102: 2012/09/23(日) 19:24:55.66 ID:8JrDdDBv0


前回はこちら




ガチャッ!

茜「おっはよーございまーーっす!!」

P「おぉ、茜! おはよう、元気だなー」

茜「はいっ!! 私、すごく元気です!!!」

P「ははは……うん、打ち合わせだ。まぁとりあえず座って座って」

茜「はいっ!」

P「それで、今度の企画なんだけどな……」

茜「ふむふむ……どんな企画なんですか!? 私、気になります!!」

P「情熱あふれるアイドル達の……っと、よかったらこれ食べてくれ」

茜「これ? 変わったチョコですねー!」

P「あぁ、ちひろさんがもらってきたんだよ……どうぞ?」

茜「じゃあ、いただきますっ!!」



モバP「ガラナチョコ?」シリーズ


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)

106: 2012/09/23(日) 19:31:06.04 ID:8JrDdDBv0
P(茜が食べたら……しおらしくなったりとかするんだろうか……?)

茜「あっ!」

P「ど、どうした?」

茜「こ、このチョコ……!」

P(気付いたのか……!?)

茜「ちょっと変わった味がして美味しいですね!!」

P「おいおい……」カクッ

茜「どうしたんですかー!?」

P「いや、なんでもないよ……うん。気にいってくれたならよかった」

茜「はい、美味しいです!!」

108: 2012/09/23(日) 19:35:35.67 ID:8JrDdDBv0
P「……で、この企画についてなんだけど……」

茜「はい、なんでしょう!?」

P「いや、落ちついて……まぁいいや。この企画は元気さをアピールする必要があるんだけど」

茜「元気ですかー!」

P「うん、元気だ」

茜「それなら任せてください! なにはなくとも元気はあります!!」

P「そうだな、だから茜を出そうってことになったんだよ」

茜「なるほどー! 私、一生懸命頑張りすっ!!!!」

P「おうとも、ぜひ頑張ってくれ! ……あ、チョコは好きに食べてくれていいからな?」

茜「あ、はいっ! ありがとうございます!!」

111: 2012/09/23(日) 19:42:04.12 ID:8JrDdDBv0
P(しかし……)

茜「うん、なんだかクセになる味ですねー、これ!」モグモグ

P(結構食べてるはずなんだが……変化はないのか……?)

茜「あっ……プロデューサーは食べないんですかー?」

P「うん? あぁ、俺は大丈夫だよ」

茜「そうですかー、美味しいのに!」

P「……」

茜「ふぅー、でもあんまり食べ過ぎちゃダメですよね! 美味しかったです!!」

P「そうか、よかった……」

P(……おかしいなぁ、なんでだ?)

茜「……あ、あれ……?」

P「うん……? どうした?」

114: 2012/09/23(日) 19:47:52.72 ID:8JrDdDBv0
茜「あ、あの、プロデューサー!」

P「どうした、茜?」

茜「今日……なんだか、暑くないですか!?」

P「そうか? そんなことないと思うんだが……」

茜「そ、そうですか……うーん、なんでだろう……?」

P(……効いてはいたのか……?)

茜「うーん……あぁ、なんだか暑いです……!」

P「そうか……大丈夫か?」ピトッ

茜「ひゃああっ!!?」

P「うわっ!? な、なんだよ……急に大きな声出して……」

茜「す、すみませんっ!! ちょ、ちょっとビックリしちゃいました!」

115: 2012/09/23(日) 19:53:33.14 ID:8JrDdDBv0
茜「う、うぅ……!?」

P「どうした、茜?」

茜「プ、プロデューサー、私変になっちゃったのかもしれません!」

P「変に? どんな風にだ?」

茜「その、えっと……」

P「……」

茜「か、身体が……熱いんです……」

P「身体がか……熱じゃないのか……?」

茜「や、やっぱり風邪……風邪なんでしょうか!?」

P「うーん、じゃあ熱はかるからおでこ貸してくれ」

茜「は、はいっ……!」スッ

P「どれどれ……」コツン

茜「ひゃあぁあ!!?」

P「うわぁぁっ!?」

119: 2012/09/23(日) 20:02:51.16 ID:8JrDdDBv0
P「な、なんだよ……?」

茜「す、すみませんっ!! わ、私変なんですっ……!」

P「だから、熱をはかろうとしてるじゃないか」

茜「そ、そうじゃなくて……ううーっ!」

P「そうじゃなくて……?」

茜「プ、プロデューサーが触ったら、もっと熱くなって……! わ、私こんな熱さ、初めてですっ……!!」

P「へぇ……どんな風に熱いんだ?」

茜「その、なんだか……運動をした後みたいに……ド、ドキドキしてきて……」

P「ドキドキして、それで?」

茜「あ……その……」

P「どうした? 茜らしくないじゃないか……」

茜「う、うぅ……うぅぅぅぅ……!」

P「ほら、いってみるんだ……」

茜「……プロデューサーを見てたら、もっと……熱くなって……きて……う、うああぁぁあ!!」ガタッ

P「ちょっ、うわっ……!?」

120: 2012/09/23(日) 20:05:25.06 ID:8JrDdDBv0
茜「プロデューサー、そのっ!!」

P「ど、どうした茜?」

茜「も、もうダメです! 私耐えられません!!!」

P「えっ……ちょ、ちょっと落ちつけ! な?」

茜「無理です!! プロデューサー!!!」

P(くっ……ちひろさんはまだなのか……!?)

茜「私、私っ……!」

P「茜……」

茜「走ってきますっ!!!!」

P「は?」

124: 2012/09/23(日) 20:13:49.64 ID:8JrDdDBv0
茜「うおーーーっ! ダッシュだあぁぁぁっ!!」

ガチャッ ドターン!

P「ちょ、茜……いっちゃったよ……」

ちひろ「ふむ……」

P「あ、ちひろさん」

ちひろ「茜ちゃん、走っていっちゃいましたね。何したんですか?」

P「いや、ほとんど何も……耐えられないって言ってそのまま……」

ちひろ「へぇ……まぁ、茜ちゃんらしいですね」

P「そうですね……でも、余裕が無くなってもそうだって認識できないあたりが茜らしいというかなんというか……」

ちひろ(……上気した肌がなかなかに色っぽかったですけどね……)


……ダダダダダダダ

茜「うわぁぁぁぁっ! ダメだぁあああああ! プロデューサーのことが頭から離れないぃぃいい!」

ダダダダダダダダ……


茜 おわり

125: 2012/09/23(日) 20:15:25.84 ID:7S6bhOvl0
乙ー

引用: モバP「これって……」ちひろ「ガラナチョコです」