881: ◆UCaKi7reYU 2013/08/14(水) 23:30:36.14 ID:A7RdAXA90
モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです
前回はコチラ
「…久しぶりに、心地いいくらいに混沌としてますねぇ♪」
「えぇ、もちろんですよぉ♪こんなに楽しそうなこと、行かないなんて損です♪」
「さぁ、行きましょうか王子様♪……舞踏会が終わるまで、踊り続けるのも一興ですよ………むふ、むふふ♪」
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。
それと同じ日に、宇宙から地球を侵略すべく異星人がやってきました。
地球を守るべくやってきた宇宙の平和を守る異星人もやってきました。
異世界から選ばれし戦士をが悪のカリスマが
突然超能力に目覚めた人々が未来から過去を変えるためにやってきた戦士が。
他にも隕石が降ってきたり、先祖から伝えられてきた業を目覚めさせた人がいたり。
それから、それから――
「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。
・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。
882: 2013/08/14(水) 23:31:23.40 ID:A7RdAXA90
―――とある公園。
霧に包まれた街は冷めることを知らぬように熱狂さを増していた。
そこかしこで妖怪たちが雄叫びを挙げ、悪霊達は己の思いを張り上げ、それらを狩る死神たちの中にさえ自分を抑えきれなくなる者も少なからずいた。
解決に向けてひた走る者、ただ単純にこの状況を楽しむ者、静かに暮らしたいと願う者もこの状況に乗じて自らの欲望を満たそうとする者も居た。
しかし、それら全ては遅かれ早かれ狂乱の宴へと巻き込まれる。
そうして出来上がった、幾つかの『宴会場』。
酒と料理と、歓声と熱気と。
暴食の悪魔と謎の女性が作り上げた公園の宴会場は、特に盛況を極めていた。
霧に包まれた街は冷めることを知らぬように熱狂さを増していた。
そこかしこで妖怪たちが雄叫びを挙げ、悪霊達は己の思いを張り上げ、それらを狩る死神たちの中にさえ自分を抑えきれなくなる者も少なからずいた。
解決に向けてひた走る者、ただ単純にこの状況を楽しむ者、静かに暮らしたいと願う者もこの状況に乗じて自らの欲望を満たそうとする者も居た。
しかし、それら全ては遅かれ早かれ狂乱の宴へと巻き込まれる。
そうして出来上がった、幾つかの『宴会場』。
酒と料理と、歓声と熱気と。
暴食の悪魔と謎の女性が作り上げた公園の宴会場は、特に盛況を極めていた。
883: 2013/08/14(水) 23:32:01.12 ID:A7RdAXA90
「もぐもぐ、みなさん楽しんでますね~」
『よっぽど溜め込んでたみたいですね~、でもこういうのいいと思いません?』
「すごくいいと思いますよ~、んく」
「うふふ…あなたたちも良く食べるわね」
『そういうあなたも、いっぱいのんでますね~…美味しいですか?』
「…飲んでみる?」
「え、遠慮します~…」
『菜帆ちゃんにはまだ早いかもですね~♪』
「ベルちゃんのいじわる~……はむはむ」
「ふふ……あら?」
「ん~?どうかしましたか~?」
他愛のない会話を繰り返しながら過ごしていた公園の宴会場の立役者達であったが、その一人である志乃がとある変化に気づく。
『よっぽど溜め込んでたみたいですね~、でもこういうのいいと思いません?』
「すごくいいと思いますよ~、んく」
「うふふ…あなたたちも良く食べるわね」
『そういうあなたも、いっぱいのんでますね~…美味しいですか?』
「…飲んでみる?」
