426: 2012/08/07(火) 10:17:37.88 ID:/y213gE50
前回:P「やよいに逆ドッキリ…はちょっと」 小鳥「仕事ですから!」
小鳥(いい? じゃあ打ち合わせどおりにね?)
美希(了解なの!)
P「よーっす。あれ、美希いたのか?」ガチャ
美希「…………」
P「?」
P「おーい、美希~?」
美希「…………」プイ
P「?」
美希(了解なの!)
P「よーっす。あれ、美希いたのか?」ガチャ
美希「…………」
P「?」
P「おーい、美希~?」
美希「…………」プイ
P「?」
427: 2012/08/07(火) 10:20:48.14 ID:/y213gE50
P「小鳥さん、何かありました?」
小鳥「え、えーと、さぁ……?」
P「美希、どうかしたか?」
美希「…………(ごめんねハニー、これはドッキリなの)」
P「なにかあったのか? 心配だぞ?」
美希「…………(それにしても、無視するだけでこんなにハニーが構ってくれるなんて)」
P「美~希~?」
美希「…………(ハニーは少しチョロ過ぎだと思うな。アハッ! 小鳥の言うとおりだったの)」
P「…………」
美希「…………(怒るかな? 怒るよね?)」ドキドキ
小鳥「え、えーと、さぁ……?」
P「美希、どうかしたか?」
美希「…………(ごめんねハニー、これはドッキリなの)」
P「なにかあったのか? 心配だぞ?」
美希「…………(それにしても、無視するだけでこんなにハニーが構ってくれるなんて)」
P「美~希~?」
美希「…………(ハニーは少しチョロ過ぎだと思うな。アハッ! 小鳥の言うとおりだったの)」
P「…………」
美希「…………(怒るかな? 怒るよね?)」ドキドキ
429: 2012/08/07(火) 10:24:03.05 ID:/y213gE50
P「……ごめん!」
美希「……(!)」
P「何か悪いことしたなら謝るから、な? ワケを聞かせてくれよ」
美希(小鳥、どうしよう……? ハニー可哀想だよ……)
小鳥(ここで引いてどうするの! GOよ!)
ガサゴソ パカッ
美希「…………」ポチポチ
P「ケータイ開いてまでだんまりか、はぁ……」
美希「……(……胃が痛いの)」ポチポチ
432: 2012/08/07(火) 10:27:01.02 ID:/y213gE50
P「えと、悩みでもあるのか? 何でも聞くぞ! 俺はいつでもアイドルの味方だからな!」
美希「悩み……」ボソッ
P・小鳥「「!」」
美希「小鳥~! さっきから蝿がブンブンうるさいの。なんとかして!」
P・小鳥「「!!」」
P「……ハハッ。蝿、か」
美希「…………」ドキドキ
433: 2012/08/07(火) 10:29:58.01 ID:/y213gE50
P「そっか蝿か……」
美希「…………(ごめんなさいハニー!)」
P「……お互い信頼できてると、おもったんなだけどなぁ」
美希「…………(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!)」
P「……勘違いだったってことか」
美希「……(違うのハニー! 美希はハニーのこと大好きなの! 愛して「じゃあもういい」
美希「」
436: 2012/08/07(火) 10:33:33.17 ID:/y213gE50
P「せめて、仕事はきちんとやってくれ。俺を嫌いでもいいから。美希はプロのアイドルだからな?」
美希「……(あんなに悲しいハニーの顔、初めてなの)」
小鳥(焦らすなぁ)
P「じゃあ、スケジュールの確認を……」
美希(小鳥、もう限界なの! 早くネタバレを……)
小鳥(72言ってんの美希ちゃん! ここで逃げたら女が廃るわよ! 抉れるわよ!)
441: 2012/08/07(火) 10:38:00.93 ID:/y213gE50
P「美希」
美希「……(!)」
P「せめてケータイはしまえ。今は仕事の話をしているんだ」
美希「…………(そう言えば、ケータイ持ったままだったの)」ポチポチ
P「……美希っ!」 トゥルルルルルルルル
小鳥「はい、こちら765プロです」ガチャ
小鳥「はい……はい。お世話になっております」
443: 2012/08/07(火) 10:42:29.68 ID:/y213gE50
小鳥「それで……ええ、その件は真にありがとうございま、はい……」
小鳥「はい、そのようなことは。……はい。……えっ!?」
小鳥「申し訳ございませんっ!! すぐに担当を呼んで参ります!」ピッ
美希・P「!」
P「どうしました!?」
小鳥「大変ですプロデューサー! ガトー園さんから、新作のニラ茶のCMの件で!」
P「美希の出るヤツか。……まさか!?」
小鳥「はい。その、美希ちゃんが撮影をすっぽかしたって。先方、激怒していらっしゃって……」
P「なんだって!?」
美希「」
446: 2012/08/07(火) 10:46:21.39 ID:/y213gE50
P「……はは、まさかな。冗談だろ? ドッキリだろ? なぁ、美希?」
美希「え、えーと……」
P「美希っ!!」
小鳥「プロデューサーさん! 電話を! 先方、待ってらっしゃいます!」
P「……ああ、分かった。今行く」
P「お電話変わりました。プロデューサーのPです。……はい、それはまだこちらでも状況の把握が……」
P「……はい。完全にこちらのミスです。関係者各位様には多大なご迷惑を……。はい」
449: 2012/08/07(火) 10:50:18.14 ID:/y213gE50
P「申し訳の次第もございません。一刻も早く原因の『もういい! お宅とは二度と仕事しない!』」ブッ、ツーツーツー
P「……ああ」
P「ああぁぁぁぁぁ…………」
小鳥「プロデューサーさん……」
P「もう、おしまいだ……」
美希「は、ハニー……」
P「どうだ? これで満足か? 美希」
美希「違うの、これは……」
452: 2012/08/07(火) 10:54:38.39 ID:/y213gE50
P「765プロ始まって依頼のでっかい仕事だ。……だった。」
P「お前なら万人受けするからいけると思った」
P「それが、このザマだ!」ドガァンッ!!!!
