1: 2009/09/23(水) 02:22:26.41 ID:hBxahqU20
キョン「お前と谷口、なんだかんだいいながらいい感じだよな」
ハルヒ「谷口と私の仲のこと? 別に、あいつとは何もないわよ」
キョン「そうか? しかし、飯を食うときは嫌って程、お前の話が出るからな」
ハルヒ「なんでよ…気持ち悪い」
キョン「だからな、俺の推理だと、かつてお前と谷口は付き合っていて、谷口はまだお前に未練を抱いていると思うんだ」
ハルヒ「はぁ!? んなわけないじゃない!!」
キョン「だがあいつの口から、元東中の奴でも知らないような、お前の情報が出てくるんだ」
ハルヒ「谷口は他人以上、そこらへんの同級生以下よ!」
キョン「そうかぁ~?」
ハルヒ「もう、知らないったら知らないの!!!」
キョン「あれれぇ? 顔を真っ赤にしてどうしたんだ、ハ・ル・ハ・ル?」
ハルヒ「うっさい! あんたに関係ないでしょ!?」
ガチャ、バン
古泉「…やれやれ…あなたも面倒なことをしてくれますね…」
キョン(少々、からかいすぎたか?)
ハルヒ「谷口と私の仲のこと? 別に、あいつとは何もないわよ」
キョン「そうか? しかし、飯を食うときは嫌って程、お前の話が出るからな」
ハルヒ「なんでよ…気持ち悪い」
キョン「だからな、俺の推理だと、かつてお前と谷口は付き合っていて、谷口はまだお前に未練を抱いていると思うんだ」
ハルヒ「はぁ!? んなわけないじゃない!!」
キョン「だがあいつの口から、元東中の奴でも知らないような、お前の情報が出てくるんだ」
ハルヒ「谷口は他人以上、そこらへんの同級生以下よ!」
キョン「そうかぁ~?」
ハルヒ「もう、知らないったら知らないの!!!」
キョン「あれれぇ? 顔を真っ赤にしてどうしたんだ、ハ・ル・ハ・ル?」
ハルヒ「うっさい! あんたに関係ないでしょ!?」
ガチャ、バン
古泉「…やれやれ…あなたも面倒なことをしてくれますね…」
キョン(少々、からかいすぎたか?)
2: 2009/09/23(水) 02:23:12.68 ID:hBxahqU20
次の日
キョン「ふわぁ…、眠いなぁ」
○○「やっほー、キョン」
キョン(可愛い女の子だな。しかし…)
キョン「…誰?」
○○「やだ、忘れちゃったの? 谷口よ、谷口」
キョン「悪いんだが、俺の知っているのは、ナンパ癖があって、冴えない"男"の谷口だけだ」
谷口「私、男なの!? しかも冴えないですって…!?」
キョン「待て待て待て、wait and stop! まさかこの娘が谷口なわけが…」
国木田「やっほーキョン、谷口」
谷口「あ、やっほー、国木田」
キョン「…」
谷口「これで文句ある?」
キョン(嘘だろ!?)
キョン「ふわぁ…、眠いなぁ」
○○「やっほー、キョン」
キョン(可愛い女の子だな。しかし…)
キョン「…誰?」
○○「やだ、忘れちゃったの? 谷口よ、谷口」
キョン「悪いんだが、俺の知っているのは、ナンパ癖があって、冴えない"男"の谷口だけだ」
谷口「私、男なの!? しかも冴えないですって…!?」
キョン「待て待て待て、wait and stop! まさかこの娘が谷口なわけが…」
国木田「やっほーキョン、谷口」
谷口「あ、やっほー、国木田」
キョン「…」
谷口「これで文句ある?」
キョン(嘘だろ!?)
4: 2009/09/23(水) 02:25:17.43 ID:hBxahqU20
キョン「おい、ハルヒ。谷口が女になっちまったぞ!」
ハルヒ「なっちまった? キョン、あんた頭おかしくなったんじゃない?」
キョン「え?」
ハルヒ「谷口は女じゃないの! キョンから見ると男なのかしら? だとしたら、もう一回あんたは眼科検診を受けなおす必要があるわね」
キョン「いや、そうじゃないけど」
谷口「……? なによ、キョン」
キョン(化粧してるし…やはり、女なのか…?)
谷口「…あんまし見ないでよっ!」
キョン「す、すまん」(いきなり怒られた…!)
キョン(ここはとりあえず…あいつらに聞くか)
ハルヒ「なっちまった? キョン、あんた頭おかしくなったんじゃない?」
キョン「え?」
ハルヒ「谷口は女じゃないの! キョンから見ると男なのかしら? だとしたら、もう一回あんたは眼科検診を受けなおす必要があるわね」
キョン「いや、そうじゃないけど」
谷口「……? なによ、キョン」
キョン(化粧してるし…やはり、女なのか…?)
谷口「…あんまし見ないでよっ!」
キョン「す、すまん」(いきなり怒られた…!)
キョン(ここはとりあえず…あいつらに聞くか)
6: 2009/09/23(水) 02:27:21.25 ID:hBxahqU20
部室
キョン「かくかくしかじかまよいマイマイ―――――と、いうわけだ」
長門「…彼は、男だった」
キョン「そうだよな?」
古泉「…谷口さんですか? 男…だったんですか?」
長門「涼宮ハルヒのによって女性に変えられた」
キョン(そこまで谷口と付き合ってるって言われるのがいやなのか…)
キョン「かくかくしかじかまよいマイマイ―――――と、いうわけだ」
長門「…彼は、男だった」
キョン「そうだよな?」
古泉「…谷口さんですか? 男…だったんですか?」
長門「涼宮ハルヒのによって女性に変えられた」
キョン(そこまで谷口と付き合ってるって言われるのがいやなのか…)
8: 2009/09/23(水) 02:29:26.83 ID:hBxahqU20
キョン(谷口が女になるとはな、ハルヒのやつめ…)
キョン(しかし、こっちの方がいいかもしれない)
キョン(モテない男の谷口が、まさかモテない美少女になるとは…!)
谷口「ちょっと、そこの人~♪」
キョン「谷口、逆ナンばっかりするなよ」
キョン(女になってもナンパするのかよ…)
谷口「なんでよ、イケメンがいるのに…!」
キョン「お前はまず、そのナンパ癖を無くせ」
谷口「…無理よぉ。女の性なの」
キョン「あと、化粧もやめとけよ」
谷口「なんでよ!?」
キョン「自然が一番だからだ」
谷口「えっ…ふ、ふんっ!」
キョン(しかし、こっちの方がいいかもしれない)
キョン(モテない男の谷口が、まさかモテない美少女になるとは…!)
谷口「ちょっと、そこの人~♪」
キョン「谷口、逆ナンばっかりするなよ」
キョン(女になってもナンパするのかよ…)
谷口「なんでよ、イケメンがいるのに…!」
キョン「お前はまず、そのナンパ癖を無くせ」
谷口「…無理よぉ。女の性なの」
キョン「あと、化粧もやめとけよ」
谷口「なんでよ!?」
キョン「自然が一番だからだ」
谷口「えっ…ふ、ふんっ!」
10: 2009/09/23(水) 02:32:23.99 ID:hBxahqU20
次の日
国木田「ねえ、キョン」
キョン「ん? どうした、国木田」
国木田「明日、映画見に行かないかい?」
キョン「お、いいな」
谷口「ちょっと、キョンも連れて行くわけ!?」
国木田「だめかい? 大人数でいった方が面白いと思うんだけどな」
谷口「ま、まあそうだけど…」
キョン「谷口がいやなら俺は別に行かなくてもいいけど…?」
谷口「そ、そういう意味で言ったわけじゃないわよ」
キョン「じゃあ、どうして?」
国木田「はは、谷口は素直じゃないなぁ。キョン、君が一緒に行くことをとても嬉しがってるんだよ。谷口さんは」
谷口「そんなこと…ないわよ」
キョン「…?」
国木田「ねえ、キョン」
キョン「ん? どうした、国木田」
国木田「明日、映画見に行かないかい?」
キョン「お、いいな」
谷口「ちょっと、キョンも連れて行くわけ!?」
国木田「だめかい? 大人数でいった方が面白いと思うんだけどな」
谷口「ま、まあそうだけど…」
キョン「谷口がいやなら俺は別に行かなくてもいいけど…?」
谷口「そ、そういう意味で言ったわけじゃないわよ」
キョン「じゃあ、どうして?」
国木田「はは、谷口は素直じゃないなぁ。キョン、君が一緒に行くことをとても嬉しがってるんだよ。谷口さんは」
谷口「そんなこと…ないわよ」
キョン「…?」
13: 2009/09/23(水) 02:35:43.25 ID:hBxahqU20
キョン宅
キョン「にしても、急すぎてハルヒに言い忘れてたな」
キョン(あの映画はかなり見たい! というわけで…)
ハルヒ「もしもし?」
キョン「俺だ、ハルヒ」
ハルヒ「あんたから電話なんて珍しいわね」
キョン「そうだな。 とりあえず、言っておくことがある」
ハルヒ「ちょっと待ちなさい! 私からも一つあるわ」
キョン「な、なんだ」
14: 2009/09/23(水) 02:36:51.05 ID:hBxahqU20
ハルヒ「あんたが行きたかったって言ってた映画を、明日見に行くことになったわ!」
キョン「なんだってー!?」
ハルヒ「え? どうしたの?」
キョン「あ、ああ…わかった…うん…了解した」
ハルヒ「…あんまり喜んで無いような気がするんだけど…?」
キョン「き、気のせいだ。…じゃあな」
ハルヒ「今回は私がみんなの分五枚買っといたから、金はお菓子とかの分だけでいいわよ」
キョン「おう、わかった」
プツッ
キョン「なんだってー!?」
ハルヒ「え? どうしたの?」
キョン「あ、ああ…わかった…うん…了解した」
ハルヒ「…あんまり喜んで無いような気がするんだけど…?」
キョン「き、気のせいだ。…じゃあな」
ハルヒ「今回は私がみんなの分五枚買っといたから、金はお菓子とかの分だけでいいわよ」
キョン「おう、わかった」
プツッ
15: 2009/09/23(水) 02:37:46.07 ID:hBxahqU20
キョン(これは非常にまずい!)
キョン(国木田は、『キョンは、絶対行くと思ってたから、すでに予約しておいたんだ』って言ってたな…)
キョン(しかもめちゃくちゃいい席みたいだし…)
キョン(どっちを選んでも俺はダメだろ…!)
妹「どうしたのキョンくん?」
キョン「…妹よ、この映画見に行きたくないか?」
妹「ごめんなさい、私友達と遊ぶのー」
キョン(こういうときに限って使えん妹だ)
キョン(国木田は、『キョンは、絶対行くと思ってたから、すでに予約しておいたんだ』って言ってたな…)
キョン(しかもめちゃくちゃいい席みたいだし…)
キョン(どっちを選んでも俺はダメだろ…!)
妹「どうしたのキョンくん?」
キョン「…妹よ、この映画見に行きたくないか?」
妹「ごめんなさい、私友達と遊ぶのー」
キョン(こういうときに限って使えん妹だ)
17: 2009/09/23(水) 02:39:30.98 ID:hBxahqU20
prrrr prrrr
キョン「! もしもし?」
谷口「もしもし、キョン?」
キョン「谷口か、どうした?」
谷口「明日、来るんでしょ?」
キョン「あ、ああ、まあな」
谷口「絶対、来なさいよね」
キョン「…は?」
谷口「ほ、ほら、国木田と一緒に行ったら、カップルとかと間違えられちゃうから…」
キョン「…それでいいんじゃないか? 国木田とお前は仲良いわけだし。」
谷口「仲良くてもそれ以上の関係じゃないの!!」
キョン「むきになってどうしたんだ?」
キョン「! もしもし?」
谷口「もしもし、キョン?」
キョン「谷口か、どうした?」
谷口「明日、来るんでしょ?」
キョン「あ、ああ、まあな」
谷口「絶対、来なさいよね」
キョン「…は?」
谷口「ほ、ほら、国木田と一緒に行ったら、カップルとかと間違えられちゃうから…」
キョン「…それでいいんじゃないか? 国木田とお前は仲良いわけだし。」
谷口「仲良くてもそれ以上の関係じゃないの!!」
キョン「むきになってどうしたんだ?」
19: 2009/09/23(水) 02:42:31.28 ID:hBxahqU20
谷口「…とりあえず、来なかったらひどいわよ?」
キョン「わかったよ…」
プツッ…
キョン(やれやれ、理不尽なところはまるでハルヒみたいだな)
キョン「明日、どうするかな…」
キョン(ハルヒのほうは、後で金を返せばいいんだが、上映時間がどうかなんだよな…)
次の日
涼宮ハルヒ『あしたは△時から上映開始よ!』
国木田『明日は△時から上映だよ』
キョン「マジかよ…同じ上映時間なんて…」
キョン(やっぱりこれは行かない方がいいのかもしれないな、しかし! 俺はあの映画が見たい!!!)
キョン「しかし、谷口に行くって言っちまったわけだし、行くしかないか…」
キョン(上手くいきゃいいが…)
キョン「わかったよ…」
プツッ…
キョン(やれやれ、理不尽なところはまるでハルヒみたいだな)
キョン「明日、どうするかな…」
キョン(ハルヒのほうは、後で金を返せばいいんだが、上映時間がどうかなんだよな…)
次の日
涼宮ハルヒ『あしたは△時から上映開始よ!』
国木田『明日は△時から上映だよ』
キョン「マジかよ…同じ上映時間なんて…」
キョン(やっぱりこれは行かない方がいいのかもしれないな、しかし! 俺はあの映画が見たい!!!)
キョン「しかし、谷口に行くって言っちまったわけだし、行くしかないか…」
キョン(上手くいきゃいいが…)
20: 2009/09/23(水) 02:45:14.49 ID:hBxahqU20
メールが2通届いています。
涼宮ハルヒ『今日、○時に駅前集合ね!!!!!』
国木田『今日は○時に駅前で^^』
キョン「ふぐぅ! マジかよ!」
キョン「とりあえず…ハルヒに行けないとメールしておけば…大丈夫か?」
送信
キョン「これで…大丈夫かな?」
涼宮ハルヒ『今日、○時に駅前集合ね!!!!!』
国木田『今日は○時に駅前で^^』
キョン「ふぐぅ! マジかよ!」
キョン「とりあえず…ハルヒに行けないとメールしておけば…大丈夫か?」
送信
キョン「これで…大丈夫かな?」
22: 2009/09/23(水) 02:47:31.57 ID:hBxahqU20
prrrr! prrrr!
キョン「ワオ! もしもし?」
ハルヒ「なんで行けないのよ!?」
キョン「いろいろ事情があるんだ!」
ハルヒ「何よ事情って!?」
キョン「妹が熱を出したんだ!!」
ハルヒ「妹ちゃんが!?」
キョン「だから、俺が看病するためにだな…」
ハルヒ「あ、そう…それなら、仕方ないわね…」
キョン「本当にすまんな…」
ハルヒ「気にすることないわ、それより早く、妹ちゃんの相手してあげなさい」
キョン「ああ、わかった」
プツッ…
キョン(…やっちまった)
23: 2009/09/23(水) 02:49:48.81 ID:hBxahqU20
駅前
キョン「よう、またせたな」
国木田「おそいよ、キョン。待ちくたびれちゃったよ」
谷口「…」
キョン「いやぁ、すまんな。色々あって…」
谷口「ふん、どうせ大した事じゃないでしょ」
キョン「行けるかどうかの瀬戸際だったんだぞ」
谷口「ふぅん、そう」
キョン「よう、またせたな」
国木田「おそいよ、キョン。待ちくたびれちゃったよ」
谷口「…」
キョン「いやぁ、すまんな。色々あって…」
谷口「ふん、どうせ大した事じゃないでしょ」
キョン「行けるかどうかの瀬戸際だったんだぞ」
谷口「ふぅん、そう」
25: 2009/09/23(水) 02:51:57.12 ID:hBxahqU20
キョン「ん? 谷口…お前」
谷口「な、なに?」
キョン「化粧してないじゃん。どうした?」
谷口「べ、べつになんでもないわよ」
国木田「いつもなら五分に一人ぐらいにナンパしてたのに、今日はしなかったよね?」
谷口「国木田! あんた何言ってんのよ!」
国木田「僕が素直に驚いたところを言っただけだよ。そんなに顔赤くしなくてもいいじゃないか」
谷口「うっさい!」
キョン「まあまあ。とりあえず、行こうぜ」
国木田「あ、そうだね」
谷口「…ふんっ」
谷口「な、なに?」
キョン「化粧してないじゃん。どうした?」
谷口「べ、べつになんでもないわよ」
国木田「いつもなら五分に一人ぐらいにナンパしてたのに、今日はしなかったよね?」
谷口「国木田! あんた何言ってんのよ!」
国木田「僕が素直に驚いたところを言っただけだよ。そんなに顔赤くしなくてもいいじゃないか」
谷口「うっさい!」
キョン「まあまあ。とりあえず、行こうぜ」
国木田「あ、そうだね」
谷口「…ふんっ」
27: 2009/09/23(水) 02:53:58.96 ID:hBxahqU20
映画館
キョン「…」ソワソワ
国木田「そわそわして…トイレかい?」
キョン「いや、それなら直行してるだろ…」
キョン(にしても、人込みすぎだろ…!)
キョン「!」(いた!!)
キョン(こっちに来る…!)
キョン「そうだ、俺、ポップコーンとか買ってくるよ」
国木田「そうかい?」
キョン「おう、飲み物どうする?」
谷口「コーラ」
国木田「じゃあ、僕も」
キョン「わかった。まかせろ」
キョン(これでなんとか大丈夫だろ…)
キョン「…」ソワソワ
国木田「そわそわして…トイレかい?」
キョン「いや、それなら直行してるだろ…」
キョン(にしても、人込みすぎだろ…!)
キョン「!」(いた!!)
キョン(こっちに来る…!)