「え、遠慮します~…」
『菜帆ちゃんにはまだ早いかもですね~♪』
「ベルちゃんのいじわる~……はむはむ」
「ふふ……あら?」
「ん~?どうかしましたか~?」
他愛のない会話を繰り返しながら過ごしていた公園の宴会場の立役者達であったが、その一人である志乃がとある変化に気づく。
884: 2013/08/14(水) 23:33:13.26 ID:A7RdAXA90
「おいおい、あっちでなんか面白い事してるじゃねーか!」
「お、本当だな!」
「かー!俺もなんか持ってくればよかったぜ!」
周りを見れば、変化に気づいた妖怪達が思い思いの言葉を言っていた。
そんな者達の視線の先、公園に設けられたそこそこ広い小山の上。
―――そこには、一人の人物が舞っていた。
白と黒のフリルが付いたドレスに紅いゴシック調の帽子を深めにかぶり、その下から覗く顔には微笑を浮かべる蒼白色の仮面。
腕全体をすっぽり覆う黒い手袋に包まれた手には純白の剣が握られており、小山を舞台に流れるような剣舞を披露していた。
そうして少し眺めていると、どこからともなく三本の黒い剣が現れる。
それと同時にすっと剣舞が止まる。
観客たちが何が起きるんだと思った矢先―――三本の黒い剣が荒々しく動き始める。
「お、本当だな!」
「かー!俺もなんか持ってくればよかったぜ!」
周りを見れば、変化に気づいた妖怪達が思い思いの言葉を言っていた。
そんな者達の視線の先、公園に設けられたそこそこ広い小山の上。
―――そこには、一人の人物が舞っていた。
白と黒のフリルが付いたドレスに紅いゴシック調の帽子を深めにかぶり、その下から覗く顔には微笑を浮かべる蒼白色の仮面。
腕全体をすっぽり覆う黒い手袋に包まれた手には純白の剣が握られており、小山を舞台に流れるような剣舞を披露していた。
そうして少し眺めていると、どこからともなく三本の黒い剣が現れる。
それと同時にすっと剣舞が止まる。
観客たちが何が起きるんだと思った矢先―――三本の黒い剣が荒々しく動き始める。
885: 2013/08/14(水) 23:34:11.81 ID:A7RdAXA90
さらには先ほどとは打って変わり、鋭い剣捌きで剣舞が再開される。
そこに一本、また一本と黒い剣が切りかかるのを受け止め、払いのける。
しかも、切り払い逃げるように動き回る人物を追いかけ斬りかかる剣の数が次々と増えていく。
―――その様子は、観客達に逃げる姫とそれを追う兵士達を想起させていた。
「うわ、なんだあれ!?」
「すげぇな……こんなの滅多にみれねーぞ」
「うわぁ…ホントにすごいですね~…見てるだけでヒヤヒヤしてしまいます~」
『あれ~?いや………うーん?』
「ベルちゃんどうしたんですか~?」
『なんでしょう~……初めて見るはずなんですけど、あの人を知ってるような~…?』
「……そう、やっぱり出てきていたのね」
「???」
三者三様の様子で眺めている間も、剣舞は更に加速していく。
そこに一本、また一本と黒い剣が切りかかるのを受け止め、払いのける。
しかも、切り払い逃げるように動き回る人物を追いかけ斬りかかる剣の数が次々と増えていく。
―――その様子は、観客達に逃げる姫とそれを追う兵士達を想起させていた。
「うわ、なんだあれ!?」
「すげぇな……こんなの滅多にみれねーぞ」
「うわぁ…ホントにすごいですね~…見てるだけでヒヤヒヤしてしまいます~」
『あれ~?いや………うーん?』
「ベルちゃんどうしたんですか~?」
『なんでしょう~……初めて見るはずなんですけど、あの人を知ってるような~…?』
「……そう、やっぱり出てきていたのね」
「???」
三者三様の様子で眺めている間も、剣舞は更に加速していく。
886: 2013/08/14(水) 23:40:17.32 ID:A7RdAXA90