美希・小鳥「キャアッ!」
P「……正直、お前がここまで俺を、765プロを憎んでいるとは知らなかったよ」
P「俺達、お前に何かしたか……? 何で……」
美希「ち、違うのハニー。これはドッキリで、小鳥が……」
457: 2012/08/07(火) 10:58:05.72 ID:/y213gE50
P「ドッキリ!? 本当か!?」ガシッ
美希「あ、う……」ジワッ
P「なあ、ドッキリなのか? 信じていいんだな!?」ユサユサ
美希「えと、その、違うの……」
P「どういうことだよ、オイ!? ……音無さん、何か知ってるんですか!?」ギロッ!
459: 2012/08/07(火) 11:01:56.73 ID:/y213gE50
小鳥「えと、美希ちゃんがプロデューサーの気を引きたいって言って。それで、私が無視したらどうかって……」
P「撮影をサボるように言ったと?」
小鳥「まさかそんな! だって私、まさか……」
P「……美希、そういうことか? そんなことのためだけにか?」
美希「違うの! だって美希、今日撮影だって知らなくて、小鳥が、小鳥が……」
461: 2012/08/07(火) 11:06:14.54 ID:/y213gE50
P「……音無さんが悪いのか?」
美希「えと……」ブワッ
P「音無さんが悪いのかっ!!」ドガッ!
美希「キャアッ!」
P「どうなんだよ、答えろよッ!」
美希「…………美希は悪くないもんッ!!!!」
466: 2012/08/07(火) 11:10:14.56 ID:/y213gE50
美希「だって撮影は来週だもん! 美希覚えてるよ!? お仕事取ってきたときハニーがすっごく嬉しそうだったから!」
美希「今までよりずっとキラキラできるって楽しみにしてたんだよ!? カレンダーにも印つけてたんだよ!?」
美希「だから……だから……」
美希「美希が間違えるわけないんだもん。……ううっ、ふぐっ、うえええぇぇぇん……」
小鳥「美希ちゃん……」
P「美希……」
美希「うええぇぇぇぇん。ヒック、うぐぅ……」
468: 2012/08/07(火) 11:14:14.21 ID:/y213gE50
P「言 い た い こ と は そ れ だ け か ?」
美希「」
478: 2012/08/07(火) 11:23:53.71 ID:/y213gE50
小鳥「……嘘じゃないわよ」
美希「小鳥……?」
小鳥「だってボードに、ホラ……」
美希「え、あ、嘘……? じゃあ、メールは……」
美希「…………」ポチポチ
美希「う、あ、うあぁぁぁぁ…………」ボロボロ…
美希「ごべんな゛ざいっ! ごべんな゛ざいっ……!!」
484: 2012/08/07(火) 11:27:22.17 ID:/y213gE50
美希「美希゛、がんちがいしででっ……!」
P「美希……」
美希「ううううぅぅぅぅ……」
P「美希、もういい」
美希「……ヒック、ヒック」
P「もういい。わかった」
P「美希……」
美希「…………」
509: 2012/08/07(火) 11:34:35.41 ID:/y213gE50
P「美希、顔を上げろ」
美希「うぅ……」
P「……早く!」
美希「ヒッ……」ビクビク
カンバン「ドッキリ大成~功!! 驚いた!? ねぇ驚いた!?」
美希「……え?」
小鳥「こういうことよ」
P「すいませんでしたァーーーーッ!!!!」ドゲザーッ!
美希「うぅ……」
P「……早く!」
美希「ヒッ……」ビクビク
カンバン「ドッキリ大成~功!! 驚いた!? ねぇ驚いた!?」
美希「……え?」
小鳥「こういうことよ」
P「すいませんでしたァーーーーッ!!!!」ドゲザーッ!