キョン「そうだ、俺、ポップコーンとか買ってくるよ」
国木田「そうかい?」
キョン「おう、飲み物どうする?」
谷口「コーラ」
国木田「じゃあ、僕も」
キョン「わかった。まかせろ」
キョン(これでなんとか大丈夫だろ…)
29: 2009/09/23(水) 02:56:34.11 ID:hBxahqU20
古泉「おや」
キョン「! …古泉」
古泉「来ていらしたんですね」
キョン「悪い、古泉実は…かっくかっくしっかじっかなでこスネイク―――――なんだ」
古泉「なるほど…んふ…わかりました。涼宮さんには内密にしておきます」
キョン「すまんな、古泉」
古泉「いえ、これは『僕のため』ということも、ありますから」
キョン(ったく、いいやつだと思ったのに、自分から貧乏くじ引きやがったな…)
キョン「! …古泉」
古泉「来ていらしたんですね」
キョン「悪い、古泉実は…かっくかっくしっかじっかなでこスネイク―――――なんだ」
古泉「なるほど…んふ…わかりました。涼宮さんには内密にしておきます」
キョン「すまんな、古泉」
古泉「いえ、これは『僕のため』ということも、ありますから」
キョン(ったく、いいやつだと思ったのに、自分から貧乏くじ引きやがったな…)
30: 2009/09/23(水) 02:58:00.09 ID:hBxahqU20
キョン「またせたな」
国木田「ちょうどいい時間だね。じゃあ行こうか」
谷口「待ちなさいよ…」
キョン「ん? どうした?」
谷口「これ、オレンジジュースじゃない!」
キョン「す、すまん! 間違えた」
谷口「っもう、何よ…」チュー
キョン「俺のコーラと交換するか?」
谷口「…先に言いなさいよ!」
国木田「ははは、キョンもコーラだったんだ」
キョン「そういえばそうだった」
谷口(どうやったら間違えるのよ…)
国木田「ちょうどいい時間だね。じゃあ行こうか」
谷口「待ちなさいよ…」
キョン「ん? どうした?」
谷口「これ、オレンジジュースじゃない!」
キョン「す、すまん! 間違えた」
谷口「っもう、何よ…」チュー
キョン「俺のコーラと交換するか?」
谷口「…先に言いなさいよ!」
国木田「ははは、キョンもコーラだったんだ」
キョン「そういえばそうだった」
谷口(どうやったら間違えるのよ…)
32: 2009/09/23(水) 02:59:31.88 ID:hBxahqU20
谷口「もういいわ、それより、なんの映画見るのよ?」
国木田「ああ、谷口には言ってなかったね」
谷口「…?」
国木田「○○(こわーい映画)だよ」
谷口「!!!」
キョン「ん、いきなりどうした…?」
谷口「う、嘘でしょ!?」
キョン「怖いのか?」
谷口「そ、そんなわけないじゃない!」
国木田「なら、いこっか。そろそろ始まるし」
キョン「おう」
谷口「…」
国木田「ああ、谷口には言ってなかったね」
谷口「…?」
国木田「○○(こわーい映画)だよ」
谷口「!!!」
キョン「ん、いきなりどうした…?」
谷口「う、嘘でしょ!?」
キョン「怖いのか?」
谷口「そ、そんなわけないじゃない!」
国木田「なら、いこっか。そろそろ始まるし」
キョン「おう」
谷口「…」
34: 2009/09/23(水) 03:02:04.95 ID:hBxahqU20
上映中
キョン「…」
谷口「…」
キョン「谷口、大丈夫か? 怖いなら出ていいんだぞ?」
谷口「こ、怖くないわよ」
キョン(それだったら早く腕を離してくれ)
国木田「…」
「キャー!!」
谷口「ひゃぁ!」
キョン(谷口、本当にお前は、女に生まれてたほうが良かったかもな)
キョン「…」
谷口「…」
キョン「谷口、大丈夫か? 怖いなら出ていいんだぞ?」
谷口「こ、怖くないわよ」
キョン(それだったら早く腕を離してくれ)
国木田「…」
「キャー!!」
谷口「ひゃぁ!」
キョン(谷口、本当にお前は、女に生まれてたほうが良かったかもな)
36: 2009/09/23(水) 03:03:46.95 ID:hBxahqU20
国木田「いやーおもしろかったねぇ」
キョン「そうだな。特にあそこのところなんかすごい演出だったしな」
谷口「コワカッタ…」
キョン「谷口、そろそろ離れろよ」
谷口「やだ」
キョン「…やれやれ」
キョン(なんとか、でくわさなくて良かったな)
キョン「そうだな。特にあそこのところなんかすごい演出だったしな」
谷口「コワカッタ…」
キョン「谷口、そろそろ離れろよ」
谷口「やだ」
キョン「…やれやれ」
キョン(なんとか、でくわさなくて良かったな)
37: 2009/09/23(水) 03:04:52.14 ID:hBxahqU20
ハルヒ「おもしろかったわねぇ~!」
みくる「はわわわ…怖かったですぅ…」
ハルヒ「どこが? とっても笑えたと思うんだけど」
古泉「それにしても、特殊メイクがとても凝っていましたね~」
長門「…」
ハルヒ「キョンにいっぱい自慢してやろう!」
みくる「あれ…?」
ハルヒ「…? どうしたの」
みくる「あれって、キョンくん?」
ハルヒ「キョンなら家で妹ちゃんの面倒見てる……。 !!」
みくる「女の子と一緒にいますね」
ハルヒ「たに…ぐち?」(※ハルヒには国木田が見えてない)
みくる「凄くラブラブですねぇ…」
ハルヒ「…」
みくる「はわわわ…怖かったですぅ…」
ハルヒ「どこが? とっても笑えたと思うんだけど」
古泉「それにしても、特殊メイクがとても凝っていましたね~」
長門「…」
ハルヒ「キョンにいっぱい自慢してやろう!」
みくる「あれ…?」
ハルヒ「…? どうしたの」
みくる「あれって、キョンくん?」
ハルヒ「キョンなら家で妹ちゃんの面倒見てる……。 !!」
みくる「女の子と一緒にいますね」
ハルヒ「たに…ぐち?」(※ハルヒには国木田が見えてない)
みくる「凄くラブラブですねぇ…」
ハルヒ「…」
39: 2009/09/23(水) 03:06:18.76 ID:hBxahqU20
ハルヒ「帰る」
みくる「え? 涼宮さん?」
古泉「ふぅ…やれやれです」
長門「…危険」
ハルヒ「今日は解散よ、解散!!」
みくる「は、はぁい」
古泉「やれやれ…バイトがありますので…では」
長門「…」
みくる「え? 涼宮さん?」
古泉「ふぅ…やれやれです」
長門「…危険」
ハルヒ「今日は解散よ、解散!!」
みくる「は、はぁい」
古泉「やれやれ…バイトがありますので…では」
長門「…」
45: 2009/09/23(水) 03:10:15.84 ID:hBxahqU20
学校にて
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「どうしたんだ? ハルヒ」
ハルヒ「妹ちゃんはどうだったの?」
キョン「あ、ああ。大丈夫だ。大分良くなった」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「…?」
ハルヒ「谷口と、何処行ってたのよ?」
キョン「!?」
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「どうしたんだ? ハルヒ」
ハルヒ「妹ちゃんはどうだったの?」
キョン「あ、ああ。大丈夫だ。大分良くなった」
ハルヒ「ふーん…」
キョン「…?」
ハルヒ「谷口と、何処行ってたのよ?」
キョン「!?」
47: 2009/09/23(水) 03:12:41.39 ID:hBxahqU20
谷口「やっほー、キョン」
キョン「よ、よう、谷口」
谷口「あれ…どうかした?」
ハルヒ「…」
キョン「谷口、ちょっとこい」
谷口「な、なによ?」
キョン「昨日のことは、絶対に言うな」
谷口「なにが?」
キョン「いいから」
ハルヒ「なにコソコソ話してんのよ?」
キョン「よ、よう、谷口」
谷口「あれ…どうかした?」
ハルヒ「…」
キョン「谷口、ちょっとこい」
谷口「な、なによ?」
キョン「昨日のことは、絶対に言うな」
谷口「なにが?」
キョン「いいから」
ハルヒ「なにコソコソ話してんのよ?」
49: 2009/09/23(水) 03:14:20.25 ID:hBxahqU20
キョン「昨日はだな、俺は何もしてないぞ。家にいた」
ハルヒ「嘘つくな!」
キョン「谷口のことだ。俺に似た男とイチャイチャしてたんだろ」
谷口「!!」
ハルヒ「あんたに似た…ねぇ?」
谷口「私はキョンといたわ!」
キョン「! 谷口!?」
谷口「キョン、あんた、なんで隠してんのよ? 私とキョンと国木田で、映画を見に行ったわ」
ハルヒ「…映画?」
キョン「…」
谷口「それが真実。それだけよ」
ハルヒ「…そう。わかったわ」
ハルヒ「嘘つくな!」
キョン「谷口のことだ。俺に似た男とイチャイチャしてたんだろ」
谷口「!!」
ハルヒ「あんたに似た…ねぇ?」
谷口「私はキョンといたわ!」
キョン「! 谷口!?」
谷口「キョン、あんた、なんで隠してんのよ? 私とキョンと国木田で、映画を見に行ったわ」
ハルヒ「…映画?」
キョン「…」
谷口「それが真実。それだけよ」
ハルヒ「…そう。わかったわ」
50: 2009/09/23(水) 03:15:25.98 ID:hBxahqU20
キョン「お、おい、ハルヒ?」
ハルヒ「…」
キョン「…」
谷口「…」
国木田「やあ、おはよう、キョン、谷口」
国木田「…どうしたんだい?」
キョン「…はぁ」
キョンはその後、ハルヒにひたすら謝ったが、返事は返ってこなかった。
ハルヒ「…」
キョン「…」
谷口「…」
国木田「やあ、おはよう、キョン、谷口」
国木田「…どうしたんだい?」
キョン「…はぁ」
キョンはその後、ハルヒにひたすら謝ったが、返事は返ってこなかった。
51: 2009/09/23(水) 03:16:45.31 ID:hBxahqU20
部室内
キョン「おい、ハルヒ…」
ハルヒ「…」
キョン「…すまんかった」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「…」
キョン「……もういい。俺は帰る」
ガチャ、バン
ハルヒ「…」
ハルヒ「うっ…うっ…」
ハルヒ「なんで、谷口なのよ…」
キョン「おい、ハルヒ…」
ハルヒ「…」
キョン「…すまんかった」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「…」
キョン「……もういい。俺は帰る」
ガチャ、バン
ハルヒ「…」
ハルヒ「うっ…うっ…」
ハルヒ「なんで、谷口なのよ…」
52: 2009/09/23(水) 03:18:31.73 ID:hBxahqU20
キョン「…」
キョン(…俺にも、責任はある)
キョン(だけど、俺は絶対にハルヒのそばにいないと行けないなんて理由は、どこにもない)
谷口「キョーン!」
キョン「ん? 谷口か」
谷口「どうしたの、浮かない顔して」
キョン「いや、さっきのことだ…」
谷口「ああ、あれね」
キョン「…お前はなんで黙らなかったんだ?」
谷口「あんたが、涼宮にずっとくっついてるのが、いやなのよ」
キョン「は?」
キョン(…俺にも、責任はある)
キョン(だけど、俺は絶対にハルヒのそばにいないと行けないなんて理由は、どこにもない)
谷口「キョーン!」
キョン「ん? 谷口か」
谷口「どうしたの、浮かない顔して」
キョン「いや、さっきのことだ…」
谷口「ああ、あれね」
キョン「…お前はなんで黙らなかったんだ?」
谷口「あんたが、涼宮にずっとくっついてるのが、いやなのよ」
キョン「は?」
53: 2009/09/23(水) 03:21:29.00 ID:hBxahqU20
谷口「たしかに、涼宮は可愛いけど、あそこまで自己中な女と一緒にいたら、キョンが可哀想だもん」
キョン「谷口…」
谷口「で、でも、さっき私があんなこと言った理由は、あんたが、『男とイチャイチャしてる』って言ったからよ?」
谷口「ナンパは、最近やってないんだから」
キョン「…結局お前も自己中じゃねぇか」
谷口「っさいわね~。涼宮よりはマシよ」
キョン(あんまし変わんないと思うんだが…?)
キョン「谷口…」
谷口「で、でも、さっき私があんなこと言った理由は、あんたが、『男とイチャイチャしてる』って言ったからよ?」
谷口「ナンパは、最近やってないんだから」
キョン「…結局お前も自己中じゃねぇか」
谷口「っさいわね~。涼宮よりはマシよ」
キョン(あんまし変わんないと思うんだが…?)
55: 2009/09/23(水) 03:23:57.83 ID:hBxahqU20
部室
ハルヒ「…うっ…うっ…ぐすっ」
ハルヒ「谷口なんか…」
ガチャ
みくる「こんにちわぁ~」
ハルヒ「! みくるちゃん」
みくる「どうしました!? 涼宮さん」
ハルヒ「だんでもないわ、みぐるぢゃん」
みくる「全然なんでもなくないですぅ!」
長門「…」
ハルヒ「…うっ…うっ…ぐすっ」
ハルヒ「谷口なんか…」
ガチャ
みくる「こんにちわぁ~」
ハルヒ「! みくるちゃん」
みくる「どうしました!? 涼宮さん」
ハルヒ「だんでもないわ、みぐるぢゃん」
みくる「全然なんでもなくないですぅ!」
長門「…」
58: 2009/09/23(水) 03:33:30.39 ID:hBxahqU20
ガクン
谷口「?」
キョン「はは、いきなりへたれこむなよ」
谷口「…うるさいわねぇ…よいしょ…って、あれ?」
キョン「おいおい、何してんだよ?」
谷口「起き上がれないっていうか…なんていうか」
キョン「!?」
谷口「おっかしいわねぇ…力が入らない」
キョン「大丈夫か?」
谷口「平気よ、気にしなくて…。 !?」
キョン「どうした!?」
谷口「うぶっ…うぉえっ…」
キョン「お、おい谷口!?」
キョン(これは…血?)
谷口「ハァ…ハァ…」
谷口「?」
キョン「はは、いきなりへたれこむなよ」
谷口「…うるさいわねぇ…よいしょ…って、あれ?」
キョン「おいおい、何してんだよ?」
谷口「起き上がれないっていうか…なんていうか」
キョン「!?」
谷口「おっかしいわねぇ…力が入らない」
キョン「大丈夫か?」
谷口「平気よ、気にしなくて…。 !?」
キョン「どうした!?」
谷口「うぶっ…うぉえっ…」
キョン「お、おい谷口!?」
キョン(これは…血?)
谷口「ハァ…ハァ…」
62: 2009/09/23(水) 04:01:39.42 ID:hBxahqU20
谷口はぐったりと体をグラリと揺らし、気絶した。
キョン「はやく、病院へいかねぇと…!」
長門「待って」
キョン「! 長門」
長門「現在の人類では、治すことは不可能」
キョン「はぁ!? 何が原因なんだ?」
長門「涼宮ハルヒ」
キョン「予想通りだな…」
長門「私が治す。どいて」
キョン「あ、ああ…」
キョン「はやく、病院へいかねぇと…!」
長門「待って」
キョン「! 長門」
長門「現在の人類では、治すことは不可能」
キョン「はぁ!? 何が原因なんだ?」
長門「涼宮ハルヒ」
キョン「予想通りだな…」
長門「私が治す。どいて」
キョン「あ、ああ…」
64: 2009/09/23(水) 04:03:35.65 ID:hBxahqU20
この時間は失敗だったかぁ…
みんな寝ちゃう時間ですよねぇ…
みんな寝ちゃう時間ですよねぇ…
65: 2009/09/23(水) 04:06:00.25 ID:hBxahqU20
長門「……」
長門が猛スピード早口言葉を言う。
キョン「おお?」
谷口「ん…?」
キョン「大丈夫か、谷口!」
谷口「…?」
キョン「助かったんだぞ、谷口」
谷口「…おにいちゃん だれ?」
キョン「!?」
長門「…」
長門が猛スピード早口言葉を言う。
キョン「おお?」
谷口「ん…?」
キョン「大丈夫か、谷口!」
谷口「…?」
キョン「助かったんだぞ、谷口」
谷口「…おにいちゃん だれ?」
キョン「!?」
長門「…」
69: 2009/09/23(水) 04:12:25.79 ID:hBxahqU20
キョン「長門、これは一体?」
長門「記憶を消去されている」
谷口「おにいちゃん?」
キョン「…うそだろ?」
谷口「わたしのこと しってるの?」
長門「彼女の知能は、4,5歳の幼児。さらに身体能力はかなり減少し、自分で立ち上がることは不可能」
キョン「谷口…」
谷口「なんで おにいちゃん なまえ しってるの!?」
キョン「…ハルヒのやつ…」
キョン(女にした挙句、記憶まで消すか…末恐ろしい奴だ)
長門「記憶を消去されている」
谷口「おにいちゃん?」
キョン「…うそだろ?」
谷口「わたしのこと しってるの?」
長門「彼女の知能は、4,5歳の幼児。さらに身体能力はかなり減少し、自分で立ち上がることは不可能」
キョン「谷口…」
谷口「なんで おにいちゃん なまえ しってるの!?」
キョン「…ハルヒのやつ…」
キョン(女にした挙句、記憶まで消すか…末恐ろしい奴だ)
73: 2009/09/23(水) 04:19:09.45 ID:hBxahqU20
谷口「おにいちゃん?」
キョン「谷口、大丈夫だ、俺が何とかしてやる」
谷口「…? うん!」
キョン(これが男の谷口だったらそのまま帰ってたかもな)
キョン「ほら、乗れ」
谷口「おんぶ?」
キョン「おう」
谷口「肩車 が いい~!」
キョン「わがまま言うな!」
谷口「やだやだやだやだやだやだ~!!」
キョン「あーもーわかったよ!」
長門「…滑稽」
キョン「谷口、大丈夫だ、俺が何とかしてやる」
谷口「…? うん!」
キョン(これが男の谷口だったらそのまま帰ってたかもな)
キョン「ほら、乗れ」
谷口「おんぶ?」
キョン「おう」
谷口「肩車 が いい~!」
キョン「わがまま言うな!」
谷口「やだやだやだやだやだやだ~!!」
キョン「あーもーわかったよ!」
長門「…滑稽」
77: 2009/09/23(水) 04:27:26.12 ID:hBxahqU20
ざわ…ざわ…
「高校生で肩車…?」
「スカートで肩車だなんて、いやらしいわぁ…」
キョン「…///」
谷口「あー ちょうちょー!」
キョン「あんまし動かんでくれ、谷口」
キョン(太ももが顔に当たって、変な気分になっちまう…)
谷口「あ おにいちゃん かお まっか だよ?」
キョン「気にするな。とりあえずあんまし動くな」
「高校生で肩車…?」
「スカートで肩車だなんて、いやらしいわぁ…」
キョン「…///」
谷口「あー ちょうちょー!」
キョン「あんまし動かんでくれ、谷口」
キョン(太ももが顔に当たって、変な気分になっちまう…)
谷口「あ おにいちゃん かお まっか だよ?」
キョン「気にするな。とりあえずあんまし動くな」
78: 2009/09/23(水) 04:33:26.99 ID:hBxahqU20
谷口「ここは?」
キョン「俺の家だ」
谷口「そういえば おにいちゃん なまえは?」
キョン「みんなにはキョンって呼ばれてるな、本名は…」
谷口「キョン!? おもしろい なまえ だねー」
キョン「こら、ちゃんとキョンさんと呼びなさい!」
谷口「わかったー キョンくん」
キョン「…」
キョン(まさか、俺の妹も、幼児並なのか?)
キョン「俺の家だ」
谷口「そういえば おにいちゃん なまえは?」
キョン「みんなにはキョンって呼ばれてるな、本名は…」
谷口「キョン!? おもしろい なまえ だねー」
キョン「こら、ちゃんとキョンさんと呼びなさい!」
谷口「わかったー キョンくん」
キョン「…」
キョン(まさか、俺の妹も、幼児並なのか?)
