15: 2011/12/31(土) 23:28:59.05 ID:2JEi1IQS0
桐乃「なに……これ……なんでこんなとこにあやせのスク水写真が……?」

桐乃「えっ? なにこれ? 私のアルバムから持ってったとかじゃないよね? そもそも私こんな写真持ってないし」

桐乃「っていうか、この写真の背景、明らかに兄貴の部屋なんだケド」



京介「桐乃~。おまえ窓拭くときに使うアレ持ってったろ。貸してくれ。白い泡の奴」

桐乃「ちょっとツラかせ」

京介「はあ? 今は大掃除中だろ。いいからガラスクリーナーを――」

桐乃「いいから貸せって言ってんの!!」

京介「お、おいそんな叫ぶなよ。わかったからさ……で、どうしたんだ?」

桐乃「これ」

京介「」

桐乃「何のつもりなの?」
「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」
18: 2011/12/31(土) 23:35:32.89 ID:2JEi1IQS0
京介「あ、あやせのお宝写真じゃないか! ……で、それがどうしたって? 俺にくれんの?」

桐乃「はあ? あげるわけないし、てか没収だから。なんでこんなものがあんたの部屋から出てくんの?」

京介「……待て待て。今なんつった? 俺の部屋から?」

桐乃「しらばっくれんな! あんたの工口本コレクション整理してたら出てきたの!」

京介「人のコレクション勝手に整理すんじゃねえよ! おふくろかお前は!?」

桐乃「そんなことはどうでもいいでしょ!?」

京介「よかねえだろ!?」

桐乃「今はいいの!」

京介「ぐっ……よかねえ……よかねえけど、今はいいことにしといてやる。で、あやせの写真がなんだって?」

桐乃「だから、あんたのコレクションから出てきたって話」

京介「あー、そうだったな。……言っとくが、俺はそんなもん手に入れた覚えはないぞ」

20: 2011/12/31(土) 23:42:26.51 ID:2JEi1IQS0
桐乃「こうして証拠を突きつけられてるってのにまだシラを切る気!?」

京介「知らねえもんは知らねえよ!? むしろ、ほんとに俺のコレクションから出てきたのかよ」

桐乃「間違いないってば。妹もののがないのが癪だけど」

京介「妹ものなんて買うわけねえだろ。俺が妹もの持ってたら、間違いなくおふくろにビンタされるわ」

京介「……話がそれたな。ほんとに知らねえんだって」

桐乃「でも、この写真の背景どう見てもあんたの部屋なんだけど」

桐乃「ま、まさか……妹の親友に自室で水着プレイを強要――」

京介「しねえよ! するわけねえだろ! そんなことしたら返り討ちにされて埋められるわ!」

桐乃「そ、そっか……それもそうだよね」

京介「……そこはすんなり納得するのか」

22: 2011/12/31(土) 23:49:25.32 ID:2JEi1IQS0
桐乃「じゃあ、この写真はなんなの!?」

京介「だから、さっきから知らねえっつってんだろ」

桐乃「だっておかしいじゃん! なんでこんなのがあんたの部屋から出て来るワケ!?」

京介「な、なんでちょっと涙目なんだよ……」

あやせ(ふっふっふ……これで桐乃はお兄さんに幻滅)
     
あやせ(桐乃のブラコンも治り、結果、桐乃に拒否され続け、お兄さんのシスコンもなし崩し的に治る)

あやせ(まさに一石二鳥! お兄さんの留守中に窓からこっそり忍び込んだ甲斐があったというもの!)

京介「そうだ、そこに写ってる本人に聞けばいいんじゃねえの?」

桐乃「えっ?」

京介「あやせなら間違いなく知ってるだろ。」

24: 2011/12/31(土) 23:56:51.62 ID:2JEi1IQS0
桐乃「そ、そうかもしんないけど……」

京介「まずは電話してみろ。俺を糾弾するのはそれからでいいだろ。大晦日だってのに、こんな用事で電話するのもアレだけどな」

桐乃「……わかった」


あやせ(甘いですよお兄さん。ふふふ、その甘さが命取りです)

あやせ『ううっ……それは、お兄さんに無理矢理……』

あやせ(とでも言ってしまえば泥沼! もはや言い訳不能! まあ、今は電話には出ませんけどね)

あやせ(トドメを指すのはもう少しこの状況を楽しんでからにしてあげます)


<ソンナ~ヤサシク~シナイデ


桐乃・京介「ん?」

あやせ(!?)プチッ

京介「……なあ桐乃、今ベッドの下から何か聞こえなかったか?」

桐乃「き、聞こえた。具体的に言うと……あやせの携帯の着メロが」

桐乃・京介「」バッ

no title

27: 2012/01/01(日) 00:06:58.46 ID:Js01+G6W0
あやせ「桐乃、おはよう。お兄さんもおはようございます」

桐乃「」

京介「……あやせ、そこで何してるんだ?」

あやせ「あ、そうそう。お兄さんってば、コレクションをベッドの下から移したなら移したと言って下さい。
     おかげで色んな所探し回っちゃったじゃないですか」

京介「……あやせ? お前が俺のコレクションの元の場所を知っていたのはこの際置いておこう」

京介「どうやって忍び込んだ?」

あやせ「気配を消してササッと」

京介「忍者か! それと、いつ撮ったんだこんなもん! 

あやせ「今朝、お兄さんがトイレに出て行った隙に」

桐乃「あ、あやせがあたし以上の変態だった……」

あやせ「き、桐乃!? 何言ってるの!? あたしは変態じゃないよね!?」

京介「いいや、変態だ。むしろ、女王様を張れるくらいの勢いだ」

30: 2012/01/01(日) 00:17:44.86 ID:Js01+G6W0
あやせ「ち、違うんです! こ、これにはワケが……そ、そう! お兄さんに無理矢理!」

京介「……色々と手遅れだと思うぞ。その言い訳」

桐乃「えっ……兄貴に無理矢理……?」

京介「おまえは何でちょっと信じそうになってるんだよ! するわけねえだろ!」

桐乃「そ、そっか……そうだよね。いくら兄貴でもそこまでじゃないよね」

京介「おまえは俺をなんだと思ってるんだ」

あやせ「じゃあ、私はこれで」

京介「シレっと帰ろうとするんじゃない!」

あやせ「桐乃助けて! お兄さんが私を手錠で無理矢理拘束しようと――!」

京介「変な単語入れんな! いつも手錠持ってんのはお前だろうが!」

31: 2012/01/01(日) 00:19:40.34 ID:Js01+G6W0
桐乃「あやせ、そのいつも持ってるっていう手錠貸してくんない?」

あやせ「えっ? い、いいけど――何に使うの?」

桐乃「調教」

あやせ「!!! お、お兄さん! 助けてくださ――」

<バタン

<ヤ、ヤメテ! モウシノビコンダリシナイカラ! イヤアアアアア!

京介「…………さて、窓ふき始めるか」



『あやせの写真が出てきた』 おわり

32: 2012/01/01(日) 00:20:34.40 ID:Js01+G6W0
書いててゴールがわからなくなった
寝る


誰か他の√書いてくれ

引用: 桐乃「大掃除してたら兄貴の部屋からとんでもないものが出てきた」