541: 2012/09/24(月) 14:57:32.65 ID:NHGomnWS0



前回はこちら



 ちひろ「さあさあチョコはまだたっぷりあります!はりきって次いきましょう!」

P「はりきれるわけないでしょう。こっちは常に危ない橋渡ってるんですから」

ちひろ「そうですね。そんなプロデューサーさんのために次は大丈夫そうな娘呼びました」

P「それが本当なら嬉しいんですが、いまいち信用できないですけど」

ちひろ「そろそろ来る頃なので準備お願いしま~す♪」

P「聞けよ」




光「こんにちはー!」

P(光……確かにこの子にそういうイメージは持ちにくいが……)

P「すまないな光。オフなのに来てもらって」

光「構わないぞプロデューサー!お呼びであればどんな時でも駆けつける!それがヒーローだ!」



モバP「ガラナチョコ?」シリーズ


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)

543: 2012/09/24(月) 15:02:54.81 ID:NHGomnWS0
P「お前に良さそうな役柄の募集があってさ」

光「ふんふん」

P「特撮でアグレッシブな女の子の……あ、チョコあるぞ。遠慮せず食ってくれ」

光「おお!ありがとう!」パクッ

P(食った!)

P「うまいか?」

光「ん~?おいしいけど、なんか変わった味だな」モムモム

P「ちひろさんから貰ったんだ。まだいっぱいあるぞ」

549: 2012/09/24(月) 15:06:32.56 ID:NHGomnWS0
P「それでオーディションでのお前のアピールなんだけど……」

光「……」モジモジ

P(さっきは何か言うたびに「おお!」とか「頑張るぞ!」とか元気に返事してたのに)

P(今はうつむいた状態でうって変わっておとなしい。頬も赤みを帯びている)

光「はぁ……はぁ……な、なあプロデューサー?ここ暑くないか?」

P「え?別にそんなことはないが」

光「そ、そうか……」ハァハァ

P(息も荒くなってきてる。結構量食べたし、間違いなく効果は表れているが……)

P「どうした?具合が悪いのか?」スッ

光「ひぅんっ!」ビクッ

P(!?)

P(肩に手を置いただけでこの反応……いやそれよりも普段の光からは想像しがたい色っぽい声が!?)

553: 2012/09/24(月) 15:11:30.27 ID:NHGomnWS0
光(なんだこれ……事務所に来たときは平気だったのに急に体が熱く……)

光(風邪をひいた?いやそれのけだるさとはまた違うし咳も出ない……)

光(!?)

光(何らかの陰謀か!?もしかしてアタシは罠にハメられたのか!?)

光(思い出せ……っ!なにかきっかけがあったはずだ!いつ罠にかかったのか……)

(P『あ、チョコあるぞ。遠慮せず食ってくれ』)

光(!!!)

光「くっ……あの時か……っ!」

P「光?」

光「盛られた……っ!」

P「!?」


ちひろ「!?」

554: 2012/09/24(月) 15:14:06.67 ID:NHGomnWS0
P(まさかばれた!?よりによって光が気付くのか!?)

光(正面から戦っては敵わないと見て服毒を狙うとは……悪の組織め卑怯な手を!)

(P『ちひろさんから貰ったんだ』)

光(!!)

光(ま、まさかちひろさん……!)

――――――――――――

555: 2012/09/24(月) 15:17:38.00 ID:NHGomnWS0
――――――――――――

ちひろ『ふふっ……敵がこんなに近くにいることも見抜けないなんて。間抜けねヒーローヒカル』

光『どうしてだちひろさん!なぜあなたがこんなことを!』

ちひろ『私はウンエイドッグCHIHIRO。これも秘密結社カキンゲーナムコの世界征服のためよ。そのためにはあなたが邪魔だったの』

光『ぐっ……体が……熱いっ……』

ちひろ『毒が回ってきたようね。それは体の中を炎のようにじわじわと焼いていくわ。せいぜい苦しみなさい』

ちひろ『ふふっ……これで次のターゲットをプロデューサーさんに移すことができるわね。あの人からはどれだけ毟り取れるかしら』

光『やめろ……っ!プロデューサーに手を出すなっ……』

ちひろ『おほほほほ!我らの礎になりなさい光ちゃん!哀れなヒーロー!』

光『くそっ……』ガク

ちひろ『みんな課金すればいいのよ!課金すればみんな幸せになれるの!課金よぉぉぉぉ!!!』

――――――――――――

557: 2012/09/24(月) 15:20:55.63 ID:NHGomnWS0
――――――――――――

光「プロデューサー……アタシとしたことが油断したよ。まさかこんな手に出てくるとは……」ハァハァ

P「あ、あのな光、これは」

光「ちひろさんだ!あの人はすでに!」

P「え、なに?ちひろさん?」

光「プロデューサーはここにいてくれっ……!」フラッ

P「お、おい光どこ行くんだ」

光(ヒーロー最後の仕事だ!せめて相討ちにしてプロデューサーを……相棒を守る!)

バーン!

光「ウンエイドッグCHIHIROおおお!」

559: 2012/09/24(月) 15:21:59.80 ID:NHGomnWS0
シーン

光(なっ……いない……だと……)


別室モニタールーム

ちひろ「えっ!?なに!?運営Dog!?」


事務所

P「光!」

光「おのれ……秘密結社……カキンゲー……ナムコめ……」バタッ

P「光うぅぅぅぅぅ!!!」

563: 2012/09/24(月) 15:23:50.13 ID:NHGomnWS0
ちひろ「ただいま家まで送り届けてきました」

P「しかしよく分からない反応でしたね。盛られたことに気付いたかと思えば変なことを言って飛び出して」

ちひろ「でも珍しく襲う襲われパターンじゃなかったですし、プロデューサーさんの心労も軽いほうでは?」

P「そうですね。今までの娘と違ってあまり疲れはしてないです」

ちひろ「だから言ったじゃないですか。光ちゃんは大丈夫だって」

P「本当にそれで済ませてよかったんでしょうかね……?」

ちひろ「はい♪」


後日、千川ちひろが光からなぜか悪の組織のスパイとして疑われるのはまた別の話

566: 2012/09/24(月) 15:27:41.66 ID:a7ur3qquO

567: 2012/09/24(月) 15:28:30.66 ID:dmtouh8b0
やはりヒーロー格が違った


(凛ちゃん書いていいですか)

引用: モバP「これって……」ちひろ「ガラナチョコです」