920:◆C/mAAfbFZM 2013/08/15(木) 08:04:54.62 ID:nEvU/wAAO


モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」シリーズです


前回はコチラ



えっと142cm組(と言うか輝子関連)の話が出来上がったので今から投下しますね
一応ほとんど会話文中心なので注意

921: 2013/08/15(木) 08:06:15.13 ID:nEvU/wAAO
幸子「……そう言えば輝子さんに一つお聴きしたい事があるんです」

輝子「な、何かな……幸子……」

幸子「輝子さんは修行のために魔界から人間界に来たといってましたね?」

輝子「う、うん……結果は……見ての通り……」

幸子「――ではどうして今の時期に人間界に来たのですか?」

小梅「えっ?……今の時期って、そ、そんなに危ないんですか?」

幸子「はい、今の人間界にはカーズやら、宇宙人やら、その他悪人達が暗躍してるんですよ?――超危険地帯と言っても過言ではありません」

小梅「た、確かに……」

幸子「そんな危ない場所へ修行に行かせた理由、お答えしていただけませんか?」

輝子「え、えっと……」

小梅「む、無理に……こ、答える必要はないと思うよ……輝子さん」

輝子「こ、小梅……あ、ありがとう……で、でも親友にこれ以上黙っておくわけにもいかないから……フヒ……」

小梅「て、輝子さん……」
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それは、なんでもないようなとある日のこと。
その日、とある遺跡から謎の石が発掘されました。
時を同じくしてはるか昔に封印された邪悪なる意思が解放されてしまいました。


それと同じ日に、宇宙から地球を侵略すべく異星人がやってきました。
地球を守るべくやってきた宇宙の平和を守る異星人もやってきました。

異世界から選ばれし戦士をが悪のカリスマが
突然超能力に目覚めた人々が未来から過去を変えるためにやってきた戦士が。
他にも隕石が降ってきたり、先祖から伝えられてきた業を目覚めさせた人がいたり。

それから、それから――


「アイドルマスターシンデレラガールズ」を元ネタにしたシェアワールドです。

・ざっくり言えば『超能力使えたり人間じゃなかったりしたら』の参加型スレ。





922: 2013/08/15(木) 08:07:57.56 ID:nEvU/wAAO
輝子「……ま、前に……私が吸血鬼の名家出身って言うのは……話したと思う……」

幸子「うん、それは自己紹介の時に聞きましたね――正直聞いた時は信じられませんでしたが……」

輝子「そ、それで……私の家は『共存派』を束ねている……頭首なんです」

小梅「『共存派』……っと言うことは……他にも派閥とかあるんですか?」

輝子「う、うん……今の所魔界には『共存派』『家畜派』『利用派』が存在している……って父様が言ってた」

幸子「なるほど――それでそれぞれの派閥の特色とかも差し支えなければ教えてくれませんか?」

輝子「フヒ……わかったよ、幸子……ま、まず私の父様が頭首をしている『共存派』たけど――うちの派閥は人間と共に生きていくことを……念頭に置いて活動している」

小梅「比較的……平和そうな……派閥ですね」

輝子「う、うん……私のところは基本的に人間を襲わない……フヒ」

幸子「(初めてあった時の事はカウントしなくていいですね……)ふむ……では他の二つの派閥はどうなんです?」

輝子「えっと……次は『家畜派』だけど……これは人間を自分達の『食事』の為の……『家畜』にしか思ってない……結構乱暴な連中が多い……」

923: 2013/08/15(木) 08:09:32.35 ID:nEvU/wAAO
幸子「なぜでしょう、すごく噛ませ犬なフラグがビンビンと漂ってるのですが……」

