637: 2012/09/24(月) 18:29:27.47 ID:q359SLkrO



前回はこちら




ちひろ「さあ、今回も張り切っていきましょう!」

P「はいはい、お次は誰ですか……」

ちひろ「おやおやぁ、どうしたんですかプロデューサー!元気がありませんよ!」

P「いやいや、むしろちひろさんはなんでそんな元気なんですか」

ちひろ「最近、プロデューサーが頑張ってくれるおかげで、もう笑いが止まらないんですよ。しょぼくれてなんかいられません」

P「え?それってどういう……?」

ちひろ「……聞きたいですか?」

P「……いえ、いいです。遠慮しておきます」

ちひろ「それが賢明ですよ。世の中、知らない方がいい事なんてたくさん有りますから♪」

P「……」

ちひろ「では、次の人もそろそろ来ますし、プロデューサーはいつもの部屋でスタンバっといてくださいねっ」ニッコリ



モバP「ガラナチョコ?」シリーズ


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)

638: 2012/09/24(月) 18:30:59.00 ID:q359SLkrO
P(はぁ……いつまでやればいいんだろう……)

コン……コンコン

P(来たみたいだな)

P「どうぞー」

がちゃ

瑞希「し、失礼するわね」


P(次は川島さんか……)

P「こんにちは、川島さん」

瑞希「えっ、ええ。こんにちは」ソワソワ

P(?なんだか川島さん挙動不審だな)

641: 2012/09/24(月) 18:35:17.22 ID:q359SLkrO
名前間違えてた瑞希→瑞樹

瑞樹「君……」モジモジ

P「はい」

瑞樹「私に……その……何か用があるんじゃないの?」

P「はい?」

瑞樹「だから、その……私に、してほしいこととか、したいこととか……」

P「?どゆことです?」

瑞樹「ああっもう!ニブいわね!千川さんから聞いたわ。私に……だっ、大事な用事があるんでしょう?」

P(大事な用事ってなんだ?ちひろさん、川島さんに何を吹き込んだんだよ……)

瑞樹「そりゃ私だって、もうあまり若くはないわけだしプロデューサーとなら……」ゴニョゴニョ

P(なんだろう、嫌な予感がビンビンしやがる)

645: 2012/09/24(月) 18:38:29.98 ID:q359SLkrO
P「あのー、話が見えないんですけど……」

瑞樹「何よ、しらばっくれるの?」パッ

P(あれは、ガラナチョコのパッケージ!)

瑞樹「これ、千川さんから受け取ったわ。君が私に贈ってくれたのよね?」

P「そ、それは……」

瑞樹「これが何なのか、当然知ってるわよ。つまりは、そういうこと……なんでしょ?」シュル…

P「ちょっ!川島さん、なんで脱ぎ始めてるんですかっ!」

P(まさか川島さん、もうチョコを食べて……)

瑞樹「……そんなの、決まってるじゃない」

P「あの、か、カワシマサン……?」

P(なんか目の色が明らかにおかしい!)

瑞樹「ふふふ……既成事実。……とっても、ステキな言葉よねぇ」パサッ…

648: 2012/09/24(月) 18:42:24.59 ID:q359SLkrO
P「うわぁっ!川島さん、ちょっと、前!全開で見えてます!」

瑞樹「いいじゃない。これからたっぷり……愛し合うんだから」

P「ち、ちひろさーん!ヘルプ!ヘルプミー!」

瑞樹「……プロデューサー」ジリッ

P「ちひろさん!モニターで見てんでしょっ!早くっ!早く来てー!」

瑞樹「プロデューサー……どこを見てるの?私を見てくれなきゃ……嫌」

P「うわわっ!ちょっと落ちっ、落ち着きましょうよ!そう、一旦落ち着いて……」

瑞樹「プロデューサー、私、これでも自分がはしたないことをしているって、理解しているつもりなのよ?」

P「わかりました!わかりましたから服を着て……」

瑞樹「それなのに、君は私を恥さらしにしたいのかしら?それとも……そういうプレイがお好みなの?」ツツツ…

P「あ、そっちは……ダメぇ!あっ……」

P(終わった……さらば、俺の貞操……)

プシュー

瑞樹「……ふにゃ」クテン

ちひろ「いやぁ、危機一髪でしたねっ」

649: 2012/09/24(月) 18:47:20.04 ID:q359SLkrO
P「川島さんは?」

ちひろ「ご心配しなく。ちゃんと衣服を着せて送り届けましたよ」

P「そうか。……そういえばあの時、川島さんになにしたんです?」

ちひろ「あの時ですか?これですよ」スッ

P「……スプレー?」

ちひろ「はい。これには超強力な睡眠導入作用のある溶液が入っていまして……」

P「わかりました、もういいです」

ちひろ「そうですか?残念」

650: 2012/09/24(月) 18:49:04.81 ID:q359SLkrO
P「それにしても……うわあぁぁぁぁぁ!」

ちひろ「どうしたんです、急に」

P「川島さんは今日のこと覚えてるんですよね?俺は明日から一体、どんな顔して川島さんに会えばいいんだ……」

ちひろ「なぁんだ。そんなことですか」

P「そんなことって。ちひろさんは他人ごとだから……」

ちひろ「そんなの、何も無かった、って顔してればいいんですよ。そうしたら、向こうは勝手に『あれは夢だった』って納得してくれます」

P「……そういうもんですか?」

ちひろ「そういうもんですよ」

――数日後

瑞樹「プロデューサーは変わりなし、か。やっぱり夢だったのかしら。……そうよね、あんなに都合のいいこと、夢に決まってるわね。うん」

瑞樹「それにしても、あんな夢を見るなんて、私、溜まってるのかしら。……今度、本当にプロデューサーに迫ってみようかな……ふふ」

終わり

651: 2012/09/24(月) 18:52:07.28 ID:xqTxXUh00
おつう

引用: モバP「これって……」ちひろ「ガラナチョコです」