79: 2009/09/23(水) 04:36:19.25 ID:hBxahqU20
谷口「むむむ! おねえちゃんだれ?」
妹「ん~? おねえちゃんこそ、だれぇ?」
キョン「こいつは俺の友達の谷口だ」
谷口「はじめまして! たにぐちです」
妹「はじめましてぇ~! キョンくんがいつもお世話になってますぅ」
キョン「母さんに谷口がいること、言うなよ?」
妹「どうしてぇ?」
キョン「どうしても!」
妹「わかったぁ~」
妹「ん~? おねえちゃんこそ、だれぇ?」
キョン「こいつは俺の友達の谷口だ」
谷口「はじめまして! たにぐちです」
妹「はじめましてぇ~! キョンくんがいつもお世話になってますぅ」
キョン「母さんに谷口がいること、言うなよ?」
妹「どうしてぇ?」
キョン「どうしても!」
妹「わかったぁ~」
80: 2009/09/23(水) 04:37:05.36 ID:hBxahqU20
えー書き溜めが無くなっちゃいました…あと、もう力尽きます。
おやすみなさい。
残っていれば、書きたいと思います。
おやすみなさい。
残っていれば、書きたいと思います。
123: 2009/09/23(水) 15:40:43.40 ID:hBxahqU20
キョン「谷口、ここでじっとしといてくれよ?」
谷口「ふえ? なんでぇ?」
キョン「怒られたくなかったらここにいろ」
谷口「はうぅ わかったよ」
キョン(と、言うか、一人じゃ動けないか)
キョン「俺、ちょっと勉強するから飯、上で食べるから」
妹「それじゃあ私もぉ」
キョン「わかった。じゃあお前も来い」
妹「わぁい♪」
谷口「ふえ? なんでぇ?」
キョン「怒られたくなかったらここにいろ」
谷口「はうぅ わかったよ」
キョン(と、言うか、一人じゃ動けないか)
キョン「俺、ちょっと勉強するから飯、上で食べるから」
妹「それじゃあ私もぉ」
キョン「わかった。じゃあお前も来い」
妹「わぁい♪」
124: 2009/09/23(水) 15:42:27.56 ID:hBxahqU20
キョン「おい、谷口食いもん持ってきたぞ」
谷口「すぅ…すぅ…」
キョン「…寝ちまったか」
妹「谷口ちゃん起きてぇー。ごはんですよぉ?」
キョン「無理に起こさなくてもいいさ。寝る子は育つからな」
妹「そういえば最近良く寝てるよぉ~。偉い?」
キョン「偉い偉い」
妹「えへへぇ~」
谷口「すぅ…すぅ…」
キョン「…寝ちまったか」
妹「谷口ちゃん起きてぇー。ごはんですよぉ?」
キョン「無理に起こさなくてもいいさ。寝る子は育つからな」
妹「そういえば最近良く寝てるよぉ~。偉い?」
キョン「偉い偉い」
妹「えへへぇ~」
126: 2009/09/23(水) 15:47:37.95 ID:hBxahqU20
谷口「キョンくん?」
キョン「ハッ…」(俺も寝ちまってたか)
谷口「キョンくん おなか すいたよう」
キョン「おう、ほら」
谷口「うわぁい あれ?」
キョン「冷めちまったか。待ってろ、温めてくるから」
谷口「うん」
キョン「ハッ…」(俺も寝ちまってたか)
谷口「キョンくん おなか すいたよう」
キョン「おう、ほら」
谷口「うわぁい あれ?」
キョン「冷めちまったか。待ってろ、温めてくるから」
谷口「うん」
127: 2009/09/23(水) 15:48:25.16 ID:hBxahqU20
キョン「おまたせ、ほら」
谷口「いただきまーす!」
キョン「美味しいか?」
谷口「うん! すっごくおいしい!」
キョン「それはよかった」(グゥ~)
谷口「キョンくん はい あ~ん」
キョン「あ、あ~ん」(パクッ)
谷口「おいしい?」
キョン「うん、美味い」
129: 2009/09/23(水) 15:53:45.83 ID:hBxahqU20
キョン(…谷口、可愛いな)
谷口「…」
キョン「ん? どうした?」
谷口「ふくが べたべた する」
キョン「結構汗かいちまったもんな。風呂でも入るか?」
谷口「うん! キョンくんもいっしょにはいろっ♪」
キョン「…いや、それはちょっと」
谷口「えっ なんで?」(ウルウル)
キョン「妹が一緒に入るからさ。心配するな」
谷口「キョンくん と いっしょ が いい!!!」
キョン「しかしだな…」
妹「キョンくーん、次お風呂~」
キョン「もう入ったのか?」
妹「うん」
キョン「…」
谷口「…」
キョン「ん? どうした?」
谷口「ふくが べたべた する」
キョン「結構汗かいちまったもんな。風呂でも入るか?」
谷口「うん! キョンくんもいっしょにはいろっ♪」
キョン「…いや、それはちょっと」
谷口「えっ なんで?」(ウルウル)
キョン「妹が一緒に入るからさ。心配するな」
谷口「キョンくん と いっしょ が いい!!!」
キョン「しかしだな…」
妹「キョンくーん、次お風呂~」
キョン「もう入ったのか?」
妹「うん」
キョン「…」
130: 2009/09/23(水) 15:59:26.23 ID:hBxahqU20
キョン「……んじゃあ、一緒に入るか」
谷口「わーい」
キョン(まあ、きっと大丈夫だろう)
キョン「んじゃあ、風呂までおぶってやるから」
谷口「かたぐるま…?」
キョン「頭ぶつかるからダメだ」
谷口「わかったぁ」
谷口「わーい」
キョン(まあ、きっと大丈夫だろう)
キョン「んじゃあ、風呂までおぶってやるから」
谷口「かたぐるま…?」
キョン「頭ぶつかるからダメだ」
谷口「わかったぁ」
147: 2009/09/23(水) 19:31:10.96 ID:hBxahqU20
キョン「自分で脱げるか?」
谷口「べたべた してて できない」
キョン「しかたないなぁ…」
ズルリ
キョン「!」
谷口「? ねえ キョンくん これなに?」
キョン「男の俺に聞くな!」(もろブラジャーだ…!)
谷口「んー むね が くるしいよう」
プチッ
キョン「うおい! こっち向いて脱ぐな!」
谷口「ご ごめんなさいっ」(ウルウル)
キョン「本気で怒ってないから目を潤ませるな」
キョン(くそう、なかなか大きい胸だな。おい)
谷口「べたべた してて できない」
キョン「しかたないなぁ…」
ズルリ
キョン「!」
谷口「? ねえ キョンくん これなに?」
キョン「男の俺に聞くな!」(もろブラジャーだ…!)
谷口「んー むね が くるしいよう」
プチッ
キョン「うおい! こっち向いて脱ぐな!」
谷口「ご ごめんなさいっ」(ウルウル)
キョン「本気で怒ってないから目を潤ませるな」
キョン(くそう、なかなか大きい胸だな。おい)
148: 2009/09/23(水) 19:39:20.67 ID:hBxahqU20
キョン(そういえば、俺、谷口を男に戻そうと思ってなかったな)
キョン(もういいか、こっちの方がみんな幸せだろう。うん)
谷口「ひゃあ! キョンくん くすぐったい」
キョン(ハッ! 触っちまった)
キョン「す、すまん!」
谷口「だいじょうぶ だよ」
キョン(にしても、この体で知能が子供って…反則じゃないか?)
谷口「あたま も あらってぇ」
キョン「へいへい」
キョン(もういいか、こっちの方がみんな幸せだろう。うん)
谷口「ひゃあ! キョンくん くすぐったい」
キョン(ハッ! 触っちまった)
キョン「す、すまん!」
谷口「だいじょうぶ だよ」
キョン(にしても、この体で知能が子供って…反則じゃないか?)
谷口「あたま も あらってぇ」
キョン「へいへい」
149: 2009/09/23(水) 19:46:53.98 ID:hBxahqU20
ゴシゴシ
谷口「め にしみるぅ」
キョン「ちゃんと目つぶっとけ」
谷口「うわぁぁぁん いたいよぅ」
キョン(そういえば、妹が持っていたはず)「おーい、シャンプーハットとって来てくれー」
妹「は~い」
妹「うわっ、キョンくんだいたーん」
キョン「黙ってろ」
谷口「ほえ?」
キョン「これで大丈夫か?」
谷口「これ なに?」
キョン「シャンプーハットだ」
谷口「め にしみるぅ」
キョン「ちゃんと目つぶっとけ」
谷口「うわぁぁぁん いたいよぅ」
キョン(そういえば、妹が持っていたはず)「おーい、シャンプーハットとって来てくれー」
妹「は~い」
妹「うわっ、キョンくんだいたーん」
キョン「黙ってろ」
谷口「ほえ?」
キョン「これで大丈夫か?」
谷口「これ なに?」
キョン「シャンプーハットだ」
153: 2009/09/23(水) 20:13:44.37 ID:hBxahqU20
谷口「すごい! め しみないよ!」
キョン「そうか、よかった」
谷口「キョンくん ありがとう」
キョン「/// あ、ああ」
谷口「わたし も キョンくん あらうー」
キョン「え?」
谷口「えんりょ しないで!」
キョン「お、おう…」
キョン「そうか、よかった」
谷口「キョンくん ありがとう」
キョン「/// あ、ああ」
谷口「わたし も キョンくん あらうー」
キョン「え?」
谷口「えんりょ しないで!」
キョン「お、おう…」
155: 2009/09/23(水) 20:21:48.31 ID:hBxahqU20
キョン(妹も、こんな感じのはずだが…)
キョン(谷口ってだけでこうもかわるもんなのか…)
谷口「ゴシゴシ!」
キョン「…」
谷口「ゴシゴシ!」
キョン(うおう、いかん! 胸が当たってるざんす!)
谷口「あれ? これ なに?」
キョン「気にするな、これが正常だ」
谷口「なにか よく しらない けど わたし には ないね」
キョン「あったら困る」
キョン(特に今のお前にはな…)
キョン(谷口ってだけでこうもかわるもんなのか…)
谷口「ゴシゴシ!」
キョン「…」
谷口「ゴシゴシ!」
キョン(うおう、いかん! 胸が当たってるざんす!)
谷口「あれ? これ なに?」
キョン「気にするな、これが正常だ」
谷口「なにか よく しらない けど わたし には ないね」
キョン「あったら困る」
キョン(特に今のお前にはな…)
156: 2009/09/23(水) 20:27:31.08 ID:hBxahqU20
谷口「あのね」
キョン「ん?」
谷口「わたし キョンくん すき!」
キョン「…」
谷口「4がつ に あって から ずっと すき!」
キョン(…四月から?)
谷口「キョンくん だいすき!」
キョン「いきなりすぎるけど、ありがとうな」
谷口「ふへへ…」
キョン「ん?」
谷口「わたし キョンくん すき!」
キョン「…」
谷口「4がつ に あって から ずっと すき!」
キョン(…四月から?)
谷口「キョンくん だいすき!」
キョン「いきなりすぎるけど、ありがとうな」
谷口「ふへへ…」
157: 2009/09/23(水) 20:31:57.53 ID:hBxahqU20
谷口「キョンくん…」
キョン「…」
谷口「…。!!」
キョン「ん!? どうした?」
谷口「…キョン…!?」
キョン「お、おい…まさか…」
谷口「きゃー!」
キョン「うおおお! 叫ぶな!」
キョン「…」
谷口「…。!!」
キョン「ん!? どうした?」
谷口「…キョン…!?」
キョン「お、おい…まさか…」
谷口「きゃー!」
キョン「うおおお! 叫ぶな!」
160: 2009/09/23(水) 20:42:05.48 ID:hBxahqU20
谷口「な、なんでキョンと一緒に私、風呂入ってんの? いみわかんない…」
キョン「多分何言ってもお前は怒るだろうな…」
谷口「…」
キョン「とりあえず、あがろう。谷口、先あがってくれ」
谷口「う、うん…」
キョン「…はぁ」
キョン(このタイミングで戻るか…)
キョン「多分何言ってもお前は怒るだろうな…」
谷口「…」
キョン「とりあえず、あがろう。谷口、先あがってくれ」
谷口「う、うん…」
キョン「…はぁ」
キョン(このタイミングで戻るか…)
162: 2009/09/23(水) 20:56:08.21 ID:hBxahqU20
キョン「谷口、いいか?」
谷口「う、うん」
キョン「…いや、すまんかった…って、なんで服着ないんだよ!」
谷口「なんか濡れてるからいやよ!」
キョン「…そうか、そうだったな」
谷口「着替えよこしなさいよ」
キョン「しかし、女物はないんだ」
谷口「はぁ? もう、これでいいわよ!」
キョン(妹のブラジャー…か?)
谷口「きっつ! なによこれ!」
谷口「う、うん」
キョン「…いや、すまんかった…って、なんで服着ないんだよ!」
谷口「なんか濡れてるからいやよ!」
キョン「…そうか、そうだったな」
谷口「着替えよこしなさいよ」
キョン「しかし、女物はないんだ」
谷口「はぁ? もう、これでいいわよ!」
キョン(妹のブラジャー…か?)
谷口「きっつ! なによこれ!」
163: 2009/09/23(水) 21:01:19.04 ID:hBxahqU20
キョン「やめろ、壊れる!」
谷口「とりあえず、つけときたいの!」
キョン「そう言われても…」
谷口「いいわよ! もう男物でもなんでも着てやろうじゃない!」
キョン「…いいのか?」
谷口「なんでもいいわよ」
キョン「じゃあ、これ」
谷口「…」
谷口(キョンの…パンツ?)
谷口「///」
キョン「? どうした?」
谷口「な、なんでもないわよ!」
谷口「とりあえず、つけときたいの!」
キョン「そう言われても…」
谷口「いいわよ! もう男物でもなんでも着てやろうじゃない!」
キョン「…いいのか?」
谷口「なんでもいいわよ」
キョン「じゃあ、これ」
谷口「…」
谷口(キョンの…パンツ?)
谷口「///」
キョン「? どうした?」
谷口「な、なんでもないわよ!」
165: 2009/09/23(水) 21:07:00.66 ID:hBxahqU20
谷口(キョンのにおいがするぅ…)
キョン「顔赤いな」
谷口「うるさい!」
キョン「な、なんで怒ってんだお前」
谷口「あーもーいろいろむしゃくしゃする! 今晩泊めなさい!」
キョン「え」
谷口(な、なに言ってんの? 私…!?)
キョン「顔赤いな」
谷口「うるさい!」
キョン「な、なんで怒ってんだお前」
谷口「あーもーいろいろむしゃくしゃする! 今晩泊めなさい!」
キョン「え」
谷口(な、なに言ってんの? 私…!?)
167: 2009/09/23(水) 21:10:53.95 ID:hBxahqU20
キョン「それは、かまわんが…」
谷口「そ、そう!」
キョン(なんで泊めなきゃならんのだ?)
谷口「な、なによ。その目は」
キョン「いや、なんでもない」
谷口「…」(あんまし、見つめないでよ…恥ずかしい)
キョン「とりあえず、俺の部屋、行くか?」
谷口「う、うん」
谷口「そ、そう!」
キョン(なんで泊めなきゃならんのだ?)
谷口「な、なによ。その目は」
キョン「いや、なんでもない」
谷口「…」(あんまし、見つめないでよ…恥ずかしい)
キョン「とりあえず、俺の部屋、行くか?」
谷口「う、うん」
170: 2009/09/23(水) 21:18:03.23 ID:hBxahqU20
谷口「///」(キョンの部屋…)
キョン「なんもないが、まぁ、ここぐらいしかゆっくりできんからな」
谷口「…」
キョン「悪いな、本当に何もなくて」
谷口「まったくね、こんなに何もないなんて…それでも本当に高校生?」
キョン「そこまでいうか…」
谷口「工口本のひとつやふたつぐらいあるんじゃないのぉ?」
キョン「ねぇよ。残念ながらな」
谷口「ふぅ~ん…つまんないわねぇ」
キョン「なんもないが、まぁ、ここぐらいしかゆっくりできんからな」
谷口「…」
キョン「悪いな、本当に何もなくて」
谷口「まったくね、こんなに何もないなんて…それでも本当に高校生?」
キョン「そこまでいうか…」
谷口「工口本のひとつやふたつぐらいあるんじゃないのぉ?」
キョン「ねぇよ。残念ながらな」
谷口「ふぅ~ん…つまんないわねぇ」
172: 2009/09/23(水) 21:23:16.87 ID:hBxahqU20
谷口「どうせ妹ちゃんとか見て立ってるんでしょ?」
キョン「お前、それ本気で言ってんのか?」
谷口「ふふ、図星? 『妹、今日も可愛いぞ!』とか、言ってんの?」
キョン「ふざけるな!」
谷口の手首を強く掴む。
谷口「! なによ」
キョン「俺はなぁ…」
谷口「…いたっ」
キョン「す、すまん」
キョン「お前、それ本気で言ってんのか?」
谷口「ふふ、図星? 『妹、今日も可愛いぞ!』とか、言ってんの?」
キョン「ふざけるな!」
谷口の手首を強く掴む。
谷口「! なによ」
キョン「俺はなぁ…」
谷口「…いたっ」
キョン「す、すまん」
173: 2009/09/23(水) 21:29:48.35 ID:hBxahqU20
谷口「やっぱり、あんたも男よね」
キョン「…」
谷口「手おっきいし、力も強い」
キョン「…」
谷口「私も、男に生まれたかった」
キョン「…」
谷口「…しんみりしちゃったわね、ごめん」
キョン「いや…」
谷口「ねえ、キョン」
キョン「ん?」
谷口「男から見て、私ってどうなの?」
キョン「…」
谷口「手おっきいし、力も強い」
キョン「…」
谷口「私も、男に生まれたかった」
キョン「…」
谷口「…しんみりしちゃったわね、ごめん」
キョン「いや…」
谷口「ねえ、キョン」
キョン「ん?」
谷口「男から見て、私ってどうなの?」
177: 2009/09/23(水) 21:40:45.42 ID:hBxahqU20
キョン「……」
谷口「…」
キョン(確かに、この谷口は、可愛い)
キョン(でも、これは俺から見てなのか? 全体的に、なのか?)
谷口「…ねぇ、どうなの?」
キョン「お前は、可愛い」
谷口「///」
キョン「でも、もっと一人の男を大事にしろ」
谷口「え?」
キョン「お前、だれかれかまわずナンパとかするからな。悪女にしか見えん」
谷口「な、何よそれ!」
キョン「正論だろ」
谷口「…」
キョン(確かに、この谷口は、可愛い)
キョン(でも、これは俺から見てなのか? 全体的に、なのか?)