515: 2012/08/07(火) 11:39:55.31 ID:/y213gE50
美希「え……え?」
小鳥「つまり、全部ウソだったのよ」
小鳥「電話の相手は黒井社長だし、メールはホラ、マジカルなアレで」
P「30越えたら処Oは魔法が使えるんだ」
小鳥「黙れ」ギロリ
P「ヒッ」
美希「じゃあ美希は……」
P「そうだ。美希は何も悪くない」
小鳥「つまり、全部ウソだったのよ」
小鳥「電話の相手は黒井社長だし、メールはホラ、マジカルなアレで」
P「30越えたら処Oは魔法が使えるんだ」
小鳥「黙れ」ギロリ
P「ヒッ」
美希「じゃあ美希は……」
P「そうだ。美希は何も悪くない」
522: 2012/08/07(火) 11:45:43.94 ID:/y213gE50
美希「う、あ、うわああぁぁぁあん!」
P「美希、本当に済まないッ! 許してくれなんて言わないから!!」ヤキドゲザーッ!
小鳥「本当にごめんね美希ちゃん。美希ちゃんがあんまりかわいいものだからつい、ね」
美希「うわぁぁあん! ヒック、ああぁぁぁあんっ!」
P「詫びるから! 氏んで詫びるから! 今氏ぬから!」ヤキサンテンドゲザーッ!
P「美希、本当に済まないッ! 許してくれなんて言わないから!!」ヤキドゲザーッ!
小鳥「本当にごめんね美希ちゃん。美希ちゃんがあんまりかわいいものだからつい、ね」
美希「うわぁぁあん! ヒック、ああぁぁぁあんっ!」
P「詫びるから! 氏んで詫びるから! 今氏ぬから!」ヤキサンテンドゲザーッ!
531: 2012/08/07(火) 11:52:36.50 ID:/y213gE50
――
―――
―――――
10分後
美希「うう……ヒック、ヒック」ギュウッ
小鳥「ようやっと落ち着いたわね」
P「ああ、よかった。そろそろ俺も呼吸が危うくなってきたところだ」
小鳥「美希ちゃん、そろそろプロデューサーさんから離れてあげたら?」
美希「や、なの。今美希が離したらハニー氏んじゃうの」ギュウゥッ!!
P「うん。氏んじゃう」アナコンダー
―――
―――――
10分後
美希「うう……ヒック、ヒック」ギュウッ
小鳥「ようやっと落ち着いたわね」
P「ああ、よかった。そろそろ俺も呼吸が危うくなってきたところだ」
小鳥「美希ちゃん、そろそろプロデューサーさんから離れてあげたら?」
美希「や、なの。今美希が離したらハニー氏んじゃうの」ギュウゥッ!!
P「うん。氏んじゃう」アナコンダー
540: 2012/08/07(火) 11:57:05.31 ID:/y213gE50
美希「ハニーってば酷いの」
P「うん。酷い」
美希「美希を騙したの」
P「うん。騙した」
美希「酷い人なの」
P「そうだな」
美希「もう許してあげないの」
P「当然だな」
美希「残念?」
P「残念」
美希「悲しい?」
P「悲しい」
美希「じゃあ、美希のこと、『ハニー』って呼んで?」
P「」
P「うん。酷い」
美希「美希を騙したの」
P「うん。騙した」
美希「酷い人なの」
P「そうだな」
美希「もう許してあげないの」
P「当然だな」
美希「残念?」
P「残念」
美希「悲しい?」
P「悲しい」
美希「じゃあ、美希のこと、『ハニー』って呼んで?」
P「」
542: 2012/08/07(火) 12:01:15.13 ID:/y213gE50
P「え? ちょ、ま、え!?」
美希「そしたら許してあげるの」
P「えー」
美希「嫌?」
P「嫌じゃないけど、えーと」チラ
小鳥(ワタシワナニモミテマセン キコエマセン シリマセン)
P「えーと、じゃあ、ゴホン」
P「ごめんよ、許しておくれ。ハニー」
美希「そしたら許してあげるの」
P「えー」
美希「嫌?」
P「嫌じゃないけど、えーと」チラ
小鳥(ワタシワナニモミテマセン キコエマセン シリマセン)
P「えーと、じゃあ、ゴホン」
P「ごめんよ、許しておくれ。ハニー」
546: 2012/08/07(火) 12:06:07.11 ID:/y213gE50
美希「……」
P「……」
美希「……ま、ギリギリ合格かなっ」
P「良かった……」
美希「でも心がこもってなかったの」
P「込めたぞ」
美希「ぜーんぜん。ダメダメなの」
美希「だから、本気の『ハニ-』は」
美希「プロポーズまでとっといて欲しいな!」ニコッ
小鳥「」チーン
亜美「ピヨちゃんが氏んでる……」
おしり
547: 2012/08/07(火) 12:06:54.32 ID:19EFakyHP
オツなの
548: 2012/08/07(火) 12:07:14.82 ID:znCgiCBJ0
お疲れ様
最後の締めまでいい話だった
最後の締めまでいい話だった
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