160: 2010/05/07(金) 00:29:57.81 ID:Em+Tq+0wO
・・・・体育館裏

憂「…………えと」

紬「………………」

憂「あのね、私…ラブレター出したのムギちゃんって気付いたの」

紬「…………うん、ごめんなさい」

憂「な、なんで謝るの?」

紬「不快な思いをさせたと思って…」
けいおん! アクリルスタンドコレクション BOX商品
161: 2010/05/07(金) 00:32:33.83 ID:Em+Tq+0wO
憂「でも嬉しかったよ」

紬「…………本当に?」

憂「うん……ムギちゃんの気持ちが伝わって来て嬉しいかった」

紬「………唯ちゃん」ギュッ

憂「ど、どうしたの?」

紬「一回だけでいいから…唯ちゃんを抱きしめたかった…」

162: 2010/05/07(金) 00:36:25.12 ID:Em+Tq+0wO
紬「……ご、ごめんなさい…いきなり抱きしめたりして」パッ

憂「ううん…いいよ大丈夫だよ…」

憂(なんか…ドキドキしてる)

紬「…………好き」

憂「…え?」

紬「やっぱり私は唯ちゃんの事好き…諦められないわ」

164: 2010/05/07(金) 00:43:11.68 ID:Em+Tq+0wO
憂(こ、告白されちゃった…)

紬「…………やっぱり気持ち悪いわよね」

憂「そ、そんな事無いよ!私も時々だけど…思うもん女の子とつ…付き合って見たいなぁ…って」

紬「……………本当?」

憂「う、うん…男の子の事あまり知らないし…あまり興味が無い…だから良く知ってる女の子と付き合う方がいいかなって……」

165: 2010/05/07(金) 00:50:43.83 ID:Em+Tq+0wO
紬「それは私じゃダメ?」

憂「……………えと」

憂(ど、どうしよう…)

紬「ねぇ…唯ちゃん」

紬さんは私の手を握り涙を浮かべた瞳で私を見て来た。
その瞳は綺麗で…宝石のみたいだった。
なんでだろう紬さんに手を握られると心が体が熱くなる。

170: 2010/05/07(金) 01:02:29.96 ID:Em+Tq+0wO
憂「……………」

紬「……………ダメだよね」ポロポロ

紬さんの綺麗な瞳から涙が溢れ出した。

憂(どうしよう…)

いつの間にか私は紬さんの事を意識してしまっている。

綺麗な瞳…綺麗な唇…吸い込まれるように紬さんの唇に自分の唇を重ね合わせた。

紬「ゆ…いちゃ……ん」

173: 2010/05/07(金) 01:08:03.82 ID:Em+Tq+0wO
すべてが吹き飛んだ。

私の同性愛に対する不安も何もかもすべて吹き飛んだ。

私は驚いて目を開けたままだった。

唯ちゃんは目を閉じていた。

唯ちゃんの顔がこんなに近くに…しかも私とキスをしている。

私は唯ちゃんを抱きしめた…ずっとこうしていたかった。

174: 2010/05/07(金) 01:13:09.56 ID:Em+Tq+0wO
憂「ムギちゃん……」

どうしよう…もし私がお姉ちゃんじゃない事が知れてしまったら。

紬「唯ちゃん……」

やっと私の恋が実った…ラブレターを出して正解だった。

紬「もう一回キスしていい?」

憂「………うん」

紬「ありがとう」チュッ

憂「ん………」

179: 2010/05/07(金) 01:20:54.15 ID:Em+Tq+0wO
私の体と紬さんの体が密着している。

体の凹凸が温もりが洋服を通じて伝わってくる。

意外と…柔らかい…。

紬「んっ……ふぅ…」

口の中に何かが入ってくる……舌が入ってくる。

憂「……んっ……」

私も自分の舌を紬さんの舌に絡めた。

182: 2010/05/07(金) 01:24:56.52 ID:Em+Tq+0wO
紬「……っぷは」

憂「はぁはぁはぁ」

紬「ごめんなさい…大胆だったかしら?」

憂「………ううん…でも何だろうこの気分」

紬「多分…私も唯ちゃんと同じ気分よ」


183: 2010/05/07(金) 01:27:48.04 ID:ocCDLIW+0
ピピーッ!工口杉です 反則

185: 2010/05/07(金) 01:30:19.71 ID:Em+Tq+0wO
紬「………どうする?」

憂「……………えと、私は…ムギちゃんの事知りたい」

紬「……私も……私ってエOチなのかな?」

憂「ううん……積極的で…いいと思う」

紬「ありがとう♪」

186: 2010/05/07(金) 01:34:32.06 ID:Em+Tq+0wO
体育館の物置へと私達は来ていた。

ここは運動会用の道具をしまう所であり人も来ない、だから体育系の部室の人が来る事はあまり無いと思う。

私はマットの上に寝転んだ。

紬さんが私の上に被さりまたキスをした。

192: 2010/05/07(金) 01:56:24.07 ID:Em+Tq+0wO
紬「………唯ちゃん好きよ」

憂「私も………」

紬「本当に好きよ…」ポロポロ

憂「ど、どうしたの?」

紬「何でも無いわ…」

憂「でも泣いて…………ん」

紬「嬉しいからよ」チュッ

違う本当は悲しいから…今気が付いたよ。

憂ちゃん…どうして唯ちゃんの格好をしているの?

194: 2010/05/07(金) 02:04:43.35 ID:Em+Tq+0wO
憂「ムギちゃん……」

どうして憂ちゃんが唯ちゃんの格好をしているのか分からない。

でも…今さら分かっていても私は自分を止められない。

溢れ出る欲を私はコントロール出来無い。

憂「………んっ…」

紬「唯ちゃんの胸柔らかいわね…」

226: 2010/05/07(金) 15:45:29.69 ID:Em+Tq+0wO
憂「………えへへ」

紬「どうしたの?」

憂「ううん…私達ってイケない事してるんだね」

紬「ええっ…そうよ憂ちゃん」

憂「うん………ムギちゃん好き」

憂「……………え?今憂ちゃんって…」

228: 2010/05/07(金) 15:51:32.87 ID:Em+Tq+0wO
紬「気付いてたわよ…」

憂「……ごめんなさいあの、私お姉ちゃんのフリして…本当にごめんなさい」

紬「いいのよ…私憂ちゃんの事が好きになっちゃったし」

憂「ほ、本当?」

紬「えぇ…これからもいい恋人でいましょうね」

憂「…はい」

231: 2010/05/07(金) 16:00:51.23 ID:Em+Tq+0wO
―――妥協はしていない憂ちゃんが唯ちゃんに似ているからじゃない。
私はそう言う理由で憂ちゃんと付き合う事にしたんじゃない。
確かに私は憂ちゃんの事が好き…でも何処が好き?と聞かれると私は一瞬言葉に詰まる。
いや…本当は好きじゃ無いのかも知れ無い。
唯ちゃんの事を忘れる為に憂ちゃんと付き合ったんだと思う―――



END

232: 2010/05/07(金) 16:02:14.90 ID:S5PTF50y0
まさかの憂紬だと……?!

233: 2010/05/07(金) 16:15:40.38 ID:cRhXqzh00
憂ちゃん玉の輿ウラヤマシス

239: 2010/05/07(金) 17:16:31.91 ID:D1BHpQKf0
乙!

引用: 唯「ラブレターが下駄箱の中にあったよ!」