谷口「…ねぇ、どうなの?」
キョン「お前は、可愛い」
谷口「///」
キョン「でも、もっと一人の男を大事にしろ」
谷口「え?」
キョン「お前、だれかれかまわずナンパとかするからな。悪女にしか見えん」
谷口「な、何よそれ!」
キョン「正論だろ」
179: 2009/09/23(水) 22:01:41.65 ID:hBxahqU20
谷口「それはあんただけが思ってることでしょ!?」
キョン「きっと大半のやつはそう思ってるはずだぜ」
谷口「…」
キョン「気落としたなら、すまん」
谷口「大丈夫よ。あんたの言葉で傷つくほど私はやわじゃないもの」
キョン「そうか」
キョン(こいつは、やっぱりハルヒに似てるな)
谷口「ふん…」(あんたが、振り向いてくれないだけじゃない)
キョン「きっと大半のやつはそう思ってるはずだぜ」
谷口「…」
キョン「気落としたなら、すまん」
谷口「大丈夫よ。あんたの言葉で傷つくほど私はやわじゃないもの」
キョン「そうか」
キョン(こいつは、やっぱりハルヒに似てるな)
谷口「ふん…」(あんたが、振り向いてくれないだけじゃない)
180: 2009/09/23(水) 22:13:51.52 ID:hBxahqU20
キョン「…」
谷口「…何よ」
キョン「お前、男に生まれたかったのか?」
谷口「ま、まあね」
キョン「お前はそのままのほうがいい!!」
谷口「えっ///」
キョン「絶対いい!」
谷口「…何よ」
キョン「お前、男に生まれたかったのか?」
谷口「ま、まあね」
キョン「お前はそのままのほうがいい!!」
谷口「えっ///」
キョン「絶対いい!」
185: 2009/09/23(水) 22:24:44.18 ID:hBxahqU20
谷口「…」
キョン(…あれ? 俺、悪いこと言っちまったか?)
谷口「…どうせ、あんたは涼宮がいればいいんでしょ」
キョン「は?…何言ってんだ?」
谷口「あんたは、涼宮が好きなんでしょ?」
キョン「ちょ、勝手に決めんなよ」
谷口「いつもいつも、あんたは涼宮と話してるときだけニコニコ…」
谷口「こうやって、私といても、面白くないわよね」
キョン「お、おい」
キョン(…あれ? 俺、悪いこと言っちまったか?)
谷口「…どうせ、あんたは涼宮がいればいいんでしょ」
キョン「は?…何言ってんだ?」
谷口「あんたは、涼宮が好きなんでしょ?」
キョン「ちょ、勝手に決めんなよ」
谷口「いつもいつも、あんたは涼宮と話してるときだけニコニコ…」
谷口「こうやって、私といても、面白くないわよね」
キョン「お、おい」
186: 2009/09/23(水) 22:32:27.12 ID:hBxahqU20
キョン「じゃあ、俺は、お前らと一緒に飯を食ってるんだ?」
谷口「えっ」
キョン「俺はお前らと一緒に、飯が食いたいからだ」
谷口「…キョン」
キョン「谷口の、飯をいつもぱくるのは、毎日の日課だしな」
谷口「なっ、なんですってぇ!?」
キョン「はははっ、怒るな怒るな」
谷口「えっ」
キョン「俺はお前らと一緒に、飯が食いたいからだ」
谷口「…キョン」
キョン「谷口の、飯をいつもぱくるのは、毎日の日課だしな」
谷口「なっ、なんですってぇ!?」
キョン「はははっ、怒るな怒るな」
190: 2009/09/23(水) 22:37:49.68 ID:hBxahqU20
谷口「…ふふふ…」
キョン「今度は学食じゃなく、お前の手料理が食いたいな」
谷口「え? ///」
キョン「まあ、お前不器用そうだからな」
谷口「あんた、なんで私に冷たいのよ!?」
キョン「からかいやすいからだ」
谷口「…あんたのそういうとこ、嫌いよ!」
キョン「すまんすまん、謝るよ」
谷口「…私だって、頑張れば…」
キョン「ん? なんか言ったか?」
谷口「何も言ってないわよ」
キョン「今度は学食じゃなく、お前の手料理が食いたいな」
谷口「え? ///」
キョン「まあ、お前不器用そうだからな」
谷口「あんた、なんで私に冷たいのよ!?」
キョン「からかいやすいからだ」
谷口「…あんたのそういうとこ、嫌いよ!」
キョン「すまんすまん、謝るよ」
谷口「…私だって、頑張れば…」
キョン「ん? なんか言ったか?」
谷口「何も言ってないわよ」
192: 2009/09/23(水) 22:45:27.27 ID:hBxahqU20
キョン「もう、こんな時間か」
谷口「けっこう話してたのね、私たち…」
谷口「…」
キョン「どうする? ベッドで寝るか?」
谷口「あんたが寝てるベッドで!?」
キョン「ああ、それがいやなら布団敷くけど」
谷口「ふ、布団よりベッドの方がいいわ!」
キョン「そうか、わかった」
谷口(キョ、キョンが寝てるベッド…///)
谷口「けっこう話してたのね、私たち…」
谷口「…」
キョン「どうする? ベッドで寝るか?」
谷口「あんたが寝てるベッドで!?」
キョン「ああ、それがいやなら布団敷くけど」
谷口「ふ、布団よりベッドの方がいいわ!」
キョン「そうか、わかった」
谷口(キョ、キョンが寝てるベッド…///)
194: 2009/09/23(水) 22:54:29.57 ID:hBxahqU20
キョン「俺はここで寝るから、トイレとかしたくなったら起こしてくれ」
谷口「うん」
キョン「んじゃ、おやすみ」
谷口「お、おやすみ」
キョン「…」
谷口「…」
谷口「…キョン?」
キョン「…」
谷口「寝ちゃったか…」
谷口「うん」
キョン「んじゃ、おやすみ」
谷口「お、おやすみ」
キョン「…」
谷口「…」
谷口「…キョン?」
キョン「…」
谷口「寝ちゃったか…」
196: 2009/09/23(水) 23:01:47.77 ID:hBxahqU20
谷口「…ちょっとだけ、漁っても怒られないよね?」
キョン「…」
谷口「…」
谷口(これ、卒業アルバム?)
谷口「キョンは…これかな?」
谷口「うっわー無愛想ねぇ」
谷口「全然笑ってないじゃない…ふふ…」
キョン「…」
谷口「…」
谷口(これ、卒業アルバム?)
谷口「キョンは…これかな?」
谷口「うっわー無愛想ねぇ」
谷口「全然笑ってないじゃない…ふふ…」
202: 2009/09/23(水) 23:40:42.76 ID:hBxahqU20
谷口「ん? これ…」
キョンの満面の笑み。
谷口「この女…だれ?」
そこには、中学から親しくしていた、佐々木であった。
谷口(この女が近くにいるときだけ、すっごく笑ってる…)
谷口「…」
谷口「キョン…」
キョンの満面の笑み。
谷口「この女…だれ?」
そこには、中学から親しくしていた、佐々木であった。
谷口(この女が近くにいるときだけ、すっごく笑ってる…)
谷口「…」
谷口「キョン…」
205: 2009/09/23(水) 23:48:03.17 ID:hBxahqU20
谷口(昔のことだし、気にしなくてもいっか)
谷口「…寝よっと……」
谷口(あのすっごい笑顔…)
谷口(涼宮にも見せたことのない、笑顔…)
谷口「…なんで、気にしてんのよ…私…」
谷口「…寝よっと……」
谷口(あのすっごい笑顔…)
谷口(涼宮にも見せたことのない、笑顔…)
谷口「…なんで、気にしてんのよ…私…」
206: 2009/09/23(水) 23:53:44.80 ID:hBxahqU20
谷口(…トイレ行きたくなっちゃった…)
谷口「ね、ねえ、キョン」
キョン「…」
谷口「と、トイレ…」
キョン「…」
谷口(もう、なによこいつ!)
谷口(自分でさがそっと…)
谷口「ね、ねえ、キョン」
キョン「…」
谷口「と、トイレ…」
キョン「…」
谷口(もう、なによこいつ!)
谷口(自分でさがそっと…)
210: 2009/09/24(木) 00:01:28.16 ID:mJhKAsUN0
ベッドから脚を出す谷口。
キョン「むにゃ…」
谷口「うひゃあ!?」
キョン「ん…こりゃ大物だ…」
谷口「キョ、キョン…何処触ってんのよ…」
キョン「…これは…」
谷口「うわわわ!?」
キョン「…zzz」
谷口「ハァハァ…まったく、寝てるのに凄いな、キョン…!」
キョン「むにゃ…」
谷口「うひゃあ!?」
キョン「ん…こりゃ大物だ…」
谷口「キョ、キョン…何処触ってんのよ…」
キョン「…これは…」
谷口「うわわわ!?」
キョン「…zzz」
谷口「ハァハァ…まったく、寝てるのに凄いな、キョン…!」
212: 2009/09/24(木) 00:14:26.11 ID:mJhKAsUN0
>>204
>>211
頑張って違いを書いて行きたいと思います!!
>>211
頑張って違いを書いて行きたいと思います!!
213: 2009/09/24(木) 00:18:46.94 ID:mJhKAsUN0
ID変わりました。
いきなりすいません。
いきなりすいません。
215: 2009/09/24(木) 00:33:00.99 ID:mJhKAsUN0
ギィー…
谷口(暗い…。怖いよぉ…)
ミシッっと、床がきしむ。
谷口「ひひゃあ!?」
谷口「…む、無理! トイレまで行けないようぅ…」
谷口(やっぱりキョンと一緒に…)
谷口(暗い…。怖いよぉ…)
ミシッっと、床がきしむ。
谷口「ひひゃあ!?」
谷口「…む、無理! トイレまで行けないようぅ…」
谷口(やっぱりキョンと一緒に…)
217: 2009/09/24(木) 00:36:33.52 ID:mJhKAsUN0
谷口「キョン、キョン!」
キョン「ふわぁ…? なんだよぉ…」
谷口「トイレ、どこ?」
キョン「ああ…トイレね…わかったわかった」
谷口(よかったぁ…)
キョン「…」
谷口「寝るなぁ!」
キョン「…」
谷口「寝ないでよう…」
キョン「ふわぁ…? なんだよぉ…」
谷口「トイレ、どこ?」
キョン「ああ…トイレね…わかったわかった」
谷口(よかったぁ…)
キョン「…」
谷口「寝るなぁ!」
キョン「…」
谷口「寝ないでよう…」
219: 2009/09/24(木) 00:47:55.89 ID:mJhKAsUN0
谷口(どうしよ…漏れちゃうううぅ…)
キョン「…」
谷口「おねがい…キョン…」
キョン「…こんなに俺は食えんぞ…」
谷口(…寝ぼけてる)
谷口(我慢できるかなぁ?)
キョン「…」
谷口「おねがい…キョン…」
キョン「…こんなに俺は食えんぞ…」
谷口(…寝ぼけてる)
谷口(我慢できるかなぁ?)
221: 2009/09/24(木) 00:56:07.49 ID:mJhKAsUN0
谷口「キョン! キョーン!」
隣の壁から、妹の声が聞こえる。
妹「キョンくんうるさーい…むにゃむにゃ…」
谷口(ご、ごめん、妹ちゃん!)
谷口「それにしても起きないなぁ…」
谷口「…キョン、そんなにお疲れ?」
キョン「チェックメイト!」
谷口「ぎゃうう!?」
キョン「どうだ、古泉、俺の勝ちだ…」
谷口「だめ、変なとこさわっちゃ…」
谷口(も、もう…)
隣の壁から、妹の声が聞こえる。
妹「キョンくんうるさーい…むにゃむにゃ…」
谷口(ご、ごめん、妹ちゃん!)
谷口「それにしても起きないなぁ…」
谷口「…キョン、そんなにお疲れ?」
キョン「チェックメイト!」
谷口「ぎゃうう!?」
キョン「どうだ、古泉、俺の勝ちだ…」
谷口「だめ、変なとこさわっちゃ…」
谷口(も、もう…)
224: 2009/09/24(木) 01:04:32.45 ID:mJhKAsUN0
谷口「漏れちゃうう!!」
キョン「ハッ」
谷口「…キョン?」
キョン「谷口、お前何して…? うおっ」
キョンは起きると、谷口の体に手が当たっていることに気づく。
キョン「す、すまん」
谷口「と、トイレぇ…」
キョン「おお、わかった。行こう行こう」
キョン「ハッ」
谷口「…キョン?」
キョン「谷口、お前何して…? うおっ」
キョンは起きると、谷口の体に手が当たっていることに気づく。
キョン「す、すまん」
谷口「と、トイレぇ…」
キョン「おお、わかった。行こう行こう」
227: 2009/09/24(木) 01:16:20.62 ID:mJhKAsUN0
谷口「ふぅぅ…」
キョン「そんなに我慢してたのか?」
谷口「誰のせいだと思ってんのよ」
キョン「え? すぐ起こしてくれりゃいいのに」
キョン「というか、一人で行けるだろ」
谷口「だって…怖かったんだもん…」
キョン「おやおや、そういえば、映画の時も俺から離れられなかったもんな?」
谷口「そのことはもう忘れてよ!」
キョン「わかった。とりあえず、早く済ましてくれ。寒い」
谷口「あ、ご、ごめん」
キョン「そんなに我慢してたのか?」
谷口「誰のせいだと思ってんのよ」
キョン「え? すぐ起こしてくれりゃいいのに」
キョン「というか、一人で行けるだろ」
谷口「だって…怖かったんだもん…」
キョン「おやおや、そういえば、映画の時も俺から離れられなかったもんな?」
谷口「そのことはもう忘れてよ!」
キョン「わかった。とりあえず、早く済ましてくれ。寒い」
谷口「あ、ご、ごめん」
228: 2009/09/24(木) 01:24:50.63 ID:mJhKAsUN0
ジャー
谷口「ごめん」
キョン「いいさ、自然の摂理なわけだしな」
谷口「…」
キョン「そんなに怖いか?」
谷口「キョンの顔が暗くて見えない…本当に、キョン?」
キョン「当たり前だ」
キョン(これはすこし面白いかもしれん)
谷口「…」
キョンが、谷口の肩をポンポンと叩いた。
谷口「!! …キョン?」
キョン「ん? どうした?」
谷口「さっき肩叩いたの、キョン?」
谷口「ごめん」
キョン「いいさ、自然の摂理なわけだしな」
谷口「…」
キョン「そんなに怖いか?」
谷口「キョンの顔が暗くて見えない…本当に、キョン?」
キョン「当たり前だ」
キョン(これはすこし面白いかもしれん)
谷口「…」
キョンが、谷口の肩をポンポンと叩いた。
谷口「!! …キョン?」
キョン「ん? どうした?」
谷口「さっき肩叩いたの、キョン?」
229: 2009/09/24(木) 01:43:39.68 ID:mJhKAsUN0
キョン「は? 何言ってんだ?」
谷口「…気のせいかも」
もう一度、キョンは谷口の肩を叩く。
谷口「キョン!?」
キョン「なんだよ?」
谷口「さっきのは絶対キョン!」
キョン「だからなにが?」
谷口「もうっ、なによ…」
谷口「…気のせいかも」
もう一度、キョンは谷口の肩を叩く。
谷口「キョン!?」
キョン「なんだよ?」
谷口「さっきのは絶対キョン!」
キョン「だからなにが?」
谷口「もうっ、なによ…」
232: 2009/09/24(木) 01:48:54.53 ID:mJhKAsUN0
>>230
了解。できるだけそうしたいと思います。
了解。できるだけそうしたいと思います。
235: 2009/09/24(木) 01:53:37.94 ID:mJhKAsUN0
キョン「うおっ!」
谷口「きゃ! …なに?」
キョン「お前か? 谷口」
谷口「な、何が…?」(ビクビク)
キョン「俺の肩を…誰かが!!!!!」
谷口「…」
キョン「谷口?」
谷口「…」
キョン「気絶してやがる…」
谷口「きゃ! …なに?」
キョン「お前か? 谷口」
谷口「な、何が…?」(ビクビク)
キョン「俺の肩を…誰かが!!!!!」
谷口「…」
キョン「谷口?」
谷口「…」
キョン「気絶してやがる…」
244: 2009/09/24(木) 02:03:21.85 ID:mJhKAsUN0
キョン(やれやれ)
キョン「よいしょっと…」
谷口「…」
キョン(この怖がりも、女だから許されるよな…)
キョン(これがもし男だったら…うう、考えただけで吐き気がっ)
谷口「…」
キョン「おし、谷口め、トイレで起こして挙句の果てに気絶かよ…」
キョン(まあ、俺が悪いか)
キョン「…」
キョン「おやすみ、谷口」
キョン「よいしょっと…」
谷口「…」
キョン(この怖がりも、女だから許されるよな…)
キョン(これがもし男だったら…うう、考えただけで吐き気がっ)
谷口「…」
キョン「おし、谷口め、トイレで起こして挙句の果てに気絶かよ…」
キョン(まあ、俺が悪いか)
キョン「…」
キョン「おやすみ、谷口」
246: 2009/09/24(木) 02:07:23.75 ID:mJhKAsUN0
チュンチュン…
キョン「ん…」
キョン「ふわぁぁ…」
キョン(…そうか、布団で寝たんだったな)
谷口「すぅ…すぅ…」
キョン「おい、起きろ、谷口」
キョン「…」
キョン(あとで起こしゃいいか)
キョン「ん…」
キョン「ふわぁぁ…」
キョン(…そうか、布団で寝たんだったな)
谷口「すぅ…すぅ…」
キョン「おい、起きろ、谷口」
キョン「…」
キョン(あとで起こしゃいいか)
249: 2009/09/24(木) 02:11:52.81 ID:mJhKAsUN0
谷口「ううん…?」
キョン「おっす、谷口」
谷口「…キョン!」
キョン「ん?」
ギュ
キョン「!?」
谷口「キョン~…むにゃむにゃ…」
キョン「寝ぼけてんのか…」
キョン(俺の一瞬のドキドキを返していただきたい)
キョン「おっす、谷口」
谷口「…キョン!」
キョン「ん?」
ギュ
キョン「!?」
谷口「キョン~…むにゃむにゃ…」
キョン「寝ぼけてんのか…」
キョン(俺の一瞬のドキドキを返していただきたい)
256: 2009/09/24(木) 02:17:35.32 ID:mJhKAsUN0
キョン「谷口ちゃ~ん? おきなさ~い??」
谷口「…んん…」
キョン「谷口! 起きないと…」
谷口「…」
キョン「しょうがない、たまに妹に使う技を使うか…」
キョン「必殺!」
コチョコチョ
谷口「ひゃはははっはははは!!! キョン、やめっ!」
キョン「むむ? まだ寝ているのかなぁ!?」(ニヤニヤ)
谷口「あははははははは!!! だめぇ、キョン~!」
妹「何してるの…? ふわぁぁぁ…」
キョン「妹よ、手伝え、必殺くすぐり拳だ!!」
妹「わぁ~い! コチョコチョ~!」
谷口「…んん…」
キョン「谷口! 起きないと…」
谷口「…」
キョン「しょうがない、たまに妹に使う技を使うか…」
キョン「必殺!」
コチョコチョ
谷口「ひゃはははっはははは!!! キョン、やめっ!」
キョン「むむ? まだ寝ているのかなぁ!?」(ニヤニヤ)
谷口「あははははははは!!! だめぇ、キョン~!」
妹「何してるの…? ふわぁぁぁ…」
キョン「妹よ、手伝え、必殺くすぐり拳だ!!」
妹「わぁ~い! コチョコチョ~!」
258: 2009/09/24(木) 02:22:28.99 ID:mJhKAsUN0
谷口「おまえら…ころ…す…ひゃははははははは!!!」
キョン「お、起きたみたいだな」
谷口「ハァハァ…もう、最低!」
キョン「起こしてやったのにその言い方は酷くないか?」
谷口「っさい! …同級生の体触るなんて…変態!!」
キョン「…妹、準備はいいか?」
谷口「止マレ! 待って! なし! それはなし!」
キョン「お、起きたみたいだな」
谷口「ハァハァ…もう、最低!」
キョン「起こしてやったのにその言い方は酷くないか?」
谷口「っさい! …同級生の体触るなんて…変態!!」
キョン「…妹、準備はいいか?」
谷口「止マレ! 待って! なし! それはなし!」
259: 2009/09/24(木) 02:26:37.56 ID:mJhKAsUN0
妹「ふふふ…」
谷口(そうだ!)