輝子「じ、実際……(吸血鬼として)若い連中しかいないって……お父様が言っていたから……たぶん、その認識で間違いないと……思う……フヒ」

小梅「所謂……若さ故の過ち……って所だね」

輝子「……さ、最後に……『利用派』だけど……これは人間達を利用して……人間界や魔界を支配しようと考えている連中……」

小梅「何かすごく危なさそう……」

輝子「お父様も……結構危険視しているけど……中々尻尾を掴ませてくれない……」

幸子「ふむ、大体わかりました――それでそれらが輝子さんが人間界に来た理由と何か関係があるのですか?」

輝子「じ、実は……あんまりこの事は内外に漏らしたくないけど……『家畜派』と『利用派』の一部が……この人間界に来ている……しかも無断で……」

幸子「まぁ、そんな気はしましたが……」

輝子「……私はそ、それらの調査もかねて……人間界で修行をする事にしたんです……フヒ」


924: 2013/08/15(木) 08:10:55.45 ID:nEvU/wAAO
小梅「……す、すごいね輝子さんは……じ、自分の家族のためとは言え……わ、私はそこまで勇気が出ない……かな」

輝子「小梅……あ、ありがとう……」

幸子「――それにしても『家畜派』と『利用派』は気に入らないですね……」

輝子「ど、どうして……」

幸子「だってそうでしょ?このカワイイボクを差し置いて家畜化とか支配とか……図々しいにもほどがあります!(ドヤッ」

梅子「そ、そうだね……(幸子さんらしいと言うべきか)」

輝子「と、友達を差し置いて話を進めるのは……良くない事だね(フヒ……やっぱり幸子は幸子だ)」

幸子「そうと決まれば輝子さん、私も手伝いますよ――カワイイボクがいれば百人力ですよ(ドヤッ」

小梅「……しょ、正直……私もやり方は不満があるから……手伝ってあげる――あっ、そ、それと『あの子』も……手伝うって言ってる……」

輝子「あ、ありがとう二人とも……持つべきものはやっぱり友だね……フヒ」


 こうして三人は新たなる目標を胸に友情を深めていく。

――その先に深き闇が待ち受けているとは知らずに……

925: 2013/08/15(木) 08:12:29.61 ID:nEvU/wAAO
―一方その頃、魔界の輝子実家では―

???「……『右腕』よ……奴らの動きは何か掴めたか?」

右腕「はっ……『伯爵』様……今の所わかっている事は『家畜派』の者共が『憤怒の町』と呼ばれる場所で『カーズ』を回収している事と、『利用派』の者共が『ルナール社』と接触している模様です」

伯爵「ふむ……前者は間違いなく戦力の補充であろう――今の『家畜派』にはまともに戦える戦力がほとんど無いからな……そして後者だが――」

右腕「――恐らく私の勘ですが『ルナール社』の背後にいると思われる『櫻井財団』を利用するためかと」

伯爵「まったく、あやつらの考えそうな姑息な手だな」

右腕「はっ……しかし現状対した証拠ないため、直接手出しができませぬ……故に――」

伯爵「――我が娘、輝子だけが頼みの綱、と言うわけだな」

右腕「左様で……ですが本当によろしいのでございますか?――娘にこのような重責を負わせて」

伯爵「心配はいらぬ、輝子は仮にもワシの娘だ……この重役必ず成し遂げるはずだ」

右腕「左様で……でしたら――」

926: 2013/08/15(木) 08:14:23.14 ID:nEvU/wAAO
右腕「――無断で人間界に渡航しようとするのはやめていただきます」

伯爵「……やはりばれておったか」

右腕「はい……ご丁寧に(ア○ゴ名義で作られた)偽造パスポートまで用意している所まで」

伯爵「今度こそ大丈夫だと思ってたのだがな……」

右腕「娘があんな性格で心配なのはわかりますが、今はまだ動くべき時ではありませぬ」

伯爵「わかっておる、今下手に動けば必ずその動きを奴ら――特に『利用派』の連中――に利用されるのがオチだ。歯がゆい事であるが今我々にできる事はただ一つ……こうして情報を集め相手が痺れを切らして魔界で目立つ行動を起こすまで待つのみだ」

