エーリカ「お、はかせじゃないか。もう食べていいの？」

芳佳「まだです！ハルトマンさんも食堂で待ってて下さい」

エーリカ「えぇ～？だって、はかせはもう食べてんじゃん」

芳佳「博士はつまみ食いしたからお食事抜きです」

はかせ「えぇ～、そんなの聞いてないんだけど」

芳佳「はかせなんかもう知りません」

はかせ「芳佳がいじめる～」

エーリカ「よしよし。なあミヤフジ。少しはかせに対して厳しいんじゃないか？はかせはまだ子供だぞ？」

芳佳「そんなこと・・・」

芳佳（お父さんは未だ生氏不明で行方不明。お父さんの研究所跡に居た子供で、ウィッチの素質ある子供ってことで坂本さんが引き取ってきたけど・・・）

芳佳（まさかお父さんの新しい子供ってわけじゃないと思うけど・・・）

はかせ「ねえ、これも美味しいよ」ﾑｼｬﾑｼｬ

エーリカ「ほんとだ。やっぱミヤフジは料理が上手いなー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

芳佳「こらー、二人ともー！」

エーリカ・はかせ「　ッヒィ～」

リネット「あれ？なんでハルトマン中尉とはかせはお水だけなんですか？」

ミーナ「つまみ食いをしたからよ。銃殺系じゃないだけましだと思ってもらいたいものだわ」

エーリカ「ごめんよー」

はかせ「はかせはハルトマンよりいっぱいつまみ食いしたから平気なんだけど」

エーリカ「くそ～」

むい～ん　むい～ん

ミーナ「警報！？ネウロイが来るなんて予兆はなかったのに！」

坂本「よし、みんな行くぞ！」

芳佳「はい！坂本さん！」

坂本「宮藤、これを！」

芳佳「これは・・・なんですか坂本さん？」

坂本「新型ストライカーユニット、丈夫なおんぶ紐だ」

芳佳「は、はぁ・・・」

坂本「お前は隊で最も強いシールドを持っているからな。そのストライカーおんぶ紐ではかせをおんぶして飛ぶんだ」

芳佳「えぇぇぇぇええええ！？む、無理ですよ坂本さん！」

はかせ「無理じゃないんだけど」

芳佳「はかせ！？」

はかせ「計算ではシャーリーの三倍の速度でどんなアクロバティックな空中移動をしてもそのストライカーおんぶ紐が千切れることはないんだけど」

芳佳「で、でも・・・」

はかせ「はかせは宮藤博士の弟子なんだけど！はかせを信じられないっていうことは宮藤博士を信じないことと一緒なんだけど」

芳佳「・・・わかりました。しっかり掴まってくださいね、はかせ」

はかせ「うん！それじゃ言って来るね、坂本ー」

坂本「うむ。戦果を期待しているぞ、宮藤、はかせ」

ペリーヌ「宮藤さんは後方でサポートに！」

芳佳「はいっ！」

リネット「芳佳ちゃん、敵は大型ネウロイ1。気を付けて！」

ルッキーニ「うじゅじゅ、硬くて全然効果ないよ～」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

シャーリー「諦めるなルッキーニ」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

芳佳「わわ、あのネウロイ大きくて黒くて硬い・・・。大丈夫かなみんな・・・」

はかせ「ねえねえ、よしかー」

芳佳「どうしたんですかはかせ？」

はかせ「はかせも攻撃したいんだけど」

芳佳「えっ？でも、はかせは武器持ってないじゃないですか」

はかせ「光線銃持ってきた」

芳佳「光線銃・・・？何それ？」

はかせ「ちょっと頭下げてみて」

芳佳「うん。・・・これでいい？」

はかせ「びーむ発射ー！」びー

カッ

ルッキーニ「何あれ！？ヨシカがネウロイみたいなビーム撃った！」

シャーリー「すごいぞ、ネウロイが半壊した！みんな、一気に畳み掛けろ！」

ペリーヌ「行きますわよ！」

芳佳「何あれ・・・。すごいよはかせ！その光線銃、もっとないの？」

はかせ「一個しかないよ。あと、今撃ったら溶けちゃった」

芳佳「そんなぁ～。あんなのがいっぱいあればネウロイから色んな領土を奪還できるのに」

リネット「やったね芳佳ちゃん！ネウロイをやっつけたよ！」

芳佳「やったー」

リネット「さっきのビームははかせが？」

はかせ「うん。はかせが撃った」

芳佳「すごいよね。まさか一発でネウロイの半分を消し飛ばすなんて。あれ、なんだか背中があったかい・・・？」

はかせ「さっき光線銃撃ったときびっくりして・・・」

芳佳「えぇ～、もしかしてはかせ漏らしちゃったんですか～！？」

はかせ「うぅ・・・坂本がやった」

ペリーヌ「やってません！」

坂本「ほう、初戦にも関わらず活躍したそうじゃないか」

はかせ「えへへ」

坂本「宮藤もよくやった」

芳佳「ありがとうございます」

ルッキーニ「ねえねえ、はかせはかせー。あっちに面白い虫がいるからいこー」

はかせ「わかった。じゃあねー、坂本ー」

坂本「ハッハッハ、行って来い」

シャーリー「なあ、坂本少佐・・・。あの武器なんだが・・・」

坂本「うむ・・・」

エイラ「はぁ・・・」

芳佳「どうしたんですか？」

エイラ「ミヤフジか・・・。何でもない。あっち行ってろ」

芳佳「そんなこと言わないで下さいよ」

エイラ「うるさいなー。いいからどっか行けよ」

芳佳「何か隠してるんですか？見せて下さいよ」

エイラ「ヤ、ヤメロー」

芳佳「これは・・・レコードですか？ファンタ・・・ぢっく・・・。ファンタぢっく・・・？」

エイラ「はぁ・・・。知られてしまったか・・・」

芳佳「どうしたんですかこれ？」

エイラ「これはとても高価なもので、お小遣いを貯めてようやく買ったんだ。だけど・・・」

芳佳「だけど？」

エイラ「実は高価なんじゃなくて、私は1000枚セットのを買ってしまったんだ・・・」

芳佳「そんな・・・」

エイラ「まだ999枚もあるんだ・・・。どうしたらいいんだ、ミヤフジ・・・」

芳佳「大丈夫です、はかせならきっとなんとかしてくれます！」

エイラ「はかせ・・・？ああ、あの新入りの子供か・・・」

芳佳「早速はかせに知恵を借りましょう」

はかせ「ふむふむ、それなら簡単だよ」

エイラ「本当カ！？」

はかせ「うん！まずは2ちゃんねるで適当なスレタイでスレを立てるでしょー」ｶﾀｶﾀ

芳佳「2ちゃんねる・・・？」

エイラ「スレ・・・？」

はかせ「で、本文をこうして・・・」

エイラ「何だ何だ！？いきなりファンタぢっくの注文が殺到してきたンダナ！」

芳佳「すごいよはかせ！どんな魔法を使ったの！？」

はかせ「うーん・・・。強いて言うなら、ステマかな？」

完

えっ
武器の伏線えっ
ファンタぢっく落ちえっえっえっ

ちょっとあゆたの為に買ってくる