谷口「妹ちゃん、あとでお菓子あげるからやめて!」
妹「朝はいらなーい」
谷口「!? その口の周りのものは…?」
キョン「悪いな、俺が先に買収しておいたのさ!」
谷口「そ、そんな…」
キョン「行くぜー!」
コチョコチョ…
谷口「ふひひゃああああああああ!!!!」
谷口(そうだ!)
谷口「妹ちゃん、あとでお菓子あげるからやめて!」
妹「朝はいらなーい」
谷口「!? その口の周りのものは…?」
キョン「悪いな、俺が先に買収しておいたのさ!」
谷口「そ、そんな…」
キョン「行くぜー!」
コチョコチョ…
谷口「ふひひゃああああああああ!!!!」
260: 2009/09/24(木) 02:35:21.41 ID:mJhKAsUN0
登校中
キョン「ほら、朝ごはん食えよ」
谷口「いらない…」
キョン「おいおい、腹が持たんぞ…」
谷口「変態の朝食など食えるか!」
キョン「俺の母親は変態じゃない!」
谷口「う…、うるさいうるさい!」
キョン「ほら、朝ごはん食えよ」
谷口「いらない…」
キョン「おいおい、腹が持たんぞ…」
谷口「変態の朝食など食えるか!」
キョン「俺の母親は変態じゃない!」
谷口「う…、うるさいうるさい!」
263: 2009/09/24(木) 02:39:53.59 ID:mJhKAsUN0
谷口「とにかく、今はいらないの!」
グゥ~
キョン「…腹から何か…?」
谷口「/// よこしなさい」
キョン「いや、授業中とかも聞けそうだからあえてやるのやめる」
谷口「ちょ、ちょっと!」
キョン「悪いな!」
谷口「そ、そんな…」
キョン「…嘘だよ。そんなに落ち込むなよ」
谷口「別に落ち込んでなんかっ…」
ハルヒ「…」
グゥ~
キョン「…腹から何か…?」
谷口「/// よこしなさい」
キョン「いや、授業中とかも聞けそうだからあえてやるのやめる」
谷口「ちょ、ちょっと!」
キョン「悪いな!」
谷口「そ、そんな…」
キョン「…嘘だよ。そんなに落ち込むなよ」
谷口「別に落ち込んでなんかっ…」
ハルヒ「…」
264: 2009/09/24(木) 02:42:48.39 ID:mJhKAsUN0
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「おはよ」
キョン「お、おはよ」
谷口「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
キョン(気まずいっ!)
ハルヒ「おはよ」
キョン「お、おはよ」
谷口「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
キョン(気まずいっ!)
266: 2009/09/24(木) 02:46:22.64 ID:mJhKAsUN0
キョン「谷口、これ、弁当だ」
谷口「えっ?」
キョン「俺の弁当やるっつってんだ」
谷口「なんで?」
キョン「だから、機嫌直してくれ」
谷口「不機嫌になったおぼえはないわよ」
キョン「じゃあ、さっきのは?」
谷口「そこまで怒ってないわよ!」
キョン「そ、そうだったか、すまん」
谷口「えっ?」
キョン「俺の弁当やるっつってんだ」
谷口「なんで?」
キョン「だから、機嫌直してくれ」
谷口「不機嫌になったおぼえはないわよ」
キョン「じゃあ、さっきのは?」
谷口「そこまで怒ってないわよ!」
キョン「そ、そうだったか、すまん」
267: 2009/09/24(木) 02:51:30.82 ID:mJhKAsUN0
谷口(それにしても、弁当、大きいなぁ…)
谷口「こんなに食べれないわよ」
キョン「そうか、じゃあ、食えるだけ食ってあとは俺に返してくれ」
谷口「うん」
キョン(これからは、あんまし谷口と話すのは避けた方がいいかもな)
キョン(谷口にとっても、古泉にとっても、な)
谷口「こんなに食べれないわよ」
キョン「そうか、じゃあ、食えるだけ食ってあとは俺に返してくれ」
谷口「うん」
キョン(これからは、あんまし谷口と話すのは避けた方がいいかもな)
キョン(谷口にとっても、古泉にとっても、な)
269: 2009/09/24(木) 02:58:04.79 ID:mJhKAsUN0
キョン「おっす、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「昨日は、先に帰ってすまんかった」
ハルヒ「…別に、怒ってないからいいわよ」
キョン「そ、そうだったか…」
ハルヒ「…」
キョン「今度、どこか行かないか?」
ハルヒ「えっ」
キョン「SOS団としてじゃなく、二人で」
ハルヒ「べ、別に行ってあげてもいいけど…」
キョン「よし、じゃあ決まりだな」
ハルヒ「…」
ハルヒ「…」
キョン「昨日は、先に帰ってすまんかった」
ハルヒ「…別に、怒ってないからいいわよ」
キョン「そ、そうだったか…」
ハルヒ「…」
キョン「今度、どこか行かないか?」
ハルヒ「えっ」
キョン「SOS団としてじゃなく、二人で」
ハルヒ「べ、別に行ってあげてもいいけど…」
キョン「よし、じゃあ決まりだな」
ハルヒ「…」
270: 2009/09/24(木) 03:04:21.81 ID:mJhKAsUN0
昼食
谷口「涼宮と二人で何処行くつもり?」
キョン「っ…聞いてたのか」
谷口「けっこう耳いいから」
キョン「ジゴクミミメ…」
谷口「なんか言った?」
キョン「何も言ってないです。すいません」
国木田「キョン、どこに行くんだい?」
キョン「まだ決めてない」
谷口「涼宮と二人で何処行くつもり?」
キョン「っ…聞いてたのか」
谷口「けっこう耳いいから」
キョン「ジゴクミミメ…」
谷口「なんか言った?」
キョン「何も言ってないです。すいません」
国木田「キョン、どこに行くんだい?」
キョン「まだ決めてない」
271: 2009/09/24(木) 03:07:48.93 ID:mJhKAsUN0
谷口「ふうん…? まぁ、何処行こうともうどうでもいいわ」
国木田「あれ? すっごく気にしてたじゃない、さっき」
谷口「! 何でここで言うのよ!」
キョン「谷口…まさかお前…」
谷口「な、なに!?」(まさか…ばれた!?)
キョン「ハルヒのこと、好きなのか?」
谷口(はぁ!?)
国木田「あらら、激しく勘違い」
キョン「そうなんだな、谷口?」
国木田「あれ? すっごく気にしてたじゃない、さっき」
谷口「! 何でここで言うのよ!」
キョン「谷口…まさかお前…」
谷口「な、なに!?」(まさか…ばれた!?)
キョン「ハルヒのこと、好きなのか?」
谷口(はぁ!?)
国木田「あらら、激しく勘違い」
キョン「そうなんだな、谷口?」
273: 2009/09/24(木) 03:12:20.66 ID:mJhKAsUN0
谷口「違うわよ! なんでそうなるのよ!?」
キョン「えっ、違うのか?」
国木田(本当にキョンは鈍いなぁ…)
キョン「じゃあ、なんで気になってるんだ?」
谷口「…理由なんてないわよ」
キョン「? そうなのか」
国木田(谷口も素直じゃないし…本当に)
国木田(面白いなぁ)
キョン「えっ、違うのか?」
国木田(本当にキョンは鈍いなぁ…)
キョン「じゃあ、なんで気になってるんだ?」
谷口「…理由なんてないわよ」
キョン「? そうなのか」
国木田(谷口も素直じゃないし…本当に)
国木田(面白いなぁ)
337: 2009/09/24(木) 20:03:48.77 ID:mJhKAsUN0
キョン「谷口、おまえ…食欲ないのか?」
谷口「…あるわよ」
キョン「箸が進んでないぞ?」
谷口「…話しかけないで」
キョン「はぁ? なんで」
谷口「…」
国木田「あれ、谷口、今日は弁当かい?」
キョン「ああ、俺があげたんだ」
国木田「へえ、よかったね、谷口」
谷口「な、なんでよかったのよ!?」
国木田「キョンの弁当は毎回美味しそうだもん」
谷口「…あるわよ」
キョン「箸が進んでないぞ?」
谷口「…話しかけないで」
キョン「はぁ? なんで」
谷口「…」
国木田「あれ、谷口、今日は弁当かい?」
キョン「ああ、俺があげたんだ」
国木田「へえ、よかったね、谷口」
谷口「な、なんでよかったのよ!?」
国木田「キョンの弁当は毎回美味しそうだもん」
338: 2009/09/24(木) 20:11:55.68 ID:mJhKAsUN0
谷口「そ、それほど美味しくないわよ」
キョン「まあ俺が作ってるわけじゃないけど、傷つくなぁ」
谷口「…はい、返すわ」
キョン「そんなに美味くなかったか?」
谷口「美味しくなくわないわ」
キョン「…どっちだよ」
谷口「別にどっちでもいいじゃない!」
キョン「俺が毎日美味いものを食ってるのかまずいものを食ってるかが、かかってるんだ」
谷口「あーもーうざい!」
キョン「まあ俺が作ってるわけじゃないけど、傷つくなぁ」
谷口「…はい、返すわ」
キョン「そんなに美味くなかったか?」
谷口「美味しくなくわないわ」
キョン「…どっちだよ」
谷口「別にどっちでもいいじゃない!」
キョン「俺が毎日美味いものを食ってるのかまずいものを食ってるかが、かかってるんだ」
谷口「あーもーうざい!」
340: 2009/09/24(木) 20:19:41.16 ID:mJhKAsUN0
キョン「やれやれ…」
谷口「…」
国木田「なんだか、機嫌悪いね、谷口」
キョン「そうみたいだな」
国木田「なにかあったのかい?」
キョン「なにが」
国木田「キョンのことをやけに意識してる気がするんだよ」
キョン「意識してる…か」
谷口「…」
国木田「なんだか、機嫌悪いね、谷口」
キョン「そうみたいだな」
国木田「なにかあったのかい?」
キョン「なにが」
国木田「キョンのことをやけに意識してる気がするんだよ」
キョン「意識してる…か」
342: 2009/09/24(木) 20:25:08.37 ID:mJhKAsUN0
キョン「どういうことだ?」
国木田「はぁ…さすがキョンだね」
キョン「?」
国木田「なんでもないよ」
キョン「谷口、俺のこと、意識してるのか」
谷口「は…はぁ!? なわけないでしょ!」
キョン「なぜ怒る!?」
キョン「お、おい、国木田、意識してなかったぞ」
国木田(ここまでくると、もう無理だね)
国木田「はぁ…さすがキョンだね」
キョン「?」
国木田「なんでもないよ」
キョン「谷口、俺のこと、意識してるのか」
谷口「は…はぁ!? なわけないでしょ!」
キョン「なぜ怒る!?」
キョン「お、おい、国木田、意識してなかったぞ」
国木田(ここまでくると、もう無理だね)
343: 2009/09/24(木) 20:31:16.29 ID:mJhKAsUN0
放課後
キョン「うーっす」
長門「…」
キョン「おう、長門」
長門「…どうだった?」
キョン「ん? なんのことだ?」
長門「彼女」
キョン「ああ、谷口のことか。いきなりなおったからビックリしたぜ」
長門「そう」
キョン「もう、谷口は大丈夫か?」
長門「わからない、また突然発生する可能性はある」
キョン「そうか…」
ガチャ
ハルヒ「…」
キョン「おう、ハルヒ」
キョン「うーっす」
長門「…」
キョン「おう、長門」
長門「…どうだった?」
キョン「ん? なんのことだ?」
長門「彼女」
キョン「ああ、谷口のことか。いきなりなおったからビックリしたぜ」
長門「そう」
キョン「もう、谷口は大丈夫か?」
長門「わからない、また突然発生する可能性はある」
キョン「そうか…」
ガチャ
ハルヒ「…」
キョン「おう、ハルヒ」
345: 2009/09/24(木) 20:35:07.83 ID:mJhKAsUN0
ハルヒ「キョン…」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「あんたは、ここにいて楽しいの?」
キョン「…え?」
ハルヒ「だから、あんたはここにいて楽しいの?」
キョン「どういうことだ?」
ハルヒ「あんたは、谷口といたいんじゃないの?」
キョン「な、なんでそうなるんだ?」
ハルヒ「昨日、谷口を泊めたそうね」
キョン「あ、まあな」
ハルヒ「谷口から聞いたわ。すっごく自慢するみたいにね」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「あんたは、ここにいて楽しいの?」
キョン「…え?」
ハルヒ「だから、あんたはここにいて楽しいの?」
キョン「どういうことだ?」
ハルヒ「あんたは、谷口といたいんじゃないの?」
キョン「な、なんでそうなるんだ?」
ハルヒ「昨日、谷口を泊めたそうね」
キョン「あ、まあな」
ハルヒ「谷口から聞いたわ。すっごく自慢するみたいにね」
346: 2009/09/24(木) 20:41:32.80 ID:mJhKAsUN0
ハルヒ「なんで谷口が私に言ったかは知らないけど、一応これだけは確認しておきたくてね」
キョン「…」
ハルヒ「どうなの、キョン」
キョン「俺は、ここにいたい」
ハルヒ「…本当に?」
キョン「当たり前だ、じゃなきゃここには来てないだろうが」
ハルヒ「…そう、そーなの」
キョン「そうだ、ハルヒ」
キョン「今度、どこに行く?」
ハルヒ「そうね、どこでもいいけど? あんたは何処行きたい?」
キョン「そうだな…俺も、どこでもいい」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「んじゃ、あえて言うなら…」
ガチャ
キョン「…」
ハルヒ「どうなの、キョン」
キョン「俺は、ここにいたい」
ハルヒ「…本当に?」
キョン「当たり前だ、じゃなきゃここには来てないだろうが」
ハルヒ「…そう、そーなの」
キョン「そうだ、ハルヒ」
キョン「今度、どこに行く?」
ハルヒ「そうね、どこでもいいけど? あんたは何処行きたい?」
キョン「そうだな…俺も、どこでもいい」
ハルヒ「何よそれ」
キョン「んじゃ、あえて言うなら…」
ガチャ
347: 2009/09/24(木) 20:44:21.42 ID:mJhKAsUN0
谷口「うえ~ん キョンくん!!」
キョン「!? 谷口!?」
ハルヒ「!?」
谷口「キョンくん おしOこ漏れそう!」
キョン「す、すまん、ハルヒ! ちょっと待っててくれ」
谷口「ふぇぇ…」
ハルヒ「…」
ガチャ
ハルヒ「……」
長門「…」
キョン「!? 谷口!?」
ハルヒ「!?」
谷口「キョンくん おしOこ漏れそう!」
キョン「す、すまん、ハルヒ! ちょっと待っててくれ」
谷口「ふぇぇ…」
ハルヒ「…」
ガチャ
ハルヒ「……」
長門「…」
349: 2009/09/24(木) 20:56:00.25 ID:mJhKAsUN0
キョン「よくここまでこれたな」
谷口「キョンくん の におい が したから」
キョン「そりゃすごいな…」
キョン(しかも、歩けるようになってるし…)
谷口「は はやく キョンくん! もれちゃうよう…」
キョン「あ、ああ、すまん」
谷口「おんぶ!」
キョン「ここではちょっと…やめとこう」
谷口「なんで?」(ウルウル)
キョン「はぁ…わかったわかった」
谷口「キョンくん の におい が したから」
キョン「そりゃすごいな…」
キョン(しかも、歩けるようになってるし…)
谷口「は はやく キョンくん! もれちゃうよう…」
キョン「あ、ああ、すまん」
谷口「おんぶ!」
キョン「ここではちょっと…やめとこう」
谷口「なんで?」(ウルウル)
キョン「はぁ…わかったわかった」
353: 2009/09/24(木) 21:05:56.84 ID:mJhKAsUN0
谷口「キョンくんごう しゅつどう!!!」
キョン「静かにしろ!」
谷口「ごめんなさい」
キョン「…はぁ」
谷口「…?」
キョン「どうした?」
谷口「なんだか へんなきぶん きもちわるいよぅ…」
キョン「大丈夫か!?」
谷口「ああ もらしちゃった」
キョン「嘘だろ!?」
谷口「でも ちがう」
キョン「?」
キョン「静かにしろ!」
谷口「ごめんなさい」
キョン「…はぁ」
谷口「…?」
キョン「どうした?」
谷口「なんだか へんなきぶん きもちわるいよぅ…」
キョン「大丈夫か!?」
谷口「ああ もらしちゃった」
キョン「嘘だろ!?」
谷口「でも ちがう」
キョン「?」
355: 2009/09/24(木) 21:10:26.27 ID:mJhKAsUN0
トイレ
キョン(さすがに女子トイレには入れんな)
谷口「…」
キョン「ほら、ここでしなさい」
谷口「うん」
キョン「じゃあ、待ってるからな」
谷口「キョンくん いっしょ に いてくれないの?」
キョン「/// 一人でできるでしょ」
谷口「わかったぁ」
キョン「…」
谷口「きゃああああ!?」
キョン「どうした!?」
谷口「ち でてる…」
キョン(さすがに女子トイレには入れんな)
谷口「…」
キョン「ほら、ここでしなさい」
谷口「うん」
キョン「じゃあ、待ってるからな」
谷口「キョンくん いっしょ に いてくれないの?」
キョン「/// 一人でできるでしょ」
谷口「わかったぁ」
キョン「…」
谷口「きゃああああ!?」
キョン「どうした!?」
谷口「ち でてる…」
356: 2009/09/24(木) 21:18:12.30 ID:mJhKAsUN0
キョン「血!?」
キョン(まじかよ!?)
谷口「こわいよう…」
キョン「と、とりあえず吹いとけ」
谷口「う うん」
キョン(…俺の専門外だ…)
キョン(? もしかして、それだからイライラしてたのか?)
キョン(…やれやれ)
キョン(まじかよ!?)
谷口「こわいよう…」
キョン「と、とりあえず吹いとけ」
谷口「う うん」
キョン(…俺の専門外だ…)
キョン(? もしかして、それだからイライラしてたのか?)
キョン(…やれやれ)
357: 2009/09/24(木) 21:23:27.90 ID:mJhKAsUN0
谷口「…」
キョン「おう、出たか」
谷口「ここ、どこよ?」
キョン「トイレだろ? お前が漏れそうだって言うから」
谷口「…ここ、男子トイレじゃない!」
キョン(!? 戻ったのか!?)