ついに周囲を黒い剣に囲まれ、姫君は追い詰められる。
次々と振るわれる剣、奮闘する姫君は鋭く立ち回りながらそれらを受け止め、弾き、落とす。
しかし、圧倒的に不利な状況と数の暴力にかなわず、とうとう足を取られ転んでしまう。
それでも素早く反応して振り落とされる剣を受け止めるが、もはや動くことは叶わない。
その背後から迫る、闇色の凶刃。
観客たちが思わず息を呑む中、容赦なく彼女の背後から刃が振り下ろされ―――
次々と振るわれる剣、奮闘する姫君は鋭く立ち回りながらそれらを受け止め、弾き、落とす。
しかし、圧倒的に不利な状況と数の暴力にかなわず、とうとう足を取られ転んでしまう。
それでも素早く反応して振り落とされる剣を受け止めるが、もはや動くことは叶わない。
その背後から迫る、闇色の凶刃。
観客たちが思わず息を呑む中、容赦なく彼女の背後から刃が振り下ろされ―――
887: 2013/08/14(水) 23:41:04.03 ID:A7RdAXA90
―――白銀の剣が、悪意こもる凶刃をなぎ払う。
―――まるで、姫の窮地に颯爽と登場する王子様のように。
888: 2013/08/14(水) 23:41:49.14 ID:A7RdAXA90
そのまま姫君の周囲を白銀の刃が駆け巡り、次々と黒い兵士達を切り伏せる。
更には勢いを取り戻した姫君が、王子様と背中合わせになるように剣を振るう。
一人、また一人と倒れゆく兵士………
いつしか黒い剣は全て地に落ち、夢物語の主役たちは全ての悪意を打ち払う。
残るは、王子と姫君のみ。
ゆっくりと膝を付き、こうべを垂れる王子。
それを良しとせず、剣を差し出す姫君。
王子は、しばしそれを見上げ―――自らも剣を差し出す。
―――それは、あたかも二度と離れぬように、誓約を交わすように見えた。
889: 2013/08/14(水) 23:42:38.11 ID:A7RdAXA90
―――最後には、二つの剣はいつの間にか消えており、残った姫君が観客たちに一礼をしていた。
「ヒューヒュー!すごかったぜー!!」
「やべぇ、俺も負けてらんねぇぜ!」
「おまえが何やったってあれ以上はむりだろが!!」
「んだとコラ!?」
「なんだか、とにかく凄かったですね~」
『そうですね~……けど、う~ん、なんでしょうかこの違和感』
「あぁ……今日も美味しいわね」
舞台が終わり、言葉を発することなく引き込まれていた観客達が終わった瞬間に一気に声を張り上げる。
そうして、負けじと各々が見世物を始めた事により更に喧騒が増していく。
「んくんく、はぁ、幸せです~」
「ヒューヒュー!すごかったぜー!!」
「やべぇ、俺も負けてらんねぇぜ!」
「おまえが何やったってあれ以上はむりだろが!!」
「んだとコラ!?」
「なんだか、とにかく凄かったですね~」
『そうですね~……けど、う~ん、なんでしょうかこの違和感』
「あぁ……今日も美味しいわね」
舞台が終わり、言葉を発することなく引き込まれていた観客達が終わった瞬間に一気に声を張り上げる。
そうして、負けじと各々が見世物を始めた事により更に喧騒が増していく。
「んくんく、はぁ、幸せです~」
890: 2013/08/14(水) 23:43:13.55 ID:A7RdAXA90
「―――隣、いいですかぁ?」
891: 2013/08/14(水) 23:44:05.63 ID:A7RdAXA90
「あ、どうぞ……あー!さっきの人ですか~?」
菜帆に声を掛けたのは、先ほど剣舞を演じていた姫君であった。
仮面をつけたままの彼女は、そのまま菜帆の隣に座り込む。
『………あーーー!もしかして!』
「ベルちゃんいきなりどうしたんですか~?」
「さっきの人とは悲しいですねぇ……何度も一緒にごはんを食べたじゃないですかぁ♪」
「え!?」
