返さないといけないし!」

P「あ、ああ!?そ、そうだな!」

春香「あーーーーー!!!!こ、更衣室鍵しまってる……着替えはあるけど」

P「え……」

春香「じゃ、ジャージで帰るのは嫌だし……」

P「こ、ここで着替えたらダメなのか?」

春香「でも、いつ管理人さんが来るか分かりませんし」

P「そ、そうだよな……じゃあ監視してるよ」

春香「……でもここドア二つありますし」

P「じゃ、じゃあトイレで着替えるとか」

春香「それは絶対嫌です!!」

P「ど、どうするんだ!?」






春香「……プロデューサーさんの影で着替えます」

146: 2012/10/02(火) 18:00:29.69 ID:A5+1dJz40
P「いやいやいや!?そ、それはだな!?」

春香「私プロデューサーさんになら見られても良いですし……」

P「あ、あのなぁ!?」

春香「み、見たくないんですか!?」

P「そ、そうじゃなくて!!」

春香「……」

P「……見たいです、はい」

春香「えへへ」

P「ど、どうしてこうなった……」

149: 2012/10/02(火) 18:02:35.50 ID:A5+1dJz40
春香「でもあんまりジロジロ見られるのはダメですよ?」

P「難しいな、それ」

春香「明るい所ですから……それに汗もかいてるし」

P「うーん……やっぱり見はって」

春香「だーめーでーすー、私の下着姿他の人に見られても良いんですか!?」

P「断固拒否」

春香「えへ、じゃあそうしてくださいね」

P「ぐぬぬ……」

春香「……」

P「……」

春香「着替え下において……じゃ、じゃあ脱ぎ、ますね」

P「お、おお……」

春香「プロデューサーさん鼻の下伸びてますね」

P「伸ばすなっていうほうが無理な話だ」

シュルッ

151: 2012/10/02(火) 18:04:29.53 ID:A5+1dJz40
P(すげー綺麗な肌だなぁ……)

春香「す、凄い恥ずかしいですね……」

P「俺も恥ずかしいぞ」

春香「えへへ……」

シュル……

P(パンツ、ピンク……ブラもか……)

春香「……」

P「……」

春香「プロデューサーさん?」

P「え?」

春香「好きです!」

P「ぐっ……さては、春香、お前……」

春香「あ、バレちゃいましたか?」

P「……バレバレだ!誘惑してるな!?」

春香「」のヮの

155: 2012/10/02(火) 18:06:46.08 ID:A5+1dJz40
P「ぐおおお!!その手にのるかぁ!!!」

春香「きゃー」

P「まったく……」

春香「……ま、プロデューサーさんなら耐えられちゃうんですよね」

P「まぁな」

春香「そんなプロデューサーさんが好きなんですもん、私……紳士な所が」

P「……そうか、嬉しいぞ」

春香「えへへ、はい!着替え終わりました!」

P「そろそろ行くかー!今日は、あーこんな時間じゃ直帰だな。送るよ」

春香「はーい」





158: 2012/10/02(火) 18:10:55.23 ID:A5+1dJz40
P「おー……」

春香「え?どうしたんですか?」

P「本当に月が綺麗だなんてな」

春香「あ、本当だ……で、なんで感心してたんですか?」

P「今日貴音に相談している時に、月が綺麗になりますよって言われてな」

春香「予知ってことですか!?凄いですね」

P「ほんっと、面妖な、だな」

春香「ふふ!……あ、月が綺麗ですね、かぁ」

P「え?」

春香「どういう意味だか知ってますか?」

P「そのままの意味じゃないのか?」

春香「知らないんですかー!?ふふ……夏目漱石が『I love you』を和訳したものなんですよ!」

P「お、おお!?そうなのか?!」

春香「だから……つまり!」

P&春香「今日もこれからも、月が綺麗ですってことだな(ってことです!)」
終わり

159: 2012/10/02(火) 18:11:13.89 ID:4XVK8NYm0

160: 2012/10/02(火) 18:12:50.81 ID:1jcTdQvPP
乙なのー

161: 2012/10/02(火) 18:13:52.27 ID:A5+1dJz40
読んでくれた方ありがとうございます
本当は春香をふるつもりだったんですけど、やっぱり無理でした。おかしいな
春香さんはPと仲良しなので、失恋しちゃったひびきんと飯でも食うかな

167: 2012/10/02(火) 18:28:08.68 ID:WTdzPpyc0
乙。
メインヒロインって本当にいいものですね

引用: P「知らぬ間に俺が春香と付き合ってることになってた」