谷口「キョン…あんた、何するつもりだったの?」
キョン「何もする気はない! 信じてくれ!」
キョン(なんでこうタイミングの悪い時に…)
キョン「おう、出たか」
谷口「ここ、どこよ?」
キョン「トイレだろ? お前が漏れそうだって言うから」
谷口「…ここ、男子トイレじゃない!」
キョン(!? 戻ったのか!?)
谷口「キョン…あんた、何するつもりだったの?」
キョン「何もする気はない! 信じてくれ!」
キョン(なんでこうタイミングの悪い時に…)
359: 2009/09/24(木) 21:44:51.58 ID:mJhKAsUN0
谷口「もう、最悪!」
キョン「す、すまん」
谷口「……最近、変なのよ」
キョン「?」
谷口「記憶が、ブツ切れになるのよ」
キョン「そ、そうなのか」
谷口「もしかして、病気かしら…」
キョン「さあな」
谷口「もうすこし気にしなさいよ!」
キョン「す、すまん」
谷口「……最近、変なのよ」
キョン「?」
谷口「記憶が、ブツ切れになるのよ」
キョン「そ、そうなのか」
谷口「もしかして、病気かしら…」
キョン「さあな」
谷口「もうすこし気にしなさいよ!」
363: 2009/09/24(木) 22:16:26.01 ID:mJhKAsUN0
キョン「俺に言われても…」
谷口「友達が悩んでるのよ!?」
キョン「そ、そうだな、すまん」
谷口「っもう、いいわよ!」
キョン「さっきから、イライラしてるな…お前」
谷口「してないわよ!」
キョン「してるじゃないか。それに、言ってることもよくわからんし」
谷口「~!!」
谷口「友達が悩んでるのよ!?」
キョン「そ、そうだな、すまん」
谷口「っもう、いいわよ!」
キョン「さっきから、イライラしてるな…お前」
谷口「してないわよ!」
キョン「してるじゃないか。それに、言ってることもよくわからんし」
谷口「~!!」
364: 2009/09/24(木) 22:33:03.20 ID:mJhKAsUN0
谷口「ひどい…」
ダッ
キョン「おいっ、谷口!」
キョン「…」
部室
ガチャ
キョン「…? 長門、ハルヒは?」
長門「先に帰った」
キョン「そうか」
ダッ
キョン「おいっ、谷口!」
キョン「…」
部室
ガチャ
キョン「…? 長門、ハルヒは?」
長門「先に帰った」
キョン「そうか」
365: 2009/09/24(木) 22:45:24.34 ID:mJhKAsUN0
キョン「…どんな感じだった?」
長門「わからない」
キョン「…」
長門「気をつけて」
キョン「? 何がだ?」
長門「あなたはこれから、大変な目に遭う」
キョン「おいおい、なんでそんなことわかるんだ?」
長門「…」
長門「わからない」
キョン「…」
長門「気をつけて」
キョン「? 何がだ?」
長門「あなたはこれから、大変な目に遭う」
キョン「おいおい、なんでそんなことわかるんだ?」
長門「…」
366: 2009/09/24(木) 22:48:54.38 ID:mJhKAsUN0
キョン「やれやれ…」
キョン「わかった。気をつける」
長門「どんな時も、冷静に行動して」
キョン「…わかった」
キョン「じゃあな、長門」
長門「…」
キョン(…)
キョン「わかった。気をつける」
長門「どんな時も、冷静に行動して」
キョン「…わかった」
キョン「じゃあな、長門」
長門「…」
キョン(…)
368: 2009/09/24(木) 22:54:16.15 ID:mJhKAsUN0
キョン(一体、何が起こるんだ?)
谷口「痛い! やめて!」
キョン「!?」(谷口の声か!?)
ハルヒ「ハァハァ…」
キョン(ハルヒ!?)
谷口「痛い! やめて!」
キョン「!?」(谷口の声か!?)
ハルヒ「ハァハァ…」
キョン(ハルヒ!?)
369: 2009/09/24(木) 22:55:09.01 ID:mJhKAsUN0
ハルヒ「なんで、あんたなのよ!」
キョン「…」
谷口「痛っ! …」
ハルヒ「あんたに、何がわかるのよ!?」
キョン(あんなに髪を引っ張って…!!)
キョン「やめろ! ハルヒ!」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何してやがる! 女に暴力なんて最低だぞ!」
ハルヒ「…」
ダッ
キョン「ハルヒッ!」
キョン「…くそっ」
キョン「…」
谷口「痛っ! …」
ハルヒ「あんたに、何がわかるのよ!?」
キョン(あんなに髪を引っ張って…!!)
キョン「やめろ! ハルヒ!」
ハルヒ「…キョン」
キョン「何してやがる! 女に暴力なんて最低だぞ!」
ハルヒ「…」
ダッ
キョン「ハルヒッ!」
キョン「…くそっ」
378: 2009/09/24(木) 23:26:00.92 ID:mJhKAsUN0
キョン「谷口、大丈夫か?」
谷口「きょ、キョン…」
キョン「どうしたんだ?」
谷口「…なんでも、ないよ」
キョン「あれはどう見たってなんでもなくないだろ」
谷口(…言えないよ…)
キョン「谷口、本当に大丈夫か?」
谷口「へ、平気よ。気にしないで」
谷口「きょ、キョン…」
キョン「どうしたんだ?」
谷口「…なんでも、ないよ」
キョン「あれはどう見たってなんでもなくないだろ」
谷口(…言えないよ…)
キョン「谷口、本当に大丈夫か?」
谷口「へ、平気よ。気にしないで」
379: 2009/09/24(木) 23:31:16.02 ID:mJhKAsUN0
キョン「にしても、ハルヒ、乱暴なやつだな」
谷口「私が悪いところもあるから」
キョン「あいつをかばうのか? それとも、お前から手を出したんじゃないだろうな?」
谷口「私の一言にカチンときたのかも」
キョン「おいおい、何言ったんだよ?」
谷口「…あんたには言わない」
キョン「なんで?」
谷口「女の子の話に男が入ってこないで!」
キョン「な、なんだよいきなり…」
谷口「私が悪いところもあるから」
キョン「あいつをかばうのか? それとも、お前から手を出したんじゃないだろうな?」
谷口「私の一言にカチンときたのかも」
キョン「おいおい、何言ったんだよ?」
谷口「…あんたには言わない」
キョン「なんで?」
谷口「女の子の話に男が入ってこないで!」
キョン「な、なんだよいきなり…」
380: 2009/09/24(木) 23:36:20.07 ID:mJhKAsUN0
キョン(お前も、ちょっと前まで男だったというのに…)
谷口「…これは、私と涼宮の問題だから」
キョン「…そうか」
谷口「キョンが気にすることじゃないから、大丈夫よ」
キョン「しかし、あそこまで感情的になるハルヒを、見たことがなかったんでな」
谷口「涼宮は確かに強引だけど、暴力は絶対にしなかったもんね」
キョン「俺は何度もされてるけどな…」
谷口「フフッ、あんたが悪いのよ、きっと」
谷口「…これは、私と涼宮の問題だから」
キョン「…そうか」
谷口「キョンが気にすることじゃないから、大丈夫よ」
キョン「しかし、あそこまで感情的になるハルヒを、見たことがなかったんでな」
谷口「涼宮は確かに強引だけど、暴力は絶対にしなかったもんね」
キョン「俺は何度もされてるけどな…」
谷口「フフッ、あんたが悪いのよ、きっと」
382: 2009/09/24(木) 23:47:00.37 ID:mJhKAsUN0
キョン「谷口」
谷口「? なによ?」
キョン「お前はそれぐらいの方がいいと思うぞ」
谷口「はぁ? 意味わかんないんですけど」
キョン「もっと穏やかになれば、もっと男にもてると思うぜ?」
谷口(///)「そ、そう。ありがとう」
キョン「お、今日は素直に謝ったな」
谷口「う、うるさい! 謝って何が悪いのよ!?」
キョン「悪いなんて言ってないだろ。逆に、もっと素直になれよ。な?」
谷口「/// うん…」
谷口「? なによ?」
キョン「お前はそれぐらいの方がいいと思うぞ」
谷口「はぁ? 意味わかんないんですけど」
キョン「もっと穏やかになれば、もっと男にもてると思うぜ?」
谷口(///)「そ、そう。ありがとう」
キョン「お、今日は素直に謝ったな」
谷口「う、うるさい! 謝って何が悪いのよ!?」
キョン「悪いなんて言ってないだろ。逆に、もっと素直になれよ。な?」
谷口「/// うん…」
383: 2009/09/24(木) 23:53:18.61 ID:mJhKAsUN0
キョン宅
prrrr prrrr
キョン「…ハルヒか」
キョン「もしもし?」
ハルヒ「もしもし、キョン?」
キョン「おう、どうした?」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「もう私に、話しかけないで」
prrrr prrrr
キョン「…ハルヒか」
キョン「もしもし?」
ハルヒ「もしもし、キョン?」
キョン「おう、どうした?」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「もう私に、話しかけないで」
385: 2009/09/24(木) 23:55:19.76 ID:mJhKAsUN0
キョン「えっ」
ハルヒ「私のこと、忘れて」
キョン「何言ってんだ…? お前」
ハルヒ「電話番号も、メールアドレスも…全部、消して」
キョン「ちょっと…待てよ!」
プツッ…
キョン「今度の予定、どうするんだよ…」
ハルヒ「私のこと、忘れて」
キョン「何言ってんだ…? お前」
ハルヒ「電話番号も、メールアドレスも…全部、消して」
キョン「ちょっと…待てよ!」
プツッ…
キョン「今度の予定、どうするんだよ…」
387: 2009/09/25(金) 00:03:40.57 ID:Dpnj1Q1Y0
prrrr prrrr
キョン「ん、古泉…」
キョン「なんだ?」
古泉「もしもし、大変なことになりました」
キョン「どうした」
古泉「谷口さんが、重体です」
キョン「!」
古泉「さっき機関が絡んでいる病院から連絡が来ましてね」
古泉「北高の女子高生が、やってきた。と」
キョン「…どこかで落ち合おう」
キョン「ん、古泉…」
キョン「なんだ?」
古泉「もしもし、大変なことになりました」
キョン「どうした」
古泉「谷口さんが、重体です」
キョン「!」
古泉「さっき機関が絡んでいる病院から連絡が来ましてね」
古泉「北高の女子高生が、やってきた。と」
キョン「…どこかで落ち合おう」
388: 2009/09/25(金) 00:05:07.51 ID:Dpnj1Q1Y0
また少し席外します。
本当に、私的事情ですいません…。
本当に、私的事情ですいません…。
401: 2009/09/25(金) 01:08:46.43 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「はぁはぁ…」
古泉「来ましたか…」
キョン「谷口は大丈夫なのか?」
古泉「言ってみなければわかりません。とりあえず、行きますよ」
キョン「ああ」
病院
キョン「こ、これは…」
古泉「ひどいですね…」
キョン(アザだらけじゃねえか!)
古泉「来ましたか…」
キョン「谷口は大丈夫なのか?」
古泉「言ってみなければわかりません。とりあえず、行きますよ」
キョン「ああ」
病院
キョン「こ、これは…」
古泉「ひどいですね…」
キョン(アザだらけじゃねえか!)
402: 2009/09/25(金) 01:11:21.52 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口「…キョン?」
キョン「大丈夫か!?」
谷口「来てくれたんだ…」
キョン「どうしたんだ?」
谷口「べつに、転んだだけよ」
キョン「どう転んだらそうなる!?」
古泉「何か、理由があるのでしたら、僕達に話してください」
谷口「ほんとに、なんでもないって…つぅ…」
キョン(…)
キョン「大丈夫か!?」
谷口「来てくれたんだ…」
キョン「どうしたんだ?」
谷口「べつに、転んだだけよ」
キョン「どう転んだらそうなる!?」
古泉「何か、理由があるのでしたら、僕達に話してください」
谷口「ほんとに、なんでもないって…つぅ…」
キョン(…)
403: 2009/09/25(金) 01:15:58.47 ID:Dpnj1Q1Y0
古泉「…すいません。ちょっといいですか?」
キョン「ん? なんだ」
古泉「実は、涼宮さんが原因なんです」
キョン「!?」
古泉「そうでなければ、僕達に連絡など来ませんよ」
キョン「ハルヒが…やったのか?」
古泉「はい。おそらく」
キョン(嘘だろ…ハルヒが…そんなこと…)
キョン「ん? なんだ」
古泉「実は、涼宮さんが原因なんです」
キョン「!?」
古泉「そうでなければ、僕達に連絡など来ませんよ」
キョン「ハルヒが…やったのか?」
古泉「はい。おそらく」
キョン(嘘だろ…ハルヒが…そんなこと…)
405: 2009/09/25(金) 01:21:12.30 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「それなら、なんでハルヒはここにいないんだ?」
古泉「おそらく、気が動転したのでしょう、逃げた…と考えています」
キョン「犯罪じゃねぇか」
古泉「機関の調べでは、何か精神的異常が見つかったとか、何とか」
キョン「?」
古泉「大切なものを、失ったのかもしれません」
キョン「…」
古泉「一体それがなんなのかは…わかりませんが」
キョン「…」
古泉「ストレスというものは恐ろしいものです。人をすぐに殺人犯にしてしまうんですから」
古泉「おそらく、気が動転したのでしょう、逃げた…と考えています」
キョン「犯罪じゃねぇか」
古泉「機関の調べでは、何か精神的異常が見つかったとか、何とか」
キョン「?」
古泉「大切なものを、失ったのかもしれません」
キョン「…」
古泉「一体それがなんなのかは…わかりませんが」
キョン「…」
古泉「ストレスというものは恐ろしいものです。人をすぐに殺人犯にしてしまうんですから」
406: 2009/09/25(金) 01:23:45.68 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン(そういえば…)
キョン「ハルヒから、電話、来たか?」
古泉「電話、ですか? いえ、来てませんが…」
キョン「あいつ、俺に、『私のことは忘れろ』って、言ってきたんだ」
古泉「!」
キョン「これも、関係あるのか?」
古泉「これは困りましたね」
キョン「?」
古泉「涼宮さんが、谷口さんを襲ったというのは、確実かもしれません」
キョン「なんでだ?」
キョン「ハルヒから、電話、来たか?」
古泉「電話、ですか? いえ、来てませんが…」
キョン「あいつ、俺に、『私のことは忘れろ』って、言ってきたんだ」
古泉「!」
キョン「これも、関係あるのか?」
古泉「これは困りましたね」
キョン「?」
古泉「涼宮さんが、谷口さんを襲ったというのは、確実かもしれません」
キョン「なんでだ?」
408: 2009/09/25(金) 01:31:45.59 ID:Dpnj1Q1Y0
古泉「あなたが谷口さんと付き合っている、と思い込んでいるのでしょう」
キョン「は?」
古泉「それが彼女にはとても苦痛だった。そして、このような結果に到った…」
キョン「ハルヒ…」
古泉「そして、自分がやったことの償いとして、もう関わりを断ち切ることにしたんでしょう」
キョン「…」
古泉「彼女は今、世界を確実に崩壊へと導いています」
キョン「なんでだ?」
古泉「ここ最近、閉鎖空間の発生が止まらないんです」
キョン「なんだって…!」
キョン「は?」
古泉「それが彼女にはとても苦痛だった。そして、このような結果に到った…」
キョン「ハルヒ…」
古泉「そして、自分がやったことの償いとして、もう関わりを断ち切ることにしたんでしょう」
キョン「…」
古泉「彼女は今、世界を確実に崩壊へと導いています」
キョン「なんでだ?」
古泉「ここ最近、閉鎖空間の発生が止まらないんです」
キョン「なんだって…!」
409: 2009/09/25(金) 01:34:12.39 ID:Dpnj1Q1Y0
古泉「当たり前でしょう」
古泉「大事な団員、仲間、クラスメイトを失うわけですから」
キョン「…」
キョン(なんだよ、それ…)
キョン(俺が、悪いみたいじゃないか)
キョン(ハルヒは、俺に全て押し付けてるだけじゃないか)
古泉「世界の崩壊…涼宮さんが望むのであれば、それが正しいのでしょう」
キョン「んなわけあるか」
キョン「こんなの、絶対間違ってる」
古泉「大事な団員、仲間、クラスメイトを失うわけですから」
キョン「…」
キョン(なんだよ、それ…)
キョン(俺が、悪いみたいじゃないか)
キョン(ハルヒは、俺に全て押し付けてるだけじゃないか)
古泉「世界の崩壊…涼宮さんが望むのであれば、それが正しいのでしょう」
キョン「んなわけあるか」
キョン「こんなの、絶対間違ってる」
410: 2009/09/25(金) 01:36:46.28 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「そして古泉」
古泉「はい?」
キョン「悪いが、席を外してくれ」
古泉「わかりました」
キョン「谷口」
谷口「…なに?」
キョン「その、すまんかった」
谷口「…なにが?」
キョン「お前に、迷惑かけちまったな」
谷口「あんたが、迷惑かけた…。いつよ?」
古泉「はい?」
キョン「悪いが、席を外してくれ」
古泉「わかりました」
キョン「谷口」
谷口「…なに?」
キョン「その、すまんかった」
谷口「…なにが?」
キョン「お前に、迷惑かけちまったな」
谷口「あんたが、迷惑かけた…。いつよ?」
411: 2009/09/25(金) 01:40:34.10 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「その…なんだ」
谷口「…」
キョン「とにかく、すまん」
谷口「な、なによ。気持ち悪いわね」
キョン「傷、大丈夫か?」
谷口「大丈夫って聞かないでよ。病院にいるんだから、大丈夫なわけないでしょ」
キョン「そ、そうだな」
谷口「…キョン」
キョン「なんだ?」
谷口「涼宮と、仲良くしてあげて」
キョン「…ああ」
谷口「…」
キョン「とにかく、すまん」
谷口「な、なによ。気持ち悪いわね」
キョン「傷、大丈夫か?」
谷口「大丈夫って聞かないでよ。病院にいるんだから、大丈夫なわけないでしょ」
キョン「そ、そうだな」
谷口「…キョン」
キョン「なんだ?」
谷口「涼宮と、仲良くしてあげて」
キョン「…ああ」
413: 2009/09/25(金) 01:44:12.35 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン(すまん、谷口)
キョン(ハルヒとはもう、仲良くできそうにない)
谷口「私はすぐによくなるから。気にせずに帰って」
キョン「いや、今日は泊まっていく」
谷口「えっ/// いいわよそんなの…」
キョン「俺はお前の友達だ。いや、親友だと思ってる」
キョン「だから、いさせてくれ」
谷口「ふ、ふん…勝手にしなさい」
キョン(ハルヒとはもう、仲良くできそうにない)
谷口「私はすぐによくなるから。気にせずに帰って」
キョン「いや、今日は泊まっていく」
谷口「えっ/// いいわよそんなの…」
キョン「俺はお前の友達だ。いや、親友だと思ってる」
キョン「だから、いさせてくれ」
谷口「ふ、ふん…勝手にしなさい」
415: 2009/09/25(金) 02:01:03.81 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口(あんたは本当に、ダメなやつ…)
キョン「…」
古泉「そろそろ僕は帰ります。あなたはどうしますか?」
キョン「俺は泊まっていくよ」
古泉「…そうですか。わかりました」
キョン「ああ、じゃあな」
古泉「はい…」
キョン「…」
古泉「そろそろ僕は帰ります。あなたはどうしますか?」
キョン「俺は泊まっていくよ」
古泉「…そうですか。わかりました」
キョン「ああ、じゃあな」
古泉「はい…」
420: 2009/09/25(金) 02:05:49.63 ID:Dpnj1Q1Y0
次の日
谷口「キョン、起きろ!」
キョン「ん? 谷口?」
谷口「早く学校行くよ」
キョン「まだ早いだろ…」
キョン「…」
キョン「!! おい、谷口…お前…」
谷口「な、なによ」
キョン「なんで、治ってるんだ?」
谷口「知らないわよ、私だってビックリしたんだから」
キョン(アザも全部、無くなってる…)
キョン(まさか、ハルヒか…?)