右腕「左様で……ただ相手が痺れを切らした時には――」

伯爵「――全力で叩きのめす……そのための準備は怠ってはおらぬな?」

右腕「はっ、いつでも精鋭部隊の出撃の準備はできております」

伯爵「フッ、流石はワシの右腕……良い働きをする」

右腕「……左様で」

伯爵「――では我慢比べと洒落込もうか――我々が根をあげるか、奴らが根をあげるかのな」

927: 2013/08/15(木) 08:17:09.77 ID:nEvU/wAAO
星輝子
職業:吸血鬼
属性:カースドヒューマンの仲間
能力:催眠、吸血によるパワーアップ、その他吸血鬼関連の能力全般
魔界出身の吸血鬼の少女で割と名家として名が通っている。
人間界へ来た理由は本人曰わく修業なのだがご覧の有り様なので禄に他人から血を吸うことができず一週間も過ごしてしまい、その時ちょうど幸子と出会い冒頭にいたる。
現在は幸子が定期的に献血しているため吸血衝動は抑えられている。
ちなみに日光に関しては当たっても灰にはならないがそれでも苦手らしく相当弱体化する。
現在は少しずつだが前向きになろうと努力している。

伯爵
職業:『共存派』の頭首
属性:親バカ吸血鬼(CV若本)
能力:吸血鬼全般の能力
輝子の父親で『共存派』を束ねる頭首。
若い頃は魔界や人間界で暴れまくっていたが色々(魔神に喧嘩を売って返り討ちにあったり人間に退治されたり)あった事で現在の状態になる。
彼曰わく「娘は母親似でワシには全然似てない」であるがハイテンション時のアレは確実に彼の血を継いでいる。

右腕
職業:伯爵の右腕
属性:中間管理職な死神
能力:魂に関する魔法、小鎌での遠距離攻撃、驚異的事務能力
伯爵の若い頃から右腕として働いている死神族。
その仕事は情報収集・精鋭部隊の指揮・事務仕事・炊事・洗濯・買い出し・輝子のキノコの世話・伯爵様の監視(無断で人間界に渡航しないか)などなど多岐におよぶ。
その仕事量の多さ故、最近ではダース単位で買ってきた栄養ドリンクの世話になっている。
基本クソ真面目で融通がきかない所もあるが伯爵様のためなら自分の命を投げ出してもかまわないと思っている。

928: 2013/08/15(木) 08:18:54.61 ID:nEvU/wAAO
共存派:人間との共存を理念に掲げている派閥で比較的温厚で歳もそれなりに取っている連中が多い。
人間に関しては畏怖や尊敬の念を抱いている吸血鬼も多く、その原因の多くが過去に人間界に侵攻して逆に退治去れたことが起因となっている。
魔界内では実力者が多く、そのおかげで他の派閥をなんとか抑え込んでいるもののいつその抑えが効かなくなるかわからないのが現状である。

家畜派:人間を家畜同然と見下し自分達の食料としてだけの目的で人間界に侵攻している連中、所謂吸血鬼界のヒャッハー枠である。
人間の事は完全に見下しおり人間なら(たとえ人間に化けた魔王や魔神でさえ)見かけた瞬間ほぼ確実に喧嘩を売ってくる(そして大抵返り討ちにあう)。
現在は戦力補充をするため人間界に数多く侵攻しており遭遇確率が高くなっているので注意。

利用派:人間と言うか自分達以外の者を利用して魔界や人間界を支配する事を目的としている連中でずる賢い奴が多い。
他の派閥(特に家畜派に)にスパイを数多く置いてあり、それらを使った煽動が得意技の一つと言われている。
現在は『ルナール社』経由で『櫻井財団』にスパイを送り込む計画を侵攻中である。

929: 2013/08/15(木) 08:25:50.39 ID:nEvU/wAAO
という訳で投下終了いたします。
とりあえず輝子父と新しい雑魚敵、後狙われる櫻井財団と色々設定が増えました。
まぁ確実に家畜派のメンツが主に酷い目にあいそうな気がするのは気のせいですよね、たぶん。

930: 2013/08/15(木) 08:46:04.19 ID:2tLsjbfw0
乙です
CV若本ww
吸血鬼も色々いるねぇ
家畜派がいつか共存派になるのだろうか…(遠い目)

伯爵お父様とサタンお父様仲いいだろうな…娘同士ではどうだかわからんが

933: 2013/08/15(木) 22:27:25.72 ID:ZjOOPcHD0
おっつし☆
共存派以外の吸血鬼に可愛そうな未来しか見えない……

950までの埋めを兼ねて仙崎恵磨と八神マキノを予約します




【次回に続く・・・】



引用: モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part5