『近くで感じてやっとわかりました~……』
「え?え~?いったいどういうことなんですかぁ?」
「仕方ないですねぇ……これならわかりますよねぇ♪」
状況についていけないで若干混乱してる菜帆にだけ見えるように、彼女は仮面を少しだけずらす。
菜帆に声を掛けたのは、先ほど剣舞を演じていた姫君であった。
仮面をつけたままの彼女は、そのまま菜帆の隣に座り込む。
『………あーーー!もしかして!』
「ベルちゃんいきなりどうしたんですか~?」
「さっきの人とは悲しいですねぇ……何度も一緒にごはんを食べたじゃないですかぁ♪」
「え!?」
『近くで感じてやっとわかりました~……』
「え?え~?いったいどういうことなんですかぁ?」
「仕方ないですねぇ……これならわかりますよねぇ♪」
状況についていけないで若干混乱してる菜帆にだけ見えるように、彼女は仮面を少しだけずらす。
892: 2013/08/14(水) 23:45:04.59 ID:A7RdAXA90
「…あー!なんだぁ、ひn「はーいこれ美味しいですよぉ♪」むぐっ……むぐむぐ」
「だめですよぉ、今の『わたし』はただのお姫様なんですからぁ………むふふ♪」
菜帆が何か言いかけたのを阻止した彼女は、再びしっかりと仮面を被る。
「……相変わらずのようね、あなたは」
「………むふふ…『わたし』は初めましてなんですけどねぇ」
「うふふ、それもそうね……ジュースで良かったかしら?」
「はい♪」
「んくんく……?」
『菜帆ちゃんはやっぱり大物になる素質ありますね~…』
次いで傍で飲んでいた志乃が話しかける。
会話の内容は何気ないが、一瞬だけおぞましい何かが走る。
が、それも本当に一瞬ですぐに宴会場の空気に押し流されていった。
893: 2013/08/14(水) 23:46:05.82 ID:A7RdAXA90
「そういえば、ドレスまで着て今日はどうしたんですかぁ?」
「せっかく、こんなにも混沌に満ちていますからわたしも少し張り切ってしまいまして♪……本当は、どなたかお相手がいらっしゃればもっといい舞台を見せれるんですけどねぇ」
どこから出したのかストローを志乃から受け取ったジュースに差し込み、仮面をつけたまま吸い上げながら答える姫君。
『まぁまぁ、今は今で楽しみましょ~!』
「そうね……まだまだ先は長いもの、ゆっくりすればいいわ」
「それもそうですねぇ…むふふ♪」
宴は、終わらない。
続く?
894: 2013/08/14(水) 23:47:46.02 ID:A7RdAXA90
イベント情報
・菜帆とベルと志乃さんの所に謎の仮面の少女()が現れました!
・少女にはなにか特別な力が掛かっているため、正体は誰なのか基本的にはわからないようです。
・少女はどうやら、剣舞の相手を探しているようです。
投下終了、コノコダレカワカルカナー?(目逸らし)
祭りで酒と食物とくれば、次に必要なのは見世物だろうという事で書いてみました。
…それがなんでこうなったんだろうか……
まぁお祭りっていいよねという事で……それではおめ汚し失礼しました。
895: 2013/08/15(木) 00:00:08.20 ID:kfff1rgJ0
乙乙!
刀剣類を使うキャラは多いからひな…仮面の少女との演舞が出来るキャラは多いね!
刀剣類を使うキャラは多いからひな…仮面の少女との演舞が出来るキャラは多いね!
896: 2013/08/15(木) 00:01:27.11 ID:6kKMUYkG0
乙です
一体何子なんだ…
見せ物すげえな…剣舞とは
混沌としてるならしかたないね
一体何子なんだ…
見せ物すげえな…剣舞とは
混沌としてるならしかたないね
【次回に続く・・・】



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