谷口「キョン、起きろ!」
キョン「ん? 谷口?」
谷口「早く学校行くよ」
キョン「まだ早いだろ…」
キョン「…」
キョン「!! おい、谷口…お前…」
谷口「な、なによ」
キョン「なんで、治ってるんだ?」
谷口「知らないわよ、私だってビックリしたんだから」
キョン(アザも全部、無くなってる…)
キョン(まさか、ハルヒか…?)
421: 2009/09/25(金) 02:10:10.07 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口「この病院から学校まで行くのにけっこうかかるから早く行くわよ」
キョン「それにしたって早すぎるだろまだ日も差してねぇじゃねえか」
谷口「あんた、馬鹿?」
谷口「制服を取りに帰る時間も必要でしょうが」
キョン(そういえば、制服じゃないんだったな)
谷口「…早く行くわよ」
キョン「おう」
キョン「それにしたって早すぎるだろまだ日も差してねぇじゃねえか」
谷口「あんた、馬鹿?」
谷口「制服を取りに帰る時間も必要でしょうが」
キョン(そういえば、制服じゃないんだったな)
谷口「…早く行くわよ」
キョン「おう」
422: 2009/09/25(金) 02:12:21.66 ID:Dpnj1Q1Y0
学校
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「…」
谷口「…イライラ」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「…」
ハルヒ「…」
谷口「…イライラ」
423: 2009/09/25(金) 02:15:01.39 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「国木田、谷口、一緒に帰ろうぜ」
谷口「キョン、ちょっと来なさい」
キョン「あ、ああ」
キョン「どうした? こんなところに呼び出して」
谷口「あんた、なんで涼宮と仲良くしないのよ?」
キョン「それは…」
谷口「私のせい?」
キョン「違う」
谷口「じゃあ何よ!?」
キョン「…」
谷口「キョン、ちょっと来なさい」
キョン「あ、ああ」
キョン「どうした? こんなところに呼び出して」
谷口「あんた、なんで涼宮と仲良くしないのよ?」
キョン「それは…」
谷口「私のせい?」
キョン「違う」
谷口「じゃあ何よ!?」
キョン「…」
424: 2009/09/25(金) 02:24:32.27 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口「これじゃあ…もう…」
キョン「…谷口?」
谷口「諦めた私が…みじめじゃない…」
キョン「谷口…」
谷口「キョン!!」
キョン「な、なんだ?」
谷口「この際言っとくわ!」
キョン「お、おう」
谷口「私はあんたのことが…」
谷口「好きなの!」
キョン「…谷口?」
谷口「諦めた私が…みじめじゃない…」
キョン「谷口…」
谷口「キョン!!」
キョン「な、なんだ?」
谷口「この際言っとくわ!」
キョン「お、おう」
谷口「私はあんたのことが…」
谷口「好きなの!」
426: 2009/09/25(金) 02:29:12.82 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン(…!!)
キョン「…」
谷口「でも、私は諦めたの!」
谷口「涼宮が、あそこまで好きなら…」
谷口「私は諦めてもいいって思った」
谷口「それに、あんたは涼宮と一緒にいたほうが面白いだろうし、好きなんだと思ってた」
谷口「すっきり諦めようと思ってたのに…何よ!?」
谷口「なんで一言も話さないのよ!? なんで仲良くしないのよ!?」
谷口「引いた私は惨めだけど、それ以上に涼宮が可哀想よ!!!」
キョン「ッ……。谷口……」
キョン「…」
谷口「でも、私は諦めたの!」
谷口「涼宮が、あそこまで好きなら…」
谷口「私は諦めてもいいって思った」
谷口「それに、あんたは涼宮と一緒にいたほうが面白いだろうし、好きなんだと思ってた」
谷口「すっきり諦めようと思ってたのに…何よ!?」
谷口「なんで一言も話さないのよ!? なんで仲良くしないのよ!?」
谷口「引いた私は惨めだけど、それ以上に涼宮が可哀想よ!!!」
キョン「ッ……。谷口……」
427: 2009/09/25(金) 02:41:35.89 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口「だから、もう、私に関わらないで」
キョン「えっ」
谷口「あんたは、涼宮とくっついたらいいのよ! それでハッピーエンドじゃない!」
キョン「俺にも決定権はある!」
谷口「ど、どういうことよ!」
キョン「こういうことだ!」
チュ…
谷口「///」
キョン「…俺は、お前がいい」
谷口「な、なんで…?」
キョン「知るか、俺だってなんで今こんなことしたのか、わかんねえ」
谷口「なんじゃそりゃあ!?」
キョン「でも、お前に惹かれてるってことは、わかる」
谷口「! …キョン」
キョン「えっ」
谷口「あんたは、涼宮とくっついたらいいのよ! それでハッピーエンドじゃない!」
キョン「俺にも決定権はある!」
谷口「ど、どういうことよ!」
キョン「こういうことだ!」
チュ…
谷口「///」
キョン「…俺は、お前がいい」
谷口「な、なんで…?」
キョン「知るか、俺だってなんで今こんなことしたのか、わかんねえ」
谷口「なんじゃそりゃあ!?」
キョン「でも、お前に惹かれてるってことは、わかる」
谷口「! …キョン」
433: 2009/09/25(金) 03:00:39.47 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「俺は、お前と一緒にいたい」
谷口「///」
キョン「だから、頼む……」
谷口「う…うぅ…」(グスッ)
キョン「! 谷口!?」
谷口「キョンなんかに…泣かされるなんてぇ…」
キョン「お、俺、何か悪いことしたか!?」
谷口「わ、悪い!? 嬉し泣きしちゃ…」
キョン「た…谷口…お前…」
キョン(可愛すぎるだろ!)
谷口「///」
キョン「だから、頼む……」
谷口「う…うぅ…」(グスッ)
キョン「! 谷口!?」
谷口「キョンなんかに…泣かされるなんてぇ…」
キョン「お、俺、何か悪いことしたか!?」
谷口「わ、悪い!? 嬉し泣きしちゃ…」
キョン「た…谷口…お前…」
キョン(可愛すぎるだろ!)
434: 2009/09/25(金) 03:02:58.29 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「これでも、ハルヒと仲良くなって欲しいのか?」
谷口「えっ…」
キョン「どうなんだ? 谷口…」
谷口「いぢわる…」
キョン「俺は、谷口ともっと、仲良くなりたい」
谷口「…キョン」
キョン「だから、これからもよろしくな」
谷口「…うん」
谷口「えっ…」
キョン「どうなんだ? 谷口…」
谷口「いぢわる…」
キョン「俺は、谷口ともっと、仲良くなりたい」
谷口「…キョン」
キョン「だから、これからもよろしくな」
谷口「…うん」
436: 2009/09/25(金) 03:07:22.20 ID:Dpnj1Q1Y0
国木田「…そろそろ、いいかなぁ?」
キョン&谷口「あっ///」
国木田「ふぅ、やっと谷口も報われたね」
谷口「な…どういうことよ!」
国木田「だって、四月のころからずっとずっと、キョンに近づくにはどうすればいいかとか、よく聞いてきたじゃないか」
キョン「そ、そうなのか…?」
谷口「うわぁぁぁ!! 国木田! 言っちゃだめぇ!」
国木田「ふふ、お幸せに♪ キョン、谷口♪」
キョン&谷口「あっ///」
国木田「ふぅ、やっと谷口も報われたね」
谷口「な…どういうことよ!」
国木田「だって、四月のころからずっとずっと、キョンに近づくにはどうすればいいかとか、よく聞いてきたじゃないか」
キョン「そ、そうなのか…?」
谷口「うわぁぁぁ!! 国木田! 言っちゃだめぇ!」
国木田「ふふ、お幸せに♪ キョン、谷口♪」
437: 2009/09/25(金) 03:10:25.20 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「お、おお。ありがとう」
谷口(くぅ…国木田…許さないからねぇ!)
キョン(こうして、俺と谷口は結ばれたわけだが…)
これでいいのだろうか…?
なにか、重要なことを忘れている気がする…。
まあ、それはまた別の話…。
END
谷口(くぅ…国木田…許さないからねぇ!)
キョン(こうして、俺と谷口は結ばれたわけだが…)
これでいいのだろうか…?
なにか、重要なことを忘れている気がする…。
まあ、それはまた別の話…。
END
438: 2009/09/25(金) 03:13:39.39 ID:Dpnj1Q1Y0
えー、女谷口SS終了です。
いやーやっぱりにょくにのように伸びませんねぇ…。失敗だったかな?
谷口は見た目があれですから、あんまり女谷口は想像しづらかったってこともありますよねぇ。
しかも性格ハルヒwww
昔書いたにょくにスレをみて下さっていた方もいて、とても嬉しく思います。
誹謗中傷、質問、意味不明な点があればどうかご質問ください。
では。
いやーやっぱりにょくにのように伸びませんねぇ…。失敗だったかな?
谷口は見た目があれですから、あんまり女谷口は想像しづらかったってこともありますよねぇ。
しかも性格ハルヒwww
昔書いたにょくにスレをみて下さっていた方もいて、とても嬉しく思います。
誹謗中傷、質問、意味不明な点があればどうかご質問ください。
では。
439: 2009/09/25(金) 03:14:43.06 ID:jOzD+a6U0
乙
448: 2009/09/25(金) 03:48:04.80 ID:Dpnj1Q1Y0
>>447
>>437の、
>これでいいのだろうか…?
>なにか、重要なことを忘れている気がする…。
>まあ、それはまた別の話…。
ここに、ハルヒのことをあらわしています。
もし、明日まで残ってれば、書きたいと思います。
…残るわけないのに、期待する自分って…
>>437の、
>これでいいのだろうか…?
>なにか、重要なことを忘れている気がする…。
>まあ、それはまた別の話…。
ここに、ハルヒのことをあらわしています。
もし、明日まで残ってれば、書きたいと思います。
…残るわけないのに、期待する自分って…
487: 2009/09/25(金) 20:51:30.04 ID:Dpnj1Q1Y0
保守ありがとうございます。
そろそろ書いて行きたいと思います。
そろそろ書いて行きたいと思います。
490: 2009/09/25(金) 21:00:03.56 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口が女になったわけだが…。
別に変わったことはなく、逆に幸せになってしまったかもしれない。
俺はSOS団に戻れずすこしだけ、心に穴ができた。
でも、谷口がいてくればいいと、思っちまう自分がいるのも確かである。
これで本当にいいのかは、まだ確かじゃないけどな。
キョン「谷口、逆ナンばっかりするなよ」後日談 開始
別に変わったことはなく、逆に幸せになってしまったかもしれない。
俺はSOS団に戻れずすこしだけ、心に穴ができた。
でも、谷口がいてくればいいと、思っちまう自分がいるのも確かである。
これで本当にいいのかは、まだ確かじゃないけどな。
キョン「谷口、逆ナンばっかりするなよ」後日談 開始
491: 2009/09/25(金) 21:03:20.18 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口に告白された、次の日である。
谷口「キョン!」
キョン「なんだ?」
谷口「あの、ほら…これ」
キョン「? 弁当?」
谷口「作ったから…食べなさいよ」
キョン「おお、ありがとう」
谷口「感謝されるほど、たいしたもんじゃないわ」
キョン「昼食が楽しみになったぜ」
谷口「/// ふん」
まあ、谷口が俺の彼女なわけである。
谷口「キョン!」
キョン「なんだ?」
谷口「あの、ほら…これ」
キョン「? 弁当?」
谷口「作ったから…食べなさいよ」
キョン「おお、ありがとう」
谷口「感謝されるほど、たいしたもんじゃないわ」
キョン「昼食が楽しみになったぜ」
谷口「/// ふん」
まあ、谷口が俺の彼女なわけである。
492: 2009/09/25(金) 21:05:27.48 ID:Dpnj1Q1Y0
>>489
保守をとても長い間やっていただいていたみたいで、とてもありがたいです。
確かに、ここまで保守させておいて来なかったらワロスですねw
保守をとても長い間やっていただいていたみたいで、とてもありがたいです。
確かに、ここまで保守させておいて来なかったらワロスですねw
493: 2009/09/25(金) 21:09:49.56 ID:Dpnj1Q1Y0
谷口「美味しくなかったら返しなさいよ?」
キョン「なんで?」
谷口「…あんたには、美味しいもん食べてもらいたいから」
キョン「/// おう」
谷口「なんで顔赤くなってるのよ…///」
キョン「お、おまえこそ」
谷口「わ、わたしのは発情しただけよ」
キョン「もっと危ない気がするんだが…?」
谷口「いちいち突っ込まないでよ!」
キョン「す、すまん」
キョン「なんで?」
谷口「…あんたには、美味しいもん食べてもらいたいから」
キョン「/// おう」
谷口「なんで顔赤くなってるのよ…///」
キョン「お、おまえこそ」
谷口「わ、わたしのは発情しただけよ」
キョン「もっと危ない気がするんだが…?」
谷口「いちいち突っ込まないでよ!」
キョン「す、すまん」
495: 2009/09/25(金) 21:21:52.19 ID:Dpnj1Q1Y0
俺の席でこんな会話をしているのだが。
俺は、後ろに視線を送る。
涼宮ハルヒは、いなかった。
谷口「? どうしたのよ」
キョン「いや、なんでもない」
谷口「そう? あ、先に言っとくけど」
谷口「卵焼き、ちょっと失敗しちゃった」
キョン「そうか」
ハルヒは、昨日から、会話をしていない。
無理もない、あいつから、接触を拒否してるわけだから。
谷口「で、あんたはいつ涼宮と縒りを戻すの?」
キョン「戻して欲しいのか?」
谷口「なんだか、許せないのよ。このままの状態が」
俺は、後ろに視線を送る。
涼宮ハルヒは、いなかった。
谷口「? どうしたのよ」
キョン「いや、なんでもない」
谷口「そう? あ、先に言っとくけど」
谷口「卵焼き、ちょっと失敗しちゃった」
キョン「そうか」
ハルヒは、昨日から、会話をしていない。
無理もない、あいつから、接触を拒否してるわけだから。
谷口「で、あんたはいつ涼宮と縒りを戻すの?」
キョン「戻して欲しいのか?」
谷口「なんだか、許せないのよ。このままの状態が」
497: 2009/09/25(金) 21:33:21.24 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「まあ、確かに居心地がいいもんではないな」
谷口「今日、涼宮の家に行ってあげなさいよ」
キョン「えっ」
谷口「いやなの?」
キョン「というか、知らん」
谷口「うそ! 知らないの!?」
キョン「数ヶ月一緒にいたが、俺は長門の家しか知らん」
谷口「じゃあ、電話して会いなさい」
キョン「そこまでしなくても…」
谷口「学校来てないんだから、それ以外に会えないでしょ?」
キョン「まあ、そうだな」
谷口「今日、涼宮の家に行ってあげなさいよ」
キョン「えっ」
谷口「いやなの?」
キョン「というか、知らん」
谷口「うそ! 知らないの!?」
キョン「数ヶ月一緒にいたが、俺は長門の家しか知らん」
谷口「じゃあ、電話して会いなさい」
キョン「そこまでしなくても…」
谷口「学校来てないんだから、それ以外に会えないでしょ?」
キョン「まあ、そうだな」
499: 2009/09/25(金) 21:51:20.13 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「…」
しかし、それもできないことに気づく。
あいつは、きっと俺を拒否する。
電話番号も、メールアドレスも…全部、消して―――――。
まだ、消してないけれど。
かかるのだろうか。
ピッピッ
キョン「…」
prrrr prrrr
キョン「…」
しかし、それもできないことに気づく。
あいつは、きっと俺を拒否する。
電話番号も、メールアドレスも…全部、消して―――――。
まだ、消してないけれど。
かかるのだろうか。
ピッピッ
キョン「…」
prrrr prrrr
キョン「…」
500: 2009/09/25(金) 22:07:23.29 ID:Dpnj1Q1Y0
ハルヒ「はい」
!
繋がったか。
キョン「俺だ」
ハルヒ「…」
キョン「あの、さ」
ハルヒ「どなたですか?」
キョン「えっ」
ハルヒ「間違えてますよ」
キョン「ちょっ」
プツッ
!
繋がったか。
キョン「俺だ」
ハルヒ「…」
キョン「あの、さ」
ハルヒ「どなたですか?」
キョン「えっ」
ハルヒ「間違えてますよ」
キョン「ちょっ」
プツッ
502: 2009/09/25(金) 22:16:15.51 ID:Dpnj1Q1Y0
確認してみたが、涼宮ハルヒで間違いない。
キョン「…あいつ」
まさか、わざとか?
ハルヒ「…」
キョン「おい、俺だ、キョンだ」
プツッ
キョン「…くそっ」
キョン「…あいつ」
まさか、わざとか?
