820: 2012/09/24(月) 23:31:30.40 ID:H/fzsub70



前回はこちら




ガチャ

美優「おはようございます、プロデューサー」

P「美優さん。すみません急に呼びだしちゃって」

美優「いえ、お仕事が増えるのは嬉しい事ですから」

P「ええ、頑張りましょう。なんでもこの前の動物衣装が好評だったらしくて」

美優「…あれですか、少し恥ずかしかったんですが……」

P「え、可愛かったと思いますけど。好きですよ、俺は」

美優「ぁぅ」

美優「……プロデューサーさんになら、いつでも……」ゴニョゴニョ

P「え、何か言いました?」

美優「な、なんでもありません…そうだ、このお菓子、どうしたんですか?」

P「ああ、ちひろさんが貰ってきたらしいです。良かったらどうぞ」



モバP「ガラナチョコ?」シリーズ


アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場(12) アイドルマスター シンデレラガールズ シンデレラガールズ劇場 (電撃コミックスEX)

821: 2012/09/24(月) 23:34:57.84 ID:H/fzsub70
───

P「それで、ここでゲストの仁奈と一緒に……」

P「(中々手を付けてくれないな……)」

美優「ああ、可愛いですよね…あの子……」

美優「すごく…何かを、くすぐられるというか……」パク

P「(よし!)」

美優「ん……あら……懐かしい、このチョコレート」

P「え?」

824: 2012/09/24(月) 23:37:12.82 ID:H/fzsub70
美優「ちひろさん……こんなもの、持っていたんですね……」

P「その、美優さん、知って……食べた事、あるんですか?」

美優「?はい……。というか、プロデューサーさんの世代なら……」

P「……」

P「(しまった、そういえば同年代なら知っていても無理はない…!)」

美優「……でも、すごく久しぶりに食べましたけど」

美優「なんだか……回りが速いですね……もう、熱くなってきました……」パタパタ

P「(い、1個で…!?どうする、もう行動を起こすべきか……)」

825: 2012/09/24(月) 23:40:06.93 ID:H/fzsub70
美優「……ところで、プロデューサーさん?」ズイッ

P「な、なんですか?」

美優「さっきの言い分だと…プロデューサーさんは、コレが何かという事を知っていたみたいですけど…」

美優「内緒にして……私に食べさせて、どうしたかったんですか……?」

P「ちょ、美優さん!近……」

P「(ま、まずい、呑まれてる……)」

美優「プロデューサーさん……」ドサッ

美優「正直に言ってくれないと、噛み付いちゃいますよ……?」フニュン

P「(ふおおおおっ!?)」

829: 2012/09/24(月) 23:44:12.70 ID:H/fzsub70
P「(ヤバイヤバイヤバイ……!)」

美優「……」プチプチ

P「(上気して少し汗ばんでるせいか、ダイレクトに美優さんの匂いが……)」

美優「……」プチプチ

P「って美優さん!なんでシャツのボタンを……」

美優「プロデューサーさん……意外とがっしりしてるんですね……」

美優「素敵です……」クリクリ

P「おぅふぅ」

831: 2012/09/24(月) 23:50:10.18 ID:H/fzsub70
美優「プロデューサーさんも……何個かは、アレ、口に入れてるんじゃないですか……?」

P「お、俺は1個も……」

美優「……でも、それにしては」フーッ

P「ひああっ!?」ビクッ

美優「こんなにも……」カプッ

P「うぁ…くっ……耳……」

美優「反応してる……不思議ですね……ふふふ」ハムハム

P「(くぉぉ…)」

832: 2012/09/24(月) 23:53:37.48 ID:H/fzsub70
美優「……プロデューサーさん、可愛い……」

P「(うう……ちひろさん、早く……)」

美優「……キス……しましょうか」

P「え!?」

美優「チョコ…食べた後、ですから……きっと、甘いですよ……?」

P「ま、待って!待ってください!」

美優「待・ち・ま・せ・ん……♪」

P「う、うわああああ!」

833: 2012/09/24(月) 23:57:42.37 ID:H/fzsub70
P「お、お願いです……やめ……」

美優「……」

美優「……」フゥ

美優「もう……そこまで嫌がられたら、出来る訳無いじゃないですか……」スクッ

P「あ……え……?」

美優「…はぁ……名前で呼んで貰えるようになったので、大丈夫だと思ったんですけれど……」

P「え…ど、どういう…」

美優「……もう、ただの1個であんなになるはずないじゃないですか……」

835: 2012/09/25(火) 00:01:24.96 ID:VdeQYS2T0
P「え、演技……?」

美優「はい、どうせなので……場を利用して、勇気を出してみたんですが……」

美優「……まだ、早かったみたいですね」

P「う…何か、ごめんなさい…」

美優「……気にしないでください。それはそうと……ちひろさん、居ますよね……?」

<ガタッ

美優「正直、キスの所で止められると思ってました」

ガチャ

ちひろ「あちゃー……やっぱり、バレてました?」

839: 2012/09/25(火) 00:13:21.01 ID:VdeQYS2T0
美優「ええ……プロデューサーさんが、一人でこんな事考えるとは思えませんし……」

美優「……さっきまでの事を覗き見していたことは咎めません。その代わり……」ニコ

ちひろ「は、はい!映像は責任を持って全消去させて頂きます!」

美優「お願いしますね」ニコニコ

美優「……もう、プロデューサーさんもめっ、ですよ…。こんなイタズラ……」

P「……」

美優「……プロデューサーさん?」ヒョイ

P「わひゃい!?」

美優「ひゃっ、ど、どうしたんですか…?」

P「い、いえ、何でもないです、何でもないですよ!?」

美優「それなら、いいんですけど……」

P「(言えない……チョコも食べていないのにまだ収まらないなんて……)」

842: 2012/09/25(火) 00:20:49.20 ID:VdeQYS2T0
美優「……でも」ソッ

P「え……?」

美優「私も、プロデューサーの──」フッ

P「~~~っ!?」ビクン

美優「──弱い所が、分かっちゃったのは……重畳、です」ニコ

P「は、はは……どうか、ご内密に」

美優「ふふ……」

845: 2012/09/25(火) 00:24:34.82 ID:VdeQYS2T0
────


──




P「(うう、まさかこちらの方がおあずけ状態にされるとは……)」

ちひろ「いやぁー……怖かったです、美優さんが怒ったの、初めて見たかも」

P「それよりちひろさん、どうしてもっと早く止めてくれなかったんですか!」

ちひろ「あはは、ちょっと見入ってしまって……」

P「本当にお願いしますよ……美優さんだから良かったものの……」

ちひろ「それにしても」

P「?」

ちひろ「プロデューサーさんって耳が弱かったんですねー、あの時の声といったら……」

P「忘れてください!」

美優 おわり

847: 2012/09/25(火) 00:25:20.31 ID:I8b70X140
乙ー

引用: モバP「これって……」ちひろ「ガラナチョコです」