138: 2012/09/23(日) 20:50:22.32 ID:8JrDdDBv0



前回はこちら





ガチャッ…

杏「おはよー……」

P「お、杏おはよう」

杏「事務所に来た事実はできた。さぁ帰ろう」

P「待て」

杏「……えー? ダメ?」

P「ダメです」

杏「ほら、最近は物騒な事件も多いから早めに帰りたいなーって」

P「そりゃ大変だ。事務所でゆっくり打ち合わせしよう」

杏「もう、ああいえばこういう……」



モバP「ガラナチョコ?」シリーズ


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)

141: 2012/09/23(日) 20:58:43.16 ID:8JrDdDBv0
P「まぁまぁ、今日はこれだけだからさ」

杏「じゃあ私がいなくても平気だったんじゃないの?」

P「そうはいかないだろ。企画内容とかはちゃんと話しあっておかないとな」

杏「ふぅん……?」

P「前は勝手にとってやたら嫌がったからな。ちゃんと事前に知らせなきゃ」

杏「当たり前でしょ……だって、アトラクション担当が杏なんてありえないもん!」

P「そのギャップが受けると思って」

杏「生氏にかかわるのっ! もう」

P「ははは、すまんすまん……まぁ座って座って。チョコでもどうだ?」

杏「えー、チョコー?」

P「飴が切れてさ……ちひろさんがもらってきたんだけどさ、代わりに」

杏「はぁ、仕方ないなぁ……これで我慢してあげよう」

143: 2012/09/23(日) 21:05:42.00 ID:8JrDdDBv0
杏「……あむっ、それで話は?」

P「あぁ、それで企画内容なんだけど……」

杏「ふむふむ……」

P「結構楽なはずだぞ? 寝具特集だから」

杏「寝具って……え、寝てるだけでいいの!?」

P「楽な仕事取れっていったのは杏じゃないか」

杏「へぇ……へぇー。やるじゃん、プロデューサー! 褒めてあげる」

P「はいはい、ありがとう」

杏「うん、チョコもたまにはいいねー。悪くないよ」モグモグ

P「そうかそうか……」

杏「内容は?」

P「内容なんだけど、企画概要が――」

146: 2012/09/23(日) 21:13:07.89 ID:8JrDdDBv0
P「――で、こんな感じで……聞いてるか? 杏」

杏「ふぅ……はぁ……あ、え……?」

P(うん、効いてるな)

杏「ごめん……なんて……?」

P「だから、ここら辺の役周りの話なんだけどさ……」

杏「……うん……」

P「VTR流してる間もワイプは出るから寝ないこと。わかってるよな?」

杏「わ……わかってるってば……ふぅっ……」

P「そうか? 杏には前科があるからなぁ」

杏「はんせい……してるってば……」

P「どうかなぁ……」

149: 2012/09/23(日) 21:18:28.68 ID:8JrDdDBv0
杏「はぁ……ぷろでゅぅさ……」

P「ん? どうした?」

杏「ごめん……帰っていい……?」

P「いやいや、まだ打ち合わせ中じゃないか」

杏「……でも……」

P「ほら、座った座った」グイッ

杏「ひゃ、ぁ……ん……」

P(……あれ? えOちぃ)

杏「さ、触らないでよ……もう……」

P「す、すまんすまん……」

杏「……んぅ……はぁ……」

153: 2012/09/23(日) 21:23:40.18 ID:8JrDdDBv0
P「あ、杏……?」

杏「はぁ……ぅ……帰りたい……」

P「わ、わかった……帰ってもいいから、うん……」

杏「ほ、ほんと……? よかった……」

P(な、なんかいつもと空気が違う……あ、あかん……!?)

P「た、立てるか……?」グッ

杏「……あっ……」

P(なんで色っぽい声だしてるんだこいつ!?)

杏「ぷろでゅぅさ……ねぇ……」

P「な、なんだ?」

杏「なんか……変なんだけど……」

154: 2012/09/23(日) 21:28:15.80 ID:8JrDdDBv0
P「へ、変って……?」

杏「……むらむらする……」

P「ちょっ……!? お、お前何をいってるんだ!?」

杏「……杏だって、変だと思うけど……しかたない、じゃん……」

P「仕方ないってなぁ……」

杏「も、ダメ……ねぇ……」

P「あ、杏……?」

杏「どうにか……して……?」

P「」

157: 2012/09/23(日) 21:34:53.43 ID:8JrDdDBv0
P(お、落ちつけ! こんなつるぺたのお子様に欲情なんてない、欲情なんてしない!)

杏「せつないよぉ……ぷろでゅぅさぁ……」

P(だめかもしれない)

杏「ねぇ、ぷろでゅ……」

ガチャッ!

ちひろ「プロデューサーさん、お電話です!」

P「あ、ご、ごめん杏! 仕事だから!」

杏「え……まってよぉ……ねぇ、いっしょにやすもうよ……」

ちひろ「はい、杏ちゃんはこっちに……送迎用の車も用意してありますから、ね? おうち帰りましょう?」

P(た、助かった。危ないところだった……!?)

杏「やだぁ……杏、プロデューサーといっしょにいたい……」

P(Oh……)

161: 2012/09/23(日) 21:38:32.74 ID:cqolrAn20
Oh...

165: 2012/09/23(日) 21:43:31.31 ID:8JrDdDBv0
―――

――

ちひろ「ふぅ……どうにか、家に送り返しましたよ」

P「あ、危なかった……杏にはそういう感情は億にひとつもありえないと思ってたのに……!」

ちひろ「杏ちゃんは身体が小さいから、必要以上に興奮しちゃったんでしょうね……」

P「やっぱりなんだかんだいって人気アイドルなりのかわいさはあるんですよね」

ちひろ「そう、普段ひょうひょうとしてますけどね? 女の子なんですから」

P「えぇ……」

ちひろ「……普段口に出せない本音が出たのかもしれませんよ?」

P「杏が、俺に? あはは、チョコのせいですよ……」

ちひろ「どうですかねぇ……」


杏 おわり

166: 2012/09/23(日) 21:44:09.07 ID:cR37gaZQ0

167: 2012/09/23(日) 21:45:56.51 ID:uUQ6TdMJ0

引用: モバP「これって……」ちひろ「ガラナチョコです」