ハルヒ「…」
キョン「おい、俺だ、キョンだ」
プツッ
キョン「…くそっ」
506: 2009/09/25(金) 22:24:21.68 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「…」
ハルヒ…。
谷口「…どうだった?」
キョン「全然ダメだ。切られちまった」
谷口「…そっか」
キョン「谷口は、知らないのか?」
谷口「えっ」
キョン「同じ中学で、ずっと同じクラスだから」
谷口「ご、ごめん。知らない」
キョン「そうか…」
ハルヒ…。
谷口「…どうだった?」
キョン「全然ダメだ。切られちまった」
谷口「…そっか」
キョン「谷口は、知らないのか?」
谷口「えっ」
キョン「同じ中学で、ずっと同じクラスだから」
谷口「ご、ごめん。知らない」
キョン「そうか…」
507: 2009/09/25(金) 22:31:00.52 ID:Dpnj1Q1Y0
あまり、使いたくなかったが、しょうがない。
キョン「よう、古泉」
古泉「おや、どうも」
キョン「ハルヒがいなくてもちゃんと来てるんだな」
古泉「ふふっ…涼宮さんならきっと、ケロッとした顔で戻ってきますよ」
キョン(…)
そう思えない。あいつは何か、きっかけがないと全然立ち直れないんだ。
古泉「…あなたが来たということは、何か、あるんですね」
キョン「…ハルヒの家を、教えてくれ」
古泉「…涼宮さんの個人情報を僕が、あなたに?」
キョン「黙って教えろ」
古泉「わかりました。ですが…」
キョン「よう、古泉」
古泉「おや、どうも」
キョン「ハルヒがいなくてもちゃんと来てるんだな」
古泉「ふふっ…涼宮さんならきっと、ケロッとした顔で戻ってきますよ」
キョン(…)
そう思えない。あいつは何か、きっかけがないと全然立ち直れないんだ。
古泉「…あなたが来たということは、何か、あるんですね」
キョン「…ハルヒの家を、教えてくれ」
古泉「…涼宮さんの個人情報を僕が、あなたに?」
キョン「黙って教えろ」
古泉「わかりました。ですが…」
508: 2009/09/25(金) 22:38:31.11 ID:Dpnj1Q1Y0
古泉「彼女を、傷つけないでください」
キョン「…わかった」
そんなこと、する気はない。
キョン「ありがとよ」
古泉「いえいえ…。この行動が、吉と出るか、凶と出るか…」
古泉「あなたに、かかっているだけなので」
キョン「…おう」
キョン「…わかった」
そんなこと、する気はない。
キョン「ありがとよ」
古泉「いえいえ…。この行動が、吉と出るか、凶と出るか…」
古泉「あなたに、かかっているだけなので」
キョン「…おう」
509: 2009/09/25(金) 22:50:36.47 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン(…ここか)
俺の家よりも、少し大きい一軒家。
キョン「…」
ピンポーン
ハルヒ「はい?」
これは確認しなくてもわかる。ハルヒの声だ。
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「なんで、学校に来ないんだ?」
ハルヒ「すいません、よく言ってることがわからないんですが…」
キョン「…ふざけるなよ」
このとき、俺は無意識に言葉を漏らしていた。
ハルヒ「…」
俺の家よりも、少し大きい一軒家。
キョン「…」
ピンポーン
ハルヒ「はい?」
これは確認しなくてもわかる。ハルヒの声だ。
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「…」
キョン「なんで、学校に来ないんだ?」
ハルヒ「すいません、よく言ってることがわからないんですが…」
キョン「…ふざけるなよ」
このとき、俺は無意識に言葉を漏らしていた。
ハルヒ「…」
515: 2009/09/25(金) 23:17:55.41 ID:Dpnj1Q1Y0
ハルヒ「ほっといてよ…」
キョン「ほっとけるかよ」
キョン「俺だって、SOS団の一員なんだぞ」
ハルヒ「…わかったわ」
キョン「…」
ハルヒが外に出てきた。
ハルヒ「入って」
キョン「おう」
キョン「ほっとけるかよ」
キョン「俺だって、SOS団の一員なんだぞ」
ハルヒ「…わかったわ」
キョン「…」
ハルヒが外に出てきた。
ハルヒ「入って」
キョン「おう」
516: 2009/09/25(金) 23:36:12.60 ID:Dpnj1Q1Y0
キョン「…」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ、今日はどうして、学校に来なかったんだ?」
ハルヒ「…あんたに会いたくなかったから」
キョン「…」
ハルヒ「でも、会いたくなかったけど、会いたかった」
キョン「え?」
ハルヒ「電話で声が聞けて、嬉しかった」
ハルヒ「それに、こうやって私に会いに来てくれたのも、嬉しいわ」
キョン(…照れくさいな)
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ、今日はどうして、学校に来なかったんだ?」
ハルヒ「…あんたに会いたくなかったから」
キョン「…」
ハルヒ「でも、会いたくなかったけど、会いたかった」
キョン「え?」
ハルヒ「電話で声が聞けて、嬉しかった」
ハルヒ「それに、こうやって私に会いに来てくれたのも、嬉しいわ」
キョン(…照れくさいな)
517: 2009/09/25(金) 23:44:34.76 ID:Dpnj1Q1Y0
ハルヒ「でも…」
ハルヒ「私はあんたと、いちゃいけない」
キョン「なんで?」
ハルヒ「私、実は…」
キョン「谷口のことか」
ハルヒ「…知ってたの?」
キョン「ああ」
ハルヒ「私もあんまり覚えてないんだけど…」
ハルヒ「谷口を、頃しかけてた」
キョン「…」
ハルヒ「私はあんたと、いちゃいけない」
キョン「なんで?」
ハルヒ「私、実は…」
キョン「谷口のことか」
ハルヒ「…知ってたの?」
キョン「ああ」
ハルヒ「私もあんまり覚えてないんだけど…」
ハルヒ「谷口を、頃しかけてた」
キョン「…」
520: 2009/09/25(金) 23:52:46.81 ID:Dpnj1Q1Y0
>>519
この二人を分けるの難しいッス…
なんで谷口をツンデレにしてしまったのだろう…
この二人を分けるの難しいッス…
なんで谷口をツンデレにしてしまったのだろう…
521: 2009/09/25(金) 23:59:04.85 ID:Dpnj1Q1Y0
ハルヒ「なんでかわかる?」
キョン「さあな」
ハルヒ「…あんたが好きだからよ」
キョン「…」
ずるいぜ、ハルヒ。
そんなこと言ったら、なにも言えなくなっちまう。
キョン「…そうか」
ハルヒ「谷口があんたにくっついたのが、相当ストレスになってた」
キョン「…」
ハルヒ「…でも、なんであんなことしたのか…わかんないわ」
キョン「さあな」
ハルヒ「…あんたが好きだからよ」
キョン「…」
ずるいぜ、ハルヒ。
そんなこと言ったら、なにも言えなくなっちまう。
キョン「…そうか」
ハルヒ「谷口があんたにくっついたのが、相当ストレスになってた」
キョン「…」
ハルヒ「…でも、なんであんなことしたのか…わかんないわ」
523: 2009/09/26(土) 00:02:40.59 ID:Wqp4XQII0
キョン「ハルヒ…」
ハルヒ「あんたは、谷口と付き合うんでしょう?」
キョン「…」
ハルヒ「私は諦めるから、あんたは幸せを満喫しなさい」
キョン「…俺は、どうすればいい?」
ハルヒ「え?」
キョン「俺は、どうすれば、お前を笑顔にできる?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「ここに来てくれただけで、私は満足よ」
キョン「そんなはずない」
ハルヒ「…キョン」
俺は谷口が好きだ。
でも、ハルヒはSOS団の団長として、元気でいて欲しい。
それに、このままじゃまた、あのなんちゃら空間が出ちまう…。
ハルヒ「あんたは、谷口と付き合うんでしょう?」
キョン「…」
ハルヒ「私は諦めるから、あんたは幸せを満喫しなさい」
キョン「…俺は、どうすればいい?」
ハルヒ「え?」
キョン「俺は、どうすれば、お前を笑顔にできる?」
ハルヒ「…」
ハルヒ「ここに来てくれただけで、私は満足よ」
キョン「そんなはずない」
ハルヒ「…キョン」
俺は谷口が好きだ。
でも、ハルヒはSOS団の団長として、元気でいて欲しい。
それに、このままじゃまた、あのなんちゃら空間が出ちまう…。
524: 2009/09/26(土) 00:09:16.28 ID:Wqp4XQII0
ハルヒ「あんたはそんなんだから、傷つけるのよ!」
ハルヒ「好きな子を幸せにするのが、男でしょ?」
キョン「しかし…」
ハルヒ「私は、好きな人ができたの!」
キョン「! 誰だ?」
ハルヒ「…………古泉…くん?」
…嘘だ。
ハルヒ「好きな子を幸せにするのが、男でしょ?」
キョン「しかし…」
ハルヒ「私は、好きな人ができたの!」
キョン「! 誰だ?」
ハルヒ「…………古泉…くん?」
…嘘だ。
526: 2009/09/26(土) 00:16:57.43 ID:Wqp4XQII0
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「何よ…?」
キョン「好きだ」
ハルヒ「は、はぁ!?」
キョン「好きだと言ってるんだ」
ハルヒ「あ、あんた、谷口は…?」
谷口は元は男だ。
治す方法だって、絶対ある。
…あのとてつもなく可愛い谷口を失うのは悲しいが…。
元に戻れば、全て元通りだ。
キョン「谷口のことは、確かに、好きだ」
ハルヒ「なら…」
キョン「でもな、俺は…お前に笑っていて欲しい」
ハルヒ「…キョン」
ハルヒ「何よ…?」
キョン「好きだ」
ハルヒ「は、はぁ!?」
キョン「好きだと言ってるんだ」
ハルヒ「あ、あんた、谷口は…?」
谷口は元は男だ。
治す方法だって、絶対ある。
…あのとてつもなく可愛い谷口を失うのは悲しいが…。
元に戻れば、全て元通りだ。
キョン「谷口のことは、確かに、好きだ」
ハルヒ「なら…」
キョン「でもな、俺は…お前に笑っていて欲しい」
ハルヒ「…キョン」
530: 2009/09/26(土) 00:21:51.39 ID:Wqp4XQII0
ハルヒ「最低ね」
キョン「…わかってる」
ハルヒ「あーきもちわるい、キョン、最低すぎるわ」
キョン「…」
ハルヒ「私はなんでこんな男好きになったのかしら」
キョン「…帰るわ」
ハルヒ「もうあんたの顔なんてみたくないわ。明日からちゃんと学校にも行くし、普通に接するわ」
キョン「わかった。…じゃあな」
ハルヒ「はいはい、バイバイ」
ハルヒ「…」
ハルヒ「これで、いいのよね…」
ハルヒ「うん! いいに決まってる…」
キョン「…わかってる」
ハルヒ「あーきもちわるい、キョン、最低すぎるわ」
キョン「…」
ハルヒ「私はなんでこんな男好きになったのかしら」
キョン「…帰るわ」
ハルヒ「もうあんたの顔なんてみたくないわ。明日からちゃんと学校にも行くし、普通に接するわ」
キョン「わかった。…じゃあな」
ハルヒ「はいはい、バイバイ」
ハルヒ「…」
ハルヒ「これで、いいのよね…」
ハルヒ「うん! いいに決まってる…」
532: 2009/09/26(土) 00:42:06.16 ID:Wqp4XQII0
表面上、よくなったが…。
谷口、お前を男に戻すことにした。
しかし、どうすればいいんだ?
ハルヒはどうせ谷口は前から女だと思っていただろうし…。
あいつらに頼むほかないが…。
朝比奈さん? 無理だ、過去の記憶すらすべて女なんだから。
古泉? 無理。
長門? …ぐらいしか頼みようがないか。
谷口、お前を男に戻すことにした。
しかし、どうすればいいんだ?
ハルヒはどうせ谷口は前から女だと思っていただろうし…。
あいつらに頼むほかないが…。
朝比奈さん? 無理だ、過去の記憶すらすべて女なんだから。
古泉? 無理。
長門? …ぐらいしか頼みようがないか。
533: 2009/09/26(土) 01:01:31.41 ID:Wqp4XQII0
長門「…」
キョン「もしもし、長門か?」
長門「…」
キョン「頼みがあるんだ」
長門「…」
キョン「今から家に行っていいか?」
長門「…かまわない」
キョン「もしもし、長門か?」
長門「…」
キョン「頼みがあるんだ」
長門「…」
キョン「今から家に行っていいか?」
長門「…かまわない」
534: 2009/09/26(土) 01:04:01.93 ID:Wqp4XQII0
キョン「すまんな、急に来て」
長門「…いい」
キョン「それで、谷口のことなんだが…」
長門「なに?」
キョン「どうすれば治すことができる?」
長門「あなたが性別を変換する」
キョン「…は?」
長門「…いい」
キョン「それで、谷口のことなんだが…」
長門「なに?」
キョン「どうすれば治すことができる?」
長門「あなたが性別を変換する」
キョン「…は?」
535: 2009/09/26(土) 01:06:54.26 ID:Wqp4XQII0
キョン「どういうことだ?」
長門「あなたが性別を変換しないといけない」
キョン「な、なんで?」
長門「古泉一樹によって、谷口の性別パーツをロックされている」
キョン「古泉が!?」
長門「そう。古泉一樹が上手く涼宮ハルヒを誘導した結果、治すことができない」
キョン「…俺は、女になってどうすればいいんだ?」
長門「簡単、古泉一樹と付き合う」
キョン「…それ、簡単か?」
長門「あなたが性別を変換しないといけない」
キョン「な、なんで?」
長門「古泉一樹によって、谷口の性別パーツをロックされている」
キョン「古泉が!?」
長門「そう。古泉一樹が上手く涼宮ハルヒを誘導した結果、治すことができない」
キョン「…俺は、女になってどうすればいいんだ?」
長門「簡単、古泉一樹と付き合う」
キョン「…それ、簡単か?」
536: 2009/09/26(土) 01:11:04.40 ID:Wqp4XQII0
長門「…」
キョン「悪いんだが、聞いていてまったく簡単だとは思えないんだが…」
長門「あなたなら、大丈夫」
キョン「…そんなもんか?」
長門「大丈夫、あなたならいつでも治せるから」
キョン「そうか…」
長門「やる気がないのなら…違う方法もある」
キョン「どうする?」
キョン「俺は…」
>>540
する
しない
キョン「悪いんだが、聞いていてまったく簡単だとは思えないんだが…」
長門「あなたなら、大丈夫」
キョン「…そんなもんか?」
長門「大丈夫、あなたならいつでも治せるから」
キョン「そうか…」
長門「やる気がないのなら…違う方法もある」
キョン「どうする?」
キョン「俺は…」
>>540
する
しない
540: 2009/09/26(土) 01:13:17.51 ID:XXbOE44r0
しない
543: 2009/09/26(土) 01:17:17.73 ID:Wqp4XQII0
キョン「いや、やめとく」
長門「そう」
キョン「ほかの方法ってなんだ?」
長門「…あなたが涼宮ハルヒを説得する」
キョン「どちらにしても、難易度は高いわけか…」
長門「どうする? 最終決定を」
キョン「じゃあ、俺は…」
>>550
古泉を(恋愛的な意味で)攻撃する
ハルヒを説得する
長門「そう」
キョン「ほかの方法ってなんだ?」
長門「…あなたが涼宮ハルヒを説得する」
キョン「どちらにしても、難易度は高いわけか…」
長門「どうする? 最終決定を」
キョン「じゃあ、俺は…」
>>550
古泉を(恋愛的な意味で)攻撃する
ハルヒを説得する
552: 2009/09/26(土) 01:27:44.78 ID:Wqp4XQII0
>>555
どちらかでない場合はさらに再安価+5
どちらかでない場合はさらに再安価+5
556: 2009/09/26(土) 01:33:19.49 ID:Wqp4XQII0
キョン「ハルヒを説得する」
長門「わかった」
長門「私もできる限りサポートする」
キョン「ありがとう、長門」
長門「…」
キョン「さて、明日から、頑張ろう!」
長門「わかった」
長門「私もできる限りサポートする」
キョン「ありがとう、長門」
長門「…」
キョン「さて、明日から、頑張ろう!」
559: 2009/09/26(土) 01:56:01.82 ID:Wqp4XQII0
次の日
キョン「おっす、ハルヒ」
ハルヒ「…おはよ」
キョン「昨日はその…なんだ」
ハルヒ「最低限の会話以外は受け付けないわ」
キョン「…すまん」
キョン「おっす、ハルヒ」
ハルヒ「…おはよ」
キョン「昨日はその…なんだ」
ハルヒ「最低限の会話以外は受け付けないわ」
キョン「…すまん」
560: 2009/09/26(土) 02:00:17.47 ID:Wqp4XQII0
谷口「やっほー! キョン」
キョン「おう、谷口」
ハルヒ「おはよ、谷口」
谷口「あ、お、おはよ、涼宮」
キョン(なんだとぉ!?)
キョン(なぜハルヒが谷口に挨拶を…!?)
谷口(///)
キョン「おう、谷口」
ハルヒ「おはよ、谷口」
谷口「あ、お、おはよ、涼宮」
キョン(なんだとぉ!?)
キョン(なぜハルヒが谷口に挨拶を…!?)
谷口(///)
562: 2009/09/26(土) 02:10:17.48 ID:Wqp4XQII0
キョン(なぜ顔を赤らめる、谷口!)
谷口「…なによ、そんなに睨んで」
キョン「いや、なんでもないが…」
キョン(しかし、それよりも、ハルヒと会話ができんぞ…)
ハルヒ「…」
キョン「なあ、ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今日は、部室で活動か?」
ハルヒ「そこ以外でしたことがないでしょうが。あんた馬鹿?」
谷口「…なによ、そんなに睨んで」
キョン「いや、なんでもないが…」
キョン(しかし、それよりも、ハルヒと会話ができんぞ…)
ハルヒ「…」
キョン「なあ、ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「今日は、部室で活動か?」
ハルヒ「そこ以外でしたことがないでしょうが。あんた馬鹿?」
563: 2009/09/26(土) 02:14:21.53 ID:Wqp4XQII0
キョン「す、すまん」
キョン(ここまで怒られるとは…)
ハルヒ「…」
キョン「…」
谷口「ねえキョン」
キョン「ん?」
谷口「ちょっと来て」
キョン「おう」
キョン(ここまで怒られるとは…)
ハルヒ「…」
キョン「…」
谷口「ねえキョン」
キョン「ん?」
谷口「ちょっと来て」
キョン「おう」
565: 2009/09/26(土) 02:20:05.86 ID:Wqp4XQII0
谷口「涼宮のことなんだけど…」
キョン「ああ、あのあとちゃんと話をして、仲直りしたぞ」
谷口「…違うわよ」
キョン「ん? なんだ」
谷口「涼宮って…あんなに可愛かったっけ!?」
キョン(おいおい、谷口、お前は女だぞ?)
キョン「ああ、あのあとちゃんと話をして、仲直りしたぞ」
谷口「…違うわよ」
キョン「ん? なんだ」
谷口「涼宮って…あんなに可愛かったっけ!?」
キョン(おいおい、谷口、お前は女だぞ?)
566: 2009/09/26(土) 02:25:01.97 ID:Wqp4XQII0
キョン「俺というものがありながら…」
谷口「うるさいわよ! なんだか変…」
キョン「もとからだろ」
谷口「ちゃんと聞きなさいよ」
谷口「涼宮をみてると…ドキドキするの…」
キョン(なんで、今頃レOに目覚めてるんだよ)
谷口「うるさいわよ! なんだか変…」
キョン「もとからだろ」
谷口「ちゃんと聞きなさいよ」
谷口「涼宮をみてると…ドキドキするの…」
キョン(なんで、今頃レOに目覚めてるんだよ)
567: 2009/09/26(土) 02:32:50.94 ID:Wqp4XQII0
谷口「どうしよう、私…」
キョン「俺を見てくれ、谷口」
谷口「う、うん」
キョン「…」
谷口「…な、なによ…」
キョン「よし、異常なし」
谷口「ど、どういうことよ!?」
キョン「俺を見てくれ、谷口」
谷口「う、うん」
キョン「…」
谷口「…な、なによ…」
キョン「よし、異常なし」
谷口「ど、どういうことよ!?」
568: 2009/09/26(土) 02:40:16.75 ID:Wqp4XQII0
サーセン…明日早いんでここで氏にます…。
保守はしてもしなくても結構です。
では…。
本当にすいません
保守はしてもしなくても結構です。
では…。
本当にすいません
571: 2009/09/26(土) 02:54:19.71 ID:GWp0lSLA0
乙
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